思いがけない読者層 付 「藪蛇」
No.9359
みなさんも同様だと思いますが、原稿に行き詰まると、ふと、インターネットを開いてしまいます。これがPCの困るところ。ワープロ専用機では、こうはいきませんから。
そこで、ついつい正月に出る拙著>>No.9206の予約状況をAmazonのサイトで確認してみると、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」というところに、俳優の玉木宏さんの写真の載った本がいくつも並んでいて、その後に元木先生の『河内源氏』が出ておりました。
なるほど、来年の大河ドラマでは源義朝を玉木氏が演じる、そういことで、玉木さんのファンの方が拙著を注文されたということなのでしょう。
「想定外」の読者でしたが、これをきっかけに歴史(この時代)に関心を持って頂ければ有り難い限り。
なお、蛇足ながら、源義朝ファンの方は、山田邦和先生の論文「保元の乱の関白忠通」(朧谷壽・山中章編『平安京とその時代』)は、ぜったいにお読みにならない方が良いかと思います。→と言うと、読みたくなるでしょう。出版社は思文閣出版です。
今日は、さすがの私も、ほんの少しだけですが大掃除の手伝いをしました。一応、年賀状も書きました。
原稿は進まず、ここに逃げてきている次第です。
【追記】 上記のような、のんきなことを書いておりましたら、早速、某出版社の方から、正月休み明けあたりを目途にしていた原稿について確認の電話を頂いてしまいました。
とんだ「藪蛇」でありました。
今行き詰まっているのは、まさにその原稿なのであります。
ところで、ポストを開くと、待望の『古代文化』第63巻第3号が届いていました。
この巻には、巻頭に樋口健太郎氏の論攷「藤氏長者宣下の再検討」、ついで当ゼミ出身(京女史学科卒)である尻池由佳さんの「儀礼構成と準備運営からみた「宇治入り」」、さらに研究ノートとして、末松剛氏「『年中行事絵巻』巻15「関白賀茂詣」の公卿行列について」と、摂関家関係の論文が並んでいます。
ついに尻池さん(広島大学大学院)も、本格的に学界デビューというわけです。このところ、院政~鎌倉期の摂関家に関する研究を精力的に進めておられる樋口さんとともに、中世前期の摂関家研究における今後の御活躍をおおいに期待しております。
ちなみに、『古代文化』の次号(来年3月刊行)には、山岡さんの「侍長考」が掲載されます。
☆ 身延山大学の長又高夫先生より、御高論「北条泰時の政治構想」(身延山大学東洋文化研究所『所報』15)を御恵送頂きました。
長又先生に、あつく御礼を申し上げます。
そこで、ついつい正月に出る拙著>>No.9206の予約状況をAmazonのサイトで確認してみると、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」というところに、俳優の玉木宏さんの写真の載った本がいくつも並んでいて、その後に元木先生の『河内源氏』が出ておりました。
なるほど、来年の大河ドラマでは源義朝を玉木氏が演じる、そういことで、玉木さんのファンの方が拙著を注文されたということなのでしょう。
「想定外」の読者でしたが、これをきっかけに歴史(この時代)に関心を持って頂ければ有り難い限り。
なお、蛇足ながら、源義朝ファンの方は、山田邦和先生の論文「保元の乱の関白忠通」(朧谷壽・山中章編『平安京とその時代』)は、ぜったいにお読みにならない方が良いかと思います。→と言うと、読みたくなるでしょう。出版社は思文閣出版です。
今日は、さすがの私も、ほんの少しだけですが大掃除の手伝いをしました。一応、年賀状も書きました。
原稿は進まず、ここに逃げてきている次第です。
【追記】 上記のような、のんきなことを書いておりましたら、早速、某出版社の方から、正月休み明けあたりを目途にしていた原稿について確認の電話を頂いてしまいました。
とんだ「藪蛇」でありました。
今行き詰まっているのは、まさにその原稿なのであります。
ところで、ポストを開くと、待望の『古代文化』第63巻第3号が届いていました。
この巻には、巻頭に樋口健太郎氏の論攷「藤氏長者宣下の再検討」、ついで当ゼミ出身(京女史学科卒)である尻池由佳さんの「儀礼構成と準備運営からみた「宇治入り」」、さらに研究ノートとして、末松剛氏「『年中行事絵巻』巻15「関白賀茂詣」の公卿行列について」と、摂関家関係の論文が並んでいます。
ついに尻池さん(広島大学大学院)も、本格的に学界デビューというわけです。このところ、院政~鎌倉期の摂関家に関する研究を精力的に進めておられる樋口さんとともに、中世前期の摂関家研究における今後の御活躍をおおいに期待しております。
ちなみに、『古代文化』の次号(来年3月刊行)には、山岡さんの「侍長考」が掲載されます。
☆ 身延山大学の長又高夫先生より、御高論「北条泰時の政治構想」(身延山大学東洋文化研究所『所報』15)を御恵送頂きました。
長又先生に、あつく御礼を申し上げます。