大学教員の研修、義務化
No.5377
一瞬、目を疑った。4月1日にはまだ早いし。
今朝の新聞(朝日)の2面に、
「大学教員の研修 義務化 授業に不満の学生多く」という記事が出ている。
「文部科学省は、すべての大学や短大に対し、教員の教育能力を向上させるための研修を義務づける。授業に不満を持つ学生が多いためで、中央教育審議会(中教審)の部会でこの方針が了承された。」などとある。
いやいや、研究のための研修義務化のことか、と思いかえした。サバテイカルなどの期間を確保して、研究の質を高め、それを教育に反映させるというのならば、わかる。しかし、記事を読む限り「教育力」に限定された「研修」のようなのである。つまり、授業テクニックのことらしい。そんなこと、だれが「指導」できるんだろうか。大学生の質が大きく変化し、しかも文科省が「黙認」していた高校での「未履修」が発覚し、その対応に各教員は、いろいろと頭をしぼり、話をしているのである。対策を考えているのである。そういうときに、どこか「研修所」にでもいけば、教員の教育能力が高まる、とか、何か特効薬でもあるかのような話は、信じがたい。この記事の内容が不十分、あるいは誤解しているのかもしれない。
とにかく、それほど大きな記事ではないのだが、今後の日本の大学のありかたに、大問題が出現した、という危機感をいま持っています。どなたか、正確な情報を知らないでしょうか。とにかく、びっくりしています。
今朝の新聞(朝日)の2面に、
「大学教員の研修 義務化 授業に不満の学生多く」という記事が出ている。
「文部科学省は、すべての大学や短大に対し、教員の教育能力を向上させるための研修を義務づける。授業に不満を持つ学生が多いためで、中央教育審議会(中教審)の部会でこの方針が了承された。」などとある。
いやいや、研究のための研修義務化のことか、と思いかえした。サバテイカルなどの期間を確保して、研究の質を高め、それを教育に反映させるというのならば、わかる。しかし、記事を読む限り「教育力」に限定された「研修」のようなのである。つまり、授業テクニックのことらしい。そんなこと、だれが「指導」できるんだろうか。大学生の質が大きく変化し、しかも文科省が「黙認」していた高校での「未履修」が発覚し、その対応に各教員は、いろいろと頭をしぼり、話をしているのである。対策を考えているのである。そういうときに、どこか「研修所」にでもいけば、教員の教育能力が高まる、とか、何か特効薬でもあるかのような話は、信じがたい。この記事の内容が不十分、あるいは誤解しているのかもしれない。
とにかく、それほど大きな記事ではないのだが、今後の日本の大学のありかたに、大問題が出現した、という危機感をいま持っています。どなたか、正確な情報を知らないでしょうか。とにかく、びっくりしています。