恩師からの課題

No.9794

 >池嶋さん・滝沢さん
 18日の研究発表について、岩田君からの御指示(>>No.9793)への対応を宜しくお願い致します。

 この秋、耄碌を省みずに各地を動き回ったので、疲れがたまっていたらしく、このところの寒さがこたえます。
 若くても体調を崩されている方が多いようなので、体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい。

 最近、鎌倉時代の京都に関する研究の欠落を痛切に実感することがあったが、昨日、或る人から、「鎌倉時代の京都を研究しなさい」と貫先生が仰っていたことを鮮明に思い出させていただいた。
 そういえば、私が秀郷流藤原氏の研究に手を染めたのも、先生のちょっとしたアドバイスからであった。あのころ、先生は豊田武編『図説日本の歴史5 貴族と武士』(集英社、1974年)に収録された「武士の登場と源平二氏の動き」を執筆されていたのだと思う。
 先生から与えられた課題はやり甲斐がある。

 来年度のシラバスのこと、そろそろ考えなくてはならない時期になりました。思い切って一新したい科目もありますが、如何なものか?

 「シラバス」で思い出しましたが、『史学雑誌』の最新号(121-11)にコラムとして掲載されている服部良久「歴史教員の悩み-学士課程の教育と研究-」は同感するところ頻り。史学専攻の学生さんもぜひ読んでみて下さい。

☆ 熊本学園大学の小川弘和先生より、御高論「院政期の肥前社会と荘園制」(『熊本史学』95・96)を御恵送頂きました。
 これまで、未解明な部分の多かった平家の肥前支配について論じた貴重な研究です。
 小川先生に、あつく御礼を申し上げます。