福原京、平頼盛邸の(?)櫓の発掘

山田邦和(花園大学・考古学)
No.759

 今日、神戸の兵庫県埋蔵文化財事務所に行ってきました。仕事を終えて帰ろうとして、事務所の玄関の脇の小さな展示ケースに気がつき、覗き込むと・・・
 なんと、福原京跡の新しい発掘調査成果が紹介されていました。他地域にはほとんど報道されていないようですが、神戸大学附属病院構内の楠・荒田遺跡でこの夏に調査がおこなわれ、大量の土師器皿(京都系のものばかり!)を投棄した土坑と、それを切り込むようにして建てられた1間×2間(2.7×3.6m)の建物が検出されました。建物の柱穴は大きく、かつ深く、底には丁寧に加工された礎盤石が入れられていました。兵庫県埋蔵文化財事務所では、平面規模に比べて柱穴の深さが深いことから、この建物は高床建築であり、中世武家居館に付属する「櫓」ではないかと推定しています。
発掘地点の西側には荒田八幡神社があり、そこは安徳天皇の行宮ともなった平頼盛邸の伝承地です。もしかするとこの櫓は、頼盛邸そのものか、もしくはそれに隣接した平家の武家邸宅のものであったかもしれません。
 「幻」の福原京の調査の進展の様子、興味深々で眺めております。

「要塞都市福原」

No.762

山田先生。すごい情報をありがとうございました。
タイトルのようなことを、すぐ言いたくなってしまいますが、すると必ずどこからかクレームの声が聞こえてきそうです。
しかし、先年、元木先生の御案内で荒田神社に行ったとき、まさにここは城郭の立地にふさわしい場所だと思いました。また、神戸大学付属病院の立地も北高南低の傾斜地で、京都の鴨東を90度傾けた観がありました。しかし、櫓というのはインパクトがありますね。マスコミは兵庫県内だけしか報道しなかったのでしょうか。きわめつきの認識不足ですね。史学・考古学の鎌倉や平泉の研究者ばかりか、国文学の研究者も大いに関心を寄せるものと思います。福原の軍事的性格については他との比較の視点で、勤務先の紀要に山田先生と共同執筆した「法住寺殿の城郭機能と域内の陵墓について」という論文に関説しましたが、いよいよ自説の裏付けを得た思いです。内乱期に長く平家が本拠を置いた屋島の内裏跡伝承地など、ぜひ考古学的調査を行って欲しいとつくづく思います。山田先生、平家の本拠の研究、これからもしばらくお付き合い下さい。頼りにしています。

顧問だなんて…

No.758

レスがおそくなってしまいました。(というか、すすむ
のが早すぎる。または、忙しくて、返事を出す余裕もあ
りませんでした。)HPにアップされた写真、拝見。お
恥ずかしい限りです。顧問など滅相もない。小姓ぐらい
にしておいてください。それにしても、楽しかったです。
またお伺いします。できれば、写真をいただければ、嬉
しいです。
ところで、東北大学の柳原先生、ご無沙汰しております。
その後、どんな感じでしょうか。取り急ぎ、ということ
で、こんなところで失礼いたしました。

Re: 顧問だなんて…

No.763

いえいえ、天下のNHK出版の編集者を顧問にお迎えできれば、これほどの光栄はありませんから。
ゼミ関係の旅行の写真は目下、HPを管理している鈴木君・永富さんのところに集約されているはずで、いずれ何らかの形でお送りできると思います。
この掲示板はアクセスいよいよ10000件に迫りつつあります。当初はゼミのほか、講義受講者への連絡にも使わせて貰えれば便利だくらいに考えておりましたが、かくのごとく予想以上の成長をとげ、学問的情報も満載。かと思えば、「お誕生日おめでとう」のメッセージといった有様で、とても面白くなって参りました。伝聞によれば、書き込みのセンスの良さから、某著名研究者のアイドル化している某女性ゼミメンバーも出現しているとのことです。今後とも、何卒ご贔屓に。
柳原先生、先日は仙台のお土産をありがとうございました。NHKブックス、楽しみに致しておりますので・・・。

京都文化博物館の見学

No.757

こちらは、年末でも年始でもなく、明日のことですが、大学コンソーシアムの「中世の京都」の授業で京都文化博物館歴史展示の見学を行います。履修生以外で、参加希望の方があれば歓迎致します。集合時間、その他についてはNO.604とNO.664をご覧下さい。『平治物語』信西首渡しの場面を立体化した模型や京博企画展「金色のかざり」出展の法住寺殿武将墓出土鍬形の復元されたものなどが展示されています。
ちなみに、この歴史展示の「武者の世に」と「えがかれた京」のコーナーの展示担当は不肖野口でございました。

京都文博企画展図録セール

No.774

本日、京都文博に見学に行きましたが、そのさい、受付の方から、これまでの企画展の図録を3Fで(たしか)半額で販売していると教えていただきました。野口君や平田さんは早速駆けつけたようでしたが、如何でしたか?すでに会期中に売り切れになってしまったものもあるのですが(山田先生や小生が執筆を担当したもの等)、耳よりな話であろうかと、書き込みました。
それにいたしましても、2Fの歴史展示は、そろそろリニューアルの時期だと今回はつくづく思いました。

Re: 京都文化博物館の見学

平田樹理
No.775

今日は本当にありがとうございました(飛び入りにもかかわらず)。
野口先生の詳細なご解説が、とても分かりやすく、充実した時間を過ごせました。
法住寺殿武将墓出土鍬形の復元は、実際もこうであったのかと、大きく立派な細工のものでした。早く京博に本物を見に行かなければ…順番逆ですね(近すぎるせいか、逆に足が遠のいています)。
企画展の図録は、思ったよりありませんでしたが、「北条時宗とその時代展」を手に入れました。半額ですから、とりあえず何でも買っておかねば損です!
 では、新幹線の時間があるので、失礼します(博多は遠いです~)。

参拝だけなら拝観料は必要なし

No.756

お邪魔します。
私は叡山電車の山口と申します。
京都の神社では初詣の時期であっても拝観料は必要ありません。念のために、野口先生の紹介された京都市観光協会に確認したところ、観光協会でも拝観料の件については、聞いたことがないという返事でした。

山口さん、ありがとうございます。

No.765

山口さんから情報をいただけると大変助かります。今後とも何卒よろしくお願い申しあげます。
貴船の方は如何ですか。いよいよ観光シーズンで、文字通り千客万来のことと思います。なかなか行く機会が得られず、残念です。

Re: 参拝だけなら拝観料は必要なし

山口博史
No.767

野口先生
貴船のライトアップを土曜日に見に行ってきましたが、思っていたより多くの方が参拝されていて驚きました。京都新聞、朝日新聞に記事として載せてもらいましたが、近々日本経済新聞とNHKが取材に来る予定です。紅葉は今一ですが、ライトアップするとなぜあんなに綺麗に見えるのでしょうか?
野口先生をはじめ、この掲示板をご覧になっている皆様是非貴船のライトアップへお越しください。

お久しぶりです&お尋ねですが

No.751

毎回毎回歴史に何の関係も無いカキコで申し訳ございません。
今回も、それほど関係の無い話題ですが(・・;)…

実は、今年の年末を京都で過ごそうと計画しておりまして、
初詣も京都で、と思っております。
ところが「平安神宮他、京都の大きな神社では
今年の初詣にはお賽銭代りに特別拝観料をもらうところがある。
ただ料金を取るだけでなく、何かを見学できるらしい。」
といううわさを耳にしました。
インターネット等で調べてみたのですが、どこもまだ紅葉特集で
年末年始に関しては情報を得ることができませんでした。
どなたか、この噂が本当なのかどうかご存知ですか?
もしも本当であれば、どこでどういうものを見ることができて
拝観料が幾らぐらいなのかを知りたいのですが・・・。
勝手なお願いで申し訳ございません。
遠隔地からいろいろ検索するよりも、ご当地にいらっしゃる方に伺うほうが
信憑性も高かろうと思いましたので。
よろしくお願い致しますm(_ _)m

お久しぶり。

No.753

笠さんお元気ですか。京都の情報ですが、京都市観光協会のHPはごらんになりましたか。まあ、この手の情報は野口君が詳しいとは思いますが、とりあえずお知らせまで。なお、上洛期間にもよりますが、京女にも遊びにおいで下さい。

Re: お久しぶりです&お尋ねですが

No.761

笠さん、こんばんは~♪おひさしぶりです!
京都へ来られるんですね~もしかして彼氏とですか?キャッ♪(失礼しました)
初詣、私も毎年行っていますが、特別拝観料を払ったことはありませんね。お賽銭だけです。
ちなみにうちは31日の晩に地元の山国神社、正月明けてからは毎年家族で北野の天神さんへ行っています。

Re: お久しぶりです&お尋ねですが

No.768

初めまして。掲示板の管理人です。
我が家は京女の近所ですので、定番コースで
大晦日は八坂神社へおけら参り、元旦は伏見稲荷にいきます。

1月の成人の日には、京都泉涌寺七福神巡りがあります。
泉涌寺周辺の寺院は無料で拝観できます。経路の途中の伝那須与一墓所も見ることができます。

↑うわさの件、>>No.756にも書かれていますが、僕の方でもいろいろと調べてみます。

Re: お久しぶりです&お尋ねですが

野口洋平
No.773

笠さんお久しぶりです。最近観光ガイドマンと化してしまった野口です。
神社の特別拝観料の件ですが、山口さんはじめ皆さん書いておられるとおり基本的には必要ないです。ただ例外的にいくつかの神社で建物内部や庭園、宝物館の拝観を有料で行っている神社もあります。僕がわかる分だけいくつか挙げておきますのでよかったら参考にしてください。

北野天満宮:宝物殿、梅園(入園500円茶菓子つき)
 宝物殿は1月1日12月1日毎月25日と春に公開。国宝の北野天満宮縁起をはじめ、長谷川等伯筆昌俊弁慶相騎図絵馬や源氏の重宝鬼切丸などがみられます。
 梅園は二月初旬から三月中旬までの公開で、50種2000本の梅がみられます。2月25日には菅公の命日にちなみ梅花祭が行われます。

平安神宮:神苑(600円)

松尾大社:
 松尾大社はご祈祷(確か千円ぐらいだったような…)をお願いすれば松尾造の本殿(重文)と神像、神苑が宮司さんの案内つきで拝観ができます。宝物館に収められた御神像三体(男神像二体、女神像一体)は、平安初期の作で、三体とも等身大座像、一木造りで、わが国神像中最古最優良品として重要文化財に指定されています。神苑は昭和の名作庭家重森三玲の作で、上古風の磐座(いわくら)庭、平安風の曲水庭、鎌倉風の蓬莱庭にわかれいずれも見ごたえあります。
ただ宝物殿と神苑だけなら拝観料(500円だったかな…)を払えば普通にみれるはずです。

平岡八幡宮:花天井(拝観料500円)
 平野八幡宮は弘法大師創建の京都最古の八幡宮で、高尾神護寺の守護社とされる。応永年間に焼失するが、義満により再建される。義満がたいへん花を愛でたことより神殿の天井には44枚の極彩色の花の絵が描かれ、毎年春と秋に二月ほど公開している。花の中には当時日本になかったものも描かれている。

 この他にも下賀茂神社では本殿脇の国宝の建物(大炊殿だったかな…)や、二年前は八坂神社で内陣の特別拝観などもやっていました。ただこれらは鎮座何年祭などの行事に関連しての特別公開かもしれません。年末年始にやっているかは不明です。長々と書いておきながらお役にたてなくてすみません。

年末年始にこられるのでしたら八坂神社のおけら詣をはじめ各地でいろいろな行事が行われていると思うので、そちらに行ってみてはいかがでしょうか?

Re: お久しぶりです&お尋ねですが

平田樹理
No.776

笠さん、お久しぶりです!ご無沙汰しております。
年末遊びに来られるのですか?
私のほうは年末年始などあるわけもなく、私も京都で過ごす事になりそうですので(…のわりには急に帰らねばならない時も多いのですが)、ぜひその際にはご連絡下さい。

皆様ありがとうございました

No.777

本当に、毎回毎回サイトの趣旨と外れたカキコですみません。
そして、こんなくだらない質問にたくさんのご回答ありがとうございましたm(_ _)m

私も年末年始を京都で過ごしたときは拝観料など払わなかったのですが、
たまたま今年は何か企画されている神社でもあるのかと
噂を聞いた時に思いましたもので・・・。
ただ、企画をされる神社へ初詣に行くのならば、
普段は見られないものをお金を払って見るのはいいけれど、
普段も見られるものに余計なお金を出すのは嫌だな、と思ったのです。
たとえば1月1日になった途端、“平安神宮の神泉苑は本日のみ千円!”
だったとしたら、絶対行くもんか!なのです(笑)
特別料金を取らないとなると、初詣神社探しは振り出しに戻ります。
伏見稲荷なんか面白そうですねぇ・・・(-。-*)ボソッ

そうそう。時間が許すならば京女にも寄りたいのですが、
私が上洛する頃は冬休みに入っているのではないかと・・・。
27日(土)って、京女はもうお休みでしょうか?

Re: お久しぶりです&お尋ねですが

末松憲子
No.781

笠さん、お久しぶりです。鎌倉ツアーでご一緒した、精華の末松です。
私は今年も年末は十二月二十九日まで。新年は四日くらいから伏見稲荷でバイトしています。(内勤なのでお目にかかることは無いと思いますが・・・)
笠さんはたしか本宮祭のバイトをされてたんでしたよね。
神職の人らに聞くと、元旦は神饌所から一歩も出られないほど忙しいらしいです。昨年私は元旦の四時過ぎに参拝に行ったんですが、その頃には結構人が流れてました。そのままお山に登ったらすぐに日が暮れてしまい、裸電球がぽつんと燈る鳥居群の下をちょっぴりびびりながら下った覚えがあります。夕方から山登る人はあんまりいなかったです(恥)
京阪の乗り放題切符を買ってあの辺巡るのも良いですよねー。

Re:

No.785

27日、学校はお休みですが、笠さんの都合さえよろしければ、どこか別の場所などでも集まったりすることは可能ですよ~
「笠さんを囲む会」、ぜひ開催したいですね~♪

湖東三山

田中裕紀
No.748

だーいぶ前に湖東三山ツアーを提案しましたが、いつ行きましょう???私としては11月23日が空いているのですが、日本史研究会の大会がありますので、11月中はちょっと厳しいかなーとも思われます。が、湖東三山のそれぞれで特別公開があり、特に金剛輪寺は11月30日まで日本最古の大黒天像が公開されているので、ど~~~~しても11月中に行きたい!!!というわけで、とても急ですが15・16・29・30日のどれかで行きませんか?????行きたい!という人はレスをお願いします。
ちなみに詳しい情報はこちら↓http://www.eki.ne.jp/biwako_n/eve_02.html

車担当

No.749

僕自身は、15・16日は大学のイベントがあり行けません。
29・30日は可能です。

Re: 湖東三山

No.750

私も15はバイト、16は山国地域の宝物・文書の特別公開&説明会、22、29は博物館実習のため厳しいです。
23、30なら可能です。

新幹線で。

No.754

田中さん。7日の京都市歴史資料館は結構、楽しめましたよ。長村君などは今後、2階の資料室に入り浸りになりそうです。これまでの展覧会資料もすべて無料配布で、気前の良いこと限りなしの博物館です。京都駅前に建設が予定されている市の歴史博物館構想が不況の影響でストップしているのは実に残念です。文化の停滞は国家的大損失なのに、そんなことを選挙で主張した政治家はいませんでしたね。
ところで、湖東三山ですが、30日あたりで決まりそうですね。
今月はなにしろ忙しい。29日は埼玉県にいますし、30日は千葉から上洛途上です。滋賀県を走る新幹線の車中から、「ああ、あの辺りが金剛輪寺か」てな形で参加させていただくことになりそうです。プレミオの新車は悔しがっておりますが。

京都市歴史資料館

田中裕紀
No.760

野口先生。
 7日の京都市歴史資料館はお休みして申し訳ありませんでした。実は、母と国立博物館に行っておりました。母が私をお供に見に行くと言うので、そちらを優先させてしまいました。最近友人の母が倒れたのを聞いて、にわかに親孝行に目覚めたのでした。親孝行できるのも今のうちですからね。というわけで、歴史資料館は学校からも近いことですから修論の合間に行くことにしました。先生の解説が聞けないのは残念でしたが、入り浸ったナガムラ君でも捕まえることにしましょう。
 京都という町は古いものが当然のように残っているのがいいところですが、その分住んでいる人の意識が低いようです。西陣で閑古鳥がないているというのも良い例です。観光地の整備やライトアップも結構ですが、その前に住んでいる人の意識を高めることが必要です。

その通りです。

No.764

先年、佐賀県小城町のシンポジウムで田中さんの指摘されたことと同じことを話してきました。ほかの地域に比べて、決して京都人の歴史意識は低いとは言えないと思いますが、このところそう思われても仕方の無いような現実に直面することが多すぎますね。小生は1989年に京都を去り、2000年にあたかも流刑を解除されたかの如く戻ってくることを得ましたが、この僅かの間に京都では中世以来の自治の伝統とか都市文化の崩壊がヒドく進行したように思えます。小生にバブルは無縁でしたが、その時期に京都はだいぶ市民文化が荒廃したようです。この間、京都に住んでおられた皆さん、如何でしょうか?

お願い&御紹介

No.737

小口雅史先生からいただいた御高論「延久蝦夷合戦をめぐる覚書」(中野栄夫編『日本中世の政治と社会』吉川弘文館)において、応徳三年五月五日付「前陸奥守源頼俊申文」の従来『平安遺文』などで「清原貞衡」と判読していたものを、先生は「清原真衡」と読むべきものと断定されています。小生は、この文書の存在を清原真衡とは別に鎮守府将軍に任じた清原貞衡なる人物が存在したことの一つの根拠にしています(拙著『武家の棟梁の条件』118ページ以下参照)。この文書は入間田宣夫・豊見山和行『日本の中世5 北の平泉、南の琉球』(中央公論新社)17ページに鮮明なカラー写真が掲出されていますが、私には「貞衡」と読め、写真のキャプションからこの部分の執筆をされた入間田先生も「貞衡」と判読されたことが明らかです。古文書の判読に精通された方に、ぜひこの写真を御覧いただき、御意見をうかがいたくお願いいたします。

この度刊行された『古代文化』55-11に、中原俊章先生御執筆の拙著『伝説の将軍 藤原秀郷』(吉川弘文館)への書評が掲載されました。小生が追究することの出来なかった、秀郷伝説の中に示される「竜」の問題についての御見解が示されており、武士に関する伝承・説話に関心をお持ちの国文学専攻の方々に有益なものと思います。

なお、本日(7日)夕刻、東北大学柳原敏昭先生・佐藤健治先生、山形県埋蔵文化財センター山口博之先生が研究室に来訪され、お迎えした滑川さん・長村・山本両君とともに歓談刻をうつしました。東北へのお招きを受けましたので、ぜひそのうち、仙台・平泉へのゼミ旅行も計画したいものです。
柳原先生が山田先生や美川先生とのクラシック談義を期待されていたのを、ついぞ忘れていました。次回御上洛のおりには、是非とも。

Re: お願い&御紹介

滑川敦子
No.738

野口先生、昨日は貴重な機会を設けて下さりありがとうございました。そして、色々なお話をして下さいました柳原先生、佐藤先生、山口先生にこの場をお借りしてお礼申し上げます。

野口先生が気にされている例の史料の判読ですが、筆の入り方で読みが決まると思われます。縦から入っていれば「貞」、横から入っていれば「真」と考えられるのですが(あくまでも個人的なかつ勝手な意見ですが)。

ここは、古文書判読のエキスパート(?)である阪大院M1の大根田康介氏に是非ともご意見を伺いたいところですが…。

Re: お願い&御紹介

滑川敦子
No.739

再度失礼致します。
この掲示板を見て大根田氏よりレスがあったのですが、
読みとしては「貞」ではないかと思われます。下の横
棒がないですし。『くずし字事典』を見ても「真」は
このようには書かないでしょうし。
字としては「貞」になるのでしょうか??

Re: お願い&御紹介

No.741

滑川さん、大根田君、ありがとうございました。
小口先生は、上記御高論に、このように述べておられます。「該当箇所の一画目の横線は、明らかに二画目の縦線の左から入っており、また最下部の筆法が「大」につくられている。この写本全体の筆法を検討してみるに、これらは「真」字に共通するものであって、本写本の「貞」字とは異なっている」。
美川先生、如何なものでしょうか?

Re: お願い&御紹介

美川圭
No.744

いやー、野口先生、私のいちばん苦手な話題です。
文脈で判断できるところならまだしも、
人名はいちばん読みの「確定」が困難な部分です。
日本の中世のその巻は、大学の研究室にあるはずで、
現在自宅にはないので、すぐは見ることができません。
見ても、私では、たぶんどうのこうの言えないかな、と思います。
こういうときは、ぜひ山口芸術短大の田中倫子先生に聞いてみたいところです。
実は毎月、冷泉家でやっている明月記の紙背文書解読会で、
お会いするのですが、今月、来月ともに、私が所用で、
出席できません。なんでしたら、
私が、田中先生にお手紙でも出しましょうか。
文書読みについては「猫にマタタビ」とおっしゃる先生なので、よろこんで読んでくださると思いますが。

Re: お願い&御紹介

No.745

美川先生、御返信ありがとうございました。清原貞衡は小生の紹介した「桓武平氏諸流系図」以外の確実な史料では、この文書(『平安遺文』の文書番号は4652)にしか出てこない人名とされてきましたので、小口先生の御指摘が正解となると、これは今後の研究に大きな影響を与えることになると思います。もし、御迷惑でなければ、田中先生の御意見をうかがっていただければ幸いです。こればかりは、多数決というわけには行かないとは思いますが。

Re: お願い&御紹介

No.746

問題の文書の写真は『青森県史』資料編古代1の36ページに掲載されています。この写真内に貞、真の字はほかにありませんので比較の仕様がありませんが、問題の人名の次行に「鎮守府将軍」と言う記述があり、鎮の字の旁を見ると、上の部分は横棒を大きく明記しており、明らかに書き方が違います。しかし、下の部分は頁の字の下と同じ書き方をしており、下に横線がないのは決め手にはなりません。微妙なところですが、全体的な印象から判断すると貞と見るべきではないでしょうか。ご参考までに。
なお、12月23日の件、滑川さん、ではなくなめかわあつこ。さんに幹事を引き受けてもらい、助かりました。23日は13時ころに山陽電鉄須磨浦公園駅集合にしたいと思います。
当日は、その付近を中心に見学し、元町の多国籍料理?で懇親会です。近藤先生は逆落としの跡を実見したいとのことです。
ロバを背負って降りてみては如何でしょうか。一の谷古戦場付近の情報をご提供いただければ幸いです。参加ご希望の方は、なめかわさんに御連絡ください。

なるほど!

No.747

元木先生、ありがとうございました。「鎮」の金を除けば「真」で、その字体と比較すればよかった訳ですね。なるほど。
自説は「貞」と判読する見方に立脚しておりますので、元木先生のご判断はありがたいところです。しかし、もしこれが「真」と読めるにしても、中条家文書「桓武平氏諸流系図」に実平(真衡)とは別に鎮守府将軍として貞衡の名が記載されており、この系図の史料的価値がすこぶる高い(小生の指摘のみならず、最近、井原今朝男氏・高橋一樹氏の調査成果が歴博の研究報告に掲載されました)ことをふまえるならば、真衡=貞衡を主張される場合、この系図に虚構が加えられた意図について十分納得のいく説明が必要になろうかと思います。
一ノ谷合戦については、その説話が誇張に満ちて、地理的誤謬の甚だしいことは古く喜田貞吉氏の指摘するところであり、近年では、国文学の早川厚一先生や鈴木彰先生が、『平家物語』と史実との乖離、文学的虚構のあり方について論及されています。歴史学の方では元木先生の御研究や『兵庫県史』がありますが、詳しくは先般の平家物語研究会における小生の報告「平家の本拠をめぐって」レジュメの参考文献欄に掲げてございますので、ご利用いただければ幸いです。
安徳天皇の内裏跡伝説地などを歩かれるのなら、村井康彦先生の『平家物語の世界』(『改訂平家物語の世界』徳間書店)は必読・必携だと思います。行けない人にも御一読を勧めます。
近藤先生がロバかポニーを背負って須磨浦の背後の山から浜辺に降り立つという実験をされるのであれば、小生も万難を排してでも参加したいところです。だんだん、近藤先生が畠山重忠とオーバーラップしてきました。

あきらかに「貞衡」でしょう

美川圭
No.769

野口先生、やっと研究室で、例の写真を中公の日本の中世で見ました。一見して「貞衡」と読めます。「真衡」の読みは無理でしょう。田中先生にお聞きするまでもないと思いますが、一応お聞きしましょうか。ちょっと私の言い方は強引かな。
入間田先生は「貞衡」と読んだうえで「真衡の誤記」とキャプションに記しておられますね。

やはりそうでしょう。

No.770

そうなのです。『平安遺文』編纂者の竹内理三氏も入間田先生も、みんな貞衡と読んでいる。でも、その貞衡(鎮守府将軍)は他の史料に所見しない。だったら、『奥州後三年記』の真衡(鎮守府将軍とは見えない)の誤記なのだろう。鎮守府将軍に任命されるような実力者は真衡しかいないだろうし。・・・というのが、従来の一般的認識でした。
それにたいして小生が、いやいや中条家文書に「桓武平氏諸流系図」というものがあり、実に『尊卑分脈』以上の史料価値がある(と考証した上で)。そこに鎮守府将軍として貞衡という人が記載されているのだから、どうも貞衡と真衡とは別人のようですよ。しかも、この系図では貞衡は真衡が後継者とした成衡同様に海道平氏の出自とされている。真衡が成衡を後継者に選んだ事情もこれで説明がつきますよ。・・・という説を提示したのです。
しかし、小口先生は、そもそもこの文書(頼俊申状)の貞衡は、竹内・入間田両碩学以下の誤読だと断ぜられたという次第なのです。
美川先生も、「貞」と判読されたとなると、やはり貞衡とすべきかと思います。ただ、小口先生はこの文書以外の同筆の筆跡も踏まえて論じられているので、そこがポイントとなると思います。
しかしながら、元木先生の御見解に照らしても、「真」と断定されている小口先生説が100%確実であるとは、どうもいえないように思えます。
美川先生。上記のような次第ですが、ついでの折にでも、ぜひ田中先生の御意見をうかがっていただければ幸いです。

一の谷見学会、付若干の不満

No.728

一の谷見学会
近藤氏の書き込みにあるとおり、一の谷合戦史跡の見学会を予定しています。日時は、12月23、24両日で、23日昼頃集合予定です。参加希望者を募ります。ただし、当方も老化と多用(生易しいレベルじゃないぞ・・毎年本を出してみろ)で、参加者を把握し、懇親会を予約し、案内を出すと言ったことがかなり負担です。正直にいえば、4日の件もいろいろ大変でした(そのことについてどなたも触れてもくれないが)。どなたか参加者を取りまとめる幹事役をお願いします。

呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!!

なめかわあつこ。
No.724

初っぱなからついつい悪ふざけをしてしまいました…。
すみません。「なめかわあつこ」久々の登場です。

先日は、薗田さんの書き込みにもありましたように、元木先生の主催で野口先生をはじめ研究会の皆様方と共に近藤先生の歓迎会に参加させて頂きました。近藤先生にお会いするのは多田見学会以来です。
今回は、四条烏丸を少し下がったところにある「台北城」という台湾料理のお店で食事を致しました。美川先生オススメのお店だそうです(先生は二次会のサントリーバーから参加されました)。ここは、以前私は知り合いの社会人の方に連れられて来たことがあるお店でもあります。
メニューはコースメニューを中心に食べました(あとのオーダーは近藤先生におまかせ致しました)。棒々鶏に餃子に春巻、
焼売、唐揚、炒め物などなど(←今、この掲示板を読んでいるアナタ!きっとヨダレが…)沢山出てきて終始喜色満面でした。お腹も空かせてきたのでおいしく食べることが出来ました。ただ残念だったのが、コースメニューの最後に「ご飯」が出たのですが、炒飯ではなく「白飯」でした。最初におかずばかり出て、最後に何でご飯を食べるのか…??
私は結局ビールでご飯を食べてました(笑)。昔(永富さんくらいの頃だから3回生)は、大福モチを片手にビールを飲むと
いうこともしてましたので、懐かしいやら悲しいやら…。
近藤先生の食べっぷりには、前回同様圧倒されました。
ですが私自身、食べるのは大好き(←だからいつまで経っても痩せられない…)ですので、見ていて気持ちのいいものでした。「しじみの醤油漬け」、注文しておけばよかった…。
二次会はサントリーバーへ行きました。場所は四条河原町です。ここでは能楽の井上先生、美川先生が合流されました。
ここでは、お酒を楽しみつつ楽しいお話を聞かせて頂きました。先生方以外の皆様は11時前に帰られたのですが、私のみ30分延長して留まっておりました(理由はお酒を残すのは勿体なかったので…)。
下で書き込みされている薗田さんは、日本史研中世支部会の例会にて初めてお会いして以来、親しくさせて頂いております。
又、宗教・文化研究所ゼミの皆様にもご紹介出来ればと思っております。
「タイトル」を聞いて思い当たる方は、年齢詐称のケがありますよ。だいぶ古いネタですから。
4日をもちまして私は、24歳に相成りました!!
より一層、精進を重ね、自分を磨いていきたいと思う今日この頃であります。

Re: 呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!!

No.725

滑川さん、先日はお疲れ様でした。また、懇親会報告、ありがとうございます。懇親会報告は、やはり滑川さんが一番適任のような・・・(笑)。失礼しました。別にも書き込みましたが、来月には一ノ谷ツアーもありますから、またよろしく。

お誕生日おめでとうございます。

No.726

「なめかわあつこ。」さん、呼び出しにお応え下さりありがとうございました。さてまた、滑川敦子様、お誕生日おめでとうございます。学問が一番身につく時期だと思います。おおいにお励み下さい。50を過ぎた小生など、右目はド近眼、左目は老眼という有様で、本日、法政大学の小口雅史先生からいただいた御高論の抜刷から山形大学付属図書館のHPで「中条家文書」が公開されていることを知り、早速アクセスしたのですが、画面に両目のピントがなかなか合わず・・・といった有様でした。若いうちに「見るべきものは、見ておくべし」という次第です(ご存じのように平知盛も、そうしました・・?)。

薩摩の座頭をめぐる田中さんと新地さんのやりとりは、勉強になりますね。お二人とも守備範囲が広いのに感心させられます。この議論には、門屋君をはじめ、学習院の兵藤先生のゼミの皆さんの参入を期待したいところです。

7日は京女で会議の後、13時45分集合の予定で、同志社の授業の一環として京都市歴史資料館へ行き、平安京の模型を見学します。それから、また京女に戻って、東北大の柳原先生の御一行をお迎えいたします。すなわち、鴨川の両岸の南北を右往左往という次第です。日記からうかがえる平安時代の下級貴族の一日によくある日常のパターンに似てきました。

むかしは・・・

田中裕紀
No.727

なめかわさん、お誕生日おめでとう~~~!!!
やっと同い年になってくれたのね☆今度お誕生日会を開きましょう・・・って、滑川さんが研究会に来ればの話です。
 さて、わたしも昔は細くて小さくて「あくびちゃん」みたいだと言われたものでした。あぁぁ、懐かしい・・・。ちなみに、年齢詐称ではありません。私の幼少のみぎりには「●くしょん大魔王」は再放送を重ねておりましたので。
 

お誕生日おめでとうございます。

門屋 敦
No.729

久々に登場致しました。なめかわさんお誕生日おめでとうございます。わたくしはまだあと少し23歳が残されております。
が、眼球は年齢とは無関係で右目は野口先生と同様にド近眼で左目はド乱視(医者が驚く)という有様です。近眼が老眼で治ればなぁ・・・なんて考える次第です。
確かに幼少のころ「●くしょん大魔王」は再放送してました。
見てはいませんでしたが・・・。
遥か遠い昔ですねぇ・・・。

無題

No.733

なめかわさん、お誕生日おめでとうございます!!
またまた報告を読んで、よだれたらたらです☆
よし、今日のお昼は中華にしよう・・・!(←影響うけまくり)

しかも私と同じぐらいの年の頃に大福もち片手にビールなんてやってらっしゃったなんて・・・すごいです。さすがですね~尊敬です
私はおこちゃまなのでビールがまだおいしくかんじられません。ああ~「目指せ大人のオンナ計画」が・・・☆
まだまだ道は遠いようです。(泣)

よばれてとびでてじゃじゃじゃ~ん・・・聞いたことあります!たしか夏休みとかの朝九時ぐらいからやってる「子供アニメ大会」とかで再放送してるのを見たことがあるような気がします♪


田中さん>湖東三山って結局いつ行くことになったんですか?教えてください

幹事がいい。

No.734

今日は朝から反省ばかりです。
ところで、永富さん、お土産をいただけるとのこと、楽しみにしています。当ゼミでは、昨年度の鎌倉は平田さんと田中さんが、熊野では永富さんが幹事役で大活躍をしてくれました。このところは、野口君の京都市史跡巡りツアーや永富さんの陰陽師ツアーも開かれて、企画から実施に至るまで、もうメンバー主導の態勢が整っていて一安心です。
しかし、「湖東三山」の今月中の実施は、なにしろ忙しいので暇がとれないと思いますが、如何でしょうか。一ノ谷は9月15日に平家物語研究会の実地踏査に当ゼミメンバーはほぼ全員が参加させていただいたところですが、さらに元木先生・近藤先生と御一緒して政治的背景と合戦の具体像を学ぶことが出来れば、これはおおいに得るところありかと思います。小生は、この時期の参加は本務の研究調査日程設定等の都合で難しいのですが、当ゼミメンバーに限らず、日頃元木先生の御指導をいただいている院生・学生さんのどなたか、幹事役に立候補されたら如何でしょうか。こういう経験は後で役立ちますよ。
それから、HP管理人の鈴木君・永富さん 今月の予定欄の更新をよろしく。また、熊野や竹生島旅行の写真掲載も楽しみにしています。

HappyBirthday!!

No.740

誕生日おめでとうございます☆
中華料理万歳です!!
中華料理を食べようの会とかがあれば、是非呼んでください。
さすがに、ビールとご飯は無理ですが...

ところで、「なめかわあつこ。」さんのグルメガイドと、野口くんの観光案内をページとして独立させましょうか?
そんな感じで、定番になってきていますね。

気がつけば800件に近づきそうな書き込みですが、調べてみると5月はじめに開設でした。今年中には1000件に届きそうですね。記録されたログで1つ、冊子ができそうなくらいな気がします。

満員御礼。

滑川敦子
No.742

沢山のレスありがとうございました!!
そろそろ「宗教・文化研究所ゼミの胃袋」とかいう異名
が付きそうですね(笑)。鈴木君、ページ独立しないで
ね☆ますます私の人格がヤバくなってきますので。

かの「ハクション大●王」をご存じの方が多いのは嬉し
いことです。でもリアルタイムで見た方は私達の世代に
はまさかいないですよね…。

「なめかわあつこ」と「滑川敦子」の使い分けは意味も
なくやっている訳ではなく、ピーター/池端慎之介のま
ねなのですよ。その証拠に上記の野口先生の書き込みの
レスには「滑川敦子」を使用しておりますので。

間違えました。

なめかわあつこ。
No.743

すみません、ここは「滑川敦子」ではなく「なめかわあつこ。」でした。たいした間違いではないのですが。

おめでとうございます!!

平田樹理
No.752

こんにちは。ちょっと遅くなりましたが、なめかわあつこさん。お誕生日おめでとうございます!!
最近お会いしてませんが、日本史研の時お会いできれば、と思います(きっとお忙しいでしょうけど)。

Re: 呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!!

No.755

上の平田さんと同じく遅くなりましたが、お誕生日おめでとう
ございます。まだ24歳ですか・・・。ふう(溜息)。
年を取るたびに喜んでいられるのは今のうちなので、
大いに喜んでおきましょう(笑)。
今の自分は後何年で30!といういいようもない重圧が・・。

はじめまして

No.711

はじめまして、京都府立大学M1の薗田です。
元木先生主催の台記研究会に出入りしている関係で、こちらのHPを教えていただきました。今年の四月に鹿児島大学から上洛したばかりです。どうぞよろしくお願いいたします。

野口先生、昨晩は楽しいお話をありがとうございました。噂に違わぬ近藤先生の食べっぷりに圧倒され、忘れられない一夜となりました。
今日は午前中に京博の特別展を見に行きました。時間が合わなかったようで、残念ながら近藤先生にお目にかかれませんでしたが、昨晩伺ったお話のおかげで楽しく観覧することができました。

それでは、とりいそぎご報告までにて失礼いたします。

Re: はじめまして

No.712

野口先生、元木先生、美川先生、昨日はお忙しいところを、私のためにありがとうございました。いつもながら、とても楽しい一時でした。

薗田さん、昨日はお疲れ様でした。色々とお恥ずかしいところをお見せしたようで恐縮です。でも、私の食べっぷりならば、あんなものではないですよ(笑)。まだまだです。ところで、京博にいらしてたんですね。私は、10時から11時15分くらいまで会場にいました。おいでになっているかなあと思っていましたが、すれ違いだったようですね。時間を打ち合わせて行けば良かったですね。

その特別展ですが、連休明けの平日の午前中ということもあり、ガラガラで、主催者は困るでしょうが、こちらとしては好都合でした。仏像や絵画や漆工と違って、やはり金工というのは一般には馴染みがないのでしょうか。それにしても、キャプションが金工の技法論に終始していたのが気になりました。あれでは一般受けしないでしょう。ミクロではなく、もう少し、その遺品全体についてのマクロの解説はできないものかと思いました。

さて、昨日集まっていただいた、滑川さん、佐古さん、長村君、また、改めて薗田さん、そして、この掲示板を見てないかも知れませんが、横沢君、吉田君、昨日は楽しい一夜でした。来月には、一ノ谷ツアーもありますから、良かったら、またご一緒しましょう。

忘れられない一夜

No.714

近藤先生、昨晩は本当に楽しい一時をありがとうございました。さすがに、二次会までは体力がもたず、失礼いたしました。それにしましても、薗田さんに「忘れられない一夜」を提供されたのは、食べっぷりばかりでなく、そのお人柄によるところ多大だと思います。元木先生も「教室では厳しいが宴席では実に楽しい・・・」と、誰か?が言っていました。昨夜の楽しさはお二人の相乗効果ですね。
それにしても、滑川さんに薗田さんが加わり、擬制的鹿児島県人会が作れそうで、うれしい限りです。少なくとも、お互いに話が見える。「騎射場」なんていったってヨソの人(鹿児島でいう「県外人」)には通じない。鹿大が郡元にあることもみんな知らない。どうしたって知ってる者同士、話が盛り上がりますよね。さて、幕末の薩摩人の如く、京都で一暴れいたしますか・・・。でも、年齢というか、イメージからすれば、私は島津久光がお似合い。久光といえば久光製薬・・・→サロンパス。やっぱり、老体にはお似合いでした(悪乗り、お詫び申しあげます)。
さて、新地さんにも参加して貰って、ときに掲示板で「薩摩特集」でもいたしましょう。柳原先生もでてきてくださ~い!それから、薗田さん、ぜひ機会がありましたら京女の方にもおいで下さって御指導をお願いいたします。
そういえば、柳原先生は7日午後4時に私の研究室にお見えになるのでした。薗田さん、滑川さん御都合がよろしければ元鹿児島大学教官とお話をしに来られませんか?

近藤先生の魅力

美川圭
No.716

近藤先生、一昨日は2次会しかご一緒できず、失礼しました。
サントリーバーで、こじんまり飲んでいるのかと思いきや、あの人数。あらためて、その「人気」に驚嘆しました。

私などは、自分の学問に、ああここがだめだ、あそこもだめだといつも自信がないのですが、近藤先生のあの自らの学問を「語る熱情」をうらやましく思います。まさに「オンリーワン」の人ですから、当然のことでしょうが。しかも人柄もいいし。体力もとうぜん抜群。

こんなことを書くと、また野口先生にご迷惑かもしれないですが(この前はほんとうに失礼しました)、なんでこんな近藤先生が常勤職をえられないのか、と考えると、学界のありかたにあらためて怒りを感じてしまいます。

それと結婚相手も出てこない。いったい日本の女性は、どこに目をつけているんだ。・・・・・まことに失礼しました。

自分の道

No.718

美川先生、ご心配ありがとうございます。まあ、結婚の話はともかく、就職の方は、もう年齢的に四捨五入すれば五〇ですので、自分でも何とかならないものかと思います。しかし、こればかりは自分で思っていても何ともし難いですから。ただ、希望は捨てず、自分の道を進むしかないと思っています。

なつかしの騎射場

No.730

野口先生、お誘いありがとうございます。柳原先生にはまだお目にかかったことがございませんので、ぜひともお会いしたいのですが、残念ながら先約がありまして、今回は泣く泣く失礼させていただきます…すみません。まだ「ご指導」と呼べるほどのことは出来ませんが、京女には近いうちにぜひお邪魔させていただきたいと思います。
鹿児島には変わった地名がたくさんありますよね。離れてみて初めて「どうしてあんな地名が?」と思えるようになりました。住んでいたときは唐湊は学生街、騎射場は安くで飲み食いするところ、ぐらいの認識でしたから。地名の由来がわかったら、風景も違って見えるかもしれませんね。こんど帰省する時が楽しみです。
近藤先生、私は十一時ぐらいから特別展を観覧しておりました。展示品の解説は、おっしゃる様にちょっとわかりにくかったです。彫金の技法名とか、様式名とか、なじみの無い言葉(「魚々子」はどれなんだろう?)が多かったので、解説文とにらめっこでした。展示品よりもプレートを見ている時間が多かったのではないかと、少し反省してます。また見学会などご一緒させてください。
美川先生、先日の二次会では当方の時間の都合であまりお話できませんでしたが、また次回の台記研究会でお顔をあわせるかと思いますので、そのときはどうぞよろしくお願いします。


サントリーバー

長村祥知
No.735

何日かぶりにHP見ましたが、凄まじい数ですね・・・
全部の話題読むのに時間がかかる・・・
さて、
ご多忙の元木先生が予約して下さった台北城で近藤先生をはじめとする院生の先輩方との初めての会食(おいしかったです。なめかわあつこ。さんのレポートに詳細あり)の後、サントリーバーに連れて行って頂きました。

そこで能楽太鼓方の井上先生とお会いすることが出来ました。
僕が早い内に失礼したので(すいません。でもあの時間で終電なのです・・・)あまりお話は出来ませんでしたが、違う世界の先生とああいった場でお話できたのは不思議な感じでした。(私がクラブで狂言を習っているので毎年の舞台発表の時などにお世話になっているのです)