『紫苑』第9号のラインナップのお知らせ。

No.7962

 昨日、キャンパスプラザの授業が終わり、来週は筆記試験。今日は今年度最後の『小右記』講読会、そして基礎・教養科目の期末試験です。
 火曜の『吾妻鏡』講読会は来週(25日)も行います。昨日は、岩田君が『中世法制史料集』からピックアップしてくれた『吾妻鏡』関連記事に、みんなで検討を加えました。これが面白かったので、次週もその続きということになりそうです。

 ◇ 『紫苑』第9号(2011.3刊行予定)の主な構成は以下のとおりです。

 〔論文〕
  「『平家物語』における中宮平徳子の御産-変成男子の法をめぐって-」   
      大谷久美子(京都女子大学大学院文学研究科研修者・日本文学)
  「『平家物語』不思議考-覚一本・百二十句本・屋代本の比較を通して-」
      粟村亜矢(京都女子大学大学院文学研究科博士前期課程・日本文学)

 〔研究ノート〕
  「舞女微妙とその周辺」
      岩田慎平(関西学院大学大学院研究員,京都女子大学宗教・文化研究所共同研究員・日本史学)
  「近衛宰子論-宗尊親王御息所としての立場から-」
      山本みなみ(京都女子大学文学部史学科3回生・日本史学)

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  >>No.7959で御紹介した佐々木紀一先生の御高論ですが、国立情報学研究所の GeNii(学術コンテンツ・ポータル)で検索してみてください。PDFで読むことが出来るはずです。

鎌倉幕府のOLさん

No.7963

 前回はご案内を掲出するのを忘れておりまして、失礼致しました。
 野口先生からもご案内いただきましたように、次回も引き続き弘長元年の新制を読んでみたいと思います。条文の続きは以下の通りです。

 日時:2011年1月25日(火)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:文応二年(弘長元年、1261年)三月五日・十三日・二十日・二十五日、四月二十一日・二十三日・二十四日・二十五日・二十六日、五月一日・十三日、六月一日・三日・六日・十日・十八日・二十二日・二十三日・二十五日・二十七日・二十九日・三十日、七月二日・九日・十七日・十八日・二十二日・二十九日、八月二日・七日・十日・十二日・十三日・十四日・十五日、九月三日・四日・十九日・二十日、十月四日・二十九日、十一月一日・二日・三日・二十六日、十二月二日の各条

 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、新しい歳に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。