「木曾義仲」研究進展の機運
No.7093
昨日の基礎演習Ⅰは曇り空の下ではありましたが、大学周辺の史跡見学を決行。積翠園で、武田病院の受付の方から全員に絵はがきを頂いたり、方広寺の釣鐘を修学旅行の中学生と一緒に見学したり、観光客の方に集合写真の撮影をお願いしたり・・・楽しく過ごすことが出来ました。
今年の一回生は、今までとちょっと違った雰囲気です。もちろん、ある側面からのプラス評価です。
『吾妻鏡』の講読会は、前回から参加の立命館大学の松井君(桃崎先生の御指導を受けておられます)も参加。時頼の出家のあたりまで読み進んでおります。書き忘れたので、ここに記しておきますが、前回読んだところの「競馬」の話は武士論研究に重要。誰か論文にしませんか?
Ⅴ講時の基礎・教養科目は、教室にたどり着くまでに疲れ果ててしまいましたが、授業終了後に沢山の学生さんが質問に来られたので、手応えを感じることができました。
しかし、口は回らず、大きなすっきりした声は出ず、本当に耄碌したものです。
用意した資料はちょっと余った程度でした。
☆ 長野県立蟻ヶ崎高校の村石正行先生より、御高論「治承・寿永の内乱における木曾義仲・信濃武士と地域間ネットワーク」(『長野県立歴史観研究紀要』16)を御恵送頂きました。
近年の武士論の成果を踏まえた、歴史学サイドからの木曾義仲研究の画期的な成果だと思います。
先般、当方の研究会でも長村祥知君が、主に上洛後の義仲の行動を記録に基づいて綿密に検討した成果を発表され、『平家物語』とはかなり異なった義仲像をが示されて驚いたことがあります。村石先生の御高論と合わせて、長村君の研究が論文として公表されれば、治承・寿永内乱の理解は従来とはまた相当異なった様相を呈するものになると思います。国文学の『平家物語』研究にも大きな衝撃を与えることは間違いありません。
ちなみに、長野県では積極的に木曾義仲を主人公とした大河ドラマの実現を働きかけているとのことです。
村石先生にあつく御礼を申し上げます。
☆ 東北福祉大学の岡田清一先生より、御高論「近世のなかに発見された中世-中世標葉氏の基礎的研究-」(『東北福祉大学研究紀要』34)・同「相馬義胤の文書と花押再考」(『南相馬市博物館研究紀要』12)、また、岡田先生の御高論「「まちづくり」の理念と課題~川西町を事例として~」の収録された『平成21年度 岡田ゼミナール研究年報 山形県川西町調査報告書(Ⅱ)-地域研究の方法と課題-』(東北福祉大学41番研究室)を御恵送頂きました。
岡田先生にあつく御礼を申し上げます。
☆ 鹿児島県立武岡台高校の林匡先生より、御高論「薩摩藩の法令と文書管理-島津吉貴藩政期を中心に-」(『鹿児島史学』55)を御恵送頂きました。
林先生にあつく御礼を申し上げます。
☆ 立命館大学の桃崎有一郎先生より、御高論「初期室町幕府の執政と「武家探題」鎌倉殿の成立」(『古文書研究』68)および御共著の「綱光公記-文永三年・四年暦記-」(『東京大学史料編纂所研究紀要』20)等を御恵送頂きました。
桃崎先生にあつく御礼を申し上げます。
今年の一回生は、今までとちょっと違った雰囲気です。もちろん、ある側面からのプラス評価です。
『吾妻鏡』の講読会は、前回から参加の立命館大学の松井君(桃崎先生の御指導を受けておられます)も参加。時頼の出家のあたりまで読み進んでおります。書き忘れたので、ここに記しておきますが、前回読んだところの「競馬」の話は武士論研究に重要。誰か論文にしませんか?
Ⅴ講時の基礎・教養科目は、教室にたどり着くまでに疲れ果ててしまいましたが、授業終了後に沢山の学生さんが質問に来られたので、手応えを感じることができました。
しかし、口は回らず、大きなすっきりした声は出ず、本当に耄碌したものです。
用意した資料はちょっと余った程度でした。
☆ 長野県立蟻ヶ崎高校の村石正行先生より、御高論「治承・寿永の内乱における木曾義仲・信濃武士と地域間ネットワーク」(『長野県立歴史観研究紀要』16)を御恵送頂きました。
近年の武士論の成果を踏まえた、歴史学サイドからの木曾義仲研究の画期的な成果だと思います。
先般、当方の研究会でも長村祥知君が、主に上洛後の義仲の行動を記録に基づいて綿密に検討した成果を発表され、『平家物語』とはかなり異なった義仲像をが示されて驚いたことがあります。村石先生の御高論と合わせて、長村君の研究が論文として公表されれば、治承・寿永内乱の理解は従来とはまた相当異なった様相を呈するものになると思います。国文学の『平家物語』研究にも大きな衝撃を与えることは間違いありません。
ちなみに、長野県では積極的に木曾義仲を主人公とした大河ドラマの実現を働きかけているとのことです。
村石先生にあつく御礼を申し上げます。
☆ 東北福祉大学の岡田清一先生より、御高論「近世のなかに発見された中世-中世標葉氏の基礎的研究-」(『東北福祉大学研究紀要』34)・同「相馬義胤の文書と花押再考」(『南相馬市博物館研究紀要』12)、また、岡田先生の御高論「「まちづくり」の理念と課題~川西町を事例として~」の収録された『平成21年度 岡田ゼミナール研究年報 山形県川西町調査報告書(Ⅱ)-地域研究の方法と課題-』(東北福祉大学41番研究室)を御恵送頂きました。
岡田先生にあつく御礼を申し上げます。
☆ 鹿児島県立武岡台高校の林匡先生より、御高論「薩摩藩の法令と文書管理-島津吉貴藩政期を中心に-」(『鹿児島史学』55)を御恵送頂きました。
林先生にあつく御礼を申し上げます。
☆ 立命館大学の桃崎有一郎先生より、御高論「初期室町幕府の執政と「武家探題」鎌倉殿の成立」(『古文書研究』68)および御共著の「綱光公記-文永三年・四年暦記-」(『東京大学史料編纂所研究紀要』20)等を御恵送頂きました。
桃崎先生にあつく御礼を申し上げます。