『研究紀要』第20号刊行のお知らせ。

No.5518

 京都女子大学宗教・文化研究所『研究紀要』第20号が刊行されました。

 本号には一昨年6月に開催された公開講座の講演録として、
  高橋慎一朗「「六波羅」から中世を考える」
  堤邦彦「小宰相の局と「耳無し芳一」伝承」
が掲載されています。
 また、蛇足ながら拙稿「伊豆北条氏の周辺-時政を評価するための覚書-」も載っております。

>『入門吾妻鏡』のお仕事をお願いした皆様
 28日は関先生の京都女子大学ご到着が3時過ぎくらいとのことですので、それから御休憩の後、大学周辺の史跡を御案内し、打ち合わせは4時半くらいから始めたいと考えております。よろしければ史跡見学もお付き合い下さい。

【追記】伏見稲荷大社発行の『朱』第50号が届きました。これには、堤邦彦先生の御高論「熊谷稲荷の唱導と文芸」とともに、堤先生のお弟子さんで、当ゼミにも参加してくださっている末松憲子さんの御高論「相槌の稲荷開帳と狐芸の流行-明和元年の青蓮院・光則寺の出開帳をめぐって-」が掲載されています。 

次回の『吾妻鏡』

No.5519

 また遅くなりましてすみませんが、次回の『吾妻鏡』講読会のご案内です。

 日時:2月28日(水)13:30~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:承久三年八月二日条~

 上で野口先生からご案内いただきましたように、28日は関先生がお出でです。大学周辺の史跡見学・打ち合わせが予定されておりますが、講読会はその前に開催したいと思います。今回も通常と時間が異なりますので、どうぞお気を付けください。

小松殿跡・法住寺殿跡&方広寺の散策

No.5523

 そんなわけで、2月28日(水)の15時半頃から1時間程度、鶴見大学の関幸彦先生を御案内して大学周辺の史跡散歩を行う予定です。

 全部回れるかどうかは分かりませんが、コースは伝、佐藤忠信・継信墓→小松殿跡→方広寺大仏殿跡→方広寺→豊国神社→法住寺北殿跡→後白河天皇陵→法住寺南殿跡→今熊野社→新日吉神宮といった経路を考えています。
 せっかくですから、『吾妻鏡』講読会や『入門吾妻鏡』に関係のない方も、宜しければ御参加下さい。運動不足の解消が目的の方も大歓迎。

 >『入門吾妻鏡』のお仕事をお願いした皆様
 諸般の事情により、打ち合わせ後の懇親会は中止にし、打ち合わせそのものを茶話会風にしたいと思います。

Re: 『研究紀要』第20号刊行のお知らせ。

末松憲子
No.5525

ご無沙汰しております。
研究紀要の刊行おめでとうございます。
テープ起こしと、少しだけ伝書鳩としても参加させていただきましたので、
無事刊行されて嬉しいです^^
お疲れ様でした。

また、朱の論文の件、告知していただきありがとうございます!
至らぬ点が多々ありますが、ご高覧くださいませ。

うかうかしている間にもう三月。
新学期に向け、気持ちを新たに引き締めて、精進してゆきたいと思っています。

来年度もどうぞよろしくお願いします。

野口先生、お誕生日おめでとうございます。

元木泰雄
No.5513

 日付が変わった2月23日は、野口先生のお誕生日ですね。
 心よりお祝い申し上げます。

 50を超えると確かに体力・記憶力などは減退しますが、年齢にふさわしい判断力、あるいは指導力、そして総合的な学問の実力はますます磨かれるものです。
 細かいことや体力勝負は若い方に任せて、我々は学問の水準を上昇させ、これまでの学問経験を大成して然るべき業績を残して参りましょう。
 そのことが、学界内外における危機に立ち向かう唯一の手段だと思います。

 ただ、どこの大学でも、学務の繁忙化は激化しており、研究・教育との両立が難しくなりつつあります。京大法学部の日本政治史の先生が、他の教授から「あなたも暢気に研究などしていないで、学内のことに専念したはどうか」と言われたとか。
 他の分野の研究者は、50歳を過ぎれば研究は二の次、それだけに『学務』との矛盾はあまりないのかもしれません。しかし、経験科学である日本史は、経験の蓄積とともに、史料も集積し、それらを総合・昇華させ、優れた業績を上げることができる、稀有な学問だと思います。とはいえ、加齢による衰えも避けることができず、学問の集大成に残された時間は限られるだけに、学務の時間増加は、本当に辛く悔しいことでもあります。まして、本当に必要とは思えない『学務』に追い回されるとすれば・・・
 こうした事態と、最近、優れた研究者が相次いで夭折されることとは無関係ではありえません。
 
 野口先生も相当なお仕事をこなしておられるご様子、心配致しております。
 お互いに、無理をせず、健康にだけは留意いたしましょう。
 無茶な仕事をして大きなな病気をすることが、一番他の方々に迷惑をかけることですから。

 それはともかく、近年やや沈滞している中世前期の研究者が京都に相次ぐ最大の要因は、野口ゼミにあるといって間違えないと思います。大学の相違、史学・文学の壁を越えて、基礎研究から高度な学問まで、様々な刺激を学生、院生、そして我々研究者に与えてくださっていることに、心から感謝を申し上げます。
 野口先生の益々のご健勝と、野口ゼミの一層のご発展をお祈り申し上げます。
  
 少し先になりますが、書評会、よろしくお願い申し上げます。
 京都が混みそうなのが少し心配ですが。 

お誕生日おめでとうございます。

No.5514

野口先生のお誕生日!と意気込んでやって来たら、元木先生に先陣を取られてしまいました(笑

野口先生、お誕生日おめでとうございます。
年齢に負けず・・・というのは私の勝手な言い分ですが、でもやっぱり年齢に負けず、健康に、私たちのずっと先を走り続けて頂きたいと思っています。
この1年が先生にとって、素晴らしい1年になりますように。

なかなかゼミに顔を出すことがかないませんが(4月7日も、大学院のゼミがあって行けないのです・・・)、来年度こそは時間を作って参加したいと思います。

お誕生日おめでとうございます!

No.5515

野口先生、お誕生日おめでとうございます!
私たちみんながゼミでのびのびと研究に励めるのも、先生の温かいご指導とお人柄のおかげです。
いつも本当にありがとうございます。
これからもお元気に、たくさんのご教示をくださいますよう、どうかよろしくお願いします。
新しい一年も、先生にとって実り多きものとなるようお祈りしております。

Re: 野口先生、お誕生日おめでとうございます。

No.5516

思えば昨年、「新快速の日」と“命名”(?)して以来、
掲示板にもご無沙汰しているような気がする八井です。

野口先生、お誕生日おめでとうございます! 
掲示板どころか先生にもすっかりご無沙汰ですが、
今年も先生のご健康・ご多幸と、ゼミの発展をお祈りしております。


僕はなんとか仕事をこなしております。
ジャンルは違えど日々研究に勤しむ皆様に刺激を受けて、
英語教育の研究を始めようか・・・と思って一年がたちました。
今のところはそんな余裕がありません・・・(泣)。
「共同研究」を持ち掛けてくれた友人が留学から帰るまで、
自分の仕事に打ち込んでおこうと思います。

今後ともよろしくお願い致します。(って、完全に私信ですね・・・ 笑)

ありがとうございます。

No.5517

 誕生日にさいして、お心の籠もったメッセージをいただき、恐縮しております。直接メールをお送り下さった方々にも、この場でお礼を申し上げさせていただきます。

 毎年、誕生日になると、日ごろお世話になっている歴史上の著名人が自分と同じ年齢の頃に何をやっていたのか調べてみたりしているのですが、すでに頼朝は鬼籍に入ってしまわれました。しかし、私を歴史学の世界に引っ張り込む上で「大功」のあった千葉常胤さんなどは、歴史の表舞台で大活躍するようになるのは、これから数年先ということで、まだまだ未来に賭けてみたいと思っている次第です。

 元木先生からのお言葉は、面映ゆいものがございますが、大変うれしく、鎌倉武士なら子孫への「置文」に記しておきたくなるほどのものと、ありがたく存じております。

 田中さんの御指摘の通り「年齢に負けず」というのが、これからの私にとって最大の課題になることと思います。以前より反応が鈍かったり、めんどくさがっていたり、優しさに欠けていたりしたら「野口も老化したなぁ」と同情してやってください。
 歳をとると「年に最低二本の論文を発表しなければ、博士課程の院生とは言えない」などと、若い頃の自分を棚に上げた意地の悪い注文を出したりしたくなるもののようです。
 
 佐伯君には共同研究やゼミの史料講読会で今でも大いに助けられていますが、これから、いよいよ御助力を願うことになろうかと思います。よろしくお助け下さい。

 八井君、いや八井先生、の御活躍。ブログを拝見して、自分が高校教員になったばかりの30年ほど前の日々と重ね合わされて感慨を催すものがございます。
 最近、車を購入されたようですが、私も家庭訪問のために免許を取り、妹の車を譲ってもらって通勤に使うようになりました。最初に乗ったのは1400ccの黄色いミラージュでした。

 若い方たちに申し上げておきたいのは、なにしろ年齢を重ねるのに比例する形で時間の経過するスピードが速まっていくということです。私など、小学生の頃の一週間は今の一ヶ月くらいに長く感じられたものでした。
 「今はまだ通過点で本当の自分のためにある時間ではない」などと考えていると、一生、自分の時間が持てなくなってしまうということです。

 ・・・などと、すぐにこういう説教じみたことを語りたくなるのも老化の証のようです。

 ☆ 滋賀県立大学の京樂真帆子先生より、御高論「古記録にみえる指図について」(藤田勝也編『裏松固禅「院宮及私第図」の研究』(中央公論美術出版)を御恵送いただきました。あつくお礼申し上げます。
 ブログでのお薦めに従い、この本は購入することに致しました。

Re: 野口先生、お誕生日おめでとうございます。

新地 浩一郎
No.5520

 遅くなりましたが、お誕生日おめでとうございます。私が中世史に足を踏み入れたのは、間違いなく2年生前期に野口先生の講義を受講したことが最大の要因です。感謝しております。
 年賀状でもご心配いただいておりました例の件は、様々な方々のお力をお借りしながら、うっすらとではありますがなんとか出口が見えてきました。7年前の奈良文化財研究所での実習を思い出しながら、毎日実測とトレースに励んでいます。アトピーがやや悪化しておりますが、それ以外は至って健康ですのでご心配なく。思えば97年も修士論文で苦労しましたので、10年に1度のイベントだと割り切って、楽しみながら取り組んでいきたいと考えています。
 なんとか7月までには終了させて、夏頃には境港の水木しげるロード(同郷の一反木綿の銅像を見に)経由でゆっくりと京都見物に伺いたいと思います。そのときにはゼミの皆様にもお会いできればと思っています。もちろん美味しい焼酎を持参いたしますので。

 昨年9月に伺った時に宿泊したアパホテルのニュースはびっくりしました。とても接客態度のよいホテルだったのですが…。

「南九州探訪記」

No.5521

 新地さん、お久しぶりです。いまさらながら、「しろくまツアー」の際はたいへんお世話になり、ありがとうございました。

 お仕事、御苦労様です。学問・文化も事務処理なくしては成り立たないところがあるとはいうものの、ある面で相容れないところもあるわけで、そういう点から言うと近年はどんどん窮屈な状況が進行しているようにも思われます。御健康に留意し、常に博士論文の完成も念頭に置きつつ地域文化の向上のために御活躍下さいますようにお願い申しあげます。新地さんのHP「南九州探訪記」の継続・更新も、その意味では重要なことと思いますので、こちらも宜しくお願いいたします。

 境港といえば、かつて鎌倉ゼミ旅行に参加した京女の卒業生井田さんが活躍されているはずですし、出張講義で御縁の出来た出雲高校やゼミメンバー垂涎の地である隠岐にも近いので、そのうち是非出掛けたいと思っているところです。ちなみに、「一反木綿」は都城にルーツがあるのでしょうか?

 夏の京都は蒸し風呂の如き有様ですが、ぜひお立ち寄りください。

一反木綿は…

新地 浩一郎
No.5522

 鹿児島県の大隅半島、特に高山町に代表的な伝承が残っておりますが、私の母の出身地である、都城市に隣接する旧財部町(現在の曽於市財部)にも話が伝わっております。亡くなった祖父がよく語ってくれた内容は、夜に一人で道を歩いていると、真っ白い布のようなものがヒラヒラと飛んできて、首に巻きついて絞め殺してしまう、というもので、鬼太郎にでてくるような目や手はないそうです。一人で歩いていて殺されてしまうわけですから、誰も目撃した人はいないような気はしますが。
 ホームページは、なかなか時間が取れませんが、ぼちぼち更新したいと思います。
 それと、知覧町・頴娃町・川辺町の合併後の新市名は「南九州市」に決まりました。とりあえず当事者ですので詳細なコメントはできませんが、「島津市」ではなくて良かったとは思います。

平田さんのご発表と懇親会

No.5507

 昨日は吾妻鏡の講読会の後、平田さんに「院御所からみる後鳥羽院政」というタイトルでご発表いただきました。ご発表いただきました平田さん、お集まりいただきましたみなさん、ありがとうございました。

 平田さんのご研究は、後鳥羽院政期における院御所の利用状況から後鳥羽院政を逆照射するというものであり、なかでも後鳥羽院による遷幸の事例を悉皆的に収集されるなど、出席者一同大いに学ばせていただきました。
 ところで、当ゼミにおける私の大先輩である平田さんは、思いやりの人でもありました。公私にわたってお世話になったゼミメンバーは本当に数知れないと思います。私も、三年前に初めてこのゼミにお邪魔するようになって以来、いろいろとお世話になりました。ありがとうございます。
 教職に就かれることがお決まりと伺いましたが、今後のご活躍をお祈り申し上げます。

 また、その後の「里」での懇親会では賑やかで満腹なひとときを過ごすことができました。来年度からの大学院進学が決定したといったおめでたいお話も多数伺うことができ、とても楽しかったです。


 さて、次回の『吾妻鏡』講読会ですが、2月28日(水)に開催致します。
 時間は、当初は15:30~としておりましたが、諸般の都合のため現在調整中です。決定しましたら、また当掲示板においてお知らせ致します。なお、範囲は承久三年八月二日~です。

お疲れさまでした

鍛治 利雄
No.5509

昨日は研究会に参加させて頂き、ありがとうございました。
研究室にお邪魔したのは、約2年振りでした(笑)

当該期に対する理解が乏しく、参加してお話をお伺いする
だけになってしまい、本当に申し訳ありませんでした。

懇親会では、野口先生のご好意に甘えて、楽しいひと時を
過ごすことができました。重ね重ね御礼申し上げます。

長々と失礼しました。

Re: 平田さんのご発表と懇親会

平田樹理
No.5512

 昨日はお忙しい中、拙い修論報告を聞いていただき、ありがとうございました。たくさんの御意見をいただき、私自身、大変勉強になりました。また改めて自分なりにまとめ直したいと思います。
 
 その後の懇親会でも、久々に皆さんとゆっくりお話することができて、とても楽しかったです。野口先生のご好意に甘えて、ご馳走になってしまいました。どうもありがとうございました。
 
 また、野口先生には四年間、本当にお世話になりました。言葉ではいいつくせませんが、この場を借りて、改めて御礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 岩田さん>私こそ、いろいろとお世話になりました。岩田師範には頭が上りません(笑)。またゼミにも顔を出したいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

書評会の日程

No.5493

 懸案の書評会ですが、著者(元木先生・美川先生)と担当者(『院政』は樋口健太郎氏にお願いいたしました)の御都合を総合した結果、4月7日(土)に設定することに致しました。時間は13:00より、ということで宜しくお願いいたします。
 詳細は後日告知したいと思います。

Re: 書評会の日程

元木泰雄
No.5494

了解いたしました。
 よろしくお願い申し上げます。
 そのころ拙著は絶版になっていたりして・・・

Re: 書評会の日程

No.5495

野口ゼミを知るための良い機会でもあるので、ご迷惑でなければ、私も参加させてください。よろしくお願いします。

『院政』『源義経』著者を囲む書評会の日程

No.5496

 何かとせわしない状況のため、先の書き込みでは日程設定のみの告知となりましたが、詳細は以下のとおりです。

 ◇ 美川圭著『院政』・元木泰雄著『源義経』出版祝賀の書評会 ◇

 日程:4月7日(土)13:00~(17:30)
 会場:京都女子大学宗教・文化研究所共同研究室(L校舎3F)
 書評会の形式:著者を囲んで参加者による談論。ただし、内容の概括と問題提起は各書ごとに担当者を配する。
 担当者:『院政』・・・・・・樋口健太郎
      『源義経』・・・・・野口 実

 ※ 終了後 「祝賀対象の本の著者からも会費を徴収する懇親会」を行います(幹事は、やはり、本来なら入学祝いをしてもらう立場の山岡瞳さんにお願い致しました)。

 この書評会は、京都女子大学宗教・文化研究所ゼミナール2007年度第一回例会、京都女子大学宗教・文化研究所2007年度共同研究「中世前期の宇治に関する総合的研究Ⅱ『「権門都市」宇治の成立』」第一回研究会として位置づけ、上記メンバーの参加を前提に致しますが、とくに希望される方も(事前にお知らせを頂くことを条件に)参加を歓迎いたします(ただし、会場等の都合で御希望にそえない場合もあります)。

 >元木先生 
 よろしくお願い申しあげます。
 御高著、出張の往復の新幹線内で精読。この本は鎌倉幕府成立史研究に大きな画期を記した大変な名著だとあらためて確信させられました。
 たとえ、未来の日本の文化状況が著しく低劣化して、この本が絶版になるようなことがあったとしても、真っ当な研究者たる者は、手書きででも何とかこの本のコピーを手に入れたいと考えることでしょう。

 >近藤先生
 お出でいただければ「義経論」大いに盛り上がることは必定。御高著『装束の日本史』も談論のさいに取り上げて、あわせて出版祝いをさせていただきたいと存じます。      

Re: 書評会の日程

元木泰雄
No.5499

 野口先生、まことに過分のお言葉を賜り、恐縮の至りに存じます。

仰せの通り、拙著は単なる義経の伝記ではなく、幕府成立の見直しを目指したものです。その辺の意図がどこまで実現しているか、ご吟味いただけましたら幸に存じます。
 今度は頼朝論で、さらに先を見通した公武政権論を展開したいと、ひそかに考えております。もっともそれこそ、獲らぬ狸の何とかですが。

 美川先生の『院政』、近藤先生の『装束の日本史』、ともにインパクトの強い書物だけに、おおいに話も弾むと思います。
 近藤先生の御本も朝日新聞の新書紹介に取り上げられていましたね。
 話題は公武両政権から有職故実に及ぶわけで、幅広い議論が期待できそうです。
 最近、中世前期、鎌倉初期の研究自体がやや停滞気味ですので、それを打開すべき議論の場になればと思います。

 近藤先生がお見えになるなら、懇親会の場所はよほど気合を入れて探さないといけませんね。女子大生対象のお店では、10人前頼んでも足りるかどうか。
 こうなったら、しゃぶしゃぶ、焼肉食べ放題とか・・・
 山岡さん、どうしますか?

 余談ですが、ネコの喧嘩、ますますエスカレートして困っております。獣医は半年前からずっともう直ぐ仲良くなるといい続けているのですが。
 推定8ヶ月の新参ネコは、古参ネコ(推定13歳、震災を生き抜いた大事なネコです)と喧嘩するばかりか(これは古参が喧嘩を売っている面もある)、人間に噛み付く、引っかく、棚のものをけり落とす、食事のおかずを盗む等々、やりたい放題。
 最初は、鼻の穴が猫にしては大きいのでとある芸能人にちなんで『サブちゃん』と名づけたのですが、最近は『ワルオ』と改名されてしまいました。
 まさに「悪サブ」です・・・。こんなネコに引っ掻き回されるのも、かの悪左府の祟りか?
 なお修正のミスで、スレッドを二重にしてしまいました。ご面倒ですが、上のスレッドを削除してください。
 

Re: 書評会の日程

山田邦和(花園大学・考古学)
No.5500

4月7日!
よかった。予定がはいっていない日だ。
久しぶりですので、参加させてください。

幹事仰せ付かりました。

山岡 瞳
No.5501

4月7日が楽しみになってきましたね。
皆様に満足していただけるようなお店を頑張って探したいと思います。
元木先生、何卒ご教示ください。

懇親会については、後日、掲示板・メーリングリストでお知らせいたします。
その時に出欠の確認を行いたいと思いますので、よろしくお願いします。

Re: 書評会の日程

No.5502

 野口先生のご尽力の賜で、このような会が挙行されることを、たいへん感謝いたしております。樋口先生には、拙著のご批評をお引き受けいただき、ありがたく存じています。拙著は思いもかけず多くの方々に読んでいただいているようで、望外の喜びなのですが、まだ専門の方々からの批評が出てきていないのが、残念です。これを機会に、いかようにも拙著をまな板の上で切り裂いていただければ、私と致しましても本望です。

 と、まあ堅苦しいご挨拶を終えることにしまして、やーほんとうに、山田先生参加、近藤先生参加、でいっきに盛り上がりが目に見えて来ます。でも、近藤先生、そりゃ懇親会の場を決めるのがたいへんだ。幹事の山岡さん、元木ゼミ初仕事とでもいうべき大役、よろしくお願いします。野口ゼミには、吉良上野介はいないでしょうから、だいじょうぶですよ。私はいま定期試験の採点、ラストスパート、今日の夕方には終える予定。さらに、明日は研究室引っ越し準備、明後日には別棟への引っ越しです。もう現在の職場、14年になりますので、もう本や書類の山に、へきへきしています。今週が終われば、ほぼ本年度の仕事納め。やっと原稿書きに戻れます。これから、寝屋川市史を約100枚、3月末までに仕上げ(無理かな)、それからミネルヴァの後白河につっこむ予定です。

Re: 書評会の日程

No.5504

 野口先生・元木先生・美川先生・山田先生・樋口先生、書評会の末席を汚させていただきます。ただし、末席といっても専有面積は広いですが(笑)。樋口先生にはお会いするのは初めてかと思います。また、山田先生も親しくお話しするのは初めてかと思います。何とぞ、よろしくお願いいたします。

 拙著、お陰様で2刷となりました。武具同様、装束についても潜在的に興味のある方は多いと思いますが、拙著によって、装束や有職故実について少しでも興味をもってくれる方、特に若い学生や院生がそういう方面にも目を開いてくれることを望みます。

 山岡さん、河内源氏ツアー以来ですね。京大の大学院に進学されるそうで、おめでとうございます。元木ゼミは花盛りですね。ところで、懇親会の件は、私にあまり気を遣わないでくださいね。女性向きのおしゃれな店も私は好きですから。元木先生のプレッシャーに負けないでください(笑)。

Re: 書評会の日程

No.5505

山田先生、書評会参加表明、ありがとうございます。

ところで、諏訪内・井上・京響の定期は、凄かったですよ。
諏訪内さん、極秘結婚、極秘出産だったそうで、演奏も実に艶香か。
井上の指揮も、負けず劣らず、絶好調。京響も、ウイーンフィルか、
と思わせるような、充実した鳴り心地。こちらのほうは、夢心地。
忘れがたい、シベリウスの名曲数々となりました。
どうだ、羨ましいでしょう。えへへ。

Re: 書評会の日程

山田邦和(花園大学・考古学)
No.5506

>近藤先生
 こちらこそ、お初にお目もじいたします。当日、お会いできるのを楽しみにしておりますので、よろしくお願い申し上げます。

>元木先生
 先生のところは猫でしたね。ウチは2匹のペキニーズがとっくみあいです。

>美川先生
 う・・・・ 羨ましい・・・・ く、くやしい・・・

Re: 書評会の日程

元木泰雄
No.5510

どうしたことか風邪を引き、昨夜はひどい咳で眠れず、すっかりダウンの元木です。

 山田先生、井上・諏訪内のシベリウス、私も参りましたが、信じられない名演でした。
 京響はあそこまで音の響きが豊かに、力強くなったのですね。
 諏訪内のヴァイオリン、もう魔法のよう。唖然として、内側から突き上げられて涙が出ました。
 緊張と感動のコンチェルトのあと「フィンランディア」、もう会場の熱狂はお分かりになると思います。井上道義のコンサート自体の作り方、見事ですね。
 生涯忘れえないコンサートのひとつになると思います。
 傷口に塩、でしたが・・・
 
 今日は2月22日、ネコの日ですね。
 その所為か(?)、古参ネコの方は久しぶりにご機嫌ですが、悪サブの方は悪さに磨きがかかり、老母がまたまたターゲットに。先日など、ひっかかれた直後、母はネコのばい菌の所為(らしい)で高熱を発し、救急車のお世話になるほどでした。
 爪を抜くと外に出たときに危険だし、牙まで抜くわけにも行かず、むろん今更捨てるわけにも行かず、困り果てております。そんなことをしていると、流れ矢にあたるよ、と説教しても聴くわけも無いし・・・
 そういえば明日は新快速223系で話題になりましたが、大事な日ですね。

 電車で思い出しましたが、4月の第一土曜は、桜見物で京都は大変です。
 一昨年の4月9日、能楽の井上敬介師匠のご依頼で、南禅寺近くで講演をしたのですが、まず十三から阪急の特急に乗れない!
 仕方なく急行(高槻から各駅停車)でやっと京都に到着。
 先に研究室によって、5時ごろ講演先に行こうとしたら、なんと東山通は熊野から南が渋滞、結局タクシーに裏道を回ってもらい、やっと間に合う始末。
 帰りの阪急は、22時過ぎというのに河原町で通勤電車並みのすし詰め。びっくりして烏丸から京都駅に出て新幹線で帰ったことでした。
 宿泊、懇親会はかなり早めに予約が必要でしょう。
 なお、その講演会の講師、今年は近藤先生にお願いしたいと井上さんが仰っていましたが、7日となるとかち合うのではないかと心配されますが・・・

 ちなみに、山岡さんとは2005年の神戸順徳のとき等、河内源氏ツアー以降も何度かご一緒していただいたのですが。食事の方に夢中でお気づきにならなかったのかも(笑)
 

 

Re: 書評会の日程

No.5511

>元木先生、ホテル、ヤバイです。書き込みを見て、慌てて検索しましたが、4月7日は定宿のサンホテルはじめ軒並み満室です。4月上旬の京都が混むことは、迂闊にも意識にありませんでした。JTBならばあるかなあ。ちなみに井上師匠からは、まだ何の話もありません。

>山岡さん、河内源氏ツアーの後、神戸順徳でご一緒したのは思い出しました。ただ、それ以外はお会いしているかどうか記憶が定かではありません。元木先生の仰るように、食事に夢中で気づかなかったのかなあ。

 ところで、思文閣出版のPR誌『鴨東通信』から原稿依頼を受け、顔写真が必要なので撮ったところ、どうしても極悪の犯罪者にしか見えない。笑い顔も気持ち悪いし、どうしよ~。

Re: 書評会の日程

No.5527

書評会、都合がつきそうなので、参加希望します!
宿もなんとかなりそうです。近藤先生のご助言に従い、JTBに行きました。

時代区分のメルクマール。

No.5528

 石浜さん、お久しぶりです。長くお待ちいたしておりました。
 4月7日の拝眉を楽しみに致しております。

 ちなみに、京都の桜。この陽気ですと3月中に葉桜の勢いでしょう。

Re: 書評会の日程

元木泰雄
No.5530

そのようですね。

お久しぶりです

杉谷理沙
No.5490

お久しぶりです。私を覚えていらっしゃるでしょうか?
伊藤千春さんの友人の杉谷です。
私事で恐縮ですが、先日、立命館大学と、京都女子大学に入試を受けにお邪魔しました。
幸い、なんとか立命館大、京都女子大共に合格することが
できました。
やっと憧れの京都に住むことができそうです。
これからも未熟ながら日本史道を進んでいく所存です。

それでは、短いですがここで失礼いたします。

杉谷さん、おめでとう。大歓迎です。

No.5491

 とっても、うれしい報告をありがとうございます。
 まだ国公立大学の入試があるのかも知れませんが、どこの大学でも京都にお出でになるのなら、大歓迎です。当方のゼミには京大・神戸大・同志社大・関学大等々、関西圏の主要な大学の院生・学部生が参加していますから御遠慮なく。
 これから、お住まいのことなど、いろいろ心配なことがあるかと思いますが、当方のゼミ生も地方出身の人が多いので、いろいろ御相談に乗れると思います。
 私に直接連絡をとりたいことがあれば、上の赤い字の名前をクリックしてメールをお送り下さい(明後日まで出張しているので、その期間は返信できませんが)。
 それにしても、高校段階から日本史の道を選んで当ゼミに参加してくれる人が現れたことは画期的出来事です。四月になったら「大歓迎会」を開きたいと思います。メンバー共々、お目にかかるのを楽しみにしています。
 伊藤さんたちも、京都に来てくれたら良いと期待しています。

春を先取りの話題ですね

No.5492

 杉谷さん、明るい話題をありがとうございます。
 当ゼミに出入りしている関西圏の大学の院生のひとり、岩田です。お噂はかねがね、それはそれは嬉しそうにお話しになる野口先生から伺っておりました。まずは私大の受験を終えられ、おつかれさまでした。今後も体調等にお気を付け下さいね。

 この掲示板に書き込んでくださったということで、杉谷さんもゼミの仲間ですから、どうぞ地元でもどしどし当ゼミを宣伝してください。
 私は父方の実家が島根県安来市なのですが、京都はまたいろいろと趣が違います。京都に住むと戸惑うことも多いかもしれませんが、日本史を勉強する上で、京都のことを知っているというのは、決して小さくないメリットだと思います。また、離れて暮らしてみることで、逆にご自身の育った地元の個性が見えてくるようにもなると思います。どうぞいろいろ見聞きして、杉谷さんご自身の可能性を大いに広げていただきたいと思います。ちょっとお節介な書き込みになってすみません。
 京女生でもない私が書くのも変ですが、京都にお出での際はぜひご友人もお誘い合わせの上、お気軽に当ゼミにもお立ち寄りください。

>野口先生 昨日はイトーヨーカドーにて失礼しました。道中お気を付け下さい。

おめでとうございます!

鍛治 利雄
No.5508

はじめましてですね。 合格おめでとうございます。

立命館は母校ですので、もし入学されるんでしたら、
施設の使い方とか、お得情報とか、お教えしますよ(笑)

大学生活、満喫して下さいね。

上横手雅敬先生の御退任記念講演会

No.5485

 本年3月で皇學館大学大学院を退任される上横手先生の記念講演会が開催されます。

 日時:3月3日(土)14時~15時半
 場所:皇學館大学伊勢学舎2号館234教室
 題目:「院政と山法師」
 
 詳しくはこちらを御覧下さい(出席される方は必ず御確認下さい)
            → http://www.kogakkan-u.ac.jp/

誰か岐阜を歩きませんか?

No.5482

最近「歩き病」を発症している佐伯です(笑)。
先日の大原は、寂光院→建礼門院陵→勝林院→法泉院→実光院→後鳥羽院陵・順徳院陵→三千院→来迎院と、
「見るべきものは見つ」という感じの、とても充実した一日でした。
最後の最後で雨が降ったのは「お約束」という感じですが。
おまけに私がおみくじで凶が出た通りの絶不調で、さんざん道を間違えたり…とアクシデントもありました。
(ほんとすいませんでした、田中さん。)

さて、もはやオフィシャルの企画でも何でもありませんが、誰か岐阜歩きませんか、岐阜。
ちょっと前に岐阜に行くプランは話が出てたと思うんですが、進行中なのかどうかわかんないのでほんとに「勝手に」で。
(万一予定が進行中ということでしたら引っ込めますんでご一報下さい)

プランは、京都駅8時35分の電車に乗って、
JR荒尾駅
→御首神社(平将門の首が関東に戻ろうと飛んでいるところを、南宮大社の隼人に弓で射落とされた場所、との伝承)
→円興寺(源朝長の墓)
→青墓宿碑(青墓長者女は義朝室、朝長が死に、頼朝が捕えられた地)
→美濃国分寺跡
→南宮大社(美濃一宮)
→不破関跡
→常盤御前の墓(http://www5.big.or.jp/~ejiri/nakasen/exp/vk19/58tokiwa.htm
というルートです。
他にもいろんな史跡・伝説の地があって、「伝承ワンダーランド」な感じです。
総歩行距離はまともに歩いたら15キロくらいですかね。
不破関跡・常盤御前の墓はちょっと離れてるんで、いざとなればJRで一駅移動とか、いっそパスとか。

特に反応がなければ一人で適当に行きますが(笑)、
他にも行きたいという方があれば3月前半あたりで適当に日程調整しますので、
行ってみたいという方は「ご都合の良い日程を全て(←ここ大事)書き上げて」佐伯までご連絡ください。
別に「オフィシャルの遠足にして車で行きましょう」でも全然構わないんですけどね。
なんであれ興味がおありの方は佐伯までメールででもご連絡ください。

とりあえず日程が決まりました。

No.5497

佐伯です。
えー、現時点でお二方からレスをいただいて、結果日程は3月1日(木)と相成りました。
平日なので、8時52分京都駅発の電車に乗ることになります。
というわけで、集合は8時40分に京都駅烏丸中央口改札前、ということで。
うまい具合に3月に入っているので青春18きっぷが使えますね。
今年はJR発足20周年ということで、お値段が5枚で8000円とさらにお得になっております。
仮に3人で割ったとしても往復の学割の切符より安いです。ビバビバ。
人数が増えればさらにお得。

というわけで、特に予約の都合があるわけじゃなし、ギリギリまで参加表明をお待ちしております。
今のところ「考え中」の人が何人かいらっしゃいますが、前向きにご検討下さいませ(笑)。

平田さんのご発表と次回『吾妻鏡』

No.5477

 本日はみなさんいろいろなお菓子をお持ち寄りいただきましたおかげで、いつも以上に美味しい講読会となりました。ありがとうございます。途中でおなかが空くこともなく、本日も長時間にわたり講読できましたね。

 さて、次回の『吾妻鏡』講読会の予定です。
 日時:2月21日(水)14:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:承久三年七月十一日条~

 また、繰り返しになりますが、2月21日(水)は平田さんの研究発表も予定されております。

 テーマ:「院御所からみる後鳥羽院政」
 日時:2月21日(水)16:30~
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 主要参考文献:上横手雅敬「鎌倉時代史の展望」(『鎌倉時代 その光と影』、吉川弘文館、一九九四年)
           高橋昌明編『院政期の内裏・大内裏と院御所』、文理閣、二〇〇六年)

 ※この分野を研究対象にされている方たちの積極的な参加を期待します(ゼミ以外の方で出席希望の方は、野口先生かゼミメンバ-に御連絡下さい)。
 当日は、14:00頃から平田さんのご発表が始まるまで、時間の許す範囲で『吾妻鏡』を読む予定です。

 また、平田さんのご発表の後、19:30頃から懇親会を予定しております。お店はただいま検討中ですが、こちらにもみなさんのご参加をお待ちしています。賑やかな会にしましょうね。
 懇親会のみのご参加も大歓迎ですので、参加希望の方は2/18(日)までに岩田か山岡さんまでご連絡いただくか、掲示板への書き込みにてお知らせ下さい。

平田さんの修論報告、楽しみにしています。

No.5478

 本日(13日)は山岡さん、山田さん、尻池さん、それに長村君からも台湾土産のお菓子を頂戴しました。ありがとうございました。
 2月というのは経費の点では実質的に年度末の月なので、事務処理に追われ通しです。本当に日々目先の仕事を片付けていくので精一杯。今週も、博物館展示のリニューアル、休刊中の学術雑誌再刊の話し合いなどが目白押し。週末には関東に調査出張といったあんばい、その間隙を縫って月末近くに締切が重なっている著書や論文の校正に追われております。
 したがって、せっかく研究室にお出でいただいたのに不在だったり、書類が行方不明になったり等々、生来の不手際に耄碌が加わって諸方に御迷惑をおかけしています。とくに遅延している原稿については本当に何とも言いがたい罪悪感にとらわれております。2月が28日までしかないのは実にうらめしい限りです。
 しかし、そんな中、大変楽しみにしているのは、ほんの一瞬、ポッカリと予定の空いた来週の21日に開催される平田さんの修論報告会です。私はこのゼミが本格的に活動する基盤が築かれたのは京都女子大の学生であった平田さんと永富さんの参加があってこそと思っているのですが、その慰労と壮行を兼ねての懇親会も予定されています。最近、お仕事の関係で、参加の機会の少なくなくなったメンバーの方たちも、ぜひふるって御出席下さい。
 それにしても、矛盾しているようですが何をやっているのか分からなくなるほど眼前に用事が山積みです。ストレスの発散にお酒が飲める人が羨ましい。
 酒も煙草も、飲めない、吸えない野口でした。

Re: 平田さんのご発表と次回『吾妻鏡』

平田樹理
No.5481

 野口先生、岩田さん、再度の告知、ありがとうございました。
拙い修論報告になるかと思いますが、当日はどうぞよろしくお願い致します。

ラボール学園 日本史講座の御案内

No.5472

 京都市・ラボール学園(京都勤労者学園)2007年春期の講座(京の府民大学対象講座)に「日本史講座」があります。講師陣には当ゼミメンバーにはおなじみの先生も多く、大学の講義だけではあきたりないという方にはお薦めです。
 以下、ラボール学園のHPより。

 日本史講座  現代に残る史跡・遺跡から歴史を読み解く-ご好評をいただいたテーマの第2弾です。最新の研究結果に基づき、京都と周辺地域を様々な角度から捉え直してみたいと思います。玄人好みの歴史散策のガイドに、また京都検定の参考になることうけ合いです。

 開講日・回数 毎週月曜日の全14回
 4月9日~7月23日 午後6時30分~午後8時30分
 受講料 11,000円(資料代別途必要)
  テーマ 史跡からみる京都の歴史-古代・中世-
 (1) 長岡京の遺跡-考古学の視点から-(4/9・山本)
 (2) 丹後の巨墳と大和政権-丹波関係系譜との関係で-(4/16・黒田)
 (3) 比叡山延暦寺-王城鎮護の寺-(4/23・佐藤)
 (4) 里内裏-もうひとつの御所-(5/7・野口(孝))
 (5) 清水寺-京都と東北-(5/14・美川)
 (6) 冷泉家-和歌の家の成立-(5/21・美川)
 (7) 京都の墓地(5/28・山田)
 (8) 宇治橋と栗駒山-京都防衛の最前線-(6/4・野口(実))
 (9) 比叡山と笠置山-後醍醐行宮の山-(6/11・熊谷)
 (10) 北野社領西京-祭をめぐる政治と文化-(6/18・三枝)
 (11) 足利将軍の南都参詣-東大寺・興福寺を中心に-(6/25・徳永)
 (12) 金閣と銀閣-室町文化再考-(7/2・野田)
 (13) 山陰道と長坂街道-城・街道・景観-(7/9・福島)
 (14) 聚楽第と伏見城-秀吉の三都構想-(7/23・仁木)

 講師 山本雅和((財)京都市埋蔵文化財研究所職員)/黒田達也(大阪府立工業高等専門学校教授)/佐藤泰弘(甲南大学教授)/野口孝子(同志社女子大学非常勤講師)/
美川圭(摂南大学教授)/山田邦和(花園大学教授)/野口実(京都女子大学教授)/
熊谷隆之(京都橘女子大学非常勤講師)/三枝暁子(立命館大学専任講師)/徳永誓子(東大寺史研究所研究員)/野田泰三(京都光華女子大学助教授)/福島克彦(大山崎町歴史資料館学芸員)/仁木宏(大阪市立大学助教授)

 詳しくは→ http://www.labor.or.jp/gakuen/index.html

「神戸市の文化財Ⅱ」展

元木泰雄
No.5467

 現在、三宮の神戸市立博物館では「神戸市の文化財Ⅱ」展が開催されています(博物館オープン直後に行われた「神戸の文化財展」に続く開催なので、Ⅱを称しております)。
会期は2月25日までです。
 神戸というと、中世の文化財とはあまり縁がないように思われますが、実際には国宝の本堂や多数の文書を有する太山寺をはじめ、多くの名刹、神社があり、多数の文化財が残されています。今回は美術品はもちろん、古文書でも注目すべき優品が多数展示されています
 とくに、大塔宮護良親王令旨をはじめとする太山寺の中世古文書は、必見でしょう。先年新聞でも話題になった「らくいち(楽市)」の文言がみられる「羽柴秀吉制札(せいさつ)」なども展示されています。
 実は12日(振り替え休日)に見学会を開催いたします。
 博物館に先立って、西宮市の広田神社、西宮神社を見学する予定です。
 12時半西宮北口駅北側改札集合です。
 と、急に申してもご参加は無理でしょうから、見学希望の方に招待券をお渡しします。お申し出ください。
 展覧会の詳細については、博物館のホームページをご参照ください。
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/57/museum/tokuten/2006_05_bunka.html
              ☆       ☆       ☆

 2月3日は昨年ご逝去になった高橋秀直先生を偲ぶ会、4日は2日にご逝去になった鎌田元一先生のお通夜、翌日が告別式でした。
 こんなことが三日も続くと、気分が滅入り、精神の均衡が保ちがたい思いです。
 何かの拍子に高橋先生や、鎌田先生との思い出が想起され、夢にもお二人が登場されます。あわせて、自分自身の加齢と衰え、行きて戻らぬ時間というものの厳しさ、むごさを痛感しております。
 それにしても、昨年にはフランス文学の教授も50歳で逝去されました。どうして、京都大学文学部ではかけがえの無い先生方が若くして身罷られるのでしょうか。
 偶然かも知れません。しかし、偶然だけではありますまい。
 最先端の研究水準を維持し、増大した院生を教育して手一杯のところに、本来の研究とは離れた外部評価のための仕事、COEの雑務、そして外部資金導入のための繁忙が重なっていることが、先生方の健康を蝕んでいることは間違えないと思います。
 分野にもよりますが、資金集めも研究に不可欠で、多くの研究者が集団を結成する理科系の場合と、基本的に個人が頭で考える人文系の学問は構造が異なっております。その、人文系の学者に理科系と同じ雑務を強いているのが現状でしょう。
 人文系の学問をないがしろにし、優秀な研究者を心身ともに摩滅させる現下の文教行政に激しい憤りを感じます。
 生き残ったものは何をなすべきか。煩悶の毎日です。

 そりゃ、大学の仕事は懲戒を食らわない程度にサボって、好きな原稿だけを書いて、酒でも飲んでりゃ良いさ・・・