伊豆国府周辺地域の中世遺跡の調査 

No.4505

 26~28日、花園大学教授(考古学)山田邦和先生との共同研究における調査活動の一環として、伊豆国府周辺・相模国西端地域の中世遺跡の調査・見学に行ってきました。
 今回の調査には山田先生のほか、調査補助のために、研究所ゼミナール活動に参加している本学史学科学生(2名)・京都大学大学院生(3名)・神戸大学大学院生(2名)・関西学院大学大学院生(1名)・同志社大学学生(1名)・社会人(3名)が同行しました。

第一日目:往路(自家用車にて)東名高速道路沼津インター~三島の史跡(黄瀬川宿・三島大社など)見学。
 高速道路は大雨と強風。三島大社宝物館では、治承七年年紀の「源頼朝下文」を拝見。

 第二日目:三島→真鶴岬(源頼朝の安房渡海地点)→伊豆山神社→伊東→伊豆市修善寺
 田代城跡・修禅寺および周辺史跡の調査・見学(修禅寺では、この地を「中世温泉宗教都市」と評価すべきかという山田先生の興味深いレクチャーをいただく)

 第三日目:伊豆の国市教育委員会の池谷初恵先生・山田康雄先生の御案内をいただいて旧韮山町域に散在する北条氏関係史跡(北条氏邸跡発掘調査現場・堀越御所跡・願成就院・守山)を見学。
 その後、真珠院・伝蛭ヵ小島跡・伝山木兼隆邸跡などを経て帰路(再び降雨の中)。
 以上、概要のみ。詳細については調査旅行参加者からさらに御報告があると思います。

 ※ この場を借りて、貴重な時間を割いて、御丁寧な御教示・御案内をいただいた伊豆の国市教育委員会の池谷初恵先生・山田康雄先生にあつくお礼申し上げます。 

 <追記>  伊豆の国市教育委員会の山田先生より、守山から快晴の日に見える富士山の写真をメールでお送りいただきました。メンバーで御覧になりたい方には転送しますので、お知らせ下さい。
          

上って下って・・・

No.4510

先日は坂東に下ってきていただきありがとうございました。無事京都にお帰りになったようで・・・。お疲れ様でした。
熱海では上って、韮山では登って下って・・・しかもお天気も下り坂・・・。皆様お風邪など召してなければいいのですが。
今後必要な資料などございましたら遠慮なくお申し付けください。
お疲れ様でした。

写真係兼運転手

No.4514

 伊豆の国市の山田先生、書き込みありがとうございます。韮山での発掘現場では懇切なるご説明を頂戴し、守山頂上へもご案内していただき、ありがとうございました。

 幹事役の山内さん、山本さん、本当にお疲れさまでした。ありがとうございます。

 今回の調査旅行では、野口先生のご指摘にもありますように往復1000kmほどをクルマで走りました。うちのちっこいクルマがよくがんばってくれたものだと思うとともに、事故もなく(何度かヒヤリとはしました←同乗者のみなさんすみません)走り切れて良かったです。
 初日は、NHKの静岡地方のニュースで流れるくらいの大雨でした。晩ごはんをいただいた「うなよし」では、三島のうなぎの白蒸しのなどの他、仲睦まじい山田レポーターご夫妻の写真を撮らせていただくことができました。
 二日目は熱海経由で真鶴、修善寺と見て回りました。富士山が綺麗に見えるところもありましたが、運転していたためあんまり見えず残念でした。クルマを停めてじっくり眺めればよかったですね。熱海は通り掛かっただけですが、さすがに雰囲気の良い街でした。真鶴では、佐伯さんや平田さんのいい写真が撮れました。修善寺では、桂川のなかに設けられた「独鈷の湯」で足湯を楽しみました。タオルを持ってるとか持ってないとか考えるより先に、足を湯に浸しました。夕食では、長村くんと佐伯さんとの「戦略的な座り位置」に驚愕しました。
 三日目は、伊豆の国市教育委員会の池谷初恵先生・山田康雄先生のご案内により、北条氏関係の遺跡を見学して回りました。守山頂上は眺望がすばらしく、何枚も写真を撮りました。帰りの高速道路では、フォースだかコスモだかソーマだかを感じたのか、はぐれたはずの「野口カー」にやたらと再会を果たしました。
 なにはともあれ、無傷で往復できて何よりでした。岩田がお撮りした写真はCD-RWに入れ直しましたので、野口先生のお手元で集約していただくことになるかと思います。どうぞご覧下さい。
 調査旅行参加者のみなさん、本当にお疲れさまでした。

伊豆調査旅行エピソード -番外地-
・走行中の目印になる「熱海警察署」の前に着いてから、「熱海警察署」の先の経路を検索して下さった某ナビゲーター。
・往路の浜名湖S.A.で、みんなで分けた「うなぎ丼」。
・「主犯」・「共犯」・「家政婦」・「探偵」の嬌声。
・「修善寺」のお湯呑み。

伊豆から帰ってまいりました。

No.4504

伊豆から無事帰ってまいりました。
野口先生はただいま『紫苑』の校正のお仕事中のことと思いますので、
僭越ながら私めが帰国第一声を(笑)。

ゼミなどで旅行に行くといつも感じることですが、
現地を回ることで、色々と新しい発見や実感があるものですね。
今回も、そんな新鮮な体験が盛り沢山の充実した旅行となりました。
概略のみですが、以下旅行についてのレポです。

(1日目)
懸念されていた通りの大雨でした。
残念ながら富士山も雲に隠れ、その他行きしなの美しい景色もほとんど楽しめずに終わりました。
むしろ、無事何事もなく三島までたどりつけて本当に良かったというところでしょう。
運転の野口先生・岩田くん、本当にお疲れさまでした。
そんなわけで、初日の見学地は三島大社のみと相成りました。
ですが、宝物館では源頼朝の下文など貴重な史料をじっくりと見ることが出来てよかったです。
山田先生は黄瀬川まで足をのばされ、対面石をご覧になられたようです。

(2日目)
一転して2日目は非常に良いお天気に。
真鶴岬では、くっきりと見える三浦半島・霞んで見える房総半島を自分の目で確かめました。
その後伊豆山神社へと行き、みんなで頼朝のたどった道を追体験。
そこから伊東経由で修善寺へ。
移動経路も含めて、挙兵以前の頼朝にとっての世界を体験する旅でした。
途中で田代信綱墓という看板を見つけ(偶然の産物)、そこにも立ち寄りました。
修善寺では宝物館を見たあと、源頼家墓・源範頼墓・安達盛長墓などにお参りです。
(ここでのさまざまな発見については、発見者のみなさまに詳細をお願いします)

(3日目)
北へ向かい、北条氏館跡へ。
ここで伊豆の国市の池谷さん・山田さんにお会いし、堀越御所跡・願成就院など
付近一帯に広がる史跡を案内していただきました。
これはもう本当に素晴らしい体験でした!
特に、館跡のうらの守山からの眺望は絶好で、伊豆の平野部一帯を視界に収めることができ、
挙兵当時の頼朝の生活空間や、山木館との距離などを実体験できました。
下田街道との関係や狩野川の水運との関係など、
北条氏の本拠がいかに交通の要所を占めているのかということも、とても良くわかりました。
その後は真珠院から蛭ヶ小島跡・山木館跡・郷土資料館と回りました。
ちょっと寒くて大変でしたが、それに負けずにあちこちと動き回った、充実した一日でした。

というわけで、勝手にざっと私的報告を書いてしまいました。
これだけで書ききれるわけもないので、ぜひあとの方で詳細の追加をお願いします。

幹事の山内さん・山本さん、ずっと車を運転してくださった野口先生・山田先生・岩田くん、
ご案内いただいた池谷さん・山田さん、ほか、今回の旅行に関わったみなさま、
本当にどうもありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

Re: 伊豆から帰ってまいりました。

長村祥知
No.4512

佐伯さんのご報告に要領よくまとめられている通り、挙兵前後の頼朝の世界や、範頼・頼家・時政が温泉に入ったと思われる(?)修善寺を体感してまいりました。

勿論、多くを学ぶことができたのですが、個人的に一番良かったことは、野口先生はじめ皆様と一緒に山に登ったり、発掘現場を見学させていただいたりと、空の下で地に足をつけて学ぶ機会のあったことです。
修論の方向性を決めるのが遅れていたこともあり、数ヶ月の間ろくに体を動かしておらず、体調があまりよくない状態が続いていたので、体を動かしたことが、とてもよい思い出になりそうです。

末筆ながら、伊豆の国市の池谷先生・山田先生、幹事の山内さん・山本さん、車を運転してくださった野口先生・山田先生・岩田さん始め同行させていただいた皆様にお礼申し上げます。

伊豆調査旅行エピソードのベストテン。

No.4513

第1位 深夜の「ユカちゃん、スイート!、スイート!」という歓声。
第2位 帰途の高速道路SAでの度重なる偶然の邂逅。(これはむしろ怪異現象か?)
第3位 海鮮丼のお残しの白いご飯に執着する旧帝大院生たち。
第4位 縄文遺跡を尻目に「遺跡は中世に限る!」。
第5位 野口君と山本君(2Y)の忘れ物。
第6位 鎌倉時代の五輪塔に西暦の刻印を見いだそうとした某旧帝大院生。
第7位 真珠院で「おいてけぼり」をくった某君の気の毒なほどの狼狽ぶり。
第8位 プレミオ車中でのしつこいほどの懐メロ。
第9位 お土産ではなかった山田先生のカバンの中の日本酒。
第10位 伊豆山神社の階段を駆け上る「年寄りの冷や水」。

>山田先生 ブログhttp://heike.cocolog-nifty.com/kanwa/開設一周年、おめでとうございます。
 祝杯は上記のお酒でしょうか?

伊豆旅行実況中継

山田ちさ子
No.4500

みなさま、こんばんは。山田レポーターです。
本日、野口ゼミ一行は無事に三島に到着しました。
あいにくの雨ですが、三嶋大社の宝物館を見学し、社殿にお参りをすませました。
さきほど「本町うな吉」で、「うな丼定食」を食しました。
さすがに本場の鰻です。おいしい♪
では明日は修善寺の温泉宿から中継します。

伊豆旅行実況中継

No.4501

楽しんでらっしゃるようですね。
お天気は崩れていないようですが(テレビによると)、急に寒さが戻ったので
また大変なのではないかと思っております。
いいなー三嶋
いいなー鰻
いいなー修善寺
いいなー温泉

申し忘れましたが

No.4503

久々の書き込みで、暗証キーを設定するのを忘れてました(^^;
旅行中の皆様、明日は気をつけてお帰りくださいね。
家に帰るまでがゼミ旅行だぞー(笑)

また行きたいです

山田ちさ子
No.4508

田中さん レスをありがとうございます。
でもへっぽこレポーター山田は、2日目には食べ過ぎてバタンキュー。
何のためにパソコンを持っていったのだか。。。
3日目は留守番をさせた犬たちとの再会に、レポートするのも忘れて一緒にベッドイン。

おいしいものを山ほど食べて、頼朝や政子が立っていたであろう空間に立ち、実に有意義な時を過ごしました。
特に3日目の韮山での北条氏関連の遺跡見学、守山から韮山を一望してその位置関係を確認したこと、本当に勉強になりました。
ご案内いただいた池谷さん、山田さんには、心から御礼申し上げます。

ただひとつの心残りは、韮山で富士山が見えなかったこと。
2日目に真鶴岬へ向かう途中では、すばらしい姿を車中から見ることができました。

当研究所『研究紀要』第19号刊行。

No.4488

 京都女子大学宗教・文化研究所『研究紀要』第19号が刊行されました。
 当ゼミメンバーの専攻分野に関係するものとしては、一昨年六月に開催された公開講座
    高橋昌明「福原の夢-平清盛と神戸-」
    兵藤裕己「平家物語のテクスト形成」
の講演録(講演要旨)、また、
    拙稿「「京武者」の東国進出とその本拠地について-大井・品川氏と北条氏を中心に-」
が掲載されています。
 拙稿は伊豆北条氏の出自および存在形態について「奇を衒う」ような内容でありますから、大方の厳しい御批判ないしは「無視」を招くこと必定でしょう。

 ※ 拙稿の抜刷はまだ出来ていませんが、メンバーで必要な人には、お申し出頂ければ、お渡しするように致します。

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 ☆ 『紫苑』第4号も初校を入稿いたしましたので、来月半ばには刊行ということになろうかと思います。今回は背文字も入ります。

 >鈴木君(教諭)  『紫苑』第3号のPDF版を作成し、アップロードしてくださり、ありがとうございました。
 
 『紫苑』第3号は、山本君の論文など好評です。ぜひ、御一読下さい。

有村さんへ

No.4485

書き込みが遅くなりましたが、おひさしぶりです。
鹿児島旅行以来ですがおぼえてくださっているでしょうか???

以前、南太平洋の海面上昇に関しての書き込みをされておられましたね。
有村さんの関心に沿うかはわかりませんが、実は私は高校時代に南太平洋の島国のひとつであるサモアへ派遣された経験があります。(簡単に言うとCOP3の高校生バージョン(?)会議のようなものに日本代表として参加させていただきました)
それに参加するにあたっての勉強用にと、外務省からいただいた資料が手元に残っています。
派遣から7年が経過しておりますので最新のデータではありませんが、南太平洋の現状を把握するのには役に立つかとおもいます。
主に環境に関するデータがメインですが、文化などに関する資料もあります。
もし必要でしたら遠慮なく声をかけてください。

サモア研修では、日本とは全く異なる世界、人間と自然が共生する環境、地球環境京都宣言の「自然と共に生きてきた先人の智恵や工夫を改めて思い起こし・・・」の精神をまさに実体験するものでした。そんなふうに地元の人たちが大切にしてきた美しいビーチを多くの先進国が口先では環境保護を唱えながらも、日々の生活の豊かさに流されてこの美しいビーチを失う原因をつくっているのだと思うと心が痛んだことを思い出します。

具体的な国際協力や自然科学の分野からこうした環境問題に取り組んでおられる方は大勢いますが、歴史学の観点からこのような問題をとりあげる人は少ないとおもいます。
有村さんが関心をもって、それを深めて誰かに伝える事でさらにより多くの人にこの問題に関心をもってもらえるきっかけになればとてもすばらしいことだとおもいます。


それと最後になりましたが、進学の件大変でしょうが、うまくいくことをお祈りします。


お誕生日おめでとうございます☆彡

No.4478

☆★☆野口先生、お誕生日おめでとうございます☆★☆

 先生のお誕生日=ゼミ旅行シーズン というイメージがあります。
今年も例に漏れず、数日後にはお出かけですね。行けなくて残念
でしたが、先生をはじめ、皆さん気をつけてお出かけ下さい。

 先生にとって健康で素晴らしい1年になりますよう
                    お祈りしております☆

Re: お誕生日おめでとうございます☆彡

No.4479

野口先生、お誕生日おめでとうございます!!
2/23・・・“新快速の日”と覚えておきます。>ねっ、鈴木君&門屋君!(笑)

ゼミ旅行は田中さん同様、参加できなくて残念ですが、実りある旅となることをお祈りしています。
なお、今回の旅行は、宿泊等も山内さんが主導でしっかりとproduceしてくれました。
もう(もともと!?)僕の役割は不要かもしれません(笑)。
僕が手配した分は、ぬかりなく準備しておきますね。

それでは皆さん、Bon Voyage!!(^o^)/~~

Re: お誕生日おめでとうございます☆彡

No.4481

 >田中さん  心のこもったメッセージをありがとうございます。不肖野口、時は連合国占領下の昭和26年、ところは関東の千葉市長洲、銭湯裏の雨漏りのする借家で生まれてより、はやくも五十五星霜を重ねたようです。
 「健康」といわれると、どうしても兼好法師を連想してしまうのですが、この人の語った「そのほど過ぎぬれば、かたちを恥ずる心もなく、人に出でまじらはん事を思ひ(中略)ひたすら世をむさぼる心のみふかく、もののあはれも知らずなりゆくなん、浅ましき」(『徒然草』第七段)とならぬように心したいものと思っています。
 
 >八井君  ありがとうございます。新快速の日ですか?わからん?
 旅行については、やはり八井君の存在は心強い。ぜひ、新しい職場でも「教育と旅」を研究のテーマにしてください。
 なお、次号『紫苑』については、裏表紙に掲載論文の英文タイトルを掲載することが計画されており、その翻訳を貴兄に担当していただくというのが山岡編集長の<腹案>のようであります。
 よろしく。

 >本日の勉強会に御出席のメンバー諸姉兄  美味しいケーキ(田中さん御推薦の)を御用意いただき、昨日が誕生日の平田さんとともに誕生日を祝っていただいてありがとうございました。歌まで唄ってくれたのは、おそらく幼稚園以来、半世紀ぶりのことです。
 恐縮に極まりありません。

 それにしても、物心ついて半世紀を過ぎると、兼好さんのこういう心境を結構自分のものとして受け止めることが出来ますね。
 「飛鳥川の淵瀬常ならぬ世にしあれば、時うつり、事さり、楽しび悲しびゆきかひて、花やかなりしあたりも人すまぬ野らとなり、変らぬ住家は人あらたまりぬ。桃李もの言はねば、誰とともに昔を語らん。まして、見ぬいにしへのやん事なかりけん跡のみぞ、いとはかなき」(同第二十五段)。本当にそうです。

Re: お誕生日おめでとうございます☆彡

No.4482

野口先生・平田さん
誕生日おめでとうございます。

遅くなりましたが、去年度の『紫苑』第3号のPDF版を作成し、ページへアップロードしました。↓
http://donkun.ath.cx/~sion/organ/

印刷屋さんに元の版下があると思うのですが、やりとりするのも大変ですので(特に山岡さんが)
今回は、そのままスキャナで読み取りました。
のり付け部分を、学校の裁断機でカットし、またまた学校の両面ドキュメントスキャナで、一括読み取りをしました。
所々、少し傾いたり黒い筋が上に入ったりしていますが、(紫苑を1部、切り刻む事になりましたが)思いの外綺麗に早く出来ました。

執筆者の方は、おかしいところがないか念のためチェックをお願いします。

>山岡さん
もし、間に合うようであれば、ぜひ最後の奥付の部分にホームページのアドレスを入れてください。
(前号にはなかったようなので....)


Re: お誕生日おめでとうございます☆彡

No.4483

野口先生、お誕生日おめでとうございます。ご健勝にて、ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
人生も半世紀をすぎますと、体もガタが来るし、時代の進歩についてゆくのは大変だし、年はとりたくないという気分ばかり昂じてまいります。
 友人知己にも鬼籍に入る人が多くなり、寂しさも募るとともに、もうそろそろそうした覚悟や準備、あるいはそれを視野に入れた人生、研究の構想も、ある程度、必要になってまいりました。
 とは言え、我々に分野は経験科学であり、蓄積の強みでは若い者に負けるわけがありません。若い奴らが想像もつかない、及びもつかない研究で、熟年の存在感を見せ付けることに致しましょう。
 といっても、若い人たちを別に目の敵にしているわけではありません。我々の仕事を仕上げて、学問を簡単に到達できない位置に高めることが、後進に対する最大の贈り物であると存じます。
 また、現下のような厳しい情勢なればこそ、我々が経験した辛苦や克服の喜びが、後の続く諸君の道しるべや灯台になるものと思います。困難に直面している諸君のためにも、力を合わせて救済の手を差し伸べたいものと存じます。

 まあ、お互いに、これから人生の総仕上げをどうするか、健康に気をつけて、それこそ上横手先生をお手本に(学問は及びもつきませんが、せめて健康面だけでも)させていただきたいものです。まさに「お楽しみはこれから」ですね。
 これからも、何やかやでお世話になることばかりかと存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 八井君、ご無沙汰しております。
 野口先生のお誕生日は2/23で新快速の日、言い得て妙ですね。「新快速の日」は、数年前なら2月21日。その前は1月17日、あるいは11月7日?名古屋なら3月13日。
 もし2月7日生まれの方を207にたとえると、これは縁起でもない、洒落にもなりませんね。
 では、当方の127、または1207はどうなるんだろう?
 
 

お誕生日おめでとうございます!!

No.4484

野口先生、平田さん、お誕生日おめでとうございます。
田中さんや八井さんのおっしゃるように今年は旅行先で誕生日を一緒にお祝いすることができず残念ですが、実りある旅となることをお祈りしております。


ありがとうございます。付、大朗報。

No.4486

 >元木先生  熱いお言葉をありがとうございます。
 仰るように「<若い奴ら>が想像もつかない、及びもつかない研究」を進め、且つ、後進の若者たちの道を照らせるような仕事を進めて参りたいと存じております。今後とも何卒宜しくお願い申し上げる次第です。
 ともに恩師の健康に学びつつ、頑張って参りましょう。
 ちなみに、新快速云々?、まだわかりません。

 >永富さん  今回の旅行は山田先生との共同研究の調査にゼミメンバーが同行するという形で、今までとは趣旨が異なるのですが、旅行皆勤だった永富・田中両女史が不参加となるのは、まさしく「飛鳥川の淵瀬常ならぬ世にしあれば、時うつり、事さり」の感、なきにしもあらずといったところで、寂しいかぎりです。
 なお、名前が名前だけに、何らかの意味でかならず「実」ある旅になることは間違いありません。ただし、例によってお天気が心配です。

 ☆ 本日、四条河原町にジュンク堂書店京都BAL店が全面開店したとのこと。早くも行ってきたという某人(京童)の報告によれば、7Fの日本史コーナーには『大日本史料』まで並んでおり、「もちろん、先生(私)の『おもしろくない・・秀郷』とか、『武家の棟梁源氏は・・とかいう、タイトルと内容の違う・・売れ残りの本』もありましたよ」とのことです。この京童、いちいち気に障る!ことを言う人です。
 山岡さんはすぐにも走りそうですね。

☆☆☆ たった今、電話が入りました。
    長村君・辻君・・・、おめでとう!!!
    吉田山の麓を本拠とする<若い奴ら>代表として、大いに頑張って下さい。

Re: お誕生日おめでとうございます☆彡

山岡 瞳
No.4487

野口先生お誕生日おめでとうございます。
お体に気をつけて、これからもゼミのご指導よろしくお願いいたします。 
ケーキは本当においしかったですね。さすが田中さんおすすめのお店です。
ジュンク堂、旅行に行くまでには行きたいです!!先日BALに新装オープンした無印良品には行ったのですが・・・。

>鈴木さん
 ホームページのアドレスは、ばっちり奥付に入れておりますので、ご安心ください。

>長村さん・辻さん
 合格おめでとうございます。

Re: お誕生日おめでとうございます☆彡

平田樹理
No.4489

野口先生、お誕生日おめでとうございます。
先生のついでに私まで祝っていただいて、大変恐縮です。ゼミの皆さん、どうもありがとうございました。田中さんご推薦のケーキも、とてもおいしかったです。
鈴木君・永富さんも、祝いのお言葉、ありがとうございました。

>長村君・辻君
合格おめでとうございます!
長村君、辻君、荒川静香に負けぬよう、私も頑張りたいと思います。

♪♪おめでとうございます♪♪

山田ちさ子
No.4490

おめでとうございます!!!!

野口先生、平田さん、おめでとうございます。
年を重ねるごとに、楽しいことが積み重なっていきますように。

長村さん、辻さん、おめでとうございます。
より一層のご活躍を期待しています。

新快速の日

No.4491

>元木先生
 ごぶさたしております。何気なく書いた1行にレスを頂けるとは・・・。恐縮です。
 「○○の日」、特急・急行型車両は2桁目の数字が大きすぎて設定不可能ですね(笑)。

>野口先生
 きっと僕と元木先生の会話を、暗号のように感じていらっしゃることかと存じます。
 元木先生の書かれた日付の数字が、新快速に使われている電車の形式番号なのです。
 国鉄時代の新快速登場時から153系⇒113系⇒117系⇒221系⇒223系と世代交代を続けてきて、
 現在の新快速は223系電車、というわけで2/23=新快速の日、というわけです。(^^;)
 ちなみにこれは関西の新快速の形式で、名古屋の新快速は117系⇒311系⇒313系。
 だから、元木先生のおっしゃるとおり、名古屋では新快速の日=3/13なのです。


すっかり本題から離れた話でサーバーに負荷をかけてしまった・・・(笑)。


伊豆旅行の件、三島のホテルですが、昨日パンフを貰って見てみると、
思っていたよりもよさそうな感じです。昨夏の鹿児島市内のホテルより良さそう。
参加される皆さん、ご報告をお待ちしています☆

Re: お誕生日おめでとうございます☆彡

石井一英
No.4492

野口先生、お誕生日おめでとうございます。
この掲示板を見て初めて知ったので遅くなってしまいました。

ちなみに、2月23日は「富士山の日」でもあるそうです。富士山のように多くの方々を惹きつけてやまない野口先生にはぴったりの誕生日ですね。

今年からはゼミにも多く参加させていただきますので、ご迷惑をおかけすることも多いと思いますが、ご指導のほどよろしくお願いします。

Re: お誕生日おめでとうございます☆彡

No.4493

遅ればせながら
野口先生、平田さん、お誕生日おめでとうございます。
佳い一年となりますようお祈り申し上げます。

先生のお誕生日とは知らず、
引越のため勉強会を欠席してしまったことを今さらながら後悔しております。
報告者の皆さんも、ごめんなさい。
しかしそのおかげで旅行前にどうにか人間が住める状況には
持っていくことが出来ました。

明後日からの旅行、楽しみにしております。よろしくお願いします。
小生は一足お先に出発しますが、皆さんはお車でとのこと。
どうぞ道中お気をつけて。安全運転でお願いします。

>皆さま
お祝いのお言葉をいただき、ありがとうございます。
ほっとくとどんどん「異端」に走ってしまう自分が心配ですが、皆さんの研究を見ながら「正統」をも取り込むことが出来るよう勉学を重ねたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

私の好きな若者像。

No.4494

 >平田さん・山田さん  ありがとうございます。今後とも、ゼミにおいて後進の御指導をよろしくお願いいたします。

 >八井君  御教示ありがとうございました。「新快速」ようやく分かりました。
 少年時代に、こういう趣味をもった人はたいてい優秀で、大人になって学者や教員になっていることが多いですね。私の世代だと、旧帝国海軍軍艦の基準排水量や主砲の口径、空母の艦載機数。あるいは江戸時代の大名の石高。はたまた、乗用車の排気量といったことに異常なほど通じている友人がおりました。
 反軍国主義のバリバリの論客が、実は帝国海軍軍艦の名前にやたらに詳しい、などという実例を存じております。某国立大学の先生です。

 >石井君  四月からの御活躍、私もみんなも期待しています。26日からの調査旅行では、貴兄の本貫地である湯河原の近くにも出掛ける予定です。ただ、どうも天気がままならないようで、富士山も顔を出してくれるかどうか?
 神泉苑で雨乞いをしている、それこそ「陰陽道オタク」みたいな人がおられるのかもしれませんね。(>岩田君  車の運転、お互いに慎重にいききましょう。)

 >辻君  ありがとうございます。いや、その前に「おめでとうございます」。いよいよ本格的に研究者への道を進まれることになった訳ですが、本当によい仲間に恵まれた環境でうらやましいと思います。なお、御研究の内容からすると、国文学の学会などにも積極的に参加されることをお勧めします。今度、長村君と一緒に東京の研究会に如何ですか?

 ☆ 上に<若い奴ら>への期待を書きましたが、山田邦和先生が御自身のブログ                    http://heike.cocolog-nifty.com/kanwa/
に、先生が少年のころ、先日亡くなられた考古学者田辺昭三先生のお宅を訪ねられたというエピソードを書いておられます。
 こういう行動をとる<若い奴>が私は好きなのです。私自身も高校生の時に、郷土史家のお宅にうかがい、居座って半日ほど滞在?させていただいた記憶があります。
 逆に、私が目当てであったわけではありませんが、京都文化財団歴史研究室(現在の京都文化博物館学芸第二課)に勤務していた当時(博物館建設中のため、仮事務所は二条城の近くにありました)、近くの予備校に通っている少年が、将来こういうところで働けるようになるにはどうしたらよいのか、と訪ねてきたので、とても嬉しくなって親身になって相談に乗ったことがありました。彼は、その後、龍谷大学に入り、大学院に進み、今は京都府の教育委員会で埋蔵文化財の仕事に携わっておられます。
 山田先生の話はとてもよい話です。私はこういう昔の山田先生のような若者が大好きです。

お誕生日おめでとうございます☆彡

No.4495

すっかり出遅れてしまいました。ご無沙汰しております。
野口先生お誕生日おめでとうございます。
毎年この時期は大学院の発表などのめでたいニュースも重なって本当に
いい時期ですね。
 新快速の話題にも乗り遅れてしまい残念です。来年度は少しでも多く上洛し、話題に加わりたいと思います!

Re: お誕生日おめでとうございます☆彡

長村祥知
No.4496

野口先生・平田さん
お誕生日おめでとうございます。

そして。
皆様ありがとうございます。
今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。

Re: お誕生日おめでとうございます☆彡

No.4497

 野口先生、お互いに恩師を見習い、頑張りましょう。
 貫先生のお年を考えれば、われわれは洟垂れ小僧ですね(笑)。
 若い頃大家のもとに乗り込んだといえば、サントリーバーのご常連、K先生が高校生のときに林屋辰三郎先生のお宅に伺ったというお話を思い出します。乗り込まれたほうは多少迷惑かもしれませんが、若い人たちにはそうした心意気を持ってほしいですね。
 ともかく、伊豆のご旅行、実り多いものであることを期待いたします。天候が少し気にかかりますね。
 八井君、電車の話、楽しませていただきました。新快速用の新車はもうしばらく先でしょうね。今度は225系ではなく、「323系」かなんかでしょうか。なお、新快速の最初は、スカ線色の113系、ついで新幹線岡山開業で余剰となった急行「鷲羽」用の153系が、白に青帯を巻いて「ブルーライナー」と称して登場したと思います。
 辻君、長村君。これからが大変です。覚悟してください。
 ついでに長村君、今日のニューミュンヘンの「感動」も一言、お願いします。

Re: 私の好きな若者像

No.4498

>野口 実先生
>>こういう行動をとる<若い奴>が私は好きなのです。
>>山田先生の話はとてもよい話です。私はこういう昔の山田先生のような若者が大好きです。

あぁびっくり。思いがけないところで誉められてしまった。
しかし、本人としては恥ずかしいことこのうえないのですよ。
今から思えば、まったく冷や汗ものです。
「若気の至り」というやつですね(^_^;)。

でも、確かに、野口・元木両先生がおっしゃる通り、若い人はそれくらいの無茶をやるくらいでないと、という気もします。
自分自身を振り返ってみても、学問というのは、ある意味では「狂気」に似たところがなければならないように思います。他のことがまったく見えないまでに学問に邁進する、それくらいのことがなければいけないのでしょうね。
在野の考古学者として著名であった故・藤森栄一先生の言葉を、若い方々に贈ります。
「若さ、というものは、心に灯をともせる、たった一度のチャンスである」。

すばらしき人々

No.4499

 野口先生、お誕生日おめでとうございます。明日からの伊豆でもよろしくお願い致します。二日目・三日目はどうなるかわかりませんが、明日はやはり「大雨」だそうですね。

 平田さん、お誕生日おめでとうございます。なにはともあれ健康が一番ですね。

 辻くん、長村くん、合格おめでとうございます。
 長村くんは去年のゼミ旅行ではタクシーに飛び乗りましたが、今度は何に飛び乗ってくれるんでしょうか。楽しみにしてます。

>ジュンク堂について
 今日の夕方に河原町のジュンク堂に行ってみました。加地宏江・中原俊章『中世の大阪』、佐藤進一『増訂 鎌倉幕府守護制度の研究』などを買いました。
 他には、山田雄司『崇徳院怨霊の研究』など、復刊ドットコムに出てるような本もちらほら見掛けました。
http://www.junkudo.co.jp/kyotoBAL.htm

感動。

長村祥知
No.4511

ここ数日ばたばたしており、書き込みが遅れましたが、三つ上の書き込みでご指名のあった「感動」をご報告したいと思います。
去る2月24日、元木先生主催の史料輪読の研究会でご一緒していた先輩の就職祝賀会がありました。
店は大阪梅田のニューミュンヘン北大使館で、「スチーム海鮮コース」をいただきました。
勿論、元木先生が選んで下さったお店で、とても美味しかったことは言うまでもありません。
スチーム海鮮鍋というのは、海老や蟹・魚・肉・野菜等を次々に蒸焼きにするという料理で、北大使館でしか味わえないそうです。私は初めての経験で、「感動」いたしました。
他にも、お刺身・寿司・スープ・デザート等がついており、いずれも流石大阪!と思わせる美味しさでした。

また、小生の博士課程進学もお祝いしていただき、お料理以上に「感動」いたしました。

就職された先輩の、新天地でのご多幸をお祈りしております。

宇治研究の参考文献

No.4477

 来年度から開始する「宇治」をテーマにした共同研究について、そろそろ助走をはじめたいところです。共同研究員になる諸姉兄は各研究報告の発表時期など、計画をお願いいたします。
 ところで、最近発表された論文の中で、摂関~院政期の宇治研究におおきな恩恵を与えてくれるものを紹介しておきます。

 山田彩起子「四条宮寛子の摂関家における位置-『中外抄』・『富家語』の言談を糸口として-」
 (『駿台史学』第126号、2005年12月)

 ご一読の上、注にあげられている関係論文についても入手をはかっておくとよいと思います。

 ☆ 鹿児島の有村さんからお電話を頂きました。お元気そうでした。
 ★ 某歴史関係・老舗出版社の編集者の方から、原稿執筆の進捗状況についての問い合わせのお電話も頂きました。こちらに対して私は「しどろもどろ」の有様でした。

『明月記研究』10号が刊行されました。

No.4469

 明月記研究会編『明月記研究』10号(特集 後鳥羽院)が刊行されました(発売:続群書類従完成会,本体価格3000円)。

 「承久の乱における三浦義村」と題する拙文が掲載されております。テーマ設定の関係で旧稿「執権体制下の三浦氏」(『中世東国武士団の研究』)・「承久の乱と三浦一族」(『三浦一族研究』第3号)や「慈光寺本『承久記』の史料的評価に関する一考察」(京都女子大学宗教・文化研究所『研究紀要』18)と一部重複する部分もございますが、ご笑覧の上、ご批判をたまわることが出来れば幸いとするところです。

今年の大河ドラマも楽しめます。

No.4471

 今年の大河ドラマは気楽に見ていようと思っているのですが、歴史教育の現場で苦労されている先生方を震撼せしめるような場面やセリフや設定が、これまで以上にあらわれているようです。
 本日の放送では信長が足利義昭を擁して「平安京」にのぼっておりましたね。
 山田邦和先生が御覧になっていたら・・・さぞかし・・・???

信長と一緒に上洛したかった。

有村芳恵
No.4472

 確かに今日の大河のあの京都の映像は違和感いっぱいでした。きれいなCG映像で「永遠の京」のように描かれる京都は、番組製作者の方の脳内の投影なのでしょうか。登場時間はわずかでしたが、色々な意味でインパクトに残る場面でした。

>野口先生・辻さん・薗田さん・佐伯さん
 京都の部屋物件に関してアドバイスを頂きありがとうございました。皆様のアドバイスを参考にさせていただきながら、引越しに向けて動いていきたいと思います。

 皆様からアドバイスをいただいていながら、御礼の書き込みが遅れて申し訳ありません。実は先日親から「入学料が払えないから京都に行くことを考え直してもらえないか」という趣旨の電話があり、突然のことで少なからず衝撃を受けました。とりあえず後日入学料等の減免措置ができる事などを説明し、また金銭面で私なりに最大限努力する事を話して何とか了解してもらえましたが、依然として予断を許さない状況です。私が京都へ行くのは経済的に大きな負担がかかることですから、ナーバスになっている親に対してきちんと説明し、金銭的に自分で何とかしなければならない部分があるのは言うまでもないことです。ここ何日間は悩み、考えをめぐらせてきましたが、これからは少し腹を括って行動する必要があると決心しました。私自身京都に行く為に全力を挙げる所存ですので、恐縮ですが皆様にはどうか暖かい目で見守っていていただければ、とお願いする次第です。

大丈夫ですか?

No.4473

有村さん>
いろいろとご苦労があるようですね。心中お察しいたします。
さすがにご家庭のこととなると、お助けする部分も限られてしまうのですが…
もし、事前の調べ物や手続き等で京都に来られることがあれば、狭くて汚い私の部屋を
お宿に提供しますし、微力ながら手助けできるかと思います。お気軽にご連絡ください。

相談窓口

No.4474

 有村さん、ご無沙汰しております。
 大変な状況に直面しておられるようで、心を痛めております。
 プライベートな問題ですから、他人に介入されるのも却ってご迷惑でしょうが、当方で相談にのって上げられることがあれば、直接ご連絡ください。
 入学金、授業料についてはご存知の通り減免措置があり、大学院生はほぼ奨学金を貸与されます(成績優秀であれば返還免除となります)。
 入学金・授業料免除の申請などの詳細は、京都大学のHPの学生生活をクリックし、ついで相談窓口、あるいは授業料をクリックすれば見ることができます。
 原則として経済困窮度に応じて救済措置が図られるはずです。
 不明の点があれば、電話番号・アドレスが掲載されていますから、直接学生部の方に相談してみてください。

ゼミをあげて応援します。

No.4475

 >有村さん 当ゼミあげて応援しています。
 プライベートなことですから、私でもメンバーにでも、どんなことでも直接ご相談下さい。
 三寒四温の季節。きっとうまくいきます。

明日中国に戻ります

金澤正大
No.4465

成都に戻ります。
ご承知のように、本Webは中国からはアクセス不能です。
夏休みまでのお別れです。
みなさん、御研鑽のことを、成都からお祈りします。



Re: 明日中国に戻ります

No.4466

 金澤先生、ありがとうございました。
 中国での御活躍を祈念申し上げます。
 こちらからは、金澤先生のブログ↓を拝読できますので、楽しみに致しております。       http://spaces.msn.com/km45/PersonalSpace.aspx?_c=
 また、御教示を宜しくお願い申しあげます。
 

また勉強会について

No.4463

 随時のご案内でしつこいですが、すみません。ありがたいことに報告者が続々と立候補して下さっております。

 日程:3月9日(木)、3月10日(金)、3月11日(土)、3月13日(月)、3月14日(火)
 時間:各日とも13:00頃~(予定)
 内容:おもに中世前期の論文の合評
    当該論文に至るまでの研究史、当該論文の論点・挙げられている史料の検討、
    その後の研究動向、などを踏まえて各自発表

 現在、担当が決まっているのは以下の通りです。

 ・上横手雅敬「鎌倉初期の公武関係」
       「承久の乱の諸前提」(『日本中世政治史研究』塙書房、一九七〇。)
 ・橋本義彦「貴族政権の政治構造」『平安貴族』平凡社、1986年(初出1976年)。
 ・川合康「鎌倉幕府荘郷地頭制の成立とその歴史的性格」(初出1986年)
     「鎌倉幕府荘郷地頭制の展開に関する一考察」(初出1985年)
      (ともに『鎌倉幕府成立史の研究』校倉書房、2004年所収。)
 ・網野善彦「中世都市論」
      「中世都市研究の現状と課題」
 ・高橋一樹「中世荘園の立荘と王家・摂関家」『日本の時代史7』吉川弘文館、2002年。
 ・杉橋隆夫「鎌倉執権政治の成立過程 ―十三人合議制と北条時政の「執権」職就任―」(初出1981年)
      「執権・連署制の起源 ―鎌倉執権政治の成立過程・続論―」(初出1980年)
(ともに、日本古文書学会編『日本古文書学論集 第5巻 中世 1 鎌倉時代の政治関係文書』吉川弘文館、1986年に所収。)

 上横手雅敬氏・川合康氏・杉橋隆夫氏・網野善彦氏の論文は二本一セットですのでご注意下さい。
 どの日にどの論文を扱うか等については、調整してまた後日お知らせ致します(日程等についてのご希望のある方、どうぞはお早めにお知らせ下さい)。

 勉強会への参加をご希望の方は、各自で各論文の予習をお願いします。当掲示板をご覧のみなさんもどうぞ奮ってご参加下さい。
 もうしばらく報告者を募集しますので、報告をご希望の方は2/20(月)頃までにご連絡ください(泣)←意味もなく山本さんを真似てみました。

例会の方も。『紫苑』の校正も。

No.4464

 岩田君、ありがとうございます。
 なお、学習会の期間中、例会発表も企画されていますので、それについても詳細が決定しましたら、お知らせをお願いいたします。龍大院MCの坂口太郎君が南北朝期に関するテーマで発表してくださることになっています。

 『紫苑』初校ゲラをまだ取りに来ていない人は、早々の内に。
 初校校正というのは、論文発表の過程で結構重要な段階であり、細心の神経をはらうことの要求される大変な作業なのですから。内容の誤り、文意不明、誤植だらけの文章を掲載することは本人のみならず、掲載誌の評価を落とすということで他の執筆者にも迷惑をかけることになります。

 ☆ 東大史料編纂所画像解析センターの西田友広先生より、『文献と遺跡』第6号(特集・中世鎌倉研究会シンポジウム「日本史のなかの永福寺」)を御恵送いただきました。複数部ありますので、必要なメンバーはお申し出下さい。
 西田先生にあつくお礼申し上げます。

勉強会で扱う論文について

No.4467

 ご無沙汰しております。すっかり京都から足が遠のいておりますが、春の勉強会には一日だけでも参加させていただくことに致しました。
田中さんと相談した結果国文学の論文として以下の2つを扱う事にしました。
①水原一「義仲説話の形成」(『平家物語の形成』加藤中道館 1971年)
 【参考として】「巴の伝説・説話」(同書所収)

②益田勝実「飢えたる戦士」(『火山列島の思想』筑摩書房 1968年)

②に関しては先日ちくま学芸文庫から『益田勝実の仕事2』が刊行され、これに『火山列島の思想』が収録されていますので、入手しやすいと思います。

ちなみに、①を田中さんが②を門屋が担当いたします。

勉強会と、次回例会(3/9)について

No.4470

>門屋くん
 論文の提示ありがとうございます。みんなで楽しみにしていますので、刺激的なご報告をお願いします。

>例会について
 『紫苑』編集長の山岡さん経由で、坂口さんの例会報告の情報をいただきました。以下のとおりです。

 日時:3月9日(木)18:00~(予定)
 場所:京都女子大学 宗教・文化研究所共同研究室
 報告者:坂口太郎氏(龍谷大学大学院MC)
 題目:「後醍醐天皇寺社重宝蒐集考」
 【主要参考文献】
Ⅰ、全体的なもの
 ①黒田俊雄「建武政権の宗教政策」(『黒田俊雄著作集』第7巻、法蔵館、1995年。初出1975年)※特に後半部分
 ②網野善彦「異形の王権―後醍醐・文観・兼光―」(『異形の王権』、平凡社、1993年。初出1986年)

Ⅱ、具体的な論点に関わるもの
 a)文観など後醍醐に関係する密教僧の行実
  ①岡田米夫「大日本洲大宗秘府に就いて」(『神道研究』第1巻第4号、1940年)  
  ②黒田日出男「肖像画としての後醍醐天皇」(『王の身体 王の肖像』、平凡社、1993年。初出1990年)
  ③内田啓一「文観房弘真に関係する絵画二題」(『南都仏教』第78号、2000年)
  ④平雅行「青蓮院の門跡相論と鎌倉幕府」(河音能平・福田栄次郎編『中世社会と比叡山』法蔵館、2004年)

 b)内裏・宝蔵など
  ①上横手雅敬「内裏と幕府」(永積安明・上横手雅敬・桜井好朗『太平記の世界』、日本放送出版協会、1987年)
  ②松薗斉『日記の家』第2部「『日記の家』の展開」第6章「天皇家」(吉川弘文館、1997年。初出1992年)

 c)中世の密教思想
  ①阿部泰郎「宝珠と王権」(『岩波講座 東洋思想』第16巻 日本思想2、岩波書店、1989年)
  ②伊藤聡「天照大神・空海同体説を巡って」(『東洋の思想と宗教』第12号、1995年)
  ③松本郁代「中世の「礼服御覧」と袞冕十二章」の後半・「中世の真言密教界と「空海」」
   (ともに『中世王権と即位灌頂』、森話社、2005年)

※特にⅠ―①・②、Ⅱ―a)②・③、Ⅱ―b)①、Ⅱ―c)①、などを事前に読んでいただければ幸いです、とのことです。

 こちらも刺激的なお話を伺えそうですね。坂口さん、よろしくお願いします。補足や追加情報などがございましたら随時ご連絡ください。ご本人さんから直接お書き込みいただいてもけっこうですので。
 3/9(木)は、昼間に田中・門屋両氏の論文批評、夕方から坂口氏のご発表です。みなさん奮ってご参加下さい。

 3/9~3/14前後の期間は読むべきものがいっぱいですが、みんなでしっかり準備して意欲的に勉強しましょう。

もうすぐ〆切、勉強会について

No.4476

 3/9~3/14の勉強会の報告者をそろそろ締め切りますので、思案中の方は急いで立候補をお願いします。担当が決まっている方は準備と予習をお願いいたします。

>有村さん
 全く及ばずながら、お祈り申し上げます。