渋谷 「しぶや」と「しぶたに」

No.8224

 >>>No.8223 佐伯先生、書き込みを頂きありがとうございます。
 『銕仙』掲載の拙文は、先生の御著書をあげさせて頂くことで、話をまとめることが出来ました。
  「青山能」。私が在学していた頃にもあったのでしょうか。

 つまらないことに、私は大学在学中、同志社における「わびすけ」のような場所を大学近くに見いだすことが出来なかったようです。
 しいて言えば、青学会館の地下か。ここでは透明なドアに激突して、鼻をしたたかに打ったという痛い思い出があります。
 あとは、青山通りを隔てて大学正門の向かいにあった古書店巽堂くらいでしょうか。

 昔は大学の回りには喫茶店や麻雀屋がたくさんあったものです。今は、喫茶店でゼミをやるなどという話はあまり聴かなくなりましたね。

 若者たちが仲間同士で議論をするという時代ではなくなった。
 社会に矛盾を感じても、空気を読んで順応するか、ひきこもってバーチャルの世界をさまようか、居酒屋で酩酊して、即ストレス発散ということなのでしょうか?
 それもまたよしとすべきなのでしょうが、酒を飲めない私としては、喫茶店の激減は残念なことに違いありません。

 このところ、年寄になったせいか、すぐに「何かの御縁」のようなものを考えてしまうのですが、私は生活の場として「渋谷」という地名に御縁があるようです。  

 青学のアドレスは渋谷区渋谷4-4-25。京都女子大のJ校舎は渋谷通りに面しています。さきほども、この通りを渡って、J校舎にある図書館分館に行ってきました。
 それにしても猛暑ですね。 

竹本処分粉砕

美川圭
No.8225

 渋谷というと、私の高校時代の遊び場所の1つでした。あのころ、野口先生もあのあたりにおられたと思うと、感無量です。

 ところで、最近「マイバックページ」という川本三郎原作の映画を見ました。来年清盛をやるマツケンと私の同年代の女性に絶大な人気のある妻夫木くんが出ています。

 私が京大に入学した1977年、京大時計台には大きく「竹本処分粉砕」のペンキ文字が書かれていました。それと、映画評論家の「川本三郎」、そして「冷泉家」「冷泉家時雨亭叢書」に深い関わりがあることが、この映画と、その原作を読むことではっきりわかりました。もう30年以上前の昔話です。映画はそのどれかと接点がないと、あまり興味をひかなかったらしく、もうほとんどの映画館で上映されていません。が、原作の方は長く売り切れでしたが、映画のおかげで再版です。

 「わびすけ」もその時代背景と関わりがあるのかなあ。