建築史に興味のある高校生の皆さんへ

No.6778

 こんな機会は滅多にないので、ご紹介致します。
 京都女子大学で企画している「ひらめき☆ときめきサイエンス」の一環として、東山の古寺をめぐり(拝観料無料)、そのあとで講義が聴けるというイベントが以下の要領で開催されます。

 「日本建築の謎を読み解く 東山の古寺 清水寺・三十三間堂・妙法院の謎を読み解く」
 
 日時:平成21年8月1日(土) 9:30~15:15
 集合場所:京都女子大学B校舎(B418実習室)
 担当:川本 重雄(かわもと しげお)家政学部・教授
 対象:高校生(男・女)
 定員:40名(申し込み多数の場合は抽選)
 申込締切:平成21年7月24日(金)
 詳細・申込は京都女子大学HPにて
 http://www.kyoto-wu.ac.jp/chiikikoryu/hirameki/index2.html

 川本先生は、言わずと知れた寝殿造研究の第一人者(第8回 紫式部学術賞受賞)。
 その先生の御案内で東山の古寺を巡り、お話が聴ける、さらには、研究室も開放して下さるという。しかも、拝観料不要・参加費無料・・・というのは、夢のごとし!!
 高校生が羨ましくなる企画です。

 高校の先生をされている鈴木御夫妻や平田さんは、教え子のみなさんに是非知らせてあげて下さい。
 これは、近畿圏以外の高校生も上洛の価値があると思います。

いよいよ本格的に耄碌。

No.6779

 上の書き込みをした直後、研究室の電話が鳴りました。長村君から。
 今日、『台記』研究会があった由。そういえば、とは思いつつも、すっかり意識の外にあったことを自覚。しかし、次の研究会は米澤君の報告で、これを楽しみにしていたのも事実。しかも、昨日、米澤君とは『吾妻鏡』講読会で会っている。
 たしかに、『台記』研究会の日程を手帳に書き込むのを忘れていましたが、しかし、個別情報を総合すれば、気がつきそうなものである。昔なら気がついたはず。いよいよ、耄碌が進んで、脳の情報統御システムが機能しなくなってきたようです。
 以前、某先生がスピーチをするはずの披露宴への出席を忘れてすっぽかしたという話しをきいて、ずいぶんヒドイ話だと思ったことがあるのですが、これはもう他人事ではありません。
 やはり、50代も後半になると、脳みそが容量不足のPCのようになってくるようです。自らのこの経験で、人の失敗を責めることの非を悟りました。
 いずれにしても、本日は本務があって京大にお邪魔することは叶わなかったのですが、元木先生、ならびに今日の報告を担当した米澤君をはじめ、元木研究室の皆様に、この場を借りて心よりお詫び申しあげる次第であります。

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 浴衣姿の若者が沢山歩いていると思ったら、そうだ、今日は祇園祭の宵々山でしたね。大学の構内でも見かけました。
 毎年書いていますが、この日は私の故郷では稲毛の浅間神社のお祭です。まだ、神社のある山の下がすぐ海であった頃、京成電車に乗ってお詣りに行ったことが懐かしく思い出されます。
 50年前の世界から、風鈴の音が聞こえてくるようです。

 ☆ 国立長野工業高専の中澤克昭先生より、先生御執筆の「シンポジウム「動物と中世社会」の成果と今後の課題」収録の小野正敏ほか編『動物と中世 獲る・使う・食らう』( 高志書院)を御恵送いただきました。
 中澤先生にあつく御礼を申し上げます。 

明日(14日)の基礎演習と総合教育科目

No.6776

 この時期の京都の蒸し暑さは並大抵のものではありません。
 そんな中でも、「授業は続く~よ、どこまでも~♪」なのであります。がんばりましょう。

 さて明日(火曜日)Ⅲ講時の基礎演習Ⅰ。
 中野さんの「現代社会の格差問題」をテーマにした報告です。個別報告はこれで全員終了ということになります。活発な議論を期待したいところです。

 Ⅴ講時の基礎教養科目B25「 女性の視点から日本中世の歴史を考える 」は、「第12回 七条町と西八条-「女の都市」-」の後半。
 今回は、平家西八条邸の主であった平時子、当時最大の荘園領主であった八条院(暲子内親王)、そして七条町で活躍した女性商人たちについて、現在の京都駅周辺の中世前期の空間構造をからめながらお話しする予定です。
 お馴染みの「七条わたりの借上」も登場。鎌倉時代、今の京都駅の辺りにフィットネスクラブがあれば繁盛したかも。一方、鴨川の河原には飢民の群れが。
 なお、Ⅲ講時・Ⅴ講時とも授業評価アンケートを行いたいと思います。

承久の乱における「宇治川合戦」

No.6775

 もちろん、純粋に学問的な目的によってなどではなく、数々の締切の過ぎた原稿執筆を処理するための作業の一環においてのことなのですが、ここ数日、承久の乱における宇治川合戦について考えております。

 宇治に住みついてから今年で11年目。野口は東国の出身であるから、この地とはもともと「縁もゆかりもない」と思われがちなのですが、どうもそうではなさそうです。
 『吾妻鏡』承久三年(1221)六月十八日条に引かれている宇治川合戦における討死・手負いの交名の中に私の先祖の一族とおぼしき人名があるのです(この交名の史料としての分析に関する研究成果は、長村君が次の『研究紀要』に発表される予定)。
 このことには、以前から気がついていましたが、あらためて見なおしてみると、この合戦では郷里周辺(上総・下総)の武士たちが多数戦死したり、負傷したりしたことが分かります。

 反対に京方の武士を討ち取って手柄を立てた者もいますが、『大日本史料』に掲げられている諸史料を精読してみて、また、あらためて、この合戦がたいへんな激戦であったことがわかりました。京方は東軍の入洛を防ぐために必死であり、しかも宇治川は大雨で増水し、流れは急。そんななかで、東軍は渡河を決行したわけですから。

 最近、承久の乱における院の軍事的な思惑や京方武力の動員に関する研究が新しい展開を見せていますが、それらを踏まえると、どうもこの乱は、従来考えていたほど、幕府勝利の必然性はなかったように思えるのです。史料をよく読んでみて、この合戦自体も、東軍の「楽勝」などでは全くなかったことがよく分かりました。

 ところで、この合戦が行われた6月13・14日は、太陽暦に換算すると8月の上旬ということになります。私のご先祖の仲間達は、猛暑の中を西上して来たわけです。そして、もう一歩で京都というところで、討死した者もあった。彼は、それから八百年ほど後に、自身またはその一族の遺伝子を継承した者が、この近くに住み、自らが落命を余儀なくされた合戦をネタにしてものを書くことになるとは露とも思わなかったことでしょう。

 ちなみに、8月上旬といえば宇治川では恒例の花火大会が10日に開かれます。例によって『源氏物語』のイメージを前面に押し出したイベントが企画されているようですが、私としては、これを勝手に「承久宇治川合戦」戦死者の慰霊の行事と捉えたいと考えております。

 ☆ 大阪市史料調査会の生駒孝臣先生より、御高論「水都発展の礎を築いた 水の武士団・渡辺党」(『大阪春秋』135)を御恵送いただきました。
 大阪の発展を渡辺党と結びつけて分かりやすく語られた内容です。
 生駒先生には、以前ゼミの公開研究会で拙著の書評をして頂いたことがございますが、また機会を見て、渡辺党のお話しなどをいただけたら有り難いと存じております。 
 生駒先生に、あつく御礼を申し上げます。

ゼミメンバーによる研究発表の御紹介 (2)

No.6774

 大阪歴史学会中世史部会の卒業論文報告会で、米澤君が研究発表をされます。
 歴史学専攻で関西圏の大学院に進学した当ゼミメンバーの必ず通らなければならない関門です。最初は山本君の「デビュー戦」。もうだいぶ昔のことになりましたが、印象深く記憶されるところです。
 さて、今年度の当該報告会の全容は以下の通り。日本中世史専攻の学部生は、こぞって出かけるべきだと思います。

 ・日時 2009年7月26日(日)13:00~
 ・会場 西宮市大学交流センター セミナー室2
     [阪急西宮北口駅より北東へ徒歩2分、ACTA西宮東館6階]
 ・報告
  1:富永裕太郎氏「在地社会における摂津渡辺党遠藤氏の社会的位置」(仮)
  2:米澤隼人氏「鎌倉時代の公事用途調達方式」
  3:西岡侑子氏「織田信長領国における分国・分郡統治の構造について」
  4:川名俊氏「中近世移行期における大名領国支配と一国一城令―前田氏を事例として―」(仮)
  5:谷口拓氏「16・17世紀における地域経済の展開―近江東部の市場を中心に―」
 
  ※ 詳しくは→http://wwwsoc.nii.ac.jp/historia/

 ちなみに、東京でも18日(土)に歴史学研究会日本中世史部会の卒業論文報告会が開催予定で、中世前期の京中警固・武士論関連の報告があるそうです。

 ※ 昨年度、当研究所の共同研究員を勤めていただいた神戸大学の樋口健太郎先生より、御高論「准大臣制の成立と貴族社会-鎌倉後期の家格再編と南北朝・室町期への展開-」(『年報中世史研究』34)を御恵送いただきました。
 樋口先生にあつく御礼を申し上げます。

 ★ おそらく公開講座の時だと思いますが、私の研究室に大型のバッグを忘れていかれた方がおられます。お心当たりの方はお知らせ下さい。
 ついでながら、本日研究室前の傘立てにお洒落な橙色の雨傘を忘れていかれた方もおられます。

7月7日の基礎演習と総合教育科目

No.6773

 岡田先生、御返信(>>No.6772)をいただき、恐縮に存じます。
 今後とも宜しく、御教導下さいますように、お願い申しあげます。

 和歌文学会例会には参加できませんでしたが、山本さんの御発表やシンポジウムのことなど、うかがうのを楽しみしております。ちなみに、本日は藪本君の登場ですね。

 さて7日(火曜日)Ⅲ講時の基礎演習Ⅰ。
 前回は寺岡さんが化粧品の成分について化学的な観点から報告して下さいましたが、今回は中巳出さんが、文化人類学や民俗学の観点から「化粧」という行為そのものに迫ります。

 Ⅴ講時の基礎教養科目B25「 女性の視点から日本中世の歴史を考える 」は、「第12回 七条町と西八条-「女の都市」-」。
 源実朝の妻で京都西八条に遍照心院を開いた本覚尼(西八条禅尼)を中心に、平家西八条邸の主であった平時子、当時最大の荘園領主であった八条院(暲子内親王)、そして七条町で活躍した女性商人たちについて、現在の京都駅周辺の中世前期の空間構造をからめながらお話しする予定です。

 ☆ 奈良女子大学の前川佳代先生より、御高論「古代地方都市の”かたち”」(舘野和己編『古代都城のかたち』同成社)を御恵送いただきました。
 また、安土をご案内いただけるとのこと。秋にでも見学会を企画したいと思います。
 前川先生にあつく御礼を申し上げます。 

ゼミメンバーによる研究発表の御紹介

No.6769

 今年も半分が過ぎてしまいました。後半第一週の土日に連続して、当ゼミに参加しているお二方の院生(日本文学)が京都と東京で研究発表をされます。

 ① 【和歌文学会】7月関西例会(100回)
  日 時 2009年7月4日(土)14:00~
  会 場 京都女子大学 J校舎3階320教室
 ・延喜七年大堰川行幸の詩歌と『菅家文草』――〈秋水に泛かぶ〉の表現をめぐって――
                    京都女子大学(院)    山本真由子氏
 日程などの詳細は→ http://wwwsoc.nii.ac.jp/waka/reikai-annai.htm

 ②軍記・語り物研究会 第383回例会
  日 時  2009年7月5日(日) 13:00~
  会 場  明治大学 アカデミーコモン 9階309E教室
 ・「『義経記』の伊勢三郎譚」
                    神戸大学(院)      薮本 勝治 氏
 日程などの詳細は→http://gunki.sakura.ne.jp/menu/nextmenu.htm

七夕の『吾妻鏡』

No.6771

 宗教・文化研究所公開講座も無事終了しまして、あっという間に七月となりました。祇園祭の季節の『吾妻鏡』のご案内です。 

 日時:2009年7月7日(火)14:45~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:寛元五年(宝治元年、1247年)六月十六日・十七日・十八日・十九日・二十日・二十一日・二十二日・二十三日・二十四日・二十五日・二十六日・二十七日・二十八日、七月一日・四日・七日・十日・十四日・十七日・十八日・十九日・二十四日・二十七日、八月一日・九日・十四日・二十日、九月九日・十一日・十月八日・十八日、十一月一日・十一日・十四日・十五日・十六日・十七日・二十三日・二十七日、十二月八日・十二日・二十九日
     宝治二年(1248年)正月三日・七日・二十五日、二月五日・十八日、三月十八日、四月七日・二十九日・三十日、五月十五日・十六日・十八日・二十日・二十八日、六月五日・九日・十日・十一日・二十一日、七月三日・七日・九日・十日、八月一日・十日、九月七日・九日・十九日・二十日・二十二日・二十六日、十月六日・二十四日・二十五日・二十七日、十一月十三日・十五日・十六日・十八日・二十三日、十二月五日・十二日・二十日、閏十二月十日・十六日・十八日・二十日・二十三日・二十五日・二十六日・二十八日の各条

 寛元五年=宝治元年は「宝治合戦」の記事など重要な記述が多いのでじっくり読んでおります。
 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、梅雨どきだけど何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加ください。

明日(30日)の基礎演習と総合教育科目

No.6768

 Ⅲ講時の基礎演習Ⅰは、寺岡さんが「化粧品について」というテーマで報告する予定です。
 なお、報告の前に少し時間をいただいて、1回生の秋季研修会についてのお知らせとアンケート配布、この行事におけるパネルディスカッションのパネラー候補の選出を行いたいと思います。

 Ⅴ講時の基礎教養科目B25「 女性の視点から日本中世の歴史を考える 」は、「第11回 源頼朝のバックグラウンド-母・乳母・妻・娘-」。源頼朝の政治動向について家族(女性)の視角から考えます。

【追記】
 ☆ 広島なぎさ中学・高校の加栗貴夫先生より、御高論「参加記 歴史シンポジウム「岡山県古代・中世史研究の最前線」」掲載の『岡山地方史研究』117を御恵送頂きました。
 加栗先生にあつく御礼を申し上げます。

 ☆ 千葉県南房総市の早川正司先生より、御高論「薩摩屋所墓地所在の石造三層塔について」(『歴史考古学』60)ならびに、その関連論文として、三木治子「(概報)瓦葺き式の石塔」(同)を御恵送頂きました。
 早川先生にあつく御礼を申し上げます。

公開講座御礼(雑感を交えて)

No.6765

 昨日の公開講座、盛会のうちにいろいろな側面で充実した成果をあげることができました。講師の先生方、御来場頂いた市民の皆様、そして、準備にあたって頂いた宗教教育センターの方々、また、全国各地から応援に駆けつけてくれたゼミメンバー、さらに様々な雑用をこなしてくれた現役メンバー諸姉兄に、あつく御礼を申し上げたいと思います。

 御講演の内容は期待通りのもので、閉会後、来られなかった人に「頼まれた」or「見せたい」ということで資料残部を希望する方が「殺到」したのには驚かされました。
 また、会場には、いつになく若手の大学教員や院生の方たちが多く参加されており、質疑の応答は学会の大会を想起させるものがありました。その際、司会の労をとって下さった坂口君には大いに感謝いたしております。

 私個人として印象に残ったのは、市澤先生の御報告における最後の御指摘で、最近感じていた現在の「歴史学」にたいする違和感の背景を論理的に説明して頂いたような観があり、自らの立ち位置を認識することが出来ました。
 一方、小川先生のお話は知らないことばかりで、文字通り自らの「浅学非才」ぶりに呆れるばかりでした。こんな大切なことも知らずに研究者面をしていて良いものかと、忸怩たるものを感じました。

 なお、講座開催について反省すべき点としては、会場の音響と冷房の問題があります。私は前の座席に座っていて、しっかりマイクは機能していると思っていたのですが、後方の席には一部に聴き取れない方がおられたようです。来年度は開始前に入念なチェックが必要でしょう。
 冷房の方は、会場で温度調節が出来ないのがネックで、音響と同様に施設そのものに根本的な問題があるのですが、これも会場の各所に人を配置して、窓や扉の開閉によって温度調整を行うべきであったと思います。
 参加して頂いた皆様には、御迷惑をお掛けしたことをお詫び申しあげます。
 いずれまた、反省会を開いて、ゼミの皆さんからも、改善のための御意見をうかがいたいと思っています。

 懇親会は会場が窮屈でしたが、狭いがゆえに、却って親交を深めることが出来たのではないでしょうか。京阪七条の辺りは「河東」ですので、京都らしい風情というより、武家地「六波羅」に相応しい接待・・・という屁理屈で、講師の先生には(無理矢理)ご了解頂きました。非礼の段、恐縮に存ずる次第です。
 また、講座の際に締めのコメントを頂いた美川先生には、ここでも御懇志をたまわり、ありがとうございました。

 ちなみに、この席で隣に座られた、ある大学で非常勤講師をつとめている若い男性研究者が、「地方の若い女性が都会に出て、大学院に残って勉強を続けるというのは、今でも本当に大変なことなのですね」と仰っていたのが、妙に耳に残っております。

 最後になりましたが、各地から応援に駆けつけてくれた方たち(田中さん・江波さん・尻池さん・鈴木〈永富〉さん・青木さん・伊藤さん・・・)からお土産を頂きました。しばらく、史料講読会はお茶会の様相を呈しそうです。ありがとうございました。

 ☆ 2005年8月の鹿児島ゼミ旅行(しろくまツアー)の際に、風雨の中、持躰松遺跡をご案内下さるなど、大変お世話になった宮下貴浩先生より、御高論「万之瀬川下流域の古代・中世遺跡」(池田榮史編『古代中世の境界領域-キガイガシマの世界-』 高志書院)を御恵送頂きました。
 宮下先生に、あつく御礼を申し上げます。

【追記】
 ☆ 神奈川県立金沢文庫の西岡芳文先生より、御高論「中世の六浦と上行寺東遺跡」(『神奈川地域史研究』26)ならびに、先生が企画執筆された展示会図録『称名寺の庭園と伽藍』を御恵送頂きました。
 西岡先生にあつく御礼を申し上げます。

懇親会御礼

山本みなみ
No.6766

昨日の懇親会におきましては、多数の方々にご参加いただき、ありがとうございました。
幹事として御礼申し上げます。
至らぬ点もあり、会場も狭く、先生方をはじめ参加者の方々には窮屈な思いをさせてしまい、大変申し訳ありませんでした。懇親会の場がより親交を深める場となっていれば、幸いです。

また、公開講座では授業と重なっていたために、ゼミの先輩方には準備から助けていただきました。誠にありがとうございました。

『中世東国の地域社会と歴史資料』刊行

No.6763

 東北福祉大学の岡田清一先生より、新刊の御高著『中世東国の地域社会と歴史資料』(名著出版)を御恵送頂きました。
 岡田先生の第二論文集。題字は前著同様に奥様の筆になります。

 岡田先生が私にとってまさに「学兄」であることは、前にも書いた記憶がございます。
 先日の歴史学入門講座の時にも思ったことですが、ある目的を持って生きている若者にとって、同じ途を歩んでいる3~4歳年上の頼りになる先輩の有無は、その将来に大変おおきな影響を与えます。
 その点、出身の大学院で日本史専攻の一期生であった私にとって、岡田先生との邂逅は幸運以外の何物でもなかったと思います。

 御著書の内容は、先生のお人柄を反映して地道で堅実なもの。
 とくに中世前期の地域史に取り組んでおられる方には、方法論の上からも益するところ多大なものがあると思います。
 岡田先生に、あつく御礼を申し上げます。

六月末日の『吾妻鏡』

岩田慎平
No.6764

 いよいよ明日は宗教・文化研究所公開講座です。多くの皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
 そのまた先の『吾妻鏡』のご案内です。 

 日時:2009年6月30日(火)14:45~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:寛元五年(宝治元年、1247年)六月十五日・十六日・十七日・十八日・十九日・二十日・二十一日・二十二日・二十三日・二十四日・二十五日・二十六日・二十七日・二十八日、七月一日・四日・七日・十日・十四日・十七日・十八日・十九日・二十四日・二十七日、八月一日・九日・十四日・二十日、九月九日・十一日・十月八日・十八日、十一月一日・十一日・十四日・十五日・十六日・十七日・二十三日・二十七日、十二月八日・十二日・二十九日
     宝治二年(1248年)正月三日・七日・二十五日、二月五日・十八日、三月十八日、四月七日・二十九日・三十日、五月十五日・十六日・十八日・二十日・二十八日、六月五日・九日・十日・十一日・二十一日、七月三日・七日・九日・十日、八月一日・十日、九月七日・九日・十九日・二十日・二十二日・二十六日、十月六日・二十四日・二十五日・二十七日、十一月十三日・十五日・十六日・十八日・二十三日、十二月五日・十二日・二十日、閏十二月十日・十六日・十八日・二十日・二十三日・二十五日・二十六日・二十八日の各条

 寛元五年=宝治元年は「宝治合戦」の記事など重要な記述が多いのでじっくり読んでおります。
 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、梅雨どきだけど何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加ください。

6/30の『吾妻鏡』について

岩田慎平
No.6767

 ↑上記ご案内した6/30(火)の『吾妻鏡』ですが、先週末に行われた各種イベントのレビュー(振り返り反省会)も実施したいと思います。
 なので、予習はほどほどで結構です…。

お礼

No.6772

野口実先生
御無沙汰致しております。岡田清一です。このたびは過分なご紹介をいただき、深謝申し上げます。野口先生の博捜した史料に基づく好論文(その姿勢)と旺盛な意欲が、私に与えた影響こそ極めて大なるものがあったと、私のほうこそお礼申し上げるべきと常々思っております。今回のものにしても、到らぬ点は自覚しております。今後とも御教示賜りますことを願うものです。

満員御礼

山本みなみ
No.6761

公開講座後の懇親会への参加希望は23日(火)をもって締め切らせていただきました。
多くの方々からご参加のご連絡をいただき、大変うれしく思っております。
  
   日時:6月27日(土)18:30~(2時間程の予定)
   場所:まんぞうハーツ (京阪七条駅東すぐです)
      ※飲み放題付きコース料理

なお、人数上の都合により申し訳ありませんが当日の飛び入り参加はご遠慮くださいますよう、お願い申し上げます。ご了承ください。

それでは皆様、当日はお気をつけてお越しください。

七条大橋の袂で「一所傍輩」の縁を結ぶ

No.6762

 山本さん、ありがとうございました。当日、2回生は授業との関係で大変だと思いますが、宜しくお願いいたします。

 それにしても、懇親会に出席してくださる方々のリストを拝見すると、「院政」研究の第一人者から、東京・広島など各地から参集される若手研究者や院生さん、さらには学部生にいたるまで、多彩な顔ぶれで、あたかも一大イベントの様相を呈しているようです。

 会場が些か狭いので、治承4年12月の鎌倉幕府の侍所のように「ぎっしり」ということになってしまうかも知れませんが(講師の先生は「横敷座」?)、おおいに交流を深めて、「一所?傍輩」のネットワークを構築していただければ、これに越したことはありません。

 なお、会費ですが、参加者個々の事情に応じて、多少の増減の措置をはかりたいと考えております。宜しく御了承ください。