『源氏と坂東武士』の反省と訂正(2) 

No.5786

 P30 13行目 (誤)これが一条天皇に→(正)これが後一条天皇に
 p32  5行目 (誤)この時、一条天皇は→(正)この時、後一条天皇は

 ※ ちょっとヒドイ誤りですので、取り急ぎ訂正させていただきます。三校までさせていただいたのに、この有様です。

校正漏れ。訂正をお願いします。

No.5783

 別冊歴史読本74(32-22)『源氏 武門の覇者』が出ました。元木先生が「武門のはじまり 経基・満仲」、私が「武士の長者と権門の爪牙 義家・為義」を書いております。
 拙文は『源氏と坂東武士』の補論的な内容になっていますので、お目とおし頂ければ幸いです。

 ★ ちなみに、『源氏と坂東武士』の刊行にともなって吉川弘文館の『本郷』第70号に「坂東武士と京都」という小文を掲載していただきました。これまた、補論的な意味をもたせたものなのですが、校正に見落としがありました。

 20頁上段10行目の「従五位下」のルビ
(誤)「じゅごいのけ」→(正)「じゅごいのげ」

 20頁下段19~20行目
(誤)平家方に立った広常に連座して→(正)平家方に立ったり広常に連座して

 後者は、たった一字が抜けただけなのですが、大きな事実誤認を招くもので、申し訳なく思っております。
 校正は二度行ったのですが、見過ごしてしまい、いよいよ耄碌の極みだと思います。本文を御覧になられた方は、よろしく訂正方お願い申しあげます。

 ☆ 本日、青山学院大学の佐伯真一先生より、御高論「京師本『『平家物語』と語り』」(『伝承文学研究』56)および「「武士道」論と軍記物語研究-武士観の問題を中心に-」(『軍記と語り物』43)を御恵送いただきました。
 佐伯先生にあつく御礼を申し上げます。

次回の『吾妻鏡』

No.5782

 先日の公開講座では、講師の中澤先生・松薗先生、コメンテーターの元木先生、司会の野口先生、ご来場のみなさま、大変お世話になりました。過去二年は別の用事が重なってしまい、公開講座に伺うのはひさしぶりだったのですが、非常に充実した素晴らしい一日を過ごすことが出来ました。

 さてその翌々日の『吾妻鏡』講読会では、私が「青葉城恋唄…」などと口走ったために、楽しいサプライズに遭遇しました。何が起きたのかは、山岡さん・伊藤さん・米澤くん等のケータイに記録されていることと思います。
 次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:7月2日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』嘉禄三年閏三月十七日、四月二日、四月十六日、四月二十三日、五月一日、五月二日、五月十日、五月十四日、五月二十三日、六月十四日、六月十五日、六月十七日、六月十八日、七月十二日、九月二十二日、十一月四日、十二月十四日
 (※適宜休憩を挟みつつ、読めるところまで読んでいきましょう)

Re: 次回の『吾妻鏡』

No.5784

 岩田君、告知をありがとうございました。ただし、一部に「守秘義務違反」があったので厳正に対処したいと思います(笑)。
 それしても、『吾妻鏡』は面白い。これまで表面的理解に留まっていたことを痛感させられます。まさに「宝の山」と言えるでしょう。

 ☆ 神奈川県愛川町教育委員会の山口研一先生から、御高論「島津義弘の合戦 研究最前線」掲載の『歴史読本』8月号を御恵送いただきました。
 山口先生には、ぜひ一度、鹿児島で研究発表の機会をもっていただきたいものと思っております。
 山口先生に、あつく御礼を申し上げます。

Re: 次回の『吾妻鏡』

岩田慎平
No.5789

>野口先生
 すみませんでした。「私的制裁」はいかようにもお受け致す覚悟です。
 それはともかく、武家棟梁たるもの、諸芸に堪能でなければ務まらないのだなぁと思いました。

山田邦和先生のホームページ

松薗 斉
No.5779

懇親会の時教えていただいた先生のホームページ、『平安京閑話』を開きましたが、検非違使庁の石碑の写真にたどりつきません。どこにあるか誰か教えてください。

 ちなみに歴史と関係ありませんが、年が近いせいか、山田先生と音楽的志向が近いことに気づきました。中島みゆきが好きなこと、そしてクラシック。私の場合はフリッツ・ライナーではなく、メールアドレスを知っている方はご存知のように、フォン・カラヤンです。現在、全レコード(CDではありません。なるべくオリジナルの盤)収集中。

Re: 山田邦和先生のホームページ

松薗 斉
No.5785

〔その1〕検非違使庁跡の写真たどりつきました。ありがとうございます。話題のわんこと一緒なのですね。野口先生のところは猫派だそうで、京楽さんところは有名な犬派、うちは犬派(今はいませんが)ですが、たどっていくと妙な学会見取り図ができてしまいそうですね。
〔その2〕美川さんや柳原さんの熱いセル談義、すごいですね。中高学生の時から愛聴しているドボルザークの8番とコダーイの「ハーリヤーノシュ」組曲以外、あまり聞いておらず、とてもついていけそうにありません。ましてライナーに至っては…?どうもアメリカに行ってしまった指揮者は苦手です。トスカニーニもストコフスキーもクーセヴィッキーもオーマンディーもみんなそこそこにしか聞いていません。このあたりは、最近のクラシック界の状況を反映してか、物故した指揮者ばかりの話題になりそうです。あまり深入りすると怖い方が出てきそうなのでこの辺で。

Re: 山田邦和先生のホームページ

山田邦和
No.5787

松薗先生。先日はありがとうございました。
時忠に対して認識を新たにすることができました。
検非違使庁に無事たどりついていただいたとのこと、光栄でございます。今度はぜひ現地にお立ち寄りください。

>年が近いせいか、山田先生と音楽的志向が近いことに気づきました。
それにしても、CDではなくオリジナルのレコード収集というのは、松薗先生もかなりマニアとお見受けいたします。そうと知っていれば、懇親会で音楽談義をやっておくのでしたね。クラシックに中島みゆき、盛り上がれそうです。

26日の基礎演習・総合教育科目

No.5774

 明日の3講時の基礎演習Ⅰは、森澤さんと安本さんが報告担当です。予告されたテーマは「女子高生の心理」と「今と昔の日本人の態度」。いつものように、喧々囂々の議論が期待できそうです。
 ところで、「喧々囂々」読めますか?
 
 5講時の総合教育科目では、「日本中世社会における刑罰」というテーマでお話を致します。死刑廃止の問題とか学校教育における体罰、DVの問題を考えるヒントになればと思っています。

 ☆ 本日、栃木県立文書館の松本一夫先生より御高論「〈研究動向〉下野中世史研究の回顧と展望-『栃木県史』以降-」掲載の『栃木県立文書館研究紀要』11を御恵送いただきました。
 松本先生にあつく御礼を申し上げます。

Re: 26日の基礎演習・総合教育科目

松本 一夫
No.5775

恐れ入ります。
「解雇」されないように頑張りたいと思います。失礼しました。

お詫びと諸連絡。

No.5778

 >松本先生 変換ミス、失礼いたしました。どうせ間違えるなら「懐古」くらいにしてほしかったものです(PCに責任を押しつけています)。

 本日の『吾妻鏡』講読会、雑談に及ぶこともなく(?)、いつものように充実したものでした。いずれにしても、長い時間、お疲れ様でした。

 >長村君 山岡さんに了行の論文を託しました。そこに、閑院内裏造営関係の文書がリストアップされているはずですので、史料講読会の件、よろしくお願いいたします。

 ◆ 先に御案内した8月18・19日の寺院文書の調査の件ですが、今のところ雨野さん・伊藤さん・長村君から参加希望のお申し出をいただいております。もし、ほかに御希望の方がおられましたら、明日までに御連絡下さいますように宜しくお願いいたします。

 ◆ これも、先に御案内したことですが、プリンターの機種変更のため、用意しておいたインクタンク(複数)が不要になりました。キャノンのBCI-24のブラックとカラーのインクタンクを活用してくださる方がおられましたら、当方に御連絡下さい。

 ☆ 本日、鹿児島の五味克夫先生より、御高論「福島正治と伊地知季通-「旧記雑録」補考-」掲載の『舊記雑録』(月報28)を御恵送いただきました。
 五味先生にあつく御礼を申し上げます。

【速報】ゼミ旅行の行き先確定。

No.5772

佐伯です。
ゼミ旅行の行き先の件ですが、いろいろなリクエストを参考に、土曜日に野口先生とご相談した結果、
今年度は「福山・尾道2日間の旅」と決定しました☆

日程・費用等の詳細はこれから詰めますし、ちゃんとしたご案内はそれからあらためてメールでお送りしますが、
骨子はだいたいこんな感じになると思うので、その心積もりをよろしくお願いします。

【日程】9月1日(土)・2日(日)…これは確定事項。
【行程】1日目:京都→福山(広島県立歴史博物館→草戸千軒町遺跡・明王院→鞆の浦一帯)
    2日目:尾道市内(千光寺・浄土寺・天寧寺・光明寺・西國寺などなど…、尾道市内見て回るだけで結構な時間がかかります)+α?
    この骨組み以外のところにどのくらい回れるかは、初日の移動手段が車になるかどうかにかかってくるかと。
【費用】京都からの参加者の宿泊費+食費+交通費が2万円台におさまるようにはします。

というわけで、ご案内をするときには、
1参加するかどうか
2参加する場合、京都から参加するのか、あるいは現地で落ち合ったり別れたりを希望するのか
3「車を運転してもいいよ~」かどうか
をさしあたりお伺いすることになると思うので、その点あらかじめ心積もりをよろしくお願いします。

というわけで、取り急ぎのアナウンスでしたー。

御高著いただきました

No.5769

『源氏と坂東武士』到着しました。さっそく、章立てなどを拝見し、野口先生らしいなという感想を持ちました。当方は、年内締めの論文を二本と秋期特別展を抱えているところ半速前進せざるをえない体調となり、ここは読書休暇と、本を読むことにしています。和田春樹『歴史としての社会主義』(岩波新書)は25年前の本なのですでに古典ですが、マルクス主義自体が資本主義へのアンチテーゼであり、マルクス主義には国家と官僚に対する明確な意識がなかったことを明確にのべています。次は、中世国家論へ進もうと考えているので、戦後歴史学を主導してきた史的唯物論に国家に対する明確な論理展開がなかったという提言は、中世に国家がなかったのではなく、中世史家が国家に対する明確なイメージと定義を持たなかったという主客逆転を起こすので、非常に重い物を感じます。史的唯物論に代わる物として入ってきたアナール派社会史は社会の諸層を研究しても、これが国家論へと発展するものではなかった。戦後の中世史は、ある意味で国家というものをさわる事をさけていたのかもしれません。

充実した公開講座、ありがとうございました。

No.5767

 昨日の公開講座はお陰様で、たいへんな盛会となりました。当初、来場される方は例年より少な目なのかと思っていましたが、開会の際に演壇に立つと、後ろに設置した予備の席までが一杯になっていて驚かされました。
 御講演をいただいた松薗先生・中澤先生には、学問的にかなり高度な内容のお話しを、聴く側の興味を喚起しつつ分かりやすくお話しいただき、私も司会の立場を忘れてしまうほどでした。また、最後に急遽コメントをお願いした元木泰雄先生には、学会大会にも匹敵、あるいはそれ以上の総括をしてくださり、たいへん有り難く存じました。あらためて尊敬の念をあつくした次第です。
 また、ゼミメンバー諸姉兄も、受付その他、すっかりお任せできる態勢をとって下さり、本当に助かりました。講座後の懇談会。懇親会も沢山の方が参加されて、実に有意義かつ楽しいものでした。ここで結ばれた「御縁」は今後に資するものも多大であろうかと思います。
 御来場いただいた市民の方々はもとより、本公開講座に関係されたすべての方々に心よりの御礼を申し上げる次第です。

 それにしても、受付に佐伯君や岩田君・長村君たちが並んでいたことで、来場された市民の方から「この大学はいつから共学になったのですか?」と問われてしまったという一件は、いろいろな評価の出来るエピソードであろうかと思いますが、直接的な現象のみをとらえると、俗世に取りこまれずに研究生活を送っている男性は、30歳前後になっても、年輩の人から見ると学部生と同じ世代に見えると言うことでしょう。佐伯君などは大学の先生をされているのですから、状況に応じて意識的な差別化が必要なのかも知れません(もっとも、近い世代の間では差別化ができているのだろうと思いますが)。これは20代の高校の先生の場合にはとくに該当することで、生徒さんを引率して来場された鈴木君も、ご本人がラフな格好であったことと、その高校3年の生徒さんがしっかりした感じの方であったことにもよりますが、お友達のように私には見えました。
 ちなみに、鈴木君にはいつものように録音やマイクのお世話をしていただき、ありがとうございました。会場では伊藤さんや江波さんが温度の調整に気を配って、こまめに対応してくれていたのが印象に残っております。そして「懇親会の幹事といえば山岡さん」の言説は今回で確実に定着したことでしょう。御苦労様でした。
 来年の公開講座では、小野さんや米澤君・江波さんなど「若手」の活躍を楽しみにしています。

 ☆ 本日、都立芝商業高校の田辺旬先生より、後高論「鎌倉幕府成立後の源頼朝と伊豆国」(『鎌倉』103)を御恵送いただきました。
 田辺先生にあつく御礼申しあげます。

Re: 充実した公開講座、ありがとうございま...

No.5768

昨日はみなさまお疲れさまでした~。
松薗先生・中澤先生、有意義なお話を本当にどうもありがとうございました。
好天にも恵まれて、大変な盛況でした。

「いつから共学~」のお話は、あとから考えてみるに、先生のおっしゃる通り、「教職員ではなく学生に見えたんだなー」と思いました。
服装もまったく普段着だったので、なおさら浮世離れして見えたのでしょうか(苦笑)。
とりあえずは、「若く見られたんだ」と思うようにします(いや、まだ若いんですが 笑)。

ゼミ旅行の行き先の話は、本日中にまた後ほど書き込みさせていただきます。

楽しい・実りのある1日になりました

No.5770

 松薗先生・中澤先生、昨日はありがとうございました。懇親会に参加出来なかった事をとても残念に思っています。

 今年は設備更新にともなって、音響の仕事はほぼありませんでしたので、講演により集中して聞くことが出来ました。
 昨日はラフな格好で失礼しました。いつもと同じだろうと思い、ちょっと油断していました。来年参加する際は、職員に見えるくらいの格好を考えたいと思います☆

 懇談会(茶話会?)終了後女坂を下りながら、参加してくれた生徒と「いままでこういう機会がなかった」「知らない事がたくさんある」と感想など話をしていました。 「どの学部が就職に有利か?」という事ばかり気にしている生徒も多いのですが、研究している人の様子、研究する事の面白さを見てもらえたのでは、と思っています。(ある人に言わせると、フォースの暗黒面だそうですが…)
 貴重な機会を与えていただき、また懇談会にも参加させていただき、本当にありがとうございました。

※土曜日だけ、見事に晴れでしたね。誰か強力な晴れ男・晴れ女がいたのでしょうか?

ラフな格好大賛成。.

No.5771

 学校の先生が、自らの知性と価値観を体現した個性的なファッションを身につけることに私は大賛成(というより、むしろそうあるべき)で、何も一様に商社マンの制服のようなスーツ・ネクタイに身を固める必要はないと思っています。
 ただ、年配の人間から見ると、18歳も25歳も同じ世代のように見えてしまうということが言いたかったわけです。
 
 しかし、制服とか丸刈り強制とか、世の中が変わっているにもかかわらず、われわれの社会では、昔と同じ問題が形を変えて継続しているように思えます。
 社会史の関連で、講義の際に「可視的身分標識論」を取り上げるのですが、以前のように単純に割り切って話しにくくなってきています。

 ちなみに、私がまったく理屈抜きできらいなのは、丸刈りで眉を剃った高校野球の選手とズボンをやたらにズリおろした若者のファッションです。幸いゼミメンバーには、該当者無しで助かっています。
 あと30年くらい後、彼らが今の私のようなオヤジになっても、まだそのファッションを堅持していたとしたら・・・×××。いや、そうなるかも知れませんね。

Re: こちらこそありがとうございま...

松薗 斉
No.5773

 寡聞にもどのような会か知らずに請け負ったのですが、200人以上の、それも熱心な方々が集まられ、さすが京都、その底力に恐れ入りました。
 お話の前置きでも触れたのですが、まさに六波羅を見下ろしながら、平氏のお話をさせていただいて、緊張するとともに、とても感銘深いものでした。このような機会を与えていただいた野口先生に改めてお礼申し上げます。
 また受付や懇親会などでお手伝いいただいた院生ほかの諸君も、学問的レベルの高さに加えて、礼儀や気の利きようもたいしたもので、「徳」のあるところに集まるべき人が集まるものだなと感心しているしだいです。また中澤さんとは、書かれたものはいつも読ましていただいておりましたが、ちゃんとお話したのは初めてでした。今回もずいぶん刺激を与えていただきました。皆様とのご縁を大切にさせていただきたいと思います。


皆様、ありがとうございました

中澤克昭
No.5776

 本当に盛大な公開講座で、しかも演壇の真ん前に元木先生が・・・。さすがに緊張いたしました。内容的に欲ばりすぎたこともあって、前半はかなり早口で飛ばしてしまいましたし、マイクを持たずに話してしまい、後の席の方々には少々聞き難かったかもしれません。おゆるしください。それにしましても、会場の皆さんが本当に熱心に聴いてくださり、質疑応答も有意義な質問ばかり。松薗先生ご指摘のとおり、京都の底力を感じました。
 松薗先生とこのようなかたちでご一緒させていただけたこと、光栄でした。
 元木先生にも貴重なコメントをいただきまして、あらためて感謝申し上げます。
 山田先生にも駆けつけていただきましたし、久しぶりにお会いした東城さんが元気そうだったのもうれしく、以前からこの掲示板でお名前を拝見していた学生の皆さんとお話しできたのも楽しい一時でした。今回、様々な大学の学生さんが野口先生を中心に集まって活動している様子を直に見て、あらためて今時稀有な学問環境だと思わずにはいられません。本当にうらやましい限りです。
 翌日は、あいにくの雨となってしまいましたが、久しぶりの京都を楽しみました。
 全ては、この機会を与えてくださいました野口先生のおかげです。あらためて御礼申し上げます。

松薗先生・中澤先生にあらためて御礼。.

No.5777

 松薗先生・中澤先生、御礼のメールを差し上げなければならないと思っていたところ、かえって書き込みを頂いて、恐縮いたしております。
 このたびの公開講座への御出講。本当にありがとうございました。先生方の御講演は大好評でした。今後ともゼミのメンバーともども、何卒宜しくお願い申しあげる次第です。
 京都にお出かけの節は、ぜひまたお立ち寄りいただきたいと存じております。

公開講座いよいよ明日。

No.5766

 詳細は>>No.5749を御覧下さい。
 
 本日は、長村君・山岡さん・伊藤さん・小野さん・江波さん、お手伝いをありがとうございました。
 ついでに、つまらぬ一代記の「語り」にもお付き合い下さり、御迷惑をお掛けしたことと思います。

 研究室の備品を移動している過程で、『平安時代史事典』CDロム版のケースが発見できたのは幸いでしたが、逆に五味文彦著『院政期社会の研究』など、未返却になっている研究図書のあることに気がつきました。すべて、京女史学科を卒業された方々に貸し出したものです。お心当たりの方は至急御連絡をお願いいたします。

 この春、京都の大学に合格されたことを書き込んでくれた出雲高校出身の杉谷さんから、インターネット接続のお知らせをいただきました。岡山の伊藤さんとともに、ぜひ京都女子大に遊びに来ていただきたいと思います。

 ☆ 本日、佐賀大学地域学歴史文化研究センター(初代センター長・宮島敬一先生)より、記念すべき同センターの『研究紀要』第1号を御恵送いただきました。
 宮島先生にあつく御礼を申し上げます。
 また、鶴見大学の関幸彦先生より御高論「<研究ノート>鎌倉殿頼朝の治承四年-「委任」か「簒奪」か、王権論によせて-」(『鶴見大学紀要』第44号第4部 人文・社会・自然科学編)を御恵送いただきました。
 関先生にあつく御礼を申し上げます。

 >ゼミメンバー諸姉兄  明日は宜しく御助力のほど、お願い申しあげます。

『源氏と坂東武士』の反省と訂正(1)

No.5765

 拙著『源氏と坂東武士』(吉川弘文館歴史文化ライブラリー234)、ようやく都内の主要書店には配架がされたようで、諸方から反響が寄せられております。
 関東のある国立大学の先生からは、大学院で輪読の対象にしてくださるという、うれしいお知らせをいただきました。
 これから内容に対する御意見・御批判もお寄せいただけることと思いますが、著者の立場から、とりあえず現時点で気の付いた反省点や正誤訂正を示させていただきたいと思います。

 P 3 6行目 「奉られる」→「たてまつられる」(用法が不統一なため)
 P16 「図7 嵯峨源氏系図」→源定(大納言)の子・至(右京大夫)の弟に「唱(左権佐)」を入れ、以下、「俊(近江守)」-「女子(満仲妻)」と続ける。(本文に登場する人名の一部が系図に示されていないため)
 P 26 このあたりに藻原庄の位置を示す地図を挿入すべきであった。
 P 47 13行目 文末に( )をつけ、史料根拠を明記すべきだったか?
 P 49 首藤氏の部分で鎌田正清にも触れるべきであったか?
 P 52 「図18 宇都宮氏系図」→注を「『尊卑分脉』等による」として、寒河尼を記入すべきであった。
 P 64 「図22 南陸奥と関東」→椿海を記入する必要。
 P 96 為義が「大尉」に任じられたことに対する評価を加えるべきであった。
  P103 7行目 「御厩」のルビ(誤)「みうまや」→(正)「みまや」
 P104 13行目 (誤)「専仕」→(正)「専使」
 P112 7行目 千葉常胤が義朝軍に加わっていなかったことについて詳述すべきであったか?
 P121 6行目 「女院」のルビ (誤)「にょいん」→(正)「にょういん」
 P126 「図39 平家政権下の東国武士団」→椿海にアミがかかっていない 。

 ほかにも、多々修正すべき点があろうかと思います。御指摘をいただければ幸いに存じます。