中国旅行報告
No.5418
野口先生 今年もよろしくお願いします。いつも掲示板を拝見させていただき感心していますが、参加できる話題がなくて、一方的に読ませていただいております。
今回は、5年ぶりに中国に旅行してきましたので、感想などを報告させていただきます。
行きました所は上海・杭州・蘇州です。まず上海は観光としてはあまり行きたくないですね。公害が問題になっていた頃の東京と同じ状況になっています。とても空気が悪く、治安もよくないです。ところが中国の方たちは、それが繁栄の象徴と受け止めている?らしく、自慢しておりました。
蘇州・杭州も都会化しており、だんだんと歴史的な風景は消えつつありました。もし行かれるならば早い方がいいかと思いました。それでも烏鎮などには観光用に一部清代の街区が残されており、歴史を感じることができました。また西湖も湖の周りはビルが立ち並んでいますが、船で湖に出ると霞でそれらのビルが見えなくなり、水墨画の世界を味わえました。初めて牧渓の画がぼかし技法ではなく、むしろ写実なのだと実感しました。
ですが、あの寒山拾得の寒山寺の俗っぽさにはいささかびっくり。う~ん、やはり平地の寺はダメになるなあと、これまた実感しました。
とりとめのない話ですみません。ただ、自由経済の導入で、ほんとうに中国の変化が著しいので、歴史家の一人としては「これでいいのだろうか」と唸るばかりでした。
今回は、5年ぶりに中国に旅行してきましたので、感想などを報告させていただきます。
行きました所は上海・杭州・蘇州です。まず上海は観光としてはあまり行きたくないですね。公害が問題になっていた頃の東京と同じ状況になっています。とても空気が悪く、治安もよくないです。ところが中国の方たちは、それが繁栄の象徴と受け止めている?らしく、自慢しておりました。
蘇州・杭州も都会化しており、だんだんと歴史的な風景は消えつつありました。もし行かれるならば早い方がいいかと思いました。それでも烏鎮などには観光用に一部清代の街区が残されており、歴史を感じることができました。また西湖も湖の周りはビルが立ち並んでいますが、船で湖に出ると霞でそれらのビルが見えなくなり、水墨画の世界を味わえました。初めて牧渓の画がぼかし技法ではなく、むしろ写実なのだと実感しました。
ですが、あの寒山拾得の寒山寺の俗っぽさにはいささかびっくり。う~ん、やはり平地の寺はダメになるなあと、これまた実感しました。
とりとめのない話ですみません。ただ、自由経済の導入で、ほんとうに中国の変化が著しいので、歴史家の一人としては「これでいいのだろうか」と唸るばかりでした。