まずは朗報。今日は、吉田にある大学の院生さん(学部の2年間は京女に在籍)から、修士課程(MC)修了と博士課程(DC)進学が認められたというお電話をいただきました。
この大学の水準は、たとえば博士の学位論文提出を申請する条件として、多くの私学では、レフェリー制の学術雑誌に論文一本掲載の実績が求められる程度であるのに対して、ここでは三本必要・・・というように、並大抵の所ではありません。
いろいろな困難を克服して、たゆまぬ努力を重ねた結果だと思います。ほんとうによく頑張りました。DCの院生は、もはや一人前の研究者。おおいに飛躍していただきたいと思います。
今日は『古代文化』の編集委員会があったので、『台記』研究会に出席が叶わず、とても残念でした(>伊集君 次回の案内をありがとうございました)。一方、その『古代文化』の編集委員会に欠席された先生がおられたのですが、8時45分からのNHK京都放送局のニュースにそのお二人のお姿が。そうそう、今日は桃山御陵の立ち入り調査が研究者に許可されたのです。
お一人はインタビューに応じておられました。この先生の脳裏を捉えていたのは伏見城の遺構か、はたまた桓武天皇陵の所在地のことなのか?
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090220/acd0902202318006-n1.htm 同女の看板教授になりつつある、この先生の明日のブログを楽しみに致しております。
『紫苑』再校。私のボンヤリで、まだ送付していないものもあるのですが(山本さん、ポストに投函するのを忘れて帰ってきてしまいました。ごめんなさい)、広島の江波編集長からは「これから作業にかかります」との力強いメッセージが届きました。
さて明日は、岩田君が歴史学研究会の日本中世史部会例会で研究報告。何はともあれ、同学の関東の若い方々と、仲良しになってきてくれれば良いと思っています。
☆ 静岡文化芸術大学の二本松康宏先生より、新刊の御高著『曽我物語の基層と風土』(三弥井書店)を御恵送いただきました。
下野宇都宮氏の周辺は、文学と歴史学の協業の対象とすべき問題が山のようにありそうです。
「曽我物」を研究テーマにしている学習院の伊藤さんには必読の論文集ですね。
二本松先生に、あつく御礼を申し上げます。