5.08広島デー。

No.13292

 昨日のゼミには龍大院の下石君が初参加。熱心にメモをとっている姿が印象的でした。
 それから、私はまた山浦さんを西浦さんと呼んでしまいました。昔から、なぜか「山」を「西」と間違えるケースが多いのは、私の頭の中にインプットされている情報のゆえなのでしょう。変換のおかしいワープロソフトの如し。ちなみに、最近のワープロソフトはビジネス仕様になっていて、使いづらいこと限りなし。

 『吾妻鏡』の講読会では、このところ頼家・実朝将軍期の記事をセレクトして再読していますが、これはとても勉強になっています。以前読んだことのある記事でも、得られる情報は格段の差があります。やはり、これまでは『吾妻鏡』を関東の視点でばかり読んでいたからでしょう。

 ゼミの途中に教授室に戻ったところ、ちょうど電話がかかってきました。尻池さんから。帰宅すると江波さんから手紙が届いていました。というわけで、昨日は広島デーでした。

 ゼミの前の時間の教養科目の授業。教室に向かう段階から疲れていて、大丈夫かなと思うのですが、講義を始めると疲れを忘れ、終わるとまたドッと疲労感に襲われるというのが現状です。もう10年も前ならば、大教室で連続2コマくらい何でもなかったのですが(非常勤先の集中講義で連続5コマというのもありました)、老いぼれたものです。
 こうなると、いよいよ「取扱注意」です。
 年度末・年度はじめに、各地に出かけたり、いろいろなトラブル(一般の方から見れば、つまらないことばかりです)に遭遇するなど、人並みに動こうとした結果なのだと思いますが、こうした状態からの復活は急務のようです。
 重源さんのようなバイタリティがほしいところ。
 

明日の教養科目B(歴史と文学3)&研究所ゼミ

No.13186

 明日の教養科目B(歴史と文学3)のテーマは「日本中世の女性」。
 内容豊富ですから、ちょっと時間不足になるかも知れません。脱線しないように気をつけたいものですが・・・。
 資料レジュメは明日の朝、印刷します。プロジェクターを使う先生が増えたために教材を印刷する先生の減少を見込んでか、印刷室が狭くなってしまいました。にもかかわらず、事務方と共用のリソグラフの使用頻度は高いので、研究室のある3階と印刷室のある1階を何度も往復することがしばしばあります。・・・よい運動!
 大量の資料レジュメを抱えて、B校舎の5階に行くのも・・・よい運動!
 
 したがって、15時からの研究所ゼミナールの時間ですが、はじめのうちはかなり消耗しております。同じことを何度も聞いたりして御迷惑をおかけするのもこの時間です。みんな耄碌すればこうなりますから、御容赦の程。

 ちなみに、明日はまた他大学から新しい方が加わってくれるかも知れません。楽しみです。

 GW後は「五月病」の季節です。
 しかし、君たちには時間の余裕があります。
 「待てば海路の日和あり」。
編集:2014/05/09(Fri) 08:53

緑林で森林浴、白波立つ海水浴―次回の『吾妻鏡』―

No.13268

 5月14日は葵祭。行列が京都御所を出発するのは午前10時30分で、上賀茂神社に到着するのは15時30分頃だそうです。
 糺の森もちょうど新緑の季節を迎えて心地良いようですから、祭の見学と森林浴を兼ねてのお出かけもよいかもしれません。『吾妻鏡』は通常営業致します(葵祭は雨天順延)。

 日時:2014年5月15日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』頼家・実朝期の振り返り(元久三年、建永二年などの記事)

 ※まだまだしばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
  なかなか“振り返り”が終わらないですけどね。

     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 2014年5月も、15日・22日・29日の各木曜日に開催予定です。
 15:00ちょうどには参加者全員が集まらないと思いますので、だいたい揃ったところでぼちぼち始めていきたいと思います。集まるまでは雑談タイムです。
 
 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 若葉の頃に何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞご自由にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。

原稿一本書き終えました。

No.13102

 今日は国民の祝日で、京都女子大学はお休みでしたが、同志社女子大学は平常授業が実施されたようです。
 「昭和の日」はこの逆だったようですから、大学生同士の<ヨコの連繋>も難しい御時世になってしまい、気の毒なことだと思います。

 4月23日に締切だったものをGW明けまで延ばして頂いた原稿ですが、ようやく仕上げることが出来ました。
 論文ではなく市民向けの広報誌に載せるものなのですが、テーマが専門外のことでもあり、間違えてはいけませんから、だいぶ勉強しながら書くことになりました。図版については掲載許可の必要なものは担当の方に用意して頂いたのですが、それ以外、写真数点は当方で撮影したものが使えそうです。
 ちなみに、当方の執筆・提出済みの原稿などについては、このHPの「野口先生講演予定」を御参照頂ければ幸いです。

 すこし、引き籠もって家の方たちには迷惑をかけたと思いますが、身体は少し休めたようです。先週は、このままではとても保たないと思っていたのですが、背中の痛みは治まらないものの、なんとかなりそうです。
 原稿執筆に行き詰まるたびにFacebookを開いておりましたが、そのおかげでいろいろな御利益もございました。とくに他ジャンルの研究者の方たちの御意見を聴くのは楽しいものです。

 GWに予定していた仕事が終わったなどと、喜んでおりましたが、学術雑誌の査読書類とか、まだまだ済ませなければならない仕事が山のように溜まっていたのでした。

平将門の乱 ~京都からみた「新皇」~

No.12979

 京都アスニーでこんな講座が開かれます。

 テーマ:『平将門の乱 ~京都からみた「新皇」~』
 講師:立命館大学文学部非常勤講師 
    京都女子大学宗教・文化研究所共同研究員...
    岩田 慎平 氏
 日時:5月9日(金)14:00~16:00

 詳細は→ http://web.kyoto-inet.or.jp/org/asny1/top.html

疲れ果てていることは、誰にも隠せはしないだろう。

No.12799

 新年度も一ヵ月が経過。
 火曜日に演習を二コマ担当することになったこと、それに木曜の教養科目の履修者が例年の三倍になったことなどで、すっかり疲れ果ててしまいました。一昔前だったら、却って張り切ったのだと思うのですが、もうトシですね。
 GWで体調の立て直しを図りたいところですが、締切を延ばして頂いている原稿もあって、そう休んでばかりは居られません。こういうところが「そこが研究者の辛いところよ!」なのであります。

 ☆ 栃木県立博物館の江田郁夫先生より、御高論「新田武蔵守某について-室町時代初頭の東国南朝勢力-」(『栃木県立博物館紀要-人文-』31)を御恵送頂きました。
 江田先生に、あつくお礼を申し上げます。

 ☆ 奈良女子大学の前川佳代先生より、「平泉無量光院の造営プラン-GISの利用に向けての試論-」(奈良女子大学古代学学術研究センター『古代学』6)を御恵送頂きました。
 前川先生に、あつくお礼を申し上げます。
編集:2014/05/04(Sun) 11:55

疲れを知らない子供のように-次回の『吾妻鏡』-

No.12880

 いわゆる連休中といえども働いているような人たちがいるから、連休を満喫できたりするんだよな…などと考えながら五月第一週を過ごしております。

 次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2014年5月8日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』頼家・実朝期の振り返り(元久二年の記事)

 ※まだまだしばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
  なかなか“振り返り”が終わらないですけどね。

     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 2014年5月も、8日・15日・22日・29日の各木曜日に開催予定です。
 15:00ちょうどには参加者全員が集まらないと思いますので、だいたい揃ったところでぼちぼち始めていきたいと思います。集まるまでは雑談タイムです。
 
 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 若葉の頃に何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞご自由にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。

2014年度宗教・文化研究所公開講座 (公式発表)

No.12540

  ◇ 2014年度宗教・文化研究所公開講座 ◇
   シリーズ:東山から発信する京都の歴史と文化⑯
 
  開催日時:平成26年6月28日(土) 13:00~17:00
  会 場:京都女子大学J420教室
 
  全体テーマ:「京に上る東国武士、鎌倉に集う都人」
  講題 講師
  Ⅰ部  13:00~14:30
   「京都から鎌倉に集う人びと―武士政権を読みなおす― 」
   岩田 慎平 立命館大学非常勤講師(日本中世史)

  Ⅱ 部  15:00~16:30
   「東国武士・寺院の活動と京都― 千葉氏とその周辺― 」
     湯浅 治久 専修大学教授(日本中世史)  

  司会 野口 実≪本学宗教・文化研究所教授≫
********************************************************
終了後ゼミメンバー・関係者との懇談会・懇親会を開催します。

紫苑 12号アップロードしました。

No.12523

みなさま、遅くなり申し訳ありません
紫苑 12号を http://rokuhara.sakura.ne.jp/organ/
にアップロードしました。ぜひご覧ください。

鈴木君、ありがとうございました。

No.12528

 御多忙中にも拘わらず、『紫苑』12号のアップロード、ありがとうございました。
 プリントアウトして読んで下さる方も多いようですので、本誌発送の遅れがカバーできます(笑)。

 お読み下さったみなさまには、各論にたいして、忌憚のない御教示と御批判をお願いしたいと思います。
編集:2014/04/28(Mon) 08:49

ありがとうございます

No.12531

 新年度のお忙しい時期にもかかわらず、早々にアップロードしていただいてありがとうございます。
 より多くの方にお読みいただけると幸いです。

 年度はじめは忙しい。

No.12516

 この掲示板では2010年1月23日に初めて御紹介した(>>No.7007)元木プロジェクトの成果の第一弾がついに完成しました。
 清文堂出版から刊行された『中世の人物』第一巻。
 Facebookの私のページに写真を貼りましたので御覧頂ければ幸いです。

 GWに際して、昨年度まで、京都女子大学は、出来るだけ学生の帰省に都合のよいような授業日程を組んでいたのですが、今年度は「昭和の日」にも授業が行われます。
 したがって、火曜日の「基礎演習Ⅰ」・「演習Ⅰ」も実施ということになります。ただし、年度開始早々ですから、個別発表はまだ。私の方から、研究発表の仕方やレジュメの作り方、それに歴史的なアプローチの方法などについてのお話しをしたいと思います。
 個別報告ではありませんから、演習ならではの「縛り」はかけません。

 一方、本務である研究もそろそろ本格的に進めて行かなければならない段階なのですが、年度のはじめということで、私の権限の及ばないところで支障が発生していて、ちょっと足踏みを余儀なくされています。
 『紫苑』の発送にも、間接的な影響が及びそうですが、なによりも作業にかかる時間が確保できないのが問題です。少しずつ進めておりますので、未着の方は今しばらくお待ち下さい。早く御覧になりたい方は、木曜日のゼミの時間に取りに来るか、参加者に受け取りを委ねて頂きたいと思います。

 ともあれ、私はGW中に、締切を延ばして頂いた原稿の執筆に専心しなければなりません。

教養科目の「中世日本の社会」の教室はB501に変更です。

No.12189

 今日は国文3回生の仏教学の時間に「講話」をさせて頂きました。そのことはまた書きたいと思いますが、なにしろ受講態度がよいのには驚きました。
 京都女子大学の学生の受講態度は総体として良いので、他の大学から来られる先生からは口をそろえて褒められるのですが、国文学科はその中でもさらに、・・・といった感じでした。
 さすがは、江波さんや尾田さんらの後輩たちです。

 さて、明日の教養科目B(歴史と文学3)「中世日本の社会」の講義ですが、やはり履修生が多いので、教室をB501に移動することになりました。600人収容の大教室は劇場のごとし。コンサートにはよいけれども、ふつうの授業は、やりにくいこと限りなし。板書も見づらいでしょう。
 やる気のある方は前席へ。
 成績評価には相当エネルギーを使うことになりそうです。 

【追記】
 じつは本日締切の原稿があったのですが、お願いして連休明けまで延ばして頂きました。
 ヤレヤレと思っていたところ、帰宅すると連休明け締切の校正ゲラが届いていました。
 例年なら、GWの連休中は国民の祝日はすべてお休みであるばかりか、1日は臨時休業日、2日は創立記念日と、学生諸姉の帰省にももってこいの日程だったので、それを見越していたのですが、今年は昭和の日も1日も通常授業で、実質的に自由に時間をとれる期間はほぼ半減ということになっているのでした。
 さあどうする。
 
 ☆ 帝京大学の木村茂光先生より、御高論「中世前期東山道と東海道の政治史」(『中央史学』37)・「金砂合戦と初期頼朝政権の政治史」(『帝京史学』29)を御恵送頂きました。
 後者の論文では、岩瀬与一太郎に関する拙見にたいして誤解されているところがあるようですので、早々に御返信を差し上げなければならないと思うのですが、とりあえずこの場を借りて、あつく御礼を申し上げる次第です。
編集:2014/04/23(Wed) 20:04

ブロンズなウィーク-次回の『吾妻鏡』-

No.12460

 ゼミにはあまり関係ありませんが、4月29日も授業日、という大学も多いようですね。学生さんがほとんど平成生まれになってしまったので、昭和の日は関係ないよということなんでしょうか。
 世間では大型連休ですが、来週もやります。

 日時:2014年5月1日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』頼家・実朝期の振り返り(元久二年の記事)

 ※まだまだしばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
  なかなか“振り返り”が終わらないですけどね。

     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 2014年5月も、1日・8日・15日・22日・29日の各木曜日に開催予定です。
 15:00ちょうどには参加者全員が集まらないと思いますので、だいたい揃ったところでぼちぼち始めていきたいと思います。集まるまでは雑談タイムです。
 
 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 若葉の頃に何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞご自由にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。

やっと・・・

元木泰雄
No.12514

 お久しぶりです。
 総長に押し付けられた雑用処理に追い回される元木です。

 『中世の人物 京・鎌倉の時代編 第一巻 保元・平治の乱と平氏の栄華』、やっと刊行されました。
 執筆各位には早々に御原稿を提出していただきながら、今日に至ってしまいました。
 出版社のやむを得ない事情による遅延ではありますが、編者としても責任を感じております。
深くお詫び申し上げます。
 ともかくも刊行できたことで、安堵いたした次第です。
 収録した論考は、いずれも力作揃いであり、大きな反響をよぶものと思います。
 当該期政治史を大きく前進させることは必定です。

 これで弾みがついて、二巻・三巻も遠からず刊行されることと存じます。
 当方は、これから雑用に専念です・・

 なお次いでで恐縮ですが、以前ご案内した大阪城での日本古文書学会見学会、37名もの参加者を得て、大変盛況でした。さすがに名品ぞろいで、充実した見学会となりました。
 参加された方々も満足されたことと思います。
 ちなみに、この見学会にご参加になった村井章介先生から、「この次は南北朝編を出すのですか?」とご質問をいただきました。先生には、的確な推薦文を頂戴しております。そんなことでご関心を抱かれたのでしょうか。
 確かに、「中世の人物」ですから、これから南北朝編、室町編、戦国編と続けたいものです。シリーズ三巻がでそろったら、どなたか『中世の人物 南北朝の時代編』を編纂されませんか?
 もっとも、その前に、まだ全巻そろっていない『古代の人物』を出すのが先かも・・・

立命館大学日本史学専攻の教員公募

美川圭
No.12186

私も立命館で教鞭を執ったことがありました。

No.12187

 美川先生、ありがとうございます。
 とても魅力的な公募ですね。
 当ゼミの周辺にも適任者かたくさんおられる。
 応募者が多くて、選考委員の先生方はさぞかし大変でしょう。

 ☆ 鹿児島国際大学の野中哲照先生より、御高論「河内源氏の台頭と石清水八幡宮-『陸奥話記』『後三年記』成立後の時代背景-」(『鹿児島国際大学国際文化学部論集』14-3)・「平安後期神事仏事年表五種」(同 14-4)・「中世の胎動と宗教多極化政策-仏法偏重から仏法・神祇均衡へ-」(『古典遺産』63)および関連の資料を御恵送頂きました。
 河内源氏の発展に関する、新しい角度からの御研究。おおいに参考にさせて頂きたいと存じます。
 野中先生に、あつくお礼を申し上げます。

 ☆ 鶴見大学の伊東正義先生より、御高論「小壺坂合戦ノート-吾妻鏡の虚構と延慶本平家物語の真実-」(『文化財学雑誌』7)・「治承四年・頼朝権力の「創世記」-以仁王令旨の史料批判と後白河院宣の可能性-(同 9)・「鎌倉和賀江嶋論ノート-関東徳政・飢饉・式目-」(同 10)・「武家の古都・鎌倉の魅力」(『歴史読本』2013年9月号)・「小田原北条氏の相武四支城体制と在地社会 城跡の管理権と親子城郭論の試み」(『歴史と地理 672 日本史の研究244』)を御恵送頂きました。
 伊藤先生に、あつくお礼を申し上げます。
編集:2014/04/23(Wed) 15:09

英語が出来る日本史研究者

美川圭
No.12270

野口先生、コメントありがとうございます。
 日本史専門の人事では非常にめずらしく「英語で授業ができる」という条件がついています。私をふくめて、日本史研究者は英語が苦手な場合がとても多い。私など浪人しても大手予備校の模試での英語の偏差値が40代前半で、とにかくすべての科目の足を引っぱるのが英語でした。まだ大学院にも半ば英語のできなさのおかげで2年も浪人。ところが、就職先は外国語学部。学生を100人近くも引率してアメリカへ語学研修。現地で目一杯学生に軽蔑され、心に深い深い傷をおってしまいました。しかし、それにもめげず、世界各地を旅行しまくり、イギリスなど宿も決めずに北ウエールズに行ってしまう無謀さ。我ながら立派なものです。というところで、引退も近くなるところで、またこういう公募に遭遇してしまっています。私は実は英語が得意だという若い方々、ぜひご応募ください。今いるスタッフ並みの英語力では困るという条件です。なさけないやら・・・。

英語の堪能な日本史の研究者への期待!

No.12272

 美川先生、ありがとうございます。
 英語の堪能な日本史研究者というのは、とくに古代・中世では殆どおられないと思います。以前、アジア歴史学者会議というのに出席して、日本史を専攻するアジアの研究者による英語での報告を聴いたことがありますが、相当「残念なレベル」でした。つまり、英語で日本の古代・中世史を語れる「研究者」というのは、残念ながら、英語は語っていても歴史は語れていないのです。いくらグローバル化とはいっても、こんなことで良いのでしょうか。
 『吾妻鏡』をすらすら読んで、『小右記』の注釈本でも出すような外国人には残念ながら面識がありません。ツアー・コンダクターみたいな日本史教員なら可能かも知れませんが。
 とはいえ、かつて『入来文書』を英訳した朝河貫一のような歴史学者もおりましたし、比較史的な研究の出来る英語堪能な歴史学者が出現することに対する期待も大きいものがあります。
 しかし、昨今の市場原理主義的風潮の中で、そんな研究者は求められてはいないのでしょう。残念なことですが。