神護寺いいなぁ・・・

No.1925

私も関西に住んでいたならば、参加させていただくところでしたが・・・
神護寺、結局行ったことが無いんですよね。

ところで、私事ではございますが、
先日3日に結納を行いました。
式は10月に、身内で簡素に挙げます。
一応来年3月までは久留米で仕事をしますが、
来年4月には北海道へ移住します。
以上、報告でした♪(・-・*)

おめでとうございます!

No.1926

笠さんへ
 お久しぶりです。今日の神護寺は、昨日の雨のおかげでぴかぴかとした清々しい新緑でした。
そんな良い季節に結納を行ったんですね。おめでとうございます☆「結納」も「結婚」も私には遠い話のように思えますが、同い年なんですよね~。笠さんなら、しっかりした素敵な夫婦生活を送れると確信しています(笑)また、京都に遊びに来てください。(こちらから行く計画も進行中(!?)です)

神護寺ツァー、よかったなぁ・・・!

No.1927

 笠さん、ついに御公表ですね。おめでとうございます。北海道に移られる前に、ぜひとも九州を訪れたいものです。ゼミ旅行の担当者ならびに福岡・佐賀をルーツとする平田さん・田中さんの御健闘を期待します。
 本日は雨上がりの好天に恵まれ、14人の参加者をもって恒例の神護寺虫払いツアーが実施されましたこと、大慶に存じます。参加の諸姉兄は、伝・源頼朝像や北条政子書状をじっくり鑑賞することが出来たことと思います。御感想は如何?
 今回は高山寺・西明寺も見学でき、清滝川の渓流沿いでの昼食、食後のレクリエーションも楽しゅうございました。
 さらに、京北町でプリンセスの御家族にお目にかかれたことは、とても幸いでした。おもてなし、ありがとうございました。ゼミメンバーもそれぞれ多くのことを学び、考えさせられたことと存じます。
 最後になりましたが、早朝からレンタカーの用意をしてくれた山本君、そして面倒な幹事役を率先して引き受けてくれた田中さんに感謝したいと思います。

おめでとうございます。

No.1928

笠さん>
年末のさりぶみでの忘年会&カラオケ大会ではあまりお話はできませんでしたが、“おめでとうございます!!”

神護寺ツアー参加者のみなさん>
 僕のわがままでみなさんを京北町まで引っ張ってしまいましたが(帰りはご一緒しなくて申し訳ありません)、三尾で1日中楽しめるとは考えもしなかったくらい、僕自身もはしゃいでました。
 4台連ねて行くことになるので、どうなることやらと不安はありましたが、お昼の場所も確保できて(かわらけ投げと飛び石も最高でした)道は混雑もなく行けたので、良かったと思います。
 住んでいる人には失礼ですが...「なんだここは?トンネル抜ければ別世界?」というのが僕の京北町へのイメージです。“遠くは無いけど市内とはちょっと違う”雰囲気は味わえました?
 慣れない山道なので、ドライバーの方はご苦労様でした。今日は参加させてもらって、本当に楽しい一日を過ごせました。みなさま、ありがとうございます。

京北ドライブ

No.1931

>鈴木くん
 神護寺ツアーでは相談にも乗っていただいて、ありがとうでした。いつも先を読んで色々気を使ってくれるので、私としてはとてもありがたいです。京北ドライブは山道が苦手な私にとっては少々難関でしたが、帰りにはすっかり慣れてしまいました。根本的に運転が好きなようで(^^;京北町は・・・「あ、近い朽木や」というのが感想でした。京都(府)は縦に長くて、舞鶴の海から丹波の山、や保津川の渓谷、京都市の中心部等々いろいろな場所があって、どこでもかなり楽しめるのがお気に入りです(^^)

神護寺

No.1937

田中さん鈴木君、幹事ありがとうございました。私はまたしても野口先生の車に乗せていただきました。先生と野口カーには感謝感謝です。

そして笠さん。
鎌倉はご一緒したはずなのに、ほとんどお話しをする事も無く、その後もお会いする機会が無いまま今日に至っております。何はともあれ、おめでとうございます

Re: 神護寺いいなぁ・・・

永富 絵里子
No.1940

笠さん>遅くなりましたが、おめでとうございます~!!
先日の九州方面への研修旅行では、バタバタしていてろくにお話もできなくて申し訳ありません。三日に結納・・・ということはもしや観世音寺でお別れだったのは結納のためだったんですね?!きゃ~
笠さんの花嫁姿の写真、ぜひぜひ見たいです!!
写真、もしよかったら送ってくださいね~

神護寺ツアー参加者様>三尾散策で疲れていたにもかかわらず、はるばる山国荘までおいでくださいましてありがとうございます。うちの家族ともども、多くの方々に展覧会を見ていただくことができ喜んでおりました。ありがとうございます。
また機会がございましたらぜひ遊びにいらしてくださいね♪

それにしてもみんなそろって「こんなとこから通ってるの?!」とか「ありえない」とかいわれっぱなしでしたね~
案外近いことを実感してもらうつもりが逆効果だったのかしら。。。☆

おめでとうございます!

平田樹理
No.1972

 レスが遅くなってすみません。また改めて個人的にご連絡致しますが、笠さん、ご結婚おめでとうございます。高校・大学の先輩である笠さんがご結婚なさるということで、本当に嬉しいです。心よりお祝い申し上げます。
 今年の夏のゼミ旅行は、よいよ九州上陸?なので、この機会にお会いできればと思います。

神護寺

No.1917

こんばんは。
神護寺についてです。
 5月5日(水)
 集合時間:10時
 集合場所:七条大和大路上ル 豊国神社付近
という事にしたいと思います。
プランについては主に鈴木くんと協議中ですが、今年は神護寺・高山寺・西明寺の三尾全部を回ろうと思います。車は市営の(?)無料駐車場に入れて、そこから歩いて回ろうかと考えています。こうすると、お昼は持参する事もできます。例年、野口先生と行くように、もみじ家さんに車を置いて行く事もできますが、今回の参加者が先生を入れて総勢14名になり、全員でお店に入るというのは少々厳しいかと思うのです。移動は田中カー・鈴木カーに山本カー(レンタカーです)、野口カーがありますので大丈夫なのですが、現在お昼などの詳細については検討中です。名案があれば募集します(いまさら!?)
 お天気は、週間天気予報によると4日に降るのではないかと言っていました。毎年晴れているので、今年も大丈夫だと期待したいですね☆

ちなみに野口先生以外の参加者は
 谷垣・山内・山岡・矢野・嶋村・平田・永富・鈴木・山田・野口(洋)・山本・長村・田中です。ゼミ旅行規模ですね。

神護寺ツアーの件など。

No.1918

 小生も「牧の方」の仰せに従い、午前10時に豊国神社前に参向することにいたします。プレミオへの御乗車、歓迎いたします。ただ、5日は午前中の天候が心配ですね。数年前、まだゼミの草創期、八木さん・滑川さん(ともに立命館)・岡崎さん(京女・大現)と訪れたときは、しっかりと雨でした。
 30年ほど前、バスで神護寺に行って、洛北三尾を歩いて回ったときには、まったく疲労したという記憶はないのですが、今回はさぞかし疲れるだろうな。
 それにしても、14名とは大軍になりましたね。12世紀末における畿内近国の武士団の武力は、こんなものでしょう。そして、今回は、「牧の方」の動員力によってか、初陣のメンバーが多く、これは喜ばしい限りです。
 それにしても、人数が集まるとすぐに武士団と短絡してしまうのは病気ですね。なにしろ、高校生のころ、古典の時間に「平常服」を「たいらのつねふく」と読んだ人間ですから、お許しあれ。ちなみに、小生がそのころハマっていた「千葉氏」は桓武平氏で、平安末までは代々「常」の字を名の通字に使っていたのです。

 ☆ 末松さんから、差し上げた全自動洗濯機が快調に働いており、御家族から喜ばれたというお知らせをいただいて、ホッとしています。
 なお、一部予約済みカラーボックスのほか、高さ180・幅90センチほどの新品同様の書架や多少傷ありの机なども余っているのですが、欲しい人はいませんか?取りに来ていただけるのならご連絡下さい。  

プリンセスご帰還

No.1921

  タイトル通りです(^O^)v

 さて、神護寺ですが
 やはり問題は、お昼ご飯についてでしょうか?
 10時出発ということで、11時過ぎには現地の市営高雄駐車場へ到着できると思います。(栂ノ尾なので、高山寺→西明寺→神護寺の順or逆順が良いと思います。)

 もみじ家・河鹿茶屋等で昼食をとっても良いとは思いますが「観光地料金」なので、もしよければ京北町まで足を伸ばすとというのはどうでしょうか?
 お昼の時間は少し遅くはなりますが、周山界隈にはおいしいお店がたくさんありますし、京北町は遠くはないですよ。(バスで行くと中川郷を遠回りするので時間がかかってしまうんです)
 周山街道の運転のしにくさについてですが、高雄近辺がコースの中で一番道が細くなっています。そこをすぎれば快適です☆、朝熊山スカイラインより気持ちの良いドライブを保証します!!

 と、宣伝してしまいましたが、ご意見よろしくお願いします。

P.S.
野口先生>JR東海の京都キャンペーンの記事、僕も読みました。GW最終日なので、ある程度はましになっているかな?とは思ってはいるのですが、市営高雄駐車場については少し不安になってきました...
[参考]http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040503-00000002-kyt-l26

 

そうだ、京都へ行こう

No.1922

京都新聞読みましたよ!!
「そうだ、京都へ行こう」というのは、関東の人たちの旅行意欲を刺激するキャッチコピー&ポスターですが、生まれてこのかた京都に住んでいる私としては来んでいい!!」という感じです。観光シーズンは道も街中も混んでいて、出かける気をなくす時があります。
 で、話題の高雄はどうなんでしょう。GW最終日にしたのは、行楽客は僻地を最後に回すことはないだろうという目論見によるものでしたが、私の想像を遥かに超えるものかもしれません。これは行ってみないと分からないでしょうね。どっちみち出来るだけ早く到着するというのが一番良いでしょうから、遅刻は厳禁です(私が一番不安(--;)。
 お昼ごはんについては・・・天候等をかんがみて当日決定しますので(考えても決まらないもん)、皆さんちゃんと考えてきてください。私としては京北町案が魅力的ですが、皆さん次第です。少々お昼が遅くなっても大丈夫なように、軽食もしくはお菓子を持参するというあいまい案でいかがでしょうか?

「へ」は抜きです。

No.1923

 まずもって、プリンセスの無事御帰還祝着至極です。何処の博物館で何を見学し、どう考えたか?等々、根掘り葉掘りうかがいたいものです。
 つぎに、「そうだ、京都行こう」ですが、これは「そうだ、京都へ行こう」ではありません。「へ」のないところが、このキャッチコピーのキャッチコピーたる所以です。「へ」については、「平成」に絡んで今朝の朝日新聞に丸谷才一氏が面白い記事を書いておられます。
 関東人の京都憧憬は今に始まったことではありませんが、なぜか中世の武士を研究対象にしている御仁の一部には、反京都感情が極端に強い方がおられるのも事実です。好き嫌いは仕方のないことですが、しかし武士論も都市論も京都無視では成り立ないことは明らかです。
 話がそれてしまいましたが、京都在住のわれわれは、何も連休に観光に出かける必要はないので、目的はあくまでも年に一度の「虫払い」の見学にあることを再確認したいと存じます。
 駐車場は心配ですが、有料ならどこかあるでしょう。なお、小生、時間厳守で参向したいと存じますが、帰省ラッシュに巻き込まれて遅延のおそれもあります。豊国神社前には一度必ず行くつもりですが、先に行ってくださって構いません。手帳にメモのある、どなたかのケータイに連絡します。
 お昼ご飯は、気候の良い時期なので、手作りのお弁当持参というのが小生の理想とするところです。ただし、あくまでも「理想」であります。

「へ」は抜きでした。

No.1924

☆神護寺虫払いツアー参加の皆様☆
 連絡など、いろいろ急ですみません。明日は時間厳守でお願いします。すみませんついでですが、人数が多いこともあるので、掲示板を見たり、メールが届いたりという時にはちょっとでいいのでアクションをいただけるとありがたいです。このスレッドを見ても、野口先生と私と鈴木君しか書き込みをしていません。メールの返事もないとなると、皆さんの希望を聞きたくても聞くことができません。よろしくお願いします。

>野口先生へ
 新緑の中で手作りお弁当を食べる・・・私にとっても理想的です☆でも、私の連絡も遅かったので、お弁当はまた今度におあずけということになりそうです。天気も持ちそうなので、少々味気ないですがどこかでお弁当を買うというのも有りだと思っています。それは皆さん次第で行きたいと思います。
 

スライド書棚設置

No.1914

野口先生宅の書架の設置が終了したようですが、我が家も本日、スライド書棚を設置してもらいました。

カタログでは1300冊収納可とありますが、一冊が1.5センチ厚計算なので、当然我々の本では、公表の半分以下も入りませんし、もちろん一台では、私の少ない蔵書でもその一部しか収納できませんが、しかし、宣伝通り、狭いスペースを有効に使えるのは確かです。

連休は仕事の傍ら本の整理になりそうです。体力があるとはいえ、私はまったく1人での作業です。お手伝いのいらっしゃる野口先生が羨ましい。

それにしても、価格が定価よりも10万円も安いというのはどういうカラクリでしょ?

固定式書架設置。

No.1916

 こちらは本の配架がようやく一段落したところです。長い間死蔵されていた本たちが息を吹き返しました。なによりも、すべての本が見渡せるのがありがたく、これからは、本探しで一日を無為に費やすなどという馬鹿げたことをしないで済みそうです。

 書架は高さ2400・幅833ミリのものを12基、書斎と玄関に4列にして配置しました。このうち2列は両面から本を入れることがてきるものなので、全部で5000冊程が収納できます。

 この書架は厚さ21ミリのベニヤ合板製で、棚は点ではなく線で固定するので重量のある本でも安心です。また、一つ一つの棚は、ぼほ『大日本史料』がすっぽりと収まる高さですので無駄がありません。もちろん上下も可能で、A4サイズの本を入れることも出来ます。家具屋で売っている装飾目的で実用性に乏しいものとも、実用一点張りのスチール製のものとも異なります。木の柔らかさ、温かさを感じさせつつ、コンクリート打ち放しのモダン建築的な感じのする書架です。

 歴史学や国文学研究者のために用意された書架という評価が適切かも知れません。設計された木下洋さんには、収納と利用の矛盾に悩んでいる研究者は多いので、相当な需要が見込めるのではないかとお話ししておきました。御紹介いただいた箕浦尚美先生にはあらためてお礼申しあげる次第です。

 宣伝のようになっしまいましたが、ご関心のある方は下記にお問い合わせ下さい。
 キノシタ建築研究所 〒546-0024 大阪市東住吉区公園南矢田1-28-18-105
 ℡06-6697-0205

 研究者を志す人たちにとっても本の収納は死活問題だと思います。すでに、ゼミメンバーからは見学希望が殺到しておりますが、これには出来うる限りお応えしたいと思っています。
 千葉→京都→鹿児島→千葉→京都と人並みはずれた引っ越し代(ほとんど自弁)と腰痛という対価を払って移動を続け、ようやく活躍のための安住の場を得た本たちを活用して、おおいに研究に励みたいと思っています。

☆ そのほかの用件
 >元木先生  卒論報告会の思い出のお話、ありがとうございました。斯界の第一人者から激励をいただいた山本君がうらやましい限りです。
 小生など、院生時代に本格的な他流試合の経験が全くないままに、一応研究者もどきのポストに就いたという経歴ですので、今でも研究会などでの論戦はまったく苦手です。そもそも他人と話しをするのも下手ですし、頭の回転が遅く、切り返しがうまくない。理屈よりも感情や気合いに押されるという負い目もあります。したがって、誰もやらない事実の解明をコツコツと進めるという自己満足の世界に浸りがちでした。
 研究会・学会における元木先生の斬り込みには、いつも感心しています。元木先生は学界の「名将」にして「猛将」です。山本君も長村君も大いに見習ってください。さらに、巴御前のような女性の勇将の登場も待望されます。

 >須田牧子様  御懇書ならびに御高論「中世後期における赤間関の機能と大内氏」抜刷、ありがたく拝受いたしました。前の『歴史学研究』に御発表の御高論同様、おおいに学ばせていただきました。とくに、山口と赤間関は旅行したばかりでしたので、血となり肉となったという感じです。当ゼミには史学科で東洋史専攻に属しながら日本中世史にせまりたいという山岡瞳さんという2回生がおり、いつも須田さんの御研究をお手本に勉強を進めるように指示しています。すこし、時代は遡るのですが、機会がありましたら御指導をおねがいできれば幸いです。ますますの、御研究の進展を祈念いたしております。とりあえず、この場を借りてお礼を申しあげさせていただきました。
 それにしても、都立大の院生の方々は皆さん素晴らしい研究をされておられ、当ゼミ生の羨望の対象になっております。
   
 >田中さん  神護寺ツアーの集合時間などお知らせ下さい。小生、また、「もみじ屋」さんに駐車して昼食をとってから、お寺に参りたいと存じております。今年は文覚のお墓は遙拝ですませ、土器投げだけにしたいと思っています。ただ、天気が心配ですね。

 >プリンセスの永富さん  九州はいかがですか?

被普請給畢、幸甚々々

No.1919

>野口先生  書架の設置、お疲れさまでした。至近の在住でありながら、馳せ参ずることができず申し訳ありませんでした。お手伝いの皆さんもおつかれさまでした。良き書架を設置されたようで、何よりでございます。
 私は結局のところずっと小遣い稼ぎをしておりました。東山区の祇園ホテル一階、某コーヒーチェーン店で観光客のお相手をしておりました。

祇園ホテルの屋上から。

No.1920

 書架の設置は済みましたが、部屋の様子がすっかり変わって落ち着きません。本格的に仕事に取りかかるには、まだ環境整備が必要なようです。
 岩田君のバイト先の祇園ホテルは四条通に面し、八坂神社の至近にあるホテルです。祇園祭の日の夕刻に屋上のビアガーデンに行ったことがありますが、東山一望、まさに絶景でした。岩田君、そのうち拙宅に遊びにお立ち寄り下さい。
 ところで、今日の京都新聞にJR東海の「そうだ京都、行こう」のキャンペーンに関する記事が出ていましたが、目下の宣伝素材は神護寺とのことで、あの、よく時代劇のロケに使われる石の階段の写真が掲げられていました。5日はこれにつられて沢山の観光客が・・・という可能性もございますね。
 神護寺ツアー参加の諸君。すくなくとも、神護寺と高山寺の沿革や寺の所蔵する文化財について事前勉強をしておいて下さい。感動は、そのうえに訪れますから。

泉佐野市史嘱託募集

No.1898

当方が委員を勤めております泉佐野市史で、以下の要領にて非常勤嘱託を募集するとのことです。興味のある方は当方または直接歴史館いずみさのにお問い合わせください。

・受験資格 泉佐野市に通勤可能で、1968年4月2日~1981年4 月1日の間に生まれた者。大学卒業以上、日本史専攻、学芸 員資格を有すること。
・試験日 1次 5月30日(日)8時45分より
 場所は、歴史館いずみさの
 科目は一般教養(同和問題をふくむ)、専門試験
 2次は1次合格者を対象に6月実施予定。
・仕事は古文書の調査・整理・管理、市史編纂業務。
・7月採用、雇用期間は一年間。報酬は「市の定める額」
・受付は5月5日9時より、23日17時まで、歴史館いずみさのに て。ただし、月・火を除く。
・申し込み用紙請求、および申し込み先
 〒598-0005
 泉佐野市市場東1丁目295-1 歴史館いずみさの
 ℡0724-69-7140
 申し込み用紙を郵便で請求の際は、80円切手を貼った返信用 封筒を同封のこと。
 問い合わせも歴史館いずみさのまで。

山本陽一郎氏デビュー戦

No.1890

佐伯@元木研です、どうもこんばんは。
本日もまたもや、この場をお借りして宣伝をさせていただきたく思います。
といっても、私に関することではありません。
タイトルのとおり、山本さんのデビュー戦についてです。
私はしがないプロモーターです(笑)。

大阪歴史学会中世史部会・日本史研究会中世史部会合同企画 
第三回 卒論報告会
【日時】 5月16日(日) 11:00~16:45
【報告】(各報告は報告30分、討論15分)
報告① 11:00~11:45
 安登由美子氏「重源の東大寺再建―重源の任命と東大寺大勧進職」
報告② 11:45~12:30
 稲垣翔氏「室町幕府における重臣会議の一考察」
( ――――――― 休憩 1時間 ――――――― )
報告③ 13:30~14:14
 上田純氏「将軍九条頼経上洛についての一考察」
報告④ 14:15~15:00
 坂口太郎氏「正平一統に関する一考察」
( ――――――― 休憩 15分 ――――――― )
報告⑤ 15:15~16:00
 花田卓司氏「足利氏による源氏嫡宗権の主張と足利幕府の成立
―南北朝期における武士の棟梁観―」
報告⑥ 16:00~16:45
 山本陽一郎氏「越前斎藤氏の存在形態 ―院政期から治承寿永内乱まで―」
【会場】 大阪市立中央青年センター 会議室3号室
(地図http://www.city.osaka.jp/kyouiku/sisetu/establish02_5.html )
(アクセス)
○JR環状線「森ノ宮」駅下車 西へ徒歩10分
○地下鉄 長堀鶴見緑地線・中央線「森ノ宮」駅下車2号出口 西へ徒歩8分
○地下鉄 谷町線・中央線「谷町四丁目」駅下車10号出口 東へ徒歩8分

山本さん以外の方も、今年大学院に進学された新M1の方々です。
現在修士課程の方は、同年代の研究者を目指している人と知り合うチャンスですし、
学部生の方には、当面の目標である卒論作成に向けて、身近なお手本を知るいい機会になると思います。
当日は報告会終了後にコンパも企画しておりますので、
学部生・院生を問わず、ぜひふるってご参加ください。
お待ちしております!
何か質問等がありましたら、佐伯までお気軽にどうぞ。

追伸 ゼミ生の方々向けの文章になってしまいましたが、
   ぜひ先生方にもお越しいただければ幸いです。
   どうぞよろしくお願いします。

Re: 山本陽一郎氏デビュー戦

No.1897

佐伯さん、おひさしぶりです。
山本さんデビュー戦の応援・・・というよりは、卒論期限が迫ってきた私にとって自分に「喝」をいれるいい機会となりそうです☆
先輩方の報告から大いに学ばせていただきたいと存じます。
ぜひぜひ参加させていただきたいです。
よろしくおねがいします。

Re: 山本陽一郎氏デビュー戦

平田樹理
No.1901

佐伯さん、こんにちは。
今回私は発表の機会がありませんが(次回順番がくるという恐ろしい予感がしています)、同じM1の方々の卒論報告ということで、勉強させていただこうと思います。よろしくお願い致します。

デビュー記念も号外が出ますか?

No.1907

佐伯さん、こんばんは。
そして、山本さんデビューおめでとうございます!
行けるかどうか分かりませんが、今回は私が波動を送ります!

頑張ります!

山本陽一郎
No.1909

毎回、久々の書き込みが定番になりつつあります。レス遅れました。 佐伯さん、宣伝ありがとうございました&プレッシャーがかかります(ToT)とにかく、前回発表した時に指摘していただいた院政期の政治史などをもっと勉強して望みたいと思います。また鳥羽院や閑院流藤原氏などの関係なども深く掘り下げたいと思います(当時の荘園制などの問題も当然)。いろいろ自分の勉強不足に気付かされ毎日がてんてこ舞いです。野口先生から指摘されました点(須藤さんの論文)も現在再考中です。とにかく去年いろいろな方から学ばせて頂いた点を生かしたいです。
>野口先生
再燃中の「ラストサムライ」の議論に参加していませんが、自分が前回発言した内容は、基本的には「映画作品論」なので控えていました。ただあの程度の映画で日本人が影響を受けている点は、かなり疑念を感じます。もっとハリウッド・プロパガンダに批判的にならなければいけないなと思います。>田中さん
波動の件よろしくお願いします。
>永富さん
応援ありがとう。永富さんも今年一年は大変だと思うけど頑張ってね。ちなみに勝田至先生の本は買ってきて読みました。自分の下宿の周辺も「蓮台野」と言ってかつての共同墓地だったので、読んでいて楽しかった(?)です。
まだプロバイダー探し中です。しばらくお待ち下さいm(_ _)m

Re: 山本陽一郎氏デビュー戦

廣政 愛
No.1912

頑張って下さいね!応援しております。

デビュー戦の思いで

No.1913

 昔、当方などが大学院に入ったころ(1978年)は、普通の部会で二人一組で卒論を報告したものです。
 当方は小林基伸氏と一緒に報告いたしました。完成度が高い小林氏に比べ、こちらはしどろもどろ。司会が当時研究委員の勝山清次先生で、T・M、K・S、H・Nといった、日ごろから部会に出席しておられた方々が列席されるのですから、大いに緊張し、声がかすれて出なくなってしまいました。
 馬田綾子先生から「変な物まねしてるのかと思った」とかからかわれる始末。
 挙句の果てに、常連のT・M先生から、「そんな片言半句を集めても何の意味もない」と罵倒され、すっかりしょげ返ったことでした。
 まさに、学問の世界の厳しさを痛感させられた散々な「デビュー戦」でした。しかし、この世界は自力救済です。研究者同士、助け合う関係もありますが、基本的には食うか食われるか、損なわれた名誉は自力で回復せねばなりません。
 基本的に先生や先輩の指導を受ける学生時代から、攻撃的な視線にさらされる学界に漕ぎ出したことの恐ろしさを嫌というほど味合わされとことでした。
 回復できたかどうかは分かりませんが、あの一言の痛打のおかげで、闘争心が沸き、色々な意味で一皮むけた(人格が悪くなった)気がします。その意味では感謝すべき一言ということになります。
 どの世界でもそうですが、不愉快な、衝撃的な体験は誰でもするものです。そのまま沈んでしまうか、それをどのように克服し、自身の糧に出来るか。この辺に人生の大きな岐路がありそうです。
 それにしても、昔の部会は本当に怖かった。今の部会は知りませんが、仲良しクラブにだけはならないように。

お待ちしております。

No.1915

レスを下さったみなさん、どうもありがとうございます。
報告者である山本さんの抱負もお聞かせいただけて、何よりです。
研究委員として、報告者・参加者全員にとって
有意義な場をセッティングできればと思っております。
16日はたくさんの方に会場にお越しいただければ幸いです。

元木先生、貴重な厳しいお言葉をいただき、どうもありがとうございます。
部会が決して「なれ合い」にならないように、これからも心してまいります。
OD以上の方からD・Mの方まで幅広く部会に参加していただくことで、
それぞれに切磋琢磨してもらえるような場として、部会を活性化していきたいと思っております。
自分の専門以外の分野で部会を引っ張っていくのは難しいですが、
こういったコーディネーターとしての役割を果たしながら、
自分の力量も上げていけるように励んでいけるように頑張ります。

なんだか固い上に、自分の所信表明みたいになってしまいました。すいません。
あくまでも「山本さんの宣伝」が目的です。なにとぞご容赦のほどを。

神護寺ツアー

No.1888

 みなさまこんばんは。
 ちょっとなりを潜めている間に、掲示板が猛スピードで進んでいて、びっくりしてしまいました。
 さて神護寺ツアーですが、現在山内さん、山岡さん、谷垣さん、山本さん、長村くん、永富さんから参加希望のお返事をいただいております。鈴木くんは車を出してくれるという事ですから、私を入れて8人が参加という事になっております。田中家の愛車:Fitが出せるように家族と予定を調整中ですので、車が2台あれば余裕でいけることと思います。野口先生も、ご自宅の整理・体調が整うのであれば当日でも是非ご参加ください。車で行くことを前提にしますと、昼食代(¥1000前後)+拝観料(¥700)くらいの予算という事になります。なお、石段を登ることになるので歩きやすい靴で来てください。集合時間などは、うちの車の都合がつき次第また掲示板とメールで連絡いたします。

Re: 神護寺ツアー

No.1893

 神護寺の虫払いについては、演習出席の学生さんたちにも、ぜひ見に行くように勧めているのですが、この掲示板を見ている人で5日に行こうと思っている人がいたら、よろしければ、ここに書き込んでください。
 小生も行く方向でおります。行くとすれば、プレミオ出します。現地での集合時間等、田中さん、よろしくお知らせ下さい。
 政子や頼朝や後白河院や文覚さんに会うことの出来る、またとないチャンスであります。
 
 今日(28日)は京大の元木先生の研究室で、美川先生の院政成立に関する御研究の成果を拝聴しました。例によって蒙を啓かれること多大なものがありました。帰宅後、明後日の工事に備えての明日の書架移動等の計画を練りましたが、現場を目の前に呆然とするのみです。お手伝いの諸君にはだいぶ御迷惑をかけそうです。どうなることやら。

 佐伯君、卒論発表会の告知をありがとうございました。山本君がトリをつとめるようですね。彼にとっては、まさしくデビュー戦。先般のゼミ例会での報告をさらに発展させた内容となると、これは相当期待がもてそうです。
 ほかの報告もおもしろそうですし、ゼミの皆さん、演習受講のみなさん、みんなで大挙して出かけようではありませんか!
 山本君。早くネットをつないで、「ラスト・サムライ」の論議にも参加してください。

 ☆ 本日(28日)、五味文彦先生から御著書『中世社会と現代』(日本史リブレット)、高橋秀樹先生から御著書『中世の家と性』(同)を御恵送いただきました。とりあえず、この場を借りてお礼申しあげます。

Re: 神護寺ツアー

No.1896

田中さん>先週、平田さんにお会いした際、平田さんが「山田君とともに参加したい」とのことでした。
なにぶん最近バタバタしていたもので、田中さんにお伝えするのが遅くなってしまいすみません。よろしくおねがいします。

野口先生>この場をお借りして失礼します。
先生の「がんばれプリンセス」のエールが効いたのか、先日お電話で相談させていただいた件、OKがでました。あいかわらずメールの返信は”三行”ですが・・・笑
さすがにプリンセスといえども、ドレスを着ていけないのが残念です。
とりあえずシンデレラの「ガラスの靴」のかわりに「紫苑」は置いて帰ってこようかと思っておりますが。笑
せっかくのチャンスですのでがんばってきたいとおもいます。

それと、ずいぶん前に先生のおうちのカラーボックスをお譲りいただくことになっていたのですが、それはいつとりに伺えばよろしいでしょうか?よろしくおねがいします。


Re: 神護寺ツアー

平田樹理
No.1899

田中さん>永富さんのせいではありません。連絡遅れてすみませんでした。昨日オッケーをいただけて安心しております。よろしくお願いします。

永富さん>昨日田中さんに連絡しました。ご迷惑おかけしました。明日からの北九州研修旅行、頑張って下さいね。

カラーBOX。

No.1904

 今日は長村君・山内さん・山岡さんの御助力を得て、拙宅書架設置のための書棚と本や机の移動作業を行いました。某人は2時間で終わるなどと申しておりましたが、どうしてどうして丸一日を要し、当家は階段にまで本が積み上げられて、神田の古本屋の風情と相成りました。それにしても、3人の援軍、ありがとうございました。
 永富さんから御質問のカラーボックスですが、連休明けに少しずつ車で大学に運びます。研究室にいくつか置いて、のこりは差し上げますので、鈴木君のムーブで御自宅までという方法をとられたら良いと思います。
 明日は早朝から一日がかりで、書架設置の工事が行われます。どうなるか楽しみです。

神護寺ツアー

No.1906

>永富さん・樹里ちゃん
 樹里ちゃんと山田君参加の旨、承りました。山田君の名前は聞いているものの、会ってお話しするのは初めてなので、楽しみにしています。今回の神護寺ツアーは、幹事が山本さんになったり私になったり、そもそも連絡の行き違いが多いので、連絡の不備は誰の責任でもありません。終わり良ければ全て良しです。牧の方にお任せくださいませ(笑)
 永富さん、研修旅行頑張ってね~☆★☆
>野口先生および移動作業を行った家人の皆様(笑)
 移動作業お疲れ様でした。いよいよ明日は書架の設置との事。自分の話ではありませんが、楽しみですね。本を書架に入れる作業も、どうぞ腰を労わってください。皆様、お疲れの出ませんように。

九州ぐるめ

No.1908

牧の方が幹事とあればとても心強いですね!!(笑)ツアー、楽しみにしています♪
そうそう、九州旅行へ行くにあたりグルメな牧の方と九州出身の平田さんにおききしたいことが・・・九州のお酒でおすすめの銘柄ってありますか?
お酒好きの人におみやげとして買ってかえらなくてはならないのです。あと「梅がえ餅」と「大地の子」のほかにおいしいお菓子があればおしえてください!

野口先生>移動作業、無事終わったとのことで何よりです。新書架完成後にはぜひ「完成披露会」を催していただきたいものです♪♪(←興味しんしんなので・・笑)
腰、お大事になさってくださいね。

カラーボックスの件、ご配慮ありがとうございます。では、かぼちゃの馬車(鈴木家MOVE)を使って家まで運んで帰りますね♪鈴木君、よろしくね~うきき♪♪

清水坂・物吉村・鳥部野フィールドワーク

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1875

みなさんこんばんは。
さて、私が勤務する花園大学では「人権教育研究センター」を設けており、人権問題に関する研究をおこなっています。
従来は現代にかかわる問題が多かったのですが、昨年春に私が同センターの副所長に就任し、歴史分野にも手を広げつつあります。

来る6月5日(土)の午後、私の企画・案内で、清水坂・物吉村<ものよしむら>跡・鳥部野のミニフィールドワークを予定しています。
清水坂は中世最大の非人集団の根拠地ですし、
物吉村は近世のハンセン氏病者の集住地(安倍晴明も関係します)、
鳥部野は古代から近世にいたる日本最大の葬送地です。
いずれも人権にかかわりの深い土地です。

こんなテーマですから、野口ゼミの方々にも御関心があるのではないかと思い、花園大学人権教育研究センターと京都女子大学宗教・文化研究所ゼミとのジョイント企画とすることを野口先生に提案し、快諾を得ました。

具体的なご案内はまた改めてさしあげますが、野口ゼミ関係者でこうしたテーマにご関心のある方は、ぜひ6月5日を開けておいていただくよう、お願いいたします。
(野口先生はご予定はどうですか?)

Re: 清水坂・物吉村・鳥部野フィールドワーク

末松憲子
No.1886

山田先生、始めまして。
京都精華大学で伝承文学を専攻している末松と申します。
伝承をやっているもので、清水にはとても興味があるのですが、当日は三時くらいまでしかいられないかもしれません。
それでも参加してもかまいませんか?

興味津々ですが・・・・

No.1889

山田先生、こんばんは。
清水坂・物吉村・鳥辺野フィールドワーク、人権というよりは「坂の者」と芸能に関わってとても興味があるのですが、残念ながら5月から始まる資料館の仕事は土曜日も出勤日ですので参加できなさそうです。とても残念です。またお話を伺いたく思います。

Re: 清水坂・物吉村・鳥部野フィールドワーク

No.1895

山田先生、こんにちは。
葬送儀礼に関心のある私にとって「鳥部野」というキーワードはききのがさずにはいられません。。。笑
参加を希望したいのですが、なにぶんその期間は教育実習中にあたるのでもしかすると実習の都合でキャンセルせざるをえなくなるかもしれませんが、ぜひぜひ参加させてください。
よろしくおねがいします。

Re: 清水坂・物吉村・鳥部野フィールドワーク

平田樹理
No.1900

山田先生、こんにちは。
近辺に住んでおきながら、あまり意識して清水坂・物吉村跡・鳥部野を歩いたことはありませんでした。
ぜひ参加させて下さい。宜しくお願い致します。

Re: 清水坂・物吉村・鳥部野フィールドワーク

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1902

みなさまこんばんは。
フィールドワークへの参加のご希望、たしかにうけたまわりました。ありがとうございます。
>末松さん  途中で抜けられてもいいですよ。少しだけでもぜひ一緒に歩きましょう。
>永富さん、平田さん  ふつうの授業ならば、サボってしまえ!ということなのですが(←大学教員は、他人の授業に対しては簡単にこういうことを言ってしまいます〈笑〉)、教育実習ではそうもいきませんね。御都合がつけばぜひどうぞ。

詳細は連休明けの会議で決定しますので、それからまた連絡いたします。
京女側の窓口がどなたか必要です。野口先生、それまでに考えておいてください。

Re: 清水坂・物吉村・鳥部野フィールドワーク

山田邦和(花園大学・考古学)
No.1903

↑まちがった。平田さんは教育実習じゃなかったですね。すみません。

窓口募集。

No.1905

 山田先生から、フィールドワークの京女側の窓口を考えておけという御下命をたまわりました。こちらで確実に全行程の参加を表明されているのは今のところ卒業生の平田さんだけです。現役2・3回生は授業があるのかも知れませんが、廣政さん・谷垣さん・広瀬さん・嶋村さん・渡邊さん・山内さん・山岡さん・矢野さん・・、どなたか立候補する人はいませんか?史跡見学の専門家である野口君も山田先生と昵懇になる良い機会だと思いますが?

Re: 清水坂・物吉村・鳥部野フィールドワーク

No.1910

山田先生、ちょっとまだ可能かどうか、不確定なのですが、参加させていただければと存じます。参加できるかどうか、またおってご連絡差し上げます。

窓口決定。

No.1911

 京女側の窓口は、大史2回の山岡瞳さんが帰省の途中で引き受けてくれました。よろしく、お願いいたします。NHK出版の石浜さんもお見えになるとすると、このフィールドワークは本になるのでしょうか?
 ついでながら、30日、当家書架の設置は無事に完了しました。洗濯機も末松さんにお渡しすることが出来、弟さんの運転するパジェロで名古屋に向かいました。
 > 末松さん。どうですか?支障なく使えそうでしょうか?
 末松さんからはゼミにお土産(坂角のお菓子)をいただきました。次の例会か『吾妻鏡』の時にもっていきます。
 書架の設置後、本を入れる作業を始めました。かなり余裕があるだろうと思っていたのですが、思いの外、当家には大量の本があったようで、8割方埋まってしまいました。まだ適当に入れてみただけなので、これから整理が大変です。予定通り、すっかり腰痛人間になってしまいました。
 なお、この書架の評価については、後日くわしく報告するつもりです。丁寧にお仕事をしていただいた一級建築士の木下さん、御紹介下さった箕浦先生、ありがとうございました。

第27回平家物語研究会出張報告。

No.1863

 ちょっと東下りしている間に、ずいぶん多くの書き込みがあって驚いております(またしても、平治の乱か?と思ってしまいました)。その対応に追われて(またゼミの皆さんに、掲示板の性格論争を挑まれそうですが)、なかなか本題の書き込みに移れなかったのですが、ようやくにして、昨日、学習院大学(北別館10階、大会議室)で開催された平家研の御報告をさせていただきます。

 まず、『延慶本平家物語』の輪読は、早くも「第六末」に至り、秋田大学の志立正知先生が「延慶本の終結部」というテーマで御報告されました。小生はここで、『延慶本平家物語』の本文に『六代勝事記』と同文の部分があるということをはじめて知りました。また『平家物語』の成立論を論じるために肝要なのは、やはり政治思想史的な視角であることも再認識させられました。いずれにしても、ここに長村君がいてくれたら、いろいろな情報を提供して話を盛り上げてくれたろうにと思いながら、先生方の御意見をうかがっておりました。長村君は是非、国文学の学会にも進出すべきです。その方が歴史学においてより評価されるのが早いかも知れません。ちなみに、余計なお節介かも知れませんが、『紫苑』第2号、貴兄から志立先生に謹呈され、ついでに『勝事記』についての意見をお伝えしたら如何かと思います。
 小生は後白河院の陵墓鳴動のことが気になっていたのですが、時間切れで意見を申しあげることが出来ませんでした。
 
 ついで、研究発表の一番目は、高松百香氏の「興福寺再建と中世摂関家-九条兼実の氏意識-」。これは、日本史の研究発表というのは、こうするのですよ、というお手本のような素晴らしい発表で、史料の取り上げ方も手際よく、ぜひゼミ生にも聴いていただきたいものでした。平家によって焼亡した藤原氏の氏寺・興福寺の再建をとおして、九条兼実の氏意識を、きわめて説得力のある形で解明されました。論文にされたものを読むのが楽しみです。高松さんには、御上洛のついでがありましたら、昨年の伊藤さんのように、ぜひ当ゼミで、お話をしていただければと思っています-と、お願いして参りました。高松さん、ぜひよろしく。

 二本目は、樋口州男先生の「竹内理三の足跡」。押しも押されぬ戦後歴史学の泰斗・竹内理三氏の人となりや研究姿勢を早稲田時代に直接師事された樋口先生が感慨を込めながら語ってくださいました。竹内氏が少年時代に「いじめられっ子」であったことをうかがい、同じ境遇にあった者として共感を感じると共に竹内氏の学問に対する姿勢の淵源を知ることが出来ました。『鎌倉遺文』編纂など、その猛烈なお仕事ぶりについては小生も竹内氏とともに神奈川県史の編纂に従事された小生の恩師・貫達人先生からうかがっておりましたが、本当に想像を絶するものであったようです。地方の研究者などに史料閲覧の便宜を図るなど親切な方であったようですが、小生が中学生の頃、中公の『日本の歴史』(六 武士の登場)の内容について質問の手紙を差し上げたとき、ご返事をいただけなかったのは、残念なことでありました(早稲田大学文学部不合格の伏線か?)。

 といったような塩梅で、いつものように、おおいに勉強をさせていただきました。
 また、兵藤先生には公開講座の件をあらためてお願いして参りました。講座終了後の宴会には御出席いただけるとのこと(長時間可)。また、レジュメをファィル添付の形でメールで送ることになるかも知れないとのことですので、接待役の田中さん・門屋君、よろしくお願いいたします。兵藤先生にも接待役補任の件、お伝えしておきましたからね。

 >元木先生  緊急連絡の書き込みを頂いた際、猛烈に眠かったために、そっけない御返事にて失礼いたしました。PCのウィルスだの、鯉のヘルペスだの、本当にわけの分からぬ時代になってしまいましたですねぇ。

ありがとうございました。

No.1870

初めて投稿致します。都立大学(D4)の高松百香(たかまつももか)と申します。
一昨日は、平家物語研究会で、野口先生にコメントをいただき、またゼミでの報告もお誘いいただき、大変うれしかったです。今年の9月末までに論文にする予定ですので、野口先生のアドバイス―興福寺中金堂本尊の再建が、道長建立の法成寺で行なわれた意義―を生かして執筆したいと思っています。
昨年の平家研合宿でお世話になった皆さん、東京を離れたらしい門屋君、お元気でしょうか?
今後ともよろしくお願い致します。

平家物語研究会のこととウイルスメール

No.1871

野口先生
平家研のご報告、ありがとうございます。所用で参加できず、残念です。高松さんのご報告も聞きたかった…。
ところで、いただいた案内には、今後の研究会のあり方について話し合う旨が書かれていたのですが、その件はどのようになりましたでしょうか。外聞を憚られることもかもしれませんが、気になっておりましたので、あええお尋ねさせていただきました。

ウイルスメールですが、基本的には添付ファイルを開かなければ大丈夫のようですが、開封してしまうだけで、アドレス帖に載っている方々にメールを送ってしまうものもあったかと記憶しております。前にも書きましたが、プレヴューウインドウを非表示にしておいたほうが無難かとは思います。

お久しぶりです。

No.1874

高松さん、お久しぶりです。
わたくし、元気に暮らしております。
東京を離れ、今年度は高校で非常勤をしております。
先日の御発表、伺いたかったのですが、なにせ、高校は
土曜日も授業があるもので、参加できず残念でした。
こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します。

千客万来!!

No.1877

 高松さん、メッセージをありがとうございました。昨年、神戸大での平家研のさい、このBBSを御覧下さっているとうかがっていたので、お待ちしておりました。
 高松さんの御報告は本当に論旨明快で、歴史学の楽しさを実感させてくれるものでした。こういう気持ちの良い研究報告は久しぶりでした。論文の御成稿を楽しみにいたしております(陽明門院の御研究の方も早々の御発表を期待しています)。そして、御上洛の折りには、ぜひ依頼の件、よろしくお願いいたしたく存じます。ゼミ生一同お待ち申しあげております。
 
 石浜さんの御質問、小生も如何なることかと期待と不安を抱いて参加したのですが、要するに今回で『延慶本平家物語』の輪読が終わるので、その後、どうするかというお話でした。結局、継続的なテーマについては今後の課題とし、しばらくは研究発表のみを行う、という結論だったと思います。小生、会の後の懇親会には出席していませんので、そこで更に詰められたのかも知れません。誤りやその後決まったことがございましたら、御出席の方から書き込みをいただければ幸いです。

 今日は2コマの演習の後、続々と研究室にゼミメンバーがやって来られました。山内さん、谷垣さん、長村君。それから久しぶりに「エムニ」の滑川さん。皆さん元気いっぱい。結構なことであります。
 29日の拙宅書架設置のための本・机などの移動作業には、山岡さん・山内さん・長村君にお手伝いをお願いしました。よろしくお願いいたします。当家では28日の夜から暫く大騒動ということになりそうです(腰痛の再発を覚悟)。

 ところで、結構なことと言えば、本日、短初2回生の矢野逸美さんがゼミメンバーに加わりました。矢野さんは京都周辺の大学の史学科への編入を希望されています。
 矢野さんは、昨年度後期の総合教育科目「王朝文化」の講義では最優等生でした。そのうえ、高校時代はソフトボールの選手(>長村君。ソフトボール大会の計画を進めてくださいね。矢野さんは、やる気満々ですから。)。情報関係や簿記の資格、そして運転免許も取得済みという、当ゼミにとっては「喉から手の出る」ような人材です。編入先の選定などについて、みなさん、よろしくご支援下さい。ちなみに、矢野さんの御出身地は山岡さんと同じ愛媛県。その今治市です。
 ゼミメンバーの出身地に、瀬戸内海沿岸が多いのは興味深いことです。明らかに「平家」ですね。矢野さんのご活躍を期待します。
 あっ、それから、矢野さんのご住所は山内さんと同じメゾン○○です。お二人の協力関係の締結を期待します。

 プリンセス永富さんも、目下、将来の方向を確定すべく奮闘中とのこと。いろいろな壁に衝突することもあろうかと思いますが、「うふふ」パワーでかるく乗り切られることと思います。「がんばれ!プリンセス!!」

 ☆ 山田先生の呼びかけ  参加希望の方は、どしどし名乗り出てください。京都の歴史にとって極めて重要な課題です。

Re: 第27回平家物語研究会出張報告。

No.1878

国文学研究は一回生の頃から関心のある分野で、特に平家物語研究会の様々なご報告は、私にとって大変興味深い内容のようですね。長期休暇もしくは関西で開催されましたら参加させていただきたいと切に考えております。

>野口先生・ゼミの皆様
ソフトボール大会、連休中にしますか?
市内ですと場所はどこがいいでしょうか。
もし実家に帰られる方は、連休中に出来るかどうかも分からないので、野球道具を持って帰って来ておいて下さいね。
もしかして矢野さんはもう下宿に用意されてたり・・・しないかな?
皆様のご意見をお待ちしております。

お世話になりました

重政 誠
No.1879

学習院大学の重政です。先日はお世話になりました。
野口先生に「最近書き込みしてくれないじゃない。」との、指摘を受け、遅ればせながら書き込みさせていただきます。
何やかんやで、『平家物語』を研究してないながら研究会に出席の方はさっぱりだった私ではありますが、酔った師に「そろそろ発表....な!」と肩を叩かれてしまいました。
逃れられない運命とは思っております、まぁ教職をはじめまして忙しいので、それとの兼ね合いを図りつつ。
 高松さんも、発表ご苦労様でした。大変勉強になりました。兼実というと、シニカルでアイロニカルなだけの男かと思っておりましたが、吉夢を信じてしまうあたりお茶目な一面があるのですねぇ。多少の胡散臭さはありますが。他人がそんなことをしたら、真っ先に皮肉を言いそうな人ですし。

門屋君も久しぶり。すでにゼミ合宿は、門屋君を呼ぶことを前提に話は進んでいますので、参加よろしく。この研究会も、
「あれ?門屋君は来てないの?」と先生はおっしゃってましたよ......。

今後ともよろしくお願いします。

学習院の皆様。ほか。

No.1880

 重政君、ありがとうございました。今回の平家研は学習院が会場だったこともあって、貴兄や田代さんなどとお目にかかれて幸いでした。たった半年しか経っていないというのに、皆さんすっかり大人びていたのにビックリしました。こちらは「老人びた」でしょう?
 重政君の御報告、期待しています。こちらからは田中さんと門屋君がチャレンジ済みですから。あっ、そうか。門屋君はあのとき、兵藤ゼミ所属でしたね。
 また関西で平家研が開かれることがあれば、当ゼミメンバー大挙出陣の態勢は整っております。すでに長村君(京大院)が立候補しております。
 学習院の皆様、また御上洛の機会がありましたら、ぜひ京女にお立ち寄り下さい。

 >田中さん  神護寺ツアーの方は如何ですか?小生、直前にならないと態度表明できず、申し訳ありません。
 
 >山田先生  6月5日、空けておきます。「人権と共生」というテーマの演習に出席している学生さんにも参加を呼びかけてみます。ただ、京女は土曜の午後、資格課程の講義が目白押しなので、参加したくてもできない学生さんが多いと思います。
 それから、先般は奈良大でのシンポのレジュメをありがとうございました。鎌倉との空間構造の一致は興味深いものがありますが、勉強不足のゆえか嵯峨が都市というのが未だにピンときません。大村拓生氏からも「中世嵯峨の都市的発展と大堰川交通」という御高論をいただきましたので(大村さん、ありがとうございました)、これからすこし勉強させていただきます。

 ☆余談 
 先般、拙著『鎌倉の豪族Ⅰ』がEasy Seekに出ていると書き込みましたところ、即、売り切れとなりました。購入された方、ご連絡下されば正誤表をお送りします。また、『中世東国武士団の研究』の正誤表(ほとんど元木先生の御指摘によるもの)もあります。ご連絡下さい。

些細な事ですが、皆さんのご意見を。

No.1851

本日(4月25日)付け朝日新聞朝刊17頁に、「風考計」という論説の覧があり、そこに論説主幹若宮啓蒙文氏が「武士道とイラクの抵抗と」という文章を書いていますが、この文章、先日、野口先生にもこの掲示板でご紹介していただいた、『本郷』51号に掲載の拙文「武士道という虚構」を明らかに下敷きにしていると、私には思えてならないのですが、お読みになった方のご意見をお聞かせ下さい。

もっとも、拙文もここでの美川先生をはじめとする議論を下敷きにしていることは、ここの掲示板で事前にお伝えした通りですが。

訂正

No.1852

上の文章、若宮啓蒙文氏ではなく、若宮啓文氏の間違いです。訂正します。

Re: 些細な事ですが、皆さんのご意見を。

No.1856

 新渡戸稲造の『武士道』を引き合いに出したり、防衛副長官の発言を問題にしたり、映画で近代兵器の軍隊に刀を振り回して突撃するシーンがあることをとりあげるなど、若宮氏が近藤先生の御論をお読みになった可能性は高いものと思います。
 しかし、『南洲翁遺訓』を示されたり、論旨もイラクの人質事件の被害者に対する日本人のバッシングとこの映画に対する感情の矛盾をついたもので、近藤先生の御意見に触発されているにしても、別の議論だと小生には思えました。これには、さすが朝日の論説はすぐれていると、感じ入っておりました。
 小生は近藤先生の御意見にも若宮氏の御意見にも賛成です。
 ところで、京都にお住まいの方、京都新聞2月10日(火)文化欄に掲載された笠谷和比古氏の「確かな日本理解と洞察力」と題された「ラスト・サムライ」評をどう思われますか?
 ちなみに、これについては下記のサイトに意見の提示がありました。これも、近藤先生もみなさんも、ぜひお読み下さい。
http://mitleid.cool.ne.jp/lastsamurai.htm

人質問題

No.1861

野口先生、あ、ご存じなかったのですか。
それは偶然。楽々亭太丸さんのHP,眺めていたら、
ちょっとくらくらしてきました。

ということで、こちらはもうご存じだと思いますが、
朝日に載った作家高橋源一郎氏の文章に、なかなか感心しました。あの人質問題です。

http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/148.html

Re: 人質問題。

No.1862

 >美川先生  それは読んで切り抜き済みです。学生さんに話しをするには、絶好の材料ですね。そのほかに、京都新聞4月20日付夕刊掲載「現代のことば」の落合恵美子氏「イラク人質事件に見る個人と国家」も説得力のある内容でした。
 この事件における被害者バッシングは、今日の社会の荒廃構造を端的に示すもので、長く高校の教育現場にいた経験のある小生には、実に納得がいくと同時に怖れていたことが現実となったという感慨があります。本当に恐い世の中になったものです。
 なお、再掲ですが、下記サイト、みなさん是非御覧下さい。
 http://www.fujiwarashinya.com/talk/2004_0416.html

どす黒い動き

No.1865

野口先生、いろいろご教示ありがとうございます。
高橋源一郎氏の公式HPを見たら、

<注意>
今週になってからだと思いますが、高橋源一郎名義でワープロで印字された政治的な内容の手紙(宛名は手書き)があちこちに郵送されているようです。
高橋源一郎本人とはまったく関係ありませんのでご注意下さい。

とありました。なにか、どす黒い勢力が動いているようで、無気味です。たぶん、あの朝日の記事への策略でしょうか。
戦前の日本も、父の話では、急速に、というかいつの間にか、軍国主義化したそうですが、いまもその恐れが・・・。

Re: 些細な事ですが、皆さんのご意見を。

No.1866

もし拙文が若宮氏のお目に止まったのであれば、光栄に思うべきですね。

「ラストサムライ」のような映画が大ヒットするのは、下で元木先生や野口先生が書き込まれているように、やはり日本人の歴史認識の低下とも関係するのでしょう。

それにしても、笠谷氏は、「ラストサムライ」に対して「確かな日本理解と洞察力」ですか。呆れたものです。

Re: 些細な事ですが、皆さんのご意見を。

No.1867

 近藤先生、玉稿と若宮氏の文章の件、野口先生の仰るとおりと思います。論旨の展開など、玉稿とよく似ていますが、新渡戸の本や、防衛庁長官発言などは、若宮氏のようなジャーナリストなら、当然思い浮かべる問題であるのも事実です。玉稿に触発されたところもあったのかもしれませんが、氏にすれば内々に考えていたことが補強されたという気持ちだったのかもしれません。イラク問題の方に主眼があった氏は、ことさら触れなかったのでしょう。むしろ、氏に同感だと称して玉稿のコピーでも送って反応を見てはも面白いかも。
 人質問題、確かに彼らの状況判断も問題でしたが、新潮、文春あたりのマスコミが被害者の私生活に泥足で踏み込む報道をしてから、世論がおかしくなってしまいました。何らかのどす黒い動きがあったのでしょうね。自衛隊が派遣されたことの本質は隠蔽され、お上に迷惑をかけたことが批判の対象になるのだからお笑いです。どっかの馬鹿な漫画家の戦争賛美と同じです。
 自衛隊派遣を批判することが憚られ、美川先生のご指摘のように批判した文化人が中傷されるとは、恐ろしいことです。大学の独法化もコスト至上主義の名のもとにたちまち強行され、長い歴史の中で培われた大学の自治も学問の自立も否定されようとしております(空洞化していたのも事実ですが)。批判も議論も、ほとんどできない状況にありました。
 その背景には、不況の時代に、不経済で浪費的な態度を道義、倫理的な方面からも徹底的に否定する動きが強まることにあります。金にならない学問、とくに人文科学の存立の基盤などは瞬くうちにやせ細りそうです。
 70年前も同じ状況ではなかったでしょうか。そうした状況下では、さらに経済面を中心に政府の主導権が高まり、国策に対する批判が封じられる傾向が出てくることになります。かくして20年代末期から30年代初期、大正デモクラシーは瞬時に崩壊し、呆然とするうちに国民は総力戦に巻き込まれ、300万人の日本人の死者と、それ以上の対戦国の死者を出したことは、忘れてはならないでしょう。
 長野県に無言館という美術館があります。ご存知のとおり、戦没画学生の遺作を集めた美術館です。モダンな洋画を描き、銀座の繁華な雑踏を愛し、家族との平和な日々にかけがえのない価値と喜びを見出していた彼らが、無残な最後を迎えたことのむごさが痛いほど感じられる場所です。戦前の若者だって、誰も戦争を望んでいなかったし、彼らは平和を心から望んでいた。しかし、その人たちが、抵抗することもできずに戦争に駆り出されていった意味をわれわれは厳しく認識しなければならないと思います。
 余談ですが、京大文学部の高橋秀直先生によると、徴兵猶予されていた日本の大学生の戦争志願率は、アメリカのそれと比較にならないほど低かったとのことです。無論臆病だったわけではありません。それほどに、戦争に懐疑的だったのです。それにもかかわらず、戦争がはじまった背景をわれわれは問い直す必要があると思います。
 もっとも、アメリカでブッシュが大敗したら、日本政府の方針も大転換でしょうね。小泉がもうすぐ引退とか言っているのはその辺を読んでのことかも。ケリー大統領に、加藤首相になったりして。日本とアメリカの関係はやはり、その程度かもしれませんね。まるで、魏と邪馬台国の関係みたい?
 というわけで、アメリカ人にしてみればチョロイ日本人のハートをつかむ映画なんか簡単に作れるということでしょうな。やはり、確かな「日本理解と洞察力」ではないでしょうか(苦笑)、近藤先生、如何ですか?

Re: 些細な事ですが、皆さんのご意見を。

No.1868

元木先生、笠谷氏の「ラストサムライ」評は、氏のこれまでの文章や論題から内容を予想したまでで、読んではいませんが、上の理解はもちろん皮肉ですよね。私も、「ブッシュ大統領の策略か」と書きましたが、笠谷氏がもし上のように理解していたならば、評価を再考しなければなりませんね。

世相の件、戦争を確かに経験している山中裕先生も、昨今の世相は、太平洋戦争開始前とそっくりで恐いとしみじみと仰ってました。国民の歴史認識の問題とも関わり、日本の近代史は中学や高校でやはりしっかりと教えるべきだと思います。その意味で、高校での日本史選択制などは、やはり遠くからの国民統制策かと疑いたくもなりますね。

若宮氏のコラムの件、拙文を送ってみましょう。

Re: 些細な事ですが、皆さんのご意見を。

No.1869

近藤先生、もちろん皮肉ですよ。念のために申しますと、笠谷氏は「武士道の本質を見事についた作品」とか何とかえらく持ち上げておりました。氏の武士道論と、名誉のために玉砕する主人公の行動が合致していたようです。当方は映画を見ていないので、それ以上は何も申せませんが。

話題に出遅れましたが

佐伯真一
No.1873

 私事ですが、パソコンを買い換えて、使えるようにするのに二日がかりで奮闘している間に、すっかり話題に乗り遅れてしまいました。
 若宮氏の文章、私も読みましたが、特に近藤さんの文章との類似は感じませんでした。ラストサムライに引っかけてイラクの話をしたために、話題が重なったという程度ではないしょうか(いや、もちろん、「本郷」を見て触発されたのかもしれませんが)。
 あの映画が、アメリカの目を通して日本を見ている点に関わって、「武士道」好きの人たちの矛盾を突いている点は、中々やるな、と思いました(新渡戸の「武士道」に疑いを入れていない点はちょっとどうかな、と思いましたが、まあ、文章全体の趣旨から言えば、そこにこだわっている場合ではないでしょう)。
 笠谷センセイのラストサムライ礼賛論は、神戸新聞(だったと記憶)では、1月の荒田町遺跡保存シンポジウムのことを報ずる記事の隣に載っていたので、シンポの記事のコピーを送ってもらって、たまたま読みました。近代「武士道」論というものが、全体として虚構から成っていることを、身を以て示された文章と、感心しつつ拝読した次第です。
 近代「武士道」論は、「失われた古き良き日本」を幻想するところから発した面を強く持っていると思います。そうした性格を体現しているという意味では、ラストサムライも笠谷センセイも、それ自体、文化史的な考察の題材として、貴重な研究対象であるかもしれません。  

ラストサムライ批評本

No.1876

「ラストサムライ」はビデオもDVDももう出回っているはずですから、元木先生も是非一度御覧になってみて下さい。そのうえで、かつて新しい歴史教科書を作る会に対する反論本が出たように、ここに参加されている、野口先生・元木先生・佐伯先生・美川先生、そして私で、「ラストサムライ」への批評本を書きませんか。そして、編集は石浜さんにお願いするというのはどうですか?

それにしても、佐伯先生の皮肉(ですよね?)はきついですな。

Re: ラストサムライ批評本

No.1881

近藤先生のご提案、とても面白いですね。「ラストサムライ」をとば口に、ということかと思いますが、こうした批評本は結構需要がありそうな気がします。「ラスト・サムライを切る!」のようなタイトル、でしょうか。……それと、確かに、佐伯先生の皮肉はきついですね。

何を批評するか

佐伯真一
No.1882

 新しいパソコン君が中々思うように動いてくれないイライラで、持ち前の人柄の悪さがにじみ出てしまったかもしれません。「イメージ」に武士を使っていた点も、前と違っていることに、あとで気づきました。
 数ヶ月前に、芸能に関わっている私の弟と議論したときは、彼は「ラストサムライを歴史だと思って見ている人が結構いる」という見方には「そんなことはあり得ない、あれはみんな純粋なフィクションと割り切って楽しんでいるのだ」という反応でした。いや、でも歴史の先生にも…(以下略)というわけなのですが。
 正面から「現実の歴史と違う」と批判するだけでは、「また頭の固い奴らが文句を言っている」と受け流されてしまうかもしれません。なぜ、あれが受けるのか、という次元で議論することが、ある程度は必要だと思います。
 そのように考えたとき、私としては、明治から変わらない「武士道」論の姿勢(欧米との対比において、失われた美しい過去を幻想する姿勢)が目についてしまうもので、個別の映画作品や孤立した個人の問題とは思えないのです。皮肉はもちろんありますが、本気で「貴重な考察対象」だと思うところもあるわけです。

ラストサムライは客寄せパンダ

No.1883

佐伯先生の仰りたいことはよく分かります。私が考えているのも、佐伯先生が仰りたいことをも含めて、一般の人の武士や武士道に対する認識がいかに誤りや思い込みであるかを伝える本です。

むろんこれらはここでお馴染みの先生方をはじめて個々ですでに論考されていることですが、大ヒットしただけに一般の人にも興味を引きやすい「ラストサムライ」という映画を、石浜さんが仰るようにまさにとば口にして、改めて一般の人に伝えたいわけです。そこに、イラク戦争などの世相を反映させたくもあります。

石浜さんが、おもしろいと言って下さったのも、そういう方向性でですよね?ただ、こういう企画は、タイムリーさが要求されますね。



という映画を批評してもあまり意味がないのは当然です。ですから、石浜さんが仰るように、「ラストサムライ」はあくまでとば口にすぎません。たまたま大ヒットした映画にすぎません。ただ、大ヒットしたからこそとば口に使えるのです。

訂正

No.1884

上の最後の2行は削除です。

余裕があれば。

No.1885

 近藤先生。書き込みのさいに、暗証キーを入力していただきますと、御自身で削除・修正ができますので、これからは、よろしくお願い致します。
 ご提案の本は、面白い企画だと思います。時間的・精神的余裕さえあれば、先生方と議論の機会も得て、とは思うのですが。小生は石浜さんから御依頼を頂いているNHKブックスの中で自らのイメージする中世前期の武士像を提示することを先に済ませたいと思っております。「ファースト・サムライの実像」ですね。
 なお、視覚メディアが軍国国家の国民道徳の涵養に果たした役割については大学の紀要に書いたことがあります。
http://www.cs.kyoto-wu.ac.jp/bulletin/1/noguchi.pdf
 
 美川先生が「どす黒い動き」を指摘されていますが、先にNO.1862で紹介した藤原新也氏のHPにも、あの意見を述べた後、日に250件ものウィルスが送りつけられているのだそうです。
http://www.fujiwarashinya.com/talk/2004_0427.html
 こうした悪しき状況(「非国民」的な用法として「反日的分子」などという言葉を使う代議士が現れたことなども)が、戦後教育の結果だとすると、小生も7年間、高校で社会科を教えた「教育者」として猛省を余儀なくされてしまいます。困りました。
 そんな時、京樂先生の御発言の「元気さ」にはいつも励まされております。
 http://www.shc.usp.ac.jp/kyouraku/ (犬好きの方も必見)

 佐伯先生の御意見、皮肉としてではなく正論として同感です。先生の御著書をますます楽しみに致しております。

笠谷センセイの新作

No.1887

近藤先生、ラストサムライをとば口にして、とは、その通りのことであります。先ほど書店で、笠谷センセイの新しいご著書(監修となっていますが)を見つけました。『武士道 サムライ精神の言葉』です。青春出版社のプレイプッブク・インテリジェントシリーズの一冊だそうで、帯には「武士道とは何か、日本人はいかにあるべきか いま彼らの肉声が「侍」の遺伝子を呼び覚ます」とあります。この帯の文句を書いたのは、担当の編集者だとは思いますが、笠谷センセイのみならず、その編集者までもがこう書いてしまう、そこのところのウソと誠を衝く、ということが必要なのかなと思います。

やっと落ち着いて一言追加

佐伯真一
No.1891

 近藤先生、野口先生、ありがとうございました。上の拙文はいかにも舌足らずと反省、やっと部屋の中も片づいて、2月3日付神戸新聞のコピーも発掘したところで、一言追加します。
 ラストサムライは、大枠としては、文明人が「高貴な野蛮人」を発見する、凡庸な物語だと思います。アメリカ側では、単にそういう類型的な物語の一つとして見られているのではないでしょうか(確かめたわけじゃないけど)。
 問題は、日本人がなぜ喜んでしまうかですが、私は、近代の日本人が、欧米と異なる独自の精神文化を持っていると誇りたい気持ちと、しかしそれを欧米人の目から認めてもらわないと誇る気になれないという屈折した自意識を持っている点に、大きな問題があると思います。そうした意識構造の上で、欧米の視点から創られたフィクションがヒットするという姿は、まさに新渡戸の『武士道』とぴったり同じだと思うのです。
 それにしても、いかに美化されているとはいえ、自分たちの誇りであるはずの「武士道」を、「滅びゆく高貴な野蛮人」扱いされることに、「武士道」好きの人たちは抵抗を感じないのだろうか、というのが大きな疑問です。その点、笠谷センセイが、ラストサムライを「かくも気高き武士道」と礼賛し、「多くの米国民が熱い思いでこの映画を受け入れている」と述べつつも、滅びゆくサムライ文化への「同情の雰囲気」に「とまどいと複雑な感情を覚え」るとお書きになるあたりは、一つの答えを出されたものと思い、観察のしがいがあると感じます。きっと、もっと力強くほめてほしかったんですね。

コンプレックスですかね。

No.1892

ここの掲示板で、美川先生がはじめて「ラストサムライ」を話題にされたとき、「内なるナショナリズムをかき立てられる映画」と評しておられましたが、「ラストサムライ」の日本での大ヒットは、結局は欧米の文化に対するコンプレックスの裏返しですかね(美川先生がコンプレックスを持っているという意味ではありません。念のため)。コンプレックスの度合いが大きい人ほど、武士道などというものを喧伝するのかもしれませんね。
新渡戸も、確か日本にはキリスト教に匹敵するような道徳がないと言われて「武士道」を考えだしたんですよね。

それにしても、武士道礼賛の書物が出回る昨今、もうじき佐伯先生のご高著が出版されるわけですが、もっと武士道否定の書物も出回ってもいいですよね。

総合教育科目演習受講生への連絡ほか。

No.1836

 >月Ⅰの演習受講生の皆さんへ   26日の報告は、2名ではなく3名になります。各報告の時間が少なくなりますが、よろしくお願いいたします。
 
 >ゼミメンバー諸姉兄  『日本歴史』5月号に高橋昌明先生の「平重盛の小松殿と小松谷」という論文が掲載されています。京女周辺の問題を取り扱ったものなので、熟読しておいてください(山本君・平田さんは必須)。この論文や小松殿の評価については、そのうちゼミで議論したいと思います。
 ついでに、『歴史読本』6月号に「検証 征夷大将軍と源氏の血脈」という拙文が載っていますので、これもあわせて御検討下されば幸いです。説明不足なところが多く、批判すべき点は数多いと存じます。

 >山田邦和先生  花園大学の研究所の見学会の件、どうぞよろしくお願い申しあげます。ただ、京女の学生さんは、土曜日の午後は資格課程の授業に出席する人が多いようです。

 >山田ちさ子様  アテネ新書の『源義経』を見つけられたとのこと、実にラッキーなこととお慶び申しあげます。どこで?、いくらで?・・・今度、お教え下さい。
 ちなみに、すでに絶版になっている拙著『鎌倉の豪族Ⅰ』がEasy Seekの古本屋街に出ています。著者が自分の口から言うのも何ですが、東国武士の研究を進めようとされる人にとっては、これは掘り出し物だと思います。なお、この本はいささか誤植が多いので、お持ちの方は、お知らせ下されば正誤表をお送りします。
 
 ☆ 金曜は前年度同様、同志社に出講していますが、講義後に茶会が出来ないのが、さみしい限りです。
 明日(24日)は、学習院で開かれる平家物語研究会に出席のため、東下りです。志立正知氏による『延慶本平家物語』巻12の輪読のほか、高松百香氏「興福寺再建と兼実-中世摂関家の再編-」と樋口州男氏「竹内理三の人と学問」の二本の報告があります。
 そんなこんなで、このところ研究室に不在のことが多く、申し訳ありません。そう言えば今年度前期の「在室状況」の更新もまだでした。業績(もちろん、掲げてあるのは主なものだけですが)も追加しなければならないので、そのうち一緒にしたいと思います。それでは・・・。

Re: 総合教育科目演習受講生への連絡ほか。

平田樹理
No.1841

ご無沙汰しております。こんにちは。

>野口先生
本年度公開講座の受付、出迎え等承りました。家人のお役目、しっかり果たしたいと思います。自分から名乗り出るべきでしたね。申し訳ありません。
高橋先生の『日本歴史』5月号の「平重盛の小松殿と小松谷」もですが、講義等、平家関係の事を勉強しますと、自分がいかに恵まれた環境に住み大学に通っていたか、思い知ります。自分が法住寺内にいるようなものですから。京女の学生さん、本当にすごいですよ!(笑)

Re: 総合教育科目演習受講生へ

山岡 瞳
No.1848

総合教育科目の件、了解しました。先週に引き続き三人というのは大変ですね。どれくらい大変かと言いますと、生徒の発表、先生との質疑応答のみで、他の生徒は聞き役に徹するという状況です。次の次からは二人ずつになるということなので、そろそろ出番でしょうか?といっても簡単な質問しかできませんが…。盛り上げる係には程遠いです(-.-;)

先日野口先生に「まずインターネットに繋ぎなさい」っ言われましたが、ウィルスがこんなにも頻発している中で接続するのは心配です。パソコン講習会が開かれるときには技術的なことはもちろんですが、ウィルス対策の方法もご指導お願いしますm(__)m

学生と生徒。

No.1860

 >山岡さん  細かいことを言うようですが、大学生は「学生」です。「生徒」は高校生。「児童」は小・中学生。
 このところ、山岡さんに限らず、自分を生徒だと思っている大学生が多いようです。しばしば、マスコミもそんな言い方をする。たしかに、大学大衆化の今日、高校生みたいな気分で大学に来ている「学生」さんも多いこととは思いますが、教室では師と弟子であっても、大学というところは基本的には教師と学生は対等な「市民」として対峙する場です。そこに学問の伝達が自由に行われる空間が存在しうるのです。「学生」と「生徒」の間には深くて広い溝があることを覚えておいて下さい。京都女子大は、あくまでも、いつまでも真の「大学」であって欲しいと小生は念じています。

中等後教育

No.1864

 この前の例会に参加したときに「情報処理士」は必要のある資格なのか?という話題になり、その時にいろいろと調べてみました。→http://www.jacb.gr.jp
 そこでは、中等後教育という表現になっていました。大学は高等教育機関では無かったのかな?とも思いましたが...。
 野口先生が以前仰っていた「就職専門学校化」に伴う、意識の変化にあたるのでしょうか?

★パソコンについて
 生物界でのウィルスとは違い、根絶は可能です。コンピュータは積極的に使わなければ覚えられません。しかも、簡単には故障は起こりませし、車のように人に危害を加えるような事もありません。確かに高価なものですが、壊れても元通りに直せるものですので、その点で安心して主体的に使ってください。