元木先生、自著を語る。

No.2770

 『ミネルヴァ日本評伝選通信』8(2004.11.1)に、「殺生放逸 朝家の守護 元木泰雄氏『源満仲・頼光』を語る」が掲載されています。元木先生ファンは必読でしょう。本屋さんで貰えると思います(山岡さんにお願いする?)。
 なお、この号にはミネルヴァ日本評伝選読書感想文コンクール選考結果も掲載されています。元木先生の『源満仲・頼光』の感想文が一等賞と佳作に2点入っていて、計3点は最多です。読者数もインパクトもそれだけおおきかったのだと思います。

 ☆ 本書、増刷される由、流石です。

足利尊氏建立の後醍醐天皇の霊廟遺構

No.2765

 京都市右京区嵯峨の天龍寺旧境内で足利尊氏が建立した後醍醐天皇の霊廟「霊庇廟」と見られる遺構が確認されたという報道に接しました。現地説明会は明7日、午前10時より。
 詳細は↓を御覧下さい。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004110500246&genre=M2&area=K1H

Re: 足利尊氏建立の後醍醐天皇の霊廟遺構

No.2768

野口先生
京都新聞には触れていないようなのですが、朝日新聞の朝刊には、後嵯峨上皇がつくった亀山殿の桟敷殿跡らしき遺構が発見されたともありまして、西山良平先生のコメントが載っています。てっきり前の嵐亭脇と思いこんでいたのですが、違うのですね。明日は推薦入試で行けないので、明後日行く予定です。後醍醐霊廟=亀山殿桟敷殿なんでしょうかね。だいたい桟敷殿というのをよく知りません。明日現地説明会に行かれた方、情報をください。
しかし、京都の発掘は風雲急を告げている感じで、なかなか追いつけません。もう一度、来週宇治にも行く予定です。前の部分の南側が気になるのです。

亀山殿の桟敷殿跡に霊廟造営ですね。

No.2769

 美川先生、御無沙汰しております。今回の遺構は、先生が嵐亭の隣接地の現場に出かけられたときに、先に行かれた現場から検出されたもののようです。
 小生、このところ出不精になり、明後日の史跡見学会のように連れて行ってもらわないと、なかなか出かけなくなりました。今回も時代が関心よりもすこし後なのと遠方なことから、明日は机上の仕事に専念するつもりです。美川先生同様、行かれた方の情報提供を期待いたします。

Re: 足利尊氏建立の後醍醐天皇の霊廟遺構

No.2773

大阪在住の大村と申します。野口・美川両先生、ご無沙汰しております。本日の説明会に行って参りました。
亀山殿桟敷殿は文献からの比定で、鎌倉後期の整地層と若干の遺物が出土したのみです。なお遺物に小ぶりの瓦があることから檜皮葺き建物が存在していたとされます。なお柱穴はありません。
霊庇廟は「山城国臨川寺領大井郷界畔絵図」からの比定で、柵列と柱穴一つが出土したことから、絵図に描かれている柵列と鳥居の一部ではないかと推測されています。
なお記者発表で後醍醐を祀るとしたのは誤りで訂正して欲しいとの説明が当日ありました。
説明会資料は京都市埋蔵文化財研究所で公開されると思います。

Re: 足利尊氏建立の後醍醐天皇の霊廟遺構

美川圭
No.2775

大村先生、ご無沙汰しております。玉稿の亀山殿について、参考にさせていただいており、ありがとうございます。
今回も情報をありがとうございます。
ということは、後醍醐を祀っているかどうかは、不明ということですね。とにかく、明日行ってみます。

都市的空間としての中世嵯峨の評価。

No.2776

 大村先生、書き込みをしてくださり、ありがとうございました。現説に行く人がいたので、先生の御高論「中世嵯峨の都市的発展と大堰川交通」(『都市文化研究』3号、2004年)を事前学習用に紹介したところでした。
 現説で後醍醐を祀るとしたのは誤りで訂正をされたというのは、なにか意味深ですね。「祀る」ということの評価(意味)の問題でしょうか?この辺りについて、もうすこし知りたいと思いました。
 なお、本日の現説に行く人に参考資料として渡したのは、上記の大村先生の御高論と、もう一つは、山田邦和先生が本年度の前近代日本都市論研究会で報告された「中世都市嵯峨の展開」のレジュメです。「巨大都市複合体」としての中世京都を構成する最重要の衛星都市として嵯峨(天龍寺門前、上嵯峨・下嵯峨)を評価されたものです(これは復元地図がスゴイ)。
 交通機能に着目された大村先生の御研究と、嵯峨を後嵯峨・亀山皇統の院政王権都市として評価された山田先生の御研究は、中世都市(都市的空間)嵯峨に対する今後の研究のベースをなす車の両輪になるものと思います。
 >永富さん  大村先生の御高論は角倉了以の保津川開削の話で締めくくられています。

 >みなさま  当ゼミ機関誌『紫苑』第1号(2003年)には、永富絵里子「角倉了以について」が掲載されています。

 >大村先生  これからも、どうぞ宜しくお願い申しあげます。京女へも、ぜひお出かけ下さい。

 >美川先生  明日の調査レポート期待いたしております。

亀山殿と中世都市嵯峨

No.2778

野口、大村、美川各先生、こんばんは。
今日は日本考古学協会の大会で広島に行って呑んだくれていたので、天龍寺・亀山殿の現説に行けず、残念。

>大村先生  埋文研が「霊庇廟が後醍醐を祀る」と言っていたのを撤回したのですか。やっぱりね~。おかしいと思っていたよ~。霊庇廟は天龍寺の鎮守八幡宮ですから

>美川先生  亀山殿の桟敷殿は、『増鏡』に「河に臨みてさじき殿造らる」、『五代帝王物語』に「大井河嵐の山に向て桟敷を造て」とあるものです。後嵯峨法皇は嵐山に吉野の桜をいっぱい移植してきたということですので、桟敷殿から大堰川を隔てて嵐山の桜を見るのは、それは綺麗だったでしょうね。

>野口先生  中世都市嵯峨の研究は、いくつかに分けて公表するつもりです。第一弾は、「院政王権都市嵯峨の成立と展開」(吉井敏幸・百瀬正恒編『中世の都市と寺院』所収予定、東京、高志書院、2005年3月刊行予定)で、ここでは亀山殿時代の都市嵯峨の復元とその意義を論じました。室町期の嵯峨については稿を改めるつもりです。乞ご期待?

Re: 足利尊氏建立の後醍醐天皇の霊廟遺構

No.2781

山田先生、おはようございます。
さっそく的確なコメントをありがとうございます。
「桟敷殿」と「霊庇廟」についての根拠となる史料を調べようと思っていたところなので、こう書いていただいて、ほんとうに助かりました。おかげで、後醍醐云々、などの問題の疑問も氷解しました。山田先生の玉稿を首を長くして待ちたいと思います。これで、私も鎌倉後期の仕事にも復帰できそうです。
これから、現地に行ってきます。

Re: 足利尊氏建立の後醍醐天皇の霊廟遺構

No.2783

野口先生
過分な紹介をしていただいてありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

山田先生
当方の説明不足を補っていただきありがとうございます。霊庇廟について先生のような意見があり、撤回されたようです。

Re: 足利尊氏建立の霊庇廟遺構

No.2784

今朝、現地へ行ってきました。
詳しくは、京都市埋文のHPを御覧ください。
http://www.kyoto-arc.or.jp/

印象では、霊庇廟の遺跡であることは、ほぼ確実です。
ただ、亀山殿の遺構ではあると思いますが、桟敷殿であるかどうかは、わかりません。大堰川を隔てて嵐山の桜がきれいなのは、あの場所に限定できないですから。何か、桟敷殿である根拠があるのであれば、ご教示をお願いいたします。私には、今のところ、よくわかっていません。

花園大学文学部山田研究室の御紹介。

No.2757

 花園大学文学部山田研究室、さもなくば山田先生の考古学研究室が、本日、フジテレビ系列(関西では関西テレビ)午後9:00~放送の金曜エンタテイメント「山村美紗サスペンス・新祇園芸妓シリーズ②・京都百人一首殺人事件・・・」に登場いたします。(は・謎の大学!)教授山田邦和先生ファンは必見でしょう。
 ただし、山田先生御自身は出演されませんので、念のため。

宣伝ありがとうございます

No.2759

野口先生 宣伝ありがとうございます!
ダンナさんと一緒に見終わりました。
京都が舞台なドラマ、撮影地はどこだとか、絵巻をそんな風に扱っちゃいけない、現場にハイヒールで入るなとか、助教授昇進のお祝いに祇園の料亭に連れて行ってもらえるなんていいな~とか、ツッコミがうるさいのなんの。

これだけでは申し訳ないので、情報を・・・
午後、今日から始まった京都市歴史資料館の企画展に行ってきました。
「京のかたちIII 中世の明暗」~平成17年2月27日。
中世の文書がたくさん展示されていますよ~。
神護寺の政子の自筆書状の影写本がありました。
政子の自筆書状のお話を聞いたところだったので、びっくり。
個人的には大塚コレクションの中古京師内外地図が見ることができたのがうれしかったです。
なぜなら見学マップ作りで、コピーした中古京師内外地図を毎日見ていましたから。

考古学と国文学の学際的交流の可能性。

No.2760

 まずは視聴後の「感想」です。 
 「京洛大学」、なかなか良いネーミングだと思いました。学長は決まりですね。きっと山田先生は、「京洛」というからには、平安京左京の域内に立地していなければいけない、などと仰っているのではないかと思って見ていました。
 山田先生の仰せのとおり、学科の宴会で芸妓さんを沢山呼べるほど高給を取れる大学って、モデルになるようなところはあるのでしょうか?文学部長(映画「釣りバカ日誌」では鈴木建設社長の運転手さん)も、とてつもない大邸宅にお住まいでしたね。
 しかし、考古学者がみんな絵巻や和歌まで研究?しているなんて大学は、やはり相当のフィクションの産物で、たしかに私にも気持ちが悪かったです。でも、現状を考えると学際交流の理想の姿かも知れないなどとも思えてきます。あれは作者の皮肉でしょうか?
 山田先生の御指摘を待つまでもなく、発掘調査の現場にハイヒールで立ち入るのは、埋蔵文化財の破壊以外の何ものでもありません。あの現場は、本物なのでしょうか?俳優が遺構をつっついたりしていましたが。
 殺された助教授の遺影が飾られていたのは、山田先生のお机なのだそうですが、これは厄除けになったことと思います。
  
 ※ 来年は、この調子で大河ドラマを欠かさず見てやろうかと思いましたが、きっと疲れることでしょうね。

 ☆京都市歴史資料館の企画展示 これは必見です!  

京都市歴史資料館企画展示

No.2761

 歴史資料館の企画展示は私からお知らせするべき所なのに、すみません~~。
 ちさこさんからのお知らせ通り、今日から京都市歴史資料館の企画展示「京のかたちIII 中世の明暗」が始まりました。私と佐伯さんは一足早く、昨日の夕方に資料館の担当の方からの解説を聞きましたが、「Ⅰ義経と京都」から「Ⅷ秀吉の京都」まで、ざっと400年くらいをワンフロアに展示してあり、展示数は少ないながらも見応えのある内容になっています。こちらのURLから出品目録を見ることが出来ますので、ご利用下さい→ http://www.city.kyoto.jp/somu/rekishi/exhibitions/mokuroku20041105.html
 この出品目録の中にある「燈心文庫」は、今私が携わっている故林家辰三郎氏の蔵書ですが、「東大寺僧厳祐紛失状」や「足利尊氏袖判御教書案」「千利休書状」が含まれていることにはビックリでした。
 また、中に出ている「平家琵琶」(銘「千鳥」)は2年前に京都文化博物館で開催された「都の音色展」等にも出品されたものですが、京都市指定文化財になる名品です。奥村家という当道の家に伝わる琵琶ですので、これも是非ご覧いただきたいです。仕事も来週水曜日で終わりますので、来週木曜日以降に見学に行かれる方は、声をかけて頂いたら出来る範囲で解説いたします。担当の方から聞いたお話もありますので、遠慮無くどうぞ☆

Re: 花園大学文学部山田研究室の御紹介。

No.2762

テレビに出ていたあの現場は本物です。おそらく、京都郊外の某市でしょうが、「協力」のところに名前がでていなかったので、もしかしてロケ現場に貸したことは内緒なのか?と勘ぐったりします。

なお、私の研究室が写ったのは、中盤の、暗い感じの講師が牧瀬理穂ちゃんに追求されるシーンです。講師が整理していた埴輪は、京都市伏見区黄金塚2号墳から出土した本物です。
最初の方で、殺された助教授が遺物を並べていた考古学の展示室は、某市埋蔵文化財センターだと思います。

しかし、野口先生の言われるとおり、考古学研究室の教員全員がカルタオタクでしかも古美術マニアだなんて、そんな大学、あるんだろうか??? それに、カルタクイーンの次期助教授(助教授にしては若すぎ?)の講義は、スライドに源氏物語絵巻が映っていたからどうみても考古学じゃなさそうだし・・・(「京都学概論」だったりして・・〈笑〉)

Re: 花園大学文学部山田研究室の御紹介。

京樂真帆子
No.2764

野口さん、山田さん、みなさん、こんにちは
 山田さんのご推察の通り、あの現場は私の通勤路の横にあった現場です。発掘調査終了後にお貸し(?)したそうですよ。今は、マンションになりつつあります。

嵯峨の発掘調査。

No.2766

 京樂先生、お久しぶりです。情報、ありがとうございました。役者が揃った観ありです。
 ところで、NO.2765の現場は、先般、御一緒したさいに見学した場所の南方にある(美川先生が間違えて行かれたという)別の調査地点のことのようですね。
 後醍醐天皇の怨霊を封じ込めるための施設ということで、大きな関心を呼ぶことと思いますが、小生には、(美川先生も同じ御感想を述べておられましたが)あの嵐亭北の調査現場で見た、12世紀末に比定してもよいという、大堰川に直交する形で南北方向にのびる大きな堀の方が気になります。

Re: 花園大学文学部山田研究室の御紹介。

No.2779

京洛大学次期学長(?)の京樂先生、こんばんは。

あの現場はご近所でしたか。登場した講師が現場で図面をとっていた(いや、違う。図面をとっていたのではなく、単に遺物をつついていた)須恵器は、確かに8世紀末葉のものでした。

ちなみに、番組中で、殺された助教授の遺影(バックは某古代都城跡の航空写真)が飾ってあった机は、まさに私の机です。

例会について。

No.2755

 ↓下の山本さんの書き込みにもありますように、次回の例会は卒論・修論合同報告会です。
 時間、場所はいつもの通りですが、念のため・・・。
 
 日時:11月10日(水) 18:00~
 場所:京都女子大学L校舎3F共同研究室

 また、11月24日(水)の例会の報告者は京大の佐伯智広さんです。タイトルは「一条能保と鎌倉初期公武関係」です。
こちらも奮ってご参加ください。
   
   

よろしくお願いします。

No.2763

というわけで、報告をさせていただくことになりました佐伯です。
どうもありがとうございます。よろしくお願いします。

内容は先週大阪歴史学会の中世史部会で報告したものと同内容です。
ぜひ野口先生やゼミの皆様にも聞いていただきたいと思い、再度報告させていただくことにしました。

一応参考文献ということで、
上横手雅敬氏「六波羅探題の成立」「建久元年の歴史的意義」(同『鎌倉時代政治史研究』、吉川弘文館、一九九一年)
木村英一氏「六波羅探題の成立と公家政権―「洛中警固」を通して」(『ヒストリア』178、二〇〇二年)
とはいえ、参考文献を読んで今回直接参考になるかというとそうでもないです。
どちらかというと、おすすめ論文という感じでしょうか。

>岩田さん
先週も出ていただいたのに、同じ話で申し訳ないです。
一応、ちゃんとバージョンアップしていきますので。

一条能保について。

No.2767

 蛇足ながら、佐伯君の発表タイトルに見える一条能保に関する論文を紹介しておきます。
 中居千晶「一条能保と源頼朝・妹をめぐる人々」(『国史談話会雑誌』36、1995)
 江平望「一条能保の前半生」(『島津忠久とその周辺』高城書房出版、1996)
 塩原浩「頼宗公孫一条家の消長」(中野栄夫編『日本中世の政治と社会』吉川弘文館、2003)
 なお、一条能保室は一般に頼朝の妹とされていますが、これを姉とする説が小生の恩師・貫達人先生から提示されており、私もその方が諸事整合すると考えています。

追加ありがとうございます。

No.2771

野口先生、わざわざ参考文献を追加していただいてありがとうございます。
ちょっと手に入りにくい論文が多いので、10日の例会の時にコピーを持参しますね。
(たぶん行けるはず…)

楽しみにしています

薗田美和
No.2772

佐伯さん
歴研での報告を聞き逃してしまいましたので、とても楽しみです!

山岡さん
10日の例会は直前まで研究会があるので遅れるかもしれませんが、参加させて下さいね(^_-)

Re: 例会について。

No.2774

>薗田さん
 お久しぶりです。了解しました。お待ちしております。

Re: 例会について。

平田樹理
No.2777

山岡さん>来週水曜は、午後から大学の仕事が入ってしまいましたので、遅れるとお伝えしましたが、時間的に厳しくなるかもしれません。なんとか駆け付けたいと思いますが。ちなみに、山本さんはコメンテーター役を仰せつかっていますので、先に送り出します(笑)。

Re: 例会について。

岩田慎平
No.2780

山岡さん>11/10も11/24もいつもながら遅刻してしまうと思いますが、出来るだけ早く馳せ参じます。

佐伯さん>何度でも楽しみにお待ちしております。梅田でご高論を拝聴しました際も、「これは例会に参加するみなさんにも聴かせたい」と思っていましたので、実現しましてなによりです。

Re: 例会について。

No.2782

>岩田さん、平田さん
        了解しました。

Re: 例会について。

No.2786

>野口先生
司会、承りました。

>佐伯さん
よろしくお願い致します。

一条能保室に関する貫達人先生の論文。

No.2789

 上に紹介した貫先生の論文は
  「一条能保室は源頼朝の妹か」(『鎌倉』14号)
  「再び一条能保室は源頼朝の妹か」(『鎌倉』84号、1998年)
です。小生は貫先生の不肖の弟子ゆえ、後者のみしか読んでおりません。どなたか、前者のコピーを入手できるならば、よろしくお願い致します。

例会(10日)と見学会(8日)のお知らせ

No.2753

①11月10日の例会のお知らせ
 来週の水曜日は、いつもの例会とは異なり、今年卒論や修論を控えている四回生や院生の人達の合同報告会として行いたいと思います。これから卒論や修論を書かれる方など、多数の御参加をお待ちしております。
 主な参考文献は
 大村拓生「中世前期の行幸」
 (『年報中世史研究』19・1999年)
 野田有紀子「平安貴族社会の行列-慶賀行列を中心に-」  (『日本史研究』447、1999年)
 上杉和彦「鎌倉幕府の座次に関する覚書」
 (『日本歴史』648、2002年)
 当日はコメンテーターという重職を長村君と仰せつかりました。お役に立てるかどうか分かりませんが、よろしくお願い致します。

②11月8日の見学会のお知らせ
 日時      11月8日(月)
 集合場所 烏丸七条の交差点の南東にあるローソン前
 集合時間 朝10時
 コース     ①諏訪神社
           ↓
         ②六条若宮八幡宮
           ↓
         ③六条堀川源氏館跡
           ↓
         ④西八条殿跡(梅小路公園で昼食)
           ↓
         ⑤六孫王神社
           ↓
         ⑥大通寺さん
           ↓
         ⑦懇親会(簡単なもの)
 以上が、見学会の日程です。参加予定者が、いつもの『吾妻鏡』講読会のメンバーだけでなくなったので、簡単な懇親会も行いたいと思います。また随時見学会の参加者は募集しておりますので、山本まで御連絡よろしくお願いします。
>高重先生、
 自分から送信させていただいたメールはとどいたでしょ   うか?この掲示板を御覧でしたら、返信の方よろしくお願い 致します。

Re: 例会(10日)と見学会(8日)のお知らせ

長村祥知
No.2756

ごぶさたしております。
山本さん、幹事お疲れ様です。8日はよろしくお願いいたします。
10日は京大のほうで研究会がありますので、少々遅れるかもしれません。コメンテーターというには頼りないですがよろしくお願いいたします。

楽しみな、例会と見学会。

No.2758

 >山本君  見学会につき、案内の資料も作成してくれているとのことで、ありがとうございます。諸事、よろしくお願いいたします。天気が良ければ幸いですね。

 10日の例会には、卒論や修論で悪戦苦闘中の皆さんや、これから卒論に取り組まなければならない3回生以下の学部生の皆さんも、どしどし御参加下さい。きっと良い刺激を得られることと思います。報告内容は↑の参考文献で察しがつくことと思います。

 24日の例会は、京大院DCの佐伯君の御報告です(>佐伯君  ありがとうございます)。
 こちらには、鎌倉時代政治史を専攻、あるいはジャンルを問わず、この時代に関心をお持ちの畿内在住院生の皆様の積極的な御参集を期待いたしております。
 学部生にとっても最新の高度な研究成果に触れるまたとないチャンスだと思います。
 >長村君  兄貴分の発表の司会は弟分の仕事ですから、どうぞよろしく。 

野口先生へ

島田起理子
No.2744

昨日はメール有難うございました。
あれが嫌いな人はいないですよね。喜んで頂けて良かったです。
期限が終わってしまっているのは重々承知なのですが、歴史散歩の会に興味を持ちました。私など興味ばかりで知識もなく皆様にお会いしましても足元にも及ばないでしょうが、一度お会いしてみたいと感じております。まだ間に合いますでしょうか?
尚、我が家にはまだパソコンがなく今は、学校でこれを書いています。なるべくこちらを確認するようにはしておりますがお手数ですが、携帯電話のアドレスに返信頂ければ幸いです。

Re: 野口先生へ

No.2745

 島田さんは、国文学専攻で、目下2回生ですが、これから『平家物語』などに取り組みたいとのことです。とくに国文学専攻の先輩である田中さん・門屋君・末松さん、御指導方よろしくお願いいたします。
 
 島田さんから頂いた「あれ」とは何か?というお問い合わせが殺到しておりますので、まずはそのお答えですが、それは名古屋名物「坂角の海老せんべい」です。拙宅のソファーで猫を膝の上に載せながら、賞味させていただきましたが、半分は猫に食べられてしまいました。蒲鉾は仙台直送の笹蒲鉾しか食べないというグルメ猫ちゃんもこれは大好物のようです。
 
 >島田さん  歴史散歩の会、どうぞ御参加下さい。それから、パソコンはこれから勉強を進める上でも必需品だと思います。小生も使用・所持について、しばらく無駄な抵抗をしておりました。これは技術的にもそうですが、そのうえに社会的・倫理的に規範が確立していないので扱いが難しく、ちょっとしたことで思わぬトラブルを招きがちです。つまらぬことで、実に神経質になってしまうケースもままあります。しかし、便利なものはリスクが高いので、その都度解決していくしかないと諦めています。これからは、自分のものを持っていないといろいろ支障があろうかと思いますので、早目にお持ちになって下さい。

 ところで、その歴史散歩の参考文献をあげるように、山本君から御依頼がありましたので、先に述べたものの他に、以下の文献を紹介いたします。
 まず、見学先全体に触れていて、一般向けのもの。
 ① 朧谷寿「源氏平氏と平安京」(森浩一編『平安京の不思議』PHP研究所、1994年) 
 ※ ただし、内容について、小生には若干の異論があります。なお、本論所収の本には山田邦和先生も一つの章を執筆されておられます。
 ② 源氏の六条八幡宮については、海老名尚・福田豊彦「[資料紹介]『田中穣氏旧蔵典籍古文書』「六条八幡宮造営注文について」」(『国立歴史民俗博物館研究報告』45、1992年)
 次に平家の西八条邸については、
 ③ 高橋昌明「平氏の館について」(『神戸大学史学年報』13、1998年)
 そして、本覚尼(源実朝後家)および大通寺(遍照心院)については、
 ④ 小野寺八千枝『槐門遺芳』(1937年)
 ⑤ 藤田邦子「大通寺文書に関する考察」(『日本社会史研究』52)
があります。ただし、④⑤については、発行所や発行年がわからないことからも察せられるように、小生は未見です。もし入手できた方は、是非、見せてください。⑤は東京学芸大学関係の雑誌のようです。ひょっとすると、別の大通寺のことかもしれません(?)。
 さらに、実朝室については、井上渉子さんのHP「桔梗ケ谷」に豊富な情報が丁寧に紹介されています。
 なお、遍照心院や西八条などについて、小生が講義用に作成したプリントがありますので、必要な人は研究室においで下さい。

 ☆ もう一件の連絡。4日(木)13:00過ぎに前川佳代さんが研究室にお出でになります。卒論でお世話になる服部さんはもとより、ほかに面会希望の方はどうぞお出で下さい。

猫の手も借りたい

尻池由佳
No.2741

 ここ数日、サークル関係で忙しい日々を過ごしておりますので、明日の『吾妻鏡』の講読会は申し訳ありませんが、欠席させていただきます。
 この土日、建仁寺塔頭正傅永源院にて、ガイド&警備をおよばずながらさせていただいておりました。茶道に関する寺宝が多数展示されていますので、お茶に興味をお持ちの方は是非お出かけください。狩野山楽(山雪の説が強い)筆の蓮鷺図という見事な襖絵も見ることができます。御住職が大変親切な方でして、いらっしゃる時には、私たちでは案内しきれない有意義なお話を聞かせていただくことができます。また、如庵の研究をされている先生はじめ、拝観に来て下った多くの有識者の方からたくさんのお話をきかせていただくことができて、私にとって良い経験となりました。拝観は11月8日までです。私もう一日、11月5日にガイドに入らせていただきます。皆様、是非お出かけくださいね。

読書の秋♪

薗田美和
No.2735

皆さまお久しぶりです。先日は報告の機会をありがとうございました。
長村君や滑川さんにご教示いただいた論文から、次々と修士論文のアイディアがわいてきました。
進捗は遅々としたものですが、修士課程の足跡としてしっかりとしたものを残したいものです。
同じく卒業論文に取り組んでいる方も、頑張りましょうね!

さて、もうお聞き及びのかたもいらっしゃるかと思いますが、明日から百万遍で古書市が開催されます。

10月30日(土)~11月3日(水)
「秋の古本まつり」(於・百万遍 知恩寺/京都古書研究会主催)
近世の古文書類が段ボール箱にどっさり(こんな扱いで良いのかしら!?というぐらい)…など、面白いものも見られますよ。

本と人と

No.2737

 薗田さんのご紹介の旨に任せ、百万遍の古本まつりに行ってきました。雨のなか、日本古典文学大系の『平家物語 上下』『日本霊異記』と、三年ほど前に大阪市立美術館他で開催された『聖徳太子展』の図録を、合計5000円で買い求めてきました。要点的な買い物に満足です。

 さらに、古本まつりそのものを当掲示板で教えてくださった薗田さんご本人にも会場でお会いすることができました。なんという奇遇。薗田さん、お足元の悪い中(ほんとに悪かったですよね)お会いできて光栄です。

 見学会にご参加のみなさんも、雨天のなか無事に行程を終えられたでしょうか。幹事の長村くんは特におつかれさまでした。

ほんと奇遇ですね~

薗田美和
No.2739

昨日の古本まつりにて岩田さんと遭遇しました。あんまり驚いてぬかるみに足をとられそうになりました。悪天候の中お探しのものが見つかったとのこと、よかったですね!こちらこそ、お会いできて嬉しかったです。

私は岩波書店の思想大系22(中世法)を探していたのですが、雨のため大半の本に青いビニールシートがかけられており、隅々まで探すことはあい適いませんでした。それにしても探し方が悪いのか、ここ数回は商品が固定化されている気がしています。

長村君、雨のなか幹事ご苦労様でした。また見学会のようすなど教えて下さいね!

平安時代史事典

佐伯智広
No.2748

↑が、七万五千円で売ってるのを見つけました。
あたまでは「買わなきゃ」って思ったんですが、
「でもお金ないじゃん」というもう一つの声が聞こえて
結局買わずに撤退しました。根性なしです…
けど、まだ迷ってるんですよね~どうしよう。
どなたか豪気な方は今すぐ古本市へ!

会場では薗田さんにお会いしました。
薗田さん、良い本見つかりましたか?

再び古本

No.2749

薗田さんではなく岩田ですが、本日もまた古本市に行ってきました。佐伯さん、薗田さん、本日もお疲れさまでした。お天気も良かったですし、気分良く本探しができたでしょうか。

今日は、石母田正『平家物語』(岩波新書)、「STARWARS Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ(30年ほど前の上映時のもの)」のパンフレットなどを買い求めてきました。パンフレットは山本さんと山岡さんにも後日ご披露致します。

『平安時代史事典』購入いたしました。

No.2750

 佐伯君の心境、よく分かります。小生も院生時代のことを思い出すと、「あのとき買っておけば・・・」、「あんなに無理をして買ったのに・・・」と、その後の評価は両極に分かれますから。
 しかし、『平安時代史事典』の市場価格は12万~20万円ですから、この7万5千円は確かにべらぼうに安い。
 「ゼミメンバーの○○さんも△△さんも××さんも研究室設置を希望していたし、この際・・・」、と思っていたところに、百万遍の古本市会場から山岡さんのメールが入りました。 山岡さんの言うことは大体いつも正しくて、駄目出しは後悔を招くと判断した小生は、思い切って、即、購入を決定いたしました。
 遅くとも来週中には研究室に配架出来ることと思います。
 ゼミメンバーの皆さん。史料購読会の予習やそれぞれの学習に大いに活用してください。この事典の編集に携わった一人として、それが一番の喜びですから。
 後で聞いたら、山岡さんは上記の佐伯君の書き込みを知らなかったとのことです。本というのは、さすがに欲しい人には目につくものなのですね。

 という次第で、佐伯君、ご免なさい。京女の研究室に来るたびに、「あの時決断していれば、あれは俺の机上に置かれていたものを・・・」と悔しがる(?)のも一興ではありますまいか。人生によくある話です。

今日は良い天気でしたね

薗田美和
No.2751

私も青いビニールシートの中が気になって、小一時間ほど行ってきました(^^;)例の岩波思想大系は「日本の古本屋」で安く手に入れたので、今日は気楽にぶらっと。
机上に年表が欲しいなと思っていたので、これまた岩波書店の「日本史年表」を購入しました(箱がつぶれ気味だったため、300円)。

佐伯さん>すごくよいお買い物されてましたね。一体どこにあったんでしょう?さすが目の付け所が違います。
岩田さん>うずたかく積まれたパンフレットからお目当てのものを見つけられるコツって何でしょう?

「平安時代史事典」は府大の研究室でも垂涎の的です。必要なときはいつも総合資料館に走っています。
それにしても「国鉄職員作業服」や満州の看板(これはオークションで10万円でした)を買う人は一体どんなお仕事をしているんでしょう…?古書肆さんも「誰が買うんでしょうねー」と言ってましたが。

Re: 読書の秋♪

No.2752

私も今日、ふらりと古本市に行って参りました。
平安時代史事典が古本屋さんに並んでいるのを目の当たりにした私は、早速野口先生にメールしてしまいました。

戦利品は『演習古文書選 古代・中世編』です。古文書の勉強を始めたいと思います!!(書きたくなる衝動を抑えつつ)

>岩田さん
 パンフレットのお披露目楽しみにしております♪

良かったです。

佐伯智広
No.2754

平安時代史事典、落ち着くべきところに落ち着いて良かったです。
ゼミのみなさん、バリバリ活用して下さいね。
他にも、「軍資金さえあればな~」という本がいくつかありました。『地下家伝 』とか。
ちなみに「とても良い買い物」とは、『石清水八幡宮史 史料編一』です。三千七百円也。

> 山岡さん
それの「荘園編」を一足先に買ったのは私です。お買い得でしたよね。
僕の場合、「まだ持ってなかったのか」と言われそうですが(苦笑)。

30日の見学会

No.2734

参加される方にはメール・FAXでお知らせいたしましたが、
万一を考えて書き込ませていただきます。

○集合 9時45分
    新大阪駅3Fの「千成びょうたん」前
 その後、1Fの駐車場(コンコースの向かい側(南側)に向かいます。  新大阪駅の構内図のURLはこちらをご参照ください。
 http://www.jr-odekake.net/eki/premises.php?id=0610155
○予算 有職者1万6000円 ・ 学生院生相当1万4000円
 バス・拝観料・懇親会等の代金として、朝、集合した時に集めさせていただきます。不足の場合は懇親会の場で集めたいと思いますので、よろしくご予定ください。
○昼食は各自でご用意ください。車中で食べる予定です。
○懇親会は梅田の焼肉味楽です。予約は元木先生のお名前です。電話は、6312-2541です。
○何かございましたら、長村の携帯電話までご連絡ください。

なお、今回は幹事多忙によりパンフを作ることは致しません。ご理解ください。
当日もよろしくお願い致します。

>高重先生、FAX届きましたでしょうか?


>参加される修士課程の皆様
大変申し訳ありませんが、もし当日に雑務があれば分担・ご協力をお願い申し上げます。おそらくお金の計算・管理だけで、責任ほどに大した負担ではないのですが、一人でやっているとむなしくなってきますので・・・

>末松さん
遅くなりましたが、大変勉強になりました。近世の日蓮宗ですと不受不施派のことを少々知っているだけでしたので、稲荷や略縁起ともかかわりがあったことをご教示いただき、興味深かったです。

Re: 30日の見学会

No.2738

参加の皆様、おつかれさまでした。無事お帰りでしょうか。
雨天ではあれ、幸いなことに見学そのものには支障をきたすことなく、喜んでおります。

見学の経路設定等、またしても元木先生のお力をおかりしました。また、バスの予約には八井さんのお世話になりました。
感謝申し上げます。

Re: 30日の見学会

No.2740

見学会参加の皆様、昨日はお疲れ様でした。

幹事の長村さん本当にお疲れ様でした。あまりお役に立てず申し訳ありませんでした。

最後になりましたが、今回の見学会をご考案くださった元木先生、ありがとうございました。

Re: 30日の見学会

平田樹理
No.2742

 少し遅くなってしまいましたが、参加された皆様、お疲れ様でした。
 
 天野山金剛寺、 観心寺、河内源氏墓所、誉田八幡宮など、交通手段の都合がつきにくい南大阪の寺院を、諸先生先輩方のお話を聞きながら見学することができ、「贅沢」な一日でした。近藤先生ともお会いすることができましたし、最初から最後まで充実した時間を過ごすことができました。近藤先生はとても気さくな方で、武具について無知な私に、ご丁寧に解説してくださり、大変嬉しかったです。
 
 幹事の長村君、準備から懇親会まで、いろいろとご苦労様でした。いつも迷惑かけてしまって、ごめんね。本当に感謝しています。
 
 最後に、今回の見学会のためにお忙しい時間を割いてご考案下さった元木先生に御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

Re: 30日の見学会

No.2743

おくればせながら、報告です。
当日は朝から雨が降る中、皆様とお会いし、バスに乗りこみました。
まず河内の金剛寺に行きました。金剛寺では小雨が降り続いておりましたが、かえって庭園は大変風情があり、なかなか良いものでしたよ。
ついで、観心寺に行きました。新待賢門院の陵墓(?)はどこにあったのでしょうか・・・
次は源氏三代の墓に行きました。バスの運転手さん、細い道まで入ってくださってありがとうございました。
最後は、誉田八幡宮です。宝物館や境内のすみからすみまで、お宮の方が懇切丁寧に解説してくださいました。幸いなことに、歩いている時は小雨で、雨が激しくなったのは宝物館の中にいる時でした。

最後は焼肉です。やわらかくて、じゅうしいで、とてもおいしかったです。お店の大将、ええ腕したはりました。
大将に負けず劣らず筋肉質な、われらが近藤先生は、一日中半そででした。気温は、私が長袖シャツの上から厚手の上着をはおるくらいだったことを申し添えておきます。

Re: 30日の見学会

No.2746

長村君、幹事お疲れ様でした&ありがとうございました。今回の長村君の幹事のお蔭で、観心寺や川合先生の論文を読んで以来行きたかった金剛寺にやっと行けました。朝はあいにくの雨でしたが、長村君の指摘どおり雨の寺院も風情があって、心が和みました。ただ高校の日本史でよく出る観心寺の如意輪観音像は秘仏で、御開帳が4月だったため拝観できなかったのは残念でした。また行きたいですね。また河内源氏三代の墓や誉田八幡宮など源氏関係も充分堪能できました。
 河内における源氏の拠点を頭に入れながら、今度の8日の京都における源氏の拠点もしっかり頭に入れたいです。

Re: 30日の見学会

No.2747

河内源氏ツアー参加の皆さん、お疲れ様でした。また、幹事の長村君、ご苦労様でした。今日、帰宅しました。

やむなく元木先生が参加できなかったことと、雨天であったのが残念でしたが、みなさんのお陰で楽しい充実したツアーとなりました。焼き肉も美味かった。ただ、量がもう少し・・・。

それにしても、関西は暑かった!Tシャツ一枚でも大汗。

京都冷泉家「国宝明月記」展(五島美術館)

No.2733

現在東京の五島美術館で、上記の展覧会が開催中です。来月の末までです。東京で冷泉家の明月記が全巻見られるのははじめてです。以前京都の文化博物館で見損なった方も、これを機会に足をのばされても、けっして損にはならないと存じます。

http://www.gotoh-museum.or.jp/tenrankai/index.html

なお展覧会図録がなかなか傑作です。
五味文彦、藤本孝一、田中倫子先生と五島美術館の名児耶明先生の雄編が掲載された豪華な内容です。私の駄文さえ載っていなければ、というふつうの図録をこえたものです。そちらも、ぜひ御覧ください。よく読みこむと、明月記をめぐる東京と京都の「冷戦(冷泉?)」(笑)も見えてくる内容なのですが、それは分かる人にしかわからないかな・・・・。ヒントは「自筆」。まずは謎のことばで、さようなら。
私は仕事柄(時雨亭叢書編纂)、この20年しょっちゅう見ていたモノなのですが、図録を機会に、東京まで行ってきます。