『研究紀要』発表論文の執筆者決定。

No.5698

 元木研究室の皆さん、水無瀬は如何でしたでしたか。来年は隠岐でしょうか?
 教育実習中の皆さんは、ようやく一息ですね。
 
 ところで、18年度宇治共同研究の研究成果報告のうち、研究所『研究紀要』の執筆担当者が決まりました。
   文献史学:佐伯智広氏(神戸夙川大学非常勤講師)
   国文学 :田中裕紀氏(同志社大学大学院DC)
   考古学 :大原瞳氏(奈良市教育委員会・奈良市埋蔵文化財調査センター嘱託)
というラインナップです。これに私が加わって4名の共著の形になりますが、ジャンル毎に章立てをして執筆分担は明確に致します。締切は8月末、よろしくお願いいたします。

 ☆ 本日、同志社女子大学の朧谷寿先生より、御高論「摂関期の天皇の葬送の実態」(笠谷和比古編『公家と武家Ⅲ-王権と儀礼の比較文明史的考察-』)・「邸宅の相続」(倉田実編『王朝文学と建築・庭園』)を御恵送いただきました。
  朧谷先生にあつく御礼を申し上げます。

  また、熊本学園大学の小川弘和先生より、御高論「摂関家領島津荘と〈辺境〉支配」(熊本学園大学論集『総合科学』13-2)を御恵送いただきました。島津本荘が刀伊事件の事後処理の一環として、大宰府の南九州掌握政策の展開の中から成立したものとされるなど、中世成立期における南九州史に関する画期的な研究と思います。
 小川先生にあつく御礼を申し上げます。

水無瀬・山崎

No.5700

行ってまいりました。詳細は月曜日にお話させていただきますが、簡略に行程を。

12時に阪急水無瀬駅に集合→桜井駅→水無瀬離宮址(石碑)→水無瀬神宮→離宮八幡宮→関戸明神→大山崎町歴史資料館→宝積寺→天王山の途中(真木和泉守ら十七士の墓)の順で見学し、下山→阪急大山崎→梅田に出て、共平亭で皿うどんその他→阪急東書房(古書店)→二次会。

空がややかすんでいたので、遠景良好とはいかなかったのですが、好天に恵まれ、充実した見学会となりました。
水無瀬離宮址(石碑)の場所がわかりにくかったのですが、ふれあいセンター(島本町役場の近く)の生涯学習係の方に道を教えて頂きました。分かりやすい地図を頂きましたので、行かれる方にはお見せできます。

いつもながら元木先生からは、各所で有益なご知見を拝聴し、美味しいものをご馳走になりました。ありがとうございました。

*5月28日夜、誤記を訂正いたしました。

そういえば、山本君・永富さんのお誕生日

No.5701

 長村君、御報告ありがとうございました。梅田で飲んだビールはさぞかし美味しかったことと思います。
 昨年の元木研究室の新歓遠足の行き先は一ノ谷・福原・湊川・神戸だったと記憶していますが、そこからどうして水無瀬に繋がるのか考えたあげく、思い当たったのが「順徳」でした。来年の行き先も梅田のお店あたりがキイワードになるのでしょうか?
 さてまた、水無瀬では「おみくじ」騒動もあったとの情報を入手いたしておりますが、委細は明日うかがいたいと存じます。

 その明日の新歓コンパですが、いろいろ手配の方よろしくお願いいたします。幹事の佐伯君には連日忙しい中、申し訳ありません。
 今年度からゼミに参加された皆さんは、くれぐれも「万障お繰り合わせの上」。
 『吾妻鏡』に参加できないというメンバーも、滅多にない機会ですから宜しく御参集ください。

 ところで、すっかり機を失してしまったのですが、遅ればせながら、今月にお誕生日のあった山本陽一郎君と永富絵里子さんに、お祝いを申し上げます。
 山本君はサーティワン・アイスクリームも卒業ですね。修論、頑張ってください。
 また、例会報告もよろしく。
 永富さんは教師生活もいよいよ脂が乗りきってきたというところでしょうか。ますますの御活躍を祈念いたします。 

水無瀬・山崎・皿うどん

元木泰雄
No.5704

 すでに色々書き込みがあるように、26日は新入生歓迎遠足で、水無瀬・山崎に行きました。前日の豪雨から一転、暑いくらいの好天となりました。残念だったのは、黄砂の影響で遠望が利かず、天王山からの景色がさっぱりだったことです。この点が昨年の旅行との違いでしょうか。
 
 水無瀬、山崎、電車からはいつも眺めているのですが、実は当方も訪問するのは初めてでした。車窓から見慣れた景色も、降りてみると全く違う印象を受けるものです。
 水無瀬はかなりマンションなどが立ち並び、中世を偲ぶよすがは余りありません。かの桜井の駅跡は、阪急水無瀬から徒歩10分足らず。例によって、楠公関係史跡は、中世というより近代思想史の史跡という性格が濃厚です。楠公父子の対面の像に「滅私奉公」と特筆されておりましたが、昨今の情勢を見るに、天候とは逆に薄ら寒いものを感じてしまいます。
 ちなみに、JR島本駅が桜井の駅跡に隣接して設置されるようで、盛んに工事が行われ、まもなく付近の様相は一変しそうです。
 ついで、矢納神社。名前は楠公父子が矢を奉納したという伝承によりますが、もとは離宮八幡の摂社との事。山崎の自治都市の範囲は水無瀬川との事ですが、本来の離宮の勢力圏はこのあたりに及んでいたことになります。
 その後、道に迷って、水無瀬離宮跡の石碑を発見。郊外見学では、確実な二万五千の地図を持参するとともに、地図上で予め目的地に関するシュミレーションをしておくことが必要です。地図・方向感覚については、どうも頼りない人が多いですね。
 石碑の周辺、鉄道、道路など構造物が多いですが、すぐ背後の天王山に連なる山並み、淀川をはさんで対岸の男山と、山に囲まれ風光明媚だった往時がかすかに偲ばれます。今でも、紅葉の時期の山並みは車窓から見ても素晴らしいものがあります。
 
 水無瀬神宮はすぐ近く。例の後鳥羽の似絵や手印置文などを所蔵し、神主さんの名前が水無瀬、さすがに由緒を感じさせるところです。もっとも、建物などは新しく、全体に地味な感じのお社でした。なお、湧き水は名水とされ、近隣からくみに来る人が相次いでいるようです。
 阪急と新幹線の高架をくぐり、国道171号線を越えると淀川の堤防に出ます。広大な河川敷、対岸の男山、さすがに三川合流地点付近の景色は雄大です。これを間近に眺められたのですから、後鳥羽院が水無瀬離宮を愛好したのももっともな気がします。なお、河川敷には運動場などがあり、自然のままというわけには行きませんし、中州の樹木のお蔭で、三川の合流点もよく見ることはできません。山崎の渡しの風景はいまひとつでした。
 
 水無瀬から10分程で山崎です。曲がりくねった狭い道(それだけに車に注意)、古い住宅など、町並みに近世の雰囲気が色濃く残っています。離宮八幡も、建物などは新しいですが、油座にちなむ遺物などもあり、歴史的な雰囲気を漂わせる神社です。ちなみに、社務所横のプランターに荏胡麻が植えられておりました。
 そのすぐ西には山城・摂津国境があり、関大明神(カンダイミョウジン、ではありません)が祭られておりました。その北には山崎宗鑑の屋敷もあったとか。山崎には独特の趣きがあります。
 歴史資料館は小型ですが、待庵の原寸大の復元もあり、田端泰子先生御監修による古文書を駆使した離宮八幡油座に関するビデオもあり、一見の価値ありです。また、ここのパンフレット類も充実して居ります。

 すでに2時間あまり、暑い中を歩いただけにややばて気味でしたが、勇を鼓して天王山の宝積寺へ。
 登りがかなり急ですが、同寺までの道は舗装されており、資料館から10分くらいの道のりでした。桃山の山門に、鎌倉の仁王像が迎えてくれます。近世初期の三重塔は、やや塔身が太く、時代の特色を示しているようです。
 ここの最大の見所は、五体そろった閻魔大王とその眷属の像でしょう。玉眼や躍動的な身体の表現など、鎌倉時代の特色を良く示した作品です。本堂の本尊も鎌倉の十一面観音。1232年に焼失後、再建された時の貴重な仏像が残っているようです。
 そこから天王山の登山道へ。禁門の変後に切腹した真木和泉らの墓所、秀吉ゆかりの旗立松まで登り、16時を過ぎたところで引き返しました。

 情けないことに、途中で息が切れ、衰えを痛感させえられましたが、五分の休憩で復活。この敵だらけの世の中(まるで自力救済の世界ですが)、まだくたばるわけには行かんワイ。冒頭で述べたように、遠望が利かず、対岸の男山さえ霞む始末。ただ、樹木が剪定されておらず、黄砂がなくとも展望には制約がありました。三川合流地点を上から見下ろすのは困難ではないかと思います。

 本当なら最後にサントリーの工場見学、と行きたいところですが、そっちはどうもという人ばかり。かくして阪急大山崎16時41分発の準急で梅田に参りました。ちなみに、大阪(梅田)までのJRと阪急の運賃、450円対310円。所要時間もへったくれもなく、阪急に乗車。途中、茨木市で特急に抜かれるのですが、見ればかなりの混雑。梅田到着は3分差ですから、乗り換えるの必要はありません。阪急のダイヤは如何なものでしょうかね。

 梅田の夕食は、皿うどん、ちゃんぽんの共平亭。その晩、頂いたお礼のメールのなかには、タイトルが「ご馳走様でした」というものもありました。この日、最大のインパクトはこの店、とくに特製皿うどんだったようです(笑)。
 味も量も抜群、一度近藤先生とご一緒したいものです。もっとも、「なーんだ、これぽっちか」とか言われるかも。そのときは近所のとんかつ「小ばやし」か、焼肉「味楽」か、はたまたお初天神のお好み焼き福助あたりで追加しましょう。
 特製ぎょうくざ、から揚げもうまく、まあビールによくマッチすること!
 野口先生ご推察の通りのビールの味でした。但し、最近は節制しているので、大ジョッキ三杯だけ。
その後、すぐ近くの阪急東書房に立ち寄り、古書を探索(長村君、行程が逆ですぞ)。
 二次会はピアノバーで、高級ウィスキー(シーバスリーガル18年もの!)。と言っても飲まない人には何の意味もありませんが・・・。かくしてお開きは22時。
 
 日曜の朝、若干二日酔。しかし足の痛みはほとんどなし。25日に自転車30分、ジョッギング15分で翌日に備えた効果があったようです(ほんまかいな)。

 今回は去年の順徳にちなんだなら、来年は「共平」、きょうへいということで、大山喬平先生にちなんで、丹波大山荘??というのは冗談。
 もちろん当研究室の見学先選定に、野口先生ご推察のような事情があるわけではありません(笑)。次回も、希望者の多いところにしたいと思います。

                   ☆   ☆
 話は変わりますが、最近悲しい別離に見舞われました。
 去る15日未明、飼い猫のチャシロコ(チビ)が、13歳で死去しました。
 癌が原因だったようです。2月までは元気だったので、こんなことになるとは予想だにしえませんでした・・・
 震災の前年の6月、生まれて二ヶ月ほどの時に、我が家に捨てられ、震災前日には異様な鳴き声を発して危険を予知してくれました。
 他のネコが逃亡した中、倒壊した家の瓦礫に留まり、片付けに行った当方の傍らで嬉しそうにしていた様子が昨日のように想い起こされます。今の家に移ってから、暢気に寝そべるチャシロコを見て、震災を無事に乗り切ったことに思いをいたしておりました。
 それだけに、単なるペットを越えた、「同志」を失った思いが致します。
 野口先生からご丁重なご弔意を賜り、恐縮致しております。
 ネコの13歳は厄年とのこと、これを乗り切ると20年近い長寿もあるそうです。
 愛猫家各位には、くれぐれもご注意下さい。
 
 かくして我が家は「悪サブ」の天下となってしまいました。最近は少し大人になったのですが・・・・(↓↓[5499]参照)

 

祝、『兵範記人名索引』刊行

No.5695

 兵範記輪読会(代表、杉橋隆夫 立命館大学教授)編『兵範記人名索引』が、ついに刊行されました(思文閣出版、本体9,000円)。

 27年間の御努力の成果が凝縮されて、ついに実を結んだものといえましょう。杉橋先生、元木先生をはじめ、この会に結集された多くの方たちに感謝し、かつ敬意を表したいと思います。

 この輪読会には、私も20年ほど前、京都文化博物館在職中に参加させていただきました。たしか木曜日の夕刻から、立命館大学の杉橋先生のもとに、元木先生・美川先生、府立総合資料館の西村隆先生、それに当時京大の院生であった上島享先生、故川端新先生などが集まって和気あいあいのうちにカード取りの作業を進めたことを思い出します。

 当時は私も若く、まだ胃腸も丈夫でしたから、会が終わってからの宴会が楽しみでした。また、宴会のない時には、必ず杉橋先生が愛車(三菱シャリオ)で北大路あたりまで送ってくださったものでした。

 その後、私は鹿児島に去り、会への参加はかなわなくなりましたが、前川佳代さんをはじめ、のちに当方のゼミに参加された方や、逆に当方のゼミメンバーが参加させていただくようになったりと、まさに12世紀末の諸国の武士が在京活動中に「一所傍輩の好」を結んだことを彷彿とさせるような場であり続けたように思います。

 もとより、完成されたこの本が、今後の当該分野の研究に裨益するところははかり知れないものがあると思いますが、この輪読会の存在そのものもまた、研究史の上に特筆されるべきものだと思います。

 本書を御恵送いただいた兵範記輪読会ならびに杉橋隆夫先生に、あつく御礼を申し上げる次第です。

 ☆ 早くも、連休明けに送付した原稿の校正ゲラが届きました。週末は、また、校正に追われそうです。

 【追記】
 ★ 18年度宇治共同研究メンバー(情報処理担当の鈴木君・永富さんは除く)への問い合わせですが、岩田君・長村君・佐伯君・大原さん・田中さんから御回答を頂きました。のこる方々の御返信をお待ちしています。

公開講座後の懇親会。

No.5694

↓の野口先生の書き込みにありますように、6月23日(土)に研究所の公開講座が行われます。終了後に先生方を交えた懇親会を予定しております。
参加をご希望の方は、6月2日(土)までに、山岡の携帯アドレスもしくはPCまでご連絡下さい。お店は女坂にあります「里」を予約しております。
なお、お料理はパーティコースを考えています。ビールの銘柄は、アサヒ・スーパードライとのことです。

「京博に行ってきました」

No.5692

 昼休みに京博に行き、開催中の特別展「藤原道長」を見学してきました。
 期待以上の内容。とくに木幡や白川金色院関係の重要史料が網羅されているので、宇治の共同研究に携わっているメンバーで、まだ未見の方はぜひお出かけになると良いと思います。27日(日)までです。
 経塚関係の出展が多く、伊豆修禅寺のものまで出ていました。ちなみに、関東でも経塚の検出例は多く、三浦氏の衣笠城跡(横須賀市)や千葉氏関係の千葉寺(千葉市中央区)からも12世紀の遺物が出土しております。
 なお、京博の平常展では、目下、「国宝 藤原忠通書状案」が展示中です。ふだん平常展の展示室にあるのに、特別展の会場に移されている展示品の代わりに展示してあるものにも要注目です。
 それにしても、「ひるやすみに、きょうはくにいってきました」と、音声言語では伝えない方が宜しいようですね。

 ※ 京博に向かう途中、男子中学生が十数名ほど方広寺の鐘楼に腰掛けてお弁当を食べており、そのうちの一人が「こんにちわー」などと声をかけてきたので、東山大仏殿と梵鐘の「国家安康、君臣豊楽」の銘文についてレクチャーをして参りました。関心を持ったのは僅かに2名。静岡県から来た修学旅行生とのこと。
 しばし、教育実習中のメンバーと共通体験を持ったという次第です。

こんにちわー-次回『吾妻鏡』-

岩田慎平
No.5693

>野口先生 昼休みのきょうはく、執着至極に存じます。世は修学旅行シーズン真っ盛りですね。

 ところで次回の『吾妻鏡』のご案内です。
 日時:5月28日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』元仁二年(嘉禄元)二月二十四日、五月三日、六月十日、十六日、二十一日、七月六日、十一日、十二日、二十三日、八月二十七日、九月三日、二十日、十月三日、四日、十三日、十九日、二十日、二十七日、二十八日、二十九日、十二月五日、九日、二十日、二十一日、二十二日、二十九日条
 ※範囲はひとまず上のように設定しましたが、時間の許す限りどしどし読んで参りたいと思います。

 なお、当日は佐伯さんからご案内いただきました歓迎会が行われますので、みなさん予定を空けておいて下さいね。

研究所公開講座まであと1ヶ月

No.5690

 今年度の宗教・文化研究所公開講座(シリーズ 東山から発信する京都の歴史と文化⑨)の開催まで、あと一ヶ月となりました。ポスター・チラシの準備もできました。近々送付・配布いたしますので、掲示等よろしく御協力ください。
 また、ゼミメンバーには、当日の会場設営・受付・録音や講師をお招きしての懇談会・懇親会の準備について例年通り、よろしく御協力を御願いいたします。
 今年度は鈴木君の引率のもと、同志社高校の生徒さんたちも聴講にお出でになるとのことで、うれしく思っています。
 以下、講座案内です。

 テーマ:「王権と貴族・武士」
 講題 Ⅰ部 王朝の狩猟文化―摂関・天皇・院の権力と野生―
      講師 長野工業高等専門学校准教授 中澤 克昭 氏
 講題 Ⅱ部 武家平氏と貴族社会
      講師 愛知学院大学文学部教授 松薗 斉 氏
 質疑応答  司会 本学宗教・文化研究所教授 野口 実 氏
日時 6月23日(土)13:00~17:00
場所 J525教室(市バス馬町下車)
  ※ 詳しくは下記をごらん下さい。
 http://www.kyoto-np.co.jp/ad_koukaikouza_0703/interview/interview_kyoto-wu.html
 http://www.kyoto-np.co.jp/ad_koukaikouza_0703/uv/uv_kyoto-wu.html
  
  【追記】今回の公開講座には、元木泰雄先生もお出で下さるとのことです。
      もちろん懇親会まで。

 ☆ 昨日、吉井功兒さんより御高論「岸和田藩主岡部氏祖系の覚書〔中〕」・「同〔下〕」(『家系研究』42・43)を御恵送いただきました。精力的な御研究に頭が下がります。
 吉井さんにあつく御礼を申し上げます。
  また、四天王寺国際仏教大学の源健一郎先生から、『紫苑』第5号掲載の各論に対するコメントを記された御懇書と、『国文学研究』などに御掲載の書評2点を御恵送いただきました。
 各執筆者に対するコメントは個々に伝達させていただきたいと存じます。おおいに励みになることと思います。
 源先生にあつく御礼を申し上げます。

  【追記】本日、(財)群馬県埋蔵文化財調査事業団の唐澤至朗先生より、御高論「無量光明考-光明表現と阿弥陀仏来現の認識-」(『群馬県立博物館紀要』28)を御恵送いただきました。
 唐澤先生にあつく御礼申しあげます。

 また、安土城考古博物館の山下立先生より、御高論「瓦と塑土の懸仏-懸仏の材質的研究(2)-」掲載の同博物館『紀要』15および企画展図録『甲賀郡の風土と遺産』を御恵送いただきました。
 山下先生にあつく御礼申し上げます。

  ★ 18年度宇治共同研究メンバーへの問い合わせですが、岩田君・長村君・佐伯君から御回答を頂きました。のこる方々の御返信をお待ちしています。

肥後の琵琶弾き山鹿良之の世界

No.5688

 中世戦記研究会の席で、兵藤先生からタイトルのCDの御案内をいただきました。発売元は財団法人日本伝統文化振興財団。もちろん解説は学習院大学文学部教授 兵藤裕己先生。
 詳しくは下記を御覧下さい。
  http://search.japo-net.or.jp/item.php?id=VZCG-8377
 門屋君は即購入でしょうか?

 ついでに、宣伝もう一件。
 書き込むほどのことではないので、『日本歴史』6月号の吉川弘文館の広告16ページを御覧下さい。

 >尻池さん  こちらこそ、お見捨てなきように。
 >山岡さん  報告、お疲れ様でした。
 >教育実習中のみなさん  予想外の局面ばかりだと思いますが、まずはご自身の健康管理が肝要で
  す。
 >『入門吾妻鏡』執筆者のみなさん  昨日は長時間にわたり、ありがとうございました。
 >岩田君  お代官、お疲れ様でした。
 >18年度宇治共同研究メンバーのみなさん  早々の御返信をお待ちしています。 

歴史学は社会科学たるべきこと。

No.5685

 本日(19日)は、浜松町駅から徒歩5分という好立地の都立芝商業高校で開かれた中世戦記研究会に出席して参りました。
 結果的にとはいえ、多数の方が御出席の中で、座席を二つ占拠するという悪態をさらしてしまい、今さら恐縮いたしております。
 ちなみに、兵藤先生は、場所が高校ゆえに喫煙場所を探すのに苦労されておられた御様子。「吸ったら停学ですよ!」と申し上げておきました(笑)。
 それに致しましても、今回もまた歴史学は社会科学であるべきことを再確認させられました。その前提においてこそ、国文学との協業は意味を持つものと考える次第です。
 懇親会は失礼して早々に上洛の途に就きましたが、来週から東国で教育実習をされる伊藤さんは出席され、兵藤先生から『紫苑』に発表した研究ノートにたいして厳しい御指摘を頂いたとのこと。伊藤さんは、これを受けて大いにやる気になっておられるようで、とても良かったと思います。
 >伊藤さん  教育実習の方もしっかり頑張ってきてください。

 ☆ さて、東下りの間にも郵送多数。
 まず、この3月に学位を受領され、新年度から奈良女子大学人間文化研究科博士研究員になられた前川佳代さんから、御高論「「聖地」平泉-清衡の平泉創造-」掲載の『平泉文化研究年報』第7号を御恵送いただきました。
 同封の書信によると、子育ても御研究におおいにプラスにされておられる御様子。流石です。
 前川さん、ありがとうございました。また、こちらで例会発表をお願いできればと思っております。ついでに、女性メンバーの進路指導もぜひ。

 また、同志社女子大学の朧谷寿先生から、新刊の『藤原道長』(ミネルヴァ日本評伝選)を御恵送いただきました。副題は「男は妻がらなり」。
 私の『北条時政』の上梓はいつになることやら。副題はもう決めてあるのですが(「舅はつらいよ」ではありません)。
 朧谷先生にあつく御礼を申し上げます。

緊張しています。

伊藤明日香
No.5686

>野口先生

昨日は、遠路はるばるお疲れさまでした。(私もですが)


昨日の発表は、史学からの指摘が大いに必要であり、
後の席に野口先生がいらっしゃらなかったことを
皆様残念に感じていた模様でした。


明日から教育実習です。
不安ばかりで、連日変な夢を見ます。
とにかく誠実な態度で、精一杯やってきます。


出張講義

No.5683

 昨年の5月には、北海道の函館東高校にお邪魔しました。後になってわかったのですが、ここは高校時代以来の私の親友の奥方の出身校でした。
 今年は6月に奈良県の香芝高校に行くことになりました。講義のテーマはいつものように「武士の都としての平安京・京都」ですが、内容は毎年リニューアルしています。

 ちなみに、先般、島根県立出雲高校で出張講義を行ったときの受講生で、その時はまだ一年生だった伊藤千春さんから、この四月に岡山大学に進学された旨の御報告の書き込みがありましたが、最近いただいたメールでは、一人暮らしで「親のありがたみが骨身に染みるようです」とのことでした。
 みんな、頑張っています。

 ● 本日(17日)、歴研大会で販売するため、期限厳守で執筆して欲しいということなので、最優先で執筆し、締切(昨年秋)前に送付した某論文集掲載予定の拙文の再校ゲラが届きました。もちろん、今年度の歴研大会での販売はすでに断念とのこと。こんなものです。

広島大学の皆さん、お疲れ様でした。

No.5680

 本日(16日)は広島大学の皆さんに京女周辺の史跡を御案内しました。午前中は奈良、午後は京博の見学などを済まされた後とのことで、さぞお疲れになられたと思います。尋常ならざる歓迎の仕方しか出来ず、申し訳ありませんでした。
 なお、下向井先生からゼミメンバーに、広島のお土産とたくさんの御高論の抜刷を頂きました。下向井先生にあつく御礼を申し上げます。
 抜刷を御希望の方はお申し出下さい。

 広島大学の皆さんの御来学の機会を作ってくれた尻池さんと、お迎えの準備をしてくれた伊藤さん・小野さん・岩田君、また授業の休み時間に挨拶に来てくれた江波さんに感謝します。

 ☆ 本日、神奈川県立金沢文庫の西岡芳文先生より、御高論「式盤をまつる修法-聖天式法・頓成悉法・ダキニ天-」掲載の『金沢文庫研究』第318号、御出席の座談会記録「鎌倉の廃寺を語る 中世都市の栄枯盛衰」掲載の『有隣』第474号、それに特別展図録『金沢文庫の仏像』を御恵送いただきました。
 西岡先生にあつく御礼申しあげます。
 ちなみに、特別展「金沢文庫の仏像」は、6月10日(日)までの会期で開催中とのことです。

広島大学の皆さん、お疲れ様でした。

岩田慎平
No.5681

 昨日は強行日程の後のお疲れ、且つお忙しいところ、京女までお出でいただきました広島大学の皆さん、ありがとうございます。広島大学の皆さんをご案内いただきました尻池さん、お久しぶりでしたね。充実の日々をお送りのことと拝察いたしました。

>『吾妻鏡』講読会にご参加のみなさん
 来週5/21(月)はお休みです。次回は5/28(月)に開催予定です。なお、28(月)には佐伯さんからご案内いただきました歓迎会が行われますので、みなさん予定をあけておいて下さいね。

お忙しい中ありがとうございました。

尻池由佳
No.5682

 昨日はあたたたく歓迎してくださりありがとうございました。歩きに歩いた後に、おいしいお茶とお菓子をいただいて、すっかりリフレッシュしました。やっぱり、京都のお菓子はとってもおいしいです。
 史跡見学では、これまで自分が生活していた場所はすごいところだったんだな~ということと、現地を歩いてみることは重要だということ再認識しました。これからもしばしば京都を訪れたいと思います。

 >野口先生
  お忙しい中、史跡見学の準備をしてくださりありがとうございました。
 
 >岩田さん
  お忙しい中、京女まで足を運んでくださり、ありがとうございました。久しぶりにお話しすることができうれしかったです。

 >伊藤さん・小野さん
  おいしいお菓子を選んでいただき、ありがとうございました。大満足です。

 広島で頑張るので見捨てないでください。そしてまたお邪魔させてください。

新歓コンパのおしらせ。

No.5678

本日の研究会・例会参加者のみなさま、お疲れさまでした。
山岡さんは当日は頑張って下さいね。
さて、5月28日(月)の新歓コンパですが、下の方で野口先生にお書きいただいたように、
宗教・文化研究所の共同研究室(京都女子大学L校舎 3階)でお食事会ということになりました。
時間は一応6時からです。
コンパのみの参加ももちろんOKです。
(というか、そもそも私からして、当日はコンパのみの参加です…)
というわけなので、最近ちょっとご無沙汰してますという方も、ぜひご参加下さいませ。
持ち込み歓迎♪

あ、ゼミ旅行は構想というか妄想の段階ですよね?(笑)
そんな話もぜひ28日に。
……竹生島いいな~、竹生島。