風邪をひきそうな天気です。

伊藤明日香
No.5068

この一週間でガラッと気候がかわりましたね。
私は九日に地元に帰省したのですが、その日は36度という猛暑でした。
にもかかわらず、その後急激に気温は下がり、今日、千葉は24度です。
涼しいというか、もう寒くて仕方がありません!まだ季節はずれの蝉が鳴いているというのに、やはり異常気象でしょうか。
長袖の上着を用意してこなかった私は、凍えそうな毎日を送っています。

今週末に研究会に参加なさる方々は、しっかり上着を準備して上京することをおすすめいたします。

鹿児島の新地さんが上洛されます。

No.5069

 伊藤さん、関東は涼しいようですね。週末に東京に行く人は要注意です。しかし、気温よりも、むしろ気になってきたのは台風の行方。困ったものです。
 
 院試、本日までに2名のメンバーから終了の御報告をいただきました。お疲れ様でした。2~3日、すべてを忘れて思いっきり遊び、次は卒論に全霊を込めて取り組んでいただきたいと思います。これこそが、大学4年間の集大成とすべきものです。
 院試、これからの人は、もう一頑張りです。

 ところで、昨年夏のゼミ旅行で大変お世話になった鹿児島県川辺町教委の新地浩一郎さんが、29日に御上洛の由です。午後に研究室にお出で下さるとのこと。鹿児島ゼミ旅行でに参加したメンバーや鹿児島御出身の関係者で、御用とお急ぎでない方は、是非お出迎えにおいで下さい。

 研究室に高性能のカラープリンターを設置しました。ゼミメンバーは、どうぞ御活用下さい。なお、今月末から、研究室には、毎週火曜日、山岡さんが駐在してくれることになりました。 

大学コンソーシアム後期講義のご案内など

No.5067

 一部の大学では院試も始まり、後期の講義開始の時期も近づいてきました。先日、同志社大学における文化史特論(2)について御紹介いたしましたが↓、
  http://syllabus.doshisha.ac.jp/syllabus/html/2006/6121050.html
こちらより先に開講されるのが、大学コンソーシアム京都 プラザ科目B004特別講座科目1「中世前期の京都」です。火曜日の2講時(10:40~12:10)、9月26日開講です。
 なお、シラバスは↓
  http://www.consortium.or.jp/student/tan-i/2006guide.pdfのP70を御覧下さい。

 ところで、このところゼミメンバーと顔を合わせる機会が少ないので、ここで個別連絡をさせていただきます。

 >院試に取り組んでいる諸姉 (掲示板など御覧になる暇はないと思いますが)いつもの力を発揮してくださることを祈念しています。

 >長村君  日曜日の『平家物語』研究会における御報告、期待しております。

 >宇治共同研究の研究協力者のみなさん  佐伯君から諸事連絡がなされていると思います。よろしくお願いいたします。  

 >佐伯君  今回もお骨折り、ありがとうございます。ちなみに、「名古屋みそカツ」当研究室なら大歓迎です。

 >平田さん  飛田範夫『日本庭園の植栽史』(京都大学学術出版会)に水無瀬殿について触れるところがあります。御覧になられたでしょうか?

 >尻池さん  例の宇治のカラーの大航空写真、コピーを用意しました。京都に戻られたら、研究室に取りに来てください。

 >鈴木君  研究室のカラープリンターは明日の昼過ぎに設置の段取りです。それから、新しいノートパソコンのFDドライブは昨日、大学の売店で購入。USB接続でそのままうまくいきました。一方、故障していたように思えたパソコンの方は、すこし涼しくなったせいか絶好調です。使っている人間の方は相変わらずの不調ですが。

 ☆ 京都市埋蔵文化財研究所の山本雅和先生より、御高論「八条院町の生産」(『鎌倉時代の考古学』抜刷)を拝受いたしました。京都駅周辺の中世の様子がいよいよ具体的になってきたようです。
 山本先生にあつく御礼を申し上げます。 

和歌山県立博物館特別展「熊野・那智山の歴史と文化」

No.5065

 本日、大手前大学の小林基伸先生から、和歌山県立博物館高木徳郎氏から送られた特別展のご案内を転送していただきました。
 非常に充実した内容であり、ぜひとも見学したいと思います。
 なお、古文書学会の見学会の開催も検討しております。
 以下、転送していただいた展覧会のご案内です。

世界遺産登録記念特別展「熊野・那智山の歴史と文化ー那智大滝と信仰のかた
ちー」
◆会期 2006年10月7日(土)~11月19日(日)
◆会場 和歌山県立博物館(和歌山市吹上1-4-14 和歌山城南側)
◆開館時間 午前9時30分~午後5時(ただし入館は午後4時30分まで)
◆休館日 毎週月曜日(ただし10月9日は開館、翌10月10日は休館)
◆入館料 一般800円 大学生500円
       高校生以下・65歳以上の高齢者・障害者手帳をお持ちの方・県内に在学する外国人就学生は無料
◆主なイベント
 ①記念講演会 「描かれた庶民の寺社詣り」(下坂守・帝塚山大学教授)
   10月15日(日) 午後1時30分~3時 於・近代美術館2階ホール
(当館隣)
   申込先着順(定員120名) FAX・葉書で下記までお申し込み下さい。
 ②博物館講座
 ⅰ 10月29日(日)熊野・那智山の中世世界(高木徳郎・当館学芸員〈日本中世史〉)
 ⅱ 11月3日(祝)那智大滝と信仰のかたち(大河内智之・当館学芸員〈仏教美術〉)
  ⅲ 11月12日(日)那智滝への憧憬(安永拓世・当館学芸員〈近世絵画史〉)
 いずれも午後1時30分~3時 於・近代美術館2階ホール(当館隣) ※申込不要
 ③ミュージアムトークと熊野比丘尼の絵解き
  10月8日(日)・10月28日(土)・11月4日(土) いずれも午後1時30分~3時
   ※ただし10月8日(日)はミュージアムトークのみ
◆図録 A4判 260ページ(予定) 予価2000円
◆講演会の申込・問い合わせ
   和歌山県立博物館 〒640-8137 和歌山市吹上1-4-14
    Tel:073-436-8670 Fax:073-423-2467
    URL:http://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/

高木 徳郎********************************** 
HomePage : http://www.geocities.jp/kunugian285/
-----------------------------------------
特別展『熊野・那智山の歴史と文化』(10/7~11/19)
 重要文化財『那智大社文書』や、『那智廊之坊文書』
など、原本初公開の中世文書が目白押し! 必見です。
 博物館HP:http://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/
******************************和歌山県立博物館

なつかしい2003年夏のゼミ旅行.

No.5066

 元木先生、ありがとうございます。
 熊野というと2003年夏のゼミ旅行が思い出されますね。
 http://donkun.ath.cx/~sion/organ/で写真を見ると、たった3年前なのに、ずいぶん昔のような気も致します。そういえば、美川先生をはじめ、摂南大学の先生方と御一緒したり、ゼミメンバーは新宮の駅で源先生の御一家ともお目に掛かったのでした。
 ちなみに、山本君の陽次郎はまだご健在でしょうか?
 「熊野比丘尼の絵解き」といえば、本家本元の高木さんに共同研究室でしていただきましたね。
 ・・・というわけで、思い出は尽きませんが、この特別展は熊野・那智を総合的に理解する上でよい機会になるものと思います。
 そのうち、和歌山方面への旅行も企画しましょう。

 ☆ 北海道教育大学の鈴木哲雄先生より、御高論「内蔵石女等申文・考」(『史海』50)・「香取社領の検注帳について」(『国立歴史民俗博物館研究報告』104)・「香取社領における地本と下地について」(『千葉県史研究』11別冊 中世特集号)を御恵送いただきました。
 このうち「内蔵石女等申文・考」は、刀伊の入寇にかかわるタイトルの申文が、当時の日本と高麗との関係を民衆の女性の意識を通してうかがうことのできる貴重な史料であることを歴史教育の立場から紹介されたもので、いろいろな意味で重要な研究です。高校の日本史の先生方にぜひお読みいただきたいと思います。
 鈴木先生にあつくお礼を申し上げます。  

10月21日(土)は、どちらに行かれますか?

No.5062

 選択肢 ① 「ミネルヴァ日本評伝選第3回読者との集い」
       14:00~16:30(13:30開場)
       京都商工会議所ホール(地下鉄丸太町駅下車)
 プログラム
   ■講演 テーマ:「京都と天皇」
   上横手雅敬( 京都大学名誉教授、皇學館大學大学院教授)
   ■パネルディスカッション
   司会  芳賀 徹(京都造形芸術大学学長、東京大学名誉教授)
   パネリスト
      上横手雅敬
       井上満郎(京都産業大学教授、京都市歴史資料館館長)
       伊藤之雄(京都大学大学院教授)
  参加費 500円
  ※申込方法など詳細は→http://www.minervashobo.co.jp/series/tsudoi3.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 選択肢 ② 京都女子大学宗教・文化研究所 宗教・文化公開講座(2006年度)
      「天下人の京都」
   時程:13:00~16:30
   会場:京都女子大学A校舎5F礼拝堂(京都駅八条口よりプリンセスラインバス京都女子大学前下車)
 プログラム
   ■講題 「頼朝の六波羅邸―鎌倉幕府と都市京都―」
    講師 本学宗教・文化研究所教授 野口 実
   ■講題「秀吉が伐らせた木」
    講師 武蔵大学文学部教授 瀬田 勝哉
  参加費無料・申込不要
  お問い合わせ先 京都女子大学宗教・文化研究所 ℡075-531-7074
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☆ ちなみに、この日の夜には奈良・東大寺で、東大寺の復興に尽力した重源上人の800年御遠忌を記念するコンサートもある由。

秋の美味しい果物をいただきました。

No.5063

 たった一日、否、一コマの教え子(優秀な高校生です)から、お住まいの地の名産である秋の果物をお送りいただきました。感激するやら美味しいやら。
 早いもので、来春は大学受験。「京都に来ていただけないかなぁ」というのは、私の勝手な希望なのですが、健康に留意して楽しく勉強を進めてほしいと思っています。
 本当にありがとうございました。

 ◎ 今月中に院試をひかえている当ゼミメンバーも、健康第一、少しは息抜きをしながら、勉強に取り組んでください。

 ☆ 本日、清水亮さんから御高論「鎌倉期九州の国御家人統制と惣地頭」(『歴史評論』677)を御恵送いただきました。先般、長村君と話題にしていた天野氏がとりあげられています。
 清水さんにあつくお礼を申し上げます。

「平安貴族の日記を読む」開講のお知らせ

No.5056

 この秋から、醍醐カルチャーセンター(京都市営地下鉄東西線醍醐駅下車1分、パセオ・ダイゴロー西館4F)で「平安貴族の日記を読む」という講座が開始されることになりました。
 これまで、自宅で私的に開講していましたが、受講者の駐車場確保の必要もあり、公開講座としたものです。

【講座内容】 藤原道長の『御堂関白記』や小野宮実資の『小右記』などの公卿日記を紐解くことによって、平安貴族の儀式や日常生活にせまる。
【講師】 野口孝子(同志社女子大学嘱託講師)
【開講曜日・時間】 第2・4水曜日 10:15~12:15(10月開講)
         ※ 一日体験講習会 9月27日(水)「『御堂関白記』を読む」(教材費100円)
【受講料 1ヶ月】3780円(含、運営維持費)
【カルチャーセンター入会金】5250円(ただし、9月30日まで50%off)

 詳細は醍醐カルチャーセンター(075-573-5911)まで、お問い合わせ下さい。

野口先生・ゼミの皆様へ

No.5053

愛知学院大学の松薗です。無事名古屋にもどって参りました。
今日は、野口先生をはじめ、ゼミの皆さん方には、貴重なお時間を割いていただき、また大変面白く勉強させていただき、まことにありがとうございました。『玉葉』や『平家物語』など文献の中だけで抽象的に理解していた世界が、現場を前にしての野口先生の詳細かつ平易なご説明により、身をもって実感することができました。日来、井の中の蛙になりがちな、うちの院生・学生諸君も大変刺激を受けたことと思います。今後もよろしくご指導お願いいたします。
 最後までお付き合いいただいた院生の佐伯さん・岩田さん、H氏の実物は機会を見つけてご紹介いたしますので、お楽しみに。
 また今回の卒論合宿は、野口(洋平)君という名ガイドのおかげで、限られた時間にディープな京都を堪能することができ、かってない充実したものになりました。改めてお礼を申します。それでは皆様またお目にかかれる日を期して。

Re: 野口先生・ゼミの皆様へ

松薗ゼミ 尾関
No.5054

本日は、お忙しい中京都を案内頂きましてありがとうございました。
私も、京都には半年に一回ほど行っております。
本日ご一緒させていただいた所は、名前は知っていましたが行ったことが無いところばかりでしたが楽しく回ることができ、学生生活最期の夏でしたが、良い思い出ができました。ありがとうございました。

松薗ゼミの皆様へ

No.5057

 遅くなってしまいましたが、京都での合宿お疲れさまでした。まだ暑さの残るなかを歩き回られたと思いますから、お疲れは残っていないでしょうか。午後の短い時間でしたが、みなさんにお会いできて楽しく過ごさせて頂きました。女子大にお出でのはずなのに、このようにむさくるしい院生がお迎えしてすみません。

 またいつか何かの機会に、みなさんにお会いできますことを楽しみにしております。そのときは松薗先生の裏話的な思い出話もお伺いしたいです。

野口先生・ゼミの皆様へ

No.5058

遅ればせながら先日は皆様お疲れ様でした。野口先生の御協力もあり、京都での三日間はおかげさまで大変充実した時間を過ごさせていただく事ができました。事前の準備不足から電車の時刻や食事場所などでご迷惑をおかけしてしまいましたが、非常に楽しい三日間でした。自分としてもいろいろ勉強させていただく事ができ、いい経験になりました。
このような機会を提供していただいた松薗先生とゼミの皆さん、そして三日目ご案内していただいた野口先生と忙しい中駆付けてもらった野口ゼミの皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

松薗先生〉合宿中は大変お世話になりました。何かと到らぬ点も多々あり、ご迷惑をおかけしてしまいましたが、いろいろ勉強になりました。このような機会に参加させていただきありがとうございました。今回の合宿は自分としては将来の事を考えるうえでも大変有意義なものとなりました。また今後ともよろしくお願いいたします。

野口先生〉今回は調査旅行明けでお疲れのところ、またお忙しい中ご手配とご案内にお力添えいただきありがとうございました。おかげさまで大変充実した活動をおくる事ができました。
失礼ながら先生の説明はいつも大変勉強になります。自分はまだまだ未熟な身ですが、いつか先生のような立派な案内ができるよう精進したいと思いました。しばらくは仕事などの関係で上洛できなくなるかもしれませんが、またお目にかかるのを楽しみに日々励んでいきたいと思います。

松薗ゼミの皆さん〉合宿中は僕のつたないガイドに付き合ってくれてありがとうございました。ご一緒できた三日間がとても短く感じ、疲れとともに多少の虚脱感に襲われております。仁和寺でのお月見などは一生の思い出です。また機会がありましたらみんなで行きたいものですね。京都はいいですよ~。また何か京都の事で聞きたい事があれば遠慮なくどうぞ。ガイドもそうですが、聞かれる事で自分の勉強にもなるので、こちらからお願いしたいくらいです。
それとよかったら尾関君のようにこちらの掲示板にも書き込んでみて下さい。お疲れ様でした。

野口ゼミの皆さん〉三日目は皆さんお忙しい中駆付けていただきありがとうございました。今後もこういった感じの交流活動を続けていければと思う次第です。また御協力いただければ幸いです(僕が言うのも変ですが…)では皆様お元気で。

野口君に感謝。そして健闘を期待します。

No.5060

>野口君  橋渡し役、ありがとうございました。
 秋からは教育現場で忙しくなると思いますが、授業は教科内容の伝達という点で、まさにガイドの勉強にはうってつけです。大いに魅力ある授業を心がけてください。でも、そう簡単にいくものではありませんから、気長に努力することです。
 教師たるものにとって一番大切なのは、担当科目の内容に通暁すること、その面白さを体現できることだと思います。いろいろ経験を重ねてほしいと思います。
 修学旅行の企画に参加する、などということも、勉強になることでしょう。
 またの、御上洛を楽しみにしています。松薗先生やゼミの皆さんにも、どうぞよろしくお伝え下さい。

『平安時代史事典 CD-ROM版』発売決定。

No.5051

佐伯です。
先日の厳島旅行&本日の交流見学会では、どうもありがとうございました。
今日もとても充実した見学会で、本当に勉強になりました。
普段近くを歩いているところでも、先生のお話をうかがいながら見て回ると、以前は気付かなかったことが見えてくるのだなあ、とあらためて思いました。
見学会の最後、喫茶店でうかがった野口先生・松薗先生の裏話的なお話もとても面白かったです(笑)。

さてさて、タイトルの件についてですが。
先ほど復刊ドットコムからこんな案内メールが来ました。

(ここから)
皆様にご投票いただいておりました『平安時代史事典』がCD-ROM版で復刊です。
現在ご予約受付中でございますので、この機会に是非お買い求め下さい。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『平安時代史事典 CD-ROM版』(最終得票数 144 票)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=6538
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】角川文衛 著
【発行】角川書店
【備考】CD-ROM版
【予価】80,000円(税込)※予価の為、価格が変更する場合がございます。
【備考】送料/代引き手数料無料
【発送時期】11月上旬

 平安建都1200年を記念として刊行した平安時代の総合大事典。
 あらゆる分野を網羅し、平安時代400年間の歴史を約21,000項目と多数
 の図版資料で解明する。
 平安時代を知るのに極めて貴重な事典がCD-ROM版にて発売。
 B5版ケースにCD-ROM(for Windows)・資料編1冊(並製)・マニュアル
 1冊(並製)を収蔵。
(ここまで)

「【著者】角川文衛 著」というのは本文ママです。ひどいミスですね…。

で、注目点はやはり「【予価】80,000円(税込)」でしょうか。
貧乏院生としてはウーンと思ってしまいますが、そこはそれ、頑張って資金調達に努力します。

重要文献の復刊がこのように実現するというのは、本当にありがたいことだと思います。
これからもどんどん復刊が実現していってほしいものです。

松薗ゼミの皆さん、お疲れ様でした。

No.5052

 著者というのもおかしいですね。角田先生はたしかに著者のお一人ですが、「監修」が正しい。
 復刊ドットコムといえば、拙著も取り上げられている→http://www.fukkan.com/vote.php3?no=26331 のですが、26票では、コピー製本くらいが適切といったところでしょうか。それにしても、投票してくださったりコメントをいただいた方には深く感謝申し上げます。

 >松薗先生・ゼミの皆さん  本日は京都女子大をお訪ね下さり、ありがとうございました。拙い御案内しか出来ず申し訳ありませんでしたが、また京都にお出での節は、ぜひお立ちより下さい。
 松薗先生からは、とても楽しいお話をうかがうことが出来ました。充実した時間を過ごさせていただいたことに、当方のゼミメンバー共々あつくお礼を申し上げます。

 >野口君  今回の交流の実現につき御尽力いただいたことに感謝いたします。

 ◎ この掲示板の情報によって研究生活に大きな転機を迎えることになった方がおられることを知りました。本当にうれしいお話です。

Re: 『平安時代史事典 CD-ROM版』発売決定。

遠藤明子
No.5059

野口先生、皆様いかがお過ごしでしょうか。
『平安時代史辞典』CD-ROM版発行を知り、嬉しくてご挨拶に参りました。
以前研究室にお邪魔したときに「プロジェクトX 平安時代史辞典」編(?)の写真を見せていただいたことが思い出されます。がんばってお金ためなきゃ。

Re: 『平安時代史事典 CD-ROM版』発売決定。

No.5061

>遠藤さん  お久しぶりです。「プロジェクトX 平安時代史事典」編(?)というのは、古代学協会が二条城の近くに間借りしていた時の事典編集室メンバーの写真のことですね。もう、かれこれ20年も前のことになります。

 『平安時代史事典』は、かなり需要があるようで、実際ゼミ報告などの際に、学生さんのレジュメによく引用されていますが、さすがに現在の研究レベルからすると古くなってしまった部分もございます。
 それから、CD-ROM版もよいのですが、やはり本の形での復刊が望ましいと思っています。これから古本が安くなるかも知れませんね。 

愛知学院大学松薗ゼミとの交流見学会

No.5048

 すでにNO.5047に野口君が書き込んでくださいましたように、5日は12時に京都女子大学宗教・文化研究所の共同研究室に集合。ここでお弁当などを食べながらノンアルコールの懇親会の後、学内からの京都の景観を御覧いただき、さらに平重盛の小松殿跡や後白河院の院御所である法住寺跡、さらには豊臣家の建立した方広寺大仏殿跡(「国家安康、君臣豊楽」の銘文のある梵鐘)などを御案内したいと思います。
 9名でお出で下さるとのこと。せっかくの機会ですから部分参加でも構いませんから、大勢の参加を期待しております。なお、ゼミメンバー以外の方の参加も歓迎いたします。

【予定のコース】
 京女共同研究室でレクチャーの後、A校舎から京都駅方面、清水寺観望→S校舎ラウンジより鳥部野・六波羅一望→馬町の伝・佐藤継信・忠信墓→小松殿跡(翠積園)→方広寺大仏殿跡→豊国神社→京都国立博物館→蓮華王院(三十三間堂)→建春門院陵墓比定地→後白河院陵→法住寺南殿跡→最勝光院跡→一の橋跡→今熊野神社→東山七条にて解散

 なお、明日午前11時くらいから、私の研究室に来ることが可能な方がおられましたら御連絡下さい。

【追記】 長村君・山岡さん  御依頼の佐々木紀一氏の論文2編のコピー、用意しましたので早めに取りに来てください。

厳島詣

田中裕紀
No.5046

厳島詣より、帰洛致しました。
 1泊2日の旅程の天候は、2日とも快晴。今日は日焼け止めを塗っていなかったので、しっかり日に焼けてしまいました。
 1日目は、JR宮島口駅に集合し、早速フェリーに乗って厳島へ。私にとっては初めての厳島でしたが、色鮮やかな社殿の美しさはもちろんのこと、満潮に向かって潮が押し寄せてくる様子にまずは驚きました(ここで、潮の動きを考慮した神社の造りに興味を持ち、その後2日目になるまで、厳島の潮の干満を追いかけることになります)。しばらく見学し、宝物館、大願寺へ。そして、厳島神社の後方にそびえる弥山に向かいました。
 弥山への急傾斜のロープウェー(道の途中で見つけた看板によると「ロープウエ」)を乗り継いで、獅子岩駅へ。そこから徒歩30分の山道を歩いて弥山山頂を目指します(徒歩30分の道のりに、野口先生ががっかり。結局、弥山山頂に立ったのは旅行参加人数6人のうち5人でした(笑))弥山山頂からの眺望は素晴らしく、瀬戸内海上交通路の上で厳島がどのような場所にあるのかという事を実感しました。
 弥山から降りる最終ロープウエで下山し厳島神社に戻ると、既に潮が満ちていて、ほんの数時間前とは全く違った表情を見せていました。夕暮れ時の空と海と朱色の大鳥居のコントラストは、本当に何時間見ていても飽きる事のない風景です。厳島神社を上から見下ろす千畳閣は既に閉まっていたので、干潮になるという翌朝に回して1日目見学終了。
 宿にチェックインして、ボロボロの体を休めて宮島口へ繰り出した(といっても、賑やかな街ではありませんが)一行でしたが、佐伯さんが見つけてくださったお店では、空腹を満たすことを最優先に、しばし無言の状態が続きました。勿論、人心地ついた後で色々お話した事は言うまでもありません。それにしても、美味しい海の幸でした☆第一夜。
  翌日は朝から地元で有名な「あなご飯」を買って昼ご飯を調達し、再び厳島へ。午前11時過ぎが干潮の時間だったのですが、9時半頃に着いた時には既に随分と潮が引いた状態でした。前日に見た海に浮かぶ社殿が砂の上に建っている様子や、潮が引くと現れる飛び石に感動しつつ、しばし大鳥居の足下で写真撮影などなど(ここが本日の第一日焼けポイント)。野口先生から三浦正幸氏の厳島の入り江そのものが人工のものであるという説を伺っていると、大鳥居の足下の砂地が沈み込むような地盤でないことも非常に納得がいくような気がしました。その後、前日見そびれた千畳閣へ。豊臣秀吉が建てた大経堂ですが、建設途中で秀吉が亡くなってしまった為、天井などが未完成のままになっています。がらんとした内部は、天井が高く広々としていて良い風が通り抜けていました。既に日射しの強さに疲れた一行は、しばし休憩(長村くんはうたた寝。お疲れさまです☆)。
 その後、厳島を離れて厳島外宮である地御前社へ。「地御前」という地名は残っているのですが、神社そのものはずいぶんと寂れてしまっていました。というのも、神域を道路と線路が横切っているからです。かつては相当大きな神社だったこの場所では、社殿の真後ろを通るJRの線路にはデリカシーのなさを感じずにはいられませんでした。南社殿で野口先生から資料を見せて頂いたり、孝子先生からお話を伺ったりして北社殿群のあった場所へ。今では地御前小学校となっていますが、かつての神域の広さを実感出来るものであったと思います。残念だったのは、間に大きな建物や国道の高架が通っていて、地御前社から厳島が見えなかったことでした。
 地御前社の見学が終わり、ここで本旅行の見学予定は終了。あとは広島市内に戻って、朝買ったあなご飯を食べるのみです(笑)。広島電鉄に乗り、平和公園でお昼を食べて解散となりました。その後、最終的には永富さんとお好み焼きを食べ、佐伯さんと合流して帰って参りました。もうボロボロです・・!!
 「『平家物語』を勉強しているのに厳島に行ったことない」という事に、何となく後ろめたい気持ちがあったのですが、それも今回で解消です。厳島神社の立地や、造営にあたっての佐伯氏の活躍、建築について、信仰についてなどなど、興味深い要素がたくさん詰まった旅行でした。
お忙しい中企画をしてくださった佐伯さんを始め、旅行で同行させて頂いた皆さま、ありがとうございました。

中世史研究会参加記

No.5044

 9月2日(土)に名古屋大学文学部で開催されました〈シンポジウム 中世史家・網野善彦― 原点の検証―〉にお邪魔して参りました。名古屋在住の野口くん、大谷大の青木さん、お久しぶりの鍛冶くんなど、当ゼミゆかりの面々もお出ででしたね。
 野口くんには松薗斉先生をご紹介頂き、ご挨拶する機会を得ました。松薗ゼミのみなさんは本日より京都にて合宿とのことですが、昨日の今日でお疲れではないでしょうか。

 シンポジウムは、お仕事をご一緒されたりご指導を受けるなどで生前の網野さんをよくご存じの方々による、網野さんの業績の批判的検討と、全体による討論によって構成されました。既に幾人かの方による網野さんの業績の検討も発表されておりますが、今後、同様の企画の開催や著作集の刊行(?)等が進めば、氏の業績の全体像の位置付け(これが難しそう!)もより明確になるのではと思われます。
 それはともかく、網野さんのお姿すら拝見することも叶わなかった者としては、生前の網野さんをよくご存じの方から、「あんなこと仰ってた」「こんなふうに仰っていた」という往時のお話を伺うことだけでも、貴重な経験と言わなければならないでしょう。
 終了後の懇親会にもお邪魔させていただきまして、はじめからおわりまで楽しく充実した時間を過ごさせていただきました。

>厳島調査チームのみなさん
 心配されたお天気は、両日とも好天だったようですね。調査の成果を伺うのを楽しみにしております。すでに某くんを通じてこちらの様子はお伝えしておりますが、詳しくはまたご報告します。

安芸厳島から帰着しました。

No.5045

 >岩田君 御報告ありがとうございます。おおきな成果があったようで何よりです。

 厳島調査の方も、所期の目的を完遂して広島で現地解散。私は18時まで広島城天守閣が開館しているというので、これを見学した後、新幹線・奈良線を乗り継いで先ほど宇治の拙宅に戻りました。

 今回は研究所共同研究の研究協力者に連なるメンバーとの調査旅行でした。宮島では弥山に登って警固屋の所在を考えつつ本州の山々や瀬戸内の島々を眺め、水精寺梵鐘の銘文を確認。また厳島神社は昨日(2日)のみならず本日(3日)の午前にも海を渡って潮の干満による景観の変化を観察し、対岸にある外宮・地御前社の位置を把握して現況を調査するなど所期の目的をほぼ完遂することが出来ました。
 千畳閣で、秀吉の国家構想について想いを馳せることが出来たことは、予期せぬ収穫でした。

 それにつけても猛暑のさ中、メンバーの体力には脱帽でした。私はといえば弥山では遂に頂上までの登頂は一人断念。本日は脚はガタガタ、腕は日焼けで真っ赤という有様で、もはや若者との同一行動の不可なることを悟らざるを得ないという有様でした。

 しかし、参加者諸姉兄は事前勉強も完璧で、ここで紹介するのを失念していた角重始「安芸国における荘園公領制の形成」(『日本史研究』275)のコピーを見せていただいたり、昨夜の食事後の「検討会」において、常々自分自身でその客観性に自信をもてないでいた最近の学界における日本中世史研究の状況に対する認識に対して、様々な立場から忌憚のない意見を交わしていただく機会を得たことは幸いでした。
 これに関連して、歴史学と国文学の間に横たわる深くて大きな溝を埋めるために両ジャンルが積極的な意見を交わす必要性について田中さんと共通認識が得られたことも収穫でした。

 すべての面で、参加者の方たちに御礼を申し上げる次第です。
 それにしても、今回の調査旅行成功の最大の立役者は佐伯君にほかなりません。博論執筆をはじめ、諸事御多用の中、本当にありがとうございました。

>佐伯君・長村君 中川真弓「国立歴史民俗博物館蔵田中穣氏旧蔵『菅芥集』について-付翻刻」(荒木浩責任編集『小野随心院所蔵の密教文献・図像調査を基盤とする相関的・総合的研究とその探求』大阪大学大学院文学研究科共同研究研究成果報告書 2005)をぜひ、お目通しおき下さい。これは岩田君も。  

お疲れさまでした

鍛治 利雄
No.5049

18切符を友達に譲ってもらい、のんびり名古屋に赴いて来ました。

当会場で気さくに声をかけて下さった岩田さん、お探ししたんですけどお会いできなかった野口さん、
残暑きびしい中、お疲れさまでした。ありがとうございます。

報告を聞き終えまして、もっと真剣に勉学に取り組まなくてはいけないなと猛省するばかりです。