平田さんのご発表と次回『吾妻鏡』

No.5477

 本日はみなさんいろいろなお菓子をお持ち寄りいただきましたおかげで、いつも以上に美味しい講読会となりました。ありがとうございます。途中でおなかが空くこともなく、本日も長時間にわたり講読できましたね。

 さて、次回の『吾妻鏡』講読会の予定です。
 日時:2月21日(水)14:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:承久三年七月十一日条~

 また、繰り返しになりますが、2月21日(水)は平田さんの研究発表も予定されております。

 テーマ:「院御所からみる後鳥羽院政」
 日時:2月21日(水)16:30~
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 主要参考文献:上横手雅敬「鎌倉時代史の展望」(『鎌倉時代 その光と影』、吉川弘文館、一九九四年)
           高橋昌明編『院政期の内裏・大内裏と院御所』、文理閣、二〇〇六年)

 ※この分野を研究対象にされている方たちの積極的な参加を期待します(ゼミ以外の方で出席希望の方は、野口先生かゼミメンバ-に御連絡下さい)。
 当日は、14:00頃から平田さんのご発表が始まるまで、時間の許す範囲で『吾妻鏡』を読む予定です。

 また、平田さんのご発表の後、19:30頃から懇親会を予定しております。お店はただいま検討中ですが、こちらにもみなさんのご参加をお待ちしています。賑やかな会にしましょうね。
 懇親会のみのご参加も大歓迎ですので、参加希望の方は2/18(日)までに岩田か山岡さんまでご連絡いただくか、掲示板への書き込みにてお知らせ下さい。

平田さんの修論報告、楽しみにしています。

No.5478

 本日(13日)は山岡さん、山田さん、尻池さん、それに長村君からも台湾土産のお菓子を頂戴しました。ありがとうございました。
 2月というのは経費の点では実質的に年度末の月なので、事務処理に追われ通しです。本当に日々目先の仕事を片付けていくので精一杯。今週も、博物館展示のリニューアル、休刊中の学術雑誌再刊の話し合いなどが目白押し。週末には関東に調査出張といったあんばい、その間隙を縫って月末近くに締切が重なっている著書や論文の校正に追われております。
 したがって、せっかく研究室にお出でいただいたのに不在だったり、書類が行方不明になったり等々、生来の不手際に耄碌が加わって諸方に御迷惑をおかけしています。とくに遅延している原稿については本当に何とも言いがたい罪悪感にとらわれております。2月が28日までしかないのは実にうらめしい限りです。
 しかし、そんな中、大変楽しみにしているのは、ほんの一瞬、ポッカリと予定の空いた来週の21日に開催される平田さんの修論報告会です。私はこのゼミが本格的に活動する基盤が築かれたのは京都女子大の学生であった平田さんと永富さんの参加があってこそと思っているのですが、その慰労と壮行を兼ねての懇親会も予定されています。最近、お仕事の関係で、参加の機会の少なくなくなったメンバーの方たちも、ぜひふるって御出席下さい。
 それにしても、矛盾しているようですが何をやっているのか分からなくなるほど眼前に用事が山積みです。ストレスの発散にお酒が飲める人が羨ましい。
 酒も煙草も、飲めない、吸えない野口でした。

Re: 平田さんのご発表と次回『吾妻鏡』

平田樹理
No.5481

 野口先生、岩田さん、再度の告知、ありがとうございました。
拙い修論報告になるかと思いますが、当日はどうぞよろしくお願い致します。

ラボール学園 日本史講座の御案内

No.5472

 京都市・ラボール学園(京都勤労者学園)2007年春期の講座(京の府民大学対象講座)に「日本史講座」があります。講師陣には当ゼミメンバーにはおなじみの先生も多く、大学の講義だけではあきたりないという方にはお薦めです。
 以下、ラボール学園のHPより。

 日本史講座  現代に残る史跡・遺跡から歴史を読み解く-ご好評をいただいたテーマの第2弾です。最新の研究結果に基づき、京都と周辺地域を様々な角度から捉え直してみたいと思います。玄人好みの歴史散策のガイドに、また京都検定の参考になることうけ合いです。

 開講日・回数 毎週月曜日の全14回
 4月9日~7月23日 午後6時30分~午後8時30分
 受講料 11,000円(資料代別途必要)
  テーマ 史跡からみる京都の歴史-古代・中世-
 (1) 長岡京の遺跡-考古学の視点から-(4/9・山本)
 (2) 丹後の巨墳と大和政権-丹波関係系譜との関係で-(4/16・黒田)
 (3) 比叡山延暦寺-王城鎮護の寺-(4/23・佐藤)
 (4) 里内裏-もうひとつの御所-(5/7・野口(孝))
 (5) 清水寺-京都と東北-(5/14・美川)
 (6) 冷泉家-和歌の家の成立-(5/21・美川)
 (7) 京都の墓地(5/28・山田)
 (8) 宇治橋と栗駒山-京都防衛の最前線-(6/4・野口(実))
 (9) 比叡山と笠置山-後醍醐行宮の山-(6/11・熊谷)
 (10) 北野社領西京-祭をめぐる政治と文化-(6/18・三枝)
 (11) 足利将軍の南都参詣-東大寺・興福寺を中心に-(6/25・徳永)
 (12) 金閣と銀閣-室町文化再考-(7/2・野田)
 (13) 山陰道と長坂街道-城・街道・景観-(7/9・福島)
 (14) 聚楽第と伏見城-秀吉の三都構想-(7/23・仁木)

 講師 山本雅和((財)京都市埋蔵文化財研究所職員)/黒田達也(大阪府立工業高等専門学校教授)/佐藤泰弘(甲南大学教授)/野口孝子(同志社女子大学非常勤講師)/
美川圭(摂南大学教授)/山田邦和(花園大学教授)/野口実(京都女子大学教授)/
熊谷隆之(京都橘女子大学非常勤講師)/三枝暁子(立命館大学専任講師)/徳永誓子(東大寺史研究所研究員)/野田泰三(京都光華女子大学助教授)/福島克彦(大山崎町歴史資料館学芸員)/仁木宏(大阪市立大学助教授)

 詳しくは→ http://www.labor.or.jp/gakuen/index.html

「神戸市の文化財Ⅱ」展

元木泰雄
No.5467

 現在、三宮の神戸市立博物館では「神戸市の文化財Ⅱ」展が開催されています(博物館オープン直後に行われた「神戸の文化財展」に続く開催なので、Ⅱを称しております)。
会期は2月25日までです。
 神戸というと、中世の文化財とはあまり縁がないように思われますが、実際には国宝の本堂や多数の文書を有する太山寺をはじめ、多くの名刹、神社があり、多数の文化財が残されています。今回は美術品はもちろん、古文書でも注目すべき優品が多数展示されています
 とくに、大塔宮護良親王令旨をはじめとする太山寺の中世古文書は、必見でしょう。先年新聞でも話題になった「らくいち(楽市)」の文言がみられる「羽柴秀吉制札(せいさつ)」なども展示されています。
 実は12日(振り替え休日)に見学会を開催いたします。
 博物館に先立って、西宮市の広田神社、西宮神社を見学する予定です。
 12時半西宮北口駅北側改札集合です。
 と、急に申してもご参加は無理でしょうから、見学希望の方に招待券をお渡しします。お申し出ください。
 展覧会の詳細については、博物館のホームページをご参照ください。
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/57/museum/tokuten/2006_05_bunka.html
              ☆       ☆       ☆

 2月3日は昨年ご逝去になった高橋秀直先生を偲ぶ会、4日は2日にご逝去になった鎌田元一先生のお通夜、翌日が告別式でした。
 こんなことが三日も続くと、気分が滅入り、精神の均衡が保ちがたい思いです。
 何かの拍子に高橋先生や、鎌田先生との思い出が想起され、夢にもお二人が登場されます。あわせて、自分自身の加齢と衰え、行きて戻らぬ時間というものの厳しさ、むごさを痛感しております。
 それにしても、昨年にはフランス文学の教授も50歳で逝去されました。どうして、京都大学文学部ではかけがえの無い先生方が若くして身罷られるのでしょうか。
 偶然かも知れません。しかし、偶然だけではありますまい。
 最先端の研究水準を維持し、増大した院生を教育して手一杯のところに、本来の研究とは離れた外部評価のための仕事、COEの雑務、そして外部資金導入のための繁忙が重なっていることが、先生方の健康を蝕んでいることは間違えないと思います。
 分野にもよりますが、資金集めも研究に不可欠で、多くの研究者が集団を結成する理科系の場合と、基本的に個人が頭で考える人文系の学問は構造が異なっております。その、人文系の学者に理科系と同じ雑務を強いているのが現状でしょう。
 人文系の学問をないがしろにし、優秀な研究者を心身ともに摩滅させる現下の文教行政に激しい憤りを感じます。
 生き残ったものは何をなすべきか。煩悶の毎日です。

 そりゃ、大学の仕事は懲戒を食らわない程度にサボって、好きな原稿だけを書いて、酒でも飲んでりゃ良いさ・・・

『紫苑』第5号、入稿しました。

No.5463

 昨日、『紫苑』第5号の原稿・データが編集長から印刷屋さんの手に渡されました。
 山岡さん並びに執筆者の皆さん、「ひとまず」ありがとうございました。
 初校のゲラは15日になるそうです。完成まではもう一頑張りです。
 今号の構成については、後日掲示いたします。

 ☆ 栃木県立文書館の松本一夫先生より、御高論「南北朝内乱期における軍事情報の伝達」(『日本歴史』705)を御恵送いただきました。松本先生にあつくお礼を申し上げます。

 『源氏と坂東武士』の初校ゲラ一冊分、今朝クロネコさんが届けてくれました。そのまま綴じればすぐ本になりそうです。
 明日は、富士山の近くに出張です。

『紫苑』第5号の構成。

No.5469

『紫苑』第5号の構成は以下の通り。
 岩田君の論文と長村君の研究ノートは共同研究の成果発表。尻池さんと伊藤さんの研究ノートは卒論をペースにしたものです。

 論文
      「宇治における都市形成の契機について-道長期を素材に-」
           岩田慎平(共同研究員・関西学院大学大学院博士課程)
 研究ノート
     「『明月記』の宇治関係史料-鎌倉前期における-」
           長村祥知(共同研究員・京都大学大学院博士課程・日本学術振興会特別
               研究員)
     「「権門都市」宇治の形成-摂関家別業を中心に-」
           尻池由佳(本学文学部史学科4回生)
     「曾我物の古浄瑠璃」
          伊藤明日香(本学文学部史学科4回生)

 特別寄稿
     「須田春子先生について-野口研究室寄贈本の旧蔵者-」
         細川光成 (神奈川県海老名市市史編纂室嘱託)
 活動記録
    旅行記  「伊豆調査旅行記」
         山岡瞳(同志社大学文学部文化学科4回生)
 あとがき

 ☆ 市川市歴史博物館の湯浅治久先生より、御高論「有徳人井戸庭弥次郎とその時代-室町期香取社領の公人・津・宿-」(『三田中世史研究』13)および『史学雑誌』
等に発表された書評・新刊紹介5点を御恵送いただきました。
 湯浅先生にあつく御礼を申し上げます。
 目下、書評・新刊紹介の執筆を大幅に遅延させている私としては、頭が下がるのみ。

二月の『吾妻鏡』について

No.5458

 野口先生から予告して頂いてから日を空けてしまいましたが、次回以降の『吾妻鏡』講読会のご案内です。

 次回は、
 日時:2月5日(月)16:30~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:承久三年六月十八日条~
 という予定です。
 前日のご連絡となってしまいましてすみませんでした。

 2月5日以降は、
 ・2月13日(火)15:30~
 ・2月21日(水)14:00~
 ・2月28日(水)15:30~
 という日程を予定しております。普段とは開催曜日がやや異なりますのでお気を付け下さい。日程等の変更の際は、随時ご連絡致します。
 大学の授業のほうはそろそろオフシーズンになったと思います。お時間のある方は、初めての方でも久しぶりの方でも、どうぞお気軽にご参加下さい。


 野口先生からもご案内頂きましたように、2月21日(水)は平田さんの研究発表も予定されております。

 テーマ:「院御所からみる後鳥羽院政」
 日時:2月21日(水)16:30~
 場所:京都女子大学宗教・文化研究所共同研究室(L校舎3F)
 参考文献は、後日、平田さんから告知していただくことになっております。

 ※この分野を研究対象にされている方たちの積極的な参加を期待します(ゼミ以外の方で出席希望の方は、野口先生かゼミメンバ-に御連絡下さい)。
 当日は、14:00頃から平田さんのご発表が始まるまで、時間の許す範囲で『吾妻鏡』を読む予定です。

修論報告

平田樹理
No.5459

 野口先生、岩田さん、告知ありがとうございました。

 上記にありますように、2月21日(水)に「院御所からみる後鳥羽院政」という題目で、修論報告をさせていただきます。
諮問もありますし、論点を整理し直して報告したいと思います。
主要参考文献は、上横手雅敬「鎌倉時代史の展望」(『鎌倉時代 その光と影』、吉川弘文館、一九九四年)。高橋昌明編『院政期の内裏・大内裏と院御所』、文理閣、二〇〇六年)です。
拙い修論ですが、皆様の御意見をいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。

次回の『吾妻鏡』について

No.5461

 本日も長時間にわたり『吾妻鏡』にお付き合いいただきましてありがとうございます。おかげさまでだんだんと承久の乱の具体的なイメージが掴めてきたように思います。

 さて、次回の『吾妻鏡』講読会の予定です。
 日時:2月13日(火)15:30~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:承久三年六月二十三日条~

 国史大系『吾妻鏡』普及版の第二巻もそろそろ終わりが見えてきたように思います。私が講読会にはじめて参加したのは三年前の春で、元久二年(1205)六月二十二日が当日の講読範囲でした。長かったような短かったような道のりでしたが、これからも『吾妻鏡』講読会をよろしくお願いします。

承久宇治川合戦

No.5462

 本日(5日)の『吾妻鏡』は大変勉強になりました。承久の乱における宇治川合戦の状況が実に鮮明になり、これは宇治共同研究に大きな成果の一つとして加えることが出来ると思います。
 常々、講読会を円滑に運営してくれている岩田君と、いつも大変貴重な研究データを提供してくれる長村君に深くお礼を申し上げる次第です。米澤君には今後の活躍を期待!

 ☆ 本日(5日)、東北芸術工科大学の入間田宣夫先生より、新刊の御高著『平泉藤原氏と南奥州武士団の成立』(歴史春秋社)を御恵送いただきました。信夫佐藤氏や陣が峯城跡のことなど最新の成果が盛りだくさん。信夫佐藤氏の系譜に関する私見への厳しい批判も示されています。
 入間田先生にあつくお礼を申し上げます。

 ★ 当方の執筆活動ですが、宗教・文化研究所『研究紀要』第20号掲載の「伊豆北条氏の周辺-時政を評価するための覚書-」は、本日三校を提出。 高志書院より刊行予定の峰岸純夫・入間田宣夫・白根靖大編『中世武家系図の史料論』掲載の「千葉氏系図の中の上総氏」は目下校正中。
 明日(もはや今日か?)は吉川弘文館から歴史文化ライブラリーの一冊として刊行される拙著『源氏と坂東武士』の初校ゲラが配達されるとのことです。

大原へ行きます

No.5456

先だっての書き込みを撤回し、大原へ行くことになりました。
寂光院、三千院、大原陵辺りを(時間が許す限り法泉院や勝林院なども)見学する予定です。行きたい!という方は、前日までに上記メールアドレスまでご連絡頂ければと思いますが、当日参加も大歓迎です。奮ってご参加下さい。

◆予定◆
2月10日(土) 
10時京阪電車出町柳駅 京都バス大原行きバス停付近(5番出口から出ると目の前です)
参加費用はバス代往復¥840+拝観料です。

下記HPをご参照ください。
三千院HP:http://www.sanzenin.or.jp/
寂光院HP:http://www.jakkoin.jp/
京都大原観光マップ:http://www.kyotoohara.net/

「灌頂巻」

No.5457

 「一門都落」から一足跳びに「灌頂巻」ですね。

 大原と言えば、数年前、NHK教育テレビの「趣味悠々」で、山田邦和先生が林マヤさんとウォーキングしておられたことが思い出されます。
 このあたりの史跡は山田先生が大変お詳しいと思います。

Re: 大原へ行きます

雨野 弥生
No.5464

大原御幸、供奉できなくて大変残念です・・涙

その日私(すーちゃんも?)は、まさに後白河法皇が
大原へ御幸の途中、大原の前に立ち寄ったとされる、
某寺に行っている予定です。

偶然ですが、同じ日に同じ御幸路。
お帰りになられたら、見学の結果をつき合わせて
「大原エリアの共同研究」、いたしましょ。

行かれる方々、どうぞお気をつけて。

大原1dayチケット。

No.5465

佐伯です、こんにちは。
言いだしっぺの一人のくせに、ろくろくレスも付けてなくてすいません。
(いや、いちおう周りの会った人にお誘いはしてたんですよ、ほんと)

で、大原ですが、集合場所の出町柳まで京阪電車で行かれる方は、
大原1dayチケットというお得な切符がありまして。
京阪電車・京都バスの往復切符で、しかも三千院、寂光院、実光院、宝泉院、勝林院、来迎院の拝観料が優待料金になります。
(詳細は http://www.keihan.co.jp/traffic/otoku/ohara1day06_2/index.html
個人的には、「大原の里」「大原山荘」の日帰り温泉プランが優待料金になるというのもなかなか魅力なのですが(笑)。
例えばこんなの→http://www.oohara-no-sato.co.jp/html/plan.html#higaeri
足湯カフェがこれまた心魅かれるものが→http://www.ohara-sansou.com/foot.htm
とまあそんなこんなで、大原で楽しみませんか♪

大原の温泉。

雨野 弥生
No.5466

参加者じゃないくせに、レス付けまくってすみません笑。
「供奉の人々、徳大寺・・・」(平家物語 旧大系本文より)
さまの書き込みにつられて、思い出したので一言。

民宿・大原の里、去年の初秋に母と泊まりましたが、
温泉、よかったですよ。女湯しか知らないのですが、
露天の五右衛門風呂があって(五右衛門といっても蓋を
踏んで入るわけではなく、形がお釜みたいになってるだけ
ですが)、木々に時々鳥が来たりして母が大喜びでした。
トロミのあるお湯も気持ちよかったです。

・・って、なんだか旅行業者の人みたいですが。
道中お気をつけて、楽しんできてください♪

2月21日(水)に平田さんの研究報告

No.5453

 京都女子大の御出身で、今春、神戸大学大学院修士課程を修了予定の平田樹理さんに研究発表をお願いいたしました。詳細は以下のとおりです。
 
 テーマ:「院御所からみる後鳥羽院政」
 日時:2月21日(水)16:30~
 場所:京都女子大学宗教・文化研究所共同研究室(L校舎3F)

 ※ この分野を研究対象にされている方たちの積極的な参加を期待します(ゼミ以外の方で出席希望の方は、私かゼミメンバ-に御連絡下さい)。
 参考文献は、後日、平田さんから告知していただくことになっております。
 なお、当日はこの研究報告会の前の時間に『吾妻鏡』講読会が予定されています。
 2月の『吾妻鏡』講読会開催日程は、追って岩田君から告知されます。

本日は、山田先生の48回目のお誕生日。

No.5454

 2月3日は、当ゼミ創設以来、大変お世話になっている山田邦和先生のお誕生日。

 山田先生、おめでとうございます。ますますの御活躍を期待しています。

 しかし、同僚だったころ、若者の代表みたいだった山田先生が、もう48歳ですか。
 私ももうすぐ○○歳。
 時の流れは、かくの如し。後進諸姉兄、御精進あれ!

 ☆ 拙著『坂東武士団の成立と発展』を古本屋さんで見つけました。
   http://www8.wind.ne.jp/akasakado/rekishi-f-1.htm

Re.本日は、山田先生の48回目のお誕生日。

山田邦和(花園大学・考古学)
No.5460

>野口先生
お気にとめていただき、ありがとうございます。
そう。48歳になってしまいました。
50歳まであと2年。
50歳までに何ができるか、また、50歳以降にどのようなことができるか、
思案している今日この頃です。

比叡山へ行きます

No.5451

寒波です。
山手に職場があるので、明日は普段よりも1時間ほど早く家を出なければ間に合わないかもしれません(泣
そんな中でお知らせです。
2月10日(日)、比叡山へ行こうという企画が、佐伯さんとの間に出ております。
 行程などはまだ決めていませんが(比叡山の気候も考慮しないといけません)、
 午前中に山頂に着いて、東塔・西塔・横川と見て回りたいと思います。
 相当に寒そうなのですが、ご都合つく方は是非ご一緒しましょう。
 というわけで、行きたい!という方は上記メールアドレスにご一報下さい。
詳細が決まれば、また告知させて頂きたいと思います。

寿永二年七月二十五日

No.5452

 この日早朝、法住寺殿に「比叡山へ行きます」という書き置きが後白河側近の裏切り者の手でのこされていたら、平家の運命は大きく変わっていたことでしょうね。

 来週、私は日帰りで、池殿(平頼盛)領駿河国大岡庄に行ってまいります。

行き先変更

No.5455

寿永二年七月二十七日。
現在ならば九月初め頃でしょうか。今と違って、少し涼しくなりはじめていたのでしょうか。
今年は旧暦の分かる手帳を使っているので、季節に敏感に行きたいと思います。

で、早速現代の季節に当てはめたところ、二月十日の比叡山が京都市街地より5℃ほど低いことや、何だか「徒歩で登る」という話になっていて(私は交通機関を使うつもりです。一体、皆さん私にどういうイメージをお持ちなのでしょうか?)びっくり仰天。
徒歩なら尚更危ないので(冬山登山の経験なし)、今回は大原に行くことにします。
書き込んで早速の予定変更。
「比叡山へ行きます」という書き込みがあったのに、比叡山へ行ったらもぬけのから。
後白河ならあり得る気もします(笑

『武家の棟梁の条件』重版のお知らせ。

No.5447

 京都女子大学も入学試験が始まりました。入試業務はふだんの仕事とは動き方が違うので、耄碌気味の私はたいへん疲れてしまいますが、それでも、各地からのたくさんの受験生は、とても優秀で人柄のよい方たちばかりなので、大いに安心させられています。出張講義に行った高校から受験生が来ているという話など伺うと、とても嬉しくなります。

 さて、このところ、諸先生方がつぎつぎと新著を刊行される中で、いささか精彩を書く話ですが、拙著『武家の棟梁の条件 中世武士を見なおす』(中公新書)が重版されることになりました。1994年11月初版。この年12月の新聞各紙の書評欄に取り上げられ、一時は新書ベストセラーの上位に進出。大江健三郎・永六輔などという著名な執筆者の間に私の名前が並ぶなどと言う珍事も出来いたしました。
 5版を重ねましたが、その後はながく停滞。「武士道ブーム」の逆を行くような内容なので時勢に合わず、完全に絶版の運命を辿るものとばかり思っていたのですが、「捨てる神あれば拾う神あり」といったところでしょうか。
 法住寺殿の武将墓の部分など、その後の研究の進展で訂正を要しなければならないところもございますが、まだ内容について大方の認知・理解をいただいていない部分も多くあるように思います。この機会に、また多くの方々にお読みいただければ幸いと思っております。
 
 ☆ 昨日、神奈川大学の鈴木彰先生から御高論「源家重代の太刀と曾我兄弟・源頼朝-『曾我物語』のなかの「鬚切」「友切」-」(武久堅監修『中世軍記の展望台』和泉書院)・「将門分身説と「小烏」の太刀」(日本古典文学会々報『日本古典文学会のあゆみ』)・「斎藤別当実盛の選択-老武者の「恥辱」と「武勇」-」(『神奈川大学評論』55)・「軍記(前期)」(全国大学国文学会編『日本語日本文学の新たな視座』おうふう)、また田辺旬先生から御高論「鎌倉幕府の二所詣と箱根山」(箱根神社宝物館図録『二所詣展』)を御恵送いただきました。鈴木先生・田辺先生にあつく御礼申しあげます。
 当ゼミでは、伊藤さんの研究テーマに一番関係がありそうですね。

 >『吾妻鏡入門』に参画されるゼミメンバーへ
 2月28日に、関幸彦先生が上洛されますので、その夜に打ち合わせ(「夜討ち」ではありません)の会を開きたいと思います。都合のつく方は宜しく御参集下さい。詳細は追って御連絡いたします。

祝☆『武家の棟梁の条件』重版

田中裕紀
No.5448

初めて野口先生にお会いした、大学コンソーシアム京都の授業に出る時にテキストだった
思い出深い本の重版、とても嬉しいです。
私が頭に思い描いていた武士像が覆された瞬間であり、
それがその後の諸々のスタートだったと思います。
もっと早く読んでいればとさえ思ったものでした。
仕事で日本史が好きだという高校生にも出会いますが、
これで薦めやすくなりました。
もっとたくさんの人に読まれるべき本だと思いますので、折々に薦めていきたいと思います。

重版おめでとうございます。

山岡 瞳
No.5449

>野口先生 
『武家の棟梁の条件』、重版おめでとうございます。
 はじめて読んだ時、田中さん同様、私の中の武士のイメージを一新させられました。同志社での授業のテキストにもなっており、教室の机の上において授業を受けている学生さんをよくみかけました。重版によってさらに多くの方に読まれることを、大変うれしく思います。   

 私事で恐縮ですが、先ほど、やっと卒論の試問が終わりました。私の順番は、午前中の最後だったため、予定時間をオーバーしてじっくり進められました。はじめは緊張していましたが、いろいろな点を指摘されているうちに、まったく見えていなかったことに気づかされたりと、これからも勉強するぞ!!と気合を入れなおすことができました。

>紫苑執筆者の皆様
 本日締め切りの原稿拝受いたしました。
 お忙しい中、執筆ありがとうございました。
 あとは校正が待っていますので、よろしくお願いします。

>佐伯さん
 遅くなりましたが、お誕生日おめでとうございます。
 昨年は古文書講読会をはじめ、ご指導いただきありがとうございました。
 これからもご指導よろしくお願いします。

ああせい、校正! 「ノグチ」ゲラの襲撃。

No.5450

 >田中さん ありがとうございます。ゼミの方でも、いつものように何か素晴らしい企画をいただけたら幸いです。

 >山岡さん 理想の口頭試問でしたね。『紫苑』第5号、宜しくお願いいたします。

 ◇ ところで、『武家の棟梁の条件』ですが、重版の部数は2000。刊行予定は2月28日とのことです。本文は書き換えられませんが、奥付の補足が出来るので、経歴のほかに、著書・論文として、本文内容の補足・訂正に資するものを挙げておきました。

 昨日と今日は、上記の奥付も含めて、昨秋のシンポのコメントなど数件の原稿を添付ファイルで送信。やれやれ、これで懸案の仕事に取りかかれると思いきや、昨秋執筆した上総氏系図に関する論文のゲラが到着。そういえば、明日は紀要掲載論文(北条時政関連)の三校を受け取る予定もあり、2月初旬には新著(歴史文化ライブラリー)の初校も出るとのことでしたし、ゲラの大軍に苛まれることになりそうです。

 明日は久しぶりに『吾妻鏡』講読会ですが、その前に錦華食堂に初陣の予定も入りました。上総と備後からの頼りになる援軍も同行してくれます。しかし、どうも京都の天気は雪になりそうで、それが気がかりです。

【追記】>田中さん 書き込んでから、数分後の御対応。こういうのを神業といいます。

過分のお言葉有難うございます。

元木泰雄
No.5443

 野口先生、ゼミ関係の皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。
 今年初めての書き込みです。何せ、「五十肩」以降、右肩に力が入らず、少し動かすと鋭い痛みが入る始末。すっかり滅入って、ものを書こうとする気力がなえてしまいました。情けない・・・
 さらに、ネコの大喧嘩をとめに入って、右手首付近をざっくり引っかかれ、見る人が刃傷沙汰かと驚くほどの(というのはオーバーですが)傷跡ができてしまいました。誰かネコの喧嘩のとめ方を教えてくだされ・・・

 そこに拙著は校正ミスのオンパレード。もう、回収したいくらいです。
 というわけで、すっかり落ち込んでいる時に、このようなお言葉を頂くと、「地獄で仏」の気分です。
 
 あちこち色々なミスがあると存じます。ご指摘いただければ幸いです。
 つまらない本ですが、幕府は最初から強かったという固定観念を否定するところから議論を始めてみたのは、これまでにあまり見られなかった方法かと思います。
 その根底には、結果論ではなく、その時代をリアルタイムで考えるべきであるという近年の政治史の見方があります。そのことを最初に痛感させてくださったのは、今はなき近代史家、高橋秀直先生でした。御著書『日清戦争への道』に結実する御論文の中で、日清戦争勃発の偶発性、思わぬ戦勝と日本の政治、思想の大きな変貌といったご指摘を拝見し、日本が明治維新以来一貫して帝国主義路線を歩んだといった見方がいかに非実証的な「結果論」だったのかを厳しく認識させられたことでした。
 ちなみに先生は以前、私に対し「軍人は勝ったら政治的地位が上がるだけでなく、強大な権力を握るのに、なんで義経は滅んじゃったの?」と質問されました。
 そのとき、どのように答えたのかは覚えていませんが、自分でも納得できる答えではなかったように思います。その一応の解答を提示したつもりですが、如何でしょうか。

 治承寿永の内乱の問題で言えば、坂東を中心に在地の抗争を綿密に復元され、内乱は単なる源平の抗争ではなく武士団相互の厳しい対立の所産だったことを明らかにされた野口先生のお仕事なくして、新しい展望はなかったと思います。
 また、同様に内乱と在地武士の行動を結び付けられ、さらに内乱という戦争状況が予想もできなかった幕府を築いたとされた川合康先生の一連のお仕事からも、大きな影響を受けました。
 もちろん、執筆に際し、他にも多くの方々のお仕事に啓発されております。
 この場をお借りして、厚く御礼を申し上げます。

 書評会、糾弾集会になるかもしれませんが、首を洗ってお待ちしております。
 

「忍耐と寛容」とネコ幕府と書評会のこと

No.5444

 元木先生、本年初のメッセージをありがとうございました。
 校正ミスの件は、著者の責任の範囲ではないところで発生したことですし、また不可抗力みたいな事もママございます。私など、このところ耄碌によるものか、迂闊なことが多く、他人様のことをとやかく言えなくなって参りました。いささか不本意ながら、昔、何処かの国の総理大臣が言っていたように「忍耐と寛容」こそが肝要だと心することにしております。
 私も未だに右腕の神経痛に悩まされております。ただ、パソコンについてはキーボードを変えたことでだいぶ打鍵が楽になりました。それにしても、年来不調の胃腸と共に、これからの忙しい時期への対応に苦慮させられるところです。

 ネコの一件。かつて当方の家族の者も、ご近所の凶暴な牡ネコに大ケガを負わされたことがございます。季節など特殊な状況によるのだと思いますが、ネコの世界も抗争が絶えないようで、当家の2匹の白(源氏色)ネコにたいして、紛争調停の機関としてネコ幕府の草創でもはかるべきではないのか、と勧めたりしているのですが、面倒がって挙兵の気配はありません。もっとも、私の不在中に書斎で何者かが元木先生の御著書を読みあさっている痕跡がありますので、計画だけは進行している可能性はございます(?)。
 私、昔は大きなコリー犬を飼っておりましたが、鹿児島在住以来、ネコに惹かれること多く、当家には一時は5匹もいたことがあります。旅に出て、道路の片わらにネコがひっくり返って日向ぼっこをしているような光景に出会うとほっといたしますね。
 古来、文人はネコを愛するものであります。

 書評会は、緊張感に満ちた(殺伐とした)「研究報告会」風にやるのではなく、元木先生と美川先生の御新著を題材に、談論活発に楽しく時間を過ごせるようなものにしたいと思います。とはいっても、いちおう話題提供の担当者は必要だと思います。元木先生の御本については不肖野口が礼賛一方ながら担当をさせていただきますが、美川先生の『院政』について、どなたか立候補をお願いしたいと思います。
 この書評会は公開にしたいと思っていますので、ゼミメンバー以外の方でも立候補をいただける方があれば御連絡下さい。ちなみに、懇親会の幹事はすでに決定しております。
 元木先生・美川先生の御都合をうかがって、3月中にでも実施できればと考えております。

遅ればせ乍らお誕生日おめでとうございます

No.5445

 今頃になってしまって恐縮ですが、たしか1月某日は元木先生の研究室の大番頭である佐伯君のお誕生日だったように記憶します。
 おそくなりましたが、おめでとうございます。
 古文書読解の指導や宇治の共同研究会などで、当ゼミを牽引してくださっていることに、あつく御礼を申し上げるとともに、ますますの御活躍を祈念いたします。

三十路の抱負。

No.5446

佐伯です。
野口先生、お祝いのお言葉ありがとうございます。
26日でめでたく30歳になりました。
新しい10年も充実したものになるよう努力して、花も実もある30代を目指そうと思います(笑)。
今後ともどうかよろしくご指導いただきますよう、お願い申し上げます。