今、どこの大学でもPRに必死です。
そんなことで、
今日、FM cocolo というラジオ局での収録をしてきました。
「定家の日記と中世公家文化」というトーク・テーマです。
高校のころはよく深夜ラジオ、大学に入ってからは、FMのクラシック番組を、
聴いたものですが、最近はさっぱりです。
このFM局の存在についても、実はまったく知りませんでした。
自分がラジオに出演するなどとは、考えたこともありません。
私の、過去のちょっとした経験からすると、
テレビは予定が秒刻みで、しかも服装や表情に神経を使うは、
テロップを順序通りに正しく出さねばならないし、とてもせせこましい。
もう内容どころではない、といった感じです。
ところが、ラジオはおおらかなんですね。進行表も厳密ではないし、
DJとゲストの関係の中で、どうにでもなっていくのです。
非常に人間的なメデイアだと思いました。
今回のDJの加美さんという人は、美術館や博物館めぐりが趣味だそうで、
私の話にびんびん響いてくれて、とても楽しかった。
テレビで活躍しているキャスターにはラジオのDJ出身者が多く、
最近、しきりに、ラジオを懐かしがっている意味がよくわかりました。
今後、ラジオが主要なメデイアとして復活することはないでしょうが、
とてもいいものだなあ、と感じました。また、少しラジオを聴こうかな。
明月記を中心にした貴族の日記の性格。紙背文書の話などをしました。
もしも興味がありましたら、神戸・大阪・京都ぐらいは受信できるようですから、
お聴きください。
http://www.setsunan.ac.jp/~kokusai/gakubu/event/FM/FMcocolo-lbu.html