高橋昌明『清盛以前』再刊近し!
No.2559
元木先生の『保元・平治の乱を読みなおす』(NHKブックス)の年内刊行は、写真も確保の見通しが立って、ほぼ確実となりましたし、上横手先生編『源義経 流浪の勇者 京都・鎌倉・平泉』(文英堂)もそろそろ書店店頭に登場するものと思います。
そんな中、中世前期の武士論や同時期の『平家物語』など軍記物を専攻する歴史学・国文学の研究者および院生・学生にとって垂涎の的でありながら、長く絶版になっていた『清盛以前-伊勢平氏の興隆』が、いよいよ再刊の運びとなりました。来月、9・10日に仏教大学で開催される日本史研究会大会がお披露目の場となるようです。
今回は増補改訂版ということで、新稿が追加されるほか、本論にもだいぶ手が加わっているようです。発行部数は僅かに1000部とのことですから、お買い忘れのないように。とくに、この方面を研究対象にする人は、この機会を逃さず入手することをお勧めします。広い意味での「武士論」のみならず、たとえば山本君の志向するような個別武士団の研究にとっても、この本は方法論上の指針となります。また、国文学のジャンルにおいて『平家物語』を論ずる場合、この本はまさに必携だと思います。
再刊に当たっては神戸大学大学院高橋研究室所属の院生さん達の活躍も大きく、当ゼミの平田さん・山本君も関与されている訳で、他人事ではありません。
申し遅れましたが、再刊する出版社は京都の文理閣です。この企画が成功すれば、研究者が再刊を待望している絶版名著の刊行を継続的に展開する企画も考慮されているとのことです。
拙著も複数すでに絶版になっておりますが、「名著」でないのが残念であります。
そんな中、中世前期の武士論や同時期の『平家物語』など軍記物を専攻する歴史学・国文学の研究者および院生・学生にとって垂涎の的でありながら、長く絶版になっていた『清盛以前-伊勢平氏の興隆』が、いよいよ再刊の運びとなりました。来月、9・10日に仏教大学で開催される日本史研究会大会がお披露目の場となるようです。
今回は増補改訂版ということで、新稿が追加されるほか、本論にもだいぶ手が加わっているようです。発行部数は僅かに1000部とのことですから、お買い忘れのないように。とくに、この方面を研究対象にする人は、この機会を逃さず入手することをお勧めします。広い意味での「武士論」のみならず、たとえば山本君の志向するような個別武士団の研究にとっても、この本は方法論上の指針となります。また、国文学のジャンルにおいて『平家物語』を論ずる場合、この本はまさに必携だと思います。
再刊に当たっては神戸大学大学院高橋研究室所属の院生さん達の活躍も大きく、当ゼミの平田さん・山本君も関与されている訳で、他人事ではありません。
申し遅れましたが、再刊する出版社は京都の文理閣です。この企画が成功すれば、研究者が再刊を待望している絶版名著の刊行を継続的に展開する企画も考慮されているとのことです。
拙著も複数すでに絶版になっておりますが、「名著」でないのが残念であります。