風雪30年
No.6456
昔、30年ぶりに友人に会ったという文章を読んで、想像を絶することだと思ったことがあるのですが、昨日、それは見事に自分によって実践されることになりました。
しかし、面白いもので、お互い、姿形は昔日の面影を想起する術も無し(すこし自虐気味?)といった有様ではありますが、言葉を交わした一瞬の間に昔の関係を取り戻す。ほんとうに若い時の友は一生の友なのです。
さて、その畠山先生からは、ゼミのみなさんへ、ということで岡山名物「大手まんぢゅう」( http://www.ohtemanjyu.co.jp/ohsyo/ohsyo.html)をわざわざ、史料講読会の開催に合わせて2箱も頂戴しました。お楽しみに。
先生はさらに、来年度共同研究の事前勉強用にと、五来重著『高野聖 増補』を贈呈くださいました。院生時代から世話になりっぱなしです。こういう、若いときからの片務的関係は、どうやら一生続くもののようです。
ところで、今井雅晴先生の公開講座ですが、親鸞周辺の問題にかんする歴史学における理解のレベルを明確にすることができ、たいへん勉強になりました。来年度の共同研究に於いて、私自身の取り組むべき課題も明確になり、おおきな成果が期待できそうに思いました。
12月の鎌倉遺文研究会で千葉氏関係の渡宋・元僧のことを話そうと準備していたところ、常陸南部地域の文化環境について考えざるを得なくなっていたのですが、親鸞の問題もこれとリンクするようです。従来の武士論研究(とくに東国武士の在京活動)とも関連づけて研究の方途が開けていけるという確信が持てました。
今月26日の『台記』研究会では、この事に関係するテーマで発表をさせていただきたいと考えております。元木先生・美川先生をはじめ、この分野に詳しい坂口君などから数多の御教示をいただければ幸いに存じます。
○ 新刊の『史学雑誌』第117編第10号に、岩田慎平君による新刊紹介が掲載されています。
【追記】
☆ 上記書き込みの直後、宅急便が到着。
京都大学の元木泰雄先生より、御高論「内乱と兵の今昔物語集」収録の小峰和明編『今昔物語集を読む』(吉川弘文館)を御恵送頂きました。
『今昔物語集』は説話集とはいえ、史料としても価値の大きいものですが、従来、研究はさほど多くなく、これは、その総体についてまとめられた貴重な本だと思います。
元木先生の御高論では、これまであまり評価の対象とされることのなかった日向守藤原保昌に関する拙文(『都城市史 通史編1』に執筆)が紹介されていて、たいへん嬉しく思っております。
元木先生に、あつく御礼を申し上げます。
しかし、面白いもので、お互い、姿形は昔日の面影を想起する術も無し(すこし自虐気味?)といった有様ではありますが、言葉を交わした一瞬の間に昔の関係を取り戻す。ほんとうに若い時の友は一生の友なのです。
さて、その畠山先生からは、ゼミのみなさんへ、ということで岡山名物「大手まんぢゅう」( http://www.ohtemanjyu.co.jp/ohsyo/ohsyo.html)をわざわざ、史料講読会の開催に合わせて2箱も頂戴しました。お楽しみに。
先生はさらに、来年度共同研究の事前勉強用にと、五来重著『高野聖 増補』を贈呈くださいました。院生時代から世話になりっぱなしです。こういう、若いときからの片務的関係は、どうやら一生続くもののようです。
ところで、今井雅晴先生の公開講座ですが、親鸞周辺の問題にかんする歴史学における理解のレベルを明確にすることができ、たいへん勉強になりました。来年度の共同研究に於いて、私自身の取り組むべき課題も明確になり、おおきな成果が期待できそうに思いました。
12月の鎌倉遺文研究会で千葉氏関係の渡宋・元僧のことを話そうと準備していたところ、常陸南部地域の文化環境について考えざるを得なくなっていたのですが、親鸞の問題もこれとリンクするようです。従来の武士論研究(とくに東国武士の在京活動)とも関連づけて研究の方途が開けていけるという確信が持てました。
今月26日の『台記』研究会では、この事に関係するテーマで発表をさせていただきたいと考えております。元木先生・美川先生をはじめ、この分野に詳しい坂口君などから数多の御教示をいただければ幸いに存じます。
○ 新刊の『史学雑誌』第117編第10号に、岩田慎平君による新刊紹介が掲載されています。
【追記】
☆ 上記書き込みの直後、宅急便が到着。
京都大学の元木泰雄先生より、御高論「内乱と兵の今昔物語集」収録の小峰和明編『今昔物語集を読む』(吉川弘文館)を御恵送頂きました。
『今昔物語集』は説話集とはいえ、史料としても価値の大きいものですが、従来、研究はさほど多くなく、これは、その総体についてまとめられた貴重な本だと思います。
元木先生の御高論では、これまであまり評価の対象とされることのなかった日向守藤原保昌に関する拙文(『都城市史 通史編1』に執筆)が紹介されていて、たいへん嬉しく思っております。
元木先生に、あつく御礼を申し上げます。