中世成立期の武蔵武士研究に新展開
No.7163
昨日の『吾妻鏡』講読会。
連休中に帰省された井草さん・山本さんから美味しいお土産を頂きました。
大河ドラマ『草燃える』で比企能員を演じた俳優佐藤慶氏逝去の報道があったばかりなので、大河ドラマにも話題がおよびました。私にとって、佐藤慶氏は『太閤記』における明智光秀役のイメージの方がつよくのこっています。
このところ、昭和の名優の訃報が相次いで、寂しい限りです。
☆ 前田育徳会尊経閣文庫の菊池紳一先生より、御高論「武蔵国留守所惣検校職の再検討-「吾妻鏡」を読み直す-」・「財団法人前田育徳会所蔵文書(三)」(ともに『鎌倉遺文研究』25)・「林家往復書簡」(『日本歴史』743)および一部御執筆の図録『国宝万葉集』(前田育徳会)を御恵送いただきました。
菊池先生にあつく御礼を申し上げます。
最近、秩父平氏を論点とした平安末~鎌倉時代の武蔵国支配の研究が活況を呈しているように思います。この菊池先生の御研究をはじめ、さきに御紹介した川合康先生の御高論「鎌倉街道上道と東国武士団」(『府中市郷土の森博物館紀要』23)や伊藤邦彦先生の御高著『鎌倉幕府守護制度の基礎的研究 【国別考証編】』(岩田書院)の武蔵の項は、従来の理解に再考をせまる内容をもつものです。
ちなみに、当該期の秩父平氏を対象とした拙論としては、「中世成立期における武蔵国の武士について-秩父平氏を中心に-」(岡田清一編『河越氏の研究』)・「鎌倉武士と報復-畠山重忠と二俣川合戦-」(『古代文化』54-6)・「鎌倉武士の心性」(五味文彦ほか編『中世都市鎌倉の実像と境界』)・「坂東平氏と『平家物語』-上総広常・『源平闘諍録』・畠山重忠のことなど-」(『軍記と語り物』38)・「武蔵武士団の形成」(横浜市歴史博物館ほか編『兵の時代-古代末期の東国社会-』)などがありました。
けっこう書いたものです。これらが、新しい研究の踏み台になれば幸いです。
連休中に帰省された井草さん・山本さんから美味しいお土産を頂きました。
大河ドラマ『草燃える』で比企能員を演じた俳優佐藤慶氏逝去の報道があったばかりなので、大河ドラマにも話題がおよびました。私にとって、佐藤慶氏は『太閤記』における明智光秀役のイメージの方がつよくのこっています。
このところ、昭和の名優の訃報が相次いで、寂しい限りです。
☆ 前田育徳会尊経閣文庫の菊池紳一先生より、御高論「武蔵国留守所惣検校職の再検討-「吾妻鏡」を読み直す-」・「財団法人前田育徳会所蔵文書(三)」(ともに『鎌倉遺文研究』25)・「林家往復書簡」(『日本歴史』743)および一部御執筆の図録『国宝万葉集』(前田育徳会)を御恵送いただきました。
菊池先生にあつく御礼を申し上げます。
最近、秩父平氏を論点とした平安末~鎌倉時代の武蔵国支配の研究が活況を呈しているように思います。この菊池先生の御研究をはじめ、さきに御紹介した川合康先生の御高論「鎌倉街道上道と東国武士団」(『府中市郷土の森博物館紀要』23)や伊藤邦彦先生の御高著『鎌倉幕府守護制度の基礎的研究 【国別考証編】』(岩田書院)の武蔵の項は、従来の理解に再考をせまる内容をもつものです。
ちなみに、当該期の秩父平氏を対象とした拙論としては、「中世成立期における武蔵国の武士について-秩父平氏を中心に-」(岡田清一編『河越氏の研究』)・「鎌倉武士と報復-畠山重忠と二俣川合戦-」(『古代文化』54-6)・「鎌倉武士の心性」(五味文彦ほか編『中世都市鎌倉の実像と境界』)・「坂東平氏と『平家物語』-上総広常・『源平闘諍録』・畠山重忠のことなど-」(『軍記と語り物』38)・「武蔵武士団の形成」(横浜市歴史博物館ほか編『兵の時代-古代末期の東国社会-』)などがありました。
けっこう書いたものです。これらが、新しい研究の踏み台になれば幸いです。