『吾妻鏡』講読会・例会・新歓コンパ 

No.5674

 ○ まず『吾妻鏡』。前回、ご紹介しようとして、記憶が定かでなかった鎌倉将軍家の御所に関する建築史の論文ですが、

  藤田盟児「鎌倉武士住宅の空間構成-幕府御所を中心として-」(関口欣也先生退官記念論文集『建築史の空間』中央公論美術出版)

でした。

 ○ 次回(14日)の『吾妻鏡』講読会終了後、引き続いて山岡さんの研究発表会があります。ゼミメンバーはもとより、摂関・院政~鎌倉期の権門(もちろん鎌倉将軍家を含む)の家政機関や中世前期の武士論に関心のある方の積極的な参加を求めます。
 国文の人も、とりわけ学部生は万障繰り合わせて参加してください。

 ○ 新歓コンパ、28日の『吾妻鏡』講読会の後に設定の予定です。各方面で御活躍の先輩方はもとより、とくに今年度から参加されている方は、主賓ですので、時間を空けておいてください。
 一堂にテーブルが囲めて、周囲がうるさくないところがよいですね。共同研究室も8時ころまでなら使えますし、女坂にある「里」の地下も良いかと思います。
 これは、あくまでも私の意見ということで、佐伯君、よろしくお願いいたします。

明後日、安芸国からお客様が来学します

No.5677

 本日の『吾妻鏡』講読は、4時間で嘉禄元年(1225)に突入。それからA地下で食事の後、山岡さんの例会報告。参加の皆さん、お疲れ様でした。
 野口君、たくさんのお土産をありがとうございました。
 山岡さんには20日の御健闘を祈ります。
 28日の新歓コンパは、結局、共同研究室で開催になる模様。具体的なことについては、佐伯君からアナウンスがあろうかと思います。なお、ゼミ旅行の実施も検討されているようです。

 ところで、今春、広島大学大学院に進学された尻池さんが、所属する下向井先生の研究室のみなさん、総勢7名と共に、明後日(16日)夕刻に当方の研究室にお出でになります。当方としては、例の如く、大学周辺の史跡案内で歓迎の予定です。
 広島大学の方たちにお目にかかりたいというメンバーは、16時30分に研究室に御参集下さい。

 >江波さん  郷里からのお客様です。授業がなかったら「接待役」を宜しく。 

ニセ科学のみならず、ニセ歴史学も横行

No.5672

 本学、現代社会学部主催の公開講座にこのようなものがあります。時宜を得た企画だと思うので紹介いたします。
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  現代社会学部公開講座
   市民のための科学リテラシー入門―「ニセ科学」にだまされないために
講題 基調講演―21世紀はニセ科学の世紀?  講師 本学教授 小波 秀雄 氏
 講題 ニセ科学は如何に広まったのか  講師 同志社女子大学教授 左巻 健男 氏
 講題 「水商売ウォッチング」からの提言  講師 山形大学准教授 天羽 優子 氏
 講題 ニセ科学を見抜くには  講師 大阪大学教授 菊池  誠 氏
 質疑・応答
 日時 6月30日(土)13:00~13:30・13:30~14:10・14:10~14:50・15:30~16:30
 場所 J525教室

 近年著しく広がりつつある「ニセ科学」やオカルト的な言説について、その現状を分析し、一般市民がだまされないための科学リテラシーのあり方を問いかけます。

 お問い合わせは e-mail: kyogaku@kyoto-wu.ac.jpまでお願いします。
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 さまざまな情報が氾濫する中で、「ニセ」は自然科学のみならず、歴史学にも横行しているようです。
 歴史教育ないしは市民の歴史認識という観点から、これはとても深刻な問題だと思っています。
 そのうち、どこかで議論しましょう。 

 ☆ 今度の女性史総合研究会例会は、女性史に興味があったり、その関連のテーマで卒論をまとめようとする人には、時代・ジャンルを問わず、貴重な機会だと思いますので、開催案内を再掲します。
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  ◆ 女性史総合研究会5月(第135回)例会の予定 ◆

    ジェンダー史学会と共催で公開シンポジウムを行います。
       ~ 「女性」史におけるジェンダー ~
  
     日  時: 5月12日(土) 13:30~17:00
      場 所: 京都橘大学 清和館 3階 131教室

     報告者: 荻野美穂氏 「<ジェンダー>概念の目指したもの 」
           曽根ひろみ氏「 日本近世刑事法制のなかの「女」」
     コメント: 服藤早苗氏 「日本古代中世におけるジェンダー分析と課題」
     参加費: 500円
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>永富さん  岩田君は働きながら論文のことを考えていたのかも知れません。
 GWの後、私の依頼に応え、約束を守って論文を提出してくれたのは岩田君だけでしたから。
 でも、今度は手を振るだけでなく、押しかけた方がよいと思います(笑)。
 ちなみに、スタバでのバイトは学生の間では花形のようですね?

 >佐伯君  「先生」の呼称については、某先生の説かれる「職業身分」と「社会身分」の話を思い起こしてしまいます。
 佐伯君は明らかに「先生」ですし、このところ、ゼミメンバー古参組は、研究者としても社会人としても一定のステイタスを獲得しておられるので、気安く「君」とは呼びづらくなっていることは確かです。
 しかし、まぁ、この場ではご勘弁いただくことにいたしましょうか。でも、時にいやみで書くことがあるかもしれません(笑)。

 >雨野さん  渋谷越えは、てっきり参加されていたのかと思っていました。むしろ主催者だったのでは?
 某県・某市での教育実習。「野口の再来」などということになると、某県の教育委員会から教員免許をいただけなくなるかもしれませんよ(笑)。

諸事お返事

岩田慎平
No.5673

>永富さん 先日はバイト先のお近くまでお出でいただきましてありがとうございます。おかげさまで連休中はよく繁盛いたしました。勉強の合間のバイトはなかなか良い気分転換になるのですが、先日はさすがにレジ係をしながら、ドリンクを作りながら、〆切のことが気になって仕方ありませんでした(結局、遅れちゃったんですけどね)。

>佐伯さん 来週の件、了解致しました。毎度お世話になります。

アリとキリギリス

No.5675

 本日開催された女性史総合研究会とジェンダー史学会の共催シンポジウムは、盛況かつ充実した内容だったようで、参加した某女子大の学生さんが、会場に普段愛読している本の著者を見つけたり、講演内容に感動して、大いに研究意欲を触発された、という、聞いているだけで嬉しくなってしまうような場面があったとのことです。
 このような機会(チャンス)にどれだけ出会えるかどうかが、人の一生を左右するのでしょう。結局、自分で出て行くかどうかの問題。積極的な人生は、リスクも多いけれど、それなりの果実を得ることが出来るのだと思います。

 良い季節になりました。アウトドアで楽しく過ごそうという方も多かろうと思います。しかし、せまい日本のことゆえ、周囲への気配りが大切です。
 一部の人たちの笑い声の周囲に鬱積する怒りが、世の中を暗くさせているように思えるのです。

 GW中に書いていただいた論文など、すでに査読に回されていると思います。せめて学問の世界においては、アリさんが報われてほしいものだと願っています。

Re: ニセ科学のみならず、ニセ歴史学も横行

No.5684

ニセ歴史学ですか。興味深いですね。博物館にいると、史料というものは選別されて残されたものだということがよくわかります。19世紀に誕生した実証主義史学はまだこの事について意識が及んでいないので、現在残されている史料が伝えている基本事項は共通認識として確認してよいものの(つまり、5W1Hの部分)、それをどのように解釈するかという問題は21世紀の大きな課題でしょう。私の世代は「歴史にifはない」と教わってきましたが、現在は残された情報からシミュレーションして状況を分析する事が可能です。問題はそのシミュレーションを構築するための枠組みと情報なのですが、この部分はブラック・ボックスが相当にあります。変数を少々いじるだけで全く違う結果がでるので、動かない史実、情報の欠落部分を理論で補強して枠組みを組み立てている仮説、情報自体に大きな操作のあるニセ科学、この区別の仕方は興味深いですね。特に、純文献に近い人は科学的データによって構築された仮説の真偽を判定する訓練が少ないですから。

「宇治を知らずして平泉を語るべからず」

No.5665

 東北芸術工科大学の入間田宣夫先生から、『紫苑』第5号(小特集「宇治」)によせて、「宇治を知らずして平泉を語るべからずの想いを強くしました」との、うれしいお言葉を頂きました。

 昨日は久しぶりの『吾妻鏡』講読会。伊賀氏事件のあたりを一気に読破しました。さすがにDC以上の方達が数名も集まると読みが深くなります。
 例によって米澤君から郷里の名物である「うなぎパイ」、大国の山本さんからは富山のお煎餅をいただき、美味しく学ぶことが出来ました。ご馳走様でした。
 なお、久方ぶりに参加された佐伯君(先生)からは、「ようやく女子大のゼミのようになった」との有り難い御託宣をいただきました。御託宣のついでに、新歓コンパの計画も立ててくださるとのこと。ありがとうございます。宜しくお願い申し上げます。古参メンバーの皆様も宜しく御協力のほど。

 本日の現社の基礎演習は、先に御案内の通り、京女周辺の史跡見学。京都の最高気温は29度とのことで、すこし暑かったのですが、大仏殿跡での賑やかなお弁当をはさんで、充実した一時を過ごすことが出来ました。ここでも、GWに帰省したお土産に「うなぎパイ」を頂きました。
 それにしても(このところ「老成された」院生の方達とのお付き合いが多いせいか)、一回生は本当に若くて元気に見えます。私は疲れて6講時目の授業に差し支えること必定?

 >永富さん  絵はがき拝受しました。ありがとうございます。

 >岩田君  同じ時刻に書き込みとは(↓)、気が合いますね。

 【追記】3講時終了後、広島から帰洛された江波さんから、もみじまんじゅう(抹茶味)をいただきました。
  ごちそうさまでした(残りはもうないということです)。

 >佐伯君(先生) その書見台。数年前より、当方の研究室パソコン脇に置いてございました。お気づきではなかったのですね。

おぉ

No.5667

>野口先生  歩くのに良い季節とはいえ、今日はずいぶん暑くて大変だったと思います。お疲れさまでした。それにしましても奇遇ですね(↑)。

ゴールデンウイーク

No.5669

野口先生>ご無沙汰しております。
先日の長楽寺でのイベントには有村さん、田中さん、田中さんのお友達、鈴木君の5人で行ってきました。
琵琶の弾き語りももちろんよかったですが、終了後に実際に筑前琵琶を触らせてもらったり、弾き方を教えてもらい実際音を鳴らす体験ができたことはとてもよかったです。
また、琵琶の弦の数が3本から4本に変わったのは明治移行のことだ・・・というような豆知識も増えました。

お天気もよかったのでお庭からの眺めも気持ちが良かったです。

この分野のスペシャリストである田中さんの建礼門院への「指摘」を横できいているのもとても勉強になりました。


帰りに祇園のスタバ前を通ったのでみんなで岩田さんを探してみたら・・・ばっちり働いておられるお姿を確認できました♪そしてみんなで手をふってみたけど当然気づいてもらえませんでした。。。。笑(とても忙しそうだったので声はかけませんでした☆)


参加された皆様>とても有意義で楽しい時間をありがとうございました。長楽館でのティータイムも楽しかったですね♪突然の誘いにもかかわらず、お付き合いいただきありがとうございました。

気付きませんでした…。

No.5670

>野口先生
書見台、先生はずっとお使いになっていたんですね。気付きませんでした。
やはり隠れた人気商品だったのでしょうか?

新歓コンパは、さしあたりこないだの月曜日の吾妻鏡のあとの話では、5月28日(月)の夕方でどうかという話になっております。
来週の山岡さんの例会の時に本決まりになるかと思いますが、講義の都合等で吾妻鏡を途中で抜けられる方には、
ぜひ次回14日の吾妻鏡の開始前にでも話を通しておいて下さい
(>岩田君…かな。ぜひお願いします。)
あ、吾妻鏡に来られていないゼミメンバーも、ぜひそのつもりでお願いします。

ところで。
あの、野口先生、どうかお願いですから「(先生)」はなしにしていただけませんでしょうか…(笑)。

Re: 「宇治を知らずして平泉を語るべからず」

雨野 弥生
No.5671

「老成された院生の方達」の一人、雨野です。
(もしかして老成ぶりじゃ院生筆頭格!?)

先日の渋谷越え、参加できず残念だったのですが、
新歓コンパ、こちらも教育実習で帰省中につき参れません・・
残念・・。また次なる機会には是非と思っております。

教育実習地は、野口先生のかつての勤務地であること
で著名(?)な、某県・某市。先生の勤務地お近くの
公立中学です。野口先生の再来と呼ばれるよう、
熱く頑張ってきたいと思います。

突っ走る講読-次回『吾妻鏡』-

No.5664

 昨日は連休(そんなものはない、という方も多かったようですが)を挟んで久しぶりの講読会でした。各地のお土産をお持ちより頂きましてありがとうございます。次回の『吾妻鏡』講読会のご案内です。

 日時:5月14日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』貞応三(元仁元)年十月一日、十日、二十八日、二十九日、十一月九日、十三日、十二月二日、十七日、二十四日、二十六日、
    元仁二年(嘉禄元)正月一日、二月二十四日、五月三日、六月十日、十六日、二十一日、七月六日、十二日、二十三日、八月二十七日、九月三日、二十日、十月三日、四日
 ※範囲はひとまず上のように設定しましたが、時間の都合上全部読めるかどうかはわかりません。逆に、進みすぎてここに書ききれない条文まで読むかもしれません。
  また、5/21(月)は京都女子大学の行事のため、講読会は一回休みとなります。

 ところで、同じ日に山岡さんのトレーニングマッチ(?)も行われます。
 日時:5月14日月曜日18:00~
 場所:京都女子大学宗教・文化研究所共同研究室(L校舎3階)
 報告者:山岡 瞳 氏
 題目:「『侍長』小考 -摂関・院政期を中心に-」
 参考文献:元木泰雄「平安後期の侍所について ー摂関家を中心にー」(『史林』64-4、1981年)。
      中原俊章『中世公家と地下官人』吉川弘文館、1987年。

原稿に取り組まれているみな様へ

No.5660

 集中できる数日のチャンスを利して、蟄居執筆中のみな様。進捗状況は如何でしょうか。
 私は、とても数日では手に負えない書評や学術論文は棚に上げ(本当に申し訳ありません)、一版向けの雑誌原稿2点(400字×7.5枚と18枚)を脱稿。続いて、六月末刊行予定の本の校正にあたっています。
 校正というのは神経症を助長させる作業で、もうこれでOKと思って終わりにしても、後で見直すと必ず漏れが見つかるという、辛い「苦行」であります。
 耄碌すると、寒さ暑さも執筆意欲をそぎ落とします。その点、今は絶好のシーズンですから、もう一踏ん張りしたいところです。

 >長村君
   下出積与著と畠山次郎著の2冊の『木曾義仲』、研究室に用意してあります。

 >在京中のメンバーのみな様
   永富さんのせっかくのお申し出、良いチャンスですから、ぜひ飛びついてください。とくに、学部生の小野さん、江波さん、小樋山さん、山本さん、もし面識が無くても、永富さんは京女の先輩ですから、どうぞ御遠慮なく(私が言うのは憚りがありますが<笑>)。

 ☆ 東大史料編纂所の保立道久先生より御高論「源義経・源頼朝と島津忠久」(『黎明館調査研究報告』20)、同「君が代と平安文化」(『九州史学』145)を御恵送いただきました。
 前者は、頼朝が義経を自己の猶子として東国の盟主に据える構想をもっていたことや、元暦元年(1184)段階で、頼朝が近衛基通を婿にとり、上洛を果たそうとしていたことを『玉葉』(保立先生は『九条兼実日記』と表記される)などに基づいて論じられたもの。義経や土肥実平に関する注目すべき新史料(文書)も紹介されています。
 後者は文学史の研究成果にたいする歴史学のスタンスについて考えさせる内容です。
 保立先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 文教大学の中村修也先生より、御高論「秀吉の京都政策と北野大茶湯」(文教大学『言語と文化』19)を御恵送いただきました。
 いつものことながら中村先生の守備範囲の広さには圧倒させられます。
 中村先生にあつく御礼を申し上げます。

GWのないみなさまへ-次回『吾妻鏡』-

No.5661

 みなさま、連休はいかがお過ごしでしょうか。
 遅くなりましたが、次回の『吾妻鏡』講読会のご案内です。

 日時:5月7日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』貞応三(元仁元)年六月二十六日、二十七日、二十八日、二十九日、七月五日、十七日、十八日、三十日、閏七月一日、三日、二十三日、二十七日、二十九日、八月一日、八日、二十二日、二十七日、二十八日、二十九日、九月五日、九日、十六日、
 ※範囲はひとまず上のように設定しましたが、時間の都合上全部読めるかどうかはわかりません。また、他に講読を希望する条文があればお気軽にお申し出ください。

GWを満喫されたみな様も、ぜひに。

No.5662

 岩田君、告知をありがとうこざいました。

 『吾妻鏡』、北条義時が亡くなり、伊賀氏事件のあたりですね。三浦義村の動きに注目してください。
 参考文献としては、永井晋「伊賀氏事件の基礎的考察」(『国史学』163)をあげておきます。

 >歩き中毒の皆さん  比叡山登頂、お疲れ様でした。お猿さんには出会いませんでしたか?
 ちなみに、口の悪い誰かさんが「歩き中毒なら、アル中ですね」なんて言っていましたよ(笑)。

 >永富さん  長楽寺は如何でしたか?
チケット、たくさんの人が恩恵を受けていれば良いと思っております。 

筑前琵琶でかなでる【平家物語】

No.5656

みなさまご無沙汰しております。
早いものでゴールデンウイークも前半が過ぎましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。


さて、今月4日と5日に長楽寺で建礼門院御落慶讃行事として筑前琵琶による「平家物語」が奉納されます。
本日職場の方からチケットを4枚ほどいただきましたのでもしご希望の方があればと書き込みました。
私は5日の方へ行く予定なのでチケットは当日お渡しできればと思います。
もしも4日に行かれる場合は事前にチケットをお渡しいたします。(急なので明日渡さないと間に合いませんが・・・)
もしご希望の方は永富の携帯もしくは上記メールアドレスまでご連絡ください。
(携帯のご連絡いただいたほうが迅速に対応できます)

詳細は以下のとおりです。

*****************
筑前琵琶でかなでる【平家物語】
日時:5月4日・5日(開演 午後2時・4時)
会場:長楽寺 客殿 (京都市東山区円山公園東南奥)
琵琶奏者:竹本旭将
朗読:岡田千代
冥加料:3000円(←チケットがあるのでこれはいりません)


せっかくの機会ですのでどうぞお気軽にご連絡くださいね。

追加

永富
No.5657

今日追加で6枚チケットをもらいました…

まだまだたくさんありますので興味のありそうな方がまわりにいたらお誘い合わせの上声をかけてくださいね

足利尊氏のことなど。

No.5654

 もちろん旧暦でのことですが、四月三十日は足利尊氏の命日にあたります。ちょうど今年で六百五十回忌ということになるのでしょうか。

  五月三日の当ゼミ在京メンバーの去就は、神護寺派と比叡山派に分裂するようで、なにやら南北朝の争乱を想起せざるを得ないものがあります(笑)。

 それにしても「俺たちにGWはない」。
 とくに、GW明けまでに論文の完成をお願いしている皆さん、お互いに頑張りましょう。

 >宇治共同研究の18年度メンバーの皆さん
  文献史学・考古学・国文学のジャンルごとに各一名に研究所『研究紀要』掲載の原稿を8月末までに提出下さるようにお願いいたします。

 考古は大原さんに決まりですが、文献史と国文はどなたが担当するのか、まず立候補を受け付けたいと思います。おられなければ、指名あるのみです。
 分量は400字詰め20枚程度。共著の形になりますが、執筆担当部分は明記します。

 『紀要』に書けない人は、学術雑誌に投稿するか『紫苑』への寄稿をお願いします。
 文献・考古・文学ジャンルの共同研究員にとって「執筆は義務です」。

比叡山登山のご案内

No.5652

みなさま、ご無沙汰しています。
GWはいかがお過ごしでしょうか。

 さて、今日は比叡山登山のご案内です。
 日程は5月3日(木・祝日)
 『平家物語』で山門関連記事を読んでいると、誰かれと、何だかよく比叡山と洛中を
行き来しています。実際の距離を体感すべく、自分の足で登ってみましょうという話になり、現在に至りました。現在の参加者は4名。時間等まだ決めておりません。
急な話ですが(計画自体は急じゃなかったんですけど・・・)、気候も良いですし、
興味を持たれた方は上記メールアドレスへご連絡ください。
なお、メールの最後にはお名前をお願い致します。

補足でござる。

No.5653

佐伯です。
5月3日ってことだけ決めて、ろくろく予定も詰めずにいてすいません。
現在参加予定の4人のコンセンサスもまだ取ってないんですが、
大体ざっと山頂まで6時間強といったところのようなので、
集合は叡電出町柳に8時集合がよろしかろうかと思います。
ちなみに、タイムスケジュールの参考例はコチラです↓
http://www2h.biglobe.ne.jp/~katahira/hieizan/schedule.htm

コースの詳細がこちらであります↓
http://www.ne.jp/asahi/okaoka/club/yama6/hieizan061127.html

多分帰りは坂本ケーブル→湖西線ですかねー。
別に京津線で帰って、三条でご飯でも良いんですけど。
というわけで、歩き病にかかっている人・かかりたい人はぜひご参加下さい。

私めは明日は朝っぱらから日帰りで岐阜に行ってまいります。
こんどこそ岐阜城→犬山城と見て回ろうかと(さすがに金華山に歩いて登るようなことはしませんが 笑)。
せっかくのGW、ぜひみなさまも楽しくお過ごし下さいませ。

補足の補足

No.5655

経験や休憩を差し引いて、
3時間ちょっとで登れるというめやすですので、初心者+休憩つきで4時間弱というところではないでしょうか。
気候も良いので、楽しみです☆

二つの論文のご紹介。

No.5650

 上横手雅敬先生より、御高論「『十訓抄』の編者をめぐって」(『佛教文学』31)を御恵送いただきました。『十訓抄』の編者を追求し、結論として、根拠になる史料に対する史料批判をせずに史料を操作しても無意味であることを述べられたものですが、その過程で「武士論」、「鎌倉時代における京都都市論」、「六波羅探題の機能論」、具体的には湯浅宗業や新日吉社小五月会流鏑馬の勤仕者などに関わる重要な御見解が示されていて、得るところ多大なものがありました。
 上横手先生は、本年3月末に皇學館大學を御退任。これをもって51年におよぶ大学教員生活を終えられたとのことですが、ゼミメンバー共々、今後とも、ますますの御活躍と御指導をお願い申し上げる次第です。

 もう一つは元木泰雄先生の御高論「多田行綱と源義経の挙兵」(『市史研究さんだ』9)。これは、元木先生の最新の御著書である『源義経』の補論とでも言うべき内容。とくに従来、なぞの部分の多かった多田行綱の存在を明確に跡づけられ、内乱期における京武者の役割に正当な位置づけをなされた論文です。
 行綱による密告の真相や一ノ谷合戦の実像など、上横手先生の御高論同様、国文学研究者の方々にもぜひお薦めしたいと思います。
 
 言うまでもなく、上横手先生と元木先生は師弟の御関係にありますが、両先生の御高論を拝読していつも思うのは、どうしてこんなに明快な形で論を進めていけるのだろうかということです。おそらく、膨大な量の史料を読みこなされているからだと思うのですが。なにしろ、読後感がきわめて爽快なのです。
 上横手先生・元木先生にあつく御礼を申し上げます。

 >近藤先生  お写真、本当に迫力があり、本文との相乗効果があると思いました。
 本の巻末やカバーの「著者近影」も、本の内容の理解や売れ行きに結構影響があるのかも知れませんね。

例会のお知らせ。

山岡 瞳
No.5646

本年度第一回目の例会のお知らせです。

日時:5月14日月曜日18:00~
場所:京都女子大学宗教・文化研究所共同研究室(L校舎3階)
報告者:山岡 瞳
題目:「『侍長』小考 ー摂関・院政期を中心にー」
参考文献:元木泰雄「平安後期の侍所について ー摂関家を中心にー」(『史林』64-4,1981年)。
      中原俊章『中世公家と地下官人』吉川弘文館、1987年。

お忙しいとは思いますが、ふるってご参加ください。
貴重なご意見を頂くことが出来れば幸いです。

「デビュー戦」の準備報告会です。

No.5647

 御自身による告知、やる気満々で天晴れ!天晴れ!
 山岡瞳さんの所属は、京都大学大学院 人間・環境学研究科 歴史文化社会論講座 修士課程です。
 大学院に進学したゼミメンバーのほとんどが経験したデビュー戦(苦戦?の人もいましたね)の準備報告。同輩はもとより、先輩も後輩も宜しく御参集下さい。

 武士論や摂関・院政期の権門家政機関等を研究テーマにされている、ゼミメンバー以外の方々も歓迎いたします。なお、資料準備等のため、野口またはゼミメンバーに事前に御連絡下さい。

 ◆ デビュー戦で思い出しましたが、思文閣出版の『鴨東通信』65に、近藤好和先生の「山中裕編『御堂関白記全注釈』と私」が掲載されています。本文末尾の全注釈執筆者への原稿催促が実に効果的に行われていると思いました。

Re: 例会のお知らせ。

No.5648

 山岡さん、デビュー戦、頑張ってください。

 野口先生、『鴨東通信』、お目に留まり、恐縮です。原稿催促が効果的に行われているとすれば、それは文章のせいではなく、鬼のような私の顔写真のせいではないでしょうか?頭に角も一本生えているし・・・・。

卒論報告会(山岡さんのデビュー戦)の情報

No.5651

 日本史研究会中世史部会と大阪歴史学会中世史部会との合同で行われる、恒例の卒論報告会の御案内です。

  日時:5月20日(日)11:00~
  会場:西宮市大学交流センター 講義室2
     (阪急神戸線西宮北口駅より北東へ徒歩2分・ACTA西宮・東館6階)
      http://www.nishi.or.jp/homepage/daigaku/info/index.html

  報告者とテーマ
    前田英之氏 「治承・寿永内乱期における平氏権力の変遷」
    鍛治利雄氏 「醍醐寺三宝院領の研究―正長二年安堵目録をめぐって―」
    岡 泰規氏 「治承・寿永内乱期における熊野別当家」
    新谷和之氏 「戦国期における六角氏の権力機構-発給文書の分析から-」
    猪飼龍太氏 「中世前期における寺院と社会~祈祷を中心に~」
    山岡 瞳氏 「『侍長』小考」

  ※ 先輩院生の諸姉兄たちは早くも手ぐすねをひいている御様子です。
   学部4回生はぜひ御出席下さい。