新婚旅行の方以外は・・・・・。

No.6438

 明日は『吾妻鏡』講読会を17時くらいまでで切り上げて、18時から例会報告です。 授業の空いている京女のゼミメンバーは、ぜひご参加下さい。内容は難しいかも知れませんが、現在の研究水準を知ることの出来る良いチャンスであるばかりでなく、研究報告なるものの「形式」を学ぶことが出来ると思います。卒論や修論、あるいはゼミ報告に立ち向かっているお友達もお誘い下さって構いません。
 学外の方々で、鎌倉時代政治史に関心をお持ちの方も御遠慮なく御参加下さい。岩田君の御報告は「北条泰時政権下の鎌倉幕府」について、従来とはまったく異なった視角から、新鮮な問題提起が為されるはずです。
 なお、時間に余裕がある方は『吾妻鏡』講読会の方にもどうぞ。テキスト(暦仁二年四月二十四日条~)は即時コピーして差し上げます。

 ◇ 『吾妻鏡』講読会と例会の間の休憩時間に江波さん・岩田君と『紫苑』編集の打ち合わせをしたいと思います。京女生で『紫苑』の執筆あるいは編集に携わってみたいという方は、是非声をかけて、仲間に加わってください。

 ※ 残念ながら、明日、欠席の連絡を頂いた方一名あり。でも、その理由が「新婚旅行」というのでは、出席を無理強いする術などございません。ぜひ、楽しい思い出を作ってきてください。
・・・・・・・・・

 ☆ 専修大学の樋口州男先生、宮内庁書陵部の櫻井彦先生、鎌倉女学院の錦昭江先生、明治大学の鈴木彰先生、都立向丘高校の松井吉昭先生の御連名で、新刊の櫻井彦・樋口州男・錦昭江編『足利尊氏のすべて』(新人物往来社)を御恵送頂きました。一昨年に急逝された佐藤和彦先生の足利尊氏に関わる論考四本が収載され、さらに各論の執筆者は錚々たる方々ばかりで、一般向けの書籍の形をとってはいるものの、足利尊氏に関する研究書として、今後重要な位置を占めるものと思います。
 お送り下さった先生方にあつく御礼を申し上げます。

 ☆ 奈良大学の河内将芳先生から、新刊の御高著『秀吉の大仏造立』(法蔵館)を御恵送頂きました。方広寺・東山大仏殿については、以前から関心を持っており、これは有り難い御本です。キャンパスが秀吉の墓所の麓に立地し、ほとんどの学生がかつての方広寺の境内を通学路としている京女生には必読の書と言えるかも知れません。この本を読めば、いよいよ大学生活が楽しくなることでしょう。
 河内先生にあつく御礼を申し上げます。 

ハードルが上がってゆく…

No.6439

>野口先生
 毎度のご案内ありがとうございます。ご期待に添えますかどうか…。

 それはともかく本日の『吾妻鏡』の予定は以下の通りです。

 日時:2008年10月21日(火)15:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』暦仁二年(延応元年、1239年)四月二十四日・二十五日、五月一日・二日・十四日・十五日・二十三日・二十四日・二十六日、六月六日、七月十五日・二十日・二十五日・二十六日、八月八日・二十二日、九月十一日・十六日・二十一日・三十日、十一月一日・二日・五日・九日・二十日・二十一日、十二月五日・十三日・二十一日の各条

 『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。

例会報告、おおいに学ばせて頂きました。

No.6440

 岩田君、昨日は御苦労さまでした。御報告によって、またいろいろ考えさせられております。政治史における「調停」概念については美川先生の御高論を再読してみたいと思います。「家政機関職員」など、もっと勉強しなければならないことが明らかになりましたが、最近、そもそも「東国武士」そのものの認識が自分自身の中で相当変化しており、それを前提に、「幕府」理解も変更を余儀なくされそうで、いよいよ五里霧中に陥りつつあるようです。私はせいぜい、個々の御家人の存在形態のような、事実の掘り起こしくらいしか出来ないでしょうが。
 多くのコメントを頂いた長村君にも感謝します。
 一回生の皆さんには少し(どころではないか?)難しい所もあったことと思いますが、後になると「ああ、あの時の話はこの事を言っていたのだ」というふうに分かるようになると思います。先輩達はみんな順番に経験していることです。

 ◎ 講読会と例会の間にA地下で軽食をとりながら『紫苑』編集の打ち合わせをしました。その席に参加してくれた一回生の山本さんに江波編集長のお手伝いしてもらうことになりました。これで来年度の編集長も決まりということでしょう。宜しくお願いいたします。

 ☆ 同志社大学の竹居明男先生より、新刊の御編著『北野天神縁起を読む』(吉川弘文館)を御恵送頂きました。
 竹居先生にあつく御礼を申し上げます。

『紫苑』第7号の原稿提出期限

No.6435

天高く馬肥ゆる秋。過ごしやすい季節になりました。

さて。先日少し触れました『紫苑』第7号の原稿提出期限についてご連絡申し上げます。
原稿提出期限は、
      締切:平成20年(2008)12月1日(月)13:00
      場所:京都女子大学宗教・文化研究所共同研究室
と致します。
共同研究室に直接お持ちいただくか、もしくは、↑の名前にありますアドレスまで添付ファイルにて送信してください。
よろしくお願い申し上げます。 
また、例年締切は1月上旬でしたが、本年は約1ヵ月早まります。年末のお忙しい時期とは存じますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

投稿規定については>>No.6406に掲載しておりますのでそちらをご参照ください。
ご不明な点は江波までご連絡ください。

江波編集長に宜しく御協力を!

No.6437

 江波さん、ありがとうございます。
 江波さんには卒論と並行して頑張って頂いておりますので、諸方よろしく御協力の程、お願い申しあげる次第です。

 ☆ 愛媛大学の寺内浩先生より、御高論「軍団兵士制の廃止理由について」(『愛媛大学法文学部論集 人文科学編』第25号)・「健児の差点対象について」(『續日本紀研究』第374号)を御恵送頂きました。
 武士成立論の立場からも、平安初期の地方軍制は極めて重要なテーマだと思います。しばらく、この分野に関する新しい研究に触れる機会がなかったので、大いに学ばせて頂きたいと存じます。
 寺内先生にあつく御礼を申し上げます。

 ☆ 帝京大学の吉田賢司先生より、御高論「室町幕府の内裏門役」(『歴史評論』700号)を御恵送頂きました。
 鎌倉時代の内裏大番役は、その後どうなったのか、まったく不勉強だったのですが、お陰様で新しい知見を得ることが出来ました。
 吉田先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 本学にも御出講頂いている中村武生先生より、新刊の御高著『京都の江戸時代をあるく』(文理閣)を御恵送頂きました。
 副題に「秀吉の城から龍馬の寺田屋伝説まで」とあるとおり、盛りだくさんの内容が、地道な研究を踏まえつつ、分かりやすく叙述されている本です。
 中村先生にあつく御礼を申し上げます。

「北条泰時政権下の鎌倉幕府」の再評価

No.6434

10月21日(火)『吾妻鏡』講読会終了後、下記の通りゼミ例会(研究発表)を開催いたします。
 
                 記
 テーマ:「泰時政権下の鎌倉幕府について」
 発表者:岩田慎平氏(関西学院大学大学院研究員,本学宗教・文化研究所共同研究員)
 場 所:本学宗教・文化研究所共同研究室(L校舎3F)
 日 時:10月21日(火)18:00~20:00

 (主要参考文献)
 青山幹哉「王朝官職からみる鎌倉幕府の秩序」(『年報中世史研究』10、1985年)。
 秋山哲雄「都市鎌倉の東国御家人」『北条氏権力と都市鎌倉』吉川弘文館、2006年(初出は2005年)。
 上横手雅敬/元木泰雄/勝山清次『日本の中世8院政と平氏、鎌倉政権』中央公論新社、2002年。
 熊谷隆之「六波羅探題考」(『史学雑誌』113-7、2004年)。
 黒田俊雄「鎌倉幕府論覚書」『日本中世の国家と宗教』岩波書店、1975年(初出は1964年)。
 五味文彦「京・鎌倉の王権」『日本の時代史8京・鎌倉の王権』吉川弘文館、2003年。
 佐藤進一『鎌倉幕府訴訟制度の研究』岩波書店、1993年(初出は畝傍書房、1943年)。
       「鎌倉幕府政治の専制化について」『日本中世史論集』岩波書店、1990年(初出は1955年)。

 ※ 関学・京大の皆さんをはじめ、各大学の先生方、院生・学部生諸姉兄の参加を歓迎いたします。

同じ日の『吾妻鏡』

岩田慎平
No.6436

 久しぶりのゼミ例会はゆるい報告になってしまいそうですが、精一杯努めさせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。

 ところで、同じ日の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2008年10月21日(火)15:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』暦仁二年(延応元年、1239年)四月二十四日・二十五日、五月一日・二日・十四日・十五日・二十三日・二十四日・二十六日、六月六日、七月十五日・二十日・二十五日・二十六日、八月八日・二十二日、九月十一日・十六日・二十一日・三十日、十一月一日・二日・五日・九日・二十日・二十一日、十二月五日・十三日・二十一日の各条

 『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。

「アプレ先生」の弁明

No.6433

 沢山やらなければならないことがあるというのに、締切の最終宣告?を受けた原稿執筆がついに暗礁に乗り上げてしまいました。こういうときは、優れた研究者のお話しを聴くに如かず、かてて加えて共同研究の一環にも、という次第で、上横手先生の御講演(>>No.6424参照)を拝聴に出掛けて参りました。
 平日の昼間だというのに会場はほぼ満席の盛況。お話しは、宇治橋の架橋と浮島十三重の塔造立に集約する形で、叡尊の思想から、叡尊と忍性との人物像の相違、執権時頼の政策基調、さらに元寇にまでおよび、その都度「目から鱗」の連続。ときに適切なユーモアを交えてのお話しぶりに、会場を後にする聴衆からは「面白かった」の言葉がしきりでした。要するに、先生は、聴き手が一般の方であろうと研究者であろうと、それぞれに楽しく得ることの多いお話しをされているわけで、講演・授業はかくあるべし、と別の意味でも多大な収穫を得ることが出来た次第です。

 メモのボールペンも走りまくったのですが、腰痛もあって、脚を組んで膝の上にレジュメを載せてという格好で、聴く態度としては失礼だったかも知れないなぁと、ちょっとばかり気にしながら戻って参りました。ここからがタイトルの中味です。
 机上に昨日届いた瀬野精一郎先生の御著書があったので、ページをめくってみると、こんな文章が目に留まりました。「借りた本を先生に持たせて帰すとは何事か、先生のご自宅まで持参しておかえしすべきだ」(P218)。明治生まれの学者は非礼な弟子を、このように窘めたのだとのこと。こういう非礼な学生は戦争直後の頃「アプレ学生」と呼ばれたのだそうです。
 とするならば、本日の私の聴講の態度は、まさしく「アプレ」であり、恥じ入るばかりと申さざるを得ません。この瀬野先生の御著書は歴史を専攻するものにとっては、身近なところから近現代史を語ってくれるばかりでなく、さらに一つの生き方の指針を示してくれる本だと思います。

 ☆ 早稲田大学名誉教授の瀬野精一郎先生より、新刊の御高著『歴史の残像-歴史家の見た戦前・戦中・戦後-』(吉川弘文館)を御恵送頂きました。上記のように、いろいろな側面から学ぶところ多大で、しかも面白い本です。
 瀬野先生にあつく御礼を申し上げます。

 ☆ 立命館大学大学院DCの谷昇さんから、御高論「後鳥羽天皇在位から院政期における神器政策と神器観」(『古代文化』第60巻第2号)を御恵送頂きました。博論提出までもう一歩の由。精力的な御研鑽に敬服するばかりです。
 谷さんにあつく御礼を申し上げます。 

祝・合格◎

伊藤明日香
No.6429

 江波さんに続いて「やっぱり」合格した米澤くん、おめでとうございます。
というか、まだ彼は大学4年生だったっけ?
と思っている方も多いのではないでしょうか。(私もその一人ですが)
優秀な先輩方に、勢いでも負けず、勉学に励んでください。

こんなに穏やかな気持ちで合格発表の時期を過ごせるなんて、
今年の4年生は本当に優秀ですね…。
おそらく、野口先生はそう思っていらっしゃるでしょう。

九月のゼミ旅行では、4年生のお二人に会えなかったので、
私はちょっと寂しかったです。
江波さん、米澤くん、またお会いできたらお祝いさせてください。

なにはともあれ、おめでとうございました◎

秋空に「サクラサク」!!

No.6426

 米澤君から、合格の知らせが届きました。

 「秋ですが、桜が咲きました」とは、御本人からのメッセージです。

 さぁて、これは江波さんのお祝いと合同で(アルコール抜きの)合格祝賀会を開かないといけませんね。

 米澤君も江波さんも、これからが勝負ですから、一層奮励努力されますように。
 それにしても、よくやりました。本当におめでとうございます!

【追記】> はれて米澤君の先輩になることになった佐伯君
    僭越にも、記念すべき5桁は17:45、私が頂戴いたしました。あしからず。

御礼

米澤隼人
No.6427

野口先生・野口ゼミのみなさま長らくご無音を重ね申しわけございません。
まずはこの度のご労作『吾妻鏡必携』の上梓、大慶に存じます。早速重宝しております。
さて私信で恐縮ですが、先生のご紹介の通り、この度進学を認めていただきましたのでここにお知らせいたします。院試前にご激励くださった先生・先輩方には深謝いたしております。
これからも変わらぬご教導をお願い申し上げる次第です。
まずは謹んでご報告いたします。

Re: 秋空に「サクラサク」!!

佐伯智広
No.6428

米澤くん、おめでとうございます!
来年も頼もしい後輩をお迎えすることができて、うれしい限りです。
その前に卒論のこともありますけど、こちらも頑張ってくださいね。
(↑と、プレッシャー(笑) 準備報告の時には、なるべく参加させてもらいますので)

>野口先生
いつもご覧いただきまして、どうもありがとうございます。
キリ番ゲットおめでとうございます。具体的なメリットは特にないのが恐縮ですが…(笑)。

秋桜ですかね

No.6431

 米澤くん、合格おめでとうございます。
 良い家を建てるのは一人ではできません。僕たちの人生もそれと同じだと思います。
 また今日から一緒に勉強しましょう。

叡尊と浮島十三重塔

No.6424

 宇治市歴史資料館では11月16日(日)まで「宇治川 歴史と景観」という特別展が開催されていますが、その一環として上横手雅敬先生の講演会が行われます。
 時間のある方には、拝聴を勧めます。

 演題:叡尊と浮島十三重塔
 講師:上横手雅敬氏(京都大学名誉教授)
 日時:10月15日(水)午後2時より
 会場:宇治市文化センター 小ホール
   申込不要・入場無料 
 
 ※ 詳しくは、こちらを御覧下さい。
  →http://www.city.uji.kyoto.jp/view.php?contents_id=19195&parent_id=82

久しぶりにゼミ例会開催

No.6423

 10月21日(火)『吾妻鏡』講読会終了後、下記の通りゼミ例会(研究発表)を開催いたします。
 
                 記
 テーマ:「泰時政権下の鎌倉幕府について(仮)」
 発表者:岩田慎平氏(関西学院大学大学院研究員,本学宗教・文化研究所共同研究員)
 場 所:本学宗教・文化研究所共同研究室(L校舎3F)
 日 時:10月21日(火)18:00~20:00

 ※ 関学の皆さんをはじめ、各大学の先生方、院生・学部生諸姉兄の参加を歓迎いたします。

よろしくおねがいいたします

No.6430

 >野口先生
 早速ご案内いただきましてありがとうございます。
 『吾妻鏡』の講読会の日に、講読会の延長のような小話をさせていただく予定です。

 主要参考文献は以下の通りです。
 どうぞよろしくお願い致します。

 青山幹哉「王朝官職からみる鎌倉幕府の秩序」(『年報中世史研究』10、1985年)。
 秋山哲雄「都市鎌倉の東国御家人」『北条氏権力と都市鎌倉』吉川弘文館、2006年(初出は2005年)。
 上横手雅敬/元木泰雄/勝山清次『日本の中世8院政と平氏、鎌倉政権』中央公論新社、2002年。
 熊谷隆之「六波羅探題考」(『史学雑誌』113-7、2004年)。
 黒田俊雄「鎌倉幕府論覚書」『日本中世の国家と宗教』岩波書店、1975年(初出は1964年)。
 五味文彦「京・鎌倉の王権」『日本の時代史8京・鎌倉の王権』吉川弘文館、2003年。
 佐藤進一『鎌倉幕府訴訟制度の研究』岩波書店、1993年(初出は畝傍書房、1943年)。
       「鎌倉幕府政治の専制化について」『日本中世史論集』岩波書店、1990年(初出は1955年)。

日本史研究会大会

No.6419

 日本史研究会の大会が週末にあることをすっかり忘れていました。

 我々の世代にとって、日本史研究会の大会は京都の大混雑する11月の観光シーズンという記憶が焼き付いてしまっているようです。

 普段、お目にかかることのできない遠方の方々と久方ぶりの再会のできる絶好のチャンスなのですが、忘れてしまうくらいの状況、期限の迫った書類・原稿・校正山積の状態ですので、土日の時間は貴重であり、参加は叶わないと思います。

 日頃の御厚情にもかかわらず、不義理を重ねること、さらに研究者として本末転倒の行動選択とも思われるのですが、何卒ご寛恕のほどお願い申し上げる次第です。
(掲示板の私的使用についてもご寛恕下さい)。

お店で参加いたします。

No.6422

野口先生、みなさま

ご無沙汰しております、臨川の薗田です。
先日は鈴木ご夫妻の素敵な会で久々にみなさまにお目にかかれ、とても楽しかったです。

さてさて、明日・明後日と日本史研究大会会場の書籍ブースにて出店しております。
今回は七月に出たばかりの『時慶記』の第三巻、『真福寺善本叢刊』第二期第十巻「東大寺本末相論資料 古文書集二」、ほか、出来立てホヤホヤの新刊・伊藤公雄編『マンガのなかの〈他者〉』(まだ書店には並んでおりません)、などがオススメです。
常時ではありませんが、販売ブースに私もおりますので、お見かけのさいはお声かけくださいませ。

「大会は紅葉のきれいな11月」というイメージがなかなか抜けず、ここしばらくの大会期間の暖かさに驚いております。
みなさまにお会いできるのを楽しみにしております。

前置きの長い講読会

No.6418

 秋といえば、なにかしら特別展や特別拝観などが行われており、うかうかしているといつのまにか期間が終了したりしてしまうのですが、時間を見つけて出掛けてみたいところです。

 今週の『吾妻鏡』は範囲指定した箇所に辿り着くまでの前ふりに一時間を要しましたね…。時房流北条氏と佐原氏との関係、中世武士を考える上で重要な素材である小鹿島(橘)氏について、鎌倉幕府追加法のこと、後鳥羽院のことなど、話題は豊富です。
 次回の『吾妻鏡』の予定です。

 日時:2008年10月14日(火)15:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』暦仁二年(延応元年、1239年)三月二十九日、四月十三日・十四日・二十四日・二十五日、五月一日・二日・十四日・十五日・二十三日・二十四日・二十六日、六月六日、七月十五日・二十日・二十五日・二十六日、八月八日・二十二日、九月十一日・十六日・二十一日・三十日、十一月一日・二日・五日・九日・二十日・二十一日、十二月五日・十三日・二十一日の各条

 『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。

共同研究の方も宜しくお願いいたします。

No.6425

 『吾妻鏡』『小右記』ともに史料講読会は、参加メンバーが積極的且つ楽しく運営されていて、うれしく思っております。

 いよいよ「文化の秋」到来でありますので、ゼミメンバーにも関わっている方の多い研究所共同研究「摂関家別業の成立とその背景(中世前期の宇治に関する総合的研究Ⅲ)」もお忘れなく。
 『紫苑』に成果発表を希望されている方は、編集長の江波さんとよく連絡をとっておいて下さい。また、研究協力者(共同研究員)で、消耗品・書籍など、研究に必要な物品について購入希望のある方は、遠慮なくお申し出下さい。

 なお、私が申請する来年度の研究所共同研究テーマは「地方武士の在京と文化の伝播(法然・親鸞登場の歴史的背景に関する研究Ⅰ)」とすることに決定いたしました。共同研究員は、専攻領域や来年度のお立場を考慮して選定し、こちらからお願いする形をとらせていただきました。宜しく御了承ください。詳細は研究申請が採択された後にお知らせする予定です。

 日本史研究会大会、出席できませんでしたが、古代史部会の吉江崇氏の御報告「平安時代における天皇制の展開と後院」が画期的な内容をもつ素晴らしいものであったという情報を得ており、行けなかったのを残念に思っております。出席された方々に、いろいろお話をうかがえれば幸いとするところです。
 >薗田さん 本は売れましたでしょうか?
 
 連休中、お陰様で厄介な書類2件に目途をつけることが出来ました。一方、原稿ですが、新規執筆の方は「はじめに」の後、未だ方向定まらず、書き直しの方は着手不能といった状況。「重き荷を負いて、長き坂を登るが如し」という有様です。