法住寺殿の武将墓
山田邦和
No.5822
時差ボケでまだボーッとしている山田です。
森浩一先生〈同志社大学名誉教授〉の『京都の歴史を足元からさぐる〈洛東の巻〉』(東京、学生社、2007年7月)が刊行され、一本をいただきました。森先生ならではのユニークな視点から構成された「京都案内」で、読んでいて、私も目から鱗が落ちる場面が続出します。
なかでも驚愕したのは、法住寺殿の「武将墓」についてです。森先生は、この墓の被葬者の候補として、法住寺殿合戦で戦死した円慶法親王(園城寺長吏、後白河法皇第5皇子)をあげておられるのです。私など、正直いってこの墓の被葬者としては武将ばかりを考えましたが、確かに、合戦の際には僧侶も武装するはずです。もちろん、この説には、墓の時期推定などの点で問題があり、確定ということはできないのですが、法住寺殿について新鮮な仮説が提起されたことを慶びたいと想います。
野口先生も、法住寺殿の武将墓の被葬者について、仮説をお持ちだとおっしゃっていましたね。まだ秘密だ、ということでしたが、そろそろ公表されないのですか? 興味津々で見守っています。
宣伝:来る21日、この本について、森先生がサイン会をされるそうです。ご興味ある方はどうぞ。→ http://heike.cocolog-nifty.com/kanwa/2007/07/06/index.html
森浩一先生〈同志社大学名誉教授〉の『京都の歴史を足元からさぐる〈洛東の巻〉』(東京、学生社、2007年7月)が刊行され、一本をいただきました。森先生ならではのユニークな視点から構成された「京都案内」で、読んでいて、私も目から鱗が落ちる場面が続出します。
なかでも驚愕したのは、法住寺殿の「武将墓」についてです。森先生は、この墓の被葬者の候補として、法住寺殿合戦で戦死した円慶法親王(園城寺長吏、後白河法皇第5皇子)をあげておられるのです。私など、正直いってこの墓の被葬者としては武将ばかりを考えましたが、確かに、合戦の際には僧侶も武装するはずです。もちろん、この説には、墓の時期推定などの点で問題があり、確定ということはできないのですが、法住寺殿について新鮮な仮説が提起されたことを慶びたいと想います。
野口先生も、法住寺殿の武将墓の被葬者について、仮説をお持ちだとおっしゃっていましたね。まだ秘密だ、ということでしたが、そろそろ公表されないのですか? 興味津々で見守っています。
宣伝:来る21日、この本について、森先生がサイン会をされるそうです。ご興味ある方はどうぞ。→ http://heike.cocolog-nifty.com/kanwa/2007/07/06/index.html