粋なクリスマス・プレゼント
No.9355
土曜日だというせいもあるでしょうが、今日の大学はだいぶ人が少なく、かなりの学生さんはすでに帰省してしまったように思われました。A地下で余裕の昼食(京女弁当420円)でした。
『研究紀要』に掲載する論文(タイトルは「北条時政の上洛」)の再校ゲラを提出し、雑務を処理して帰路につくと、山科に向かう国道は大渋滞。東山トンネルを出た辺りで車線規制をしていました。
ところで、岩田慎平著『乱世に挑戦した男 平清盛』(新人物往来社)も重版の由。おめでとうございます。
>>No.9206で紹介させて頂いた刊行間近の拙著『武門源氏の血脈』(中央公論新社)については、出版契約書を取り交わす段階に到ったのですが、その書類と一緒に、編集者の方が、装幀見本の中味が白紙の本を「クリスマス・プレゼント」といって送って下さいました。
装幀は白が基調で、林原美術館本『平家物語絵巻』の「大坂越」の場面をあしらっています。装幀は、ブックデザインの第一人者菊地信義氏によるもの。
源氏の白旗がたなびいていて、ある方の評によれば「流れるように美しい」。
人間の評価も外見9割という時代ですから、中味よりも装幀だけで売れてしまうのではないかと、おおいに「期待」しているところです。
いま御覧に入れられないのが残念ですが、刊行されたら是非書店にてお確かめ頂ければ幸いです。
しかし、このプレゼントを送って下さった編集者さんには大変お世話になりました。本当に親身になって、我が子を慈しむようにして、この本を世に出してくれました。本にとって編集者とは親も同然。
つくづくそう思います。
美川先生に御紹介頂いた『翻刻 明月記 一』(>>No.9203)も昨日、落掌致しました。
これは大変な労作です。おおいに活用させて頂きたいと存じます。
『研究紀要』に掲載する論文(タイトルは「北条時政の上洛」)の再校ゲラを提出し、雑務を処理して帰路につくと、山科に向かう国道は大渋滞。東山トンネルを出た辺りで車線規制をしていました。
ところで、岩田慎平著『乱世に挑戦した男 平清盛』(新人物往来社)も重版の由。おめでとうございます。
>>No.9206で紹介させて頂いた刊行間近の拙著『武門源氏の血脈』(中央公論新社)については、出版契約書を取り交わす段階に到ったのですが、その書類と一緒に、編集者の方が、装幀見本の中味が白紙の本を「クリスマス・プレゼント」といって送って下さいました。
装幀は白が基調で、林原美術館本『平家物語絵巻』の「大坂越」の場面をあしらっています。装幀は、ブックデザインの第一人者菊地信義氏によるもの。
源氏の白旗がたなびいていて、ある方の評によれば「流れるように美しい」。
人間の評価も外見9割という時代ですから、中味よりも装幀だけで売れてしまうのではないかと、おおいに「期待」しているところです。
いま御覧に入れられないのが残念ですが、刊行されたら是非書店にてお確かめ頂ければ幸いです。
しかし、このプレゼントを送って下さった編集者さんには大変お世話になりました。本当に親身になって、我が子を慈しむようにして、この本を世に出してくれました。本にとって編集者とは親も同然。
つくづくそう思います。
美川先生に御紹介頂いた『翻刻 明月記 一』(>>No.9203)も昨日、落掌致しました。
これは大変な労作です。おおいに活用させて頂きたいと存じます。