「義経」の丹後局、1991年「太平記」

No.3527

 悪代官・美川先生にまんまと騙された善良な民衆の山田でございます。しかし、正義は必ず勝つ。美川先生には秘密のメールを送っておきましたので、これで1勝2敗です(?)。

 恒例の「大河ドラマ・義経」コメント、なかなか出てきませんね。石浜さんに遠慮したということもないのでしょうが、今日は野口先生だけかな?
 細かなことは他の先生方におまかせするとして、驚愕したのはなんといっても、夏木マリさん演ずる丹後局=高階栄子の初登場。中江有里さんの建春門院とは全然タイプが違い、後白河さんの女性の好みがぜんぜんわからなくなる配役ですね。清純タイプから妖艶(というより妖●)タイプへ急転回とは、法皇さま、幽閉されたショックがかなりひどかったのかな?
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 ちょうど、土曜日の夕方のスカイパーフェクテレビで、1991年大河ドラマ「太平記」(真田広之主演)の全作品放送をやっております。懐かしいので録画しているのですが、今見直しても内容が濃いですね。真田広之さんの初々しい足利尊氏もいいし、武田鉄矢さんの土臭い楠木正成もステキ。しかし、なんといっても絶句ものの怪演は片岡鶴太郎さん演ずる北条高時。おそらく、実物以上に実物らしいんじゃないかと思われるほどでした。

 このドラマも、史実をねじ曲げているところはもちろんあります。しかし、その「虚構」の説得力が無類なんですね。足利高氏が上洛して道に迷って醍醐寺に入ってしまい(どんな道の迷い方なんだ!)、お忍びで行幸していた後醍醐天皇と出会う、なんてのは、学問的にいうとまったく噴飯ものといわねばなりますまい。
しかし、この出会いが高氏の後醍醐に対する愛着という、ドラマ全体を通じる強い伏線を創り出していくのであり、充分な必然性を持っているといわなければなりません。その上、このシーンがドラマを通じての最高の名場面になっている。(前にも触れたように)後醍醐を演じるのは歌舞伎界の名優・片岡孝夫(現・仁左衛門)。その光り輝くばかりの美しさ、上品さ、高貴さ。高氏ならずとも思わずその魅力に引き込まれてしまいそうになります。ここまで確信を持った素晴らしい「虚構」を構成されると、歴史学者としても白旗をあげるしかないように思います。
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 旗で思い出した。1991年の放映時にはわからなかったことですが、笠置山の後醍醐天皇行在所には「錦の御旗」が翻っています。これが、現存する唯一の中世の錦旗である永青文庫所蔵品の忠実な再現だということに気付きました。同品は、かつて京都文化博物館で「京都・激動の中世」という展覧会をやった時に借用しましたので、良く知っています。こんなところにも、なかなか時代考証が効いてるんですね。

秘密のメール 秘密の連載

美川圭
No.3529

>山田先生。おそろしげな秘密メールをどうも。
夜中にあの声がコンピューターのスピーカーから流れてきたときは、
ぞっとしました。

実は、今回の『義経』まだ見ていません。録画はしてあるのですが。

というのも、以前話題となった、もう一つの「乗合事件」について、
9枚ほどの原稿をさっきまで書いていて、いま終わったところです。
とあるところ(秘)で連載中の原稿なのです。
2ヶ月に1回で、第3回目。
前回大河ネタにちょっと振ったら、担当の女性編集者が、
ぜんぶ大河ネタでやってほしかった、みたいなことだったので、
期待に沿うべく、今回は、全面的に、乗合事件で書いたのです。
まあ、未熟とはいえ、『平家物語』の史実改変のしかた、について、
自分なりに見なおすきっかけになりました。

毎回、1日しかかけないつもりの原稿なのですが、
2ヶ月に1回でも連載はつらい。
週1回の週刊誌連載をされていた上横手先生の凄さを、
あらためて思います。

やはり、「年寄」のぼやき

美川圭
No.3532

大河「義経」今まで、仕事だと思って我慢して見てきたのですが、
野口先生や山田先生の書き込みを見て、どうも見たくない。
娯楽だったら、とうに見なくなっているところなのですが。
仕事なのだ、がんばろう。でも元木先生もさすがに、
昨日は挫折したようだし。

くだらん、くだらん、と思いながらも、
毎週見てしまうドラマというのは、
やはりそれなりの力をもっていた番組だったんだと、あらためて思います。
いいところで「続」で、もうこんなところで終わって。というやつね。
昔は、ずいぶんそれがあって、おかげで勉強ができなくて・・・

ああいうテクニックもない素人集団が、ドラマを作っているんでしょうね。

ということは、野口先生のおっしゃるように、
講演や原稿のネタに、大河が役に立たない。
仕事上もつらいです。

もうすでに、大学の授業では、まったく使い物にならなくなって、
久しいのですが・・・・。

Re: 「義経」の丹後局、1991年「太平記」

No.3540

『義経』ヴィデオで見ました。
 頼政の描き方、もうちょっと何とかならんか?知盛の目の前で、自宅に放火し、悠々と姿を隠すかね。あれでは、焼身自殺にしか見えませんね。
 仲綱役はたしかに、馬面に近い俳優でしたね。
 以仁王の、ステロタイプの人物像もひどい。以仁王の歴史的役割など、全く顧慮する気もないようです。でも、偽殿下乗り合い事件と異なり、『平家物語』そのままに近いから、まだマシか?
 山田先生のご指摘通り、あの丹後局もひどい!後白河周辺の人々は得体の知れない怪人ばかりとでも言いたいようです。
 まずはあんなものと思えたのは、大杉漣の行家でしょうかね。
 でも突然「八条院蔵人」になったというナレーションがありましたが、視聴者には何のことか分からないのではないでしょうか。
 

今年度のゼミ活動に関するミーティング

No.3522

 先日お知らせいたしましたように、今年度のゼミに関する活動についてのミーティング
を行いたいと思います。
①日時:4月4日(月)・午後5時
②場所:共同研究室もしくは野口先生の研究室
明日になり、急とは思いますが、よろしくお願い致します。

自転車が欲しい人はいませんか?

No.3520

 新年度、通勤や移動の足として自転車が欲しい人がいたら差し上げますので御連絡下さい。半年使用ですが新品同様のもので、色はシルバーです。変速機はついていません。拙宅まで取りに来ていただくことが条件です。ゼミメンバー優先。希望者が多い場合は、ご事情を勘案して決めさせていただきます。

 ☆ ゼミのみなさんへ  山内さんから、明日17時にミーテイング開催のお知らせがあったと思いますが、共同研究室が空いていない場合は、教授室の方にお出で下さい。
 なお、『紫苑』の持ち帰りをお忘れ無きようにお願いいたします。執筆者は紙袋などの用意をしてきてください。

>尻池さん  広島県福山市「草戸千軒」遺跡に関する膨大な資料をお預けしたいと思います。近いうちに研究室にお出で下さい。
 

頂戴した本と抜刷。付、偶然の「証明」。

No.3523

 山内さん 上の件は大切な連絡ですから、新しいスレッドを立てていただいた方が良かったと思います。なにしろ、ゼミ代表として、御遠慮なく、思う存分にやって下さい。

 ところで、このところ沢山の新刊・御高論抜刷を頂戴しておりますので、ここで御紹介させていただきます。
 まずは、鹿児島県歴史資料センター黎明館からお送りいただいた『鹿児島県史料 旧記雑録拾遺 家わけ十』・『鹿児島県史料 薩摩藩法令史料集二』。前者には「指宿文書」など貴重な中世史料が収められています。ちなみに、黎明館の調査史料室室長をつとめておられる徳永和喜先生は大学院修士課程の同窓生です。
 いただいた抜刷は、関幸彦「『吾妻鏡』ノート・佐竹合戦と『源平闘諍録』-史実と虚構-」(『鶴見大学紀要』第42号、第4部、2005年3月)、谷昇「承久の乱に至る後鳥羽上皇の政治課題-承久年中「修法群」の意味-」(『立命館文学』第588号、2005年2月)、高松百香「九条兼実の興福寺再建-中世摂関家と<鎌足>-」(『人民の歴史学』第162号、2004年12月)、清水亮「了珍房妙幹と鎌倉末・南北朝期の常陸国長岡氏」(『茨城県史研究』89号、2005年2月)、野口孝子「「花の御所」室町殿と裏築地」(同志社大学歴史資料館『学生会館・寒梅館地点発掘調査報告書』2005年3月)。あつく御礼申しあげます。
 このうち、高松さんの御高論の内容は、先に「平家物語研究会」の御発表でうかがい、興福寺再建を兼実の摂関家正統化工作と評価された点が、とても興味深かったので、刊行を楽しみにしていたものです。手に入りにくいかも知れませんが、国文の方にもぜひお読みいただきたいと思います。
 なお、余談ながら、清水さんのお手紙で、この掲示板のNO.3127に書いた大森駅前のホテルで開かれた結婚披露宴に関する小生の推測がほぼ正解であったことが判明しました。偶然とはいえ清水さん(御夫妻)とはこれからも何かご縁がありそうです。清水さん、御結婚おめでとうございます。御夫婦でのますますの御研究の発展を期待しております。

スレッド

No.3524

山内さん>↑の野口先生のご指摘により、管理人の独断で山内さんのレスを独立スレに移動しました。ご了承ください。

大河『義経』に失望。

No.3526

>永富さん  流石すごい高等技術が出来るのですね。どうやったのでしょう?
 それから、はるか↓の「あじゃぱ~(あちゃぱ~)」は永富さんの世代でも使うのでしょうか?小生にも懐かしいくらいなのに。

 それにしても、今晩の大河ドラマは、面白かるべきところなのに、まったくコメントする気も起こらないくらいにつまらなかったので、悪代官様のお出ましも期待できそうにありませんね。憎めない悪代官様の出てくる『水戸黄門』の方が余程面白い。「義経」離れが進むと、講演会で息抜きの話題を考えるのが苦労(九郎)となりそうです。こまりました。

>元木先生  古文書学会の見学会ですが、ここで宣伝してよろしいでしょうか?

古文書学会見学会

No.3530

 野口先生、古文書学会の件、もちろん宣伝していただければ幸いです。
 直接、当方が書き込むつもりだったのですが、メールを送信したあと、PCの調子がおかしくなり、しばらく様子を見ておりました。
 
 本日は、家族が巨人の野球を観戦していたため、『義経』は見なかったのですが、見ない方が良かったようですね。
 ちなみに、我が家は熱狂的な巨人ファンの一家ですので(にもかかわらず、当方はカラオケの皮切りに『六甲おろし』を愛唱しているのですが)、本日の家庭の雰囲気はどのようなものか、お察しください。
 猫までもふてくされております(ように見えます)。ちなみに愛猫チビは、茶と白のツートンカラーで、虎猫ではありません。
 

Re: 自転車が欲しい人はいませんか?

No.3552

野口先生>「あじゃぱ~」使いますよ!!
中学生ぐらいの時になぜか私の所属していたバレー部女子の中で流行りました。
そんなに古い言葉だったとは・・・知りませんでした☆
元ネタは何なのでしょうか???

玉稿拝受いたしました

遠藤明子
No.3518

>野口先生

 本日、玉稿と「紫苑」拝受いたしました。
 ポストを覗き込んで中身に気づいたとき「覚えていてくださったのだ」と感激いたしました。ありがとうございます。
 特に先生の論文は非常に感心のある分野ですのでじっくり拝読させていただきます。

 5月にこちらにお見えになるとのこと、お目にかかれれば嬉しく存じます。

 追伸:お問い合わせのことについては、コピーをお送りさせていただきますので今しばらくお待ちくださいませ。
 取り急ぎ、御礼のみにて失礼いたします。

Re: 玉稿拝受いたしました

No.3519

 遠藤様。わざわざコピーをいただける由、恐縮に存じます。
 そちらのサイトはときに大変貴重な情報が載せられていることがありますので、拝見させて頂いております。先般など、京女から徒歩5分のところにある京都国立博物館の展示についてお教え頂くところがあり、急ぎ駆けつけた次第です。ちなみに、絵画室には『法然上人絵伝』の漆間時国の居館の部分が展示されており、周囲の空間構造も含めてじっくり観察することが叶いました。これまでの評価とはだいぶ異なる実態を認識できました。
 5月末の横須賀での講演は「三浦氏と京都-義経の時代を中心に-」というタイトルでお話をさせていただく予定でおります。

年度始め

笠 露子
No.3512

私事ではございますが、3月31日をもちまして
非常勤職員任期満了のため退職いたしました。
今月半ばにはいよいよ北海道へ引っ越しですので、
今はその準備に追われています。
実家へ帰省する際、時折京都へ立ち寄れたら、と思っていますが
その際は皆様よろしくお願いいたします。

>野口先生
メッセージありがとうございました。

>紫苑編集担当の方
久留米の実家宛に紫苑第3号を送っていただけましたら幸いです。
住所は野口先生がご存じですので、よろしくお願いいたします。

花嫁は夜汽車に乗って♪♪

No.3514

 いよいよ旅立ちですね。昔流行ったシューベルツというグループの『花嫁』の歌詞を思い出してしまいました(知らない人は御両親に聞くこと)。ちなみに、シューベルツのリーダーはフォーク・クルセダーズのメンバーで同志社大学出身の「はしだ・のりひこ」氏でした。
 『紫苑』は、今日のお昼に研究室に来て、仕事を手伝ってくれた「同志社大学の」山岡さんが、「笠さんに、お送りしなくちゃ」と言っていましたから、近日中に届くことと思います。山岡さんと言えば、はじめてゼミに来られた頃は、笠さんのクローンかと疑われていましたね。
 九州と北海道の往復は、飛行機でひとっ飛びせず、夜汽車にでも乗って、ぜひ「都」にお立ちより下さい。
 
 ゼミ旅行の写真については、みんなの分も集めて、また熊野の時と同じように、「日本における情報科教育の父」を目指す鈴木君にCDロム化をお願いしたいものです。

 ☆ 京女短期大学部を卒業されて伊勢丹に就職した松原さん、配属先は決まりましたか? 

遅くなってすみません

山岡 瞳
No.3515

>笠さん
早速にもお送りしたいと思います。もうしばらくお待ち下さい。

父は悪代官

美川真奈
No.3505

はじめまして美川真奈と申します。
皆様エイプリルフールには父がデマをながしたようで・・・・
私も最近父がこんな悪趣味だったと知りました。
次のエイプリルフールもなにか考えているようなので気をつけて下さい。
父はイメージが悪代官ですね。
「なんで」って聞いたら「だっていい人ばっかりじゃおもしろくないだろ」・・・
なんだか父は少し子供っぽい所があるように思います。
あと、聞きたいことがあります。
絵巻物で人が出てきますよね、その人達みんな顔おなじで、だれがだれだかわからない
のに、実際この人はだれか、わかってますけど、なんでわかるんですか

こんにちは。

No.3506

 美川真奈さん、書き込みを有り難うございます。毎年、お正月にお父様からいただいている年賀状のお写真を拝見しています。
 お父様の悪代官のイメージは、ダダっ子みたいで、面白いですね。ところで、真奈さんはどうして尼さんにされたのですか?若いのに。
 そういえば、先日、島根県の高校1年生が書き込んでくれて、若い人の新記録だったのですが、真奈さんはたしか中学1年か2年生でしたよね。新記録です。
 さて、ご質問の件ですが、絵巻物にはよく同じパターンの絵が登場します。何かもとになる絵があって、場面に応じてそれを組み合わせて使っているみたいです。ですから、顔も同じようなことになるのでしょう。
 誰なのか特定できるのは、その場面に詞書きという説明文がついているので、それで分かるのです。身分によって服装も違いますし。
 でも、これは絵巻物ではありませんが、高尾の神護寺にある「伝・源頼朝像」のように実は誰の絵なのかわからないのに、みんなそれを特定の人物のように思いこんでいるというケースもあります。このことについてはいろいろ本が出ています。お父様がご存じです。
 絵巻物の絵については、きっと近藤好和先生がお詳しいはずです。近藤先生に詳しい解説をお願いしたいと思います。
 真奈さん、よかったら京女のゼミに遊びに来てください。年齢制限はありませんから。
それでは、「悪代官」のお父様に宜しくお伝え下さい。

Re: 父は悪代官

No.3507

真奈ちゃん、お久しぶり。おじさんのことを覚えているかな?一緒に中華料理食べたでしょ?もう中学生になったんだね。早いねえ。おじさんは、悪代官のお父さんのエープリルフールには引っかかりませんでした。

ところで、絵巻の話ですが、昔の人の服装は、今とは違ってファッションで自由なものが着られたわけではないのです。その人の身分とか仕事の内容によって、どのような服装をしなければならないか、法律で決まっていたのです。それは服装の種類が違うこともありますし、また同じ種類の服装でも、生地の種類とか、色とか、模様が違っていたのです。特に身分の下の人か上の人の服装をしたり、生地を使ったりすることは、法律違反に相当するものでした。また、服装の種類や、生地の材質や色や模様によって、季節や年齢による違いもありましたし、家柄による違いもありました。だから、顔が同じようにみえても、服装をみれば、その人のことがだいたい分かったのです。

分かってもらえましたか?また、今度、お悪代官のお父さん達と一緒にご飯を食べましょう。

御礼

No.3511

野口先生・山岡さん>たった今、『紫苑』、拝受いたしました。ありがとうございました。この題字は山岡さんの筆なんですね。同志社に移っても、頑張って下さい。

野口先生>同時に、玉稿「慈光寺本『承久記』の史料的評価に関する一考察」も拝受いたしました。ありがとうございました。

ともども、早速拝読させていただきます。まずは御礼まで。

Re:良く分かりました

美川真奈
No.3528

野口先生、近藤先生、良く分かる説明をどうもありがとうございました。
私は4月に中学生になるので、また分からないことが出て来たらおしえて下さい。
イメージを尼さんにしたのは、ただかわいいなと思ったからです。

年度はじめのメッセージ。

No.3499

 エイプリルフールの騒動で、睡眠不足気味ですが、今朝の京都は清々しく新年度の開始に相応しい風情でした。七条通には入学式に向かう新入生の列。この中に果たして当ゼミで活躍してくれる人が出てくるのかどうか?昨日から運行を開始したプリンセスラインの赤いバスも頻繁に走っています。
 新年度、ゼミメンバーも新しいステージに立つ人が多く、思い新たなことと思います。
 そこで、公開メッセージ(順不同です)。

>山内さん  後世、「ゼミ中興の祖」と崇められるように、よろしくお願いいたします。
>山岡さん  同志社と京大の往復だけではなく、時には東大路を下ってください。『紫苑』もよろしく。
>永富さん  教材研究は当研究室へ。『歴史地理教育』がお役に立つでしょう。
         それより運転免許が先でしょうか?そして大目標貫徹!
>鈴木君   同志社高校の情報教育の礎を築いてください。
       ただし、礎にはなっても、くれぐれも捨て石にならないように。
>平田さん・山本君  いよいよ修士論文ですね。
>田中さん・門屋君  博士課程となると、もはや足抜けはできませんからね。今年は学会誌にぜひと
            も論文を発表しなければいけません。さらに、後進の御指導も。
>長村君  佐伯先輩とともに元木先生の研究室をおおいに盛り上げてください。
>岩田君  師範よろしく。頼りにしています。
>末松さん  今年度もお稲荷さんに走って、さらに研究を続けてください。公開講座の際は宜しく。
>廣政さん  21世紀の遣唐使の帰朝報告を楽しみにしています。
>尻池さん  古美研の代表としての活動の間隙を縫って、こちらでもぜひ御活躍下さい。
>野口君  いずれ織田信長の如く尾張から上洛を果たして天下を平定してください。
>八井君  今年度こそ御一緒にゼミ旅行に。
>國方さん  橋を渡れば京都はすぐ近くですから、時々遊びに来てください。
       こちらからも屋島とか崇徳院ツアー(さぬきうどんツアー)でお邪魔したいと思います。
>薗田さん  そのうち、論文集の編集をお願いしたいものです。鹿児島ゼミ旅行実現したいですね。
>鍛治君  早くも立命館代表です。
>立花さん  北条氏、『吾妻鏡』続けましょう。
>荒木さん  お仕事と院進学の両立、うまくいっていますか?
>笠(旧姓)さん  いよいよ北海道ですね。お幸せに。

 全員は書ききれませんが、ゼミ卒業生のみなさんの御活躍を心から祈念しています。
 また、いつも御世話になっている先生方や「顧問」の皆様。本年度もどうぞ宜しくお引き立ての程、お願い申し上げます。

四月スタート!

No.3500

皆様お久しぶりです。
実は先日の宇治散策の次の日に父方の祖母が亡くなり、またショックに沈む間もなく新しい仕事の打ち合わせで学校へ足を運んだり、さらには健康診断のために行った病院で風邪をうつされてしまうなどして、昨日から寝込んでおりました。(×_×;)
おかげでエイプリルフール騒動、すっかり乗り遅れてしまいましたからーっ!残念~~~っ!☆(笑)
それにしても美川先生、さすがですね♪
そんな先生のユーモラスさ、ぜひともみならいたいです(あ、もちろん研究も・・・)

野口先生、暖かいメッセージをありがとうございます。
教材研究早速お世話になりたいと思います。
担当もようやく決まりました。
中学二年の歴史と高校三年生の日本史演習、地理演習になりました。
授業のスタートは11日からなので、それまでになんとか準備をしたいと思っています。
また色々とアドバイスをよろしくお願いします。
それと運転免許は祖母の葬儀等の関係で日程がずれたため、五日にやっと高速を走ります。それが終われば見きわめ、卒検なのであと少しです☆長い道のりでした_(^^;)ゞ

先日亡くなった祖母は短歌や俳句、書道を趣味としていて、また歴史がとても好きな人でした。気候の良い日にはよくあちこちのお寺や博物館へ出かけていました。
若い頃は戦時中で苦しい生活を強いられており、学校へ行く余裕がなかったそうですがそんな中でももっと勉強がしたいと思い、自力で大学の先生のもとへ通って勉強してきた話をよくきかされました。
祖母は文章の才能もある人だったので、時代がもっと今のように豊かであればきっと色んな研究をしていい論文を書いたのではないかと思います。
私が歴史を好きになれたのもこの祖母の影響が大きかったと思います。
まだまだ祖母には教えて欲しいことがたくさんあったのに、あまりにも急に逝ってしまったのでとても残念ですが、「人は誰かの役に立って働くことができるようになって初めて一人前だ。」とよく言っていた祖母の言葉のように、これから私も多くの生徒さんの役に立てるそんな教師になれたらと思います。
まだまだ勉強せねばならないことは多いですがどうぞよろしくご指導お願いいたします

入学しました!!

山岡 瞳
No.3502

本日正午、同志社大学に入学しました。
ぶっだ~♪ではなく讃美歌が演奏されたことにまずカルチャーショックをうけました。
京田辺キャンパスで入学式があったのですが、女坂以上の坂に苦しめられました。しかも、帰りは袋いっぱいのシラバスなどでさらに大変でした。
単位認定がまだ完了しておらず、なにもかもが直前になって決まるかんじでしばらくバタバタしそうです…。

>野口先生
ちゃんと東大路も下りますよ!!

また、昨日で京女を退学しました。短い在学期間でしたが、野口先生をはじめ野口ゼミの皆様と出会い、様々な活動を通して勉強することができ、楽しい毎日を過ごすことができました。もちろんこれからもずっと付き合いたい友達とも沢山出会うことができました。大学は変わりましたが、これからもよろしくお願いします。

年度はじめ

No.3503

 昨日辞令を交付され、正式に成章高校の非常勤講師になりました。
高2の古典と、高3の古典・国語表現(演習授業)を担当します。
慣れるまで忙しくなりそうですが、野口先生の仰るとおり、学会誌に論文を
発表できるように研究も頑張りたいと思っています。

>山岡さん
 編入学おめでとうございます☆来週月曜日、4日に山岡さんのおっかけとして
入学します(嘘)出来るだけ時間を見つけて大学図書館にも通いたいと思っている
ので、本の取り合いになったらごめんあそばせ(笑)

いまだ、年度はじまらず

No.3508

 3月中の打ち合わせで、「1日は来なくていいよ、誰もいないし」と言われ、たぶん4日の入“社”式が初出勤になると思います。ということで、昨日と今日は卒業したはずの京教大に来て、持ち物の片づけと引き継ぎ資料の作成をしています。

 4月そうそうの、先生からのお言葉...ありがとうございます。
 僕個人としては、同志社高校だけでなく、日本全体の「情報科教育」の礎をつくりたいと、野望を持っています。(最初なので大きくいきます)
 情報教育となると、どうしても理系的な雰囲気に見られてしまうのですが、確かにコンピュータは扱いますが、内容的には文理を問わないはずです。『紫苑』第2号のお手伝いで学んだ知識やノウハウなども、授業の中でたくさん活用できるのでは?と考えています。

 この掲示板も、ますます 同志社くさく なってしまいますが、今後ともよろしくお願いします。

P.S. MLの件もう少しお待ちください。
   エイプリルフールねたですが、管理人的にも覚悟をしておくべきでした。パソコンの前で、ドキドキとがっかりを1日で味わうことができました。(来年はどうなるか??)

その意気やよし!

No.3509

 鈴木君。「その意気やよし!」です。その覚悟ならば、捨て石になっても構わないと思います。文系も視野に入れての御活躍を期待しますし、その実験はぜひ当ゼミでお願いいたします。なお、当家の情報機器の管理もよろしく。

年度はじめ

No.3510

 昨日辞令をいただき、正式に金光八尾高校非常勤となりました。
当初の時間数より多くなってしまい、厳しい生活を送る事になりそうです。
 早く慣れて、論文を書くようにしたいと思います。

 大学院含めますます地盤が大阪になり、「京都が遠い」などと言い出すか
もしれませんが頑張ります。

 必要な本がないときは卒業生として同志社の本争奪戦?に参戦いたします。(笑)

出遅れました(笑)

No.3513

4月1日は「ドレスデン国立美術館展」に行っておりまして、
完全にエイプリルフール騒動に乗り遅れてしまいました(笑)

フェルメール作の『窓辺で手紙を読む若い女』は、観る角度・距離
によって様々な世界を物語ってくれて・・・
・・・激しく日本史から逸脱しそうなので割愛しますw

≫野口先生
温かいお言葉、本当にありがとうございます!
代表の器ではないですが、日々精進致します。

≫永富 絵里子さん
素敵なお祖母様だったのですね。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

≫山岡 瞳さん
編入学オメデト~ございます!単位認定うまくいくとイイですね!!

≫鈴木 潤くん
今度お会いする時は俺への探りじゃなくて、情報教育して下さいw

≫田中 裕紀さん・門屋 敦さん
非常勤講師の採用オメデト~ございます!論文楽しみにしてますね★

新年度も気持ちよく過ごすために一言。

No.3517

 上記のように、この四月から、鈴木君は高校の専任教諭、門屋君、田中さん、永富さんはほぼ専任に準ずる授業数を担当する高校の非常勤講師(八井君も昨年度に続いて)、薗田さんは学術系出版社の正社員に就任、そして門屋君・田中さんは同時に大学院博士課程(実質的に研究者の仲間入り)に進学されました。
 ゼミの仲間が親密に和気藹々と活動することは良いことですが、しかしこうした先輩たちは、それなりの社会的責任をもって生活することになり、それに応じた矜持や社会的な体面の自覚を余儀なくされます。
 後輩ゼミメンバーの諸姉兄は、その辺りのことを心底に踏まえていただきたいと思います。これは、当然のことですが、このゼミに協力してくださっている先生方や小生が「顧問」と呼ばせていただいている方々に対しても同様です。
 わざわざ申し上げる必要のないことだ思っていたのですが、ちょっと一言。

新年度もよろしくお願いします!

No.3521

>野口先生
 まだ公式行事参加率が限りなくゼロに近い僕にまでメッセージありがとうございます!(^^;)
 今度こそはゼミ旅行! ホントにそうですよね。その他、お役に立てそうなことがあれば
 なんなりとお申し付けください。またお世話になります!


仕事の方は、今年度は5科目・16コマで昨年よりも忙しくなりそうです。
(それでも院生の門屋君より少ないのはナゼ??)
このゼミも含め、身の回りに“教員仲間”が増えてきてるのは心強いです(笑)。
日本の英語教育はその重要性が強調されている割には、依然として受験目当ての指導から
抜け切れてないような気がします。自分の人生で、どんなことでもいいから英語を使ってみたい、
と思ってもらえるような授業が出来たら・・・と考えています。かなり抽象的ですが、
これが僕の目標ということで。同時に僕ももっともっと勉強しなければ、と痛感する日々です。

平幹二朗さん来訪

美川圭
No.3485

大河『義経』で、後白河法皇を演じられている平幹二朗さんですが、
実は最近、『平家物語』の朗読のCDを収録し、出されています。
そのために、『平家物語』にたいへん関心をもたれていて、
ぜひ、『平家物語』を素材とした新作のお芝居をやりたい、
ということで、じっさいに準備に入っているという話が、
ある筋から私のもとに入ってまいりました。

平さんのアシスタントをされている方が、
たまたま、この野口ゼミの掲示板を見ておられて、
野口ゼミに参加されているかたがたと、
平さんとの気楽な勉強会(というか意見交換会)みたいなことを、
一度できないか、
ということなのです。とくに今年の大河とは関係なく、
あくまでも、お芝居の方のことらしいです。
(大河の話はあまりしたくないとのことです)

時期としては、6月に、新宿で「冬物語」というシエークスピアのお芝居があるため、
5月はその稽古などでお忙しいので、その前の4月中。
ちょうど、5月ロードショーの鈴木清順監督の「オペレッタ狸御殿」
という映画のキャンペーンで、4月末に京都に来られるそうなので、
できれば、その時に設定できないだろうか、という打診です。
京都へ来られる日程は、まだはっきり決まってはいないようです。

私も、ぜひお会いしたいのですが、授業などで、どうなるかわかりません。
野口ゼミの予定もありますので、どうされますか。
なかなかない機会なので、前向きのお返事をしておきましょうか。

「建久元年の歴史的意義」

No.3486

 平姓の後白河院に拝謁の機会を得られるのは、まことに恐悦至極だと思います。元木先生・美川先生の御都合を最優先に時間や場所を設定していただければ、その他大勢の一員として是非とも参上いたしたく存じます。『平家物語』をテーマにしている田中さんや門屋君は是非に。小生は23・24日は学会出張のために東京なのですが、それ以外なら万難を排したいと存じます。
 まさしく、建久元年のごとし。上横手先生にもお出で頂けると良いですね。

Re: 平幹二朗さん来訪

No.3487

ひぇ~っ!!と叫んでしまいました。私も参加希望です。ミーハーのうちの奥さんともども、末席を汚させていただけたらありがたく思います。24日は詰まっているのですが、それ以外でしたらぜひ、と思っていますので、美川先生、よろしく。

ぜひに☆

田中裕紀
No.3488

 しばらくバタバタと新学期の事をしていましたが、門屋氏から
「とにかく掲示板を見ろ」と言われて、見てびっくりしました!
さしずめ、叫び声は「ぎゃっ」という感じでしたが。
 まだ新学期の予定が決まりきっていませんが、4/22~24は
野口先生と同様に東京で平家物語研究会・軍記語り物研究会に参加
する予定です。それ以外の予定はまだわかりません。とりあえず、
分かっている予定だけ書き込ませて頂きました。
 まだびっくりした動悸がおさまりません~~

>野口先生
 置かせて頂いている本ですが、出来るだけ早く取りに行きますので、
もう少しだけ置かせてください!すみません。

>「お疲れさま会」参加の皆さまへ
 お返事が大変遅くなりまして、申し訳ありません。
見学会直後のたくさんの労いのお言葉、ありがとうございました。
久々の幹事業で不手際もありましたが、「楽しかった」という言葉を頂け
れば幹事冥利に尽きるというものです。本当にありがとうございました。
 宇治の見学会の感想も、書こうと思いながら機を逃してしまいましたが
野口先生をはじめ、たくさんの先生方のお話を聞きながらの宇治は、この先
面白いことがたくさん解明される予感がする見学会でした。参加できて本当に
よかったです。

Re: 平幹二朗さん来訪

No.3489

美川先生、平幹二郎氏が、我々にお会いになりたいんですか?
 そういえば、去年も「東大ネタ」がありましたが、4月1日だからって、また大河ドラマネタで盛り上がっているからって、平幹二郎を素材にして、こんな大それた?お話を作るなんて、まあお人が悪い。
 しかし、去年のエイプリルフールにくらべると、大分細かいところまでもっともらしい話に仕上がっていますね。

 仮にホントとしても、大河ドラマに触れられないなら、演劇そのものに疎い当方は、あまり出る幕はなさそうですな。
 かつて民放のバラエティー番組で「共演」なされた上横手先生には、ぜひお出ましいただきましょう。

二度あることは三度あるのか?

No.3490

 山田先生。昨年は「だまされました。言いふらしてしまいました」と仰っておられましたが、今年は小生も美川先生に「してやられた」のかも知れません。さすがは、元木先生、冷静です。でも、ちょっと、出来過ぎなので・・・?
 

Re: 平幹二朗さん来訪

美川圭
No.3491

さすが、元木先生。見破られましたね。
今年も4月になりました。
よろしく、お願いいたします。

4月でした

田中裕紀
No.3492

「まさか!」と思った自分を信じるべきでした!
こんな目にあったからには、美川先生ファンを辞退させて頂かなくては・・・(笑

少しはやまったかな

No.3493

 美川先生、さすがに良くできたお話でした。
 芸能界ともつながりが御ありだし、演劇にも通じておられるから、そういうこともあるかと、思わせるところがありました。
 振り込め詐欺見たいですね(笑)。
 
 せっかっくの趣向、色々皆さんの反応が出始めていましたから、もう少し様子を見て書き込めばよかったですね(爆)。
 そういう当方も、半ば信じておりました。
 いやいや・・・・

Re: 平幹二朗さん来訪

No.3494

 う゛・・・ エ、エイプリルフールか・・・〈絶句〉
 さすがは修羅場をくぐりぬけてこられた元木先生、眼光紙背に徹する慧眼で、見事に見破られたのですね・・・ それに比べて私はまだまた修行が足りないな。

アクセス急増。

No.3497

 美川先生による年中行事によってアクセスが急増しています。想像を絶するような影響が諸方にもたらされているかも知れません。
 なお、嘘情報と言えば、こんなものもあります。

 http://www.f7.dion.ne.jp/~moorend/news/2004071101.html

 なぜか、京都大学の先生の名が上がっておりますが、こちらは「平安年間」なんていう素人丸出しの見出しで、すぐに嘘がバレてしまう代物です。
 美川先生の方は「あくまでも、お芝居の方のことらしいです。(大河の話はあまりしたくないとのことです)」などという辺り、相当に手がこんでいます。
 今後、美川先生の論文は注意深く読む必要がありそうです。
 「やはり事実でした」なんていう「どんでん返し」があれば面白いと思っています。
 ちなみに、当ゼミには「平幹二朗」さんはまだですが、すでに源健一郎先生には御来訪いただいております。

Re: 平幹二朗さん来訪

No.3590

鈴木潤さま:
なかなか秀逸なネタですね。『女性自身』の近藤好和さんのインタビューにあったスペイン騎兵の記事を読んでいただけに、一層笑えました。馬術といえば、『随身庭騎絵巻』に描かれた近衛府のアクロバティックな馬術は見事ですが、ハプスブルグ家のスペイン乗馬学校を見学した時には、ああいう曲芸が本当にできるんだなと感心しました。中世の武家や武官は、子供の頃から乗馬には馴れているのでしょう。大人になった時には、今日では想像できないくらい上達しているのかもしれません。

05年度研究所公開講座の講演題目。

No.3475

 本年6月25日(土)に開催される当研究所公開講座「シリーズ 東山から発信する京都の歴史と文化⑦」の講演題目が決まりましたので、お知らせいたします。

 「「六波羅」から中世を考える」
   東京大学史料編纂所助教授(歴史学) 高橋慎一朗氏
  
 「小宰相の局と「耳無し芳一」伝承-いくさ語りから江戸怪談へ-」
   京都精華大学教授(国文学) 堤 邦彦氏

 講座のテーマは「平家の本拠・平家の鎮魂」にしたいと考えていますが、いまのところ(仮)です。
 とても楽しみです。

今年度のゼミの活動内容について

No.3476

 昨日、野口先生が掲示板にも書かれていましたが、今年度のゼミの活動についての話し合いを、みなさんの授業の開始を考慮して4月7日(木)までに行おうと思います。そこで7日まででみなさんの都合の良い日を明日までに山内まで返信していただきたく思います。よろしくお願いいたします。
※MLで流しましたが、故障のためかみなさんに直接連絡することができませんでした。とりあえずこの掲示板を御覧になった方は、至急山内宛まで返信の方よろしくお願いいたします。

MLの不通

No.3483

 MLですが、プロバイダ側の設定変更があったため、現在利用することが出来ていません。
 現在、作業中です。
 日曜日までには、時間が取れるので復旧させる予定です。
 ご迷惑をおかけしますが、ご了承下さい。

今年度

No.3501

山内さん>お返事が遅くなってしまいすみません。先ほど携帯にメールしましたのでよろしくお願いします。
ゼミの活動内容の話し合いの際、新入生の勧誘の件についても議題にされてはいかがかと思います。
現在ゼミには新三回生以上しかいないという現状ですし、今期は野口先生も京女での授業が少ないので今まで以上に積極的に勧誘活動を行わねばこの先のゼミの存続が危ういと思われます。
ご承知のようにこのゼミはあくまで京女から予算をもらっているゼミなので京女生がいなくては話しになりません。
そこで今年は入学式でビラをまいてPRしてみてはどうかと思います。
さらには古くなっているポスターを新しいものに張り替える必要もあるでしょう。
(ポスターはHPの紹介文よりさらに古いので・・・)

私自身一回生の時にあのポスターを見て宗文研に興味を持っていたものの、時間が夜遅かったので今一歩足を踏み込めず二回生になり、野口先生と出会いました・・・
そういう意味であのポスターはきっと何らかの影響力をもつとおもいます。

分担のことや皆様の都合もあることですし、実行できるかはわかりませんがよろしくご検討ください。


当面の課題。

No.3504

 永富さん  御祖母様、御逝去とのこと、衷心よりお悔やみ申し上げます。
      御祖母様の生き方は、永富さんに確実に隔世遺伝していると思います。
      御自分の人生を大切に生きることが御祖母様への最高の供養になるのではないでしょ
     うか。

 入学式はすでに済んでしまいましたが、ほんとうに永富さんは当ゼミの内情および小生の辛いところをよく理解してくれています。これからもブレーン役を宜しく。
 ポスターは作ってからもう3年以上は経過していますね。まったく効果はなかったのかと思っていました。
 なかなか人材の発掘は難しい。縁というのもありますし。
 縁と言えば、今回の宇治見学で、まず京女考古学研究会代表の渡辺貴代さんにお世話になりました。渡辺さんには今後、当ゼミにも参加を呼びかけたいと思っています。宇治市歴史資料館でお仕事をされている天理大学研究生の大原さん(ご住所は奇しくも岩田君と同じ町内)も意欲満々で将来の御活躍が楽しみですし、また、『明月記』研究会のメンバー(お茶の水女子大院DCの御出身)で宇治にお住まいの佐藤さんにも参加をお願いしているところです。
 しかし、永富さんの言われるように、京都女子大学所属のメンバーの増強が運営面における具体的な(頭の痛い)課題です。
 山内さん、なにとぞよろしくお願いいたします。
 今度のミーテイングでは、具体的な企画の問題のほかに、これからのゼミのあり方・方向性についても忌憚なく御意見を頂ければ幸いです。ただし、小生の更迭だけはご勘弁下さい。

あちゃぱ~☆

No.3525

入学式がすでに終わっていたとは・・・盲点でした☆
自分のときはもっと遅かったのでその感覚のままでいました_(^^;)ゞ
毎度ながらそそっかしくてすみません。
「ブレーン」になるにはまだ修行が足りぬようです。

でもしばらくは坂道にサークル勧誘の方々などがたむろしているので、その中にまざって勧誘することもできますし、また作戦を考えましょう。


瀬田勝哉「伏見即成院の中世」。

No.3470

 『武蔵大学人文学会雑誌』第36巻第3号(2005年1月)に掲載されている論文です。京都文化博物館在職時の同僚である大塚活美先生から教えていただいて読んでみたのですが、とても面白く興味津々です。
 元木先生の「伏見中納言師仲と平治の乱」で注目された師仲の「伏見の別荘」とも関係しますし、鎌倉後期に持明院統の「伏見御所」がここに存在していたことで、山田先生が追究しておられる大覚寺統の「院政王権都市・嵯峨」とも比較の対象に出来そうです。
 宇治とは巨椋池を隔てて対岸の関係にあり、この地は宇治の評価を考える場合、木幡とともに避けて通ることは出来ません。
 これまで、伏見といえば、秀吉の伏見城か『看聞日記』の伏見宮貞成親王の時代のみが関心の対象とされていましたが、この論文のお蔭で中世前期の伏見に目を向ける必要を痛切に感じました。
 元木先生、美川先生、山田先生。宇治とともに、伏見も課題として取り組みませんか。
 この論文を書いてくださった瀬田先生はもとより、その存在を教えてくださった大塚先生にあつく御礼を申し上げる次第です。
 
 ちなみに、即成院の現在地は京都女子大から徒歩15分ほどの所ですので、近くゼミで見学会(散歩)を致します(日程は後日、指示)。ゼミメンバーはこの論文を必読のこと。那須与一とのかかわりで、国文専攻者にも大いに勉強になるはずです。

Re: 瀬田勝哉「伏見即成院の中世」。

美川圭
No.3471

>野口先生
『紫苑』第3号お送りくださり、ありがとうございます。
実際に送りくださったのは、山岡さんかな。山岡さん、ありがとう。

伏見については、盲点でした。
伏見といえば秀吉、なんて私も勝手に考えていました。
また、持明院統の拠点は一条以北の室町殿前身だと思っていたので、
『日本史研究』476の「おわりに」でちらっと、書いたのですが、
伏見を考えねばならないとは。
「権門都市こそ中世荘園制の根幹」という仮説が、
どこまでいけるか、いろいろ考えたいとおもいます。
とすると、秀吉が、最終的に王家の根幹を、伏見で牛耳った?

瀬田先生の論文は、まだ手に入れていませんが。

Re: 瀬田勝哉「伏見即成院の中世」。

No.3482

>野口先生
 『紫苑』第3号、私も山岡さんから拝受させていただきました。ありがとうございます。ますます内容が充実していきますね。野口先生の巻頭論文、山岡さんの女院論など、興味深く拝見させていただきました。

 瀬田先生の「伏見即成院の中世」が話題になっています。私も抜刷を頂戴いたし、いつもながらの緻密な論証に驚嘆しながら読みました。瀬田先生の凄みは、とにかく現地を徹底的に歩くこと。多くの場合、東京の先生方が京都のことを書くと、失礼ながら土地勘のなさからとんでもないピントはずれが登場しがちなのですが、瀬田先生は違います。私も京都のことならば決して無知ではないと思うのですが、それでも瀬田先生の「京都通」ぶりには脱帽することがしばしばです。

 瀬田先生は、かなり以前から伏見の問題にとりくんでおられました。ゼミで伏見宮貞成親王(後の後崇光院太上天皇)『看聞日記』を読んでいるんだ、と楽しそうに話されていました。ちょうど私も秀吉の伏見城下町の研究にとりくんでいる時、ゼミの学生とともに来られた先生と一緒に伏見を歩いたことがあります。
御香宮社に御案内し、宮司の三木<そうぎ>さんにお引き合わせた時、先生のお顔がパッと輝いたことが忘れられません。三木氏というのは中世以来の伏見の豪族で、その御子孫が今も御香宮の宮司をおつとめになっているのです。「凄いな、凄いな。中世が今も生きているんだ」と、小躍りして喜んでおられたのが印象的でした。
その後、伏見桃山城キャッスルランドの復興模擬天守閣(今はもう上がれない)に昇り、南は巨椋池跡、眼下には伏見殿の故地、北側にははるかに都の市街地を一緒に遠望しました。天守閣に展示してあった伏見の古地図を嘗めるように丁寧に眺めておられたことも思い出します。
 その時の成果が、瀬田勝哉「『伏見古図』の呪縛」(『武蔵大学人文学会雑誌』第31巻第3号掲載、2000年)です。これも凄い論文です。これまで無批判に中世のものと信じられて使われていた「伏見古図」を徹底的に分析し、それが近世に捏造された偽作であることを完膚無きまでに論証したものです。ご興味のある方は、ぜひご一読ください。

 瀬田先生とは、もう一回、伏見を歩いたことがあります。めぐりあわせの良いことに、京都市埋蔵文化財研究所が伏見で発掘調査をしており、それにご案内したのです。これも、先生がかねてから注目されていた「伏見一間道」という古道の場所の調査だったので、これも大変喜んでもらえました。

 中世の伏見、私もぜひやってみたいですね。「院政王権都市」にはなりきれなかったと思いますが、京都近郊の重要な中世都市だったことは間違いありません。ただ、秀吉によって完全に土地が改変されてしまっていますから、なかなか難しい課題であることは確かです。それでも、瀬田先生のように丁寧に探索すれば、思いがけないことがわかるかもしれませんね。
 野口・美川・元木各先生、一度伏見を歩いてみませんか? 秀吉以後のものだけでなく、後崇光院陵、橘俊綱の伏見殿跡と推定される指月の丘(怪しいけれども、光明・崇光両天皇陵が治定されている)など、中世をしのばせるものも少しは残っています。

 宣伝です。9月の中世都市研究会京都大会(於花園大学)では、瀬田先生の御報告があります。稀有な機会かと思いますので、ぜひご来会ください。

中世の伏見を歩く。ゼミの行事に決まり!

No.3484

 山田先生、毎日とてもお忙しいようなのに申し訳ありませんが、ぜひとも伏見の御案内をお願いいたします。歩き疲れたら、中書島駅近くの鳥せい本店かキザクラカッパカントリーで一杯、ということであれば、遠方からの元木先生のお出ましも期待できましょう。
 
 山田先生の紹介された瀬田勝哉「『伏見古図』の呪縛」は、ここで読むことが出来ます。

http://e-lib.lib.musashi.ac.jp/Elib/H31-3/007/001.html

 ちなみに、瀬田先生の「伏見即成院の中世-歴史と縁起-」の「付記」に、このような一節があり、武蔵大学日本文化学科の矜持の高さに感動しました。いわく、
 「学生の卒論作成に学科の生命を賭けようという共通の意志」
小生も、大学はかくあるべきだと思います。武蔵大学は学芸員課程の充実ぶりでも有名ですが、その辺りの事情については以下をご覧になると一目瞭然だと思います。

  http://www.musashi.jp/persons/gakugei/crtpub/kateirp/repo99/html/nod0-0.htm