田原総一朗氏の取材をうけました
美川圭
No.9626
この週末、都内某所で、田原総一朗氏の取材をうけてきました。
『中央公論』に、この1月号から連載されている「日本人にとって天皇とは何か」という記事の取材です。
すでに、復興推進委員会委員長の五百旗頭真先生、東京大学の大津透先生、お茶の水女子大学の古瀬奈津子先生などのもとを、取材しており、私のもとには、中公新書の『院政』を読んで、来たようです。
名刺交換をして、座るなり「先生は後白河をどのような人物と見ているのですか」「後白河はなんで天寿をまっとうしたのですか」「清盛や頼朝は、一時期あんなに権力があったのに何で天皇になろうとしなかったのですか」「後鳥羽は何で幕府を倒そうとしたのか、勝ち目があると思ったのか」「何で天皇制が今まで続いたのですか」と日本史の核心にせまる難問を矢継ぎ早に発し、45分間。まるで、サンデープロジェクトとか朝まで生テレビ、そのものの対談になりました。
たびたび言いよどむ私の態度に、これらの問題は簡単に結論の出ない難しい問題だ、ということは理解されたようです。ともかく、あまり味わったことのないスリリングな時間でした。テレビ出身の人ですから、とにかくいわゆる無駄話がなく、視聴者が聞きたそうなことを、自分がなりかわってどんどん聞くという姿勢で、おそろしく無遠慮でありながら、不思議に嫌な感じはまったくしないものでした。
はたして、私の登場回は、どんな内容になるのでしょうか。つぎは今谷明先生のところだそうです。
こういうイベントで、日本史の研究者と一般の人たちとのあいだが近くなることは、意味のあることだと思いました。
『中央公論』に、この1月号から連載されている「日本人にとって天皇とは何か」という記事の取材です。
すでに、復興推進委員会委員長の五百旗頭真先生、東京大学の大津透先生、お茶の水女子大学の古瀬奈津子先生などのもとを、取材しており、私のもとには、中公新書の『院政』を読んで、来たようです。
名刺交換をして、座るなり「先生は後白河をどのような人物と見ているのですか」「後白河はなんで天寿をまっとうしたのですか」「清盛や頼朝は、一時期あんなに権力があったのに何で天皇になろうとしなかったのですか」「後鳥羽は何で幕府を倒そうとしたのか、勝ち目があると思ったのか」「何で天皇制が今まで続いたのですか」と日本史の核心にせまる難問を矢継ぎ早に発し、45分間。まるで、サンデープロジェクトとか朝まで生テレビ、そのものの対談になりました。
たびたび言いよどむ私の態度に、これらの問題は簡単に結論の出ない難しい問題だ、ということは理解されたようです。ともかく、あまり味わったことのないスリリングな時間でした。テレビ出身の人ですから、とにかくいわゆる無駄話がなく、視聴者が聞きたそうなことを、自分がなりかわってどんどん聞くという姿勢で、おそろしく無遠慮でありながら、不思議に嫌な感じはまったくしないものでした。
はたして、私の登場回は、どんな内容になるのでしょうか。つぎは今谷明先生のところだそうです。
こういうイベントで、日本史の研究者と一般の人たちとのあいだが近くなることは、意味のあることだと思いました。