東京より

田中裕紀
No.701

旅先から掲示板に書き込むことを心がけておりますが、ちょっと見ない間にだいぶ書き込みが増えていて、びっくりしました。
さて、東京に来て何をしているかというと・・・「気分転換」ということで・・・はははははは。それにしても、こちらの博物館・美術館は充実していて、おとといは東京国立博物館の常設展示で3年ぶりに公開された国宝「松林図屏風」を見てきました。国立博物館の常設展示が充実していることは重々知っていますが、それにしても見所満載でした。松林図屏風と同じ作者である長谷川等伯の名和長年像も出ていました。そして、今日は一部の方々には「思い出」もしくは「悪夢」の金沢文庫で「雲に乗る神仏展」という特別展示を見てきました。小規模な展示ながら、称名寺の持つ「覚禅抄」や春日曼荼羅図、荏柄天神社の持つ雲に乗る天神の像などが出ていました。そして、更に東京に戻ってサントリー美術館で開催されている「働く女 遊ぶ女 日本絵画に見る女性の躍動美」展も見てきました。中世から近世に描かれた働く女性の図像を集めたもので、「病草子」の七条町の歩けないほど太ってしまった女性の絵の本物をやっと見ることができました。他にも「大原御幸」の図屏風や阿国を描いた屏風などがたくさん出ていて、女性史の勉強とは関係なく見ごたえのある展示でした。これでまた修論のエネルギーチャージも十分です。というわけで、明日帰りまーす。
>鈴木君
 人のパソコンを借りて書き込みをしていたら、間違って途中のものを投稿してしまいました。No700のジャストさんをゲットしたのでとても嬉しかったのですが、削除してください(ToT)

Re: 東京より

No.702

鈴木じゃないですが削除しておきました。
ちなみに書き込みのところに「暗証キー」というのがあります。ここに英数8字以内で何か好きなキーを入力しておけば自分の書き込みは自分で削除したり修正することが可能ですので利用されることをおすすめします。

金沢文庫・・・あはは☆その悪夢っぷりを陰陽師ツアーの飲み会の時に一回生にちょうど語っておいたばっかりですよ 笑
あれは本当にいつまでも伝説として残りそうですね

エネルギーチャージ、うらやましい限りです。
また今度会ったら色々きかせてくださいね!!楽しみにしています。


驚異の空間移動

No.707

田中さんの空間移動の頻繁さには驚異を感じております。しかし、それだけ吸収するものも多いようで、なかなかです。
エネルギーも十分な御様子、修論がんばってくださいよ!
小生、本日は田中さんと同日に御上洛の近藤好和先生、京大の授業を済ませて駆けつけられる元木先生、はたまた洛中・洛外諸大学に籍を置かれる元木先生の教え子の皆さんと四条烏丸で台湾料理をいただく予定ですが、胃腸の調子が今ひとつ。この宴会のレポートは、グルメ報告のエキスパートたる「なめかわあつこ」さんに久しぶりにお願いしたいものですね。

24日(祝) 法住寺殿跡見学会のご案内

No.697

☆ 日本史研究会大会で上洛される中世前期専攻の皆様およびゼミメンバー諸姉兄へ
11月24日(月)は振替休日ですが、京都女子大では月曜日の授業数確保のため休講ではありません。この日、小生はⅡ・Ⅳ講時に講義がありますが、せっかく多くの研究者の方々が京都に滞在されている機会でもあり、講義の空き時間を利用して京都女子大に近接する法住寺殿(近年、白河・鳥羽に続いて注目されている後白河の院御所・御願寺・鎮守社・陵墓などを中心とした都市空間)跡の急ぎ足での見学会を企画したいと思います。
            記
 実施日時: 11月24日(月)12:30~14:15
 集合:   京都女子大学宗教・文化研究所野口研究室(L校舎3F西隅、門衛さんに用件をお申し出の上お入り下さい)
 見学予定地:   京都女子大より六波羅遠望→馬町十三重塔跡(伝・佐藤継信・忠信墓)→積翠園(伝・平重盛邸庭園跡)→(方広寺大仏殿跡など)→七条殿跡→後白河天皇陵→南殿跡→池庭跡→最勝光院跡→一の橋跡→今熊野神社→新日吉神宮
 解散場所は時間によりますが、いずれも三十三間堂・京都国立博物館から徒歩約10分以内の範囲です。
 参加を希望される方は、野口研究室までメール(赤い文字の名前をクリック)にて20日午前までにお知らせ下さい。資料を用意いたします。

座頭の衣装

新地 浩一郎
No.695

 こんばんは。学園祭の季節ですね。鹿児島大学の学園祭は…自分が酔いつぶれたり、酔いつぶれた人たちの看病に追われた思い出しかありません。私のサークルでは鹿児島名物の「じゃんぼ餅」を売っていました。決して大きい餅、ではなく、2本の棒が刺さっているので「両棒餅」がなまり「じゃんぼ餅」となったそうです。今では磯庭園周辺の名物となっていますが、もともとは南北朝時代に征西将軍宮懐良親王に谷山隆信が作って食べさせたもので谷山名物だったそうです。
 あと、以前書き込みました町内に伝わる永田日送踊りの座頭(ザッツ)の衣装をHPにアップしました。記憶がごちゃごちゃになっていたようで、以前書き込んだ衣装は胡弓と座頭が混ざったものになっていました。
 それと、先日の江戸時代の道の調査ですが、意外とよく残っていました。阿多へ通じる仏坂もきれいに残っています。山頂付近には石垣で整備された田の跡も残っているそうですが、今回は時間的な都合で確認しませんでした。
 山田(勝目)方面への道は実際に踏査しましたが、人工的に掘り込まれた道でした。近世の道が必ずしも中世までさかのぼるか分かりませんが、加世田や阿多から川辺へ通じる道が必ずしも現代の道と一致しないこと、全般的に川沿いよりも台地上を通るパターンが多いことが分かりました。

ザッツ(座頭)・エンターテイメント

No.696

 鹿児島では毎年、学園祭で鹿児島大学と鹿児島経済大(現、国際大)が、急性アルコール中毒をおこした学生のために何回救急車の出動を要請したかを競ってましたね。随分はた迷惑な習慣だったと思います。ゼミのコンパ=「飲ん方」(他地方でいう「飲み会」のこと。ちなみに軍隊用語の「撃ち方はじめ」の「撃ち方」も薩摩弁)で、たいてい指導教授は飲み崩れて天文館の路上にへたりこみ、それを懐抱してタクシーで自宅まで送り届けるのが、ゼミ長の職務であったことが思い出されます。まさしく、師弟関係の醇風美俗。京都の女子大などでは想像を絶する世界がそこにはありました。
 「じゃんぼ餅」は、なぜ「両棒」が「りゃんぼ」でなくて「じゃんぼ」になったのか納得がいかないのですが、息子の通っていた私立鹿児島中学(私立に入ってもらったのは、当時、鹿児島の公立中学は男子丸刈り強制で、親として耐え難かったからです。今はすこしは変わったのでしょうか?)の学園祭で食べたことがあり、なかなか美味しかったことを覚えております。
 新地さんのHP「南九州探訪記」は自然・歴史・民俗の写真満載ですから、みなさん、ぜひ御覧になって下さい。アドレスはNO.595にあります。田中さん、ご感想はいかがでしょうか。
 地方で聞き取りをすると中世に関係する道は尾根づたいが多いような気がいたします。万之瀬川河口から内陸部へのアクセスについては柳原先生の御研究がありますが、薩摩半島の他の港津における事例が明らかになれば、南九州中世史の解明に資するところ大だと思います。

丸刈り強制

新地 浩一郎
No.699

 鹿児島の公立中学の丸刈り強制は、もうほとんどないようです。川辺の中学校(一校しかありませんが)でも丸刈りは野球部くらいですね。大学の教養部で野口先生の講義を受けたときにこの丸刈りの話を聞き、中学生は丸刈り、小学生は制服が当たり前だと思っていたのでショックを受けたのを思い出しました。今では茶髪の公務員もいる時代ですし、鹿児島も変わってきたのでしょう。
 昔の道についてですが、狩猟(特にイノシシ猟)をされる方と一緒に行くと、色んな情報を教えてもらえます。幸いにもうちの史談会に狩猟をされる方がいらっしゃり、現在使われていない道や、山頂付近の様子(田畑・石垣・道などの遺構)や目標となる地点(岩や巨木)、山中の地名の由来などを教えていただき、郷土史等に記載されていない情報が多く、大変勉強になりました。
 HPは…独学で試行錯誤しながら作ってますので、見づらい点が多いと思います。内容がどうも中途半端なので、そろそろ生物関係と歴史・民俗関係と分けようかなと。無料HPなのですが、いつの間にか容量が半分を切ってます。
 秋はどうしてもイベントが多くて(今年は選挙も…)、なかなか更新できませんが、もうちょっと見やすいようにしようと思います。それでは。

座頭の衣装

田中裕紀
No.722

新地さんこんにちは。
 遅くなりましたが、HPを拝見させていただきました。
座頭の衣装ですが、小さな琵琶が案外リアルなのに驚きました。琵琶には通常、「乾坤」という太陽と月を表した象嵌が入っているのですが、手描きで太陽と月が入っているのもかなりリアルな表現と言えるのではないでしょうか。ですが、一つ気になるのは両足で色の違う足袋と履物です。黒と白という足袋の色は何を表しているのでしょうか?最初はドイツ児童文学に登場する浮浪児のように、そろっていない着衣を身に着けることは貧しさの表象かと思ったのですが、よく考えてみるとそれらの児童文学に登場する子供たちがいわゆる「異形」であることから、やはり「異形」の表現として捉えるほうが的確ではないかと思います。琵琶法師は決して「貧しい」人々ではなかったはずですから。この辺は門屋くんにご登場いただいてください。門屋くんの師匠のほうがスペシャリストですが。
 鹿児島の習俗についてよくわかりませんが、琵琶のように「陰」と「陽」を表していたりしたら面白いのにな~~~と思っていますが、そう簡単にはいかないでしょう。掲示板をご覧になってる方で、何かご存知でしたら教えていただきたいです<(_ _)>

Re: 座頭の衣装

新地 浩一郎
No.723

田中さん、こんばんは。
 座頭の履物については、盲目の方の足取りを表現するためだと地元の方には聞いたのですが、足袋の色が違うことについては何も情報がありませんでした。
 この踊りの装束は、時代ごとに変わっているようで、座頭の衣装は戦後まもなくの装束だということでした。以前野口先生がおっしゃった吹上町の中島常楽院とならぶ盲僧寺(名前は忘れてしまいました…)が川辺にもあり、廃仏毀釈後にそこの盲僧たちがあんまや祈祷、琵琶演奏などで生計をたてていたということです。「川辺ザッツに 知覧ゴゼ」という言葉が今でも残っています。
 あと、うちの町の郷土資料室にも薩摩琵琶がありますが、おっしゃるとおり太陽と月が象嵌され、白の塗料が塗り込まれています。この琵琶は破損していて使用に耐えられるものではないです。踊りの乾坤は、金と銀の色紙を張ったものでした。
 参考になるかどうかわかりませんが、一応記憶している情報でした。

HP拝見いたしました。

門屋 敦
No.731

新地さんはじめまして。長らく書き込みをしておらず、ご挨拶が遅れました。学習院大(院)の門屋と申します。野口先生にも田中さんにもお呼び頂いたので登場致しました。HPを拝見いたしましたが非常に興味深い写真でした。座頭の足袋の色は非常に興味があります。履物に関しても納得させられました。
座頭はもちろんですが、種まきの存在に非常に興味を抱きました。土から作物を作る過程を表象している存在がやはり恐怖の対象となって一人中央で踊っている風景は新たな文化を持ち込む異形・異人に対するものとして興味深く考えさせられました。
このような行事の写真を見ていると、共同体の周縁に位置する様々な人間に改めて興味をそそられました。
感想みたいになりましたが非常に楽しく拝見致しました。

Re: 座頭の衣装

新地 浩一郎
No.736

 門屋さん、はじめまして。
 座頭の衣装では皆さんから色々なご意見をいただき、大変参考になります。小さな自治体で文化財を担当していると、専門(文献史学)だけではなく、考古学や民俗学、場合によっては生物学まで範囲が広がります。民俗学は学生時代に2・3コマ受講しただけですので、学問的なことはあまり分からず、自分の感じた感想だけで書いています。
 種まきが輪の中心で踊ることについては、南九州の民俗学の第一人者、下野敏見先生が「種まき以外の登場人物は「神」で、種まきの動きを見守っている」と著書「南九州の民俗」で書かれています。ですが、門屋さんのおっしゃるようにとらえるのも面白いと思います。
 私も登場人物については「神」ではなく、この踊りが始まった頃の代表的な職業を表しているのではないかと思っています。
 ナギナタや太鼓のかぶっている帽子は、髷をデフォルメしたような装飾があり、武士を表現しているように見えます。
 一方、シベと呼ばれる「御幣」らしきものを振り回す役の帽子には飾りはなく、見ようによっては坊主頭を表現しているようにも見え、神官や僧侶などの宗教関係者を表現しているように見えるのです。
 分からないのはヒョウタンなのですが、動きは大道芸のジャグリングのようです。胡弓、座頭とともにヒョウタンが芸能民を表現しているのかとも思います。
 種まきは農業民、魚すくいは漁業民、オンガメ(カマキリ)は人以外の異形(神や妖怪、或いは動物)を表現しているのかなと素人考えでは思っているところです。
 他の職業の人々が種まきの動きを見守っているのは、結局農業が産業の基幹であり、豊作・不作によってその他の人々の生活にも影響が出るからなのではと。
 この踊りは、文化庁の「ふるさと文化再興事業」で補助をいただいており、昨年度は用具の整備と後継者育成、今年度は映像記録を作製しています。HPの写真もその立会いをしながら撮影したものです。私もビデオを撮影しておりますので、ダビングが終了し次第、野口先生の研究室にお送りします。皆さんで見ていただいて、感想などをお聞かせ願えればと思います。写真ではなかなか伝わらないのですが、面白い踊りですよ。

インド探求秋本ゼミです。

広政 愛
No.693

今日から始まりました藤花祭。
正門入ってすぐの所で販売しておりましたサモサ、昼から売り始めたのですが、3時間ほどで完売してしまいました。
これも野口先生がココで絶賛して下さったお蔭です。
どうもありがとうございました!

やっぱり、サモサは美味かった。

No.694

この掲示板の愛読者(?)はすくなくとも宮城県、鹿児島県、さらにはアメリカのワシントンDCにもおられることは明らかなのですが、京女の学生さんたちが、どのくらい読んでいてくださっているのかは不明ですから、お役に立てたものやら、分かりませんが、すこしでも貢献できたのなら幸いでした。それりよりも、広政さんたちの御活躍に敬意を表したいと思います。面白そうなものがあれば、こちらのイベントにもご参加下さい。それから、秋本先生にくれぐれもよろしくお伝え下さい。

日本史研究会準備報告

No.691

昨日、日本史研究会大会における中世史部会の準備報告会に出席してまいりました。当ゼミからは長村君と山本君も参加しました。報告者は言うまでもなく宮田敬三氏。テーマは「十二世紀の内乱と軍制」というもので、兵粮米を切り口にして鎌倉幕府の成立過程としてではない内乱史を展望したものと小生は理解しました。御報告に対して、「軍制史」の概念など、いろいろ勝手な意見を申しあげさせていただきましたが、宮田さんが御自身によるこれまでのすぐれた御研究を集大成された御報告を大会において展開されることを大いに期待するものです。
川合康先生のコメントは、義経軍の入洛に関する独立した御報告ともいうべき内容で、例によっておおいに学ばせていただきました。大会当日がいよいよ楽しみになってきました。
ちなみに、この会は午後2時から4時間ほども続きましたが、司会から諸雑事に至るまで一人でテキパキとこなされていた研究委員の方の御活躍が印象に残りました。
会終了後、ゼミの長老たる山本君はその義務(?)を遂行せんが為に一目散に白梅町の「陰陽師ツアー」宴会場に走り、老体の小生と風邪気味の長村君は「陰陽師ツアーはさぞかし盛会だったんだろうなぁ」などど呟きながらトボトボと地下鉄丸太町の駅に向かったのでした。途中のコンビニでのど飴を買ったりしながら・・・。

満員御礼。

大音3回生
No.687

先月28日、31日のランチタイムコンサートは、私たちが予想していた人数をはるかに越え、特に31日は約150人もの方にきていただき、無事第1回目を終えることができました。
こちらで宣伝させていただいたこと、大変感謝してます。
本当にありがとうございました。そして、ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
まだまだ勉強不足で、すべてのことにおいて、100%満足のいく演奏会ではありませんでしたが、今回のことをきっかけに、今後も頑張りますので、これからもよろしくお願いします。

明日から藤花祭が始まりますが、私たち音楽教育学専攻3回生も4日の11時から13時まで同じく学生ホールでポピュラーミュージックコンサートを開催します。今回は、ランチタイムとは違い、曲目の9割以上が誰もが一度は耳にしたことのあるような曲ばかりですので、お昼の時間を学生ホールで過ごしていただけると嬉しいです。
今回もお茶を用意してますので、気軽に足を運んでください☆

はじめまして。

No.685

コンソーシアムの方で野口先生の授業を受けている、O谷大四回大山ゼミの田村といいます。
1日の陰陽師ツアー行きたかったのですが、予定が合わなくなってしまいました。折角、28日に野口先生が書き込んで下さっていたのに申し訳ありません。
3日の妙心寺の曝涼展は近くに住む伯母の所へ行きがてら、行きたいと思います。

ゼミですが、大山先生のゼミと時間が同じでして…。なかなか伺う機会が出来ません。
でも、一度伺いたいと思っています。その時はよろしくお願いします。


野口さん>差し出がましいですが…。妙心寺へは市バスの26番か10番を使うのも便利ですよ。(少々時間がかかりますが)
26番は京都駅~四条~西大路経由で、10番は四条河原町~丸太町~千本今出川~白梅町経由で走ってます。
一時間に3本~と本数は少な目ですが、妙心寺北門前のバス停で下りると妙心寺の目の前に着きます。
よろしかったらこの方法も使ってみてください。

Re: はじめまして。

美川圭
No.686

とうとう大山ゼミの学生さんのご登場ですか。
田村さん、はじめまして。美川と申します。
先生はさぞや、お元気でしょうね(笑)。
私は1979年から10年にわたって大山ゼミに出ていました。こういう場ではいえないいろんなことがありました(笑)。でも勉強になりましたねえ。
先生によろしくお伝えください。
でも、先生の話なると、なぜか気持がほころんでしまいます。
昨日の勤め先の大学の会議で、心がすさんでいましたので、なんだか潤をあたえていただきました。ありがとうございました。

Re: はじめまして。

No.705

はじめまして。
京女史学科三回の永富です。

お話は先生から伺っております。
また都合があえばぜひ参加してくださいね♪
こちらこそよろしくお願いします。

花園大学歴史博物館特別展『新収 十六羅漢図』

山田邦和(花園大学・考古学)
No.681

花園大学歴史博物館2003年度秋期開館をおこなっておりますので、ご案内申し上げます。

■2003年度秋期特別展『新収 十六羅漢図』
2003年10月20日(月)~12月13日(土)
  ※日曜・祝日と全学休校日は閉館
開館時間/午前10時~午後 4時(土曜日は午後2時まで) 入館料/無料
 近年、あらたに本学収蔵品となった中国・元時代の仏画「十六羅漢図」を公開。本作品は、重要文化財指定品のある画師蔡山によるもので、現存する彼の作品としては最も規模の大きいものです。ながらく行方不明であった幻の優作が再発見され、今回の展観となりました。

■歴史博物館常設展示
考古学、民俗学、美術史、歴史学・典籍の展示をおこなっています。考古学コーナーでは、伏見区黄金塚2号墳出土埴輪、平安京(花園大学構内遺跡)出土遺物、妙心寺境内出土遺物などを通じて、考古学史料から京都の歴史が通観できます。歴史学コーナーでは、今回は特に幕末・維新期の京都にスポットをあてました。

小規模な博物館ではありますが、思いをこめて運営しております。どうぞご来館ください。
(妙心寺まで来られるのでしたら11/3にご来館を、といいたいところなのですが、日曜日は休館です。11/4も学園祭で休みです。あしからず。)

歴史博物館の夢..

No.683

山田先生、情報をありがとうございました。「思いをこめて運営しております」というお言葉に、かつて京都文化博物館開設にあたって、旧平安博物館研究員諸氏と毎週水曜日に深夜まで竹田の収蔵庫で悲壮な討論を繰り返していた頃のことを思い出しました。山田さんは夢のある理想の博物館を常に語っておられました。冊子が作れるほどの試案も提出されていました。現実的に考えていくと、どうしても暗い方向にしか考えが進まない中で、一番若かった山田先生にはずいぶん力づけられたものでした。あのときの試案のプリントは今も大事に研究室にしまってあります。ときに、博物館学のレポートの相談に見えた学生さんに読んでもらったり。しばらく、持ち出された方もおられましたよね。ねっ!○○さん。
小さいとはいえ、花園大学歴史博物館はその山田先生の博物館ですから。「思いをこめて」の重みを味わいに、一人でも多くの方に観覧に出かけていただくことを期待したいと思います。

妙心寺曝涼(虫干し)展のお知らせ

No.674

11月3日妙心寺本坊において曝涼展(寺宝の虫干し)が行われます。妙心寺が秘蔵する絵画や典籍などを拝見できる貴重な機会です。時間とお金(志納金1000円)に余裕のある方は是非足を運んでみて下さい。普段みれないお宝が間近で見られますよ。
と、いうわけで一応史跡見学会という形で参加者を募集したいと思います。今のとこコースとしては
妙心寺→法金剛院→等持院 を予定してます。
興味のある方は野口まで連絡して下さい。

参考までに…
法金剛院:JR花園駅下車徒歩3分
 平安時代に清原夏野の山荘があったものを、死後寺にあらためる。一時衰退するが鳥羽天皇中宮待賢門院により復興され、極楽浄土を再現する庭園を造るなど隆盛を極めた。平安時代の遺構を残す数少ない庭園として、現在国の特別史跡名勝の指定を受ける。園内は桜や紫陽花、杜若、蓮、紅葉など季節の花々が咲き乱れ「関西花の寺第十三番」に選ばれている。特に蓮の季節には全国からの多くの観光客で賑う。
また仏殿には定朝様の阿弥陀如来をはじめ、十一面観音、文殊菩薩像などが安置されており、どれも見応えがある。特に鎌倉時代作成の十一面観音は装飾が非常に豪華で、彩色もよく残っている。
等持院:京福等持院駅下車徒歩8分
 1341年(暦応2)、足利尊氏建立による足利氏の菩提寺。初代尊氏から15代義昭まで歴代将軍の木像(5、10代を除く)を安置する霊光殿がある。夢窓疎石の作と伝えられる庭園は、東の心字池と西の芙蓉池の2つによって構成されている。特に書院から眺める西庭は、衣笠山を借景とし、刈込みや枯滝組を配し、石橋を架けるなど凝った造りとなっている。

法金剛院も等持院も紅葉の隠れた名所でもあるので、これからの季節是非一度足を運んでみて下さい。嵐山や東山辺りよりはよっぽどみやすいですよ。何か観光案内みたいになってしまいましたね。どうもすみませんでした

五位山

No.679

☆院政期を専攻する人へ  法金剛院は行ってみる価値があります。かの待賢門院璋子の御所のあったところです。寺の後方の山は五位の位を与えられたという話があって「五位山」といいます。ここには待賢門院とその娘の上西門院統子の陵墓があります。なお、くわしくは角田文衞『待賢門院璋子の生涯』上・下(朝日選書)をご覧下さい。

Re: 妙心寺曝涼(虫干し)展のお知らせ

平田樹理
No.680

法金剛院、今年の春に足を運びました。
野口先生のおっしゃる通り、院政期専攻者には欠かせない所です。庭園も小さいながら立派で、「ここに待賢門院達が…」としばしトリップしてしまいました。(こうやってミーハーがばれていきます。)
五位山にも登ってみたかったのですが、受付でお許しが出ませんでした。残念…。噂によると、別口で行けるルートがあるとか。待賢門院と上西門院の陵墓にお参りしないとどうしても気がすみません(笑)。
というわけで、三日の曝涼展、ぜひ参加させていただきたいと思います。

Re: 妙心寺曝涼(虫干し)展のお知らせ

山田邦和(花園大学・考古学)
No.682

みなさん、こんばんは。
等持院、庭園が奇麗で、私のお気に入りの寺院のひとつです。この寺には足利歴代将軍の木像があることで有名ですが、どうしたわけか5代義量と14代義栄だけが欠けています。私の授業では、この理由を考えてみるようにという宿題を出しています。皆さんはお分かりになりますか?

平田さん、待賢門院陵と上西門院陵は五位山に登らなくても、また法金剛院に入らなくても行けますよ。法金剛院の裏側にまわりこんでみてください。待賢門院陵は山の北側、上西門院陵は山の東側に入口があります。なお、上西門院陵に面した小さな南北道路は、なんと!平安京西京極大路の残存です。

『武家の棟梁源氏はなぜほろんだのか』のCM

No.684

本掲示板の視聴率?が高いとの評判に乗じて、拙著のCMを一つ。
話題の法金剛院については旧境内(JR花園駅の南にまで広がります)の地形図や古図も掲載されている上記角田文衞先生の著書をぜひ参照してください。この本には待賢門院の花園西陵の写真が掲載されていますが、実はタイトルにあげた拙著98ページにも同陵の写真が、また121ページには法金剛院の写真が載っています。いずれも、もう30年近く前に千葉から調査旅行に上洛した際に撮影したものです。108ページの「常盤御前の墓」(もちろん伝承ですが)も、法金剛院を訪れた際偶然見つけて撮影したように記憶しています。
ちなみに、この拙著、妙なタイトルは編集者の方が付けてくださったものなのですが、それが幸いしたのかどうか、最近重版になりました。新人物往来社刊、本体2800円です。深夜の商い、おゆるしください。

Re: 妙心寺曝涼(虫干し)展のお知らせ

平田樹理
No.688

>山田先生
わざわざどうもありがとうございます。法金剛院の隣に確か細い道があったのを覚えています。あそこを登ると、山の北側、東側の入り口につながっているんですね。それにしても、平安京西京極が残ってるなんて。上西門院の陵墓を拝する上に、楽しみがひとつ増えました。
>野口先生
当日は角田先生と野口先生の本を携えて、五位山に登ってみます!
何事も体力勝負だなあと実感する今日この頃です…。

花園ツアーのお知らせ

野口洋平
No.689

3日は11時にJR花園駅前集合でお願いします。予定としては
妙心寺曝涼展見学→法金剛院→等持院に行くつもりです。
もし途中から参加したい方がいたら遠慮なくどうぞ。法金剛院と等持院はとてもいいお寺ですよ。ただその場合は野口まで連絡をお願いします。

山田先生》
 貴重な情報ありがとうございます。等持院には夢窓疎石の木造もありますよね。庭園も含めて夢窓の研究をさせてもらってる僕にとっては疎かにできないお寺です。
足利家の木造ですが、5代義量14代義栄は早死にしたため木造が造れなかったのではないでしょうか?確かガイドの先輩から前にそんな話を聞いた覚えがあります。いかがでしょうか?

法金剛院発掘調査現説資料

No.692

法金剛院が発掘調査された際の現地説明会の資料は、ここで見ることが出来ます。付載の地形図には平安京の条坊も記されています。
 http://www.kyoto-arc.or.jp/75houkonn2.pdf
>>平田さん この資料から明らかなように、待賢門院の時代、庭園は現状よりずっと広かったのですよ。
>>野口君 山田先生への回答、それでは観光客相手の一時しのぎの説明でしかありません。いやしくも、文献史学を志す者としては・・・。山田夫人による「平安京探偵団」に、立派な仮説が示されていますよ。

しまった・・・

山田邦和(花園大学・考古学)
No.698

そうか、しまった・・・
「平安京探偵団」に公表済みだった・・・・

サモサは美味いですぞ!(CMの時間)

No.672

先般、インド探求秋本ゼミの広政さんから、藤花祭でインドの代表的スナックであるサモサを販売するという書き込みを頂きました(NO635参照)。どんな味なのだろうと思っていたのですが、本日、そのサモサを秋本先生が持ってきてくださいました。食べてびっくり、これは美味い。昔、「インド人もびっくり」というカレーのCMがありましたが、まあ、京都的あるいは関西風に言えば、「関東人もビックリ」ということにでもなるのでしょうか。カリッとした薄皮の中に大きなジャガイモないしは鶏肉をまぶしたジャガイモが入っていて、口の中にピリッとしたカレー味が広がる。これは、絶品。小生は冷めてしまったものをいただいたのですが、出来たてのホカホカだったらさぞかし・・・という美味しさでした。藤花祭、11月2日(日)は是非ともインド探求秋本ゼミのサモサを食してください。数に限りがあるとのことですから、みなさん、全てを忘却して「急ぐべし」であります!うーん、しかし美味かった。

朗報相次ぐ(ニュースの時間)

No.673

秋の試験シーズンですが、いよいよ結果の出る時期となりました。本日も一件、合格の知らせあり。今年度ゼミメンバーの院試合格率は100%です。ぜひ、このままの調子で新年度を迎えたいものと思っています。卒論・修論もぜひ満足のいくものを仕上げてください。
それから、本日研究室に相談に見えた、編入試験に再チャレンジをされる短国のみなさんも頑張ってください。やれることは、やれるときにやるべしです。