研究資料拝受のお礼。

No.4632

 ここ数日の間に下記の資料を御恵送いただきました。

『鹿児島県史料 薩摩藩法令史料集三』
『鹿児島県史料 旧記雑録拾遺 伊地知季安著作集六』
『仁和寺所蔵典籍の研究』(平成14年度~平成17年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書 研究代表者 角田文衞)
『日本中世債務史の基礎的研究』』(平成14年度~平成17年度科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書 研究代表者 井原今朝男)

 鹿児島県歴史資料センター黎明館の『鹿児島県史料』編纂御担当各位、古代学研究所第1研究室の関口力先生・古藤真平先生、国立歴史民俗博物館の井原今朝男先生にあつくお礼を申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ※ 一昨日、短い間に限って御紹介した拙著(http://www.fukkan.com/vote.php3?no=26331)ですが、すぐに売れたようです。どなたが手にされたのでしょうか?

歴博企画展示「日本の神々と祭り」

No.4634

 >>No.4583で近藤好和先生から御紹介いただいた千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館で開催されている企画展示「日本の神々と祭り」の招待券を御恵送いただきました。
 会期は5月7日まで。すでに、御覧になられた鈴木君によると、見応え十分とのことです。
 招待券が必要な方は当方まで御連絡下さい。私も来週末くらいまでには見学に出掛けたいと考えております。
 なお、展示プロジェクト委員である近藤先生のギャラリートークは4月29日・30日の両日(午前・午後2回)に行われるとのことです。近藤先生にお目にかかりたい方は、ぜひこの機会に。

 ☆ 本日、上洛されたばかりの有村さんが研究室にお出でになり、鹿児島のお土産をいただきました。今度の『吾妻鏡』講読会のときに開封いたしましょう。有村さん、ありがとうございました。

 ☆ ゼミの勉強会。『吾妻鏡』は予定が決まりましたが、『百錬抄』の方も決まりましたら、掲示板の方によろしく。また、大学院進学者のための勉強会も研究師範によって計画が進められているようです。

お久しぶりです

No.4619

 野口先生、皆様、鹿児島の新地です。つい1月ほど前は寒さに震えていたのですが、清水磨崖仏のある岩屋公園の桜はすでに葉桜になりつつあり、日中はもう半袖シャツでも十分な日もあり、本当に鹿児島の春は短いなあと思います。
 さて、4月1日は年度始めの日です。ここをこっそり覗いていらっしゃるであろう柳原先生には報告しましたが、私は今回の人事異動で「生涯学習課文化振興係」から「生涯学習課生涯学習係」へと課内異動となりました。私を除く文化振興係の方々は「文化振興課」という新しい課へ異動となりました。前々より職員数減のために文化財担当者を減らすと言うことは聞かされていましたし、担当は外れても史談会等のいくつかの事業は私が担当することになっています。今後は、成人教育や青少年教育の担当が主となりますので、これまでの7年間を活かして地域の歴史や自然を題材にした講座等を開設していければと思います。文化財案内などの業務からは外れますので、そう考えると昨年野口ゼミの皆さんをご案内できたのが幸いだったなと思います。
 半年ほど先の話ですが、10月1日に大阪府高槻市の従妹の結婚式があり、それにあわせて5日ほど関西方面へ旅行する予定です。そのときは京都へも行ってみようと思っていますのでよろしくお願いします。
 それでは。

新年度。がんばれ!新地さん、八井君。

No.4620

 新地さん、お久しぶりです。昨年夏のゼミ旅行の際は、本当にお世話になりました。
 完成間近の歴史交流館金峰の前で撮影した写真掲載の『紫苑』第4号を近々のうちにお送りしたい思っていたところでした。電話番号やケータイアドレスは分かるのに御住所の記録が見つからなくて困っておりました。メールで送付先をお知らせいただければ幸いです。
 10月にはぜひ少し脚を伸ばして御上洛下さい。御存知のように、この四月から、新地さんの後輩に当たる有村さんが京大の院に来られますし、京都には辻君・薗田さんなど鹿児島出身や鹿児島生活を経験された優秀な方たちが沢山おられますので、「薩摩の会」でもつくろうかという動きもございます。今年は、鹿大の金井静香先生が日本史研究会で大会報告をなさいますから、この機を逃さず、鹿児島関係者が一堂に会する機会を得られないものかと考えております。
 「ここをこっそり覗いていらっしゃるであろう柳原先生」にも奥様ご同伴でぜひ御上洛を期待したいところです。
 人事異動で、御多忙かとは思いますが、博論の御執筆も含めて、御活躍を祈念いたしております。

 ☆ 新年度、ゼミメンバー諸姉兄も新しい局面に立ち向かわれた人が多いと思います。
どうか、初志貫徹で御健闘下さい。
 とくに、八井君。新しいスタート、御活躍を祈念いたしております。「国語科」のお話もぜひ実現してください。期待しております。 

ご活躍をお祈りしております

No.4621

 新地さま>お久しぶりです。臨川書店の薗田です。
 異動になられたのですね。それにしても既に半袖とは、鹿児島の春の風景が目に浮かぶようです。
 講座の開設など準備等が多くたいへんお忙しいことと拝察いたしますが、どうぞお体を大事になさってください。
 ご上洛のさいには、ぜひご一報ください。酒宴を一席設けます!

昨日上洛を無事果たしました。

有村芳恵
No.4622

新地様>ご無沙汰しております。柳原先生が鹿児島に来られた際には、家の近くまで車で送ってくださったり、市町村の職員の現状について色々とお話くださったりと大変お世話になりました。ありがとうございました。異動等お忙しい中で頑張っていらっしゃる様子を伺い、当方も頑張らねばと気合が入りました。鹿児島に比べて京都はまだまだ寒いですが、寒さに負けないように頑張っていきたいと思います。ご上洛の際には、ぜひ酒宴の末席に加えていただければと存じます。

移転準備完了

No.4623

>野口先生
 お気にかけてくださりありがとうございます。
 今日でほぼ準備が完了しそうです。明日から出勤です。
 もう少し落ち着いたら大手筋辺りで飲み会でも・・・(笑)。
 「国語科」の話は長期化が予想されますが、いつかは実現させます!

>新地さん
 昨年の鹿児島では大変お世話になりました。
 京都にお越しの際は、僕の“新本拠地”となる伏見へもぜひ足をお運びください。
 意外と知られていない史跡がたくさんありますよ! 

新年度の『吾妻鏡』講読会のお知らせ

No.4612

 新年度も例年通り『吾妻鏡』講読会を行なうことになりました。
現在日程や時間などを調整中ですが、今のところ、おそらく曜日は月曜日になる公算が高いです。また時間については、昨年度同様3時半になると思います。
 また講読会を新年度も開始するにあたって、参加希望者も随時募集しております。鎌倉時代は言うに及ばず、中世史に関心ある方の参加をお待ちしております。参加希望者は上の山本のアドレスまで御連絡下さい。
 
※なお新年度『吾妻鏡』講読会の第一回は、4月10日に行ないます。
 日時:4月10日(月)15:30頃~
 場所:京都女子大学L校舎3階共同研究室
 範囲:建保元(建暦三)年・八月十四日・廿日・廿二日
  

新年度の『吾妻鏡』

No.4614

 山本さん『吾妻鏡』のご連絡ありがとうございます。また新年度もよろしくお願い致します。
 本年度は結局最後まで参加者が少なめで寂しかったので、まずは見学だけでもお出でください(部活の勧誘みたいですが)。

京都女子大学文学部史学科4回の伊藤明日香です。

No.4624

こんにちは。今年度の吾妻鏡講読会に参加させていただきたい、と思い連絡させていただきました。
 卒業論文は、日本近世文化史で、「江戸歌舞伎と曾我物」という観点から掘り下げていきたいと考えています。歌舞伎脚本を読む上で、鎌倉時代の武士の、一族同士の関係などをしっかり把握したいと思い、この講読会に参加しようと思いました。
大学院の進学を今の時期から考え出した不届き者ですが、よろしくお願いいたします。

野口先生に、「メールで」といわれましたが、学内サーバの都合?で送れなかったので、こちらに書かせていただきました。すいません。

ようこそ

No.4627

>伊藤さん
 岩田です。はじめまして、こんにちは。
 書き込みありがとうございます。
 『吾妻鏡』の時代とは重なりませんが、はっきりとしたテーマと目的をお持ちなんですね。大歓迎です。まずはお試し程度でも結構ですから、お気軽にお出でください(よかったらお友達やお知り合いともお誘い合わせの上で)。

 史料は国史大系の『吾妻鏡』を使いますから、お持ちいただくか適宜コピーをご用意するなどしてご参加ください。

 お待ちしてます。

ありがとうございます。

No.4628

 はい、では10日によろしくお願いいたします。

忘れ物。

No.4601

 >先月の伊豆調査旅行の際、三島のホテルにマフラーを忘れた人。
  名鉄の西村さんが、わさわざ研究室まで届けてくださいましたので、取りに来てください。

 >『枕草子』通読会参加の皆さん
  大変ハードな講読であったとうかがいました。お疲れ様でした。
  雨野さんも次回はぜひに。

 >八井君・石井君・有村さん
  そろそろお引っ越しでしょうか?

 ※ 坂本散策の際、新年度の予定など、ちょっと話題にしていただければ幸いです。
  なお、6月24日(土)は公開講座ですので、ぜひこの日は個々の予定を空けておいて下さい。

Re: 忘れ物。

山田ちさ子
No.4602

マフラーを忘れたのはわたくしです。
西村さま、お手数をおかけして申し訳ありませんでした。
本当に、ありがとうございます。

『枕草子』通読会、参加させていただいて、本当に楽しく、かつ勉強になりました。
自分のテーマを見つけて、ガンガン読んでいければと思いました。
次回もよろしくお願いたします。

論文など

No.4604

>野口先生 先日ご注文頂きました、『鷹陵史学』の鈴木芳道氏の論文がご用意できましたので、近日中にお届けに上がります。

 今日の夕方頃は荒れ模様のお天気(4/4(火)は晴れますように!)でしたね。帰宅後、家の前に白いつぶつぶが散らばっていたので何だろうと思ってみてみたら、氷の粒でした。出先で屋内に居たから気付かなかったのですが、これ、空から降ってきた霰(雹?)なんですね。
 しかし「あられ」とはよく言ったもので、つぶつぶの具合がほんとに米菓子の「あられ」みたいでした。

天才も天災も忘れた頃にやってくる。

No.4605

 >岩田君  ありがとうございます。宜しくお願いします。
 宇治では雹や霰だったようですが、大学の私の研究室は(蛍光灯からの)雨漏りでした。大量でしたが不思議にパソコンと書類の間に落下して被害なし。それにしても雨漏りというのは1993年の鹿児島での台風被災以来の経験でした。
 
 >仙台の柳原先生 本当に93年の夏は大変でしたね。

 >永富さん 今日は久方ぶりにお目にかかれて幸いでした。将来設計は万全だと思います。「何事にもチャレンジ」(読者は『比叡山時報』第611号 参照のこと)。
 それから、ドーナッツ、ご馳走様でした。

 >山田さん マフラーの持ち主をデジカメの記録で捜したところ、雨の三島大社で某君がこれを首に巻いているのが見つかりました。この時はお貸しになっていたのでしょうか?

 >田中さん 書棚がお待ちしております。日程、宜しいでしょうか?

 ☆ 『紫苑』第4号。明日、届きます。
  鈴木君のさっそくの対応により、奥付の発行日の日付に合わせてpdf版もupの予定です。お楽しみに。

書棚

No.4606

>野口先生
 日程、永富さんから連絡を頂きました。
5日にお伺いします。楽しみにしていますー!

『紫苑』の配布について。

No.4609

 今日の京都は寒いですね。息を吐くと見えるほどです。
 京都女子大は新入寮生の入寮日なので、渋谷(しぶたに)通りがにぎわっています。

 さて、『紫苑』第4号、昨日、予定通りに納本されました。山岡編集長に感謝です。
 執筆者で卒業生以外の人は、研究室まで取りにお出で下さい。

 >岩田君 昨日は論文コピーをお届け下さいまして、ありがとうございました。それから、スターバックスの二種類のアーモンドチョコレート、美味しく頂いております。「やめられない、とまらない」で困ります。

 >田中さん 『枕草子』の御感想、拝読しました。なお、書架ですが、スライド式については2年前の過去ログに近藤先生から頂いた情報があるはずです。 

 ☆ 東京大学史料編纂所の高橋慎一朗先生より『東寺における寺院統括組織に関する史料の収集とその総合的研究』(2002~2004年度科学研究費補助金 研究成果報告書、研究代表者 高橋敏子東京大学史料編纂所助教授)を御恵送いただきました。
 高橋慎一朗先生に、あつくお礼を申し上げます。

無題

No.4610

野口先生>遅くなりすみません。こちらこそ先日はありがとうございました。
先生とお話したことで、ぐらついていたものがだいぶかたまってきた気がします。
また色々と相談することがあるとおもいますが、よろしくお願いいたします。
また5日にお会いできるのを楽しみにしています。

無問題。

No.4611

 永富さんの将来設計は、現在の社会情勢をしっかり踏まえた、堅実かつ現実的なものであり、実現性は100%に近いものだと思いました。ノープロブレム。

 本日、山内さんからうかがった将来設計もよく考えたもの。よい可能性はできるかぎり追求してください。

 永富さんや山内さんと同じ年齢だった頃の自分を思い出すと、実にいい加減だったように思えます。

 ⇒ 当ゼミメンバーの将来については、この掲示板を御覧の皆様にも宜しく御支援をお願い申しあげる次第です。

 ☆ 本日、京都府立大学の上島享先生から先生の御高論「大規模造営の時代」収録の鈴木博之ほか編『シリーズ 都市・建築・歴史3 中世的空間と儀礼』(東京大学出版会)を拝受いたしました。上島先生にあつくお礼を申し上げます。

 ☆ また、平藤幸先生より御高論「『平家物語』「南都大衆摂政殿ノ御使追返事」をめぐって-摂政使忠成と親雅、有官別当のことども-」(『国文鶴見』第40号)を拝受いたしました。例によって、史学的方法による優れた御研究。田中さん必読です。
 平藤先生にあつくお礼申し上げます。

紫苑 第4号

No.4615

>野口先生・山岡さん 遅くなりましたが、『紫苑』第4号、お分け頂きましてありがとうございます。執筆の機会を与えて頂きましたこと、心より御礼申し上げます。編集長の山岡さん、お世話になりました。

『紫苑』第4号 PDF版

No.4616

『紫苑』第4号 PDF版 を、サーバーへアップロードしました。

http://donkun.ath.cx/~sion/organ/ より、閲覧できます。

紫苑

No.4617

いただきました。週末に読ませていただきます。
ありがとうございました。

>野口先生
ご紹介いただき有難うございます。
5月28日に別のところでも発表させていただく予定です。

>尻池さん
坂本にはまだいった事が無いので、お邪魔でなければ参加したいです。

マフラーは私のでした。そういえばなくなっていました。
お騒がせしました。
野口先生・山岡さん、お手数をおかけしました。有難うございました。

お礼と諸連絡・御挨拶。

No.4618

 >鈴木君 『紫苑』第4号 PDF版のアップロード、ありがとうございました。
  多くの方に、御覧いただきたいものです。

 >辻君  鹿児島ゼミ旅行と伊豆調査旅行の写真、ありがとうございました。

 >山内さん・平田さん・岩田君・山本君・山田さん・尻池さん 辻君から頂いた写真をお預かりしています。受け取りにお出で下さい。

 >山本君・岩田君 今年度も『吾妻鏡』講読会、よろしくお願いいたします。

 >元木先生・美川先生 昨晩は、楽しい一時をありがとうございました。久しぶりに食べ過ぎました。本年度もまた、当ゼミへの御支援をよろしくお願い申し上げます。
 
 ☆「警戒警報」は解除いたします。 

坂本散策の件

尻池由佳
No.4591

前に予告しました通り、4月4日(火)に坂本周辺へ遊びに行きたいと思います。 早速、当日の予定 なのですが、10時30分頃に三井寺仁王門前に集合して、三井寺(桜が見頃ですかね☆)を見学したのち坂本方面へ向かってはどうかと思っているのですが、いかがでしょうか?みなさまのご意見をよろしくお願いします。なお、現在、パソコンを修理に出しておりますので、ご意見は掲示板か携帯の方にお願いします。

>佐伯さん お食事や甘味所など、おいしいもの情報よろしくお願いします。

水先案内人。

No.4593

呼ばれて飛び出ました、佐伯です。

甘味処・食事ですが、多分その行程だと、
三井寺力餅(鶯色の黄な粉がかかったお餅 http://www.biwako-visitors.jp/search/spot.php?id=2804
鶴喜そば(坂本にある老舗のお蕎麦屋さん http://www.tsurukisoba.com/honten.html
芙蓉園(旧白毫院庭園・国指定名勝。昼間はお茶もやっている http://www4.ocn.ne.jp/~fuyo/
っていう感じでしょうか。
なんのひねりもありませんが、あまりひねりようのある観光地でもないので(笑)。
浜大津周辺とかだとテリトリーなんですけどね。
晩ご飯まで食べてける人は、びわ湖花噴水(http://www.otsu.or.jp/fount/fount.htm)を見ながら
浜大津アーカスで晩ご飯、なんてどうですか?

ちなみに、こんなお得なチケットがあります。
湖都古都・おおつ1dayきっぷ(学生400円)
:大津線全線(御陵~浜大津、石山寺~坂本)1日乗り放題。
 発売場所…大津線各駅・三条駅
 http://www.keihan.co.jp/traffic/otoku/koto06/index.html

京都地下鉄・京阪大津線1dayチケット(大人1000円のみ)
:京阪電車大津線全線(御陵~浜大津、石山寺~坂本)・京都市営地下鉄全線(二条~六地蔵、国際会館~竹田)1日乗り放題。
 発売場所…京阪電車三条駅・大津線各駅
        京都市営地下鉄市バス・地下鉄案内所(北大路駅、烏丸御池駅、みぶ交通局前、京都駅前、京都駅地下街)、
        定期券発売所(四条駅、竹田駅、二条駅、三条京阪駅、山科駅、六地蔵駅)、駅売店
 http://www.keihan.co.jp/traffic/otoku/kyoto_ohtsu06/index.html

基本的にはみんな湖都古都・おおつ1dayきっぷで十分なはずですけどね。
岩田くんはひょっとしたら京都地下鉄・京阪大津線1dayチケットの方がお得かな?
あと、田中さんとか。(参加するの?つか、参加してよ~)

というわけでした。まるで京阪電車の回し者みたいですね(笑)。

坂本散策

No.4594

 佐伯さんに呼ばれて飛び出ました(笑
ええ、ええ。つい先日三井寺に行って来たところですが、坂本近辺は大好きなところなので参加させて頂きたいと思います。ただ、現在三井寺は金堂の修復工事をしているので(中は見られます)、少し情緒には欠けるかもしれません。が、広い境内なので大丈夫でしょう。あと、桜を見るなら石山寺辺りまで行ってもいいと思います(が、たぶん時間がなくなるでしょう)。
 甘味処・食事処は、坂本近辺はホントに少なくて困ります。ある程度の人数がいるときには尚更ですよねー

Re: 坂本散策の件

山田ちさ子
No.4596

いいな、いいな。
行きたいけれども仕事です。とほほ。

友人が坂本なので、お食事どころ情報を少し。
湖西線の叡山坂本駅の前にすっごくおいしいイタリアンができたそうです。
もう1軒、新鮮な魚料理を食べれるお店があるそうなのですが、店の名前を忘れました。
また聞いておきます。

4月13日14日は日吉祭で、13日の夜の宵宮おとしは1番のみどころだそうです。

ついていくだけの人

No.4597

 呼ばれてもいませんが割り込んできました、岩田です。参加希望です。(^^)ノシ
 京都地下鉄・京阪大津線1dayチケットもゲットしていきたいと思います。
 当日の集合なんですが、もしよかったらもうちょっと“京都寄り”の場所からみなさんでご一緒しませんか。三井寺仁王門前でもいいんですが、現地集合はちょっと寂しいような・・・。

 お食事・甘味は、どこに何があるのか全然わからないので、知っている方々に委ねたいと思います。が、当日の天気次第では「お菓子持参・お弁当持参」で、どこか屋外(湖畔など)でお食事でもいいかと思います。ピクニックぽいですし。

Re: 坂本散策の件

尻池由佳
No.4598

 電気屋さんに、2週間はかかると言われていたパソコンの修理ですが、一週間で手元に戻ってきました。本日よりパソコン使用可能となりました。

 佐伯さん・田中さん・ちさ子さん・岩田さん、たくさんのお得&グルメ情報にご意見ありがとうございます。特に、食べ物に関してはどの情報にも興味があります。京女史学科4回生の健康診断は前日に終わりますので、気にしないでモリモリ食べようと思います!楽しみです♪

 集合ですが、京都から地下鉄、及び京阪を利用される方(みなさんですかね?)は同じ電車に乗り合わせることができたらよいですよね?実のところ、私自身無事目的地に着けるかどうか不安なのです。ということで、京都寄りの駅から同じ電車に乗り合わせることができるのではないかという経路を下記の通りヤフーで探索してみました。地下鉄三条京阪・六地蔵ー三井寺間の経路です。

 <三条京阪から>
  三条京阪
   ↓   9:54(市役所前は9:52)~10:15
  浜大津
   ↓  10:23~10:25
  三井寺

 <六地蔵から①>
  六地蔵
   ↓   9:37~9:53
  御陵
   ↓  10:00~10:15
  浜大津
   ↓  10:23~10:25
  三井寺

 <六地蔵から②>
  六地蔵
   ↓   9:45~9:57
  山科
   ↓  10:00~10:01(徒歩)
  京阪山科
   ↓  10:02~10:15
  浜大津
   ↓  10:23~10:25
  三井寺

 ヤフーの経路探索によると、三条京阪ー浜大津間の交通手段は「地下鉄東西線」、御陵・京阪山科ー浜大津間は「京阪京津線」となっていましたが、これは同じ電車ですよね?同じ電車であれば、各自利用しやすい駅から乗り合わせ、楽しく行くことができると思うのですがどうでしょうか?私が書き込んだ乗り合わせ案は、あくまで自分を中心に考えたものですので、「こうしたら一緒に行きやすい!」という案を教えてください。

Re: 坂本散策の件

No.4600

佐伯です。
うーんと、待ち合わせするんだったら京阪三条推奨ですね。
とりあえず、京阪三条経由の人は9時45分待ち合わせにして、それ以外の経路の人は現地に10時30分集合にしますか?
ようするに、山科経由の人は、京阪三条待ち合わせにすると二度手間な訳なので。
(浜大津まで行く電車は京都市役所前始発なので、烏丸御池経由の人は結局乗り換えがいるから三条集合で問題なし。)
二度手間でもいいよということであれば、全員京阪三条待ち合わせで問題ないわけですけど。
とりあえず、ここで点呼を取って見ます?(笑)

お昼ごはんは、天気がよければ(そして風が強くなければ)湖岸のなぎさ公園でお弁当がいいかも。
すごく景色が良いですよ。かなりお気に入り。
え~、雨が降りませんように…(苦笑)。

>田中さん リクエストに応えてくれてありがとう!(と、遅レスすいません 苦笑)

Re: 坂本散策の件

No.4603

 また岩田です。尻池さん、パソコンはずいぶんスムーズに修理してもらえたんですね。うちのパソコンもディスクドライブが不調ですから、修理してもらったほうがいいのかどうか。

 集合は京阪三条で異存ありません。お弁当・お菓子持参で参ります。
 
 問題は当日のお天気ですか・・・。う~ん。

Re: 坂本散策の件

尻池由佳
No.4607

 では、三条京阪集合で問題のない方は、9:54の電車に乗れるよう三条京阪のホーム集合で、他の方は三井寺仁王門に10:30頃集合ということでお願いします。
 
 天気、ホントに晴れだといいですね~☆
 連絡など必要ありませんので、都合の良い方はお気軽にご参加ください。

 >岩田さん 私のパソコンもディスクドライブが壊れていました。機械を取り替えたみ       たいで、お金はかかりましたが、幸いにも五年間保証期間中だったため、       半額ですみました。
 

Re: 坂本散策の件

No.4608

>尻池さん
了解でござる。
無事に話がまとまってホッとしました(笑)。
さてさて、何人で回ることになるでしょうね~。

Re: 坂本散策の件

No.4629

>尻池さん 湖西の桜の見頃にはまだ少し早かったですが、いろいろなところを見て回ることができて面白かったです。またいろいろとお出かけの企画等、ご提案下さい。昨日はありがとうございます。

>佐伯さん いろいろとご案内ありがとうございます。お考え頂いた企画、いろんな参加者を巻き込んでいきたいですね。

>田中さん 忙しい合間を縫って湖西をご案内いただきありがとうございました。

>山岡さん あれが琵琶湖でした。もっと北のほうへ行くと、もっときれいな湖の様子がご覧いただけます。功名が辻の近江国内の舞台を見て回るというのも、なかなかいいかもしれないですね。

>辻くん 昨日はありがとうございました。せっかく関西に住んでますし、またいろいろとシブイ場所を巡り歩きましょう。

>有村さん お荷物が順次届くお忙しいなか、ご一緒していただいてありがとうございました。京都に来て早々の夕ご飯があれで、本当によかったんでしょうか(提案したのは僕ですが)。

Re: 坂本散策の件

尻池由佳
No.4630

> 佐伯さん・田中さん
お忙しい中、浜大津・坂本を案内していただき、ありがとうございました。もし、私一人で行っていたら、見るものも見ず、食べるものも食べずに帰ってくるところでした。お得でグルメ、その上、勉強になる旅をありがとうございました。
>岩田さん・辻さん・山岡さん
もとはといえば、私のわがままから出た企画におつきあいいただき、ありがとうございました。ぜひ、次もよろしくお願いします。

>有村さん
昨日は久しぶりにお会いできてよかったです。今回は無理でしたが、またどこかへご一緒できるとうれしいです。

昨日は、本当にみなさんありがとうございました。三井寺の桜が咲いていなかったのは残念でしたが、初めて目にするものばかりを見ることができた、とてもお腹いっぱいの旅でした。子供のようですが、三井寺の経蔵にあったまわる書庫にいたく感動していまいました。ずっと見たかった山王鳥居や神輿も見ることができてよかったです。日吉大社は自分の想像とはずいぶん違い、やはり現地に実際に行くことは大事だと思いました。また次の機会には、エネルギーぎれで行くことのできなかった滋賀院門跡や律院に行くなど、坂本の町並みをゆっくり味わいに行けたらいいなと思います。

拝受の御礼二件。

No.4588

 ☆ 歴史グループ早雲より『早雲』第25号(山口博史氏追悼号)を御恵送いただきました。昨秋亡くなられた山口さんの思い出のつまった一冊です。
 同会代表の伊藤章三さんと事務局御担当の戸崎進さんにあつく御礼申しあげます。伊藤さんは代表を交代される由、長い間御苦労様でした。今後ともお元気で御活躍下さいますようにお願い申し上げます。
 歴史グループ早雲のますますの発展を祈念申し上げる次第です。

 ☆ 東北福祉大学岡田ゼミナールより『平成17年度 岡田ゼミナール研究年報第28輯 岩手県金ヶ崎町調査報告書-地域研究の方法と課題-』を御恵送いただきました。地域の問題にあらゆるジャンルからきりこんだ岡田清一先生とゼミの学生さんたちによる論文集。大学のゼミとはかくあるべし、と思わせる労作です。岡田先生とゼミの皆様にあつくお礼申し上げます。

 ちなみに、当ゼミの機関誌『紫苑』第4号の納本は29日の予定です。

日本史研究会中世史部会などの情報。

No.4589

 ☆ 日本史研究会中世史部会で辻君の御報告があります。国文学専攻の方も出席されたらよいと思います。

   4月11日(火)18:30~  日本史研究会事務所(機関紙会館3階)
   辻浩和氏(京大院DC)「院政期における後鳥羽芸能の位置
                           ― 後白河芸能との関係を中心に―」
   参考文献:田村柳壱「後鳥羽院」(和歌文学講座6『新古今集』勉誠社、1994)

 ☆ 今年の日本史研究会大会の共同研究報告者は、昨夏のゼミ旅行の際、紫原の「信玄」で御一緒した鹿児島大学の金井静香先生に決まったそうです。薗田さんや有村さんの恩師です。
 そこで、金井先生の業績検討会が以下の如く開かれるとのことです。
  4月22日(土)14:00~  京大会館215号室(京都市左京区吉田河原町15ー9)
  ※普段と会場が異なりますのでご注意ください。
  〔参考〕京阪出町柳駅から徒歩15分、川端通り東一条入る一筋目南
     報告者:樋口健太郎氏
     対象論文:金井静香氏著『中世公家領の研究』(思文閣出版、1999年)
     第Ⅰ部1章「公家領安堵の変遷」
         2章「中世の相続制度と公家領」 3章「中世公家社会の恩領」

 ☆ 伊豆で御世話になった池谷初恵先生が御研究を発表されるという情報です。長野工業高専の中澤克昭先生からお知らせいただきました。

 今年の、考古学と中世史研究会シンポジウム(帝京大学山梨文化財研究所)は、7月1日(土)・2日(日)、「寺院の社会史 ―景観と暴力―(仮)」と題して石和の同研究所で開催される予定です。報告予定者は、考古から、笹生衛(千葉)、小柳和宏(大分)、池谷初恵(伊豆)、飯村均(福島)の各氏。建築から、冨島義幸氏。文献からは、高橋慎一朗・上島享・原田正俊・中澤克昭の各氏。

 とのことです。中澤先生、ありがとうございました。

「大晦日はあはぬ算用」

No.4592

 今月末は年度の大晦日。済ませなければならない書類やら原稿やら・・・の山を前に呆然としております。例によって返済計画、失敗です。
 下の句「身につまされるはサラ金CM」。

 27日の『枕草子』通読会には当ゼミ関係者5名が参加とのこと。60段まで一挙に読み進めるのだそうです。大いに楽しんでください。
 
 ☆ 本日、鶴見大学の関幸彦先生より御高論「長林寺以前-地方寺院の周辺を耕す-」(石井進監修『下野山川 長林寺乃研究』新人物往来社)・「内乱期・平家「侍」たちのそれぞれ」(『鶴見大学紀要』第43号第4部 人文・社会科学編)を御恵送いただきました。関先生にあつくお礼申し上げます。

元旦はエイプリルフール→警戒警報発令

No.4595

 原稿の山の前から一寸逃亡してきました。と言いますのは、年度の大晦日の翌日がエイプリルフールであることを思い出したからです。

 昨年は、平幹二朗氏のゼミ訪問。一昨年は「国立大の独法化にむけて、最難関とされるT大で、独自の経済基盤確保のため、○田講堂の近くに、トレビの泉のような施設をもうけ、受験生とその親のメッカとする計画が現実化」なる情報が流され、多くのメンバーが見事にだまされたということがございました。ちなみに、昨年のアクセス解析を見ると、この日の訪問者数は普段の1.5倍ほどに達しております。

 2回ともすんなりと騙された善人の固まりのようなY先生は、本日伊勢国で御講演のことと思いますが(ちょうど今頃終わったところでしょうか)、今年こそお気をつけられますように。
 なお、いつもの犯人のM先生。今年はいかなる計画が練られているのか、楽しみであります。もう、出来ないでしょう?と思うのは素人の浅はかさか?
 いずれにしても、「警戒警報」を、この掲示板を御覧の善良なる皆様にお伝えする次第であります(笑)。

歴博企画展示「日本の神々と祭り」の紹介と宣伝

No.4583

 野口先生、ゼミの皆様、ご無沙汰しています。

 さて、明日3月21日より5月7日まで、国立歴史民俗博物館で、「日本の神々と祭り」という大きな企画展示が始まります。私も展示プロジェクト委員のひとりとして深く関わっている展示なので、この場をお借りして紹介と宣伝をさせていただきたいと思います。

 この展示では、神社とは何か? という命題を、様々な分野の研究者がそれぞれの立場で考えるということをテーマとしたもので、それが展示の副題ともなっています。具体的には、出雲大社・伊勢神宮・厳島神社・八坂神社という四つの大きな神社を取り上げ、様々な角度から神社について考えます。

 私の担当は、神社所蔵の宝物で、特に伊勢神宮の式年遷宮の神宝と、厳島神社所蔵の武具(甲冑・刀剣・弓箭)を取り上げました。これまでの展示では、神社の宝物というと、美術工芸的な側面だけで捉えられてきましたが、今回の展示では歴史的に捉えることを主眼とし、これまで誤解の多かった厳密な意味での神宝とは何かということを考えてみました。なお、歴史的に捉えるといっても、刀剣(刀身)などは鑑定・鑑賞に堪える展示も重要ですので、そうしたことにも配慮した展示を心がけました。

 私の担当以外では、平家納経も展示され、ここでもその工芸的な側面だけでなく、神仏習合について考えています。また、展示プロジェクト委員のひとりには、野口先生も講演をお聞きになったという広島大学の三浦正幸先生もおり、先生監修のもとに制作された、出雲大社や厳島神社の復元模型も展示されています。厳島神社は、仁治再建時(つまり清盛創建時と同一)の忠実な模型です。その他、出雲関係で、加茂岩倉遺跡や荒神谷遺跡の青銅器も展示され、神社の起源というものを考えます。八坂神社関係では、当然のこととして祇園祭関係を中心として、民衆と神社について考えます。

 以上、ごく簡単な紹介ですが、非常に充実した展示内容となっています。歴博は遠いですが(特に関西の方々には)、是非、お越し頂ければ幸いです。また、展示図録の解説と合わせて御覧いただくと、展示の意味についてより深く理解していただけると思います。なお、原則として、期間中の土・日と祝日は、展示プロジェクト委員のだれかがギャラリートークを行います。ちなみに私は4月29日・30日の両日(午前・午後2回)です。

それは、ぜひとも。.

No.4585

 近藤先生、御案内をありがとうございました。

 歴博の企画展示。三浦正幸先生の御講演で大いに関心を高めている厳島神社の復元模型が展示されているとなると、是非とも見学に行きたいと思っております。厳島神社の社殿は宇治上神社との比較においても興味深く、宇治にたいする研究所共同研究とも関連しますし、何よりも平清盛の国家構想ないし王権構想を考える上で象徴的なモニュメントだと思います。
 近藤先生のギャラリートークの日を狙って行きたいところですが、4月16日(日)に開催される『平家物語』研究会で報告させていただく予定がございますので、そのついでに見学に行く時間を設定してみたいと思っております。

 >ゼミメンバー諸姉兄  『平家物語』研究会の開催要項は以下のとおりです。この会では、これまで田中さんと門屋君が研究報告をされています。はじめての参加者は事務局に連絡いたしますので、この御両人以外で、この研究会に出席したいというメンバーは当方に御連絡下さい(よろしければ歴博も御一緒に)。

 日時:4月16日(日)13:30~17:30
 場所:東京都立九段高校(予定。未確定とのことです)
 発表:輪読『真名本曾我物語』巻3 佐倉由泰氏(東北大学)
    研究発表:野口実氏(京都女子大学)「伊豆北条氏の成立とその本拠の空間について」
         志立正知氏(秋田大学)「モノガタリと歴史認識
               ―近世秋田における伝承と地誌編纂などをめぐって―」

 ☆ 村井章介著『中世の国家と在地社会』の書評会について
 最近お目にかかった一部のメンバーにはお諮りしたのですが、上記の論文集の書評会を新年度の例会ないしは研究会で数回に分けて実施たいと思います(4~6月の間)。
 本書は下記のように四部構成になっていますが、その各部を構成する論文毎に担当をお願いしたいと思います。メンバーそれぞれの専攻領域に応じてお願いするつもりですが(鎌倉時代後期以降をテーマにした論文については、薗田さん・有村さん・坂口君にお願いしてみようと思っています)、自らこれをやってみたいという論文がありましたら、御連絡下さい。日程は報告者の都合に合わせたいと思います。本は研究室に置いてあります。また、担当論文のコピーはこちらで用意します。

第1部 総説―通史と研究史(十三~十四世紀の日本―京都・鎌倉
佐藤進一著『日本の中世国家』によせて ほか)
第2部 将軍と天皇(執権政治の変質
安達泰盛の政治的立場 ほか)
第3部 幕府徳政の系譜(神々の戦争―鎮西広域統治機関と幕府徳政
正和の神領興行法をめぐって ほか)
第4部 在地法の世界(鎌倉時代松浦党の一族結合―系図の復元を中心に
在地領主法の誕生―肥前松浦一揆 ほか)

 >「宇治」共同研究の研究協力者のみなさま
 こちらの研究会の日程も策定したいと思っております。研究会実施の方法にたいする御意見や、四月からのそれぞれの御都合について、お知らせいただければ幸いです。

野口先生ならびにゼミの皆様

No.4582

 野口先生より、ご紹介いただいたワシントン在住の山広恒夫と申します。青山学院史学科1年次のある日、学食で、野口先生(注:当時からすでに先生の風格があり、同級生は皆、野口先生と呼んでいた)から話し掛けられたときのことを今でも鮮明に覚えています。当時より歴史学の造詣が非常に深く、新入生というより、大学院生という風格があり、圧倒されたからです。しかも、知識をひけらかすわけではなく、繊細な神経を持つ一方で、大物の風格と備えていました。「彼は一生の友になるかもしれない」と直感したものです。それから早いもので37年経ちますが、初めて会ったときの直感の通りになりました。
 私は当初、考古学を目指していたのですが、トロイの遺跡を発見したシュリーマンの伝記を読んでいるうちに、彼の語学習得にかけた情熱に強く惹かれるようになり、その後、ヨーロッパの言語に興味が移ります。就職も海外雄飛(当時はこういう時代がかった言葉がはやっていました)のチャンスがある時事通信社という報道機関に決めました。しかし、配属先は外国経済部。語学に取り組んでいたので、「外国」までは、狙い通りでしたが、「経済」は想定外。入社後、二、三年間は仕事に追われる一方で、非常に苦労しました。その頃は、千葉県市川市の野口先生ご夫妻の新居にしばしばお邪魔して、大変お世話になりました。就職当初の苦しい時期を乗り越えられたのも、野口先生ご夫妻の温かい友情のお陰だと感謝しています。
 会社での仕事と苦闘していたのは「歴史学科」出身という経験では「外国経済」など、到底理解できないと思い込んでいたことがあります。しかし、「石の上にも3年」とは良く言ったものです。三年次になると独自の視点で解説記事も書けるようになり、経済の面白さが徐々に分かってきました。経済学も歴史学も、人々が紡ぎ出す事柄を扱うわけで、共通項があります。その後、中央銀行の金融政策へと興味が向かい、このほど野口先生にご紹介いただいた「バーナンキのFRB」―知らざる米中央銀行の実態とこれからの金融政策―という書物をダイヤモンド社より出版しました。この本を書くに当たって、特に苦労したのは、日本の読者になじみの薄い米国の中央銀行を楽しみながら、理解してもらうにはどうすれば良いかということでした。その解答を私は「歴史」に求めました。外国を理解するには、まず歴史を振り返るのが一番です。
 現在のアメリカの歴史はせいぜい400年です。開拓者魂が連綿と生き続け、いまでも地方分権の思想が色濃く残っています。1914年に現在の中央銀行制度ができたときには全国に十二の連邦準備銀行(中央に集中せず、地方に分散する中央銀行と呼ばれていました)が設立され、それぞれ別々の金利を設定していたものです。
 現在こそ、ワシントンの連邦準備制度理事会(FRB)に権限が集中していますが、これは経済の一体化が進み、十二の中央銀行がばらばらの金融政策をとることによる弊害が大きくなったためです。現在、いわれている経済のグローバル化はまず、アメリカ国内で発生し、同国経済の一体化で結実したのです。このため、分散化した中央銀行をワシントンのFRBが束ねる必要が生じたのです。そして、現在は、そのアメリカ発の市場経済が世界全体を巻き込み始めていると解釈できます。当地では「アメリカが世界の首都になった」という議論を良く耳にします。
 米国の昨年の経常収支赤字は8000億ドル(約90兆円)に膨れ上がっていますが、この赤字は日本や中国、欧州などからの資金流入で完全にまかなわれています。アメリカが世界の首都になり、国際的に資金が循環するので、経常収支赤字は問題にならないという発想です。こうしたアメリカ中心の発想は、政治的にはアメリカ型の「自由」の“輸出”になって現れ、イラク侵攻につながりました。しかし、イラク侵攻の失敗は、大英帝国の中東政策の頓挫を見れば、十分に予想できたはずです。アメリカでは「歴史を知らないものは、歴史上の同じ間違いを繰り返す」という諺があります。 ブッシュ大統領、チェイニー副大統領とも、余り熱心に歴史を勉強しなかったようです。
 混迷の時代を迎え、「歴史学」の重要性はますます高まるでしょう。野口先生ならびにゼミの皆様方の一層のご活躍を祈念しております。
    ブルームバーグ・ニュース ワシントン支局  山広恒夫




37年後には?

No.4584

 山広さん、ありがとうございました。
 前段の部分は『吾妻鏡』の曲筆のごとき書きぶりですね(笑)。それにしても、山広さんの語学への取り組みは見事なものでした。ラテン語まで独学でマスターされていましたから。
 それから、ロンドン特派員になる前の時事通信社本社勤務時代、昼休みに日比谷公園の鉄棒で大車輪をやっていたというのも凄かった。さぞかし多くの観衆を集められたことと思います。
 
 職業・仕事への対し方、アメリカの経済史を踏まえた上で歴史を学ぶことの意味について雄弁に語っていただいたことに感謝します。若いゼミメンバーも大いに啓発されたことと思います。
 
 >ゼミメンバー諸姉兄 ちなみに、37年後に君たちはどういう関係でいられるか、想像してみてください。そのうちに、ゼミ旅行でアメリカ探検に出掛けたいものですね。

日本史研究会3月例会。

No.4577

 昨日は日本史研究会3月例会に行きました。川合康『鎌倉幕府成立史の研究』を踏まえての「鎌倉幕府論の課題と展望」がテーマ。報告者は川合先生(「鎌倉幕府研究の現状と課題」)と東大史料編纂所の近藤成一先生(川合康氏の鎌倉幕府成立試論について)。

 川合先生の御報告はいつもながら、実に説得力のある明快な論旨。鎌倉幕府に軍事権門を超える性格を見出された点、鎌倉幕府の歴史的個性を解明するために示された方向性、鎌倉幕府成立期において検討すべき武士社会を京都と鎌倉に求めた点、軍事力の動員という観点から都市としての鎌倉と京都の相違を示された点(旧稿で示した武蔵国御家人の特殊性の事情などについて、説得力のある回答を与えていただく事が出来ました)などに大きな示唆を受けました。
 近藤先生の御報告では、奥州合戦に関する史料に基づく幕府の公権力・私権力両面に対する分析などに興味深いものがありました。

 歴史学研究の根幹に触れる力量がなく、枝葉の問題ばかりに関心を向けている私には、高度な理論レベルの議論に参加する能力はありませんが、このような御報告に接すると自らの研究の位置づけと方向が示されて大変ありがたいわけです。

 討論の時間に、川合先生に対して、鎌倉幕府成立の前提としての平泉政権の評価と坂東に幕府が樹立された必然性についての質問をさせていただきましたが、私は、鎌倉幕府成立論に、政権中枢の人的構成や坂東の地域的特性を加えると、幕府成立の歴史的意味がより鮮明に浮かび上がるのではないかと考えています。

 それにしても、この時代を解明するための史料として、『吾妻鏡』をはじめ13世紀半ば以降に成立した編纂史料に依拠しなければならないことが大きなネックとなっていることをつよく再認識させられました。川合先生は『平家物語』史観の克服という点でも大きな役割を担われ、私など、たいへん大きな研究上のインパクトを与えていただいたわけですが、『吾妻鏡』や『承久記』などについても国文学や思想史のジャンルの研究成果を参照しながら、さらに検討を進めていく必要を感じました。この仕事は、この例会で川合先生に対して「京武者」について要を得た質問をされた長村君に期待するところ多大です。

 ちなみに、近藤先生とお目にかかったのは、故・安田元久先生が主宰されていた「『吾妻鏡』の総合的研究」の研究会以来のことで、例のごとく時間の経過について思うこと多大でした。

 なお、懇親会では博士号を授与されたばかりの吉田賢司さん(おめでとうございます)、今回の例会を取り仕切って下さった木村英一さん、また日本史研究会の委員会の後に駆けつけてくれた髙橋昌明・山田邦和両先生らと楽しい一時を過ごすことが出来ました。これまた感謝申し上げる次第です。

 例会や部会は、大会などよりも、ゆっくりと濃密な議論が交わせる機会だと思います。テーマ・報告者に即して、関東をはじめ各地から若い研究者が参加されるようになればよいのに、という感想を持ったことも付け加えておきたいと思います。

☆ 帰宅すると、早稲田大学文学学術院教授の日下力先生の御高著『平家物語転読』(笠間書院)が届いていました。『平家物語』全12巻のエッセンスが詰め込まれている一冊。ゆっくり拝読させていただきたいと思います。日下先生にあつく御礼を申し上げます

『吾妻鏡』講読会

No.4579

 上記の先日行われた日本史研究会の例会は、鎌倉時代を専攻する学生にとって、本当に勉強になりました。特に川合先生が提示された「京武者社会」の概念に関して、長村君が質問するなど、いろいろな意見が交わされて、今の自分にとって多大な刺激を受けました。「京武者社会」の概念の問題は今後も検討されると思いますが、いずれにせよ都における在京武士の活動・存在に関する研究は、今後ますます重要なテーマとなっていくことを改めて実感しました。
 
ということで、2月の初め以降中断していた『吾妻鏡』講読会を明日行いたいと思います。
 
 日時:3月20日(月)15:30頃~
 場所:京都女子大学L校舎3階共同研究室
 範囲:建保元(建暦三)年六月二日・二十五日・七月十一日・二十日条)
 
※自分の不手際で、連絡が遅れてしまいました。また突然行うことで予習などの準備時間 がなかった点やレギュラーメンバーである山岡さんなどが参加できなくなるなど、御迷 惑をおかけしました。謹んでお詫びいたします。
  
 

吾妻鏡へようこそ

岩田慎平
No.4580

 山本さん、ご連絡ありがとうございます。先日の勉強会でも鎌倉幕府に関してはいろいろと議論になりましたし、『吾妻鏡』はどんどん読んでいきましょう。
 急な話ですみませんが、一緒に『吾妻鏡』を読んでくれる(というありがたい)人は、上記時間にお出でください。

『枕草子』を通読する会の御案内(再掲)

No.4581

 山本君、有り難うございました。
 当ゼミで一緒に勉強した人たちが、いろいろな学会・研究会で研究成果を報告したり、積極的に発言したりする。あるいは、執筆した論文の中で私の所論を批判するようになる-というのは、私にとって一つの目標だと思っていますが、だんだん、そういう段階が近づいてきているようで、うれしい限りです。
 さて、私も、御恵送下さった御高論の御紹介が遅くなってしまったものが一点ありました。野口華代さんからいただいた「中世前期の王家と安楽寿院-「女院領」と女院の本質-」(『ヒストリア』198)です。野口さんにあつく御礼を申し上げます。
 また、当ゼミには院政期を研究テーマにするメンバーが多いので、御上洛の機会が御座いましたら、ぜひお話しをうかがう機会を得たいものと思っておりますので、よろしくお願い申しあげます。

 ☆ ついでに、来週にせまった『枕草子』を通読する会の御案内(再掲)です。

 歴史学の視角から『枕草子』を通読する会を開催します。数回に分けて実施しますが、第一回は下記の要領にて。
 
 当ゼミメンバー(貴族社会をテーマにしている人は必須)のみならず、広く、意欲ある参加者を募ります(学生・院生歓迎)。歴史学研究者による企画ですが、国文学専攻の方々の積極的な御参加をお待ちしています。

              記
 日時:3月27日(月)13:00~17:00
 場所:醍醐交流館(地下鉄東西線醍醐駅下車1分)2F第3会議室
 講師:西山恵子氏(源氏物語ミュージアム学芸員)
     野口孝子氏(同志社女子大学非常勤講師)
 テキスト:『枕草子』刊本(発行所などは特定しません)を持参のこと
 参加費:無料

 ☆ 参加希望者は当方まで御連絡下さい。

Re: 日本史研究会3月例会。

雨野弥生
No.4599

ひさかたの 光のどけき 春の日に
静心なく 「花粉」の散るらむ

花粉症の雨野です。紀友則とはお友達になれそうな
今日このごろです(笑)。

花といえば醍醐、
醍醐といえば枕草子の会ですね。
本日は他用により参加できず、本当に残念でした・・

『枕草子』は大好きな古典なのですが、
読めば読むほど深まる謎が多く、
このたびの講読会、ぜひと大変興味を持って
おります。

次回開催の折には、是非参加したく、楽しみに
しております。

どうか、また掲示板などでも次回詳細をお知らせ
頂けましたら、大変幸いです。

『沢氏古文書』と松本清張の文学

No.4576

 本学史学科の稲本紀昭先生より、先生編の『国立公文書館蔵 沢氏古文書』(京都女子大学研究叢刊43)を拝受いたしました。
 沢氏は中世後期、伊勢国に勢力を誇った北畠氏の被官で、近世は藤堂藩士。文書は膨大な量で、個人での翻刻作業はさぞや大変だったことと思います。花押の写真のページも含めて476ページの大冊。稲本先生にあつくお礼を申し上げます。
 
 また、国文学科の加納重文先生から、御高著『香椎からプロヴァンスへ-松本清張の文学-』(新典社)を頂きました。国文学者による松本清張作品論であるとともに、先生御自身の軌跡にも触れることのできる一冊です。加納先生にあつくお礼申し上げます。

 稲本先生・加納先生ともに、この三月で定年を迎えられます。本当に寂しい限りです。

>立花さん 御返信をありがとうございました。
 なお、これからの御活躍を祈念いたすところです。
 謝恩会の写真、御送信を楽しみにしています。

>ゼミメンバー諸姉兄 元木先生から29日の軍勢催促状が届いております。くれぐれも参向の程!

>長村君・山岡さん 大根田「古書店」から研究室に沢山の本が届いております。