共同研究員のことなど。

No.3982

 下記>>No.3971で共同研究員のことについて御案内いたしましたところ、数名の方から積極的な参加希望の意思表示がありました。そこで、いよいよ具体的な課題設定について御意見をいただきたいと思います。すでに案の提示をいただいた長村君を含めて、それぞれの希望するテーマと、その研究の進め方について御意見をお寄せ下さいますようにお願いいたします。

 風俗博物館のHPに、山岡さんと山田さんが平安時代の衣装で登場との情報が伝わっております。ご確認?下さい。http://www.iz2.or.jp/top_photos/index.htm

 ☆ 国文学の牧野淳司先生から御高論「『十二巻本表白集』(巻第四)解題」(『真福寺善本叢刊』第十一巻)を御恵送いただきました。私は書誌学的な研究にはまったく疎いのですが、法住寺殿に関する拙論がすこしばかりお役に立てたようです。ちなみに、この御高論によって、京都女子大学図書館に『表白集』が所蔵されているのを知りました。山本真吾先生の御研究によれば、本文は鎌倉中期写、おそらくは東寺旧蔵本とのこと。いずれ、実見の機会を得たいものです。
 牧野先生にあつく御礼申しあげます。

共同研究のテーマについて。

No.3983

 共同研究のテーマについて、長村案の「中世前期の宇治」に賛成意見が出ています。
 「摂関家と宇治」について政治史と都市論(文献史学・考古学)からせまるのも面白いかも知れません。宗教史や物語・説話の舞台としての関心からのアプローチも可能ですし、元木先生・美川先生・山田先生など日頃ゼミの運営に御協力いただいている先生方から適切な御指導を仰ぐこともできるでしょう。
 中世前期の宇治について、長期の研究計画を立て、単年度ごとに具体的なテーマを設定して成果を発表していく、そのようなプランをひとつ提案したいと思います。
 さらに参加希望者を募るとともに、テーマに関する御意見をお待ちします。