近刊『院政期の内裏・大内裏と院御所』
No.4716
先般ここで御紹介させていただいたNO.4541私の大学時代からの親友である山広恒夫氏NO.4582の共著『バーナンキのFRB 知られざる米中央銀行の実態とこれからの金融政策』(ダイヤモンド社)が毎日新聞の28日付夕刊「読みたい」のコーナーで取り上げられていることを、高校時代からの親友からのメールで知りました。
この本を紹介したのは外資系証券会社で資金運用をしていた経験のある作家(経済小説)の幸田真音氏で、タイトルは「こんな本を待っていた」。「日本の政府関係者も読むように」と結んでいます。この本は、元日銀マンで、金融危機の際、竹中平蔵氏と共に辣腕をふるったことで知られる、現、日本振興銀行会長の木村剛氏のブログにも紹介されており、プロの評価が高いようで、同慶の極みです。
さて、親友の著作好評の御紹介のついでに、いささか勇み足かも知れませんが、知り得る範囲で拙文掲載の近刊の紹介をさせていただこうと思います。まだ、出版社からの宣伝もはじめられていない段階ですから、掲載論文のタイトル変更などもあるかも知れないことをお断りしておきますが、このような論集がすくなくとも5月末の歴史学研究会大会前までに刊行されることは間違いありません。
今後、この論集(拙文は除く)を読まずして、中世前期の王権について論ずることは不可だろうと思います。
髙橋昌明編『院政期の内裏・大内裏と院御所 平安京・京都研究叢書1』(文理閣)
はじめに 髙橋昌明
Ⅰ 大内・内裏・大内裏・閑院内裏
院政期平安宮-瓦からみた- 上原真人
大内裏の変貌-平安末から鎌倉中期まで- 髙橋昌明
閑院内裏の空間構造-王家の内裏- 野口孝子
中世における政務運営と諸官司の空間 本郷恵子
王権・内裏と大番 木村英一
Ⅱ 後白河院御所論
続法住寺殿の研究 川本重雄
法住寺殿の考古学的検討 上村和直
後白河天皇陵と法住寺殿 山田邦和
法住寺殿成立の前提としての六波羅 野口 実
六条殿長講堂の機能と荘園群編成 高橋一樹
Ⅲ 起点としての白河・鳥羽
「六勝寺」の成立とその歴史的意義 上島 享
白河街区における地割とその歴史的変遷-考古学の成果から- 堀内明博
鳥羽殿と院政 美川 圭
鳥羽殿と交通 大村拓生
鳥羽離宮跡の発掘調査 前田義明
平安京・京都研究集会の記録 仁木 宏
※ 購入希望で、当方の研究室まて取りに来ることの出来る方はお申し出下さい。
この本を紹介したのは外資系証券会社で資金運用をしていた経験のある作家(経済小説)の幸田真音氏で、タイトルは「こんな本を待っていた」。「日本の政府関係者も読むように」と結んでいます。この本は、元日銀マンで、金融危機の際、竹中平蔵氏と共に辣腕をふるったことで知られる、現、日本振興銀行会長の木村剛氏のブログにも紹介されており、プロの評価が高いようで、同慶の極みです。
さて、親友の著作好評の御紹介のついでに、いささか勇み足かも知れませんが、知り得る範囲で拙文掲載の近刊の紹介をさせていただこうと思います。まだ、出版社からの宣伝もはじめられていない段階ですから、掲載論文のタイトル変更などもあるかも知れないことをお断りしておきますが、このような論集がすくなくとも5月末の歴史学研究会大会前までに刊行されることは間違いありません。
今後、この論集(拙文は除く)を読まずして、中世前期の王権について論ずることは不可だろうと思います。
髙橋昌明編『院政期の内裏・大内裏と院御所 平安京・京都研究叢書1』(文理閣)
はじめに 髙橋昌明
Ⅰ 大内・内裏・大内裏・閑院内裏
院政期平安宮-瓦からみた- 上原真人
大内裏の変貌-平安末から鎌倉中期まで- 髙橋昌明
閑院内裏の空間構造-王家の内裏- 野口孝子
中世における政務運営と諸官司の空間 本郷恵子
王権・内裏と大番 木村英一
Ⅱ 後白河院御所論
続法住寺殿の研究 川本重雄
法住寺殿の考古学的検討 上村和直
後白河天皇陵と法住寺殿 山田邦和
法住寺殿成立の前提としての六波羅 野口 実
六条殿長講堂の機能と荘園群編成 高橋一樹
Ⅲ 起点としての白河・鳥羽
「六勝寺」の成立とその歴史的意義 上島 享
白河街区における地割とその歴史的変遷-考古学の成果から- 堀内明博
鳥羽殿と院政 美川 圭
鳥羽殿と交通 大村拓生
鳥羽離宮跡の発掘調査 前田義明
平安京・京都研究集会の記録 仁木 宏
※ 購入希望で、当方の研究室まて取りに来ることの出来る方はお申し出下さい。