日本史研究会3月例会。

No.4577

 昨日は日本史研究会3月例会に行きました。川合康『鎌倉幕府成立史の研究』を踏まえての「鎌倉幕府論の課題と展望」がテーマ。報告者は川合先生(「鎌倉幕府研究の現状と課題」)と東大史料編纂所の近藤成一先生(川合康氏の鎌倉幕府成立試論について)。

 川合先生の御報告はいつもながら、実に説得力のある明快な論旨。鎌倉幕府に軍事権門を超える性格を見出された点、鎌倉幕府の歴史的個性を解明するために示された方向性、鎌倉幕府成立期において検討すべき武士社会を京都と鎌倉に求めた点、軍事力の動員という観点から都市としての鎌倉と京都の相違を示された点(旧稿で示した武蔵国御家人の特殊性の事情などについて、説得力のある回答を与えていただく事が出来ました)などに大きな示唆を受けました。
 近藤先生の御報告では、奥州合戦に関する史料に基づく幕府の公権力・私権力両面に対する分析などに興味深いものがありました。

 歴史学研究の根幹に触れる力量がなく、枝葉の問題ばかりに関心を向けている私には、高度な理論レベルの議論に参加する能力はありませんが、このような御報告に接すると自らの研究の位置づけと方向が示されて大変ありがたいわけです。

 討論の時間に、川合先生に対して、鎌倉幕府成立の前提としての平泉政権の評価と坂東に幕府が樹立された必然性についての質問をさせていただきましたが、私は、鎌倉幕府成立論に、政権中枢の人的構成や坂東の地域的特性を加えると、幕府成立の歴史的意味がより鮮明に浮かび上がるのではないかと考えています。

 それにしても、この時代を解明するための史料として、『吾妻鏡』をはじめ13世紀半ば以降に成立した編纂史料に依拠しなければならないことが大きなネックとなっていることをつよく再認識させられました。川合先生は『平家物語』史観の克服という点でも大きな役割を担われ、私など、たいへん大きな研究上のインパクトを与えていただいたわけですが、『吾妻鏡』や『承久記』などについても国文学や思想史のジャンルの研究成果を参照しながら、さらに検討を進めていく必要を感じました。この仕事は、この例会で川合先生に対して「京武者」について要を得た質問をされた長村君に期待するところ多大です。

 ちなみに、近藤先生とお目にかかったのは、故・安田元久先生が主宰されていた「『吾妻鏡』の総合的研究」の研究会以来のことで、例のごとく時間の経過について思うこと多大でした。

 なお、懇親会では博士号を授与されたばかりの吉田賢司さん(おめでとうございます)、今回の例会を取り仕切って下さった木村英一さん、また日本史研究会の委員会の後に駆けつけてくれた髙橋昌明・山田邦和両先生らと楽しい一時を過ごすことが出来ました。これまた感謝申し上げる次第です。

 例会や部会は、大会などよりも、ゆっくりと濃密な議論が交わせる機会だと思います。テーマ・報告者に即して、関東をはじめ各地から若い研究者が参加されるようになればよいのに、という感想を持ったことも付け加えておきたいと思います。

☆ 帰宅すると、早稲田大学文学学術院教授の日下力先生の御高著『平家物語転読』(笠間書院)が届いていました。『平家物語』全12巻のエッセンスが詰め込まれている一冊。ゆっくり拝読させていただきたいと思います。日下先生にあつく御礼を申し上げます

『吾妻鏡』講読会

No.4579

 上記の先日行われた日本史研究会の例会は、鎌倉時代を専攻する学生にとって、本当に勉強になりました。特に川合先生が提示された「京武者社会」の概念に関して、長村君が質問するなど、いろいろな意見が交わされて、今の自分にとって多大な刺激を受けました。「京武者社会」の概念の問題は今後も検討されると思いますが、いずれにせよ都における在京武士の活動・存在に関する研究は、今後ますます重要なテーマとなっていくことを改めて実感しました。
 
ということで、2月の初め以降中断していた『吾妻鏡』講読会を明日行いたいと思います。
 
 日時:3月20日(月)15:30頃~
 場所:京都女子大学L校舎3階共同研究室
 範囲:建保元(建暦三)年六月二日・二十五日・七月十一日・二十日条)
 
※自分の不手際で、連絡が遅れてしまいました。また突然行うことで予習などの準備時間 がなかった点やレギュラーメンバーである山岡さんなどが参加できなくなるなど、御迷 惑をおかけしました。謹んでお詫びいたします。
  
 

吾妻鏡へようこそ

岩田慎平
No.4580

 山本さん、ご連絡ありがとうございます。先日の勉強会でも鎌倉幕府に関してはいろいろと議論になりましたし、『吾妻鏡』はどんどん読んでいきましょう。
 急な話ですみませんが、一緒に『吾妻鏡』を読んでくれる(というありがたい)人は、上記時間にお出でください。

『枕草子』を通読する会の御案内(再掲)

No.4581

 山本君、有り難うございました。
 当ゼミで一緒に勉強した人たちが、いろいろな学会・研究会で研究成果を報告したり、積極的に発言したりする。あるいは、執筆した論文の中で私の所論を批判するようになる-というのは、私にとって一つの目標だと思っていますが、だんだん、そういう段階が近づいてきているようで、うれしい限りです。
 さて、私も、御恵送下さった御高論の御紹介が遅くなってしまったものが一点ありました。野口華代さんからいただいた「中世前期の王家と安楽寿院-「女院領」と女院の本質-」(『ヒストリア』198)です。野口さんにあつく御礼を申し上げます。
 また、当ゼミには院政期を研究テーマにするメンバーが多いので、御上洛の機会が御座いましたら、ぜひお話しをうかがう機会を得たいものと思っておりますので、よろしくお願い申しあげます。

 ☆ ついでに、来週にせまった『枕草子』を通読する会の御案内(再掲)です。

 歴史学の視角から『枕草子』を通読する会を開催します。数回に分けて実施しますが、第一回は下記の要領にて。
 
 当ゼミメンバー(貴族社会をテーマにしている人は必須)のみならず、広く、意欲ある参加者を募ります(学生・院生歓迎)。歴史学研究者による企画ですが、国文学専攻の方々の積極的な御参加をお待ちしています。

              記
 日時:3月27日(月)13:00~17:00
 場所:醍醐交流館(地下鉄東西線醍醐駅下車1分)2F第3会議室
 講師:西山恵子氏(源氏物語ミュージアム学芸員)
     野口孝子氏(同志社女子大学非常勤講師)
 テキスト:『枕草子』刊本(発行所などは特定しません)を持参のこと
 参加費:無料

 ☆ 参加希望者は当方まで御連絡下さい。

Re: 日本史研究会3月例会。

雨野弥生
No.4599

ひさかたの 光のどけき 春の日に
静心なく 「花粉」の散るらむ

花粉症の雨野です。紀友則とはお友達になれそうな
今日このごろです(笑)。

花といえば醍醐、
醍醐といえば枕草子の会ですね。
本日は他用により参加できず、本当に残念でした・・

『枕草子』は大好きな古典なのですが、
読めば読むほど深まる謎が多く、
このたびの講読会、ぜひと大変興味を持って
おります。

次回開催の折には、是非参加したく、楽しみに
しております。

どうか、また掲示板などでも次回詳細をお知らせ
頂けましたら、大変幸いです。

『沢氏古文書』と松本清張の文学

No.4576

 本学史学科の稲本紀昭先生より、先生編の『国立公文書館蔵 沢氏古文書』(京都女子大学研究叢刊43)を拝受いたしました。
 沢氏は中世後期、伊勢国に勢力を誇った北畠氏の被官で、近世は藤堂藩士。文書は膨大な量で、個人での翻刻作業はさぞや大変だったことと思います。花押の写真のページも含めて476ページの大冊。稲本先生にあつくお礼を申し上げます。
 
 また、国文学科の加納重文先生から、御高著『香椎からプロヴァンスへ-松本清張の文学-』(新典社)を頂きました。国文学者による松本清張作品論であるとともに、先生御自身の軌跡にも触れることのできる一冊です。加納先生にあつくお礼申し上げます。

 稲本先生・加納先生ともに、この三月で定年を迎えられます。本当に寂しい限りです。

>立花さん 御返信をありがとうございました。
 なお、これからの御活躍を祈念いたすところです。
 謝恩会の写真、御送信を楽しみにしています。

>ゼミメンバー諸姉兄 元木先生から29日の軍勢催促状が届いております。くれぐれも参向の程!

>長村君・山岡さん 大根田「古書店」から研究室に沢山の本が届いております。

今日は卒業式。

No.4570

 京都は好天。今日は京都女子大学の卒業式の日です。

 『紫苑』第4号に伊豆北条氏の存在形態に関する研究ノートを発表された立花美香さんをはじめ、鹿児島ゼミ旅行で甘いお醤油がすっかり気に入ってしまわれた大内彩記子さん、西八条・大通寺の見学会で元気いっぱいだった大川朋子さん、鹿児島ゼミ旅行の時に黎明館で博物館実習をされていた小野今日子さんたちが、晴れて御卒業です。おめでとうございます。

 この場を借りて、当ゼミの活動に参加されたり、私の担当した講義・演習に出席してくれた皆さんに心からお祝いを申し上げます。
 そして、自ら選択された各方面での御活躍を祈念いたします。

 ※ それにしても、永富さんや井田さんたちが卒業して、もう一年。
   月日は激流の如くながれゆきますね。

おめでとうございます

山田ちさ子
No.4571

!!!ご卒業、おめでとうございます!!!
本当に月日の経つのは早いものですね。

そして、謝恩会。

No.4572

 京都ホテルオークラで開かれた京女史学科の謝恩会にお招きいただきました。
 もっと上の学年だったとばかり思っていた、能のサークルに入っていて佐賀県出身の寺田さんや、ときどき研究室に顔を出してくれた大西さんとか、こちらの記憶があいまいなために、思い出せなかった方たちから、たくさん声をかけていただきました。赤塚不二夫ではありませんが、頭の中は「忘れたくても覚えられない」みたいな状況です。みなさん、いつもとはまったく異なるお姿ですし。
 立花さんにはいろいろお心遣いをいただきました。ありがとうございました。
 閉会後も名残尽きないのは常の如し。先生を取り巻いて幾重もの輪ができます。こういう時は、学部の先生方がとても羨ましいわけです。
 いただいた花束を抱えて早々に会場を辞しました。なぜか市役所前の駅が見つからず、烏丸御池まで歩いてしまいました。六地蔵から乗ったタクシーの運転手さんによると、花束をもったお客さんが私以前に3人おられたとのこと。今日は卒業式が各所で行われたようです。

 ※ 今日は、なぜか起床した時から偏頭痛はするし、身体中が疲れていましたが、帰宅してS君のブログを見て、その理由がわかりました。どうやら、私は昨夜、彼の夢の中で一働きさせられていたようなのです。しかもN君やYさん、さらに驚くべき事にはN先生も一緒だったそうですから、これは並大抵の疲労で済むはずはない。S君、今晩はどうかご勘弁下さい。明日は、どうしても複数の校正を済ませてしまいたいのです。

3月15日

立花 美香
No.4575

昨日3月15日、無事卒業式をむかえることができました。一日中着物を着て過ごしていた為、肩は凝るし、お腹がすいても謝恩会までご飯をぜんぜん食べれないなど大変でしたが、今朝はお昼までぐっすり寝ることができ、なんとか復活しました。
 大学二回生の時、同じ学科の寺田さんから紹介していただいて以来野口先生をはじめ、ゼミの皆さんには大変お世話になりました。とても有意義な時間をすごさせていただくことができたこと、卒論で多くのアドバイスをいただけたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。紫苑では、山岡さんをはじめ岩田さん、そして校正の段階まで野口先生にご迷惑とご心配をおかけして本当に申し訳ありませんでした。
 野口先生、謝恩会に来てくださり本当にありがとうございました。いろいろお話をしていただき、さらに一緒に写真まで撮っていただき、とてもうれしかったです。
 今後ともご指導のほど宜しくお願いいたします。ありがとうございました。 

おめでとうございます

No.4578

立花さん、大内さん、大川さん、そして小野さん、ご卒業おめでとうございます。
春からの新しい環境での生活、慣れるまで大変なこともあるかと思いますが、がんばってほしいなと思います。
またお会いできる日を楽しみにしております。

ここ数日、地下鉄の駅で袴姿で歩く学生の方をよく見かけます。
私にとってはちょうど一年前のことなのですが、つい昨日のことのように思われます。
先日行われた勤務校の卒業式では、はじめて「先生」として式に参列したのですが、最後まで卒業が危なかった某生徒がうれしそうに卒業証書をにぎりしめて「先生、ありがとう!」と言ってくれた時は胸がいっぱいになりました。「手のかかる子ほどかわいい」・・・というのは本当ですね(笑)
そう思うと同時に自分がこれまでお世話になった(いまもなっている)先生方への感謝の気持ちをあらためて感じました。

野口先生もおっしゃるように本当に月日は激流の如く流れますが、この一年を振り返ると学生時代よりも大変だった分、はるかに充実した一年だったとおもいます。
でも点数をつけるなら「50点」です。
一年目のの反省を踏まえつつ、すこしでも100点満点に近づいていけるようがんばろうとおもいます。
今後ともよろしくおねがいいたします。

東山花灯路のお誘いと坂本散策の予告

尻池由佳
No.4565

 連日の論文講読会お疲れ様です。今日は佐伯さんが「助け舟覚書」を用意してくださり、論文を読んでいるだけではわからなかった荘園分類と時代的推移をわかりやすく解説してくださったので悶々としていたものが、とってもクリアーになりました。小山靖憲さんの「古代荘園と中世荘園へ」という論文を私も読んでみようと思いまいた。岩田さんが発表された「中世都市論」でも、一年前に読んだときから理解に苦しんでいた「統治権的支配」がどういう意味で使われているのかがわかったのでとっても勉強になりました。

 さて、前置きが長くなりましたが、明日の論文講読会終了後、東山界隈で行われている「東山花灯路」に行きましょうというお話しが出ました。論文講読会に参加できない方でもどしどしご参加ください。夜の東山を一緒に散策しましょう!

 また、私のわがままで申し訳ないのですが、来る四月四日(火)に坂本に遊びに行くという話も出ております。桜も咲くよい季節ですので、ご都合のよい方は一緒に桜をめでたり、おいしいものを食べたりしましょう!

遊びをせんとや生まれけむ。

No.4566

どもども、押しかけ助っ人の佐伯です。
花灯路、いいですよね~。
4日間目一杯論文を読んで頭をフル回転させたところですもの、
切り替えて目一杯リフレッシュしたいですね。
楽しみ楽しみ☆

坂本は、しっかり美味しい甘味処とかを下調べしておきますぜ(笑)。
この日だったら、教職のみなさんも参加できるんじゃないの~~?

田邊美鈴さんお手製のケーキいただきました

No.4567

 論文講読会は本当に勉強になります。私も佐伯君の「助け舟覚書」や岩田君の網野善彦氏の都市論整理で、だいぶ頭の中がクリヤーになりました。高橋一樹論文の「沙汰人」は幕府成立論の中で使えそうですね。

 さて、本日帰宅すると宅急便が届いていました。送り主は前任大学のゼミ生・田邊美鈴さん。彼女は大学卒業後、千葉県長生郡睦沢町(ご存じ上総権介広常や千葉秀胤の居館所在地)で農業に携わっておられる斯界の著名人です。最近、小麦粉を使わず「米粉」を使用した手作りケーキのお仕事をされている由。そこで、その作品をお送り下さったというわけです。
 田邊家で収穫されたコシヒカリを原料にしたケーキですから、これは美味しい。田邊さんは、卒業論文に於いて私の教え子の中ではベスト1(夏休み前にほぼ完成。テーマは「うわなりうち」。提出論文は、後進のお手本として今でも研究室にて大切に保管。)だっただけに、お菓子作りも大した腕前です。明日の講読会に出席の面々には、これをお裾分けいたします。お楽しみに。
 田邊さん、わざわざ、ありがとうございました。そして、ご馳走様。

 ☆ 明日はいよいよ論文講読会の最終日。北条氏や貴族政権について、大いに勉強させていただきたいと思っています。
 なお、本日また、権威ある学会誌の編集委員会から書評の御依頼が到来。対象作は近刊の大論文集。とても歯が立つ相手ではありませんが、論文講読会でうけたゼミメンバーからの好刺激に突き動かされてチャレンジさせていただこうかと思っております。

「『枕草子』を通読する会」の御案内。

No.4558

 歴史学の観点から『枕草子』を通読する会を開催します。数回に分けて実施しますが、第一回は下記の要領にて。
 当ゼミメンバーのみならず、広く、意欲ある参加者を募ります(学生・院生歓迎)。
 
              記
 日時:3月27日(月)13:00~17:00
 場所:醍醐交流館(地下鉄東西線醍醐駅下車1分)2F第3会議室
 講師:西山恵子氏(源氏物語ミュージアム学芸員)
     野口孝子氏(同志社女子大学非常勤講師)
 テキスト:『枕草子』刊本(発行所などは特定しません)を持参のこと
 参加費:無料

 ☆ 参加希望者は当方まで御連絡下さい。
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 ○ 本日の論文講読会・例会ともに盛況でした。田中裕紀さん・坂口太郎君、ありがとうございました。
 田中さんの御報告は、歴史学専攻者に、国文学における軍記物語研究史についての理解を促す上で実に有益なお話しでした。
 坂口君の御研究の御報告は、後醍醐天皇の宗教政策を寺社の重宝蒐集から解明された緻密な実証に基づく内容で、出席者一同に大きな感銘を与えるものでした。
 明日の論文講読会も楽しみです。

 ○ 有村さんから無事、鹿児島帰着のメールをいただきました。お引っ越しの際は、また、当ゼミをあげて応援いたしましょう。

 >愛知の野口君  今日はたくさんのお土産を有り難うございました。学芸員実習、頑張ってください。ぜひ、近々、名古屋方面にうかがう機会を得たいと思っております。

 >石井君  論文講読会、いかがでしたか?参加者の大多数が貴兄の先輩です。
       湯河原のおみやげ、あっという間に消滅です。ごちそうさまでした!

南からの風。 

有村 芳恵
No.4559

 昨日の朝に鹿児島に帰り着き、午後から久しぶりに大学に顔を出し、夜は後輩らとこれまた久しぶりに酒を酌み交わしました。話によると、来年京都市内の大学院を目指している後輩がいるようでうれしい限りです。最近当方の日本史研究室では大学院を目指す学生が増えております。私はもうすぐ大学を去り京都へ入洛する身ですが、これから後輩たちが続々と各地へはばたいていく予感をかみしめながら、残りわずかな鹿児島の生活を大切に過ごしていきたいと思います。

 先日は私の京都中に多くの皆様に本当にお世話になりました。元木先生、研究室ではこれからの京都での生活に関する様々なアドバイスを下さりまして誠にありがとうございました。野口先生、ご心配をおかけしましたが何とか住む場所を条件のよい所に決めることができまして、ほっとしております。それもこれも先生から部屋探しに関する有益なご助言をいただいた御蔭です。本当にありがとうございました。山岡さん、京都にいらっしゃらない所へ連絡してしまってごめんなさいね。薗田先輩、お仕事がお忙しい中突然お願いしたにもかかわらず快く宿を提供して下さり本当にありがとうございました。田中さん、とっても素敵なカフェに連れて行って下さりありがとうございます。楽しいひと時を過ごすことが出来ました。また行きたくなるお店でした。岩田さん、研究室に伺う時間が遅くなりお待たせしてしまってすみませんでした。お菓子はありがたくいただいております。記念写真を撮った時は、何だか京都女子大に入学したような錯覚を覚えました。当方はちっとも女らしくない性格なので女子大には似つかわしくないと思うのですが、「初々しい女子大生気分」なるものを堪能させていただきました。今回お会いできなかった皆様、またお会いする日を楽しみにしております。

 >永富さん 書き込みをして下さっていたのにお返事するのが遅くなってしまい申し訳ありません。実際に現地へ行かれたと伺い、機会がありましたらぜひその時のご経験を詳しくお聞きしたく思っております。環境問題に限らず昨今の様々な国際問題に関して自分自身の問題意識の芽を上手く育てていくことは、今後の私の研究を実りあるものにしていくことに繋がると確信しております。京都でお会いする際には色々なお話ができましたら幸いです。

維新i-shinの風。

No.4560

 有村さん、京都女子大で撮影した「記念」写真、とてもよく撮れていますよ。本日の論文講読会(長村君のレジュメによれば「春季特別勉強会」)終了後、出席の諸姉兄たちが研究室の私のパソコンを占拠して、歓声をあげつつ拝見させていただいておりました。御上洛後のお楽しみですね。
 後輩の方に京都の大学院進学希望者がおられる由。心強い限りです。すでに、薗田さん・辻君をはじめ、薩摩から上洛されて大学院生活を送られている当ゼミ由縁の先輩方も多く、また、山口出身のメンバーもおられますので、あたかも幕末!のごとき有様。お江戸方面からの新選組隊士の上洛も期待されるところです。
 いよいよ「維新」近しでしょうか。・・・維新といえばi-shin。・・・師範代?
 それにしましても、早速後輩と酒を酌み交わされるというのは実に頼もしい限り。この点について、大いに期待されている某先生のうれしそうなお姿が目に浮かびます。

 さて、本日の「春季特別勉強会」ですが、山本君は、さすがに進路選択の決め手となった川合先生の論文を対象にしただけに、地頭の研究史と問題点を踏まえた上で、川合説について要を得た整理をなされました。
 長村君は師のまた師にあたる上横手先生の鎌倉初期政治史に関する御研究について、そこに示された論点を的確に整理されたばかりか、今後取り組むべき検討課題を具体的に示されました。
 本日もまた、学ばせていただいたところは多大。古参のお二人の成長ぶりに、小生「感涙眼を遮る」有様です。 
 明日は古文書学会の見学会。これまた大いに楽しみです。天気予報は快晴の由。

 >i-shinこと、岩田君  話に興じていたので、ガソリンを入れるのを忘れてしまいました。

春季特別勉強会開催中

No.4561

>春季特別勉強会ご参加のみなさん 田中さん、山本さん、長村くん、ご発表ありがとうございました。このあとも引き続きご参加と、ピリ辛コメントを期待しております。

>坂口くん 例会でのお話、ありがとうございました。お時間がありましたら、勉強会の方にもお出でください。

>元木先生 古文書学会のご案内、ありがとうございました。

>石井君 湯河原のおみやげ、ありがとうございます。いただいて帰ったのですが、家族によってあっという間にかっさらわれてしまいました。勉強会では発表者からいろいろと盗み取っていただいて、それを活かしてこの次は石井くんも積極的に発表者の立場に立って下さいね。

>有村さん 京都では本来の目的以外でもいろんなところに引っ張り回された(?)そうですね。それだけみなさん有村さんの上洛が待ちきれぬのだと思います。京都女子大に入学されたかのような記念写真は、また来月以降にでも。

>維新の嵐 i-shinは確かに私岩田のパソコンアドレス(ケータイのほうは「カテナッチョ」)ですが、維新は全然意識していませんでした。さすが【必殺技:だじゃれ】の野口先生。
 数年前、とある大学院を受験した際、西郷隆盛について知っていることを書きなさいというような問題が出題されました。『翔ぶが如く』を思い出しながらいろいろと書いたら、面接で「たくさん書いたね」と、一言でスルーされました。
 ガソリンはすみません、僕も忘れていました。

元木先生、ありがとうございました。

No.4563

 本日は午前中に研究室で仕事の後、「女坂」を下って京博へ。土曜講座で中尾堯先生の妙顕寺文書に関する御講演を拝聴の後、今度は古文書学会の見学会で、その妙顕寺文書を見学させていただきました。展示室では中尾先生に御挨拶の機会を得て>>No.4523の昔話をさせていただいのをはじめ、大山喬平先生・外岡慎一郎先生など多くの先生方と言葉を交わす機会を得ることが出来ました。これこそ、学会参加の醍醐味でしょう。
 西村隆先生は、この掲示板を精読してくださっているようで、私の勤務状況を高く評価してくださっておりました。また、千葉県史編纂の仕事でお世話になった寺尾英智先生とも久方ぶりの邂逅を果たすことが出来ました。
 平田さん・山岡さんは、京都女子大史学科出身の素晴らしい先輩にお目にかかることが出来たようです。山岡さんには、ただならぬ意味でも先輩でしたね。
 いずれにいたしましても、この見学会にお誘いいただき、また、会の運営を取り仕切られた元木泰雄先生に感謝あるのみです。しかるに、閉会後のお付き合いがかなわかったにもかかわらず、元木先生門下の諸姉兄に「奥州合戦云々」と御託をならべて身をくらませたことをおゆるし下さい。それゆえか、まさしく天罰覿面で、帰宅すると、ほぼ一週間刻みの期限付き原稿が山積みにされておりました。無期懲役のごとし。

 さて、月曜からまた論文講読会です。なお、↑に紹介した「『枕草子』を通読する会」にも多くの方々の参加を期待しています。お知り合いに、関心のありそうな方がおられましたら、ぜひ紹介してください。

>岩田君  早朝に給油に出掛けましたので、ご安心下さい。

ごぶさたしております

No.4564

野口先生>このところパソコンをひらいておりませんでしたので、掲示板にいただいたメッセージへのお返事が遅くなってしまいすみません。
最近の近況に就いては先生のご自宅のアドレスにメールを送りましたのでまたみていただければ幸いです。

有村さん>お返事ありがとうございました。京都での下宿が決まられたとのこと、本当によかったです。有村さんの新居と私の職場(地下鉄東山駅下車すぐです)はきっと近くでしょうし、なにかと情報を提供できることもあるかと思います。お気軽におたずねください(たとえば「おいしいランチのお店はどこか」とか 笑)
春にお会いできるのを楽しみにしております。

古文書学会

No.4568

 野口先生、ゼミの皆さん、11日は古文書学会見学会にご参加頂き、誠にありがとうございました。当日は37名の参加者があり、大変な盛況でした。
 今回の企画は、中尾会長のご提案、それに博物館研究員の羽田先生のご尽力で実現したものです。両先生に厚く御礼を申し上げます。
 それにしても、見学会では貴重な文書の実物を見ることができる上に、今回中尾先生、羽田先生のように、ご専門の先生方のご説明があって、各文書の重要なポイントが分かるのですから、院生諸君には古文書学のみならず、中世史の得がたい勉強の場にもなったことと思います。
 また、諸先生方との交流の場になったことも、予期せぬ見学会の効果でした。
 当日、杉橋先生はご体調の関係で当初からご欠席、参加予定だった藤井譲治先生はお知り合いのご不幸で、小林基伸先生は急なご校務で、それぞれご欠席となったのが残念でした。また、機会を見つけて見学会を開催したいと思います。
 古文書を展示する展覧会などの情報がございましたら、ご一報ください。
 
 ところで、3月29日、誰か大阪に来ませんか?

講読会のご案内

No.4554

 有村さんが「午前10:30頃に当研究室を訪ねて来てくださるとのことです」というのを聞いて、まんまとお邪魔した岩田です。調子に乗って記念撮影までしました。有村さん、野口先生、ありがとうございます。
 それはさておき、前日で申し訳ありませんが、念のため明日からの講読会と、例会のご案内です。時間等が若干変則的となっておりますので、ご参加のみなさんはお気を付けください。

 日程:3月9日(木)15:00~
  水原一「義仲説話の形成」(『平家物語の形成』加藤中道館、1971年。):担当 田中さん
  【参考として】「巴の伝説・説話」(同書所収)

        例会 18:00~(予定)
  場所:京都女子大学 宗教・文化研究所共同研究室
  報告者:坂口太郎氏(龍谷大学大学院MC)
  題目:「後醍醐天皇寺社重宝蒐集考」
  ※参考文献などは>>>>No.4470をご覧下さい。

    3月10日(金)13:00~
  川合康「鎌倉幕府荘郷地頭制の成立とその歴史的性格」(初出1986年)
     「鎌倉幕府荘郷地頭制の展開に関する一考察」(初出1985年)
      (ともに『鎌倉幕府成立史の研究』校倉書房、2004年所収。):担当 山本さん
  上横手雅敬「鎌倉初期の公武関係」
       「承久の乱の諸前提」(『日本中世政治史研究』塙書房、1970年。):担当 長村くん

    3月13日(月)13:00~
  網野善彦「中世都市論」『日本中世都市の世界』筑摩書房、1995年(ちくま学芸文庫、2001年、初出1976年)。
      「中世都市研究の現状と課題」(出典同上、初出1994年) :担当 岩田
  高橋一樹「中世荘園の立荘と王家・摂関家」『日本の時代史7』吉川弘文館、2002年。:担当 尻池さん

    3月14日(火)13:00~
  橋本義彦「貴族政権の政治構造」『平安貴族』平凡社、1986年(初出1976年)。:担当 山岡さん
  杉橋隆夫「鎌倉執権政治の成立過程 ―十三人合議制と北条時政の「執権」職就任―」(初出1981年)
      「執権・連署制の起源 ―鎌倉執権政治の成立過程・続論―」(初出1980年)
(ともに、日本古文書学会編『日本古文書学論集 第5巻 中世 1 鎌倉時代の政治関係文書』吉川弘文館、1986年に所収。)

 (※3月11日(土)は、先日元木泰雄先生からご案内があった古文書学会の見学にみなさんで参加しましょう)

 上横手雅敬氏・川合康氏・杉橋隆夫氏・網野善彦氏の論文は二本一セットですのでご注意下さい。
 より多くのみなさんのご参加をお待ちしております。

日本史研究会例会「鎌倉幕府論」

No.4557

みなさま

もうすでにご予定いただいているとは存じますが、日本史研究会3月例会が近づいてまいりましたので、改めてご案内申し上げます。

「鎌倉幕府論の課題と展望」
日時:3月18日(土)午後1時~5時
場所:機関紙会館5階会議室(京都市上京区新町通丸太町上ル東側、地下鉄丸太町駅下車2番出口より西へ徒歩5分、市バス府庁前下車すぐ)
報告 川合康氏(東京都立大学): 「鎌倉幕府研究の現状と課題」(仮題)
   近藤成一氏(東京大学史料編纂所): 「川合康氏の鎌倉幕府成立史論について」
入場無料 一般来聴歓迎

一昨年刊行された川合康氏著『鎌倉幕府成立史の研究』(校倉書房)は、治承・寿永の内乱の実態や当該期地域社会の動向などから鎌倉幕府権力の形成を解明した著作である。その成果は、今後の幕府研究を新たな方向に導く可能性をもつと言えよう。本例会では、川合氏に幕府研究の現状について、氏自身の幕府成立論の立場から論点を提示していただく。また近藤成一氏に、川合氏の研究の成果・問題点や幕府研究全体における位置についてご報告いただく。本例会を通して、鎌倉幕府論が今抱える課題を明確にし、今後進めるべき方向性を展望したい。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jhs/regular.html

ただ、私自身は午前中に阪神間地方某所での講演がはいっており、終了次第駆けつけるつもりではおりますが、川合先生の御報告には間に合いそうにありません。グスン(>_<)。残念無念・・・・

お知らせ

No.4553

 野口先生をはじめ、皆様方にはご健勝のこととお喜び申し上げます。以前にも書き込みをさせていただきました関西学院大学大学院研究員の戸田と申します。
 実はこの度私が世話人を努めております東アジア恠異学会の第2回大会が今月21日の13時より開かれることになりました。今回のテーマは「王権と怪異」でして、当掲示板をご覧の方もぜひご参加下さればと思い、ぶしつけながら投稿させていただいた次第です。会場はとても広いので気兼ねなくご来場いただければ幸いです。以下に大会要項を記載しますので、宜しくお願いいたします。

日時:2006年3月21日(火・祝)13:00-17:30
場所:関西学院大学 B号館 102教室
内容:
 開会挨拶  西山克氏(代表・関西学院大学)
 問題提起  大江篤氏(園田学園女子大学) 「古代王権と『怪異』」
 報告1   中世 上島享氏(京都府立大学) 「中世王権と宗教」
 報告2   近世 林淳氏(愛知学院大学) 「徳川王権と陰陽道」
           [休憩]
 コメント1 榎村寛之氏(斎宮歴史博物館)
 コメント2 西山克氏
           [休憩]
 討論   司会 大江篤氏
 閉会挨拶 大江篤

 準備の都合上、参加ご希望の方は「kaiigakkai@hotmail.com」までご連絡いただければ助かります。また大会後には懇親会も予定しています。こちらも振るってご参加ください。
 長々と書きまして申し訳ありませんでした。

>元木先生
 昨日は本当に驚きました。恭平亭の天津飯は母親にも好評でした(笑)

Re: お知らせ

No.4555

昨日はまったく奇遇でした。
 思いもかけず、ご母堂様にもご挨拶させていただき、恐縮に存じます。
 ご紹介した店を気に入っていただき、嬉しく思います。
 実は、あそこの皿うどんは亡父の大好物で、昨日3月7日が生きていれば90回目の誕生日なので、仏前に供えるために、テイクアウトを頼むために立ち寄ったところでした。
 当方の老母も、天津飯が好きなので、皿うどん(840円)と天津飯(730円)をテイクアウトいたしました。
 また、関学関係者のコンパを致しましょう。
 せっかく話題が出たので、共平亭で酒呑童子の会を致しましょう。どなたか幹事をお願いします。
 東アジア怪異史学会の書き込みに、変なレスで失礼しました。
 
 
 

Re: お知らせ

No.4556

恠異学会の大会は、佐伯も参加する予定です。
私は午前中の総会から出ないといけない(はず)なので、連れ立ってというわけにはいきませんが、
ゼミのみなさんは「行ったけど知り合いが誰もいな~い」ということにはなりませんので、
しり込みせずにぜひぜひご参加下さいませ。
あ、もちろん非ゼミの方でこの掲示板をごらんの方もぜひどうぞ。

>戸田さん
広報活動お疲れさまです。
当日もどうかよろしくお願いします。
(…って、そういえば出欠の返事をまだしてなかったような気が。)

>元木先生
かねて話題の共平亭、ぜひぜひよろしくお願いします!
11日にお会いした時には難しいかもしれませんが、15日の研究会の際にでも、ご相談させて下さい。

>有村さん
野口先生の書き込みに気付いた時にはもう朝の10時でした(苦笑)。
お会いできずに残念です。
でもまあ、四月からは同じ研究室でお会いできますものね。
下宿も無事に決まって何よりでした。
正式上洛(?)、楽しみにしております。

有村さんの京都屋敷決定。

No.4551

 たった今、有村さんから、京都屋敷決定のお知らせを頂きました。祝着至極です。
 場所は東山三条の由。京都の繁華街に近く、また京大と京女のみならず関西全域へのアクセスに便利なところです。
 「このような交通・流通拠点をおさえることが、地域的軍事権力の樹立のために有効であることは、最近の武士論研究の明らかにしているところである」などと、余計なことを書きたくなってしまいました。

 本日、有村さんは薗田さん宅にお泊まりの由。明日(8日)の午前10:30頃に当研究室を訪ねて来てくださるとのことですので、お目にかかりたいメンバーはお出で下さい。

Re: 有村さんの京都屋敷決定。

No.4552

野口先生・みなさま>
ゼミ旅行では御世話になりました。臨川の薗田です。
忙しさに取り紛れて、お礼が遅くなりまして申し訳ありません。
ようやく有村さんの京都屋敷が決まって、ほっとひと安心しております。

さて、ここしばらく仕事でなかなか京女まで赴けないため、明日有村さんに旅行写真のCDを先生の研究室までお届けしてもらおうと考えております。
といっても、二日目の修善寺までのぶんしかないのですが、ご覧いただけましたら幸いです。


有村さん、上洛途上。

No.4544

 鹿児島の有村さんから、現在、高速バスで京都に向かっているとの連絡が入りました。
8日(水)の夜まで滞京して準備に当たるそうです。
 部屋捜しの経験者諸君の御助力を期待いたします。
 有村さんには、四月以降、とってもお世話になると思いますよ。

掲示板荒らしへの対策

No.4545

さまざまな方面から、「要対策」のメールをいただきましたが、
今回の犯人に関しては、対策をいたしました。

機械的な掲示板への攻撃でしたので、今後も似たような状況があると予想できます。
特定のPCからの投稿を拒否する設定を、こまめにするしか方法がありません。

攻撃から、対策まで半日ほどタイムラグが生じることにはなりますが、
過去のデータ等は、すべて守られますのでご安心下さい。

(本来なら、個別でメールすべき所ですが、掲示板でのお返事となりました。申し訳ありません)

歴史散歩の企画。→またそのうちに。

No.4547

 鈴木君(教諭)ありがとうございました。

 有村さんは、今ごろ京大で元木先生にお目にかかっておられることと思います。

 大根田君が処分しようとされている本ですが、ゼミメンバーでリストの必要な方は送信しますのでご連絡下さい。山岡さんもご存じです。
 
 論文講読会ですが、門屋君の御都合が悪くなったとのことです。日程の変更については岩田師範からご連絡があることと思いますが、陽気も良くなったことですから、昼休みと門屋君の報告に予定していた時間を利用して京女周辺の歴史散歩を企画したいと思います。
 行き先は、即成院(伝、那須与一墓)・泉涌寺・今熊野観音寺方面か、清閑寺(高倉天皇陵・六条天皇陵)方面を考えています。弁当持参で2時間ほどブラブラと。正午に私の研究室を出発したいと思います。ただし、雨天やとても寒い場合は中止しましょう。
・・・・・などと考えたのですが、当日は『紫苑』初校訂正のとりまとめをしなければなりませんでした。いずれまたの機会に致しましょう(泣←)。

 ↓の書き込みで紹介した山広恒夫氏(時事通信社ロンドン特派員、共同通信ロンドン・ワシントン特派員を経て、現在ブルームバーグ・ニュース・ワシントン支局のエディター)に、当ゼミメンバーへのメッセージをお願いしました。お楽しみに。

 >永富さん  お元気ですか?昨日、稲本先生が研究室にお出でになられました。話題はご想像にお任せします(笑)。早いもので卒業式からもう一年が経ちましたね。今年も史学科の謝恩会にお招きいただきました。昨年同様、15日です。

遅れてしまってすみません。

No.4548

遅くなりましたが、2月の26(日)、27(月)、28(火)に亘って行なった伊豆調査旅行は、皆様のご協力で無事終了致しました。参加して下さった皆様、本当に有難うございました。

初日は思いがけない大雨でどうなることかと思いましたが、行程自体はほぼ予定通りで様々な知見を得ることが出来、おいしいごはんも頂いて、楽しい3日間を過ごすことが出来ました。

八井さん>お忙しい中、宿の手配だけでなく、様々なアドバイスをして頂いて本当に有難うございました。
野口先生、山田先生、岩田さん>3日間の長期に亘って運転を引き受けて下さり、本当に有難うございました。
池谷さん、山田さん>貴重な史跡を見学させて頂いて、本当に有難うございました。学ばせて頂いたことを無駄にせぬよう、今後ともしっかり勉強していこうと思います。

※デジカメで写真を撮られた方はCDRWを来年度の前期中に山内にご提出下さい。1枚で入りきらない方はこちらに若干のストックがありますので、その旨お申し出下さい。


焼けたよ

No.4549

>野口先生 お散歩の提案はもしや今日のお天気をみて思いつかれたでしょうか。確かに今日は、室内にいるのが罪に思われるような快晴でした。

>山内さん 伊豆で100枚くらい撮影しましたが、もうCD-RWの用意もできてます。来年度の前期中とは言わず、今週中にでもお渡しできますので。

幹事ハナマル!!

No.4550

 >山内さん  今、思い出してみると、今回の伊豆旅行は実に充実したものであったと思います。旅程の検討やら宿泊の手配など、本当に御苦労様でした。山内さんはもう本当に立派なものです。

 >調査旅行参加者諸姉兄  実際に伊豆を見てきたところで、紀要に書いた拙稿(北条氏を中心とした12Cにおける伊豆の武士団について論及)について感想を頂ければありがたいと思います。ゼミメンバーには抜刷を差し上げます。

 元の方も含めて、このところの京女生の成長ぶりは目を見張るものがあり、うれしいかぎりです。新年度に向けてさらなる飛躍を期待するところです。
 そろそろ、京女生の後継者育成プロジェクトもはじめなければなりませんね。引き受け手の立候補を募ります。
 ちなみに、来年度の「宇治」共同研究について、京女史学科(同大学院史学専攻)御出身で源氏物語ミュージアムにおられる西山恵子先生に御助力を頂けることになりそうです。

 ↑に「史跡散歩」について、とんちんかんな書き込みをしてしまいましたが、これから暖かくなりますから、秋に実現できなかった小浜や安土、浄瑠璃寺、それに宇治(白川金色院跡)などへの日帰り旅行も、ぜひ実施したいと思っています。

 気が早いですが、有村さんの歓迎会も。有村さん、部屋さがし、頑張ってください。

鈴木彰先生の論文集拝受。

No.4541

 京都女子大学の学内用 Web Server新システムへの移行に伴い、3月3日(金)17:00~3月5日(日)24:00に送信いただいたメールは受信できておりません。この間に送信いただいた方は恐れ入りますが再送信をお願い申し上げます。
 なお、研究室宛のメールを自宅のパソコンに転送するような設定は致しておりませんので、この点も宜しくお願い申し上げます。
 上記のシステム切り替えによって、メールの送受信が出来なくなり、今朝は情報教育センターの方に研究室まで来ていただく等、大騒動を演じてしまいました。

 ☆ 大阪大学大学院の大根田君から、お引っ越しのため不要になった研究書・史料を処分したいという連絡がありました。関心のある方(だいたい誰かは想像がつきますが)は、ご連絡下さい。

 ☆ 神奈川大学の鈴木彰先生から、御高著『平家物語の展開と中世社会』(汲古書院)の御恵送を頂きました。720ページの大著です。
 鈴木先生は歴史学者といっても差し支えない研究手法をとられる国文学者で、この本には治承・寿永内乱のみならず承久の乱、足利将軍家のレガリヤの問題に関する論文など、日本中世政治史を専攻する研究者・院生にとって垂涎かつ必読の論文が網羅されています。学ぶべき所は多大。
 鈴木先生にあつくお礼を申し上げますと共に、今後とも当ゼミメンバーともども宜しくお願い申し上げます。

(追記) 本日、研究室宛に加藤出・山広恒夫『バーナンキのFRB 知られざる米中央銀行の実態とこれからの金融政策』(ダイヤモンド社)が届きました。バーナンキなんて、何をしている人なのかもさっぱり分からないのですが、この本の著者の一人である山広恒夫氏は、私の大学時代からの親友であります。目下、ワシントンDCに在住。
 彼は考古学をするつもりで大学の史学科に入ったのだが、結局、西洋史を専攻。あらゆる語学に堪能で、たしか大学4年生の時に横浜港大桟橋からバイカル号に乗ってシベリア経由でヨーロッパ一人旅に出掛けました。私も同行を誘われたのですが、「拠んどころのない事情」で見送りに行ったのみ。これが、今日、地球規模で活躍する彼と、日本列島で鎖国の夢を貪る私との人生の方向の岐路になったようです(ゼミメンバー諸君への大いなる教訓だ!)。
 この本は私には「猫に小判」あるいは「豚に真珠」なので、池袋で税理士事務所を開いている高校時代からの親友に読んでもらおうと思います。
 山広さん、ありがとう。