公式発表です!!

No.1137

本日「ええじゃないかツアー2004」の行程会議に参加してくださった皆様、お疲れ様でした。公式発表が遅くなりすみません。実は家に帰ってから疲れの余り(?)化粧も落とさず寝てました・・・☆笑
昼から夕方六時頃までCafeで居座った甲斐あって(大半の時間は雑談だった気もしますが・・・笑)、すばらしい計画を立てることができましたね♪
さっそくここにその成果を発表させていただきます。

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【一日目】2月24日(火)
8:00 京都駅八条口集合。レンタカーにて伊勢へ(※野口先生グループは別出発)
↓(R1)
関JCT

安濃SA(ここで先生の車と合流予定)

津IC
↓(R163)
忠盛塚

雲出島貫遺跡

松坂(自由行動。松坂城跡、松坂市立歴史民俗資料館・・・etc.)

斎宮歴史博物館

いつきの宮歴史体験館

多気郡河田

宿(ホテル清海:宿にて宴会?!)

【二日目】2月25日(水)
早朝 夫婦岩の日の出をみる

8:00 宿出発

伊勢神宮(外宮・内宮)

おかげ横丁(ここで昼食)

徴古館など外宮周辺を散策

伊勢麦酒蔵(夕食)

宿

【三日目】2月26日(木)
朝8:00 宿出発

鳥羽水族館

伊勢志摩スカイライン経由

伊勢IC
伊勢自動車道

京都(20:00)

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と、いう予定になっております。

★三日目の鳥羽は希望によってまだ見たい場所へ自動車または電車で行って帰途につくもよし、臨機応変にまた二日目の夜にでも話し合えばよいとおもいます。
三日目はあまり時間もとれないので「予備日」ぐらいに思っておいてください。
★今回の旅行メンバーに新たに高木泉さん(熊野へ行った方はご存知かと思いますが、私と同じく京女の大史三回です)が加わることとなりました。
★当日野口先生の車で行く予定の人はあらかじめ京都駅に集合する人数を把握したいので永富までご連絡ください。
★伊勢に行くにあたりゼミ旅行前恒例の「事前勉強会」を2月20日前後に開く予定です。(はっきりとした日が確定すればまたご連絡いたします)お忙しいでしょうができる限り参加してください。
★質問などはお気軽に掲示板またはメールでどうぞ。

以上です。
さ~て、誰がどの車に乗るのか・・・くじ引きが必要ですかね?笑

Re: 公式発表です!!

No.1140

 ありがとうございました。初日はちょっとハード(小生は斎宮博ですこし時間をいただきたいと思っています)。2日目は余裕。という感じてしょうか。雲出島貫遺跡と多気郡河田は、バッサリのようですが、仕事の都合で是非見に行きたいので、小生は、ちょっとコースをはずれるかもしれません。プレミオ希望の方は、朝の早出が苦手で、伊勢平氏に関心のある人がよいと思います。

余計なことですが

No.1141

野口先生ご希望の史跡は、近いところですから2日目、3日目の途中で立ち寄ることもできると思います。
ところで、当然立ち寄られると思いますが、朝熊山の金剛証寺は、国宝の平治・承安の年号を持つ経筒などがあり、それらが出土した遺跡は中世の墓所を想起させる場所です。景色も素晴らしく、見学に時を忘れました。もっとも20年前の古文書学会の見学会で最初に訪れた時は、霧がかかって何も見えませんでしたが。
松坂の有名な牛肉料理店派高価で、最近は観光地化して内容も低下しているとのことです(たとえばW)。でも、町並みは鈴の屋をはじめ、史跡に恵まれ、本当に良いところでした。
伊勢に行ったら、話のねたに一度伊勢うどんもお試しあれ。

公式発表・補足

No.1142

>野口先生
もちろん、雲出島貫遺跡と多気郡河田には行く予定ですよ。
雲出島貫遺跡は、忠盛塚から松坂へ向かう道の途中にあるので
立ち寄る予定に(なっていたはずです)
また多気郡河田は、斎宮博の後に向かう事になります。
どちらも行程の途中なので、矢印の中に含まれていると思います。(と補足しておきます)
いつきの宮歴史体験館は時間があればという事になってしまいますが。

>元木先生
ご助言ありがとうございます。
金剛証寺はもちろん行くと思います。スカイラインを通りたいが為に、鳥羽に行く行程になっています(田中さんと僕の希望ですが)もちろん、伊勢うどんも食べます!
元木先生のお話の通り、3日目に予定があまりないのは、それまでの取りこぼしがないようになっていますので、帰路の途中で行くことが出来るかと思います。

松坂は、観光ガイドを見て「行こうか!」という事になりましたが、あまり良くは無いのでしょうか?。松坂でお昼ご飯にする予定ですが、良いお店があればどなかか教えてください!(特に牛がいいですが...)

以上、少し補足でした。

Re: 公式発表です!!

No.1143

自宅の場所の関係で、私長村は野口先生の車に乗せて頂きたく存じます。
美川先生も、学生の車が騒がしいのは失礼になるかと思いますので野口先生グループの方で考えております。

Re: 公式発表です!!

No.1144

野口先生>「バッサリ」切ったつもりはございません。
予定に文字情報で”雲出島貫遺跡と多気郡河田”を書かなかったのは私の手抜きですが、地図で位置関係を見ていただくとわかるようにきちんとコース上にはいっておりますのでご安心ください。

元木先生>伊勢うどん、私は大好物です♪おいしいお店があればぜひ教えていただきたいです。

鈴木くん>「いつきの宮歴史体験館」は時間があればではなく必須です!!笑

見るべき程の事が・・・。 

No.1145

 元木先生、御教示ありがとうございました。朝熊山の経塚はなかなかのもののようですね。伊勢平氏に関しては、伊藤裕偉氏の御研究の成果を学ぶにつけ、東国武士団の研究で取ったのと同じような方法論(領主制論的な発想ですが)で追究すれば、相当な成果が上がると思えてきました。

 >永富さん・鈴木君
 バッサリではなかったようで、ホッとしています。それにしても、見るべき対象が多すぎて、興味に応じてコース分けの必要があるかも知れませんね。
 
 >長村君
 美川先生に六地蔵まで出て来ていただくのは申し訳ないので、初日は京都駅発のグループの方がよろしいのではありませんか。むしろ、学生さんたちの車に乗っていただいて、御指導(あるいは睨みを利かす)していただく方が良いのではないかと、小生は思っています。
 それから、見学先に関する事前研究は貴兄のお仕事です。いろいろ面白い情報が得られたら、逐次この場に御報告下さいますよう。文献・史料の紹介もよろしく。

座席割りの件

No.1146

美川先生がどの車にご乗車になられるかですが
(幹事でも無いのに口をはさんでごめんなさい m(_ _)m)

トータル14人となり、2台は必ず5人が乗車する事になります。
運転席・助手席(ナビ&地図担当)で2人なので、後部座席はもちろん3人がけになってしまいます。(ぎゅーぎゅーです[笑])

美川先生には、やはり先生のプレミオにゆったりと乗っていただいた方が良いのでは無いでしょうか?



Re: 公式発表です!!

美川圭
No.1147

入試で、神経をすりへらしている美川です。
ルートの件、了承しました。いろいろありがとうございます。
野口先生の車に乗せていただきます。

六地蔵8:00、問題ありません

美川圭
No.1148

追伸です。
野口先生。JR六地蔵駅8:00でしたね。
昔から、旅行に行くとなると、早朝に目を覚まして、
手持ちぶさたになります。
京都駅だとちょっと近すぎるので(10分しかかからない)、
六地蔵駅、ちょうどいいです。
冬じゃなかったら、六地蔵周辺を散策してしまうぐらいの時間ですが、今はさすがに7:00過ぎまで、まだ暗いです。
野口先生、よろしくお願いします。

あと二人余裕がありますね。

No.1151

>美川先生
 了解いたしました。ただし、JR六地蔵8:30です。
 同乗者、もうひとりは長村君。ということは、かれがナビゲーター役でしょうか?
 昔、元木先生が鹿児島にお出でになったとき、どちらが地元に住んでいるのか分からなくなるほどの寸分違わぬ名ナビゲーター役を勤めていただいた記憶があります。なお、プレミオは5人乗りですから、あと二人は可能です。1回生の人、どうですか?ただし、車の中では1950~60年代のOLDIESか竹内まりやを聴かされることを覚悟しておいて下さい。

 >鈴木君 メールで私的な質問を送ってあります。よろしく。

伊勢志摩・食の思い出

No.1152

当方が伊勢、松坂に出かけましたのは数年前ですから、グルメは最新情報で確認してください。一応思い出に残っている店をご紹介しますと、松坂では駅前ベルタウンの焼肉「北村」です。97年に行きました。比較的安い部位を中心(ホルモンではない)にして値段を下げ、しかし満足できる味とボリュームでした。あの水準を維持していれば、行く価値ありでしょう。
おかげ横丁のあるお祓い町では、てこねすしのすし久が定番で確かにいい店ですが、肉というなら2001年に訪問した、もっと内宮よりの和風肉料理「蓬莱」のステーキどんぶり(だったと思う)は、非常によい肉を使って美味でした。ただし、値段は1500円くらいはしたと思います。ちなみにここは、三重大学の山田雄司先生のご推薦です。
ついでに余談ですが、お祓い町入り口のみやげ物屋岩戸屋は、当方が1966年に修学旅行で伊勢に出かけた際、最終日の昼食をとったところです。ここで、ある大先生にまつわる楽しいエピソードがあるのですが、それは旅行中に美川先生からお聞きください。
なお、当方が伊勢うどんを食べたのは、1984年の皇学館大学での古文書学会のときでした。当時は「山口」とかいう店が有名でしたが、もう20年も経ったので、新しい店ができていることと思います。
なお、伊勢志摩では海辺の民宿ですごい魚料理を出してくれるところがあります。2001年に泊まった相差の仁宝という民宿の旨さとボリュームは仰天すべきものがありました。また、1997年にJTBの特別割引ツアーで泊まった鳥羽の戸田屋という有名旅館も、一泊10000円ポッキリで、見事な夕食を用意してくれました。宿の新鮮な魚が伊勢志摩旅行の最大の楽しみではないでしょうか。
食べものはともかく、史跡見学が実り多いものであることを、また好天と無事故をお祈りしています。

Re: 公式発表です!!

No.1155

このスレッドは携帯で見ると長さのあまりパケット代がかかって大変です・・・(苦笑)

元木先生>グルメ情報、ありがとうございました。先生の書き込みを読んでいるとまたまたよだれが(‥;)夜中だというのにやばいです☆せっかくジーパンのサイズが小さくなったのに伊勢で食べたらまた太って逆戻りしそうです。先日春物の新しいパンツを買ったばかりなのに・・・気をつけねば!!
おいしいお店、先生の情報も頭におきつつ、お店をさがしてみますね。ありがとうございました。

Re: 公式発表です!!

なめかわあつこ。
No.1157

伊勢旅行のお誘いを頂きながら参加できず申し訳ございません。永富さん、荒木望さんも24日がお誕生日だそうです。是非是非おいわいしてあげてください。
野口先生は、竹内まりやがお好きなんですか??
実は私も大好きです。竹内まりやは殆どMDに録音して持っています。最近(昨年)、60年代ものをカバーして出したアルバムは思わず買ってしまいました。毎日学校へ行く道中、自転車に乗りながら、MDウォークマンで竹内まりやを聴いています。
嬉しくなってついついレスしてしまいました。
京大近辺グルメ探訪記を掲載致しました。皆様、ご一覧を!!
そしてレスを頂けたら幸いです。

訂正、上横手先生

No.1163

お祓い町の和風肉料理店は「宝来亭」です。失礼しました。また、贅沢な酒食の道に学生、院生を迷い込まそうとしている、との野口先生のお叱りは重々承知しておりますが・・・。
なお、水・木曜あたりなら、あるいは上横手先生も伊勢におられるかもしれませんし、皇學館大學の神道博物館屋、関係施設についての情報などお教えいただけるかもしれません。一度、野口先生から折をみてご連絡になってはいかがでしょうか。

恐縮に存じます。

No.1170

 元木先生。いろいろ、御教示ありがとうございます。食べ盛りの若い人たちが、本当にうらやましいかぎりです。
 小生はこのところ、後先のことを考えると、楽しく食事をすることも出来なくなってしまいました。50代前半でこの世を去った歴史上の人物がかなりいることの背景を実感しています(小生は「歴史上の人物」じゃないから対象外か?)。
 
 見学先については、すでに盛りだくさんで、修学旅行なみの状態だと思いますので・・・。
 
 本日、ようやく、ひとまず入試関係の業務が終了いたしましたが、まる四日間以上も学問から離れていたために、「王権」云々が、また分からなくなってしまいました。まったく、出来の悪い、それに老化した頭で、難儀しております。
 
 >院試の諸君。
 辛いでしょうが、充実した勉強が出来るのは今のうちだけですよ。それにしても試験はもうすぐですから、なによりも、風邪をひかないようにして、がんばって下さい。 

おひさしぶりです

山口 夏子
No.1179

「ええじゃないかツアー」順調に進められているみたいですね。お誘いいただいたのに行けなくて、本当に残念です。

だからと言うわけではないのですが、斎宮歴史博物館と、いつきのみや体験館にこっそり行ってきました。いつきのみや体験館では十二単の試着体験も出来てとてもよかったです。しっかり見てまわる(体験する)には時間がかかるかもしれませんが、是非楽しんできてください。

それでは、失礼しました。またお邪魔します。

伊勢旅行打ち合わせ会

No.1134

 本日、伊勢旅行の打ち合わせ会がありました。皆さんの興味の対象が違うので、なかなかに面白い打ち合わせ会でした。野口先生、私に運転させない方が良いというのは、どういうことでしょうか??本旅行では、唯一運転可能な女子として頑張りたいと思います(笑)
 それにしても、修論で引きこもっていた期間の反動で、修論提出後もともとの「おしゃべり」に輪が掛かって困っています(^^;本日もみなさんにマシンガントークを聞かせてしまいました(汗)もう少ししたら収まる事と思いますので(予定)、それまでご勘弁を。

公式報告をお待ちします。

No.1136

 今日の打ち合わせ会は如何でしたか。幹事のご指名で、どなたか公式報告を御願いいたします。
 田中さんについて、そんなことを言ったこと、「記憶にありません!!」。人づての情報というのは、・・・ですよ。ただ、ゼミ旅行といっても、京女に在籍する学生さんと、そうでない人の立場とか、レンタカーの借用に関する約束事とか、これはしっかりと認識していた方が良いということは申しあげました。みなさん、立派な成人でありますから、心配はないとは思いますが。おかしな表現ですが、「爺の老婆心」です。
 「反動」結構。バランスが大事です。

「ラストサムライ」また観てきました

No.1133

現在、吉川弘文館のPR誌『本郷』に連載中の「時代劇を読む」のネタにすべく、「ラストサムライ」、また観てきました。どう書くかはまだ思案中ですが、ここの掲示板での、美川先生・石浜さん・野口先生・山本君をはじめとする方々のレスを参考やヒントにさせていただくかも知れませんし、ここの掲示板のこともふれるかも知れません。ただし、そうであっても、連載の性格上、具体的なお名前を出すことはできせんので、どうぞ皆さん、ご了承下さい。

ところで、鈴木君、今日気付いたのですが、去年放映されたスタートレック映画「ネメシス」と「ラストサムライ」は、脚本が同じジョン・ローガンですね。脚本家が同じで、興行成績が雲泥の差(「ネメシス」はコケました)。美川先生と山本君の議論にも関わる問題だと思いました。それにしても、最後の戦闘シーンが、余計にクリンゴンとダブってしまいました。

「ネメシス」見ました

No.1138

映画「ネメシス」私も昨年鈴木君に連れられ見に行きました。
スタートレックファンの方には失礼かとおもいますが、ただ宇宙船がでてきてひたすら撃ち合いをしてわけのわからないままに終わってる・・・なにかドラマ的要素が乏しく、宇宙船マニアの自己満足的で補陀落渡海船を見て興奮することはあっても宇宙船を見てもあまり興奮しない性質の私にはまったくもって退屈な映画でした。(もちろん普段のテレビ上のスタートレックに対してはそうは思いませんよ。映画に対しての感想です。)
まさかラストサムライが同じ脚本家によるものだったとは・・・!あの脚本家はどうも戦闘シーンでひたすら撃って撃たれて自爆するスタイルが好きなのかしら・・・また「自己満足的」演出が得意なのかな・・・なんて思ってしまいました☆

少々辛口すぎるかとおもいますが、お許しください☆

Re: 「ラストサムライ」また観てきました

No.1139

ネメシスはDVDももちろん持っていますし、何回も見ますが
やはり一番おもしろくないと思います。
一応、共同での脚本なのでジョン・ローガン色は少ないかもしれませんが、「自称トレッカー」なのでもともとの脚本自体は良かったのかもしれません。(監督によってカットされたシーンが30分ほどあり、DVDの映像特典を見るととても大事なものばかりでした)
ただ、ラストサムライの事を考えると、似たものを感じます。
映像は迫力はあっても、やはり昔のちゃちな模型を使った宇宙大作戦の方がネメシスよりも楽しめます。

スタートレックはアクションドラマではなく、会話劇だと思っているので、(スターウォーズファンには申し訳ないですが)ドンパチを入れてしまうとやっぱりなじまないです。
だから、永富絵里子と見に行った時は「こんなおもしろくないドラマじゃないねんで」と弁解しながら家に帰りました。

P.S.山本さんも是非、スタートレックを!!

Re: 「ラストサムライ」また観てきました

No.1149

永富さん、鈴木君に「同化」されているようですね(「同化」の意味は分かりますね)。「ネメシス」はスタートレック映画で一番の駄作だと思います。テレビシリーズはそうではないと書いてくれているので安心していますが、「ネメシス」だけでスタートレックを判断しないで下さいね。私からもお願いします。

鈴木君、「ネメシス」がスタートレック映画の最後という噂もありますね。24世紀を舞台にした新しいスタートレックは、テレビシリーズとしては取りあえず観られないわけですから、映画ではもっと頑張ってもらいたいものですよね。ところで、是非、山本君や他の野口ゼミのメンバーも「同化」して下さい。

Re: 「ラストサムライ」また観てきました

No.1154

近藤先生>まだ「同化」はされてませんよ 笑 一般人に毛がはえたようなものです。いつも鈴木君とはTSUTAYAでDVDを借りるときにSFかラブコメディーかでモメますので・・・☆
さきほど鈴木君に
「スタートレックを知らなかった者「一般人」がスタートレックを観始めて好きになると「スタートレックファン」へと移行し、さらにマニアック度が増してくると「トレッキー(トレッカー)」になる。さらにマニアック度が過ぎて危なくなってくると「コアなトレッキー(トレッカー)」となり魔力を発するようになるという。順をまとめると、「一般人」 → 「スタートレックファン」 → 「トレッキー(トレッカー)」 → 「トレッキスト」となる。 」と教えてもらいました・・・☆
先生はこの段階のどこに属されるのでしょうか?笑

抵抗は無意味だ

No.1166

永富さん、まだ「同化」途中でしたか。1日も早く集合体の一員となって下さい(笑)。さて、段階ですが、コアなファンはとことんコアですから、そういうファンへの敬意と遠慮を考慮して、スタートレックファンからトレッキーの移行過程と答えておきましょう。鈴木君は、どの段階ですか?

雪国但馬から・・・

谷垣有香
No.1131

 今朝新聞を読んでいると、地方欄に「百手(ももて)の儀式」の記事が載っていました。
 記事によると、香住町余部の御崎地区には、平家落人伝説が残っているようで、壇ノ浦の合戦に敗れて御崎に逃れてきた平家が、101本の矢を的に射ることで平家再興を願っていた・・・そうです。
  詳しい事はコチラ↓ 
   http://www.tajimagaku.org/action/2001/01.htm

 但馬には他にも、承久の乱で但馬配流になった雅成親王の墓所や国分寺跡などがあるので、この春休みは色々散策してみよう!と思っています。私は、大学に入るまでは地元に対して交通の不便さなどからマイナスイメージばかり持っていたけれど、大学に入り地元を少し離れたことで、地元を客観的に(?)見れるようになったみたいで、最近では地元の歴史にも興味津々です。

追伸
 『信長と十字架』・・・読んでました。
最近「バテレン」「イエズス会」という言葉に弱いのです。そして、興味のあることがだんだん増えてきて、1日が30時間位になればいいなぁ、と1人つぶやく今日この頃。

落人伝説

No.1132

 谷垣さん、興味深い情報をありがとうございます。それから、ちゃんとお礼を言っていませんでしたが、この前お土産に頂いたお煎餅は、とても美味しかったです。絶品でした。
 誕生日が一緒とは奇遇でしたね。でも30年以上差があるわけですから、まあ別世界を生きていると思った方がよいでしょう。小生もけっこう「見るべき程のことをば・・・」です。まだ入水の予定はありませんが。
 ちなみに、NHK出版の石浜さんによると、いま谷垣さんの読んでいる本は、問題有りのようですので、どのあたりが問題なのか、春休みの宿題にしたいと思います。報告してください。
 「落人伝説」は至る所にありますね。当ゼミのメンバー諸姉兄も院試が近づいてきましたが、あらたな伝説を再生産しないように、もう一頑張りしてくださいよ。

>この場を借りてNHK出版の石浜さんへ。
 本郷恵子著『中世人の経済感覚』(NHKブックス)拝受いたしました。「あとがき」によると、本郷先生が石浜さんに初めて会ったのは丁度5年前とのこと。小生とはそのまた5年ほど前のことでした。堪忍袋の緒を切らずにお付き合い下さっていまして、・・・まことに申し訳ない限りです。

Re: 雪国但馬から・・・

No.1135

落人伝承・・・。私の友達に、平家の落人の子孫だという人が一人います。『平家』を勉強し始めた頃から、彼女が気になって仕方ありません(笑)・・・明日は我が身かと思うと、笑ってもいられませんが・・・(ToT)

伊勢ゼミ旅行の計画をたてましょう。

No.1123

 ゼミメンバーの皆さん。いよいよ、ゼミ旅行が一ヶ月後に迫ってきました。具体的な計画は、29日に幹事・副幹事以下の皆さんが集合して決めることになっているのですが、その前にタタキ台になるような意見はドシドシ発表しておいた方がよいと思います。はじめて参加される1回生など、希望がありましたら、遠慮なく、この掲示板に書き込んだらよいでしょう。
 それで、小生からの提案と希望を申しあげたいと思います。
 まず、いつもの事ながら、訪問先の研究者の方などとの交流の機会ですが、三重県立斎宮歴史博物館の伊藤裕偉先生と、すくなくともお目にかかる機会を得ることが出来そうです。本学史学科の稲本先生に御紹介いただきました。ですから、斎宮博は、絶対見学。平安時代をやろうという人は、しっかり事前勉強をされ、参加者にレクチャーできるようにしておいてください。
 伊藤先生は、福原シンポでも話題になった伊勢平氏関連の「雲出島貫遺跡」の発掘調査を担当された方ですから、お話を聞いたのなら、現地も見に行きたいところです。
 伊勢平氏といえば、川合康先生が御著書『源平合戦の虚像を剥ぐ』で紹介された多気郡の河田にも行きたいと思います。伊賀平氏関連の史跡は、伊賀上野のあたりに点在しますから、これも往路か復路で、まあ通り過ぎるだけでも見ていきたいものですね。以上、まったく私の個人的関心に沿っての希望を申し上げました。
 おそらく、伊勢神宮を始め、皆さんからはいろいろな希望があると思いますから、どんどん出してください。
 親睦の観点からすると、夕食後のカラオケもよいですが、どこか広いところがあったら、スポーツでもしたいですね。ラグビーとか(ウソです)。
 それから、24日の集合については、小生はわざわざ宇治から京都駅まで戻らないで伊勢に直行したいというワガママな事を考えています。私の車(プレミオ1800XL、2003年型)で行きたい人は、JR六地蔵あたりにお出でいただきたいのですが、その方が便利な人は申し出てください。
 なにせ、幹事の永富さんには目下、『紫苑』第二号の編集・レイアウト作業という大変な仕事をしていただいておりますので、ゼミメンバーの積極的な御協力を御願いします。
 ご承知のように29日は入試のため、打ち合わせに参加できませんので、何卒よしなに。
 なお、月内に京女に用のある方は明日中に。 

幹事アシスタントの鈴木です。

No.1125

旅行参加者にお願いですが、
車の免許を持っている方は、当日は是非運転をお願いしたいと思います。
レンタカー2台+プレミオで最低でも3人運転手が必要ですが、交代要員は多ければ多いほど安全になるのでよろしくお願いします。

往路・復路のルートは、1号線から伊勢自動車道を通るコースを考えていましたが、どちらかは名阪国道経由にするのが良さそうですね。
多気郡多気町河田は斉宮博物館のある斎宮駅から3kmほどなので、すぐにまわることが出来ます。

P.S.目的の場所に一筆書きで最適に巡回する手段を見つけることは、実は人間にしか出来ません。(コンピュータで探索する公式は未だになく、一つの研究分野でもあります)
だから、旅行は楽しいのかもしれませんね。

ゼミ旅行の計画

No.1126

 今回は運転手でしょうか(ワクワク☆)
熊野、湖東三山と運転手を免除されてきましたから、さすがに今度は運転するつもりでおりますよ。誰が乗るかは知りませんけどね(^^)(っていうか、熊野で免許を出した3人以外に、誰か運転するのかしら?)
 目的の場所に一筆書きで巡回する。研究としては必要な事ですが、ツーリストにはその方が楽しいですよね。ただし、コンピュータに指示されてうろうろするのはゴメンです。
 伊勢・・・かなり回り道ですが、「忠盛塚」というのが、津市にありますよ。ま、これは時間があれば「おまけ」っていう感じでしょうか。詳しくはこちら↓
http://www.info.city.tsu.mie.jp/guide/cu-iseheishi/
あと、多気郡多気町河田といえば川合先生のHPを参照しておきましょう。↓
http://www8.plala.or.jp/kawi/iseheisinohurusato.html
そして、「雲出島貫遺跡」「楠・荒田町遺跡」と聞いて「よくわかんない」という人はこちらへ↓
http://www.hyogo-c.ed.jp/~maibun-bo/02excav/gensetu/15/kusunokigensetu/kusunoki.htm
(兵庫県教育委員会埋蔵文化財調査事務所)
http://homepage1.nifty.com/heiankyo/heike02.html
(平安京探偵団 福原の夢2)
P.S.
 なお、国文学専攻として一言。「伊勢平氏」も良いですが、伊勢神宮が日本という国にとってどういう存在なのか?というわけで、『古事記』『日本書紀』など、日本の神話関連のお話もお忘れなく。

Re: 伊勢ゼミ旅行の計画をたてましょう。

No.1129

伊勢神宮周辺の地図をいろいろにらめっこしていたのですが

http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.24.26.724&el=136.42.10.390&la=1&sc=5&CE.x=221&CE.y=241
にあるように、伊勢神宮の少し南側に「平家の里キャンプ村」があります。
名前の由来はというと、その近くに見える“知盛山久昌寺(ちしょうざんきゅうしょうじ)”からきています。寺の案内には、「壇ノ浦の戦いの後生き残り、一族を引き連れ、この地へ逃れ再起を図った」とあるようです。
冗談のネタにでもして頂ければ、うれしいです...。

今回は、高速にも乗りますので、是非田中さんの運転の腕前を見せてください☆(あおらないでくださいね(^_^;))

見るべき程の事をば見つ

No.1130

 安徳天皇や二位尼の入水を見届けた知盛は、「見るべき程の事をば見つ。今はただ自害せん」と、かねての約束の通り、乳母子の左衛門尉家長と共に鎧を二領着て、手に手を取って壇ノ浦に飛び込んだ・・・・・はずの知盛さんが、伊勢に逃げ帰っていたなんて、なかなか面白いというか、これこそ『平家物語』史観へのアンチテーゼというべきでしょうか?
 小生には、この「見るべき程の事をば見つ」という言葉に、とても心ひかれる引かれるものがあるのですが。
 ちなみに、対馬の宗氏は知盛の子孫を称しており、角田文衞先生はそれを積極的に肯定されています(『平家後抄』)。

京都女子大1・2回生のみなさんへ

No.1108

 そろそろ、期末試験も終盤になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。こちらは、総合教育科目4科目の、皆さんの努力と執念(と怨念?)のこもった答案を前にして、採点基準の設定に頭を悩ませております。それに、論文・・・も。大学の研究者というのは24時間労働なのですよ。
 
 ところで、このbbsは、著名な研究者の方や小生の友人からの書き込みも頂いておりますが(本当に例外的に全然知らない方から、場違いな書き込みを頂くこともありますが)、基本は、ゼミメンバーおよびゼミや小生の講義・著作に関心をもってくださっている京女の学生さん達の利用に供すべきものですから、遠慮せずにどんどん書き込んでください。管理人の鈴木君・永富さん(大史3)と共に、みなさんの(学問・研究のための・・・etc)情報交換の場として、おおいに活用してもらいたいと念じています。

 もちろん、京都女子大学の学生さんでない、ゼミ関係者・御同業者をはじめとする、ワールドワイドで御活躍の皆様も(このところ白熱いたしておりますので)、更にどしどしと宜しくお願い申しあげます。

 それから、鈴木君に会いたい人は「歴史グループ早雲」、建春門院、いや田中さんに会いたい人は「平安京探偵団」のbbsにお出かけ下さい。

業務連絡。

No.1116

>田中さん・山本君 
 MLでもお知らせしましたが、印鑑持参で至急、宗教教育センターに行ってください。
 

明日参上致します。

No.1117

すいません。最近こちらの方に顔を出していませんでした。
バイト代の方は明日必ず頂きに参ります。
『新日曜美術館』の『復元・平治物語絵巻』は、大変興味深く拝見しました。特に「CG清盛」と目が合った瞬間は、「おー!あの清盛が、自分を見てる!」と一人感動してました。また絵巻に描かれている武士(伊勢平氏、坂東武士関係なく)は、どこか人間離れした顔に見えるのは自分だけでしょうか?特に郎等などの下層階級の武士は、お猿さんのような動物顔に見えます。都在住の絵巻の工人にとっては、武士=異国・異境の人に見えた、若しくはそういう雰囲気を持った者として認識されていたんでしょうか?また清盛の鎧が、全身青一色というのも意外でした。しかし残りの断片の六枚は何処へ行ったんでしょうか?その点も気になりました。
なお、残りの断片の持ち主さんで、このHPもしくは『新日曜美術館』を観ていたら、迷わず名乗り出てください。日本中世史や日本美術史のためです!
一応見てるかもしれないので呼びかけてみました(笑)。

平治の乱の清盛

No.1119

 『平治物語絵巻』における武士の面相表現については、山本君の指摘と同じことを美術史の研究者の方かどなたかが書いておられました(昔なら、誰がどの論文の何ページあたりに書いていたのかまで、思い出せたのに・・・)。
 それから、清盛の装束については『愚管抄』巻第五にくわしい描写があって、「ヒタ黒ニサウゾキテ、カチノ直垂ニ黒革オドシノ鎧ニヌリノノ矢オイテ、黒キ馬ニ乗テ」と黒ずくめで、なかなか凛々しくてカッコが良かったようです。

朝比奈三郎義秀の墓

No.1106

河原崎陸雄と申します。私の町に朝夷三郎義秀の墓と伝えられるものがあります。建保元年、和田合戦のあと父和田義盛の戦死のため和田軍は総崩れとなり兵五百をもって房州に逃れその後船で高麗に逃れようとしたが御前崎沖で難船し朝比奈村に隠れ住んだと伝えられる。この他にまだ、朝比奈三郎義秀の墓が有りましたらメールをください。

復元・『平治物語絵巻』

No.1104

本日、教育テレビの「新・日曜美術館」で、「復元・平治物語絵巻」というのを放映しました。これは、現在、数片の断簡を除いて、江戸期の白描模本だけが伝わる『平治物語絵巻』六波羅合戦巻のデジタル再現を紹介する内容で、全体は清盛と平家の滅亡ということでまとめられています。ここの掲示板で、NHKに対する批判が出ているなか、色々と突っ込み所はありますが、まあ落ち着いた内容なのではないかと思いました。復元とはいえ、当時の合戦実態の参考に大いになりますので、現物を是非観察したいのですが、展示などの案内はありませんでした。NHKに問い合わせてみますか。興味のある方は、本日、夜8時から再放送です。

近藤好和著『源義経』ミネルヴァ書房刊

No.1105

 近藤先生、ありがとうございます。夜の放送でぜひ見たいと思います。面白そうなので、ビデオにとっておく必要があるかもしれませんね。
 昨晩、NHKの番組について虚心坦懐に述べさせていただきしたが、「総合」と「教育」での違いということも制作者側の頭にはあるのかとも思いました。
 小生、やたらと一般の市民云々と書きましたが、そうした歴史意識を放置して、「王権」のような「高尚な」議論にのみ価値を見出し続けていた「学者先生」(時に、自治体史などの事務担当者が研究者を揶揄する意図で用いる呼称です)こそ、元木先生の御指摘のとおり、反省すべきことなのでしょう。
 となれば、市民に向かって大いに研究成果を還元しなければならないわけですが、それこそ来年の大河ドラマを視野に入れて先鞭をつけられるのが、近藤先生がミネルヴァ日本評伝選の一冊として書かれる『源義経』でしょう。大いに期待するところです。
 このお仕事があるので、近藤先生には『古代文化』福原特輯号への御執筆を「強要」しなかったのですが、もし宜しければ、「一ノ谷合戦における戦闘形態」のようなタイトルで研究ノートでも御検討下さればと思います。
 なお、ミネルヴァからは、元木先生の『源満仲・頼光』が近く刊行、そして美川先生の『後白河天皇』も予定されていて、実に楽しみなことです。

Re: 復元・『平治物語絵巻』

No.1109

今朝偶然高木さんの家のテレビで番組、拝見しました。
パッと「明日のナージャ」(←アニメです)からチャンネルを変えると清盛の顔のアップがばば~んと目にとびこんできたので思わず二人でテレビに目がくぎ付け状態でした☆笑
それまで布団で寝ぼけていたのですが一気に目が覚めました・・・

絵巻に描かれた合戦の様子を見つつ先日からこのBBSでも話題になっている「ラストサムライ」のワンシーンを思い返していました☆

それにしても全体のほんの一部である断片14枚のうち8枚しか所在がわからない・・・しかも世界各国にバラバラに保管されているなんて・・・もったいないです。

おまけ:色彩の復元にはAdobeIllustratorのソフトが使われていましたね。あれだけの絵巻の復元は本当に地道な作業です。
ようやく原稿もそろったことですし、私も地道に「紫苑」の編集がんばります。。。

Re: 復元・『平治物語絵巻』

美川圭
No.1113

 近藤先生のおかげで、夜の再放送を録画し、いま見ることができました。おもしろかったです。NHKはこういう番組もできるのですね。近藤先生、お教えいただき、ありがとうございました。
 こういうのを録画してみると、やはりHDDとかDVDに録画できる機器がほしくなります。普通のカセットデッキだと、色落ちしてしまい残念です。
 それにしても、原本は断片にして、茶掛用に売られたのでしょうか。茶の湯がさかんになった江戸時代にはよくあるようです。とすると、個人蔵で、まだまだどこかに秘蔵されているかもしれません。
 私も、以前、冷泉家時雨亭叢書の公卿補任解題を担当したとき、ちょっと俊成・定家筆「補任切」の所在を調べたことがあります。ほんのちょっとですが。そのときのことを思い出しました。

風邪で寝ている時に見ました

No.1114

別のところで、建築彩色の復元をされている方と関わりがあるのですが
色を扱うのは本当に難しいものと感じます。特に、アナログ的なデータである絵をデジタルにする時に、原本のすばらしさとそれを違う媒体に変換するときの情報量の欠落にむなしさを感じます。

複製を簡単に作れることに対して批判は多くあります。
しかし、番組の中でもありましたが「誰でも簡単に本物(に近いもの、雰囲気をある程度再現している)に触れる事ができる」という事は、本物の良さをより理解するためにも必要だと思います。

番組の中では、技術についてかなりすばやく解説がされていましたが、あれほどのものを完成させるのは本当に大変でしょうし
テレビの小さな画面でしか見られなかったのが残念でした。

P.S.あれは、ハイビジョンでもやってたのでしょうか?
デジタル放送もそろそろ本格化するみたいですが、
原理的にデジタル放送は、画質の劣化無しに記録出来ます。
(売り手原理でコピー防止機能が無ければの話ですが)
そういう機材が気軽に買える値段に早くなって欲しいです。

Re: 復元・『平治物語絵巻』

No.1115

いろいろとNHKが批判をあびておりますが、まずは『平治物語絵巻』の復元に関してです。新日曜美術館の担当の方のお話ですと、昨日放映されたのは、数年前にハイビジョン・スペシャルとして作った番組のダイジェスト版のようなものだそうです。(私もどういった番組だったか、あまり記憶にありませんが。)それで、特に公開云々の話はないそうです。すべてPCの中にしかなく、残念ながら、どこかに展示されているとかいったことはないとのことでした。
NHKにおいては、野口先生もおっしゃるように、総合と教育の違いは大きいようです。ですが、今回、元木先生がお怒りになっているのは、ことNHKに留まらない、マスコミ全体とマスコミを取り巻く我々の問題のようにも思います。というのもどうも、生活のあらゆる面で、歴史が軽視されているように思います。学校教育の現場でも、出版されるものを見ていても、そう思われてなりません。
作家の方の書く、単純再生産型の歴史物はまだ罪が浅いかもしれません。例えば最近、新書で織田信長をめぐる本が二冊ばかり出版されました。講談社現代新書『謎とき本能寺の変』と集英社新書『信長と十字架』ですが、一見ちゃんと論じているように見えながら、トンデモ本に近い内容のようです。(前者は読みましたが、素人の私にも、これでは足利義昭をよいしょするのは無理ではないかと思われましたし、後者については、それまでの論争の経過を多少は知っているので、なんで信長を殺したのがローマ法王になってしまうのか、不思議でなりません。)『本当は怖ろしい万葉集』なんかもあります。こうしたトンデモない解釈に対しては、どこがダメなのか、なぜダメなのか、それよりも面白い歴史の姿とはどんなものなのかを、それこそ研究者の方々と編集者・番組制作者が一体となって創っていかなければならないはずです。
しかし現状は、トンデモ本がいったん受け入れられ、通用してしまうと、信憑性はともかく、面白くて読者受けするのならばいいじゃないか、そっちのほうが、売れるし、視聴率もかせげるゾとなってしまっていますよね。本が売れないといわれる現状では、編集者には選択肢があまりないのかもしれません。視聴率をかせげないと食っていけない番組制作者も同様です(NHKでさえ)。こうなると、どうしても真面目な研究が軽視されるようになってしまうのでしょう。さらに、えてして、そうしたトンデモ本のほうが、書き手が速く書くのでどうしても流通にのりやすいのかもしれません。教科書問題なんかを見ても、出版社と編集者の姿勢と見識が今こそ問われている時代はないように思われてなりませんが、全体の問題としても、今は岐路にあるようにも思われます。

石浜さん、そのとおりなんです

美川圭
No.1118

先ほど、別れた元木先生と話していた話題も、そのことでした。石浜さん。そのとおりなのです。
いっぱしの一流とされている大学の教授が書いたんだけれでも、内容はもうどうしようもない本が、かなりあるのです。
それを、まともに読むのは、あるいは正面切って批判するのはわれわれは馬鹿馬鹿しいと思うのだけれども、それをしないと一般にはわからない。あるいは学生にはわからない。もっと言えば、ちょっと分野の違う学者にもわからない。さらにいえば、専門としている学者でもわからない。

だから、やはりやらねばならない。という結論です。

元木先生は、NHKブックスで、某北の方の有力大学の教授(どこで読点をうったらいいかわかりますね)の本を、徹底的にやるそうです。こうご期待というところです。

Re: 復元・『平治物語絵巻』

No.1120

野口先生、あまりプレッシャーを掛けないで下さいよ(笑)。大河ドラマにあわせて刊行できれば、それは売れるかもしれませんが、逆に大河ドラマごとき(!?)に振り回されるのもシャクな気がします。ドラマと共に消えてしまうような本ではなく、やはり後に残る本を書きたいものです。

石浜さん、情報、ありがとうございました。かつてハイビジョンで放映したものでしたか。ハイビジョンの機械は家にはありませんからね。DVDもまだですから。それにしても、復元が公開されていないのは残念です。

Re: 復元・『平治物語絵巻』

山田ちさ子
No.1121

近藤先生 みなさま こんばんは。山田ちさ子と申します。

ハイビジョンで撮影された元番組、BSでも放映されていました。
「よみがえる平家物語~デジタルで読み解く絵巻の謎」という題名でした。
番組の中では「年中行事絵巻」なども再現されていました。
同じシリーズに「よみがえる源氏物語」もあります。

歴史学の反省

No.1122

当方が若干顔を出させてもらったおかげで、番組の実態がわかり、学問の危機が痛感できました。石浜さんも仰るとおり、きちんとした学問は、慎重ゆえに遅いし、また厳密ゆえに分かりにくい面があります。ただそれだけならいいのですが、なかには分かりにくいことを誇るかのような方もおられるようです。
また、美川先生のご発言のように、むちゃくちゃな研究が、あまりに馬鹿らしいために、相手にされず、結果としてまかり通る面もあります。学界自体が信用を回復すべく、自浄する必要があるし、学者は一般読者のニーズや水準を理解した上で、書物を著すべきでしょうね。英雄・豪傑が歴史を作るわけではありませんが、人々が興味を持つのはそこなのです。今の学界は、だから大衆はおろかである、人民の歴史を勉強させよう、という発想ですから、歴史離れも当然でしょう。国民の物語も消滅し、新しい教科書云々の会が跳梁するのではないでしょうか。英雄・豪傑の歴史は面白い。しかし、たとえば平氏のように、栄華を極めたものが劇的の崩壊するのはなぜか。そこから、個人の思惑を超えた歴史のメカニズムを導くことができるように思います。少なくとも、当方はそうした認識をベースに叙述を心がけているつもりです。
ともかく、今度の17日、「王権がどうたら・・」仰っている方の書評を致します。よろしくお願いいたします。
石浜さん、それも、保元・平治の乱執筆の一環ですので。

Re: 復元・『平治物語絵巻』

No.1124

昨年の11月、『エコノミスト・ミシュラン』という本が出ました。私がNHKブックスを書いていただいた先生も執筆者の一人に名を連ねていますが、経済学者とその著書を、それこそミシュランのように滅多切りにするというものです。経済学の場合、そのよって立つ理論によって学派がはっきりとわかれているようで、この本はリフレ派と総称されるグループによるものですので、やはり他の派からすれば異論もあるようです。また元木先生のおっしゃる本とはかなり主旨がずれますが、ただ、日本史にまつわる数々の本を、もうちょっと控えめかつ公平な視点で個別にミシュランしていくというのは、あるのかなと思います。問題点がある本ならば、その問題点を冷静に指摘する、あまり知られていないが、とても内容のいい本に光をあてるなど、いろんなことができるように思います。一冊ごとに論じていくので、各先生方の負担もそれほどではないかもしれません。いかがでしょうか。
大河ドラマをあてこんで、というのは、近藤先生もおっしゃるように、かなりむなしい作業です。先生方に書いていただく動機としてはとてもいいのですが、もはや、大河ドラマ関連だから本が売れる、ということはあまりないようです。もはやたんなる創作ドラマなわけですから、それに関連して知識を広げようなどという殊勝な読者はいないのかもしれません。NHK出版では、毎年毎年、ドラマ・ガイドとドラマ・ストーリーというのをつくっていますが、この売れ行きを左右するのは、もはや主役のタレントでしかないようです(つまり、去年は売れなかったが、今年は売れている)。そんな時代です。

ビデオテープをいただきました。

No.1127

 ここで話題になっているNHKの番組のビデオを、山田ちさ子さんが、当ゼミに寄贈してくださいました。あつくお礼申し上げます。御覧になりたい方はご利用下さい。

 近藤先生の仰ることは本当にその通りですね。御矜持の高さに敬意を表します。NO.1000の元木先生の御発言を、そのまま受け取ってしまいました。 
 小生など、卑俗な人間ですから、何かきっかけがないと、なかなか執筆の手が進みません。ですから、「源氏と海のネットワーク」というテーマで執筆予定のNHKブックスやミネルヴァの『北条時政』は、けっこう大河ドラマに後押しされているところがあります。
 それから、石浜さんが仰るのなら、大河ドラマと、同じ時代のことをテーマにした本の販売部数の相関はないのかもしれませんが、博物館の特別展やカルチャーセンターの講座など、大河ドラマがらみで沢山企画されるのも事実でしょう。「北条時宗」の時もずいぶん本が出て、今でもいわゆるコミケ系とか言われる人たちの間では、北条氏ブームの余韻がのこっているようです。ですから、大河ドラマが自分の専門とする時代をテーマとしているときは、自分の研究成果を社会還元する良い機会だと考えるわけです。史学科で日本史を専攻している学生さんの進路選択には、だいぶ大河ドラマが影響しているということは周知のとおりですし。
 しかし、『北条時政』もそうですが、人物史は、評伝として割り切らないとかなり難しいですね。もちろん、小生が書くのはNHKブックスが先ですが。

原稿が欲しい!

No.1128

たしかに、大河ドラマもなかなか捨てたものではないですね。歴史物の出版社にとっては、大切な年中行事ですし。大河がなければ、村井章介先生がNHKブックスを執筆していただくことはなかったかもしれません。ただ、なにも大河に便乗しなくとも、私がお願いしている先生方は素晴らしい原稿をきっと書いてくださると信じております。元木先生、3月が楽しみです。野口先生、首を長くのばしてお待ちしております。後は……。業務連絡に使って、申し訳ありませんでした。

歴史グループ早雲へのご参加有難うございました。

山口博史
No.1103

鈴木潤さん、永富絵里子さん、高木泉さん
歴史グループ早雲例会へのご参加有難うございました。
歴史グループ早雲のメンバーは高齢者が多いので、新進気鋭の皆様が参加されたを嬉しく思います。ただ残念だったのは仁木先生の興味深いお話に対して、時間がなく、皆様の意見、感想が聞けなかったことです。
これからもご参加頂き早雲に刺激を与えていただければと思っています。

Re: 歴史グループ早雲へのご参加有難うござ...

No.1110

山口さん>こちらこそどうもありがとうございました。
仁木先生のお話は大変興味深く、また私の研究テーマにとって新たな視点を与えてくれるものでした。
今後もまたお世話になることと思いますがよろしくお願いいたします。
夏子さんにもよろしくお伝えください。

貞衡か真衡か(続報)

美川圭
No.1095

以前、野口先生からの「前陸奥守源頼俊申文」の読みの話題の続報です(NO.737)。
従来「清原貞衡」と読んでいた部分を、小口先生が、「清原真衡」と読まれた件でした。
以前、田中倫子先生に、お手紙を出す約束だったのですが、忙しさにかまけて、そのままになっておりました。
今日、冷泉家で研究会があり、田中先生にお会いしたので、『日本の中世5』の写真をお見せして、お聞きしました。
結論は、微妙なところですが、やはり「貞衡」と読んだ方がいいのではないでしょうか、ということでした。根拠は、元木先生ご指摘の「鎮守府」の「鎮」のつくり、との比較で、少し違うということでした。これで、ほぼ決着がついたのではないでしょうか。
ほんとうに遅くなってもうしわけありませんでした。野口先生。

Re: 貞衡か真衡か(続報)

No.1097

 美川先生、ありがとうございました。歴史叙述から鎮守府将軍清原貞衡が消えてしまうかどうかの瀬戸際でした。これで、自信を持って主張できます。それに、裏付けとなっている中条家文書「桓武平氏諸流系図」の評価は、最近の研究で、高まるばかりのようです。
 このことと、平泉の柳之御所遺跡で出土した折敷墨書の人名比定の問題は、中世成立期の奥羽の歴史を考えるうえで、大変重要なポイントだと思うのですが。もっと、議論の対象にしていいことだと思っています。

 ところで、今日は研究室に、平田さんと田中さんが相次いでおいで下さいました。 お二人とも院試に向けて、真剣に取り組んでおられる。山本君も野口君も御健闘を期待しています。
東京の門屋君も。永富さんは仁木先生とお話が出来ましたか?