連絡網について

No.1808

先ほど、連絡網に掲載のメールアドレス確認のメールを送信いたしました。が、広政さん、谷垣さん、鈴木君、永富さん、野口君、平田さんに送ったメールがはねられてしまいます。携帯メールの受信で、登録してあるアドレスからのメール以外は受け取ることが出来ないなど、特殊な設定はしておられませんか?

Re: 連絡網について

No.1809

ドメイン指定受信に設定しています。kyoto-inetを許可するように設定変更しました。
(ちなみに、この設定をしないと1時間に十数件の迷惑メールが来てしまいます...)

Re: 連絡網について

廣政 愛
No.1810

すみません、携帯を持ち始めたばっかりでよく分からないです・・・。
PCの方でもう一度お願いできますか?

Re: 連絡網について

永富 絵里子
No.1823

鈴木君と同じく迷惑メール対策としてドメイン指定受信を設定しております。kyoto-inetを登録しておきますね。お手数かけてすみません。

改名のお祝い、接待役の補任、お礼、他。

No.1826

>田中さん  連絡網の整備、ありがとうございます。それから、神護寺見学の件も、小生はちょっと予定が立たないのですが、二回生にはぜひ見てもらいたいし、永富さんのところでバーベキューというのも、楽しそうですし、ぜひ皆さんとご相談の上、話しを進めていただければと思います。
 それから、「建春門院」から「牧の方」への御改名、まことにおめでとうございます。え~何やら門屋君が「北条時政」とオーバーラップして参りました。それにしても、「時政十三回忌を盛大に催す=ゼミ女子コンの主催」「係累の女性を引率して天王寺や南都諸寺参詣を敢行=屋島日帰り旅行・湖東三山ドライブを主催」などなど、その行動形態は実によく似ておられます。恐るべし、恐るべし。次は義時の後妻「伊賀氏」が登場するのでしょうか。誰だろう?
 ところで、目下、源実朝の像を伝える大通寺御住職からの御依頼の原稿(昨年の実朝忌における講演録)を執筆中なのですが、そこで牧の方と伊賀氏(伊賀局)に言及することがありました。そこへ、田中さんの改名ご披露があり、その返信で山田ちさ子さんが大通寺に行くと書かれていたのに驚いています(「平安京探偵団」bbs)。かくなる上は『北条時政』の執筆に早く取りかかりたいものです(>石浜さん その前に必ずNHKブックスを書きます)。

>田中さん・門屋君、平田さん・山本君  滑川さんが永井路子氏の送迎役を仰せつかったことを知り、こちらも「臨時除目」です。6月26日に開催される研究所公開講座における講師接待役にこの四人の方を補任させていただきます。兵藤先生、高橋先生にそれぞれお二人でお願いいたします。高家筆頭・吉良上野介の指南を仰がなくても、すでに心得はおありのことと存じます。ほかのメンバーのみなさんも宜しく御助力のほど。

>樋口健太郎様・白井克浩様  もしご覧になられていたら、このような場で、恐縮ですが、お二人の御高論、ありがたく拝受いたしました。ともに素晴らしい論文で、大変勉強させていただきました。追って、拙文などを添えてお礼状を差し上げたいと存じますが、遅くなるかも知れませんので、取りあえず略儀ながら、ここでお礼を申しあげさせていただきます。お二人の御研究は、小生および当ゼミの課題に重なるところが大きいので、今後ともよろしく御願い申しあげます。また、ぜひ、こちらで御研究を発表していただく機会をえたいものと考えております。御検討いただければ幸いです。

歴史ハイキング

山口博史
No.1803

野口先生にご紹介いただきました、母利美和先生のご案内による第77回歴史ハイキング、「京における幕末維新の彦根藩」は76名の参加により事故もなく、無事終了することができました。報告申し上げます。
今回は、幕末における4つの彦根藩邸を中心に、三条家、九条家の公家との関わりやゆかりの寺院を巡りとても有意義な一時を過ごすことが出来ました。
野口先生、ご紹介くださいまして本当にありがとうございました。早雲だよりが出来ましたら送付申し上げます。
なお次回は、5月30日(日)に第78回歴史ハイキングを行います。テーマは「京の七口ー若狭街道(鯖街道)を歩く」で、八瀬から御所の石薬師御門までの6キロの道程をゆっくりと歩きます。

Re: 歴史ハイキング

No.1805

 山口さん、御報告ありがとうございました。大変な数の参加者ですね(ちょっとした武士団なみです)。小生も幕末の歴史を彦根藩の史料で勉強したことがありますので、今日は参加したかったのですが、ほかの用事と重なり残念でした。ゼミメンバー、あるいは京女の学生さんで参加した人はいたのでしょうか?
 母利先生は第一人者ですから、好天にも恵まれて、さぞかし充実した歴史散歩だったことと思います。
 五月には小生も勤労者学園で2回お話をさせていただくことになっております。また、よろしく御願い申しあげる次第です。

Re: 歴史ハイキング

山口博史
No.1813

野口先生
先日のハイキングでは母利先生のゼミ生が2名参加されていました。
なお、先生が講義に来られるといことは知っていますが、今回仕事の都合で受講することが出来ないかもしれません。4月から講義が始まったのですが、黒田先生の講義2回とも出席できませんでした。できるだけ行きたいと思っています。
山口

御無理なきように。

No.1814

>山口さん 勤労者学園の件、どうぞ御無理なさらないでください。山口さんと小生は同世代ですが、この歳になると本当に身体が疲れますから。
 小生、本日など午前に演習2コマの上、いろいろ事務的なトラブルが重なり、精神の安定を失って、他人様の前で余計な一言を申してしまったり、授業中には研究者の名前・著書名を言わんとしても思い出せなかったり、すこし前まで見ていた書類が行方不明になったりで、もう大変です。よく、老人になってから性格が悪くなったと言われる人がいますが、事情が分かってきました。
 若者たちから出来るだけ嫌われないように、しっかり休めるときは休むことに致しましょう。とは言っても、そう簡単に休めないのが辛いところですね。

小城市誕生へ

古庄秀樹
No.1802

野口先生
 ご無沙汰しています。いよいよ小城町議会他3町の議決を受けて来年3月1日に小城市が誕生することとなりました。人口4万6000人、北は天山から南は有明海を臨む市です。これから当館の常設展示についても新たなテーマ(新市誕生へ)での見直しが必要となります。これからもよろしくお願いいたします。
        小城町立歴史資料館 古庄

Re: 小城市誕生へ

No.1804

 古庄さん、お久しぶりです。いよいよ小城が中世の小城郡の領域を復活しそうな勢いですね。小城市になることによって、小城郡惣地頭職としての千葉氏に関する研究も活発化・深化されることを期待しております。いずれにしても、歴史的経緯から旧小城町が文化行政の中核とならざるを得ないと思います。古庄さんのお仕事がまた増えてしまいそうですが、ますますの御活躍を御願い申しあげます。
 真正なる「小京都」、市民が自らの地域の誇りを主張できる文化都市の構築を前面に押し出しての地域振興に期待しています。
 昨年末、山口を訪れて、市の文化財担当の方に御案内をいただき、大内氏館発掘と史跡整備に、山口市が極めて熱心に取り組んでいるのに感動しました。小城市にも大いに期待いたしております。
 なお、ゼミ旅行候補地の筆頭にあることは変わりありませんので、その節は何卒よろしく御願い申しあげます。小城の皆様に、くれぐれも宜しくお伝え下さい。

洗濯機

末松憲子
No.1797

>野口先生
四月二十五日(日)に受け取りに行っても大丈夫でしょうか?

Re: 洗濯機・諸連絡

No.1799

 掲示板の完璧な私的使用にて恐縮です。

 >末松さん 連休に入るまでは研究会などが重なっていて、夜間を除いて予定がたちません。申し訳ありませんが、連休以後にお願い出来れば幸いです。30日以後で構いません。

 >鈴木君 過去ログ、保存さえされていれば、今のままで十分です。最初の書き込みは、昨年の神護寺虫払いの感想でした。あの時は、文覚の墓まで登りましたっけ。一年経つのは速いですが、掲示板の書き込みは質・量ともに膨大なものになりましたね。プリンセスと共に管理を勤めてくださっていることに、あらためてあつくお礼申しあげます。

 >元木先生 鈴木君(現代版・安倍晴明)にお願いすれば、PCでも親指シフトによる入力が可能なようです。一度、鈴木君に直接相談されたら如何でしょうか?仲介いたします。

 >『吾妻鏡』講読会出席者諸賢  19日に読むのは、「二俣川合戦」の所だと思います。参考文献として、岡田清一編『河越氏の研究』(名著出版)および拙稿「鎌倉武士と報復-畠山重忠と二俣川の合戦-」(『古代文化』54-6)を紹介しておきます。予習をしっかりしておくと、得るもの多大ですよ。

ご宣伝ありがとうございました。

なめかわ@エムニ
No.1800

野口先生、本学でのシンポジウムについて早速ご宣伝下さいましてありがとうございました。皆様、ふるってご参加下さい。
「史学科」の名前が消えてしまったのは残念でなりません。「人文学科」にしてしまって重みがなくなってしまったような気がします。あとお願いしておりました論文のコピーの件ですがなかなかお伺いすることができず申し訳ございません。ここ一週間以上インターネットを見ることがありませんでした(お返事をお返しする事ができず大変失礼を致しました)。
田中さん>この間はお誘い頂きましたのに学校側の用事のため参加できず大変失礼を致しました。当掲示板の書き込みで私の方が「姉御」と書かれておりましたが、やはり田中さんの方が「お姉さん」です(歳は同じなんですけどね)。色々気にかけて頂きまして大変感謝しております。
皆様>「@エムニ」は「ショムニ」の真似です。やってみたかったネタでした。こんなアホな事しか考えていない人間です(とほほ…)。何卒ご容赦を。

歴史学部。

No.1801

 滑川敦子さんは、「なめかわあつこ。」から「なめかわ@エムニ」に御改名ですか?たしかにM2ですから。となると、来年は「なめかわ@ドクイチ」ですか。琵琶法師の如し。「?なし毒一」とか??
 立命のシンポは立命の滑川さんが書き込んでくれれば良かったと思っておりました。
 ところで、このシンポにおいて大山先生は『峰相記』を取り上げられるようですが、『吾妻鏡』と『平家物語』で源平内乱期に焦点を絞っていただく方が面白いように思うので、ちょっと残念です。その方が、杉橋先生のお話も多く聴けそうですし。まあ「我田引水」ですが。
 ちなみに、立命が史学科をなくす一方で、同志社は来年度、文化学科から文化史学科を独立させる方針のようです。大学もさまざまですね。アメリカの大学には歴史学部というのがあるようで、日本にもそんな学部が出来ても良いと小生は思うのですが。
 
 今日は、この三月まで京都文化博物館の学芸第二課長をつとめておられた考古学者・片岡肇氏の退職記念の宴会がホテルグランヴィア京都で開かれました。片岡氏は小生の元上司ですが、法住寺殿武将墓の発掘を担当された方で、小生がこの武将墓について「ああでもない、こうでもない」と勝手な話が出来るのは、氏と現・京都文化博物館主任学芸員の植山茂さんのおかげなのです。片岡さんのますますの御活躍を祈念いたします。
 それにしても、文献史学・考古学・美術史・建築史・民俗学・民族学などを総合した「歴史学部」、あってもよいと思うのですが。

 小生のカメラによる伊勢旅行の写真。ようやくプリントを済ませました。明日持参します。
 >美川先生。例の「岩戸屋」写っていますよ。

ご配慮ありがとうございます

No.1806

野口先生、PCについて御提言ありがとうございました。いずれ折をみて、鈴木君のレクチャーを受けたいものです。ワープロでずっとフル稼働してきて、そのまま仕事の質と量を維持したままパソコンに移行できれば有難いのですが。現在のパソコンは2000年の暮れに購入したもので、WinndousのMEです。予備を確保する意味でも、そろそろ新しいPCを購入しようかなどと迷っております。ご相談に乗ってもらえれば幸いですが・・・。それを考える余裕があるかどうか、ですね。
それにしても日本語作成に難点のあるPCがのさばり、ワープロが衰退するのは、やはりアメリカに対する従属の進行でしょうか。物も、制度も、そして精神もアメリカの模倣になって、果たしてこの国は「先進国」として存続できるのでしょうか。

余談ですが、例のNHKの義経、HPで配役を見ると、後白河は平幹二郎、時政は小林稔侍、行家は大杉漣、景時は中尾彬、義経の師匠が塩見三省、金売り吉次が市川左団次と、まあ渋い面子もいるようです。
しかし、木曽義仲が小澤征爾の、藤原国衡が長島監督の、範頼が石原知事の、そして平資盛がライオン宰相の、それぞれご子息の由。茶番はいいかげんにしてくれといいたいですね。しかし、よく見ると、いずれも破滅する人物ばっかり、それににふさわしい配役と言うことかもしれません。そこまで考えていれば、案外捨てたものではないのかも。
この前は、初期化した後だったので色も、イメージも間違えました。

拝啓 なめかわ@エムニ様(笑)

No.1807

滑川さん、こんばんは。
先日の女子コンは参加いただけず、とても残念でした。が、しかーし、2度目も開催されるようですので、その時にはぜひ参加くださいませ。
 で、今日の本題は、他でもなく野口ゼミの連絡網です。滑川さんが掲載を希望されるのなら(希望者のみなので)、上の私のアドレスに①学校・学部/研究科②学年③名前④一番連絡のつく電話番号⑤一番連絡のつくメールアドレスを送って下さい。④⑤は、たいてい携帯電話です。
 ではでは。お返事をお待ちしております。

Re: 洗濯機

末松憲子
No.1816

またまた私的利用で申し訳ありません。
>野口先生
すみません、最初に五月四日といったのを変えてしまったばかりに・・・
四月三十日もしくは五月二十三日あたりはどうでしょうか?
明日研究室にお電話しようと思っています。

>なめかわ@エムニさま
お久しぶりです。私もすえまつ@エムニになりました(笑)
鎌倉以来ですね、また今度お会いしたいです。
私もなかなかゼミに参加できていないんですが、月曜の吾妻鏡には五月から参加しようと思っているところです。
飲み会第二弾で会えるといいですね~。

Re: 洗濯機

No.1817

>末松さん 30日なら工事当日ですから、必ずいます。なお、ご連絡はなるべくメールでお願いします。
 それから、田中さんの主催されたのは「飲み会」ではなく、「お食事会」です。したがって第二弾も、あくまでも「お食事会」でなければなりません。

>元木先生 『元木版平家物語』各所で大好評です。深夜、突如として全国各地の当掲示板愛読者の住居から、時ならぬ大爆笑が起こり、翌日多くの罪のない睡眠不足被害者を発生させた模様です。とくに義経の清盛落胤説は一部の研究者からは涙が止まらぬほどうけたようです。なにしろ元木先生が言っておられるのですから、インパクトが違います。

Re: 洗濯機

No.1818

野口先生、それは本当ですか。それでは、池宮何とかにネタを売ってやればよかった。いや、こうなったら自分で何かいんちき小説でも書きますか(爆笑)。
昔、吉川英治が終戦直後の『新平家物語』で、清盛が若いころ貧窮に苦しむように描いたのは、『平家物語』の「西光被斬」の台詞を真に受けたためとのことで、当時はまだ、歴史の成果を小説に取り入れることは稀だったようですが、以後、司馬遼太郎に代表されるように、一応、歴史学の研究は意識し、史料で確定できるところは確定した上で、フィクションを展開させる方法が定着したように思います。
 永井路子さんなどはそうした方法を、もっとも徹底した優れた小説家であったと思います。そして、作品の根底に学問に対する畏敬が存したことは間違えありません。それゆえに、「実朝暗殺、三浦首謀者説」といった歴史学からも評価される見解が生まることになったのです。
 それに引き換え最近の「歴史小説」ときたら・・・。歴史家の文章をパクる小説家が大家然として、大新聞で連載するのですから、呆れてしまいます。背景に読者の歴史認識の水準の低下雅あるのも間違えありませんが、同時に畏敬に値しない書物しか提供できない学界にも問題はあるのかもしれませんね。
 永井さんのお話が間近に聞ける立命のシンポジウム、若い方々はぜひ参加されるといいでしょう。大山先生お一人だけ、南北朝期の『峯相記』のお話というのも、楽しみな面もありますが、議論をうまくかみ合わせるのは大変ではないかと思います。司会の杉橋先生の腕の見せ所ですね。
 なめかわ@エムニさん、永井先生の送迎の大役ご苦労様です。緊張されるでしょうが、失礼のないように、ご健闘?ください。

洗濯機は三種の神器

なめかわ@エムニ
No.1820

いきなりタイトルで遊んでしまいました。洗濯機が「三種の神器」とされていた時代は過ぎ去ってしまいましたね…。
末松さん>本当にお久しぶりです。またお会いしたいものです。鎌倉以来ではなく熊野以来ですよ(笑)。私も立命内部の研究会とバッティングしてしまいゼミはなかなか参加できない状況です。
元木先生>既に緊張しています(涙)。当日は遅刻せずお迎えできるかどうか今から不安です。中学生の時、永井先生の『北条政子』(大河ドラマ「草燃える」の原作ですよね)を読み、日本史の面白さを実感しました。緊張する一方、送迎の役目を務めさせて頂けることは光栄に思っております。

小説家・元木先生

No.1821

元木先生、変名を使っての小説執筆、面白そうですね。いや、むしろ、東京の某旧帝大の教授のように、実名で小説を書くほうがいいかもしれません。うふふ、これで一儲けが…。

吾妻鏡殺人事件?

美川圭
No.1822

元木先生といえば、「吾妻鏡殺人事件」という夢を見られたことがあるとか。たしか、最近西京の某機関にもどってこられた某先生が登場した覚えがありますが、内容はよく覚えておりません。どんな話でしたっけ。

歴史小説

長村祥知
No.1825

歴史小説で不思議な盛り上がりを見せていますね。
治承寿永期や戦国時代ものの小説はたくさん読んだはずなのですが、実は私、司馬遼太郎作品は読んだ事無いのです。そして永井路子作品をはじめとする鎌倉時代ものの小説も。
どちらかといえば作者ではなく、源義経や武田信玄といったタイトルに惹かれていました。
上の先生方のお話を見ていて思った事ですが、考えてみれば「歴史」が「叙述」である以上、信憑性という価値観を抜きにすれば、当代最高クラスの研究者が小説という方向性でストーリーを考えるわけですから、おもしろい歴史が描けるのも当然かもしれません。
私は、歴史叙述の醍醐味の一つは、「事実は小説よりも奇なり」を垣間見る事が出来る事ではないかと思っています。
(それとは別な醍醐味は、それぞれの歴史叙述者がいかに見ていたか・考えていたか・偽ったか、だと思っています)

そんな私が、唯一作者名で本を探して読み進めた歴史小説家が、隆慶一郎。
『徳川実記』を引用してみたり、網野義彦氏の無縁論を取り入れたりと、私が高校生の頃、素人ながら歴史研究家気取りで小説を読んでいて、元木先生の仰る「歴史学の研究は意識し、史料で確定できるところは確定した上で、フィクションを展開させる方法」を確立しているように感じました。勿論、少しばかり学問の場で勉強した今、読んでどう感じるかは分かりませんが。
他の小説家に比べて、あまり隆慶一郎という名前を聞かないのが残念です。
ゼミ生の世代なら、週刊・月刊『ジャンプ』に「花の慶次」、「影武者徳川家康」・「左近」が漫画になって連載されていたのご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
原作は原哲夫の絵とは違った迫力が有りますよ。

Re: 歴史小説

No.1828

長村君、こんにちは。
隆慶一郎は、上横手先生、一推しの歴史小説家です。
あまり歴史小説を読まない私も、先生に勧められ、
『吉原御免状』は読みました。
おもしろかったですねえ。
たしか『影武者徳川家康』はドラマ化されてました。

歴史小説?

No.1830

 美川先生の仰る『吾妻鏡』殺人事件というのは、1982年ごろに見た夢で、小説ではなくテレビドラマの夢だったように思います。吾妻鏡の研究者が三浦半島で殺人事件に遭遇するのか、解決に乗り出すのだか。主演は加藤剛、相手は十朱幸代だったような。何がし先生はどんな役だか忘れました(何を馬鹿なことをまじめ腐って書いてるのだか)。
 今当方が書くなら学園の内情モノでしょうか。
 学問的には無能だが、経営者の一族で、汚い金儲けをしては経営者に貢いでいるからセクハラし放題、なんて教授が殺される。動機のあるものは山のようにいるが、実は学園ののっとりに絡む複雑な背景が介在していた・・・。
 プライバシーの侵害とか言われそうだし、とても実際にありそうなこととは思ってもらえないので、小説には成りそうもありませんが。まさに「事実は小説より奇なり」、の世界ですね。
 隆慶一郎は早くなくなり残念でした。その後の歴史小説家というと、どうもね。拙著を「参考にした」何某氏をはじめ、ろくでもないやつばかりのさばるのは、どこの世界も一緒ですかね。
 そんなことを考えるより、平氏政権と鎌倉幕府の問題を考えて、山積する課題をきちんとこなしてゆきます。

歴史小説

長村祥知
No.1834

美川先生、元木先生こんにちは

先生方は隆慶一郎をご存知なのですね。しかも上横手先生までとは。いささか驚きです。
『影武者徳川家康』のドラマは毎回見ていたのですが、一時間×十回程度で文庫三冊分の世界が描けるわけもなく、物足りなかったことを覚えております。
ここ数年、NHKの大河ドラマは視聴率が低いようですが、ある程度誰もが予想できるストーリーを中途半端に設定するくらいなら、いっそのこと『影武者徳川家康』を一年かけてやるとか、大多数の人が知らない人物を描いた『一夢庵風流記』(主人公前田慶次郎)をドラマ化してみるとか、やってみたら視聴率上がると思いますけどね。

どうでもいいことですが大学のパソコンから初書き込みです。
使えるようになってうれしい。。。

シンポジウム『歴史と文学のはざま』

No.1792

立命館大学文学部人文学科開設記念シンポジウム
  『歴史と文学のはざま』
基調講演 永井路子(作家)「歴史小説を書きながら-小説家、史料を読む-」
講演1 大山喬平(立命館大学COE推進機構招聘教授、京都大学名誉教授)「歴史の面白さ-その事実と叙述と-」
講演2 源 健一郎 (四天王寺国際仏教大学人文社会学部専任講師)「歴史を物語る仏法-『平家物語』の作られ方・読まれ方-」
司会 杉橋隆夫(立命館大学文学部教授)

会場:立命館大学衣笠キャンパス以文館1号ホール
日時:2004年5月7日(金)開場13時 開始13時30分 終了17時
※事前申し込み不要(一般公開・無料)

 以上、立命館大学の杉橋隆夫先生より、この企画についての宣伝の御依頼をいただきましたので、お知らせいたします。すでに、京女においては、お送りいただいたポスター・チラシの掲示・配布を文学部の事務室にお願いし、当研究所にもポスターを掲示いたしました。
 チラシには講演者のプロフィール・講演内容・参考文献などが掲載されていますので、必要な方は研究室までおいで下さい。
 それにいたしましても、このことで、はじめて立命館大学から「史学科」が消滅することを知りました。小生にとっては、大学受験のさい、もし京都の大学で史学科なら立命館と考えていましたし(京大は敷居が高すぎ、同志社は英語が難しいこともありましたが)、1988年度に杉橋先生がアメリカのプリンストン大学に行かれている間、非常勤を勤めさせていただいたご縁もありましたので、史学科の名前が消えるという一点において、とてもさみしく思っております。

もう一件『古代文化』についての御連絡。

No.1793

 本日、本年度最初の『古代文化』編集委員会が開かれました。そこでの決定事項。
① 伊藤瑠美さんの御高論「院政期における武士の存在形態-清和源氏重宗流を題材に-」が上下分割の形で、56巻8号・9号に掲載されることが正式に決まりました。伊藤さん、および武士論を専攻されているみなさん、刊行を鶴首している山本君をはじめゼミの諸姉兄、お待たせいたしました。ちなみに、この論文は「最近の武士論研究中の白眉で、これからの武士団研究のモデルとなる業績」だと思います。

② 『古代文化』「平家と福原(仮)」特輯号(NO.1352)に御執筆下さる
 元木泰雄先生・山田邦和先生・伊藤裕偉先生・近藤安紀さんにご連絡申しあげます。原稿はいったんコーディネーターである小生のもとで取りまとめて編集にお渡しするという段取りになりました。つきましては、原稿締切を本年12月6日(月)とさせていただきたいと存じます。お原稿は小生自宅宛に御送付下さいますように御願い申しあげます。
 なお、山田先生、できますれば、福原の二重堀・櫓?の遺構の写真を巻頭に使いたいので、図版解説と共に兵庫県埋文の方にお願いしていただけないでしょうか。
 この件については、執筆者の方にあらためて書面にて御願い申しあげますが、ここに「速報」させていただきました。

獲らぬ狸の・・・

No.1794

野口先生、了解いたしました。福原と平氏政権については、夏休み前に講義で取り上げ、何とか年内にまとめたいと心積もりはしておりますが・・・。
実は例の保元・平治の乱もなかなか進まず、果たして、他の論文にかかれるのか、また問題山積の『古代の人物』の編纂でも難問が降りかかりそうだし、何より学内のややこしい問題に振りまわらされそうだし、だんだん先行き不透明になってきました。以前はこの掲示板で景気のいいことを申してはいたのですが、3月に仕事ができず、というより満仲・頼光を書いてから、ろくな仕事ができずにいるもどかしさ、あせりが募っております。春にあれを書き、夏にあれとこれを片付けて・・とはまさに表題の如し。
書けないのは、あちこちで保元・平治を書きまくったため(これまでの拙著7冊中、この事件に触れていないのは満仲・頼光だけだった!)と思っていたのですが、実は加齢に伴う衰えの産物ではないかという半ば諦念に変りつつあります。まあ、そんな言い訳を言うより史料を虚心に読むことのほうが道を切り開いてくれそうですが。
ところで、来年の大河ドラマ、キャスティングを聞けばまさに学芸会。義経は茶髪になるとか。こうなったら、義経は実は忍者だったとか、平泉からアメリカ大陸に亡命してインカ帝国をつくるとか、清盛と常盤は平治の乱以前から密通していて、義経は清盛のご落胤で、それがばれて頼朝に殺されるとか、インド映画かビートたけしのへんてこな座頭市みたいに劇中でうたって踊るとか、当時200歳の安部晴明が登場して魔術を見せるとか、タイムスリップした現代人が義経の参謀になるとか、がy邦夫義経を現代にタイムスリップさせてトレンディドラマにするとか・・・それくらい徹底した方が面白いでしょうね。こんな馬鹿番組のあやかり本などと言われては心外ですので、ライブラリーは放送終了後に取り掛かります(本当は遅れに遅れてかけないだけ?)。
しかし、「白い巨塔」が大ヒットしたように、視聴者は本格的なドラマを求めているのですが、製作者は何を考えているのでしょうか。ジャリタレファンは彼らが大河にでてわざとらしい芝居をするのを見たくないし、時代劇ファンがそんな劇を見るはずもありません。今年の馬鹿ドラマの最低視聴率をどう考えているのですかね。若者にこびたって、彼らは大河なんか見るはずもない、逆に本当のファンを失うだけなのに。
これはドラマだけではありませんね。読者に変にこびたり、逆にその水準を無視したり、真のニーズを理解し、学問的水準と矜持を保った書物を、日本史研究者はつねに執筆する必要があると思います。・・・そんなこと言っているから益々言行が進まない・・・。

訂正

No.1795

どうも打ち間違えや変換ミスが多くて申し訳ありません。終わりの3行は以下のとおりです。
「これはドラマだけではありませんね。読者に変にこびたり、逆にその水準を無視したりするような書物は、日本史離れを招くだけです。読者の真のニーズを・・・」
現行はもちろん原稿の誤りです。
富士通の親指シフトのワープロで、原稿を大量生産してきただけに、どうもPCになじめません。どう考えても、原稿を書くだけならワープロ、それも親指シフトが絶対に優れています。ワープロ生産中止に対応して買い込んだ中古も一台が壊れ、一台が壊れかけ、あと一台となりました。誰か中古を御譲りください。学問生命の危機です・・・引退の潮時か?

親指シフト。

No.1796

 元木先生。お久しぶりです。元木版『義経』大爆笑してしまいました。一方で歴史の真実に迫りつつ、かたやデタラメ話をでっち上げる、歴史学者とインチキ小説家の二股というのも面白うございますね。当節、歴史学者の仕事を平然と盗用したり、歴史学の入門編の勉強すらできていないのに、研究者を馬鹿にする筆法で読者の歓心を誘うような、似非文化人作家が横行していますから、いっそのこと、こちらからインチキ歴史小説をペンネームでも使って発表するというのも妙案であるかも知れませぬ。元木先生など、大ベストセラー作家になりそうですね。

 小生もパソコンキーの打ち間違え、最近ヒドイものがあります。結局、原因は耄碌だと思いますが。元木先生同様、最初に使ったのはワープロで、富士通のオアシスでしたから、やはり親指シフトでした。これは本当に機能的だったのですが、NECの文豪に変えてから仕方なくJIS方式。パソコン(一太郎)を導入したのは昨年からですが、相変わらずカナ入力をしていて、周囲から嘲笑を浴びております。我々の世代はこれが限界。もっとも知人には、いまだに頑強に原稿用紙に万年筆という方もおられます。編集者泣かせでしょう。でも、有名になればその原稿は売り物になりますね。あるいは、そのうち古書肆に○○先生「自筆フロッピー」なんてものが出回るようになるのかどうか?
 しかし、驚いたことに学生さんの中にいまだにレジュメを手書きで作ってくる人がいます。パソコンも出来るのならよいが、そうではない。ケータイメールは使うがパソコンで本格的な原稿は書けないと言うのは、話は出来るが文字は書けないみたいなものです。これは将来心配です。生き延びられないでしょう。もしゼミメンバーでそんな人がいたら、なんとかパソコンを手に入れて、鈴木君のパソコン講座で指導をうけましょう。

 心配と言えば、今朝、当家に下水道の業者と称する水色の作業服を着た男女が訪れ、何やら二年に一度の巡回だと称して下水管のふたを開け、掃除の必要を指摘されました。この方たちは、そうなのかどうか分かりませんが、なにしろ事前のコンタクトも公的な通知もなしに、戸別訪問するというのはおかしい。いろいろトラブルもあるようなので、さっそくお引き取りいただいたのですが、一人暮らしでアパートに住んでいるゼミメンバー諸君の所にも、こういう人が訪れることがあるようです。トラブルに巻き込まれないよう、ご注意下さい。いよいよ「自力救済社会」になりつつあるようですから、一人で暮らしているメンバーは、密接な連絡体制を構築して、あらゆる生活の危難を乗り越えられるようにしておいて欲しいと思います。

 拙宅、書架の工事は30日(金)に実施ということになりました。一日で完成させるので早朝から夜までかかるようです。そこで事前の作業は29日。後始末は5月1日以後の連休に行います。お手伝いは、都合の良さそうな人に直接お願いいたしますが、家が近くて力の有りそうな岩田君、よかったらお願いできませんか?
 それから、神護寺は年中行事なので行きたいのですが、月末に東京への出張もあって忙しく、小生はあるいは家の方の整理で不可能かも知れません。その場合は、これまで何度か見学会に参加された先輩に、「虫払い」の御案内をお願いいたしたいと思います。また、永富さんからバーベキュー云々のご提案もあるようですから、一日がかりで計画されても良いのではないでしょうか。
 
 イラクの人質問題については、下記のサイトを是非御覧下さい。
http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.html

親指シフトの現在

No.1798

 富士通ワープロ専用機のOASYSですが、やはり中古市場でも実機を探すのは難しいかもしれません。しかし、OASYSの場合は富士通からパソコン版も(バージョンは2002ですが)出ているようなので、文豪やRUPOなどの他メーカーよりはパソコンへの移行がスムーズなほうだと思います。
→パソコン版OASYS2002(http://software.fujitsu.com/jp/oasys/)

 親指シフトに関しては、ファンは多いみたいです。(僕は東芝RUPOユーザなので、野口先生と同じくJIS配列ですが)
 いろいろと調べてみたのですが、富士通から親指シフト配列のパソコン用キーボードが売っていました。
→親指シフトキーボードをお使いになる方へ(http://www.fmworld.net/annc/oshift/)
→富士通製親指シフトキーボード(http://software.fujitsu.com/jp/oasys/2002/kanren2002.html)
→Japanist 2003[漢字変換ソフト](http://software.fujitsu.com/jp/japanist/intro.html)

ちなみに、OASYSにはJapanistが付属しています。(一太郎とATOKの関係と同じです。)また、Japanistには普通のキーボードを親指シフト風に利用する設定が可能で、キーボードにシールを貼って対応するようです。
 逆に、親指シフトキーボードはJapanistが無いと利用できないようです。

 最近は1000円以下の安いキーボードがある中で、親指シフトのものは1万円を超えてしまいますが、ご参考になれば幸いです。
 
P.S.機会があって、一太郎のVer4(現在の最新は14[2004])をさわったのですが、文書入力に関する使い心地は今のWordなんかより良い気がしました..。

木幡より

No.1811

 シャープの『書院』から、『一太郎』ユーザーとなった岩田です。

 野口先生、お宅の書架の普請の件ですが、四月末からの連休の予定がまだわからないので、俄にはお返事ができません。バイト先が年に何度かのかき入れ時なのです。できるだけお手伝いに馳せ参じたいのですが・・・。
 余談ですが、うちにも「下水道の業者と称する」ところから、下水槽(?)の清掃を促す書状が届いたことがあります。うちの場合は、自治会で一括して然るべき業者に委託してありましたから、まんまとだまされることはなかったのですが。

オアシスかワードか

No.1812

野口先生、私も会社でオアシスを使っておりましたので、PCが導入された際には大変困りました。そもそも、それまでの文書を入れたFDが読めないわけですから。それで、PCにオアシスをインストールできることを知り、そのディスクがたまたま手に入ったので、PCにインストールし、使っておりました。おりましたと過去形なのは、どうもインストールしたものは、それまでとは使い勝手が同じでなく、操作性が悪かったからです。それで、だましだまし、ワードに移行しました。元木先生や野口先生のように、原稿をそれまで大量に書いてきたというわけではないので、指はわりとスムーズに移行してくれました。
元木先生がおっしゃるように、文章を書くだけなら、ワープロで十分です。電器メーカーの陰謀としか思えません。それに、ヴァージョンをアップするというのも、度々やられてはかないません。互換性が悪くなるので、困ることがあります。ウィンドウズのアップデートも、確かに必要なのかもしれませんが、そのたびに容量をくうわけですし、買い換えを迫る目安ではないかと思ってしまいます(被害者意識が強すぎるかもしれませんが)。それだけ、進化途中のものだということでしょうか。

書架・PCの件などにつき。

No.1815

>岩田君 いやいや、お手伝いをお願いするよりというよりも、ご近所なので、お暇なおりに一度遊びに来て頂ければという次第です。
  
 書架の件については、多くの皆さんからお手伝いの申し出をいただき、恐縮しております。何分「ウサギ小屋」ですから、2~3人来て頂ければ十分ですので、お願いする方にはこちらから連絡を差し上げさせていただきます。
 
 >石浜さん 小生の文豪で執筆した原稿は鈴木君のご尽力で完璧に変換可能になっております。鈴木君のおかげで時間と労力がどれだけ節約できているか分かりません。PCに関する難題は彼の力をもってすればすべて解決されます。ですから、人は彼のことを「現代版・安倍晴明」と呼ぶのです。NHK出版も彼と専属契約を結んだらよいと思います。

近藤先生「武士道という虚構」

No.1787

 「近藤先生」というと近藤勇みたいですが、近藤好和先生が、当掲示板で映画「ラスト・サムライ」について議論かまびすしかった折りに予告された、上記タイトルの御高論が、吉川弘文館の広報誌『本郷』51号に掲載されております。ぜひご高覧のほど。
 今日の日本人一般の武士認識を考えるに、すくなくとも、中世前期の武士の実像については、そのさらなる解明とそこで得られた成果の社会還元に勤めなければならないと、小生も気を引き締めざるをえません。
 ところで、「ラスト・サムライ」に関する議論は、すでに過去ログからも消えているのですが、鈴木君、どうすれば見られるのでしたっけ?

過去ログの件

No.1788

過去ログはすでに第3巻に突入しています。

ラストサムライの議論については、過去ログ>>No.2の1ページ目に収録されています。

http://donkun.ath.cx/~sion/bbs/yyregi.cgi?mode=past&pastlog=0002&page=0

過去ログのページで、>>No.0002を選択して、「移動」ボタンを押すと、たどり着けると思います。

過去ログの操作方法はもう少し、改良する必要がありますね..後々、なんとかしたいと思います。

恐縮してます。

No.1790

野口先生、ご紹介ありがとうございます。それにしても、情報が早いですね。『本郷』は貰える部数も少なく、皆さんにお送りできず恐縮しておりますが、すでに予告したとおり、ここの掲示板での議論を下敷きにしております。美川先生を筆頭に、ここの掲示板で議論を展開された方々に深謝申し上げます。また、ここでの議論を下敷きにしたことを含めて、内容に関してご叱正ありますれば、謹んでお受けしたいと思います。特に武士道の変遷については、もうすぐご著書が出版される佐伯真一先生のお話を、先の屋島・壇ノ浦ツアーでお聞きした後では、勉強不足を恥じ入るばかりです。

いやいや

No.1791

 近藤先生には、この板を見る前に、既に個人的にメールで御注進したのですが、「武士道という虚構」、基本的には大賛成です。特に、「何よりも生きることを考える」武士道については、全くそのとおりだと思います。
 ただ、江戸時代以降の武士道を、一括りにし過ぎている感はあります。『葉隠』的な「武士道」と、儒教的な「士道」は分けて考える必要があるでしょう。また、新渡戸稲造は、古典における「武士道」の用例を全く知らず、自分の造語のつもりで、「騎士道」概念を援用しつつ「武士道」を新たに創作したので、それまでの「集大成」ではありません。
 その辺は、来月刊行予定の拙著『戦場の精神史―武士道という幻影―』に書きましたので、いずれご参照ください(もろにPRになってしまいました)。
 でも、私も正直言ってここ数年の俄勉強ですから、まだまだ見るべき文献がありそうです。「武士道」なんて、真面目に研究する対象ではないと、私を含めて多くの人が馬鹿にしていたと思うのですが、やってみて、やっぱりちゃんと考えておく必要があると思いました。それが現実の世の中を動かすような言論に関わって、必要とされてきているのだとすれば、まことに困ったものですが…。

本日の例会 付 例会のアフター

No.1781

 山本さん、発表お疲れ様でした。
 今回は越前齋藤氏について勉強していった事を上回るくらいに、ずっと分かりやすくて発展性のある内容のように思いました。特に、小松家と齋藤氏との関連性については、後に維盛が西国の戦線を離脱して滝口入道のもとに向かった事ともあわせると、大納得な内容でした。佐伯さんの系図を使った閑院流の話や、荘園史、政治史の中の「段階差」についての指摘、岩田さんの発表そのものに対する指摘、山内さんからの「給所」の質問などなど、本当に研究会を満喫した2時間でした。その場で質問が出来なかったことが、とても悔やまれます。研究会のたびに自分の不勉強を嘆く日々ですが、今年はもっと勉強する1年にしたいですね。文学、歴史学はもちろんですが、今年は古文書も勉強するつもりです。(←言っておかないと3日坊主になるので)2回生の頑張りに負けないように、しっかりバージョンアップしたいですね(^^)
 さて本日のアフターは、長村君、山本さん、鈴木君、末松さん、山岡さん、野口君、門屋君、私に佐伯さんを加えて川端七条のマクドナルドで系図組とその他という感じで始まりましたが、最終的には山本さん・長村君のお勉強トークと、その他大勢のSFあるいはゲームトークで盛り上がりました。佐伯さんは、今日はじめてお話したのですが(元木先生の授業や日本史研の例会などで見かけたことはあったんですけど)、すごく気さくな方で、とても楽しかったです☆(また遊びに来てくださいね(^o^))
 前回から参加の岩田さん、出戻り(!?)の門屋君を加え、宗教文化研究所の「ボーイズ」たちも、ますますご盛況ですね(笑)
 >野口先生
 神護寺ツアーの日取りについては、ご連絡をお待ちしております。

どうもありがとうございました。

No.1783

野口先生はじめ、ゼミのみなさま、
今日は初めて参加させていただいて、どうもありがとうございました。
山本さんのご報告はとても興味深かったですし、
みなさんの和やかかつ活気のあふれる雰囲気にも、とても刺激されました。
そんな雰囲気に触発されるやら、自分の専門に関係するご報告でうれしいやらで、
おしゃべりが過ぎたかなあと反省しております。
あの、普段はもう少しおとなしい人間です(信用されなさそうですが…笑)。
コンスタントに出席することはできないのですが、
今後も機会があれば、ぜひ参加させていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

>山本さん
今日はお疲れ様でした。
卒論報告会でも頑張ってくださいね。
幹事としても、個人的にも、楽しみにしていますので。

Re: 本日の例会 付 例会のアフター

末松憲子
No.1784

皆様昨日はお疲れ様でした。
研究発表・ご飯会共に楽しかったです!

>野口先生
月曜日の研究会、学校の用事で行けなくなりました。
洗濯機の件、研究室に今度お電話します。

>永富さん
浅野先生の集中講義ですが、7月の27日~30日の10時から16時までだそうです。
今日ノートテイクで浅野先生の「博物館学」にはいったんですが明るくてよさそうな先生でしたよ。

Re: 本日の例会 付 例会のア

山岡 瞳
No.1785

昨日はお疲れ様でした。私はまだまだ勉強不足で、話の内容についていくのがやっとの一歩手前くらいでした。(-.-;)
これから頑張りますのでどうぞよろしくお願いしますm(__)m
神護寺楽しみにしてます。

ありがとうございました。

山本陽一郎
No.1786

まだパソコンのネット環境が整っていないので、携帯からです。先日は自分の発表に当ゼミメンバーのみなさんをはじめ、佐伯さんや仕事帰りの門屋くんなどいろいろな方がきてくださって本当にありがとうございました。佐伯さんには、閑院流についてのお話し&院政期の政治史の不備を指摘していただいて、目が覚める思いでした。ありがとうございました。とりあえず返事だけ書かねばと思い書きました。山田先生の建てた検非違使庁跡の碑のことなどまた書き込みたい事がたくさんあるので改めてまた掲示板に来ます(携帯だから「検非違使」が変換されないよ~(ToT))。

Re: 本日の例会 付 例会のアフター

No.1789

山本さん、例会発表お疲れさまでした。
家が「村落」のため、毎度のことながら発表の途中で抜けるはめになりすみませんでした。
アフター、私も参加したかったよ~☆泣

末松さん>浅野先生の集中講義の日程、いましっかり手帳にメモしました!!ありがとうございます。

おまけ:神護寺の見学の際、もしお時間がある方または興味のある方はぜひ京北まで足をのばしてみてはいかがでしょうか。光厳天皇ゆかりの寺である常照皇寺や明智光秀のつくった周山城跡、山国隊関連史跡、古墳・・・その他諸々希望に応じてご案内できます。天気もよければ河原でバーベキューなんかも可能です。(我が家はアウトドア道具はばっちり完備しておりますので☆笑)もしよろしければご検討くださいませ。

明日の例会報告について。

No.1776

 MLで伝達されているように、明日の例会は山本陽一郎氏(神大院)の研究発表「越前斎藤氏の存在形態」です。山本君本人から『福井県史』や『福井市史』といった参考文献が示されていますが、そのほかに
 浅香年木『治承・寿永の内乱論序説』(法政大学出版局)
が必読です。国文の方には斎藤氏は馴染みが薄いかも知れませんが、例の滝口入道時頼や守覚法親王に仕えた斎藤友実がこの一族の出身で、当然この報告で触れられるはずですから、「攻撃材料」を御用意下さい。
 また、説話関連では、斎藤氏の祖は『今昔物語集』などでご存じの「藤原利仁」ですから、つっこみの材料はふんだんにあります。利仁の説話については、山本君・平田さんの指導教官である高橋昌明先生の「説話の奥行きを探る-利仁征新羅将軍説話を素材として-」(神戸大学文学部『五十周年記念論集』)があります。出席者は事前勉強をちゃんとして、報告者の「労」に報いたいものです。
 山本君、どうぞ宜しく。  

..

No.1777

山本さんの発表には関係のない話で申し訳ありません。

野口先生>
野口先生のご自宅のほうのアドレスへ、メールを送信しました。ご確認、よろしくお願いします。

畠山重忠の漫画をどうぞ。

No.1778

 鈴木君に書き込んでいただいた件はすでに了解いたしました。
 『吾妻鏡』講読会に出席される方は、小生監修・横浜市旭区作成の畠山重忠のマンガのコピーを差し上げますので、明日おいでのおり、野口研究室にお立ち寄り下さい。ついでに、『歴評』掲載の拙文コピーも用意しておきます。
 それから、例会のはじまる前に時間の空いている京女の学生さんは、お茶の用意などお願いしたいので少し早めに来ていただけると助かります。共同研究室は17時から使えます。
 なお、開始時間が遅くなったようですが、21時までには学外退去完了の段取りでご予定下さいますよう。

大盛況!本日の例会。

No.1780

 今日の例会の出席者の数はすごかったですね。赤塚不二夫流に言えば「忘れたくても、思い出せない」くらいの人数でした。
 「しかも」、と言っては失礼ながら、山本君の報告は上出来で、進歩の程は感動ものでした。畿内近国の武士団研究において画期的な成果が期待できるように思いました。個別研究以上の展望もひらけてきました。『古代文化』に推薦できるように、山本君には一頑張りを期待しましょう。
 「それに」、と言っては失礼ながら、今回の例会には前回初めてお出でいただいた関学大院DCの岩田慎平さんはもとより、京大院DCの佐伯智広さんも出席してくれて適切なアドバイスを頂くことができ、報告者は実に多くの恩恵を得て、うらやましい限りでした。これぞ、研究発表の醍醐味というやつですね。
 山内さんの「給所」の質問も良かったですよ。 
 ところで、次の例会を設定すべき今月の第四水曜日は、すでに京大で『台記』研究会が予定されていますので、休会とし、代わりに神護寺の虫払いに、話題の「伝・源頼朝像」や「北条政子自筆書状」を見に行こうという企画が立てられつつあります。ご存じのように、小生宅はGWの時期に書架設置の大工事(=大出費)が入る予定ですので、日程についてはその予定が明確になってから提案者の田中さんと御相談のうえ、お知らせ申しあげたいと存じます。
 また、不要となる書架およびカラーボックスの品定めを目的とされる拙宅への家庭訪問の御計画をお持ちのメンバーにも、いずれ御案内を差し上げたく存じます。さらに、書架移動に伴う労働力の挑<「徴」の誤り←鈴木君の御指摘による>発(公事とか夫役というものではなく、あくまで志願制ですから・・・念のため)についても、追って御協力を御願い申しあげたく、その節はよろしくお願いいたします。
 最後になりましたが、本日の例会に、お土産のお菓子を御寄進下された広瀬さんと野口君に、メンバー諸姉兄の胃袋になり代わってあつくお礼を申しあげます。
 それにしても、本日も諸姉兄は、「また」帰途に宴会をなされたのでしょうか?御報告をお待ちします。

Re: 明日の例会報告について。

No.1782

 裏?例会だけしか、参加はできませんでしたが
 誰が来ていたのかわからないくらい(実際、初めてお会いした方も多かったと思いますが)大盛況でしたね。
 書架設置の大工事ですが、蔵書管理等の電子的な作業が必要でしたらお呼びください(^O^)。力が無いので体を張った作業は苦手ではありますが...
 神護寺ツアーには、我が家のムーブで駆けつけたいと思います。よろしくお願いします。
 
P.S.挑発→徴発の間違いではないですか?(重箱のすみですいません。)
 野口孝子先生のメールの件、返信いたしました!!

永富さんへ

末松憲子
No.1772

章彦先生に授業でどんな事をするのか聞いてみました。
メディア学科の授業なので、葬送儀礼などは触れないそうです。むしろ宗教民俗の大枠を説明し、それがメディア(映画や漫画)とどう関わるのか。という事をするそうです。
葬送儀礼を勉強したい人なら、資格過程の方でもう一人民俗学の人がいるので、その人の方が良いのでは、と言われました。
浅野久枝先生の授業で時間は
木曜2限(10時40分~)基礎民俗学Ⅰ(前期)
  3限(1時~)    地域研究特別講義Ⅵ(前期)
です。
2限では、民俗学とは・民俗学の方法とは、とい授業。
3限では、日本における一年間の行事、についてやるようです。あとは集中講義(日時未定)で基礎民俗学Ⅱがあり、これでは人生における儀礼について(成長儀礼と葬送儀礼の類似から霊魂感を考える、とか)をするそうです。
多分永富さんの卒論に一番関係するのは集中講義ですね。
浅野先生はもと埼玉の学芸員をされていた方で、フィールドワークを主にされる方だそうです。論文に「御霊と無縁仏」(『仏教民俗学大系』8、1992年)があります。
前に授業があると書いていた木曜日なので、多分来られないと思いますが、集中講義のほうに興味があるなら、日時がわかったらお知らせします。

ありがとうございます。

No.1779

末松さん>たくさんの情報をありがとうございます。
「宗教民俗の大枠を説明し、それがメディア(映画や漫画)とどう関わるのか。」こういったテーマもすごく興味深いですね。
木曜は前にも書いたように残念ながら出席できないのですが、集中講義の日程がわかればぜひ出席したいとおもいますのでまたよろしくお願いいたします。

それとこの場を借りて・・・
長村くん>京大での仁木先生の講義のこと、教えてくださってありがとうございます。二十日は用事があって行けないのですが、その次の週からは出席したいとおもっています。

平田さん>メール返信できてなくてすみません。本のことなど、いろいろ山田さんにきいていただいたようでありがとうございました。EHカー、また読んでみますね。

岩田さん>先日西山先生にメールを出したところ、快いお返事をいただくことができました。25日の学会、出席させていただきます。よろしくおねがいします。ありがとうございました。

『紫苑』第2号のご感想をお待ちします。

No.1769

 『紫苑』第2号、すこしずつ発送作業をはじめる段階に至りました。そこで、すでにお手元に届いた方から、率直なご感想をたまわりたく、よろしくお願い申し上げます。とくに、長村君の論文にたいする評価など、小生も関心のあるところです。指導教官にお願いするのも憚られますが、元木先生、如何なものでしょうか(もちろん、この場でなく、本人に直接でも構いませんが)。
 演習の時間に配布させていただいた京女の学生さんを始め、本HPにおけるPDFファィルにて御覧頂いた皆様も含めて、お気づきの点・アドバイスなどございましたら、ぜひお知らせ頂ければ幸いです。

 本日の演習に、当ゼミからはⅠ講時には渡邊・谷垣・広瀬・山岡さん、Ⅱ講時には山内さんが出席されて、盛り上がりが期待できそうです。来週からは昼休みの間もなく12:30から『吾妻鏡』講読会が始まります。山内さんは予習に余念が無く、さらに今日から講読会があるものと、張り切って来室された某メンバーもおられました。頼もしい限りです。イテテ・・・(腰痛です)。

 ☆ 連絡事項
  ① すでに御紹介した(NO.1717)研究所公開講座(講師:高橋昌明神戸大学教授・兵藤裕己学習院大学教授)の会場は、昨年同様
J校舎525     に決まりました。
  ② 総合教育科目演習の月Ⅱ、木Ⅳ・Ⅴおよび研究所ゼミナール例会(第二・第四水曜日18:00~)・『吾妻鏡』講読会(毎週月曜12:30~)のために研究所共同研究室を確保しました(例会は17:00から、講読会は12:15から使えます)。
* それにしても、門屋君は今頃、さぞ疲れ果てていることでしょうねぇ。

まだ、案外元気です。

No.1770

野口先生ご心配ありがとうございます。
今日は朝から出勤いたしましたが、なぜか元気です。
元気なのをいいことに、帰りにジュンク堂大阪本店(堂島)に
立ち寄り、『歴史評論』を無事入手いたしました。
徐々に読み進めていこうと思っております。
それに加えて、授業用の参考書も少し購入し帰ってまいりました。
明日は連続4コマです。(昼休みが間にありますが)
今日の寄り道がたたって明日は疲れているかもしれません。

『紫苑』第2号、ご感想お礼。

No.1773

 『紫苑』について、元木先生にはこのような場で失礼な形でのお願いを申しあげたにもかかわらず、私信にて詳細なコメントをいただき、あつくお礼申しあげます。これから、いよいよ『紫苑』のステイタスアップをはかるべく、ゼミメンバーたちが奮起してくれるものと思います。元木先生にかさねてお礼申しあげます。

 門屋君。貴兄の「若さ」を計算に入れていませんでした。そうだよねぇ、まだ20代の半ばなんですから。学問も究極的には体力勝負ですから、おおいにやれるべき時に、いろいろなことをやっておいて下さい。ゼミメンバー諸姉兄!!(山本君は<約>30か?、でも、まだ若い!)

 門屋君が購入した『歴史評論』。出たはずなのに、家に帰ったら校正が届いていました。変だと思って封筒を開けてみたら、ずぅーっと以前に送った大石直正氏著『奥州藤原氏の時代』の書評原稿(もっとも締切からかなり遅れて提出)のゲラでした。以前この掲示板で議論された「源頼俊申文」にも関説したものです(この書評を書いたのは、掲示板で議論されるより以前のことだったように記憶しますが)。6月号掲載とのことで、ありがたいのですが、なんと15日までに投函せよとのこと(そもそも原稿提出が遅れましたから、文句を言う資格はありませんが・・・)。15日は別の原稿の締切日でもあるんです(これは是が非でも厳守しなければならないもの)。参りましたねぇ。でも、まあ、何とかいたします。