祝・NHKブックス1000号。
No.2183
昨日の事前学習会は盛況で何よりでした。仕事や授業のあと大阪・神戸から駆けつけてくれた門屋君・平田さんを講師に充実した「予習」が出来ました。また、公開講座レジュメのホチキスとじ作業に従事してくれた京女の諸姉にも感謝します。(でも、ちゃんと指示の反対側をとめてくれた人がいらっしゃいますね。)
公開講座当日の役割分担もおおよそ決まりましたし、あとは当日を待つのみ。来場者が多すぎて会場に入りきれなかったり、レジュメが足らなくなる事態の発生をおそれるばかりです。
昨年・一昨年に講師をしていただいた源先生・山田先生や石浜さんもお出でいただけるとのことで、懇親会が楽しみです。 ところで、その石浜さんから、またしてもNHKブックスの新刊をお送りいただきました。斎藤孝著『生き方のスタイルを磨く』。ついに1000冊目だそうです。元木先生の『保元・平治の乱再考』は何冊目になるのでしょうか。それにしても、石浜さんのご活躍には頭が下がります。お祝いを申し上げますとともに、世が世であるだけに、ますます良い本を世に送り出してくださるようにお願い申し上げます。
昨日は偶然にも『歴史学研究』『日本史研究』『日本歴史』の新刊が同時に届いたのですが、このうち『日本歴史』の巻頭に中世京都都市論・王権論にかんする興味深い新知見の盛り込まれた論文が掲載されておりますので、ゼミメンバーは必読(読んでおけばきっと御利益があるでしょう-なぜかは、見れば一目で分かる)。武士論研究者もこれを読まずして大番役を論ずることは不可となると思います。東国における東国武士のことしか知らない小生、すっかりまいっております。
しかしながら、昨年の日本史研究会中世史部会報告のコメントで川合康先生(こちらの公開講座でも源先生とともに講師をしていただきました)が指摘されたように(平家物語研究会において川合先生が伊勢・伊賀平氏について発表されたさいに、小生が発言させていただいたことが、すこしはお役に立てたところがあったかも知れず、うれしく存じております)、東国武士の人脈は在京中に構築されるケースが多く(ほかにも千葉胤頼と渡辺党遠藤氏の例など)、もはや、当たり前のことですが、中世成立期の東国を自己完結的に『吾妻鏡』の世界だけで考えるような研究方法は成り立ちがたいと思います。
ちなみに、川合先生からは上記コメントに基づく御高論「内乱期の軍制と都の武士社会」(『日本史研究』501抜刷)、「武士と戦」(葛飾区郷土と天文の博物館編『鎌倉幕府と葛西氏』名著出版、抜刷)および「都立新大学問題-何が起こっているのか 開かれた大学改革を求めて」掲載の『世界』728号を御恵送いただきました。あつくお礼申し上げますとともに、大学問題へのお取りくみに対して、あらためて深く敬意を表させていただきたいと思います。
公開講座当日の役割分担もおおよそ決まりましたし、あとは当日を待つのみ。来場者が多すぎて会場に入りきれなかったり、レジュメが足らなくなる事態の発生をおそれるばかりです。
昨年・一昨年に講師をしていただいた源先生・山田先生や石浜さんもお出でいただけるとのことで、懇親会が楽しみです。 ところで、その石浜さんから、またしてもNHKブックスの新刊をお送りいただきました。斎藤孝著『生き方のスタイルを磨く』。ついに1000冊目だそうです。元木先生の『保元・平治の乱再考』は何冊目になるのでしょうか。それにしても、石浜さんのご活躍には頭が下がります。お祝いを申し上げますとともに、世が世であるだけに、ますます良い本を世に送り出してくださるようにお願い申し上げます。
昨日は偶然にも『歴史学研究』『日本史研究』『日本歴史』の新刊が同時に届いたのですが、このうち『日本歴史』の巻頭に中世京都都市論・王権論にかんする興味深い新知見の盛り込まれた論文が掲載されておりますので、ゼミメンバーは必読(読んでおけばきっと御利益があるでしょう-なぜかは、見れば一目で分かる)。武士論研究者もこれを読まずして大番役を論ずることは不可となると思います。東国における東国武士のことしか知らない小生、すっかりまいっております。
しかしながら、昨年の日本史研究会中世史部会報告のコメントで川合康先生(こちらの公開講座でも源先生とともに講師をしていただきました)が指摘されたように(平家物語研究会において川合先生が伊勢・伊賀平氏について発表されたさいに、小生が発言させていただいたことが、すこしはお役に立てたところがあったかも知れず、うれしく存じております)、東国武士の人脈は在京中に構築されるケースが多く(ほかにも千葉胤頼と渡辺党遠藤氏の例など)、もはや、当たり前のことですが、中世成立期の東国を自己完結的に『吾妻鏡』の世界だけで考えるような研究方法は成り立ちがたいと思います。
ちなみに、川合先生からは上記コメントに基づく御高論「内乱期の軍制と都の武士社会」(『日本史研究』501抜刷)、「武士と戦」(葛飾区郷土と天文の博物館編『鎌倉幕府と葛西氏』名著出版、抜刷)および「都立新大学問題-何が起こっているのか 開かれた大学改革を求めて」掲載の『世界』728号を御恵送いただきました。あつくお礼申し上げますとともに、大学問題へのお取りくみに対して、あらためて深く敬意を表させていただきたいと思います。