金曜日の『吾妻鏡』講読会の予定など

No.7656

 今月は諸事重畳で猛烈に忙しいのですが、岩田君が助け船を出してくれたお陰でなんとか乗り切れそうです。とはいえ、多少のしわ寄せを御寛恕ください。

 金曜日の『吾妻鏡』講読会は15日と29日の2回が休会になります。

 また、水曜日の『小右記』講読会ですが、27日は昼休み中、共同研究室で宗教部の運営委員会が開かれていますので、講読会出席者は会議終了を確認してから入室して下さい。

 月末、偶然にも同じ日に長村君と私は東国に出かけております。

◇ 歴史学研究会 日本中世史部会例会 ◇
日時:10月30日(土)14:00~ 
場所:早稲田大学戸山キャンパス39号館第6会議室
報告:長村祥知「承久鎌倉方武士小考」

◇ 山梨県立博物館開館5周年記念特別展 ◇
「甲斐源氏―列島を駆ける武士団―」関連イベント
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/3nd_tenjiannai_10tokubetsu003.htm
開館5周年記念講演会「甲斐源氏の世界」 
礼法・歴史・美術の視点から甲斐源氏に迫ります。
■講師 小笠原 敬承斎 氏(小笠原流礼法宗家)、野口 実 氏(京都女子大学教授)、守屋 正彦 氏(筑波大学教授)
■主催 山梨県立博物館、山梨郷土研究会、武田氏研究会
■日時 平成22年10月30日(土曜) 午後1時~5時
■場所 山梨県総合教育センター 大研修室(博物館となり)
  ※参加費、事前予約は必要ありません。

『吾妻鏡』専門チャンネル-次回の火曜日『吾妻鏡』-

No.7657

 今回も下に再開後の範囲を掲示したのですが、昨日も追加の史料(過去の条文)をお配りしてしまいましたので、もうしばらくはそれを使用する予定です。参加者の皆さんはご辛抱下さい。すみません。
 そういうわけですが、いちおう通常の講読範囲も掲示しておきます。

 日時:2010年10月12日(火)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:前回(10/5)お配りした史料を引き続き読みましょう。

    正元二年(文応元年、1260年)七月八日・十日・二十五日・二十六日・二十九日、八月六日・七日・十二日・十五日・十六日・十七日、九月五日、十月十五日、十一月十一日・十八日・二十一日・二十二日・二十六日・二十七日・二十八日、十二月一日・二日・十六日・二十日・二十一日・二十三日・二十五日・二十六日・二十九日
    文応二年(弘長元年、1261年)正月四日・十日・二十五日・二十六日、二月二十日・二十五日・二十九日、三月五日・十三日・二十日・二十五日、四月二十一日・二十三日・二十四日・二十五日・二十六日、五月一日・十三日、六月一日・三日・六日・十日・十八日・二十二日・二十三日・二十五日・二十七日・二十九日・三十日、七月二日・九日・十七日・十八日・二十二日・二十九日、八月二日・七日・十日・十二日・十三日・十四日・十五日、九月三日・四日・十九日・二十日、十月四日・二十九日、十一月一日・二日・三日・二十六日、十二月二日の各条

 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、秋から何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

日本史研究会大会の翌日ですが。

No.7653

  シンポジウム「海と城館が支えた祈りの世界」-大隅正八幡宮と宮内の1000年-

主催:霧島市教育委員会・霧島市
日時:平成22年10月11日(月、体育の日)12:30~17:00
会場:霧島市役所2F 多目的ホール
アトラクション:薩摩琵琶弾奏
基調講演:五味文彦(放送大学教授)
調査報告:重久淳一(霧島市教育委員会)
基調報告:日隈正守(鹿児島大学教授)・坂井秀弥(奈良大学教授)
シンポジウム
コーディネーター:三木靖(鹿児島国際大学短期大学部名誉教授)
パネラー:五味文彦・服部英雄(九州大学教授)・ 坂井秀弥・前田終止(霧島市長)

関連事業:① 宮内地区遺跡見学会 平成22年10月11日(月)9:00~11:30
       ② 隼人歴史民俗資料館企画展
         期日: 平成22年10月5日(火)~12月5日(日)
テーマ:「海と城館が支えた祈りの世界-大隅正八幡宮と宮内の1000年-」
        ③ 鹿児島神宮神宮浜下り 平成22年10月17日(日)9:00~15:00
問い合わせ先:鹿児島県霧島市教育委員会文化振興課文化財グループ ℡0995-42-1119(直通)

手はもじゃもじゃの長谷の観音

No.7648

 後期に入ってから、とてつもなく忙しく、毎日朝、一日に為すべきことを箇条書きにしてから、片付けるごとにチェックを入れつつの生活を送っております。
 ところが、にもかかわらず、今になって、金曜日に歯医者さんに予約を入れていたのに、それをすっぽかしてしまったことに気がつきました。なんということでしょう!
 週明け早々にお詫びの電話をかけなければなりません。
 この調子では、これから周囲にどれだけ御迷惑をお掛けすることになることか。心配でなりません。
 
 タイトルは、混乱して収拾のつかない状況を意味します。恩師の貫達人先生が、一般向けの本の中で、平家政権の最終段階を、このように表現しておられました。
 なるほど、言い得て妙だと思います。
 目下の私も同じ状況。

 ○ 愛知学院大学の福島金治先生より、御高著『北条時宗と安達泰盛』(日本史リブレット、山川出版社)を御恵送頂きました。
 福島先生に、あつく御礼を申し上げます。
 このシリーズでは、私も『源義家』を書かせて頂く予定です。

 ○ 歴史地理学者の中村武生先生より、御高著『中村武生とあるく洛中洛外』(京都新聞出版センター)を御恵送頂きました。
 図版も豊富で、ちょっと歴史に通な方にとって、京都の史跡巡りには最適な本だと思います。
 中村先生に、あつく御礼を申し上げます。

(楽しいはずの)卒論は大丈夫ですか?

No.7640

 後期の授業開始後、早くも二週間が経過しようとしています。
 正直、はやくも疲れております。

 しかし、これから今年度の中間報告や来年度に向けての書類作りが始まります。卒論指導も山場を迎えます。そして、年度末締切の原稿も山のように聳え立ちます。

 翻って考えるに、秋は学会・研究会のシーズン。本来、研究者としての矜持を帯する者にとって、「本務」を遂行するためにもっとも大切な季節のはずです。

 かくなる上は、何事も「来る者は拒まず、去る者は追わず」の精神で対処すべきなのでありましょう。
 さても、大方の御助力、宜しくお願い申し上げる次第であります。

 ○ 静岡文化芸術大学の山本幸司先生より、先生御執筆のエッセイ「「スティング」の世界」・「馬喰八十八の話」・「合戦における知謀と機略」掲載の『図書』第738~740号、および御高論「網野善彦における未刊の「日本」論」掲載の『神奈川大学評論』66(特集=民俗学と歴史学)を御恵送頂きました。「合戦における知謀と機略」は興味深い内容で、「武士論」に関心をもつ方は必読。
 山本先生にあつく御礼を申し上げます。

明日(2日)は、いよいよ卒論中間報告会

No.7643

 昨日も朗報一件が届きました。みんな徐々に足場を固めつつあるようで、嬉しい限りです。

 さて、明日は私がピンチヒッターとして担当している現代社会学部卒論ゼミの中間報告会です。報告者と報告テーマは以下の通り(順不同)。

 宇野 「マーシャル諸島における核実験」
 浜千代「クローンについて」
 宮本 「アメリカと日本の人権について」
 赤坂 「未就学児の日米比較」
 廣田 「アメリカの個人主義・集団主義」
 新井 「日本の結婚式の変遷」
 小林 「京都の歴史文化について」

 13時に共同研究室に集合。そこで、報告順を決めて一人30分程度で報告と質疑応答を行います。適宜休憩をとり、17時頃の終了を予定しています。
 私だけでは頼りないので、関学の大学院研究員の方をコメンテーターにお呼びしています。
 研究所ゼミ関係者などで、助けてやろうという方がおられれば、御連絡下さい。

宗教・文化研究所「懸賞論文」募集中です。

No.7630

 宗教・文化研究所では平成22年度の懸賞論文を募集しています。
奮って応募してください。

テーマ:親鸞の思想、仏教思想や宗教思想等あるいは現代社会の直面している
     さまざまな問題について、宗教の視点も加えて論評したもの。たとえば
     性差別や生命倫理の問題、地球環境、国際関係、ITの普及、少年犯罪
     やカルト宗教をめぐる問題などに関するもの。題は自由。また、エッセイ
     の形式でも可。

1 応募資格       京都女子大学・京都女子大学短期大学部学生
               および京都女子大学大学院生
2 応募締切日      平成22年10月5日(火) 正午
                【応募期間延長しました!】
3 原稿枚数       原稿用紙使用の場合は400字詰、A4・縦書き15枚程度
               パソコン使用の場合は40字×30行、A4・縦書き5枚程度
4 原稿提出先      宗教・文化研究所(大学宗教部宗教教育センター内)
5 入選発表・表彰式  平成22年12月4日(土)「心の学園記念式」

*審査の上、入選者には下記の賞金と賞状を贈呈いたします。
  特 選 10万円  優秀作 7万円  秀 作  5万円   佳 作 3万円

 また、入賞作品は平成22年度「宗教・文化研究所だより」第52号(平成23年2月
下旬発行予定)に掲載される他、学園内の広報誌やWeb に氏名・表彰風景等が
掲載されます。

*過去の論題など、詳細は宗教教育センター(L校舎3階)までお問い合わせください。
                                             以上 

『吾妻鏡』なう-次回火曜日の『吾妻鏡』-

No.7632

 本日の『吾妻鏡』も、前回に引き続き、過去に読んだ条文を抜き出しての振り返りを行いました。史料をめぐって野口先生と私がひたすらつぶやいてしまいましたが、調子に乗って(?)、次回も過去の条文の振り返りをさせていただきたいと思います。

 以下の範囲から再開するのは、もうしばらく先になりそうです。

 日時:2010年10月5日(火)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:前回(9/21)お配りした史料に、少し追加すると思います。

    正元二年(文応元年、1260年)七月八日・十日・二十五日・二十六日・二十九日、八月六日・七日・十二日・十五日・十六日・十七日、九月五日、十月十五日、十一月十一日・十八日・二十一日・二十二日・二十六日・二十七日・二十八日、十二月一日・二日・十六日・二十日・二十一日・二十三日・二十五日・二十六日・二十九日
    文応二年(弘長元年、1261年)正月四日・十日・二十五日・二十六日、二月二十日・二十五日・二十九日、三月五日・十三日・二十日・二十五日、四月二十一日・二十三日・二十四日・二十五日・二十六日、五月一日・十三日、六月一日・三日・六日・十日・十八日・二十二日・二十三日・二十五日・二十七日・二十九日・三十日、七月二日・九日・十七日・十八日・二十二日・二十九日、八月二日・七日・十日・十二日・十三日・十四日・十五日、九月三日・四日・十九日・二十日、十月四日・二十九日、十一月一日・二日・三日・二十六日、十二月二日の各条

 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。基礎的な史料読解のニーズにも対応し、さらにさまざまな現代的問題(笑)に通じる話題も扱っておりますので、秋から何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

祝、『後鳥羽院政の展開と儀礼』刊行

No.7633

 今日は大変な朗報が一件。やはり、努力は報われ、正当な評価はなされるものだと安心致しました。

 岩田君の『吾妻鏡』アンソロジーは、本当に興味深い記事が満載で面白く、且つ大変勉強になります。
 参加された方たちは、いくつか論文執筆の材料が得られたのではないでしょうか。

 ○ 立命館大学客員研究員の谷昇先生より、御高著『後鳥羽院政の展開と儀礼』(思文閣出版)を御恵送頂きました。高校の校長を退職されてから、立命館大学・大学院で研鑽を積んで学位を取得され、かかる御労作を発表された谷先生には、ほんとうに頭が下がります。
 本書は、後鳥羽院政研究の基本文献として学界に長く重要な位置を占めるものと存じます。
 谷先生にあつく御礼を申し上げます。

 ○ 愛知学院大学の松薗斉先生より、御高論「中世の宮家について-南北朝・室町期を中心に-」(愛知学院大学人間文化研究所紀要『人間文化』第25号)を御恵送頂きました。
 松薗先生にあつく御礼を申し上げます。

学位の取得、おめでとうございます。

No.7625

 先年、院試に挑むメンバーに古文書読解の講座を開いて下さった佐伯智広君が、このたびめでたく学位を受領されました。おめでとうございます。
 提出資格を得るための査読論文の数から言っても、京大で学位を取得するのは並大抵のことではなく、大変なことだと思います。

 私事で恐縮ですが、1981年に青山学院大学で学位(当時は今の制度とは異なり、審査に一年を要しました)を取ったとき、岡田章雄先生から、「芥川賞と同様に、次の論文で君の将来に向けての評価が決まる」とのお言葉を頂き、気を引き締めたことを思い出します。
 佐伯君にも同じ言葉をお贈りしたいと思います。そして、これからの御活躍を心より祈念いたします。
 当ゼミ出身の後輩諸姉兄も、ぜひ後に続いて頂きたいと願っています。


 明日(火曜)のキャンパスプラザ特別講義科目(Ⅱ講時)ですが、平家の本拠、六波羅の話から始めたいと思います。

 明後日(水曜)の基礎・教養科目は、武士にとって必要な資質の話。武芸のみにあらず。情報管理や弁論術も。
 教室はL校舎の共同研究室に変更しましたので、お間違えなきように。

 そろそろ『紫苑』の執筆者の選定にかかります。我こそという方(卒業生・関係者も)は、ぜひ手をあげて下さい。論文・研究ノートに限らず、エッセーなども歓迎します。
 編集長は、山本みなみさんです。

 科学研究費申請書類作成の時期も近づきました。理系優先の発想からなのか、「一太郎」で書き込めなくなったので苦労しています。例によって、御助力を宜しく。

ありがとうございます。

佐伯智広
No.7634

佐伯です、こんばんは。
野口先生、ゼミのみなさま、ご無沙汰しております。

わざわざ祝福の言葉をいただき恐縮です。どうもありがとうございます。
近年の学界の傾向から言うと、他人様よりちょっと時間がかかりすぎてしまったのですが、
これからも、ゆっくりとでも着実に研究を進めていけるように精進してまいります。
心意気としては、「最新の論文が自分にとっての最高傑作です!」と毎回言えるようでありたいと思っています(笑)。

どうか今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。

基礎演習Ⅰコンパの写真、プリントしました

No.7620

 9月11日の基礎演習Ⅰコンパ(於、四条烏丸「おいない市場小路」)の写真をプリントアウトしました。出席者(全員ですが)にお渡ししますので、ついでのおりに研究室にお立ち寄り下さい(蛍光灯がついていないときは不在ですので、あしからず)。

 先般、広島大学の下向井先生より頂いた『川尻町誌』に、千葉氏一族で下総から西遷した白井氏の戦国期における水軍としての活動が詳細に記されていて、しばし時を忘れて熟読してしまいました。
 「胤」の字のついた名前の武士に敏感に反応してしまうのは、中学生以来のことですが、そのセンサーはまだ衰えていないようです。

 九州を舞台にした武士勢力の発展をテーマにした本ですが、少しずつ執筆を進めております。しかし、地域的に相当偏りが生じていて、私の力量では、一書にまとめるのはなかなか難しそうです。とはいえ、何より問題なのは、日々なにかと忙しく、執筆の時間が確保できないことです。

 京都も、ようやくにして涼しくなったようです。

【追記】 さきほど、『吾妻鏡』のゼミが終わったところです。今日は寿永元年五月十九日条まで。
 後期の初回だったので、井草さんから群馬名菓「旅がらす」(ミルククリームをサンドした鉱泉せんべい)、尾田さんから奈良名物「みむろ」(最中)のお土産をいただきました。火曜日に岐阜のお土産をいただいた岩田君とあわせて、御礼を申し上げます。
 なお、岩田君のお土産は、もう無くなり(食べ尽くし)ました。

ご案内再掲-火曜日の『吾妻鏡』-

No.7623

 すっかり秋らしい気候となりました。
 次回の火曜日の『吾妻鏡』も、前回お配りした史料をもう少し読みたいと思いますので、よろしくお願いします。その後は、以下の範囲から再び読み進めていきたいと思います。

 日時:2010年9月28日(火)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:本日(9/21)お配りした史料
    正元二年(文応元年、1260年)七月八日・十日・二十五日・二十六日・二十九日、八月六日・七日・十二日・十五日・十六日・十七日、九月五日、十月十五日、十一月十一日・十八日・二十一日・二十二日・二十六日・二十七日・二十八日、十二月一日・二日・十六日・二十日・二十一日・二十三日・二十五日・二十六日・二十九日
    文応二年(弘長元年、1261年)正月四日・十日・二十五日・二十六日、二月二十日・二十五日・二十九日、三月五日・十三日・二十日・二十五日、四月二十一日・二十三日・二十四日・二十五日・二十六日、五月一日・十三日、六月一日・三日・六日・十日・十八日・二十二日・二十三日・二十五日・二十七日・二十九日・三十日、七月二日・九日・十七日・十八日・二十二日・二十九日、八月二日・七日・十日・十二日・十三日・十四日・十五日、九月三日・四日・十九日・二十日、十月四日・二十九日、十一月一日・二日・三日・二十六日、十二月二日の各条

 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。基礎的な史料読解のニーズにも対応していると思いますので、秋から何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加ください。

基礎・教養科目18は教室を変更します。

No.7614

 駐車場に執着するあまり、早朝出勤をして、睡眠不足に陥っております。

 昨日のゼミの時間も、睡魔に襲われて、なにやら岩田君が元木研究室の方々とオランダの関ヶ原古戦場やドイツの野間大坊に行ったという夢を見ていたようです。新幹線の車窓から風車が見えたり、アエロフロートの旅客機が伊吹山の上空を通過するなど、たいそう面白く、機内食の鮭弁当も美味しそうでした。なぜか長村君が何度も登場されたのも印象的でした。

 正気に戻ってから、岩田君作成の『吾妻鏡』の注目すべき記事を集めたプリントを読みましたが、いずれも面白い話ばかりで、これらを集大成して『『吾妻鏡』の社会史』とでも題して出版したらけっこう好評を博するのではないかと思った次第です。
 岩田君、ありがとうございました。


 今日はⅢ講時に『小右記』講読会。来週から同志社女子大の学生さんが加わることになるかも知れません。博物館学芸員課程で山田先生のお世話になっているという方です。

 Ⅴ講時の「基礎・教養科目」は、今日から本題に入ります。教室を研究所共同研究室(L校舎3F)に変更しましたので、お間違えなきように。念のために、私は授業開始時刻まで旧教室に待機しております。

 A地下で早めの昼食をとろうとしたら、偶然、基礎演習Ⅰのメンバーと一緒になりました。後期も楽しそうにやっておられるようで、実によろしい。
 それにしても、リーズナプル・ランチ(400円)のチキンカツは巨大。

ロシアのシャケ弁当

No.7616

 アエロフロートの機内食は、いろいろな方がブログなどに写真をアップされていますが、私が食べたシャケ弁当のような魚料理を紹介されているのは見たことがありません。私は「またシャケか!!」と機上で一人ツッコミしていたのですが、実は珍しいものを食べられたのかもしれません。写真を撮ってきましたので、どなたかブログにアップして下さいませんか?

敬老の日だからと「けえる」訳にはいかない!

No.7605

 敬老の日です。考えてみると、今の老人というのは、とてつもなく世の中が変わった時代を生き抜いてきた人たちだと思います。それこそ、身の回りの景色が何度も変化するのを経験した人たちです。
 良いことなのか、悪いことなのか。

 老人で思い出したのが、この本。
 染谷俶子著『まだ老人と呼ばないで』(日本経済新聞出版社プレミアシリーズ)です。著者の染谷先生は、鹿児島時代の同僚、というか同じ学部の先輩で、現在は東京女子大学のキャリアセンター長をおつとめです。
 一般市民を対象にしたエッセイで、電車の中で読むように書かれたということで読みやすく、面白く、そしてお勉強にもなる・・・という種類のものです。
 これから老人になる、団塊世代よりも少し下の年齢の方たちには、とても参考になる内容で、期せずして老人の意識を通しての日本と欧米との比較文化論にもなっています。

 しかし、私自身はもとより、同世代の人たちに久しぶりにお目にかかると、やっぱり老人です。無理して若者の真似をしていると、いきなりギックリいったりします。

 さて、今日は敬老の日で国民の祝日なのですが、授業時数を確保するため、多くの私立大学では授業が行われているのではないかと思います。京都女子大学もそのひとつ。
 しかし、こういう日は、幼稚園・中学・高校の教職員と大学の事務職員の一部の方たちがお休みなので、駐車場が空いていて助かります。
 そんな中、研究室で仕事をしていると、関東から上洛中のゼミ出身者がお出でになりました。ちょっと、先のことを心配していたのですが、御本人はやりたいことに向かって邁進中でいたってお元気。今日は本学の図書館に用があるとのことでした。
 こういう人ばかりだと「就活」は何ら問題ではなくなります。若者たる者、かくありたい。
 今日は、一回生の田島さんと高田さんも研究室を訪ねてくれました。 

笠智衆とその時代-敬老の次の日の『吾妻鏡』-

No.7613

 昨日は敬老の日でした。どのニュース番組でも、老いてなお驚異的な若さやフィジカル能力を維持するご老人達がやたらと紹介されていましたが、それはそれで尊敬すべきとしても、もっと普通な、たとえば笠智衆さんのような枯れた雰囲気の、それでも立派なご老人を紹介してくれても良いのではないでしょうか(それじゃあニュースにはならないと判断されるからでしょうか)。

 後期の火曜日の『吾妻鏡』は以下の範囲から読み進めて行く予定ですとお知らせしましたが、今日は過去の講読会で読んだ注目すべき記事を適当に選んで紹介させていただきました。参加者の皆さんは重たい『吾妻鏡』を持ってきていただいたのにすみません。
 次回も、今日の続きをご紹介したいと思います。その後、以下の範囲に戻って読み進めていきましょう。

 日時:2010年9月28日(火)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:本日(9/21)お配りした史料
    正元二年(文応元年、1260年)七月八日・十日・二十五日・二十六日・二十九日、八月六日・七日・十二日・十五日・十六日・十七日、九月五日、十月十五日、十一月十一日・十八日・二十一日・二十二日・二十六日・二十七日・二十八日、十二月一日・二日・十六日・二十日・二十一日・二十三日・二十五日・二十六日・二十九日
    文応二年(弘長元年、1261年)正月四日・十日・二十五日・二十六日、二月二十日・二十五日・二十九日、三月五日・十三日・二十日・二十五日、四月二十一日・二十三日・二十四日・二十五日・二十六日、五月一日・十三日、六月一日・三日・六日・十日・十八日・二十二日・二十三日・二十五日・二十七日・二十九日・三十日、七月二日・九日・十七日・十八日・二十二日・二十九日、八月二日・七日・十日・十二日・十三日・十四日・十五日、九月三日・四日・十九日・二十日、十月四日・二十九日、十一月一日・二日・三日・二十六日、十二月二日の各条

 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。基礎的な史料読解のニーズにも対応していると思いますので、秋から何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加ください。

広く静かな京大宇治キャンパス。でも暑い

No.7600

 下の古代学講座の情報ですが、古代学協会のHPに書いてあることと異なる部分があります。それは、昨日、直接、古代学協会の方からうかがって書き直したところで、誤りではありません。

 『歴史評論』の最新号(726号)に、佐伯真一先生が髙橋昌明『平家の群像-物語から史実へ』の書評を書かれています。国文学御専攻の方には、お目に留まりにくいと思いますので、お知らせまで。

 本日は、お昼前から京都大学の宇治キャンパスにおりました。せっかく宇治なのに、理系の研究施設ばかりで、ある意味、もったいないような気が致しました。
 ちなみに、上記『歴史評論』の「科学運動通信」には宇治墓が取り上げられています。

 それにしても、この猛暑はいつまで続くのでしょうか。