筆記試験・レポート・校正
No.5835
先週実施した「総合教育科目7B」の採点がようやく終わりました。つねづね思うのは、答案こそが最良の授業評価の資料であるということです。
持ち込み不可であるにも拘わらず、B4の表裏にびっしりと書かれた答案を読んで感じたことは、この5年ほどの間に、学生さんたちの社会認識のあり方に大きな変化があったのではないかということでした。「前提」が異なることになると、講義の材料選択も最初から考え直さなければならなくなります。
現代社会学部「基礎演習Ⅰ」のレポートは月末締切ですが、すでに提出者あり。先陣を切ったのは、「やはり?」関東出身のMさんでした。
なお、提出にあたっては、報告に対する評価票の添付をお忘れなきように。
本当は科研費による研究論文や昨年から持ち越しになっていて御迷惑をお掛けしている書評などの執筆に取りかからなければならないのですが、目下、論文集掲載の2つの論文(一つは旧稿の再録)の校正に追われております。やむを得ない中断を重ねるうちに双方の内容が錯綜・混乱して困ります。
締切を超過して御迷惑をお掛けしている原稿がある一方、学会事務局に速達でお送りしたにも拘わらず、受け取りの返信もないというケースもございます。あの書評は、いつ陽の目を見ることになるのでしょうか?もとより内容は心許ないのですが、著者と献本してくれた出版社に申し訳ないような気分です。
発送したのは3月10日でしたから、もう4ヶ月以上経過したことになります。
また、仕事の順番を間違えてしまったようです。
☆ 本日、東海大学の落合義明先生より、御高論「中世鎌倉名越の律宗寺院-東栄寺を中心として-」(『戒律文化』5)を御恵送頂きました。
落合先生にあつく御礼を申し上げます。
なお、落合先生は、9月に開催される中世都市研究会において、「中世武蔵国における宿の形成」と題する御報告をされますが、その中で畠山武士団と入間川の関係について言及されるとのことです。
【追記】本日(27日)、広島工業大学附属高校の加栗貴夫先生より、御高論「奥州合戦をめぐる諸相-鶴岡八幡宮・旗・奥州合戦祈祷-」(『青山史学』25)を拝受いたしました。
たいへん興味深い内容で、個別武士団における嫡宗権の表象としての家紋成立の問題とか、法住寺合戦における院方の祈祷による武装の問題などが想起されました。
加栗先生にあつく御礼を申し上げます。
なお、御書信によると、加栗先生は青山学院大学史学科の御出身で、在学中、院生として、先月、公開講座にお出で頂いた中澤克昭先生や、鎌倉ゼミ旅行でお世話になった岡陽一郎先生がおいでになったということです。
ちなみに、この掲示板はよく御覧いただいている由。
広島と言えば、当方のゼミメンバーには、広島大学大学院に進学した尻池さんがおられ、また、私の大学院時代の同期の友人は広島の出身で、地元に戻って公立高校の教諭をしておられました(現在は岡山にお住まいです)。
いずれにしても後輩の御活躍は嬉しいものです。
加栗先生、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
持ち込み不可であるにも拘わらず、B4の表裏にびっしりと書かれた答案を読んで感じたことは、この5年ほどの間に、学生さんたちの社会認識のあり方に大きな変化があったのではないかということでした。「前提」が異なることになると、講義の材料選択も最初から考え直さなければならなくなります。
現代社会学部「基礎演習Ⅰ」のレポートは月末締切ですが、すでに提出者あり。先陣を切ったのは、「やはり?」関東出身のMさんでした。
なお、提出にあたっては、報告に対する評価票の添付をお忘れなきように。
本当は科研費による研究論文や昨年から持ち越しになっていて御迷惑をお掛けしている書評などの執筆に取りかからなければならないのですが、目下、論文集掲載の2つの論文(一つは旧稿の再録)の校正に追われております。やむを得ない中断を重ねるうちに双方の内容が錯綜・混乱して困ります。
締切を超過して御迷惑をお掛けしている原稿がある一方、学会事務局に速達でお送りしたにも拘わらず、受け取りの返信もないというケースもございます。あの書評は、いつ陽の目を見ることになるのでしょうか?もとより内容は心許ないのですが、著者と献本してくれた出版社に申し訳ないような気分です。
発送したのは3月10日でしたから、もう4ヶ月以上経過したことになります。
また、仕事の順番を間違えてしまったようです。
☆ 本日、東海大学の落合義明先生より、御高論「中世鎌倉名越の律宗寺院-東栄寺を中心として-」(『戒律文化』5)を御恵送頂きました。
落合先生にあつく御礼を申し上げます。
なお、落合先生は、9月に開催される中世都市研究会において、「中世武蔵国における宿の形成」と題する御報告をされますが、その中で畠山武士団と入間川の関係について言及されるとのことです。
【追記】本日(27日)、広島工業大学附属高校の加栗貴夫先生より、御高論「奥州合戦をめぐる諸相-鶴岡八幡宮・旗・奥州合戦祈祷-」(『青山史学』25)を拝受いたしました。
たいへん興味深い内容で、個別武士団における嫡宗権の表象としての家紋成立の問題とか、法住寺合戦における院方の祈祷による武装の問題などが想起されました。
加栗先生にあつく御礼を申し上げます。
なお、御書信によると、加栗先生は青山学院大学史学科の御出身で、在学中、院生として、先月、公開講座にお出で頂いた中澤克昭先生や、鎌倉ゼミ旅行でお世話になった岡陽一郎先生がおいでになったということです。
ちなみに、この掲示板はよく御覧いただいている由。
広島と言えば、当方のゼミメンバーには、広島大学大学院に進学した尻池さんがおられ、また、私の大学院時代の同期の友人は広島の出身で、地元に戻って公立高校の教諭をしておられました(現在は岡山にお住まいです)。
いずれにしても後輩の御活躍は嬉しいものです。
加栗先生、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。