野口先生、紫苑編集者の皆様へ

池谷初恵
No.5630

野口先生、伊豆旅行にお出で下さって皆様、ご無沙汰しております。
伊豆の国市の池谷です。

このたびは、「紫苑」第5号をご恵送下さり、誠にありがとうございました。
また、山岡さん、旅行記を楽しく読ませていただきました。

2月の寒い折、皆さんといっしょに願成就院から守山頂上まで登ったことを思い出しました。あまりに、皆さんが感激していらっしゃるのに、こちらは正直驚いたくらいです。
たしかに、北条・山木・天野・狩野・そして三嶋大社と歴史の舞台が眼下に広がっているわけですから、なかなかの眺望と言えるかもしれませんね。
あれから、可能な限り守山登山を見学コースに入れるようにしています(笑)。

また、機会がありましたら、伊豆にお越し下さいますよう。お待ちしております。

『古代文化』第58巻第1号刊行のお知らせ

No.5631

 池谷先生、その節は本当にありがとうございました。山田康雄先生にも、どうぞよろしくお伝え下さい。
 『吾妻鏡』の冒頭の山木攻めの記事を思い起こしながら見た、守山の頂上からの眺望は最高でした。
 『北条時政』の上梓まで、しばらく時間がかかると思いますが、伊豆・駿河・相模三国の国境あたりの12世紀末はとても面白く、これから池谷先生たちが考古学の新知見もお示し下さりそうで、とても楽しみです。

 しばらく刊行が中断されていた『古代文化』が出ました。巻頭を飾るのは、今春から大学の教壇に立つことになった佐伯智広君の御高論「一条能保と鎌倉初期公武関係」です。
 「さすが、元木先生の研究室の大番頭」と喝采を叫びたくなるような、オーソドックスな政治史研究の秀作です。例によって、セミメンバーは必読のこと。
 
 >佐伯君  抜刷は規定により50部が執筆者に送られます。また、奥付の刊行日が実際より溯っている点については、古代学協会より史学会に書面をもって事情説明を行い、「回顧と展望」の俎上にあげてくれるように要請するとのことです。

 >『古代文化』投稿予定の皆さま  投稿原稿は来月の編集委員会より、順次査読にかけられることになります。頑張ってください。

 >尻池さん  広島大学大学院の皆さまとともに、京都に錦を飾られる日を楽しみにお待ちしております。

 ☆ 國學院大学の森幸夫先生より、御共著『おだわらの歴史』(小田原市立図書館)を御恵送いただきました。今、もっとも関心のある地域の歴史を知ることの出来る本を頂いて、とても有り難く思っております。
 森先生に、あつく御礼を申し上げます。

Re: 野口先生、紫苑編集者の皆様へ

No.5634

池谷先生へ

京都大学の佐伯智広と申します。
昨年の伊豆旅行には私も参加させていただきました。
見学の際にはいろいろとお世話いただき、本当にありがとうございました。
守山からの眺望はとても印象的で、いまでもパッと頭に思い浮かべられるくらいです。

野口先生へ

拙稿をご紹介いただきまして、またいろいろと情報をいただきまして、どうもありがとうございます。
成稿の際にも、いろいろと貴重なご教示をいただき、ありがとうございました。
無事刊行されて、正直ホッとしているところです。
会員として、また学会全体のためにも、これから刊行が順調に進むよう願っております。

ご高覧を賜り、光栄です。

伊藤明日香
No.5624

 松尾先生、はじめまして。

京都女子大学の伊藤明日香と申します。
私の読むに耐えない論文に目を通してくださり、ありがとうございました。
 
 近世、薩摩において曽我物語の享受がさかんだったことは、
以前、野口先生からお聞きしたことがあり、
また、その研究については手付かずの部分が多いと伺っております。

今はまだ、研究に万全の体制で携わることができる立場ではありませんが、 
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

曽我十郎の恋人、虎御前の墓。

No.5625

 そういえば、一昨年夏の鹿児島ゼミ旅行のとき、新地さんに川辺町にある「虎御前の墓」と伝える石塔に御案内いただいたことを思い出しました。
 『曽我物語』を語り歩き、諸国を遍歴した女性達の痕跡でしょう。日本列島各地を旅した女のトラさん。中世は『女はつらいよ』だったのでしょう。

 ☆ その川辺町のお隣に位置し、川辺町同様、今年12月に南九州市の一部になる予定である知覧町の前文化財保護審議会会長・江平望先生より、御高論「大江広元の検非違使補任について」(『ミュージアム知覧紀要』11)を御恵送いただきました。
 『玉葉』建久二年四月一日条の解釈について、上杉和彦氏(『大江広元』)への再批判が展開されています。佐伯君や長村君にお読みいただきたい内容です。
 江平先生にあつく御礼を申し上げます。

 >広島の尻池さん  『院政期軍事・警察史拾遺』(近代文藝社)の御著者、米谷豊之祐先生(大正4年のお生まれ)からの御書信に、尻池さんの研究ノート「「権門都市」宇治の形成-摂関家別業を中心に-」(『紫苑』第5号)に対して、「なかなかの御力作」との讃辞が記されていました。歴史研究の大先達からの嬉しいお言葉です。記憶に留めておいて下さい。

もったいないお言葉です。

尻池由佳
No.5626

 京都を離れて今日で丸一ヶ月です。ご無沙汰しております、尻池です。

 米谷先生、本人もなるべくなら見たくない論文(レポート)にもかかわらず、目を通していただき、ありがとうございます。そればかりでなく、温かいお言葉を賜り、涙が出そうです。
 自分の卒論は忘れよう忘れようとしておりましたが、そういうわけにもいかず、研究室での発表を前に戦々恐々としているところです。読み返せば読み返すほど、意味が通じない部分や文章が長いところなどを発見し、ため息をついています。しかし、発表をすることで自分の思い込みであったり、矛盾点を指摘していただくことで、何か新しい問題点や発想がでてきたらいいなと思っています。
 卒論の執筆・『紫苑』の編集にあたり、卒論のテーマを投げかけてくださった野口先生、授業中および卒論の口頭試問のときに、貴重なアイディアを与えてくださった瀧浪先生、卒論準備報告会・古文書学習会を主催してくださった佐伯さん(『百練抄』購読会でも先生をしていただきました)、全く日本語が通じない文章の校正を根気よくしていただいた岩田さん・長村さん(『吾妻鏡』購読会でも指導をしていただきました)、「もう私だめじゃ~」「パソコンが壊れた~」という泣き言をきいてくれた同級生のみなさんにこの場をお借りして御礼申し上げます。
 最近は新しい環境に浮かれたり、将来のことを悩んで気分が沈んだりしていましたが(去年も同じことで気分が沈んでいたような・・・)、米谷先生・野口先生のお言葉や高校時代の恩師、先輩・同級生の励ましの言葉をしっかりと受けとめて、せっかく与えていただいた二年間の研究期間ですから、二年間は、未だ見えない将来のことなど考えずに研究に没頭しようという決意を固めました。そのなかで、自分は与えられた一生のなかで何ができるのかということを見つけられたらいいなと思っています。
 幸い、新しい環境は先生をはじめ、先輩方・同級生の研究姿勢を見ていると、「自分も頑張らなければ!」と思わせてもらえるような環境です。中学校・高校・大学・大学院と続けて自分が成長できるような環境を与えてもらった私は本当に幸せものだなぁと感じています。

紫苑5号拝受いたしました

松尾千歳
No.5621

鹿児島・尚古集成館の松尾です。
野口先生、宗教・文化研究所ゼミの皆様、「紫苑」5号を御送りくださり、ありがとうございました。野口先生のご指導のもと、皆様活発にご研究なさって、着々と成果を挙げられているご様子うらやましく思います。
また、近世、薩摩で盛んに「曾我物語」読まれ、今も鹿児島市の三大行事の一つに「曾我ドンの傘焼」が受け継がれていますが、伊東さんの論文読ませていただいて、「曾我物語」が広まった経緯など知りたくなってきました。それから近世初頭に「虎屋長門」が薩摩藩に召し抱えられ、中西長門守秀長という名を与えられ、代々、能・狂言等を司る家となりました。
薩摩は能や狂言・人形浄瑠璃なども盛んだったようなのですが、その歴史がうまく伝わっていません。これを是正したいと思っていますので、ご協力お願いします。

追伸 ゼミの皆さんに鹿児島にお越しいただいた後、尚古集成館の展示リニューアルをしました。前とはぜんぜん違った展示となってます。機械がございましたら、ぜひ見に来て下さい。


Re: 紫苑5号拝受いたしました

No.5623

 松尾先生、ありがとうございます。
 先般のゼミ旅行の際は、松尾先生をはじめ、鹿児島の皆様にはたいへんお世話になりました。ここに、あらためて御礼を申し上げる次第です。

 たしかに鹿児島は、伝統芸能、あるいは中世における文芸の伝播を考える上で絶好のフィールドですね。同じ大学に勤務されていた真鍋隆彦先生が、その方面の権威であられたのですが、近くにいる間に、もっといろいろお話しをうかがっておくべきであったと今さら後悔しております。
 島津氏と京都との文芸面での交流など、中世前期まで遡って研究を進める価値は大きいものと思います。
 伊藤さんも、お呼びがかかれば直ちに参上されることでしょう。

 新しくなった尚古集成館、ぜひ見学にうかがう機会を得たいと思っています。

紫苑5号拝受しました

No.5620

野口先生および宗教・文化研究所ゼミナールの皆様、「紫苑」5号を御送りくださり、ありがとうございました。早くも5号なのですね。
HPはいつも拝見させていただいております。野口先生の精力的な活動に感心すると同時に、見習わなければと思いつつも、自分には不可能だなあと思っております。
また、若い皆さんのことは、まったく面識がないので、「紫苑」の論考を読むことで、どのようなことを研究されているのかがわかるので、とても嬉しく思います。野口ゼミの活発な活動が、多くの人を惹きつけて、このような雑誌に結実してゆくのは、ある種の理想形態で羨ましく思います。今後とも頑張ってください。
御礼までに

Re: 紫苑5号拝受しました

No.5622

 中村先生、メッセージを頂き恐縮に存じております。
 このゼミは研究所の活動のひとつに位置付けられており、私にとっては本務の一環でありますので「精力的な活動」と御評価いただくほどのことではございません。ただ、最近は、このゼミを自分自身の研究活動の原点として大事にしてくれる意識をメンバーがもってくれるようになり、彼ら、彼女らが実質的にゼミの活動を担ってくれているようになっています。このところ、公私ともに様々な問題を抱え込んでいるなかで、私がなんとか研究らしいことを継続できているのは、こうしたメンバー達の助力によるものと感謝しているところです。
 今後とも御支援のほど、よろしくお願い申しあげます。

 『紫苑』は、ようやく学術的に高く評価されようになり、好評のようです。
 宇治の特集について、熊本の工藤敬一先生からは、50年以上前、京大一年生の時、宇治分校だったので、奈良線の宇治駅の近くに下宿して黄檗に通っていた。その頃、平等院周辺を散策した折りのことを思い起こしながら、掲載論文をお読み下さったというメッセージを頂いております。

 ☆ 名古屋学院大学の早川厚一先生から、御高論「『平治物語』成立論の検証-『平家物語』との関係について-」(『名古屋学院大学論集 言語・文化篇』18-1)、同「源平闘諍録全釈(二-巻一上②)」(『名古屋学院大学研究年報』19)、早川厚一・曽我良成・橋本正俊・志立正知「『源平盛衰記』全釈(二-巻一-2)」(『名古屋学院大学論集(人文・自然科学篇)43-2』)を各10部づつ御恵送いただきました。
 早川先生に、あつく御礼を申し上げます。
 これらの、抜刷の必要な方は次回の『吾妻鏡』講読会の際にお申し出下さい。

次回の吾妻鏡

No.5616

 本日は、野口先生からご紹介いただきました京女の学生さん院生さんにご参加いただき、いつになく「女子大のゼミ」っぽい吾妻鏡講読会となりました。吾妻鏡講読会は、貴重なお時間を割いて自主的にお集まりくださる参加者のみなさんによって支えられております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 日時:4月23日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』貞応三(元仁元)年二月二十二日条、二月二十三日条、二月二十九日条、三月十四日条、三月十八日条、三月十九日条、四月二十七日条、四月二十八日条、五月十三日条、六月六日条、六月十日条、六月十三日条(←時間の都合上全部読めるかどうかわかりませんが)
  ※範囲はひとまず上のように設定しましたが、他に講読を希望する条文があればお気軽にご連絡ください。

新装開店: 今年度の吾妻鏡講読会

No.5618

 今年度の『吾妻鏡』講読会は、院生から学部2回生までの京女勢が他を圧倒。岩田君のいうように、ようやくにして「女子大のゼミっぽく」なってまいりました。これは「徳政」とでも申すべき事態といえましょう。
 新メンバーの今後の活躍を期待したいと思います。
 『吾妻鏡』講読会については、今年度も岩田師範が牽引役を務めてくれており、私は大変助かっております。

 『紫苑』第5号は逐次発送中。機械的に作業を進めておりますために、いろいろ失礼なケースが発生しているかも知れませんが、宜しく御寛恕下さいますようにお願い申しあげます。
 また、ゼミ宛に届いた御礼状については、研究室前に掲示させていただきました。

 ☆ 青山学院大学の佐伯真一先生より、御高論「文芸にあらわれた房総武士の諸相」(『千葉県の歴史 通史編 中世』)・「『平家物語』の「おごり」」(『国語と国文学』84-2)・「『平家物語』における語り手の形成」(『文学』8-1)、および佐伯先生御出席の座談会「虚構のリアリティ」(同)を御恵送いただきました。
 佐伯先生に、あつく御礼を申し上げます。

公開講座の案内が京都新聞電子版に。

No.5615

INTERVIEW >>◎源平内乱期~鎌倉時代をたどる公開講座シリーズ/第9回
 6月23日に開催予定の公開講座「東山から発信する京都の歴史と文化9『王権と貴族・武士』にかんするインタビュー記事が京都新聞電子版に載りました。

http://www.kyoto-np.co.jp/ad_koukaikouza_0703/interview/interview_kyoto-wu.html
http://www.kyoto-np.co.jp/ad_koukaikouza_0703/uv/uv_kyoto-wu.html

 今回で9回目を迎える宗教・文化研究所の公開講座(無料)。東山にゆかりの深い源平内乱期から鎌倉時代についてシリーズで講演会を行っている。回を重ねるごとにファンも増え、近隣の市民の方はもとより、関東をはじめとする他府県の学生や研究者まで毎回心待ちにしているという。講座の魅力と今回の聴きどころについて、主催する同大学宗教・文化研究所の野口教授にお話を伺った。

・・・・・というような、書き出しなのですが、我ながら驚いたのは自分の写真。こんな顔をしてしゃべっていたのですね。だいぶ自己認識に欠けていた。浦島太郎が玉手箱をあけてしまった直後のような気分でおります。

古参メンバーのみなさんへ業務連絡。

No.5613

 春休み中に、すでに教職等に就いていて、普段は忙しくなってしまったゼミメンバーとお目にかかる機会を得たいと思っていたのですが、公私ともにあれやこれやで実現できず、残念に思っています。もう新年度も二週間が過ぎてしまいましたから、みなさん、忙しさの真っただ中だと思います。

 ゼミの方は、今年度前期、毎週月曜の午後が定期活動日ということになりました。幸い、今年度から京女の学部生が3名(大国3回生2名と2回生1名)ほど新規参加してくれました。去年から参加してくれている小野さん(大史4回生)と合わせて、現役の京女生は4名になります。他大学から参加の学部生も含めて、ゼミの先輩方に御紹介したいと思いますので、お暇な折には、ぜひお出かけ下さい。

 できれば、新メンバーの歓迎会を兼ねた史跡見学会でもと思うのですが、どなたか企画をお願いできないでしょうか。

 それから、共同研究員の方々は、そろそろ研究テーマに即した論文の作成を意識しておいていただきたいと思います。いきなり、「一ヶ月後に原稿を提出してください」などということになるかも知れませんから、そのおつもりで。

 また、『入門吾妻鏡』の方も、個別に出版社から書類が届いたことと思いますので、宜しくお願いいたします。

 私は、本日ようやく昨年の研究所における逐日の研究記録をまとめあげたところ。引き続いて前年度の科研費による研究経過をまとめなければなりません。その合間に著書などの校正といった状況で、例の「某書評」をはじめ、新規執筆の仕事にはなかなか手が回りません。
 要は体力なのですが。諸方に御迷惑をおかけしており、申し訳なく思っております。

『紫苑』第五号発行おめでとうございます

國方 茉伊
No.5606

お久しぶりです。
山岡さんが郵送してくださった『紫苑』が届きました!ありがとうございます。
ゼミ旅行に参加してからあっという間に2年以上経ち、月日の流れの速さを実感…私はもうすっかり地元に馴染んでしまい、自分が京都で学生生活を送っていたことが夢のような気がしています。
ゼミの皆さまと交流できたことは、学生時代の貴重な思い出です。
これからの、皆さまのご活躍を四国からお祈りしております!!

うれしいメッセージをありがとうございます。

No.5607

 國方さん、お懐かしゅうございます。
 本当に、もう卒業されて2年がたってしまったとは、時の流れは速いものです。
 御一緒した福岡・小城へのゼミ旅行が思い出されます。よく食べ、よく学び、よく眠っていましたよね(笑)。
 香川での毎日はいかがでしょうか?
 ますますお元気で御活躍下さい。香川には、そのうち、ゼミ旅行で訪れたいものです。

 広島にいる立花さんからも御連絡を頂いています。広島大に行かれた尻池さんと手を携えてくれたらと考えています。

 各地で御活躍のゼミ出身のみなさん。本年度も宜しく!

お久しぶりです!!

山岡 瞳
No.5608

>國方さん
お元気ですか?
はやいもので最後にお会いしてから二年近く経ちますね。
京都にお越しの際はぜひぜひご連絡下さい。
来年も紫苑をお送りすることができるように頑張ります。

>書評会参加の皆様
当日はお疲れ様でした。
懇親会の会場がまさかあのような狭くて暗いお部屋になっているとは全く知らず、ご迷惑をおかけしました。また、お料理だけでなく、飲み物にも注意してお店の選択にあたりたいと思います。

現代社会学部 「基礎演習Ⅰ」開講

No.5603

 本日、現代社会学部一回生対象の「基礎演習Ⅰ」が始まりました。
 教室のドアを開けると、すでにみんなで自主的に出身地紹介の最中。みんな大変元気で、活気あふれるゼミが展開できそうです。今年度の一回生は1988年ないしは89年の生まれ。私の子どもの世代より一回り若い。こうなると、自分の経験談などは彼女たちからすると、遙か昔の歴史的事実に過ぎません。孫のような世代を相手に授業をするのもそう遠いことではなさそうです。
 それにしても、この基礎演習ゼミの面々の元気の良さには脱帽。当方、ついていけるのか心配です(笑)。

「総合教育科目7B」もスタート。

No.5604

 Ⅲ校時の「基礎演習Ⅰ」に続いて、Ⅴ講時の「総合教育科目7B」(日本史から現代社会の問題を考える)の講義も開始。久しぶりの大教室での授業でした。終了後、大国(大学国文学科)2回生の小樋山さんが授業内容を褒めてくださり、同時にゼミ参加を希望。即、研究室に来ていただいて、『紫苑』発送作業中の山岡・伊藤両先輩と合流。学食(A地下)で夕食を共にされた模様です。
 月曜日に初参加の3回生の江波さんに、早くも同じ大国の後輩。
 今年のゼミは幸先の良いスタートを切ることが出来ました。

 ☆ 千葉大学大学院人文社会科学研究科の久保勇先生より御高論「軍記と絵巻と寺院-〈初期軍記〉における「斬首」の表現をめぐって-」掲載の池田忍編『中世仏教文化の形成と受容の諸相-「絵画」の問題を中心として-』(人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書 第134集)を御恵送いただきました。
 久保先生にあつく御礼を申し上げます。

キノシタ建築研究所の本棚販売HP開設

No.5605

 当家で購入設置した、キノシタ建築研究所の本棚販売のホームページがオープンしたというお知らせを頂きました。
 この本棚はとても実用的なので、同業の皆様にお勧めいたします。一見の価値有り。
http://vtkino.com

度々ご紹介いただきありがとうございます

No.5609

当事務所の考えた本棚「 kinoshelf 」のホームページには、野口先生をはじめ、設置して頂きました方々の事例もご紹介させていただいております。ぜひ一度ご覧ください。
また、皆様の本棚に対する貴重なご意見やご要望もお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

にぎやかな『吾妻鏡』

No.5600

 先日の書評会の参加者のみなさん、おつかれさまでした。自分一人で読んでいただけではわからなかった点や、気付けなかったさまざまな視角などを教えて頂くことができ、大変勉強になりました。

 本日の『吾妻鏡』講読会は、当ゼミ新旧メンバーが一堂に会するとても賑やかなものとなりました。個性豊かなメンバーそれぞれが、史料を読みながら自由に意見交換できる場にしていきましょう。
 さて次回の『吾妻鏡』講読会のご案内です。

 日時:4月16日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』貞応二年九月五日条、九月六日条、十月一日条、十月十三日条、十月二十一日条、十一月二十七日条、十二月二十日条
     貞応三(元仁元)年正月四日条、正月五日条、二月二十二日条、二月二十三日条、二月二十九日条、三月十四日条、三月十八日条、三月十九日条、四月二十七日条、四月二十八日条、五月十三日条、六月六日条、六月十日条、六月十三日条(←次回以降に読む予定の範囲も掲載しておきます)。

 範囲はひとまず上のように設定しましたが、他に講読を希望する条文があればお気軽にご連絡ください。

 本日講読した内容に関わる書籍をご紹介します。
  黒田日出男『王の身体 王の肖像』平凡社、1990年。
  網野善彦『日本中世の民衆像――平民と職人』岩波書店(岩波新書)、1980年。
  (網野さんは来月から著作集が刊行されますね)

 また、いつもながら『吾妻鏡』講読会は新規メンバーも常時募集中です。
 本日は新たに三名(!!)もの方にお出でいただきました。今後のレギュラー定着を期待するとともに、会の充実にも努めてまいりたいと思います。
 どなたさまも、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。