次回、『吾妻鏡』のごあんない

No.5132

 昨日の卒論中間報告会、ご報告いただきました尻池さん、ご参加のみなさん、おつかれさまでした。

 さて来週の月曜日は、また『吾妻鏡』講読会を予定しております。、
  時間:10月16日(月)15:30~(予定)
  場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
  範囲:建保七年(承久元年)正月二十八日条、同三十日条、
     同二月一日条、同二日条、同四日条、同六日条、同九日条、同十三日条、同十四日条
 です。よろしくおねがいします。

07年度の共同研究について

No.5133

 昨日の卒論中間報告会は報告者の尻池さんを除いて(午前中、平田さんがお見えでしたが)、すべて男性メンバー。「これで何で女子大のゼミだ」とお叱りを受けそうな事態でした。それにしても、佐伯君がお手製のポテトやパンプキンのケーキを持参されたのには感動しました。これは女子大のゼミらしい。愛知から高速バスで駆けつけ、翌日の授業のエネルギーを確保するために(もはやプロ魂を発揮!)いそいそと新幹線で帰られた野口君からも、例によって美味しいお土産をたくさん頂きました。御両人にあつく御礼を申し上げます。
 また、このところ各方面に活動の場を展開させていた3Y諸氏が久々に顔を揃えたのも嬉しいことでした。
 本題の尻池さんの御報告ですが、オリジナルな指摘もあって、卒論としては出色の出来だと思います。そのうえ関西圏の主要大学に所属し、この時代を専攻しているDC院生諸君から多くの貴重なアドバイスを得たわけですから、きっと素晴らしい卒論が仕上がるものと期待しております。

 ところで、来年度の共同研究(研究代表者は私です)について下記の如く決定いたしましたので、確認の意味も含めてここに公示いたします。

 「権門都市」宇治の成立 (中世前期の宇治に関する総合的研究Ⅱ)

1.研究目的
 平成18年度より約5年計画で、中世前期における「権門都市」宇治をめぐる諸問題を研究テーマとして掲げ、文献史学・国文学・考古学の側面からアプローチをはかっている。
 近年、中世前期都市史研究は活況を呈しており、そのなかで京都・平泉・鎌倉という王家・武家の政治権力の所在した都市については大きな成果が示されている。しかし、王権に包括されながら、実は国家的な権能を担い、平泉や鎌倉の政治権力にも大きな影響を与えた摂関家の本拠の都市である宇治については、ほとんど関心の対象にされてこなかった。本研究は、宇治を中世前期における権門都市の典型ととらえ、その政治・経済・文化・軍事機能を平泉など他の権門都市との比較を踏まえて解明し、その成果を中世都市史研究の中に位置づけることを目的とする。

2.研究協力者
 【文献史学】佐伯智広,岩田慎平,佐藤英子,長村祥知,辻浩和,坂口太郎,樋口健太郎
 【国文学】田中裕紀,雨野弥生
 【考古学】大原瞳
 【情報処理】鈴木潤,永富絵里子

3.研究概要
 【文献史学】①従来研究の手薄であった鎌倉初期(1180年~1220年ごろ)の宇治に関する史料を博捜し、現地調査をするなどの基礎的な作業。②摂関家の葬地や別業が設定される背景となった宇治地域の空間構成を前提に摂関家と宗教に関して考察する。③院政期における宇治御幸について政治史的分析を加える。④宇治の大殿忠実について、その権力の実態を検討する。⑤宇治の軍事的機能に関わる考察を行う。⑥京外遊興地としての宇治・伏見の性格について分析を加える。⑦鎌倉時代中後期の宇治に関する宗教史的考察。
  【国文学】⑧物語における武士と宇治について考察する。⑨宇治が重要な権門都市であったという視角が開けてきているが、そのような宇治を舞台とした物語はいかに書かれているのかを考察する。⑩都市研究の進展を受けて、物語の場としての宇治の新たな視角を導き、「物語・説話における舞台空間としての宇治」を解明する。
 【考古学】⑪これまで行われた発掘調査の成果を整理し、摂関~院政期における都市空間の復元に資するとともに、⑫出土した土器の編年について検討する。
 18年度は③⑧⑫について具体的な研究が進められた。

4.研究計画
 研究協力者が全体の研究テーマに即した形で個々のテーマを設定し、その成果を全体の研究会で報告・総括し、さらに個々の研究作業に活かしていくという方法をとり、研究代表者は自らの研究課題を設定するとともに全体の総括を担当する。また、文献・考古についてはそれぞれのメンバーでチームを構成して、基礎的な文献・史料の博捜につとめる。とくに文献史学と国文学は、たとえば説話類の記述についても、史料として分析の対象とすべきものが多いことから、相互に緊密な連携をはかる。また、建築学など周辺分野の諸業績を積極的に活用するとともに、つねに平泉や鎌倉などと比較する視角をとる。
 情報処理担当の研究協力者は、この研究で得られた情報の整理や研究過程における情報機器の活用について技術協力を行う。研究成果については個人および研究ジャンルごとに積極的に論文化をはかっていく。
【18年度実施した見学・調査地】浄妙寺跡・頼政道・宇治神社・宇治上神社・平等院(阿弥陀堂・鳳翔館など)・白川(白山神社・寛子供養塔など)
【18年度実施済みの研究報告テーマ】野口実「「権門都市」としての宇治」,大原瞳「宇治市域における土器様相~平等院創建前後を中心に~」,佐伯智広「後白河院の保元三年宇治御幸」,長村祥知「承久の乱における宇治川合戦」,岩田慎平「都市宇治形成試論-道長期を素材に-」,佐藤英子「平等院宝蔵・経蔵と摂関家家司~『玉葉』に見る九条兼実家司を中心に~」,田中裕紀「「文学における宇治」を考える諸前提」
 
5.備考
 研究協力者の多くは宗教・文化研究所ゼミナールの活動に参加するなかで、研究者への道を志し、すでに各ジャンルの第一線で活躍中の若手研究者たちである。ゼミナール活動との連携、あるいは今後の研究所の研究活動の一つの主体的方向をこの研究の中でつかみたいと考えている。なお、この共同研究に関わる現地調査および研究報告会などの具体的な活動には、当該ジャンルの研究者や研究所ゼミメンバーのみならず本学および他大学の院生・学部生の参加を積極的に奨励している。

来年度の共同研究について

No.5130

 早くも来年度に関係する諸書類を提出しなければならない時期になりました。
 目下、宇治の共同研究に関する書類を作成しているのですが、来年度の共同研究メンバーについては、先般の現地見学と研究報告会に参加していただいた従来のメンバーおよび情報処理担当の鈴木君・永富さんと新たに辻君の参加が確定していますが、門屋君と坂口君は如何されるでしょうか?メールを送信させていただきましたが未だ開かれていないようですので、この場を借りておうかがいいたします。

 >門屋君・坂口君  書類の作成は10日に完了させる予定でおりますので、よろしくお願いいたします。

 >共同研究メンバーの皆様  来年度の研究方針、研究方法、予算配分のあり方、メンバーの推薦など、何か提案や要望がありましたら、野口まで御連絡いただければ幸いです。

 ▽ 本日、久しぶりに山本兄にお目に掛かりました。修論に集中しているとのこと。ゼミ草創期からの3Y諸兄には、それぞれ頑張ってもらいたいところです。

 >山本君  聞き忘れましたが修論報告の予定をお知らせ下さい。   

次回虎の穴、よりも先に卒論中間報告会。

No.5127

せっかくの見学会のお知らせを沈めてしまうのが気が引けるのですが…(田中さん、ゴメン)。
まずは次回古文書読み虎の穴のご案内をば。
10月26日(木)10時30分~ 於京都女子大学L校舎3階宗教・文化研究所共同研究室
範囲:説明しづらいので、今日参加されなかった方はお会いした時に史料と一緒に説明します。
(あ、辻くんには今日渡せば良かったのに。)

で、その前に大事なのは、来週9日(月曜・祝日)の卒論中間報告会です。
13:00~伊藤さん/15:00~尻池さん
のご報告があります。
みなみなさま、ご参加のほどよろしくお願いします!!
決してお忘れなきよう。

かぶっちゃいました。

No.5128

あわあわ、タッチの差で野口先生の書き込みとかぶってしまいました。
虎の穴のご案内もあるし、強調しすぎても困ることもないし、ということで、どうかご容赦下さいませ。

あ、あと、博論ではもちろんやりません(苦笑)。

秋の見学会のお知らせ

No.5124

『平家物語』関連の場所を歩く連続企画を計画中です。
春に三井寺・日吉大社に行きましたので、秋は比叡山を!!と思っていたのですが、
なかなかお休みがありません。そこで、まずはウォーミングアップがてら、『平家』の中で「うしろは三井寺に続いてゆゆしい城郭」とされている鹿ヶ谷の俊寛山荘跡に行きたいと思います。
 ************** 
 *            *
 *日時:10月22日(日)* 
 *  時間は参加者と相談。*
 *            *
 **************

 場所は、左京区の霊鑑寺近くです。
(分からない人はここから検索→http://www.mapion.co.jp/
哲学の道の永観堂の裏手辺りだと思って頂ければ、イメージしやすいのではないでしょうか。費用は勿論、交通費のみです。所要時間は未定ですが、場所から鑑みてもそんなにかからないと思いますので、論文執筆の気分転換などなど、お散歩がてらお気軽にご参加下さい。なお、参加の方は、この書き込みへのレスかメールでご連絡ください。

今後の予定としては、どの順番になるかは分かりませんが
 ・京都(大文字山付近)~園城寺
 ・比叡山延暦寺
 ・京都~奈良
を歩き倒したいと思っております。体力に自身のある方、体力はないけど好奇心でカバーできるという方は、どうぞ奮ってご参加下さい。

番号1。

No.5125

体力にはまだまだ自信がある(当社比)の佐伯です(笑)。
というわけで、ぜひぜひ参加希望ということで。
個人的には、大豊神社(狛犬ならぬ狛ねずみくんがいます。某ゲームに登場して有名になったらしい…というのは伝聞でしか知りません。いやほんと。)とか
熊野若王子神社とか、普段行かないようなスポットをオプショナルツアーに組み込んでもいいのかなーと。
真如堂とかの紅葉にはまだ早いよね~。
でも、そろそろぜんざいとかは美味しい季節やもしれませぬ。むふ。

その前の「卒論中間報告会」にもどうぞ。

No.5126

 田中さんの企画は愛知から野口君が飛んできそうな好企画だと思います。
 
 ちなみに、その前日の21日(土)には、下記の公開講座もございます。

 京都女子大学宗教・文化研究所 宗教・文化公開講座(2006年度)
       「天下人の京都」
    時程:13:00~16:30
    会場:京都女子大学A校舎5F礼拝堂(京都駅八条口よりプリンセスラインバス京都女子大学前下車)
  プログラム
    ■講題 「頼朝の六波羅邸―鎌倉幕府と都市京都―」
     講師 本学宗教・文化研究所教授 野口 実
    ■講題「秀吉が伐らせた木」
     講師 武蔵大学文学部教授 瀬田 勝哉
   参加費無料・申込不要
   お問い合わせ先 京都女子大学宗教・文化研究所 ℡075-531-7074

 そして、さらに遡って来週の初め、連休の最後の日には当ゼミの卒論中間報告が実施されます(於、L校舎3F 宗教・文化研究所共同研究室)。
 10月9日(体育の日ですが、京都女子大は講義があります)
    13:00~ 伊藤明日香さん:『曽我物語』が近世にどのように受容されていたのかを芸
           能の側面から追究しています。
    15:00~ 尻池由佳さん:摂関期から院政期にかけての都市「宇治」に焦点をあてま
           す。

 報告内容は私が勝手に書いたものですが、こうしたことに関心をお持ちの方(ゼミメンバーに限りません)は休日のことゆえ、ふるって御参加下さい。とくに伊藤報告については国文専攻の方からのアドバイスを期待しております。
 なお、山岡瞳さんの報告は23日18:00~に予定されています。テーマは、女院と武士に関係するものだと思います。

 >伊藤さん・尻池さん・山岡さん  報告内容について相違するところがありましたら訂正をお願いいたします。

 >山内さんと修論の平田さん・山本君  報告を希望する日程など、お知らせ下さい。

 >佐伯君  博論はやりませんよね?

 ☆ 昨日、四天王寺国際仏教大学の源健一郎先生より、御高論「平家物語の「熊野別当湛増」-〈熊野新宮合戦〉考-」(武久堅監修『中世軍記の展望台』和泉書院)および「千葉妙見の本体・本地説-源平闘諍録と千葉妙見社関係資料との間-」(『巡礼記研究』第三集)の二編を御恵送いただきました。
 いずれも、私の研究テーマにも直接かかわる重要な御研究で、大変すぐれた画期的な内容です。
 いずれ、あらためて御紹介の機会を得たいものと考えていますが、とりあえず、『平家物語』を史料として活用している歴史学専攻者と、千葉氏の妙見信仰に関心のある方にとっては必読文献であることを申し上げておきます。
 とにかく、一読をお薦めいたします。
 源先生にあつく御礼を申し上げます。

眠れぬ方へ

No.5117

 眠れぬ方へ、お勧めです。

 今晩ラジオに出演します。11:30からの30分です。
http://www.setsunan.ac.jp/~kokusai/gakubu/event/FM/FMcocolo-lbu.html

 昔、予備校で教えていたときのことです。

 京大をめざす日本史の講座だったと思うのですが、200名はいたはずの受講生が日に日に減少し、ついに1名だけになってしまったことがありました。しかも、その唯一の出席生徒が、授業をしていると、こっくり、こっくりと船を漕ぎ始めたのです。あのときの何ともいえない寒気は、今でも感覚が残っています。このまま虚空に向かって話し続けようか、生徒を起こそうかと。けっきょくどうしたのかは、まったく記憶にありません。

 次はゼロ、もありえたのですが、どういうわけか、ジミー大西(元吉本のお笑いタレントで、現在画家)によく似た、私のフアンの生徒が1人だけ予備校にいたのです。ただ、彼は理科系志望だったので、その講座は出ていなかった。ところが、美川先生がクビになると、理科系の生徒を10名ほどあつめて、もぐってきたのですね。

 で、授業後、ジミー君に、「どこがそんなにいけないの」と聞いてみたところ、彼の言うには、「うーん、とにかく催眠術にかけられているように、眠くなるんですよね」

 ちなみに彼は、京大の農学部に入学し、マスターを出て、エアコンのトップメーカーのダイキンにつとめているはずです。恩人です。

 ということで、今晩の私の催眠術の威力を、ぜひ楽しみにしてください。そのまま途中で寝てしまってもいいように、準備だけは怠りなく。

聴きました~!

No.5118

美川先生、ちゃんと聴かせていただきました!
電波が悪かったのかラジオが悪かったのか、音がジャミジャミ状態でなかなか聞き取れなかったのですが。
(後から考えたら、車のラジオで聴くのが一番良かったのかも…)
最初に大河ドラマの「太閤記」のお話でまず「エンジンがかかられたな~」と思い、
次に定家の性格を「とにかく友達にいてほしくない人」とおっしゃったところで「ノッてこられたな~」と思いました(笑)。
あと、DJの方は、確かに相手の話を引き出すのが上手な人でしたね。さすがはプロ。
楽しいひと時をどうもありがとうございました。

冷や汗もの

No.5119

 佐伯さん、さっそくのヨイショ、ありがとうございます。お世辞だとはいえ、ほめていただくと、やはりうれしいです。

 でも、本人は、こんな声なのか、と思います。知っているのですが、ふだん自分で聞いている声のトーンとぜんぜん違う。しかも、あのー、とか、うーん、とかが多い。まったく聞き苦しい限りです。DJはさすがにうまいです。やはり、文章を書く方がいいですねえ。

 まあ、よい経験でした、ということにしておきます。

おもしろくて目が覚めました。

No.5120

 当家では居間に鎮座する1970年代製造の大きなステレオで聴かせていただきました。
 東京タワー、大河ドラマの『太閤記』ときたので、次は信長の切腹のお話かと思ったのですが、それでは定家にもどれませんね。
 それにしても、国史編纂の断絶、官司請負制の成立を昨今の官から民への動きにオーバーラップさせて分かりやすく説明されたり、また紙背文書の史料価値について同性間のラブレターをもって解説されるなど、聴く人は興味津々で眠るどころではなかったと思います。
 音楽をかぶせて、こういうお話を聴くというのもなかなかの趣向ですね。聴き手の方も事前にしっかりと勉強をされていたように思いました。
 美川先生著の『藤原定家』、今から楽しみに致しております。

Re: おもしろくて目が覚めました。

No.5121

 野口先生に、そんなに言っていだだくと、そうかそんな意味のあることを言ったのか、などとなんだか無闇に自信がわいてきます。

 それにしても、『藤原定家』を書くと公言したのは、まずかった。あれこそ、口からでまかせ、の典型です。

Re: 眠れぬ方へ

No.5122

美川さん。すみません。聞けませんでした。家内と一緒に美川さんがどのようなお話をされるのかと楽しみにしていたのですが、東京のはしっこという地理的な問題なのか、はたまた我が家のラジオのせいなのか、雑音のみでまったくでした。となりの77MHはきれいに聞えるのに…。でも、みなさんのメールで少しだけ想像させていただきました。でも、のっている生の美川さんの声が聞きたかったです。京都の方々は野口先生をはじめとして活発な活動で羨ましいです。

東京では聴けません

No.5123

 中村先生、おはようございます。
 うっかり、言い忘れましたが、このFM局は関西一円しか聴けません。我が家の京都でも、ベランダへの窓を開いて、雑音混じり、という苦しい受信状態でした。申し訳ありません。

共同研究員のみなさん、お疲れ様でした。

No.5107

 昨日から一泊で、共同研究の現地見学・調査ならびに研究報告会を行いました。以下、記録をかねて見学・調査地と研究報告会における報告テーマを記しておきたいと思います。

 1.見学・調査地  浄妙寺跡・頼政道・宇治神社・宇治上神社・平等院(阿弥陀堂・鳳翔館など)・白川(白山神社・寛子供養塔など)
   
 2.研究報告(於:アイリス・イン城陽 研修室)
  第1日 野口 実「「権門都市」としての宇治」
       大原 瞳「宇治市域における土器様相~平等院創建前後を中心に~」
  第2日 佐伯智広「後白河院の保元三年宇治御幸」
       長村祥知「承久の乱における宇治川合戦」
       岩田慎平「都市宇治形成試論-道長期を素材に-」
       佐藤英子「平等院宝蔵・経蔵と摂関家家司~『玉葉』に見る九条兼実家司を中心に~」
       田中裕紀「「文学における宇治」を考える諸前提」
 
 ※ 収穫多大。企画・幹事として諸雑務を担当してくれた佐伯君と自家用車を提供してくれた岩田君に感謝します。
 
 >辻君  来年度は共同研究員に加わってください。
 >尻池さん  これで立派な卒論が書けることと思います。 

軍記・語り物研究会例会の御案内

No.5109

 ◎ 上記研究報告(NO.5107)の成果を年内に論文ないしは研究ノートの形でまとめることの出来る方は、『紫苑』第5号にご投稿下されば幸いです。まだ、学術的にはステイタスの高くない刊行物ですが、年度内に刊行されます。

 ◇ 「軍記・語り物研究会」の次回例会案内です。佐伯君、長村君のご研究に関連しそうな報告タイトルが並んでおります。
 
  日 時: 2006年11月5日(日) 13:00~17:00 
  会 場: 青山学院大学 総研ビル10階(正門入ってすぐ左側) 第18会議室
  交 通: JR渋谷駅より徒歩10分。
        地下鉄銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道駅」より徒歩5分。

  研究発表: 工藤 浩台 氏 「近衛朝における〈国母〉と王家の家族秩序」
         高村 圭子 氏 「平家物語における革命の思想 ―天命と君臣―」

【追記】 本日、栃木県立文書館の松本一夫先生より、御高論「寒河尼-女性地頭の功績-」掲載の『中世小山への招待-人物と遺跡でみる-』(小山市文化財調査報告第66集)を御恵送いただきました。
 松本先生にあつく御礼を申し上げます。

共同研究員のみなさん、お疲れ様でした。付、次回『吾妻鏡』

No.5112

 共同研究の現地見学・調査ならびに研究報告会にご参加のみなさん、二日間ありがとうございました。共同研究を企画して下さいました野口先生、諸事手配して下さいました佐伯さんに深くお礼を申し上げます。

 ところで、本日は後期第一回目の『吾妻鏡』を開催致しました。週末の宇治での研究報告会に参加された野口先生・長村くん・尻池さんは本日も遅くまでお疲れさまでした。山岡さん・山田さん・米澤くんもお久しぶりでしたが、ありがとうございました。
 次回、『吾妻鏡』講読会は、
  時間:10月16日(月)15:30~(予定)
  場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
  範囲:建保七年(承久元年)正月二十八日条、同三十日条、
     同二月一日条、同二日条、同四日条、同六日条、同九日条、同十三日条、同十四日条
 です。よろしくおねがいします。

新地さんの上洛。

No.5102

 本日、鹿児島から新地浩一郎さんが御上洛。研究室で永富さんとお迎えいたしました。明日に研究会がひかえていますので、残念ながらゆっくりと御案内する時間がなかったのですが、それでもS校舎4Fのラウンジから京都女子大学周辺の史跡について説明させていただきました。いただいたお土産は月曜日の『吾妻鏡』講読会に供出いたします。
 新地さん、ありがとうございました。

 ☆ 本日、名古屋学院大学の早川厚一先生、青山学院大学の佐伯真一先生の御連名にて早川厚一・佐伯真一・生形貴重校注『四部合戦状本平家物語全釈』巻九(和泉書院)を御恵送いただきました。歴史学専攻の立場からすると、治承・寿永内乱史研究には必備の本だと思います。
 早川・佐伯先生にあつく御礼を申し上げます。

 ☆ 同じく、東京大学史料編纂所の高橋慎一朗先生より、御高論「中世鎌倉の橋」掲載の『新・文献と遺物』創刊号を御恵送いただきました。
 高橋先生にあつく御礼を申し上げます。

 >宇治の共同研究員の皆様およびオブザーバー参加の方へ  明日・明後日、宜しくお願い申しあげます。

新地さ~~ん

田中裕紀
No.5103

お会いしたかったです・・・・!!!!!

新地さんへ

永富 絵里子
No.5106

新地さん>
先日はありがとうございました。
たくさんの興味深いお話をきかせていただけたこと嬉しく思っております。
お土産の焼酎もありがとうございました。
またお会いできる日を心よりお待ちいたしております。

Re: 新地さんの上洛。

新地 浩一郎
No.5108

 野口先生、永富さん、金曜日はお忙しい中お時間を作っていただき、お土産までいただいて本当にありがとうございました。鹿児島空港には日曜の夜9時過ぎに到着したのですが、道に迷って日付が変わる直前に自宅に帰り着きました。

 土曜日は、教えていただいた史跡を先生にいただいた地図をたよりに徒歩で回りました。初めて京都の街をゆっくり散策して、地名でしか知らなかったそれぞれの史跡の位置関係や街の構造などを理解することができました。また最近妖怪にこっているので、国立博物館で「百鬼夜行図」を見て絵葉書セットを買い、大河ドラマで興味を持った新撰組の屯所跡も見に行きました。
 見たかった全ての場所をまわることはできませんでしたが、また次回の楽しみにしたいと思います。

 中世の南九州と京都の関係については、南北朝時代に薩摩の武士が京都や越前方面に出陣したときの軍忠状などが残っておりますし、私の町の宝福寺をはじめ、京都で修行した僧によって開かれたお寺が結構ありますので、時間を見つけて調べてみようと思います。
 
 次はいつ上洛できるか分かりませんが、そのときは皆さんのお会いしたいと思います。また、南九州、特に都城市や南薩方面にお越しの際は、ぜひご連絡下さい。皆さんのますますのご活躍をお祈りいたします。それでは。

Re: 新地さんの上洛。

No.5111

新地さん>
ご上洛おつかれさまでした。夜中に到着されたとのこと、お加減いかがでしょうか。
せっかくのご上洛なのに、またもやお会いする機会を逃してしまいました・・・。
都城に帰省するさいのお楽しみにさせてください。

京都女子大学の学生さんへ

No.5101

 宗教・文化研究所では毎年、本学の学生から懸賞論文を募集しています。
 原稿用紙15枚程度(パソコン40字X30行 縦書き5枚程度)にまとめてください(詳細は学内にある募集案内の掲示を御覧下さい)。
 応募作品を厳正に審査し、入選者を12月5日の「心の学園」記念式で表彰し、賞金・記念品を贈呈しています。

 この締切はたしか来月の2日だったと思います(学内の掲示で御確認下さい)。今週末を利用してチャレンジしてみたら如何でしょうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 筆の立つ石井君が京女の学生だったら(ちょっと想像がつきかねますが)絶対に書いて貰うのですが。残念!

 >石井君  どこでも構いませんから(笑)、ゼミをおおいに引っ張っていってください。

 >山岡さん・尻池さん  愛知の野口君から、お祝いと共に「あやかりたい」というメッセージをいただいております。

おめでとうございます★

山田ちさ子
No.5099

尻池さん、おめでとうございます★
これからもがんばってください!

ゼミの学部生のみなさんが、それぞれの目標を着実に達成していかれる姿を拝見し、本当に頼もしく思います。

おめでとうございます!

平田樹理
No.5100

山岡さん、尻池さん
おめでとうございます!
お二人とも、今回良い形で御努力の成果が出られたことを、とても嬉しく思います。
今後とも頑張ってください。

☆★おめでとうございます★☆

永富 絵里子
No.5105

遅くなってしまいましたが
山岡さん、尻池さん合格本当におめでとうございます!!
持ち前の明るさと粘り強さに加え、日々の努力が実を結んだのですね。
今後ますますBigになっていかれることを期待しています♪


すばらしいですね☆

No.5110

山岡さん・尻池さん

おそくなりましたが、合格おめでとうございます!
それにしても時が経つのは早いものですね。

お二人にとって、これからの二年半がすばらしい時間になりますよう、
心よりお祈り申し上げます。

尻池さん、おめでとうございます。

No.5094

 安芸の国から朗報が届きました。
 
 尻池さんも、かねてからの目標達成です。もちろん、日ごろの御努力の成果によるものですが、ひょっとしたら、少しは今月初めの、佐伯君以下ゼミの先輩たちによる厳島社参詣における祈願が功を奏したのかも知れませんね(笑)。
 
 かくなる上は、尻池さんも歴史にのこる卒論の執筆に全力投球をお願いいたします。
 本当におめでとうございました。

おめでとうございます!

No.5095

おめでとうございます~~!
社参の甲斐がありました(笑)。
合宿の夜はお祝いしなくっちゃ、ですね。

おめでとうございます

No.5096

 尻池さん、おめでとうございます。
 日頃の御努力と持ち味の積極性が、素晴らしい形で結実したんですね。
 今後ともよろしくお願いします。

ありがとうございます。

尻池由佳
No.5097

 野口先生、佐伯さん、岩田さんありがとうございます。
 山岡さんと同じでまだ信じれなくて、ぼやんとしておりますが、合格発表を見に行った両親が5回見て間違いではなかったと言っていたので、大丈夫だと思います。
 大学院を目指し、無事合格できましたのも、先生方や院生の方々が熱心に指導してくださったおかげです。本当にありがとうございました。
 せっかく、早めの合格をいただき、ゆっくり勉強できる時間を与えていただくことができましたので、ぼやんとせずに、入学まで野口ゼミでしっかり勉強していきたいと思います。
 これからも御指導よろしくお願いいたします。
 なお、週末の勉強会もよろしくお願いいたします。

孝は百行の本

No.5098

 まさか、福山から5回往復されたのではないとは思いますが、ご両親のお気持ちはよく分かります。尻池さんは本当に親孝行だと思います。

 さて、本日は久々に石井君が研究室を訪ねてくれました。湯河原のご実家の隣にあるお菓子屋さんでつくられたという上等なお菓子のおみやげを頂きました。これは、明後日の共同研究会の際に供出したいと思います。
 
 なお、明日の夕方に鹿児島の新地さんがお見えになるので、鹿児島ご出身の方も、お時間があればお出で下さい。京都のオーソドックスなお菓子を用意してあります。


 ☆ 昨日、東北芸術工科大学の入間田宣夫先生より、先生の御講演「源平合戦と那須一族」を収録した『栃木県立なす風土記の丘資料館平成十七年度企画展記念シンポジウム報告書』を御恵送いただきました。入間田先生に、あつく御礼申し上げます。
 私は中世武士団としての那須氏成立の契機について、源頼義・義家の奥州進出を前提に考えており、那須与一については、その実在についてまで懐疑的に考えています。
 なお、扇の的説話の成立の背景と伏見即成院の関係については、瀬田勝哉「伏見即成院の中世 -歴史と縁起」(『武蔵大学人文学会雑誌』第36巻3 号)にすぐれた考察が示されております。国文の方にも一読をおすすめいたします。