明日中国に戻ります

金澤正大
No.4465

成都に戻ります。
ご承知のように、本Webは中国からはアクセス不能です。
夏休みまでのお別れです。
みなさん、御研鑽のことを、成都からお祈りします。



Re: 明日中国に戻ります

No.4466

 金澤先生、ありがとうございました。
 中国での御活躍を祈念申し上げます。
 こちらからは、金澤先生のブログ↓を拝読できますので、楽しみに致しております。       http://spaces.msn.com/km45/PersonalSpace.aspx?_c=
 また、御教示を宜しくお願い申しあげます。
 

また勉強会について

No.4463

 随時のご案内でしつこいですが、すみません。ありがたいことに報告者が続々と立候補して下さっております。

 日程:3月9日(木)、3月10日(金)、3月11日(土)、3月13日(月)、3月14日(火)
 時間:各日とも13:00頃~(予定)
 内容:おもに中世前期の論文の合評
    当該論文に至るまでの研究史、当該論文の論点・挙げられている史料の検討、
    その後の研究動向、などを踏まえて各自発表

 現在、担当が決まっているのは以下の通りです。

 ・上横手雅敬「鎌倉初期の公武関係」
       「承久の乱の諸前提」(『日本中世政治史研究』塙書房、一九七〇。)
 ・橋本義彦「貴族政権の政治構造」『平安貴族』平凡社、1986年(初出1976年)。
 ・川合康「鎌倉幕府荘郷地頭制の成立とその歴史的性格」(初出1986年)
     「鎌倉幕府荘郷地頭制の展開に関する一考察」(初出1985年)
      (ともに『鎌倉幕府成立史の研究』校倉書房、2004年所収。)
 ・網野善彦「中世都市論」
      「中世都市研究の現状と課題」
 ・高橋一樹「中世荘園の立荘と王家・摂関家」『日本の時代史7』吉川弘文館、2002年。
 ・杉橋隆夫「鎌倉執権政治の成立過程 ―十三人合議制と北条時政の「執権」職就任―」(初出1981年)
      「執権・連署制の起源 ―鎌倉執権政治の成立過程・続論―」(初出1980年)
(ともに、日本古文書学会編『日本古文書学論集 第5巻 中世 1 鎌倉時代の政治関係文書』吉川弘文館、1986年に所収。)

 上横手雅敬氏・川合康氏・杉橋隆夫氏・網野善彦氏の論文は二本一セットですのでご注意下さい。
 どの日にどの論文を扱うか等については、調整してまた後日お知らせ致します(日程等についてのご希望のある方、どうぞはお早めにお知らせ下さい)。

 勉強会への参加をご希望の方は、各自で各論文の予習をお願いします。当掲示板をご覧のみなさんもどうぞ奮ってご参加下さい。
 もうしばらく報告者を募集しますので、報告をご希望の方は2/20(月)頃までにご連絡ください(泣)←意味もなく山本さんを真似てみました。

例会の方も。『紫苑』の校正も。

No.4464

 岩田君、ありがとうございます。
 なお、学習会の期間中、例会発表も企画されていますので、それについても詳細が決定しましたら、お知らせをお願いいたします。龍大院MCの坂口太郎君が南北朝期に関するテーマで発表してくださることになっています。

 『紫苑』初校ゲラをまだ取りに来ていない人は、早々の内に。
 初校校正というのは、論文発表の過程で結構重要な段階であり、細心の神経をはらうことの要求される大変な作業なのですから。内容の誤り、文意不明、誤植だらけの文章を掲載することは本人のみならず、掲載誌の評価を落とすということで他の執筆者にも迷惑をかけることになります。

 ☆ 東大史料編纂所画像解析センターの西田友広先生より、『文献と遺跡』第6号(特集・中世鎌倉研究会シンポジウム「日本史のなかの永福寺」)を御恵送いただきました。複数部ありますので、必要なメンバーはお申し出下さい。
 西田先生にあつくお礼申し上げます。

勉強会で扱う論文について

No.4467

 ご無沙汰しております。すっかり京都から足が遠のいておりますが、春の勉強会には一日だけでも参加させていただくことに致しました。
田中さんと相談した結果国文学の論文として以下の2つを扱う事にしました。
①水原一「義仲説話の形成」(『平家物語の形成』加藤中道館 1971年)
 【参考として】「巴の伝説・説話」(同書所収)

②益田勝実「飢えたる戦士」(『火山列島の思想』筑摩書房 1968年)

②に関しては先日ちくま学芸文庫から『益田勝実の仕事2』が刊行され、これに『火山列島の思想』が収録されていますので、入手しやすいと思います。

ちなみに、①を田中さんが②を門屋が担当いたします。

勉強会と、次回例会(3/9)について

No.4470

>門屋くん
 論文の提示ありがとうございます。みんなで楽しみにしていますので、刺激的なご報告をお願いします。

>例会について
 『紫苑』編集長の山岡さん経由で、坂口さんの例会報告の情報をいただきました。以下のとおりです。

 日時:3月9日(木)18:00~(予定)
 場所:京都女子大学 宗教・文化研究所共同研究室
 報告者:坂口太郎氏(龍谷大学大学院MC)
 題目:「後醍醐天皇寺社重宝蒐集考」
 【主要参考文献】
Ⅰ、全体的なもの
 ①黒田俊雄「建武政権の宗教政策」(『黒田俊雄著作集』第7巻、法蔵館、1995年。初出1975年)※特に後半部分
 ②網野善彦「異形の王権―後醍醐・文観・兼光―」(『異形の王権』、平凡社、1993年。初出1986年)

Ⅱ、具体的な論点に関わるもの
 a)文観など後醍醐に関係する密教僧の行実
  ①岡田米夫「大日本洲大宗秘府に就いて」(『神道研究』第1巻第4号、1940年)  
  ②黒田日出男「肖像画としての後醍醐天皇」(『王の身体 王の肖像』、平凡社、1993年。初出1990年)
  ③内田啓一「文観房弘真に関係する絵画二題」(『南都仏教』第78号、2000年)
  ④平雅行「青蓮院の門跡相論と鎌倉幕府」(河音能平・福田栄次郎編『中世社会と比叡山』法蔵館、2004年)

 b)内裏・宝蔵など
  ①上横手雅敬「内裏と幕府」(永積安明・上横手雅敬・桜井好朗『太平記の世界』、日本放送出版協会、1987年)
  ②松薗斉『日記の家』第2部「『日記の家』の展開」第6章「天皇家」(吉川弘文館、1997年。初出1992年)

 c)中世の密教思想
  ①阿部泰郎「宝珠と王権」(『岩波講座 東洋思想』第16巻 日本思想2、岩波書店、1989年)
  ②伊藤聡「天照大神・空海同体説を巡って」(『東洋の思想と宗教』第12号、1995年)
  ③松本郁代「中世の「礼服御覧」と袞冕十二章」の後半・「中世の真言密教界と「空海」」
   (ともに『中世王権と即位灌頂』、森話社、2005年)

※特にⅠ―①・②、Ⅱ―a)②・③、Ⅱ―b)①、Ⅱ―c)①、などを事前に読んでいただければ幸いです、とのことです。

 こちらも刺激的なお話を伺えそうですね。坂口さん、よろしくお願いします。補足や追加情報などがございましたら随時ご連絡ください。ご本人さんから直接お書き込みいただいてもけっこうですので。
 3/9(木)は、昼間に田中・門屋両氏の論文批評、夕方から坂口氏のご発表です。みなさん奮ってご参加下さい。

 3/9~3/14前後の期間は読むべきものがいっぱいですが、みんなでしっかり準備して意欲的に勉強しましょう。

もうすぐ〆切、勉強会について

No.4476

 3/9~3/14の勉強会の報告者をそろそろ締め切りますので、思案中の方は急いで立候補をお願いします。担当が決まっている方は準備と予習をお願いいたします。

>有村さん
 全く及ばずながら、お祈り申し上げます。

紫苑ISSN取得。

山岡 瞳
No.4460

 書き込みが遅くなってしまい申し訳ありません。
 先日、10月に申請したISSN(国際標準逐次刊行物番号)取得の通知がありました。以下の通りです。
 
 紫苑(SHION)ISSN:1880-5949 資料種別:冊子体 


>紫苑執筆中の皆様
 先日お知らせしましたが、紫苑4号の初稿を、野口先生の研究室前のポストに入れておきますので、取りに来てください。22日までに校正して、またポストに入れておいて下さい。不明な点がありましたら山岡までご連絡下さい。

初校ゲラが届きました。

No.4461

 本日、午後三時、『紫苑』第4号の初校ゲラが届きました。「一見すると」(いえいえ、結構内容も優れたものがあります)、どれも立派な学術論文です。尻池さんには速達で郵送。在京の方は、個別に研究室前のボックスに入れておきますから、早々の内に校正をお願いいたします。山岡さんが締切とした22日はあくまでも、ギリギリの最終です。
 全体が集まったところで再チェックをしたり、編集サイドから手直しをお願いするようになる場合もあると思いますから、出来るだけ早めに返却をお願いいたします。なお、ゼミ旅行記などは編集サイドで校正を行いますので、執筆者の校正はありません。
 明日、研究室に校正ゲラを取りに来る人で、私に御用のある方は、午後3時以降にお出で下さい。

 ◇『紫苑』第4号の構成
  論文
    草創期鎌倉幕府研究の一視点 ―奉行人を中心に―・・・・・岩田慎平(関学院DC)
  研究ノート
    伊豆北条氏の存在形態について ―時政を中心に―・・・・・立花美香(京女4回)
    大殿の発言権について ―大殿道長・師実・忠実―・・・・・尻池由佳(京女3回)
    女院と院司 ―以仁王の挙兵と八条院暲子―・・・・・山岡 瞳(同志社3回)
    中世諸国一宮制と鎌倉幕府 ―諏訪社を題材に―・・・・・山内 梓(京女3回)
  活動記録
  旅行記① 2005年2月26~28日 東京・千葉方面ゼミ旅行記・・山本陽一郎(神大院MC)
  旅行記② 2005年8月17~20日 鹿児島ゼミ旅行記・・大内彩記子(京女4回)

 ☆本日、鈴木君(教諭)から永富さん撮影のゼミ関係デジカメ写真のCDをいただきました。一昨年の公開講座や昨年の宇治歴史散歩の写真、薗田さんの例会発表なども入っていて、貴重な資料です。私の肥満の変化もよく分かりました。いつも本当にお見苦しい限りで申し訳ありません(泣)←山本君を真似ました。

二子浦・厳島神社そして高橋先生の『吉記』

No.4457

 10・11日の両日、関東に出かけておりました。10日は中世下総内湾の交通拠点「二子浦」伝承地の調査。市川歴史博物館の湯浅治久先生の御高論「中世の“二子浦”覚書-伝説・地名・空間-」(http://www.city.ichikawa.chiba.jp/net/kyouiku/rekisi/rekihaku/ronbun/yuasa/yuasa86.htm
に導かれながら、疲労で頭の痛くなるまで歩き回りました。最近たくさんのマンションが建ってしまいましたが、しかし品川などに比べると、まだまだ中世の痕跡が至る所に発見できました。「二子浦」は前々から気になっていながら、現地を歩く機会を得られませんでしたが、ようやく実現できました。さらにイメージを具体化するために今後も調査を重ねたいと考えています。
 中世前期、ここは六浦~京都から肥前小城(九州)に至る日蓮宗中山門流の教線のスタート地点というべきところでした。

 11日は佐倉の国立歴史民俗博物館で三浦正幸先生(広島大学大学院教授)の「出雲大社と厳島神社の建築の実像」という講演を拝聴しました。
 出雲大社の本殿は、かつては現在の倍の16丈(48㍍)の高さがあったと信じられているが、それは誤りで、鎌倉時代の本殿も、実際には現在と同じ8丈と考えられること。厳島神社の本殿は平清盛が陸地だったところに人工の海を掘って社殿を造営したものと想像され、島自体は神体ではなかったことなどが指摘され、神社建築に関する近代以降の学説への厳しい批判が提起されて大変おもしろい内容でした。
 とくに厳島神社については、清盛の国家構想を考えるうえで大きな示唆を与えられました。「王権」などという、とりとめのないテーマを考えるには建築や庭園の勉強が肝要であることを、またしても思い知らされました。

 ☆ 文部科学省の高橋秀樹先生から先生編『新訂吉記 本文編三』(和泉書院)を御恵送いただきました。治承・寿永内乱期の研究に大きな裨益をもたらすことは必定。史料講読のテキストにも安心して使用できます。
 高橋先生にあつく御礼を申し上げます。

 ☆ 国立国会図書館から『紫苑』のISSN(国際標準逐次刊行物番号)取得の通知がありました。山岡編集長の御尽力によるところです。山岡さん、ありがとうございました。
 番号など正式な報告は、追って山岡編集長よりなされることと思います。

 > 鹿児島の有村さん  薗田さんの言われるように、部屋探しについては、早めにアクションを起こされた方がよいと思います。 

早川厚一先生より御高論の抜刷拝受。

No.4459

 名古屋学院大学の早川厚一先生より今年度執筆された御高論を御恵送いただきました。

  「『平治物語』成立論の検証-成立と本文について-」(『軍記と語り物』41)
  「『源平闘諍録』全釈(一-巻一上①(三オ~四オ8))」(『名古屋学院大学研究年報』18)
  「合戦記事をどう読むか-『保元物語』『平家物語』の場合-」(『名古屋学院論集』(人文・自然科学編)42-1)
  「『源平盛衰記』全釈(一-巻一-1)」(『名古屋学院論集』(人文・自然科学編)42-2)※共著者:曽我良成・志立正知

 以上4本、各7部づつ頂戴いたしました。早川先生から、ゼミメンバーへの配布を依頼されております。国文専攻のメンバー優先ですが、必要な方は御連絡下さい。
 早川先生に、あつく御礼申しあげます。

 ☆ 4月に開かれる『平家物語』研究会で、研究発表をすることになりました。テーマは「伊豆北条氏の再評価」というようなものになりそうです。<同行して発表後の「後始末?」を引き受けてくれるメンバー>を募集いたします。
 ちなみに、この会における『真名本曾我物語』巻3輪読は、佐倉由泰先生(東北大学)の御担当で、ちょうど頼朝挙兵譚のあたりを扱う予定とのことです。

ほんものの「掲示板」の増設のお知らせ。

No.4447

 事務当局のご高配により、当方の研究室前に大型の掲示板が増設されました。だいぶ余裕が出来ましたので、昨年のゼミ旅行の写真なども掲示したいと考えております。
 (これだけは勘弁してくれ!という写真がございましたらお早めにお申し出下さい。)

ラボール学園「日本史講座」の御案内

No.4448

 ラボール学園(京都市勤労者学園)の春期講座「日本史」の御案内です。
 
 テ ー マ:「 史跡からみる日本史-古代・中世-」

 開 講 日 毎週月曜日の全14回 < 4月10日~ 7月24日>
 開講時間 午後6時30分~午後8時40分         受講料11,000円
  各回のテーマ
(1) 太泰広隆寺-律令制前の有力氏族(1)- 黒田達也(大阪府立工業高等専門学校教授) ( 4/10)
(2) 賀茂社-律令制前の有力氏族(2)- 黒田 ( 4/17)
(3) 平安京内裏 佐藤 泰弘(甲南大学教授) ( 4/24)
(4) 御室仁和寺 佐藤 ( 5/ 8)
(5) 宇治-摂関家の都市- 美川圭(摂南大学教授) ( 5/15)
(6) 嵯峨-王家の都市- 美川 ( 5/22)
(7) 七条町と西八条-「女の都市」の諸相- 野口実(京都女子大学教授) ( 5/29)
(8) 六波羅-武家の空間- 野口 ( 6/ 5)
(9) 千早・赤坂と尼崎-楠木・赤松氏の接点を探る- 熊谷隆之(立命館大学非常勤講師) ( 6/12)
(10)桂川用水と西岡-人と水の歴史と現在-玉城玲子(向日市文化資料館学芸員) ( 6/19)
(11)禅院都市嵯峨-応永鈞命図の世界- 野田泰三(京都光華女子大学助教授) ( 6/26)
(12)平安時代の京都の遺跡-考古学の視点から- 山本雅和((財)京都市埋蔵文化財研究所職員) ( 7/ 3)
(13)安土城と城下町-信長の夢の跡- 仁木宏(大阪市立大学助教授) ( 7/10)
(14)室町御所と京の町-洛中洛外図の世界- 野田 ( 7/24)
 
 ※ なお、この講座は美川先生がコーディネートされています。
   受講を申し込まれる方は、↓を御覧下さい。(念のため内容・日程なども御確認下さい)。
http://www.labor.or.jp/gakuen/roudo/index.html#nihonshi

Re:ラボール学園「日本史講座」の御案内

No.4449

野口先生、ご宣伝をありがとうございます。

亡くなられた戸田芳実先生が講師として、あるいは昨年逝かれた山口博史さんが熱心な受講生として、支えてこられた歴史ある講座です。こういう時代にあっては「京都労働学校」といういささかアナクロな名称も、むしろ新鮮に感じられるほどです。

私もここのところ毎年コーデイネーターのまねごとをして、野口先生のご出講をあおぎ、たいへん助けていただいております。これだけ多彩な先生方のお話を聞く機会はめったにありませんので、ぜひ受講をお勧めいたします。(5回目6回目のしょうもない話は中休みとしてさぼっていただくのにちょうどいいと思います)なお9回目からは野田泰三先生のコーデイネートによるものです。

勉強会のご案内

No.4439

 岩田です。
 三月にシンプルな勉強会をやりたいと思いますので、ご案内します。

 毎年、夏と春の長期休暇を利用して各種勉強会を開催していますが、今年の春休みは「論文講読」の勉強会を開催したいと思います。
 報告者がそれぞれの興味・問題意識に基づいた論文を指定し、参加者は事前にそれを読んで予習しておき、当日全員で議論し合う、という形式で行いたいと思います。
 論文は各自で選んで頂いても結構ですし、以下に挙げるもの(こちらは岩田の独断です)から選んで報告して頂いても結構です。できるだけ「たいそうな」論文に取り組みたいと思いますので、よろしくお願いします。
 参加者=報告者」となるのが理想ですが、参加のみでも結構ですので、みなさん奮ってご参加(ご報告)下さい。

 日程:3月9日(木)、3月10日(金)、3月11日(土)、3月13日(月)、3月14日(火)
 時間:各日とも13:00頃~(予定)
 内容:おもに中世前期の論文の合評
    当該論文に至るまでの研究史、当該論文の論点・挙げられている史料の検討、
    その後の研究動向、などを踏まえて各自発表
 講読候補論文:網野善彦「中世都市論」『日本中世都市の世界』筑摩書房、1995年(ちくま学芸文庫、2001年、初出1976年)。
            「中世都市研究の現状と課題」(出典同上、初出1994年)
        高橋一樹「中世荘園の立荘と王家・摂関家」『日本の時代史7』吉川弘文館、2002年。
        高橋昌明「伊勢平氏の成立と展開」『日本史研究』157・158号、1975年。
        杉橋隆夫「執権・連署制の起源」『立命館文学』424・425・426号、1980年。
        川合康「鎌倉幕府荘郷地頭制の成立とその歴史的性格」『鎌倉幕府成立史の研究』校倉書房、2004年(初出1986年)。
        小山靖憲「古代末期の東国と西国」『岩波講座日本歴史4古代4』岩波書店、1976年。
        石井進「鎌倉幕府論」『石井進著作集第2巻鎌倉幕府論』岩波書店、2004年(初出1962年)。

(網野善彦「中世都市論」は売り切れ→岩田が担当します)

 日程と時間の予定は以上の通りですが、報告者が極端に多い・少ない場合は、適宜調整致します。
 論文の候補は以上ですが、ご希望があれば追加しますので、まずはご連絡ください。でも追加分は希望者が報告して下さいね。

 すでに岩田からご連絡を差し上げた方もいますが、参加ご希望の方は2/20(月)頃までに岩田までご連絡ください。この掲示板に書き込んでくださっても結構です。
 当ゼミメンバーはもちろんのこと、京都近郊の学生・院生のみなさんや、京都近郊にお住まいではない学生・院生のみなさん、等々、この掲示板をご覧のみなさんのより多くのご参加を募ります。まずはご一報下さい。

勉強会のご案内 2

No.4444

 さっそく報告の立候補をいただいたので、お知らせします。

 山岡さん:橋本義彦「貴族政権の政治構造」『平安貴族』平凡社、1986年(初出1976年)。
 山本さん:川合康「鎌倉幕府荘郷地頭制の成立とその歴史的性格」(初出1986年)
         「鎌倉幕府荘郷地頭制の展開に関する一考察」(初出1985年)
      (ともに『鎌倉幕府成立史の研究』校倉書房、2004年所収。)
 岩田:網野善彦「中世都市論」
        「中世都市研究の現状と課題」

 山岡さんからは、当該論文の第二章を中心にというご注文をいただいております。
 参加ご希望の方は、以上の論文の予習をお願いします。

 ご参加・ご報告は引き続き募集中ですので、掲示板に書き込んでいただくか、岩田までご連絡ください(恐れ入りますが、以前に口頭でご案内した方も、確認のため再度岩田宛に参加希望のご連絡をお願いします)。
        

お願い→ 注文!→ 命令!!→ 強制?

No.4445

 >国文学でDCのお方  お仕事に差し障りがなければ、軍記関係でぜひとも一本。

 >長村君  「もういいでしょう?」 ぜひ何かお願いします。 

3月11日古文書学会見学会の予定

No.4446

 実は3月11日土曜日に、古文書学会見学会が予定されております。
 京都国立博物館で、「妙顕寺の文書」展を見学する予定です。
 15時に南門集合ですので、勉強会の途中になってしまいそうですが、できれば時間を調整して、ご参加いただければ幸いです。
 当日は、博物館の羽田聡先生、それに古文書学会会長の中尾尭先生も説明をされるとのことです。また、13時半より、博物館で中尾先生のご講演「古文書に見る妙顕寺の伝灯」もございます。
 なお、内容は鎌倉から織豊期にいたる古文書で、妙顕寺の僧侶関係の書状などのほか、後醍醐天皇の綸旨など、権力者の文書も展示されます。詳細については博物館のHPをご参照ください。
 正式に決まりましたら、改めてご案内いたします。
 当日の見学会、手伝ってくれる人、参加記を書いてくれる人を募集します。
 

まだまだ募集中

岩田慎平
No.4450

 元木先生、こんばんは。
 古文書学会見学会のご案内をありがとうございます。これは是非日程を調整しなければなりませんね。続報をお待ちしつつ、時間が重ならないように工夫したいと思います。

 さて、勉強会のほうですが、本日さきほど、杉橋隆夫「執権・連署制の起源」を担当していただけるとのご連絡を頂戴しました。参加者のみなさん、こちらの予習もよろしくお願い致します。

 尚、野口先生からお願い・注文・命令・強制も頂戴しましたので、ご覧のみなさんもどうぞ奮ってご参加(ご報告!)を。

Re: 勉強会のご案内

長村祥知
No.4452

野口先生からご指名いただくという光栄に浴したこともありますので、勉強会に参加させていただきます。
ただ、昨日まで色々あって燃え尽きている状態ですので、今すぐには担当する論文が決められません・・・数日後にお返事させていただきます。

>野口先生
わざわざご恵送いただきありがとうございました。

しばしお待ちを!!

No.4453

>野口先生
 「国文学でDCの人」が2人、智恵を出し合っておりますので、しばしお待ち下さいませ。
 

お久しぶりです^^

鍛冶 利雄
No.4454

しばらく長い間沈黙状態でした(笑)ご無沙汰しております。

高橋一樹「中世荘園の立荘と王家・摂関家」『日本の時代史7』吉川弘文館、2002年。
・・・の報告を請け負ってもかまわないでしょうか??

全日程参加するのは少々難しいかもしれませんが、出来る限り出席するようにします。

駆け付けました(笑)

鍛冶 利雄
No.4455

岩田師範から直々にメールがあり、駆け付けました(笑)
申し訳ないのですが、報告を辞退してもよろしいでしょうか??

専攻分野である「中世後期」の理解もあやふやなのに、「中世前期」に
手を出すのは、本末転倒だと思うのです。 あと自信ないですし…

でも実は「上から立荘」は半年ほど研究したことがありまして、時間が
あれば再度研究したいなぁと思っていたテーマだったのです。

「便補保」の研究への熱意が燃え滾っていたのでありました。。。

お騒がせして申し訳ありませんでした。

本日はどうもありがとうございました。

No.4438

佐伯です、こんばんは。
本日の例会にご参加下さったみなさま、どうもありがとうございました。
どうにもマニアックな話が多くてわかりにくかったんじゃないかと思いますが、
色々と有益なご意見をいただけて、本当に良かったです。
次はきっちり活字化して抜き刷りでみなさんに還元できるように頑張りたいと思います。

>有村さん
試問お疲れさまでした。
京都の物件は高いですけれど、東京よりはまだ安いですよ(苦笑)。
あと、京間の畳は江戸間の畳より大きいので、
同じ「6畳間」「8畳間」でも京都のほうがきっと広くてお得なはず。
(…って、鹿児島の畳は江戸間なんだろうか)
ご上洛まであと1ヶ月ってとこですかね。お待ちしております!

おつかれさまです

No.4440

 佐伯さん、お疲れさまでした。
 いつもながらの切れ味鋭い解説、大変勉強になりました。でもこちらの理解がなかなか追いつかず、せっかくのお話を伺う機会を活かせなかった気がして残念です。
 とはいえ、ありがとうございました。

 三月にまた勉強会の企画も立てましたので、よかったらこちらにもご参加下さい。

お疲れさまでした

No.4441

ご発表、お疲れさまでした。
個人的にはあれやこれや、参考にさせて頂きたいことがてんこ盛りで、
とても面白かったです。私の勉強不足で、きちんと受け取れているのか
少し心配ではありますが・・・。もう少し基礎的な知識が必要だという
ことを、改めて痛感した次第です。
何はともあれ、勉強させて頂きました。ありがとうございました。

御報告、ありがとうござ゜いました。

No.4442

 佐伯君、昨日は朝から「権門」に参上したり、「八甲田山の行軍」までされた後、お疲れにもかかわらず、優れた御報告をしていただいて感謝しています。
 また、長村君も御帰国直後にして、別の研究会で報告者のピンチヒッターを急遽担当された後に司会をおつとめいただき、ありがとうございました。
 神戸大院の樋口君にも、遠路御参加下さいましたことにお礼を申し上げます。

 御報告の内容の論文化に際して、最後の軍事動員の問題は、終章で課題と展望を示すような形にして組み入れたらよいのではないかと思います。このテーマで独立した論文を書けるまでには時間がかかるでしょうし、かと言って切り捨ててしまうのはもったいないと思いました。
 
 ☆ 昨日、東大史料編纂所の高橋慎一朗先生より、御高論「室町期の都市京都における長夫勤仕の実態」(義江彰夫編『古代中世の政治と権力』吉川弘文館)を御恵送いただきました。中世後期の京都における「長夫」の労働内容、都市への労働力の流入の一形態としての「長夫」の評価など、高橋先生ならではの独特な観点から、斬新な京都都市論が展開されています。高橋先生にあつくお礼申し上げます。

 ☆ 昨日、『紫苑』第四号の原稿を印刷屋さんに入稿いたしました。執筆者のご努力はもとよりですが、編集にあたった山岡さんの獅子奮迅の活躍には大いに感謝したいと思います。

 ☆ 伊豆調査旅行についても、幹事の山内さんが頑張ってくれています。いろいろ御助力を頂いている八井君、また、調査対象の遺跡について種々資料などを御提供下さっている伊豆国市教委の池谷初恵先生に、あつくお礼を申し上げます。

ご意見ありがとうございます。

No.4443

野口先生、貴重なご意見をどうもありがとうございます。
なんとかあの部分も活かして使えるように知恵を絞りたいと思います。

もうすぐ口頭試問。

有村芳恵
No.4436

 御無沙汰しております。鹿大の有村です。昨日で後期授業の試験が終わり、来週月曜日には卒論の口頭試問と追いコンを控えている所です。

 私事で恐縮ですが、今日は授業の関係で、昼から鹿大稲盛会館で行なわれた国際シンポジウム「地球温暖化と太平洋島嶼地域」に行きました。特にジャーナリストの神保哲生氏による報告はとても刺激的なものでした。海面上昇により国全体が沈もうとしている南洋の小さな国ツバルの現状、温暖化を過少評価したがる大国・先進国の論理。中でも衝撃的だったのが海面が15メートル上昇した際の関東平野の予想地図で、東京が全て海に沈み、千葉県は島のようになってしまうという解説に背筋が寒くなりました。地球温暖化問題は決して「対岸の火事」ではないこと、むしろ先進国に住む私たちは火をつけている側であることを今更ながら理解し、目が開かれた思いです。脳が活性化した勢いにまかせて中世前期の温暖化と土地政策に興味の触手を伸ばし、只今「新体系日本史3 土地所有史」(山川出版社)を読んでいるのですが、何分理系分野に疎いので、自然科学に関する記述にうんうんと頭をひねりながら読み進めております。この問題に関して何か他にも参考文献等ありましたらぜひ教えていただきたいです。よろしくお願いします。

 さて、話題は変わっていよいよ引越のシーズン到来!ということで京都の部屋探しを進めているのですが、やはり鹿児島に比べて京都は全体的に敷金・礼金が高い物件が多く、なかなか決めるのは難しいです。「安い所ならどこでも!」と思ってインターネットで検索したら、とんでもなく辺鄙な所ばかりに飛ばされたりもしますし(笑)。現在希望物件としては京大からできるだけ近くて安い物件に絞っています。できれば岡崎辺りがいいなあと構想(妄想?)中です。京都の部屋事情に関して、皆様のアドバイスを頂ければ幸いです。

薩摩藩京都屋敷?の選地をめぐって。

No.4437

 有村さん、お久しぶりです。
 そちらの口頭試問の日には、こちらでは四月から所属されることになっている研究室の大先輩が研究報告をされます。兄妹ともに頑張ってください。

 自然環境や気候変動とか、それにともなう飢饉の問題を日本中世史の課題として取り上げられた研究者としては、別府大学の田村憲美先生、奈良女子大学の西谷地晴美先生などがおられるように記憶いたします。

 「千葉県は島のように・・・」というので思い出しました。もう30数年も前になりますが、毎日黄色い総武線の電車に乗って江戸川の鉄橋を往復するたびに、千葉県というのは「島」だなあと考えさせられておりました。生まれ育った地元の地域史研究の実態とか教育界の状況とか・・・。大学生になって千葉から東京に通うようになってからの実感でした。さて、現在は如何なものでしょうか?
 こういう観点からすると、有村さんが京都に来られてから鹿児島をどう評価されるようになるのか、数ヶ月後が楽しみです。

 京都の不動産情報ですが、最近新居を決めた八井君、田辺から今出川にシフトするのに便利なところに新居を探している石井君。すでに同志社にも京大にも近いところにお住まいの山岡さんなどおられますから、どんどん情報をお尋ねになられたらよいと思います。
 選定にあたっては、京女に来るのに便利であることも条件に入れてください。

Re:薩摩藩京都屋敷?の選地をめぐって。

No.4451

有村さん、はじめまして。
人間・環境学研究科の辻と申します。北薩人です。

お部屋情報ですが、
岡崎だと単身者物件は少ないかもしれませんね。静かでいいところですが。
安さで言えば、京大周辺は神楽岡・銀閣(吉田山の南から東)、茶山などが安いようです。大学から遠くて交通が不便ですが一乗寺・松ヶ崎・修学院なども安いです。高野・田中はやや高めですが便利はよいです。大学より南も安いですがスーパー等は少ないようですね。
敷金礼金が嫌ならば思い切って山科区は如何でしょう?
市内より家賃も大分安いです。地下鉄東西線がありますが原付があれば理想的。
日ノ岡・御陵辺りなら無理すれば自転車でも通えないことはないですが。
野口先生ご指定の条件は満たせるのではないでしょうか。

・・・なにか業者の人みたいになってしまいましたが。
春にお会いするのを楽しみにしております。

薩摩藩京都屋敷?の選地について

No.4456

有村さん、こんにちは。
ひとあし先に上洛しております臨川のソノダです。

不動産の件、ネット等で情報収集されているのでしょうか。
余裕があれば、一度来られて市内を見られることをおすすめします。
鹿児島の紫原エリアほどではありませんが、坂道が意外と多いです。

また、京都大学付近ということで探されるなら、左京区だけでなく
もうすこしエリアを広げてもいいかと思います。

環境も大事ですが、大きい通りから一本入ってしまえば、意外と静かなものです。
烏丸通と河原町通の間のゾーンなら、京女や同志社にもアクセスしやすく、
ホームセンターやスーパーなどもありますし、おすすめです(ね、山岡さん)。
また、ピカピカに新しいものでなければ、提示額から値切ることも
できないわけではないですし(実際、値切れました)、思い切って
「○○円安かったら入るんだけど~」と吹っ掛けてもいいかと思います。

学部の入試結果が出ると、すぐに入居者が決まってしまいますので、
できれば早めに決定できるといいですね♪

文化史特論(2)レポートを読んで。

No.4435

 同志社大学文学部シラバスの文化史特論(2)には、このHPのアドレスが記されていますから、御覧になっている受講生もおられることかと思います。

 さて、ようやく皆さんの提出されたレポートを拝読(採点)させていただきました。
 筆記試験にせよレポートにせよ、それは担当者にとっても受講生からの評価をいただく機会としての意味を持つものです。ですから、答案やレポートというのは自らの勤務評定のごときもので、担当科目における、こちらの意図や目的が的確に伝わっていたり、受講生におおいに刺激を与えることが出来たと思われる文章に出くわすと、とても嬉しいものです。
  今回のレポートを拝見すると、私への評価は辛うじて及第点か? 時に講義内容について、なかなか興味深い感想が書かれていたりします。
 
 「物語や文学は事実ではない虚構が含まれていて、その判別をしていく中でその物語作品の存在意義や成立に至った社会的背景を考えていかなくてはいけないのに、作品に書いてあることがすべてのように論じられている」ケースの多いことに気がついてくれた国文学専攻のB君。

 これまで自分が鎌倉時代に興味を持てなかった理由が「典型的な男社会」のイメージにあったことを発見し、「もし竹御所が日本史の教科書に登場すれば、女性もより鎌倉時代について興味が持てるようになるのではないか」と指摘してくれた神学科のKさん。

 「正直先生の口ぶりに反感を抱いたことも無くはない」けれども、「「歴史学者の本音」が私にはとても新鮮でした」と言ってくれた文化史学専攻のDさん。

 「卒業論文を書く前にこの講義に出会えて良かった」と書いてくれた西洋中世史専攻のKさん。

 「私たちの今いるこの京都に、あふれる歴史を感じることができました。長い歴史の積み重ねの中で、この地に私はいるのだと、何故か不思議な感じがしました」。これは教育学専攻のMさん。

 そして、「野口先生の講義というのは、物事に関する先生自身の考えというものを頻繁に述べてくれるという特徴がある」と、私の講義の<問題点>をズバリと指摘してくれたのは、当ゼミのメンバーにはお馴染みのI君にほかなりません。

 同志社の皆さん、拙い講義でしたが御清聴ありがとうございました。そして、また来年度、君たちの後輩たちと教室でお目にかかるのを楽しみにしています。

山田邦和博士の博覧強記に脱帽。

No.4432

 本日、『百錬抄』講読会の席で山田ちさ子さんを通じて、その御夫君である山田邦和先生の御高論二点を拝受。
 「平安時代天皇陵研究の展望」(『日本史研究』521)
 「記号の役割」(平川南・沖森卓也・栄原永遠男・山中章編『文字と古代日本5 文字表現の獲得』吉川弘文館)
 前者は軍記物語をも含む文献史料を駆使。後者はもはや私などの関知し得ない世界を議論の対象にしています。
 考古学者の仮面をかぶりつつ、山田邦和博士の実態は如何に?・・・といったところでしょうか。
 山田先生、ありがとうございました。大いに学ばせていただきたいと思います。

 ※ 本日、『百錬抄』の会終了後、なぜか『台記』研究会でいただいた佐伯君のレジュメ原本が所在不明になっております。私がどこかに置いたのを忘れた可能性が最も高いのではありますが、机上に広げていたので、コピー類に取り紛れて間違えてお持ち帰りになった方がおられる可能性があります。参加の諸姉兄に御確認をお願いいたします。
 
 >雨野さん  本日は残念でしたが、一刻も早く御快復されますように。
 来月辺り、すなわち「晴れの弥生」に雨野弥生さんの御発表-というのを楽しみに致しております。

Re: 山田邦和博士の博覧強記に脱帽。

山田ちさ子
No.4433

百錬抄参加のみなさま、本日はありがとうございました。
雨野さん、今日は残念でしたが次回のご発表を楽しみにしています。

レジュメですが、そういえば、なぜか1部余っていました。
残りの1部は、遅れていらした尻池さんにお渡ししました。
尻池さん、岩田さん、山田の分は、わたしが取り分けたのですが、全部複写分だったと思います。

本日の講読会で春日河原の話がでたので、思い立って保元の乱地図を作りました。
平家ブログ(http://heike.cocolog-nifty.com/)にエントリーしておりますので、ご覧下さいませ。

Re: 山田邦和博士の博覧強記に脱帽。

No.4434

>野口先生
お褒めにあずかり、ありがとうございます。しかし、博覧強記なんてとんでもない。最近では、昨日のことも忘れてしまうし、頭脳の老朽化がいちじるしいのをつくづく感じます。穴があったらはいりたいように思います。
 ただ、「平安時代天皇陵研究の展望」では、崇徳天皇陵についてあつかいました。これは、一昨年(だったかな?)に、治承・寿永内乱期の讃岐の史跡・遺跡に連れて行ってもらった成果で、まさに野口先生のおかげです。ありがとうございました。
 また「記号の役割」についてですが、おそらく、「文字の役割」とか史料論ということに関しては文献史学の先生方の方が緻密に考えられていると思います。そう思うと、私がこんなことを書くのは身がすくむ思いです。どうか御批判御叱正くださいませ。

 さらに、「仁和寺本『系図』収録『平安京図』に見える篝屋の設置地点について」(『仁和寺研究』第5輯所収)の抜刷を頂戴し、ありがとうございました。新史料から見た平安京論、すばらしいと思います。勉強させていただきます。