東北大シンポ・衣川遺跡群・骨寺荘園遺跡
No.5174
27日から東北に出掛けておりましたが、昨晩遅く帰洛いたしました。
仙台到着の際には柳原敏昭先生・佐倉由泰先生にお出迎えを頂いたのをはじめ、すべてに御親切な対応をしていただいて、私にとっては日ごろの非礼を反省させられることしきりの三日間でした。
28日は、東北大学大学院文学研究科 東北文化研究室の企画による東北文化公開講演会(公開シンポジウム)「東北像再考:地域へのまなざし、地域からのまなざし」において、柳原先生の御報告「東北と琉球弧―島尾敏雄「ヤポネシア論」の視界―」のコメンテーターをさせていただきました。精緻な御報告に対する雑駁なコメントというのが大方の御感想だったのではないでしょうか。
ほかに二つの報告と、それに対するコメントがあり、その後、佐倉先生の司会のもとに全体の討論が行われ、おおいにに蒙を啓かせていただきました。
なお、会場では大学院生の渡邉俊さんから、御高論「使庁と没官領」(『日本歴史』681)・「平安期使庁における追放と財産刑の形成」(『年報中世史研究』29)を拝受。ありがとうございました。
シンポジウム終了後の懇親会では、多くの先生方とお話をする機会をえることができましたが、とりわけ、『歴史評論』649(特集 日本中世王権論の世界)に「源頼朝のイメージと王権」という拙文を書いたときに、御研究から大いに学ばせていただいた佐藤弘夫先生と、しばし歓談の時間をもてたのは大きな幸いでした。
翌29日は、柳原先生のRV車で東北自動車道を北上。現地でお迎えいただいた平泉町世界遺産推進室の八重樫忠郎先生の懇切な御案内で「衣川遺跡群」と「骨寺村荘園遺跡」を見学。とても充実した一日を過ごすことが出来ました。
ちなみに、「骨寺」見学の後、休憩に立ち寄った「ポラーノ」という地元で大人気のアイスクリーム屋さんでは、かつて東京からお出でになったある日本中世史研究者がダブルのアイスクリームを2つ(要するに4人分)をぺろりと平らげられたとのことで、東西を問わず、優れた研究者というのは胃腸もとびきり頑丈に出来ているのだと、またしても再確認させられた次第です(旅行中、食事のたびに胃腸薬のお世話になっていた私には、ここのアイスクリームはシングル一つでも食べ終わるのが大変でした)。
それにいたしましても、八重樫先生には貴重なお時間を割いていただいたばかりか、昼食の時間に、わざわざ仕事場まで資料を取りに行っていただくなど、本当に懇切な御案内をいただきました。三日間、いろいろお気遣いをしてくださった柳原先生ともども厚く御礼を申し上げます。
さて、これから出張報告書を書かなければならないのですが、ゼミの方は、本日の午後には『吾妻鏡』講読会、ついで山岡さんの卒論中間報告会と続きます。
>岩田君 留守中、ありがとうございました。
仙台到着の際には柳原敏昭先生・佐倉由泰先生にお出迎えを頂いたのをはじめ、すべてに御親切な対応をしていただいて、私にとっては日ごろの非礼を反省させられることしきりの三日間でした。
28日は、東北大学大学院文学研究科 東北文化研究室の企画による東北文化公開講演会(公開シンポジウム)「東北像再考:地域へのまなざし、地域からのまなざし」において、柳原先生の御報告「東北と琉球弧―島尾敏雄「ヤポネシア論」の視界―」のコメンテーターをさせていただきました。精緻な御報告に対する雑駁なコメントというのが大方の御感想だったのではないでしょうか。
ほかに二つの報告と、それに対するコメントがあり、その後、佐倉先生の司会のもとに全体の討論が行われ、おおいにに蒙を啓かせていただきました。
なお、会場では大学院生の渡邉俊さんから、御高論「使庁と没官領」(『日本歴史』681)・「平安期使庁における追放と財産刑の形成」(『年報中世史研究』29)を拝受。ありがとうございました。
シンポジウム終了後の懇親会では、多くの先生方とお話をする機会をえることができましたが、とりわけ、『歴史評論』649(特集 日本中世王権論の世界)に「源頼朝のイメージと王権」という拙文を書いたときに、御研究から大いに学ばせていただいた佐藤弘夫先生と、しばし歓談の時間をもてたのは大きな幸いでした。
翌29日は、柳原先生のRV車で東北自動車道を北上。現地でお迎えいただいた平泉町世界遺産推進室の八重樫忠郎先生の懇切な御案内で「衣川遺跡群」と「骨寺村荘園遺跡」を見学。とても充実した一日を過ごすことが出来ました。
ちなみに、「骨寺」見学の後、休憩に立ち寄った「ポラーノ」という地元で大人気のアイスクリーム屋さんでは、かつて東京からお出でになったある日本中世史研究者がダブルのアイスクリームを2つ(要するに4人分)をぺろりと平らげられたとのことで、東西を問わず、優れた研究者というのは胃腸もとびきり頑丈に出来ているのだと、またしても再確認させられた次第です(旅行中、食事のたびに胃腸薬のお世話になっていた私には、ここのアイスクリームはシングル一つでも食べ終わるのが大変でした)。
それにいたしましても、八重樫先生には貴重なお時間を割いていただいたばかりか、昼食の時間に、わざわざ仕事場まで資料を取りに行っていただくなど、本当に懇切な御案内をいただきました。三日間、いろいろお気遣いをしてくださった柳原先生ともども厚く御礼を申し上げます。
さて、これから出張報告書を書かなければならないのですが、ゼミの方は、本日の午後には『吾妻鏡』講読会、ついで山岡さんの卒論中間報告会と続きます。
>岩田君 留守中、ありがとうございました。