上記のうち①は岩田君が研究室にお出でになるやいなや見つけ出してくれました。②はA4の大判のはずなのに依然行方不明です。
①には便利で大きな鎌倉の地図が付録についていますので、さっそくコピーして『吾妻鏡』講読のメンバーに配布しました。
今回は岩田師範による前期の総括で、在京武士の一員と思われる右兵衛尉為成の娘の「舞女微妙」や古郡保忠・由利維久・法眼弁覚らが俎上に上りました。これだけで3時間。のこったテーマはまた別の機会に致しましょう。
続いて18時からは例会。小野さんの卒論中間報告「『吾妻鏡』にみる鎌倉幕府における女房の役割について」です。鎌倉幕府は男だけの世界のようなイメージがあり、これまで、この分野が等閑にされていたのを痛感させられました。
京都の宮廷に仕える女房については、これまた平安文学の世界で形作られた固定的イメージがありますから、鎌倉幕府で女房を追究することは女房の機能を客観視するうえで有効な方法と思われ、秋に予定されている2回目の報告までの研究の進展が期待されます。
『伝説の将軍 藤原秀郷』の誤植箇所ですが、長村君・岩田君に御精読いただいて、たくさん発見できました(下記
>>No.5836に追記)。ありがとうございました。しかし、たくさん見つかるというのは、なんとも情けない。