期待の新人はあらわれるか?

No.8148

 元木先生、お知らせ(>>No.8147)をどうもありがとうございました。
 >>No.8139の公募情報も、具体的にはこのことだったようです。応募をお考えの方は確認して下さい。

 さて、昨日の授業ですが、Ⅲ講時の豊田さんの報告では、京都の知られざる観光寺院が紹介され、普段とは異なる観点から、もう一度足下を見直すきっかけになりそうです。レポートでは「分析」と「考察」の成果を期待してます。
 次回は遠田さんが、人間行動学をテーマに報告されるとのこと。視点は心理学のようです。

 Ⅴ講時の講義は、相変わらず脱線気味でしたが、前回の総括も含めて、話すべきことは時間内に完了することが出来たと思います。このクラスは例年になく講義後に質問に来る受講生が多く、講義のし甲斐を感じます。さすがに、史学科の学生さんが多いのですが、また、ゼミで活躍してくれるような「人材」があらわれることを期待しています。

 土曜日の研究発表の際、藪本君などに教えて頂いた関係文献を調べてみたところ、面白い情報が得られました。当面いろいろ書かなければならないものがあるのですが、論文化はこれを優先しようかと考えています。

 しかし、今困っているのは月曜日の講話です。一応テーマは提出したのですが、中味は煮詰まらない。なんとしても「よい話をしなければならない」というのが前提ですから。

 体調の方、季節の変わり目であるためか、一寸(ちょっと)したことで疲れます。しばらく安静にしてでもいればよいのでしょうが、現実は、そうはさせてはくれません。とはいえ、運動が不足するとたちどころにウェストの周りに脂肪が増えて参りますから、これで「体力がない」などとは何方も思ってはくれますまい。

【追記】 ☆ 早稲田大学の下村周太郎先生より、御高論「鎌倉幕府と天人相関説-中世国家論の観点から-」(『史観』第164冊)を御恵送頂きました。
 下村先生に、あつく御礼を申し上げます。

初夏の『吾妻鏡』

No.8149

 7年ほど前に読み始めた頃は、まだ影も形もなかった(?)北条時頼の死亡記事を読むようなところまで進んで参りました。
 そんな木曜日の『吾妻鏡』、次回のご案内です。

 日時:2011年5月26日(木)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:弘長三年(1263年)十一月二十三日・二十四日、十二月九日・十日・十一日・十六日・二十四日・二十八日・二十九日の各条
    文永二年(1265年)正月一日・五日・六日、二月九日、三月四日・五日・七日、四月二十五日、閏四月二十日、五月二日・三日・二十三日、六月三日・十日・十一日・十三日・二十三日、七月四日・十日・十六日・十八日、八月十三日・十六日、九月二十一日、十月二日・十八日・二十五日、十一月十三日・十六日・十七日・十九日・二十日、十二月五日・十八日の各条
    文永三年(1266年)正月二日・十三日・二十五日、二月一日・十日・二十日、三月五日・六日・十一日・十三日・二十七日・二十八日・二十九日、四月七日・十五日・二十一日、六月五日・十九日・二十日・二十三日・二十四日・二十六日、七月一日・三日・四日・二十日の各条

 今年度から木曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。
 基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。