宣伝で恐縮ですが…

No.2902

京大の佐伯です、こんばんは。
先日はどうもありがとうございました。

さて、今日は全くもって学問と関係のない宣伝で恐縮なのですが…
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、実は私、趣味で合唱をしております。
合唱で年の瀬の恒例行事といえば、何といっても「第九」。
うちの合唱団でも、演奏会がもうすぐそこに迫っております。
(今日も練習があったので、こんな時間に書き込みです…)
ぜひみなさまにもお越しいただければ幸いです。

―――――――――――――――――――――――――――――――
日時:2004年12月17日(金)午後7時開演(午後6時開場)
場所:京都コンサートホール大ホール(地下鉄北山駅すぐ)
演目:ベートーベン コリオラン序曲
   ベートーベン 交響曲第9番「合唱付」 op.125
指揮:山下一史
演奏:京都市交響楽団
独唱:畑田弘美(Sop),片桐仁美(Alt),竹田昌弘(Ten),片桐直樹(Bs)
合唱:京都ミューズ合唱団-京都「第九」をうたう会
案内HP:http://www.h2.dion.ne.jp/~muse/annai/annai.html#041217
―――――――――――――――――――――――――――――――

合唱団はアマチュアですが(それでもそんじょそこらの合唱団より良い演奏をする自信はあります)

指揮者・ソリスト・オーケストラは一流のプロの方々です。
(指揮者の山下一史氏は、カラヤン晩年のお弟子さん)
というわけなので、本来チケットは立派なクラシックコンサート並みのお値段になるのですが、
佐伯を通していただけば半額以下の2500円にさせていただきます。
興味がおありの方は、佐伯までご連絡ください。
ぜひぜひよろしくお願いします。

余談ですが、うちの合唱団は大体団員が220人くらいいる大所帯なのですが、
現在私が団長をしております。要はまあ雑用係ですが。
おかげで事務作業etc.がすっかり得意になりました。
日本史研の雑務の方が楽に感じられるから不思議です(苦笑)。

第九

No.2919

毎年この季節になると「第九」の演奏会の話をたくさん聞きます。そのたびに「もうそんな季節かぁ」と思いますが、今年はうちの姉も大阪城ホールの「1万人の第九」(今日でした)に参加するというので、いつもよりも身近に・・・というか3ヶ月間がっちりと第九に触れてきました。楽しそうな姉の姿を見ていると、第九にも参加してみたいなと思ったりします。ただ、12月17日は残念ながら用事があって行くことが出来ません。また第九で磨きのかかった佐伯さんの美声を聞きに、そしてストレス解消にカラオケにでも行きますか(笑)
>>>そろそろ資料館が懐かしくなってきました。<<<

大工。

No.2920

 佐伯君がクラシック音楽をされているのは存知ておりましたが、<団長>とは「おそれ入谷の鬼子母」(団塊世代にしかわからない「おそれイリヤのクリアキン」というのもあります←「0011ナポレオン・ソロ」)でした。
 すぐれた中世史研究者にはクラシック音楽ファンが多いのですが、そういえば某旧帝大におられる日本中世史の若手のY先生も前任の大学のときに合唱団に入っておられました。
 研究者にとって「雑務」というのは、本当に負担なのですが、佐伯君はそれをサラリとこなすことができるようで、素晴らしい資質をお持ちだとうらやましく思います。
 元木先生の研究室は佐伯君の洋楽と長村君の邦楽であたかも芸大の音楽科のごとしですね。元木先生は・・・。

 ところで、タイトルは田中さんの「第九」にかけたのですが、今度のゼミ旅行で歩くであろう浅草に関して、『吾妻鏡』の養和元年七月三日条に「武蔵国浅草大工字郷司」と見えます。早くも事前学習です。

今様

No.2930

>田中さん
ストレスは万病のもとですからね。
忘年会の二次会はカラオケ??
内輪ネタですが、金曜日に大丸に行ったのに、お目当ての人には会えませんでした。しょぼん。

>野口先生
「某旧帝大におられる日本中世史の若手のY先生」
…うーん、どなたなのか気になります。

昨日はありがとうございました

遠藤明子
No.2901

 野口先生、山田ちさ子さま、そしてゼミのみなさま

 ちさ子さま、昨日は本覚寺と六波羅ゆかりの史跡のご案内、ありがとうございました。特に本覚尼さまこと実朝室の御位牌を拝見できたのは得がたい経験でした。
 
 野口先生、京女の窓からの六波羅講義、大変勉強になりました。やはり土地勘があるとないとでは理解がまったく違うと再認識した次第です。
 京女のあたりも昔は葬送の地であり、現在学生さんたちは死体を踏んで歩いているのだというお話、興味深かったです。
 古来死体は辻に埋め、人が上を歩くことが鎮魂になっていたといいます。帰り道で出会った女子高生が巫女さんに見えてきました。
 荒俣宏氏もかつて「都市には死体が埋まっている。だからこそ栄えるのだ」というお話をしておりましたので、京女もこれからも栄えてゆくことでしょう。

>ゼミのみなさま
 部外者のくせにいきなり乱入するわ中座するわ、大変失礼いたしました。
 若い皆様が熱心に勉強するご様子、大変刺激になりました。 スーパー坊主は思わぬ収穫でした。
葉山・逗子方面にお越しの際はご案内いたしますので、お気軽に声をおかけください。

Re: 昨日はありがとうございました

No.2904

遠藤様
こんにちは。おひさしぶりです。
京都へいらっしゃっていたんですね。
たまたま私はその日のゼミは体調不良で休んでおりましたのでお目にかかれずとても残念に思います。
また次の機会にはぜひお目にかかれればと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

PS.「帰り道で出会った女子高生が巫女さんに見えてきました」との書き込み、おもわずウケてしまいました☆
もしかしたら私もいろんな方々の霊に憑かれているのかもしれません・・・☆☆☆笑
ちなみに我が家の墓も鳥辺野にあります。
自分の家のお墓を見ながら勉強・・・なかなかないシチュエーションですね。
この大学に入れたのも先祖の「お導き」のおかげかもしれません・・・

大学コンソーシアム受講の皆さんへ。

No.2896

 明後日の特別講座科目「源平内乱期の京都」(火曜Ⅱ)は、下記の通り、博物館見学を予定しておりますので、お間違えのないようにお願いいたします。
  
 集合日時:11月30日(火)10:45AM
 集合場所:京都府京都文化博物館エントランス
      (京都市中京区三条高倉 地下鉄烏丸御池駅から徒歩3分)
 見学対象:2F歴史展示
  入館料:500円(一般、常設展示のみ)
  
 ※ 前の講義の都合などで、おくれて到着の場合は、直接2Fの歴史展示室にお出で下さい。
                       以上

源義経に関する本のことなど。

No.2895

 今年もあと一ヶ月余をのこすのみ。ゼミの主要メンバーは、卒論・修論、進路の選択、生活のためのアルバイト探しなどなど、たいへんな局面に立たされている人が多いようです。与えられたレールに乗るのを潔しとせず、自らの人生を自らの力で切り拓いている諸姉兄には、老体の小生がいつも力づけられています。
 このところ、昔の教え子が京都に訪ねてくれたり、メールで連絡をくれたりします。20年ほど前の青学史学科野口ゼミならびに5年前までの聖徳大日本文化学科野口ゼミ残党の皆さんです。前者は40代前半、後者は20代も後半といった年回りで、これまた人生の岐路にさしかかっている年齢であります。
 ひょっとすると、これらの人たちが世代をこえて集まれば、それぞれの迷いが晴れるといったことがあるかも知れませんね。

 ところで、いよいよ来年が近づき、大河ドラマの「あやかり」や「便乗」の義経本が書店にたくさん並びつつあります。その中から良い本を選びなさい、という試験のやり方もあるなどと密かに考えているのですが、出版社がブームを当て込んでのこととはいえ、名著の再刊がされるのはうれしいことです。
 上横手雅敬先生の『源義経 源平内乱と英雄の実像』(平凡社ライブラリー)はその最たるものでしょう。上横手先生は、これは再刊ではなく、しかも監修という形ですが『図解雑学 源義経』(ナツメ社)を出されました。これは、かえって世情に流布している牛若丸・義経についてあまり知識のない人には、よき案内書になる本です。碩学による入門書とでも言えましょうか。ちなみに、僭越ながら両書とも上横手先生から御恵送にあずかりました。あつく御礼申し上げる次第です。
 
 このところパワー不足の小生は義経ブームに乗り遅れておりましたが、このたび、ようやく一役買う機会を得ました。すなわち、1966年に角川新書の一冊として出された角川源義・高田実『源義経』が講談社学術文庫に加えられることになり、その解説の執筆を仰せつかったのです。
 この本は、最近にいたってやっと進展の見られる国文学と歴史学の共同作業の先駆的業績といえるもので、義経の人生のうち、史実として確定できる時期のみを、歴史学者高田実氏が担当し、その前後を歴史学にも民俗学にも通暁した角川源義氏が固めるという合理的な構成がとられています。
 そして驚いたのは高田実氏が、鎌倉幕府成立史について、近年にいたってようやく議論されているような卓見を示していることです。高田氏は1970年代、学界から忽然と姿を消されたのですが、これは日本中世史学にとって大変な損失であったように思います。
 角川氏の博覧強記ぶりにも目を見張るものがあります。この本が境界論や武士の僻邪性が強調された頃、すでに絶版になっていたことは実に残念なことでありました。
 「解説」は読まずとも、再刊なった暁には、ぜひ御一読いただきたいものです。

 ☆ 本の紹介が続きますが、本日、『新横須賀市史 資料編 古代・中世Ⅰ』を横須賀市からいただきました。執筆にあたられた近藤好和先生・高橋秀樹先生・真鍋淳哉先生の御配意によるものです。あつく御礼申しあげます。
 平安末・鎌倉時代の三浦氏研究にとって、もっとも基本となる優れた史料集が出来たというわけです。この時代の三浦氏はグローバルで、研究のやりがいがありますよ。

 なお、末筆ながら、大河ドラマの総元締めであるNHKによるガイドブックとして出された奥富敬之編『源義経の時代』も紹介の要ありです(例によって石浜さんから頂きました。ありがとうございました)。なんとなれば、短編ながら元木泰雄先生の「武士の誕生、武家の世」と佐伯真一先生の「フェア・プレイとだまし討ち」が掲載されているからです。ゼミメンバーは必読でしょう。

Re: 源義経に関する本のことなど。

No.2897

>角川源義・高田実『源義経』再刊
おおっ、再刊されるのですね。
この本は「存在は知っているけど見たことがない」本の一つでした。
高田実氏は論文は当然読んだことがあったのですが、
ある時点からパタッと論文が見えなくなるので、
いったいどういうことなんだろうと思っていました。
「学界から忽然と姿を消された」のですか。むむう…。
先生が解説を書かれるということで、発売が楽しみです。

それにしても、講談社学術文庫は本当にありがたい存在です。
…と持ち上げたら、品切れの『今鏡』を増刷してくれませんかねえ(笑)

Re: 源義経に関する本のことなど。

No.2898

今回の大河ドラマ関連本、例年よりもなんだかよく目に付くのは、私の思い入れの違いでしょうか。なんといっても、上横手先生が3冊も出されていることは特筆すべきでしょう。ナツメ社の『図解雑学 源義経』も、監修とは言え、先生がライターの文章の書き直しをほぼ全面的になさったとの由。まったくもって先生のご著書といっても過言ではないようです。野口先生がご紹介くださったNHK出版のドラマガイドも、監修はいつもの先生ですが、元木先生や佐伯先生といった、当掲示板でもおなじみの先生方が執筆なさっていますので、一見の価値ありかと。また、岩波新書でも五味先生が出されていますし、かくいうNHKブックスでも、元木泰雄先生が『保元・平治の乱を読みなおす』を、保立道久先生が『義経の登場』をそれぞれ上梓されます。元木先生の方は、かねて宣伝のように、大河ドラマ第一回で登場する兵乱を、新しい視点で読み解き、時代理解に大きな変更を迫るもの。保立先生の方は、義経が黄瀬河宿で頼朝と再会する以前の義経の実像に迫るもの。つまり、武将としての義経がまったく出てこない特異な本で、義朝や常磐、義父一条長成の姻戚関係から、義経の生きた世界を再構成しようとする作品です。どちらも読み出のある本になったなと、完成直前の今、感慨深く振り返る次第です。書かないということが一般化しつつある現在の出版界で、ここまでの作品を書き下ろしていただいた両先生には、深く御礼申し上げます。特に元木先生には、かなりの無理をお願いする結果となり、大変心苦しく思っております。本当にありがとうございました。完成の暁には、野口研究室に何部か寄贈させていただきますので、よろしくどうぞ。
私信:野口先生、論文をお送りいただき、ありがとうございます。そろそろ先生のご著書を読みたいなと、切に思う次第です。そうですよね、野口ゼミのみなさん!

プレッシャー。

No.2899

 >石浜さん 痛み入ります。
         NHKブックスの二著、大変楽しみです。
 
 >岩田君 一日も早い快復を祈ります。

 >遠藤さん 無事、関東にお戻りでしょうか?本日は貴重な資料のコピーやお土産をありがと
        うございました。

 ☆ 本日夜、山田先生の邸で開かれた中世都市研京都大会(2005年9月3日・4日)の委員会で、小生、大会報告の総括(これは相当偏った内容になる)・論点提示(これは絶対に無理)役を命ぜられました。ひと頃、「総括」という言葉が流行ったことがありましたね・・・。第一日目の見学会では法住寺殿跡の案内役をするかもしれません。また、レジュメの編集・印刷の担当も。
 ゼミの皆様の心優しき御協力を期待しております。
 
 なお、この帰途、はじめて二条城前から六地蔵まで地下鉄に乗車。乗車時間は約30分。山田先生「邸」と野口「小宅」は1時間弱で結ばれたことになります。

新刊図書の紹介。

No.2900

 義経関連の本や三浦氏の史料集ともいうべき『新横須賀市史』に続いて、二冊の単行本を御紹介いたします。
 一つ目は、中村修也『今昔物語集の人々 平安京編』(思文閣出版、2300円)。
 盗賊やら下級官人、水銀商人、陰陽師など、平安京に生きた人たちを今に生きているかのようによみがえらせてくれる、とても面白く、口語体で書かれたわかりやすい本です。
 中村先生は文教大学教育学部教授。
 中村先生とは前任大学に勤務していたときに松戸でお目にかかって以来、長くお目にかかる機会を得られませんが、御恵送ありがとうございました。

 もう一冊は、本郷和人『新・中世王権論』(新人物往来社、1800円)。
 副題は「武門の覇者の系譜」という刺激的な書です。武士論・王権論に関心のある方は必読。小生はミネルヴァ日本評伝選で『北条時政』を書く際、おおいに参考にさせて頂くつもりです。本郷先生は言わずと知れた東大史料編纂所助教授。
 本郷先生、御恵送いただき、あつく御礼申しあげます。

Re: 源義経に関する本のことなど。

本郷和人
No.2912

野口先生、拙著無事に届いたようで何よりでございます。
ご感想、ご批判を、簡単なものでも結構でございますので、
お知らせいただければ幸いです。

掲示板をごらんの院生・学生の皆様、もしよろしければ
何人かで一冊でも、お買い求めいただければうれしいです。
今年の冬はさほど寒くはなさそうですが、本郷家が無事に
年を越せますように。

本郷先生に重ねて御礼申しあげます。

No.2913

 かつてNHK大河ドラマの主人公に平将門が取り上げられたとき、将門関係の論文を集めた本が刊行されたりして、研究の活性化がはかられたことがありますが、今度の義経もそういう効果を期待したいところです。中世前期の武士の存在形態について、まずは、ここ四半世紀くらいの間の研究成果(石井先生や上横手先生の論文集から最近の川合康先生の『鎌倉幕府成立史の研究』にいたるまで)をきちんと反芻することが肝要だと考えております。
 蓄積された研究成果を正当に理解・吸収することは、なかなか大変なことで、十年ほど前に『武家の棟梁の条件』(中公新書)を出したとき、石井進先生から新しいパラダイムを提示するさいに必要な覚悟について厳しい御指摘を頂いたことを思い出します。
 本郷先生の御高著の真骨頂は北条氏の評価にあるものと思いますので、さきに述べましたように、『北条時政』執筆の中で、いろいろ考えさせていただきたいと存じております。
 なお、本日、本郷先生から御高論「中世古文書学再考」所収の『日本の時代史』30を御恵送いただきました。重ね重ねの御厚意に恐縮いたしております。研究室に配架してゼミメンバーにおおいに活用してもらいたいと思っています。
 セミメンバーで武士論や鎌倉時代の政治思想史を専攻しているとくに院生の諸君は、この冬休みにでも本郷先生の御著書を精読し、率直な感想をお知らせしたら宜しいのではないでしょうか。
 
 ☆講談社学術文庫の『源義経』は、来年正月7日刊行の予定で校閲・校正などの作業が進められています。 

地下鉄東西線延伸のお知らせ。

No.2889

 いよいよ明日、地下鉄東西線(どうも「東西線」というと、早稲田や飯田橋、そして西船橋を走る、わが故郷のそれをイメージしてしまうのですが)が六地蔵まで延伸されます。

 これによって、二条城前駅から徒歩15分の山田邦和先生邸(「平安京検非違使庁跡」)から拙宅(「昭和30年代東映映画スター御用達クレー射撃場跡」:近くの停留所「頼政道」まで六地蔵駅から京阪宇治バス「東御蔵山」行で8分)までの所要時間が格段と短縮されます。なお、山田「邸」と野口「宅」の表記に注意すること(史料読解の基本!)。

 山田先生、ご祝辞のメールをありがとうございました。

 ゼミの皆さんも、どうぞ遊びにお出で下さい。宇治に抜けるトンネルも開通して、平等院までは車で10分ほどでいけるようになりました。日野法界寺や黄檗山萬福寺なら5分?

祝 東西線延伸☆

No.2892

 京都市営地下鉄東西線は、粘土層である東山を複雑な仕組みのトンネルでほり抜いたり、全線ホームドア、京阪京津線からの乗り入れ、駅ごとのテーマカラーはグラデーションになっている等、“ぽっぽ隊”的には見所いっぱいの路線です。(京都市民には巨額の税金が...)
 ゼスト御池・ラクト山科・パセオダイゴロー・momo(↑全部ご存じですか?)の先行きはどうなるか・・・。

>宇治に抜けるトンネル
 野口先生宅周辺の道路整備は、このトンネルの為の物だったのでしょうか?
 おかげで山科教習所での路上教習では御蔵山周辺をとても楽しくドライブ出来ました。開通ということは、交通量も結構増えそうですね。

◆東西線トリビア
 東西線での発車のベル、二条行き、醍醐・六地蔵行きともに「醍醐寺の鶯」「古都の朝靄」というタイトルが付いています。御陵駅しか聞くことが出来ないものもあったりします↓くわしくは京教大附属桃山中のページで...
http://www.kyokyo-u.ac.jp/MOMOCHU/INDEX/OTO/TSUKKUN/tozailine/subway.htm

“ぽっぽ隊”始動!(ソロ活動)

No.2893

>野口先生
 調査旅行の件ではご迷惑をお掛けしております。
 すでに手配は完了しているようで、西村君からメールが行くはずですので、
 もうしばらくお待ちくださいませ。


さて、表題の件、早速東西線の延伸区間に乗ってきました!(笑)
幸いにも(?)今日は見学会で授業がなく、1日フリーだったので。
7年前の二条~醍醐間開通時は、母方の祖父が地元の学区の自治連合会長をしている関係で
出発式のテープカットに呼ばれていたので、祖父の大舞台の写真撮影も兼ねて張り切って
1番列車に乗りに行ったのですが、今回はもう当時(高校時代)のような気力もないので
夕方に行ってきました。

7年前は京阪京津線の廃止という強烈なインパクトがあったのですが、
今回は純粋な延伸ということでいたって平和でした。
六地蔵駅周辺ではやはり地元の方々が見学がてら乗りに来られていた様で、
なかなかの賑わいを見せていました。「六地蔵」=「御蔵山」と考えると、
かなりの乗客が見込めるような気がしますね。(^^;) 二条から西への
延伸のためにも、繁盛して欲しいものです☆ ねっ、鈴木君!


御蔵山といえば、御蔵山小学校の向かいの「御蔵山聖天」は天台宗京都教区の
事務局になっていたので、前職時代に教区旅行の営業に通っていました。
事務局とは名ばかり(失礼)の小さなお寺(なぜか鳥居もあったような・・・)で、
“事務局長”も可愛らしいおばあちゃん(また失礼)だったのですが、かなり由緒正しい
史跡のようです。詳しい歴史などご存知の方はいらっしゃいますでしょうか?

鉄道研究会も活動開始?

No.2894

 地下鉄東西線の延伸を契機に鉄道研究会も、いよいよ始動ということになったようで、これまたお目出度いことです。
 鈴木君の紹介してくれたサイトでは、東西線が発車する際の各駅のチャイムが聴けて面白かった。これは、京都以外にお住まいの方は「必聴」です。こんなの他にはないでしょう?
 鈴木君の仰せのとおり、最近、家の前の道路も自動車の通行量が増えて、時に睡眠を妨げられることもあります。日野富子みたいな市長を擁立して、関所でもつくってもらおうかと考えております(ちなみに、宇治市は目下市長選挙の渦中にあります)。
 しかし、交通が便利になったおかげで、地価はようやく下げ止まりの気配を見せているようで、これは結構なこと。
 
 八井君には、名鉄退職後まで、いろいろ御世話になっていて恐縮です。御蔵山聖天は、当地に引っ越してきたとき、さっそく参拝にうかがいましたが、どうも近代になってから創立されたものだったように記憶しています。

 それにしても、この掲示板、このところ男性の書き込みばかりで、どこに「女子大」が存在するのか分からなくなりつつありますね。

 ☆ 先日、山田ちさ子さんのところのBBSのおかげで、青学でゼミを担当していたときの教え子に再会できたのですが、昨日、テレビを見ていたら、小泉首相の靖国参拝に関する訴訟の裁判のニュースに女性の裁判長(千葉地方裁判所)が映り、この人が小学校高学年のときの同級生と分かりました。彼女は小学生当時から、生徒からも先生からも信頼の厚いたいへんな人格者でした。裁判官となるに然るべきものありです。小生と兵藤先生は単に同じ小学校で同じ学年だっただけですが、この人は正真正銘の同級生です。

今日はどうもありがとうございました。

No.2884

野口先生・ゼミのみなさまへ

佐伯です。今日はどうもありがとうございました。
このテーマだけにぜひ野口先生には聞いていただきたかったので、本当に良かったです。
貴重なご意見をありがとうございました。
これから活字化に向けて邁進したいと思います。

ほかのみなさまにも楽しんでいただけましたでしょうか。
聞いていて面白いと思っていただけたなら良いのですが。

再来週の例会もぜひ参加させていただこうと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

どうもすみません

岩田慎平
No.2885

 佐伯さん、ご発表お疲れさまでした。
 昨日は急遽(しかも無断で)休んでしまい、申し訳ありませんでした。先週から体調を崩しておりまして、昨日は大学の発表共々、例会も休ませていただきました。

 人様の心配をしている場合ではありませんが、皆様もどうぞお大事にお過ごしください。

お疲れさまでした

鍜治 利雄
No.2886

昨日は報告お疲れさまでした。
自分の力がまだ未熟で全体像をつかむのでやっとでしたが、大変勉強になりました。

皆様ともやっと打ち解けて話せるようになってきたので一安心。これからもヨロシクお願いします!

実はあれから、徹夜気味で今日提出のレポート書きました(笑)
野口先生の授業はそんなことにならないよう精進・・・します

≫岩田慎平さん
ムリなさらないで下さいね。どうぞお大事に

「楽しませて頂きました」に1票!

No.2887

 昨日は風邪で機能低下も著しいなかではありましたが、とても楽しかったです☆徳大寺家については『平家物語』に登場する実定くらいの知識しかないまま聞いていたのですが、母系一族としての能保との関係や、その政治的位置への影響を始め、史料を自由自在に駆使した詳細な発表には、本当に勉強させて頂きました。野口先生から振られた土肥実平の話も面白そうでしたし、今後に繋がる話が満載だったのではないでしょうか。活字化を楽しみにしております。

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 さて、今日は一日寝ていたのですが、今わたしの後ろでついているテレビの関西限定情報番組(MBS「ちちんぷいぷい」)で「1202年」を特集していました。「熊野詣が流行!」とポップな文字で書かれると別物のようでした。さらにおまけ情報で1199年に頼朝が糖尿病で亡くなった事も紹介していてびっくりです。一体、どれくらいの人の暮らしにこの情報が役立つのでしょう?

身体髪膚これを父母に受く・・・。

No.2888

 この先、知っていますか?
 親孝行の第一は病気になったりケガをしたりしないことである、っていうことです。
 このところ、□□君・□□さん・岩田君・田中さん・・・と体調を崩す人が多いので、あえてアドバイス。急に朝晩寒くなってきたので、生活のリズムを立て直し、温かくして早く眠ることです。
 などと言いつつ、小生、本日は胃腸の具合が悪く、先生面は出来ませんが。ちなみに、人間と一緒にしてはいけませんが、ケガで入院中だった愛車プレミオ、ようやく退院と相成りました。明日、受け取りに参ります。

 せっかくの佐伯君の御発表にたいして、あまりよいコメントを差し上げることが出来ず、申し訳ありませんでした。しかし、徳大寺家に着目したのは、院政期から鎌倉幕府成立期を政治史的に捉える上で、まさに慧眼でしたね。源平抗争史的な視角とは異なった回路から、鎌倉幕府成立論が構築できるような期待をもちました。これからの御研究の進展を楽しみにしています。今回の発表の論文化、早々にお進め下さい。
 山内さんは、佐伯君から頂いたレジュメに載っている佐々木氏関係の史料をしっかり解読してください。たいへん、勉強になると思います(おそらく、山本君にも)。
 佐伯君、次回例会での御指導もなにとぞ、よろしくお願いいたします。
 今回は、神戸大のメンバーがお出でになれなかったのがじつに残念でしたが、とくに院生の皆さんにはメンバー以外の方も含めて、これからも例会での積極的な御発表および御出席をよろしくお願い申しあげる次第です。
 
 >鍛治君 コンソーシアム科目のレポート、おおいに期待しています。

 >田中さん 頼朝の死因は糖尿病なのですか?たしかにスタイルは
 「大あたま これぞ ぶしょうの はじめなり」
だったようですが。
 (誰ですか?「○○先生みたいだ」なんて言っているのは!) 

頼朝の死因について

No.2890

>野口先生
 頼朝の死については落馬や暗殺など諸説あるはずですが、テレビでは「飲水病」=「糖尿病」と断定していました。それでまた「あらららら」と思った次第です。

Re: 今日はどうもありがとうございました。

No.2891

昨日は不勉強で発言することも出来ず、一方的に勉強させていただく結果となってしまいました。 徳大寺家もなんとなくイメージがあるだけでしたが、そのような視点から捉えることの重要性を教えていただきました。佐伯さんありがとうございました。

 寒くなってきているので体調管理には皆様気をつけてくださいね。先生のおっしゃる通り薬を飲んで温かくして寝ることだと思います。(特効薬は「気合」だと言って憚らない私がいうのもあれですが)私も生活のリズムを取り戻さねば・・・。

『日本歴史』は、 The Nippon-Rekishi

No.2874

 昨日、岩田君が『鎌倉』14号のコピーと共に、『日本歴史』第52号のコピーを持ってきてくれました。これは、実教出版から刊行されていた当時のもので、裏表紙には掲載論文の英文タイトルが連記され、誌名はタイトルに示したとおり。『日本歴史』はニホンレキシだと思っていたので、大きな発見でした。
 
 ところで、すこし手遅れですが、明日の例会報告の関連論文として、以下の2点を紹介しておきます。
 藤本元啓「京都守護」『藝林』30-2、1981年
  同  「鎌倉初期、幕府の在京勢力」『藝林』32-2、1983年

 ☆ しばしば御迷惑をおかけしていましたので、ようやく携帯電話なるものを入手いたしました。徐々に活用をはかっていきたいと思います。
 なお、同時に正高信男『ケータイを持ったサル 「人間らしさ」の崩壊』(中公新書)も読み始めました。<ケータイがないと生きていけない人>には必読です。

近藤好和『騎兵と歩兵の中世史』近刊!

No.2875

 タイトルの近藤先生の御著書、吉川弘文館の歴史文化ライブラリーの一冊として12月に刊行とのことです。そして、つぎは即座にミネルヴァの『源義経』でしょうか。まさか、『スタートレック』ではありますまい?
 12月には元木先生の『保元・平治の乱を読みなおす』もNHKブックスから刊行の由をうかがっており、いずれも楽しみなことです。
 それにひきかえ、小生こと、このところ本を出しておらず(本は石浜さんとのお約束が最優先です)、まことに面目なき次第です。でも、けっしてサボっているわけではなく、論文・雑文の類は一応書いておりますので、今年度中に刊行予定で、すでに初校校正済みの分に限って<自己宣伝>させていただきます。
 
 「慈光寺本『承久記』の史料的評価に関する一考察」(京都女子大学宗教・文化研究所『研究紀要』第18号)

 「藤原隆家-刀伊撃退の立役者-」(元木泰雄編『古代の人物 第6巻』清文堂)

 「「武家の棟梁」と東国武士」(朝日ビジュアルシリーズ『週刊 街道をゆく 第5号、三浦半島記』朝日新聞社)

 「「女の都市」と遍照心院の成立」(『大通寺報 ふかみくさ』第20号)
  
 これしかないということは、立場上、藪蛇であったかも知れません。
 
 ☆ 学部4回生のみなさん 修士2回生のみなさん そして博士論文執筆中のみなさん さらに『紫苑』第3号執筆者のみなさん(すべてゼミメンバーにおられます) 御一緒にがんばりましょう! 

反省

No.2876

野口先生>拙著の宣伝、ありがとうござます。前著『弓矢と刀剣』の続編のような内容です。次は確かに『源義経』の予定ですが、即座にとはいきません。スタートレックの本の方が書きやすいかも。いずれは書いてみたいですね。未来史ですからね。

ただし、最近は、ちゃんと註のある学術論文をまったく書いていません。その点、反省しています。

携帯保有お祝い?

No.2877

野口先生、携帯御保有だそうで、まずはおめでとうございます。
どんな機種でしょうか。
私は、中高年用の万歩計付き、写メールなし、をもっています。一日1か所のメールアドレスに、何歩歩いたかを送ってくれます。象印の電気ポットにもそんなのがありました。
老人は必ずお茶を飲むので、ポットの使用状況を、離れた子供夫婦におしえてくれるというやつです。
その携帯版なのですが、老人は携帯を家においたままにするでしょうから、製品としてはいまひとつの完成度です。
けっきょく、宛先は自分のコンピュータのメールアドレスです。
私は年甲斐もなく、電子機器を沢山持ち歩いています。
携帯電話、電子手帳としてPDAのソニーのクリエ、外で短い原稿書き用にキーワードのついたヒューレットパッカード社製のPDAジョルナダ720、電子辞書などです。
もっとも最近買ったのが、電子辞書ですが、この使用頻度が一番高いかも知れません。
いつも年末になると、手帳だけでも、歴史手帳(吉川さんから送ってくるので)に変えようと、迷うのですが、やはりデジタル機器を使ってしまってます。
気分としては、楽しんでいるというより、後ろめたい気分です。携帯はそんなに電話には使いません。コンピュータのメールの転送をしているので、その確認ぐらいでしょうか。
最近、山の様に、迷惑メールが来るので、ほんとうにじゃまくさいですが。

電子機器と宇宙大作戦

No.2878

「スタートレック本」の何冊かは持っていますが、ほとんどが和訳書で、日本人が書いた本は10冊も無かったように思います。近藤先生、タイムスリップ系のストーリーで戦国自衛隊みたいなスタートレック小説ってのはどうですか??

 今日は、京都教育大学の今年度2度目のオープンキャンパス。2回目は初めての企画で、僕のいる専攻は参加者が「1人」...。みごとに企画倒れな企画でした。

 最近の事件でも携帯電話が解決のキーになっていますが、いくら所在地が企業に管理されようと便利さには負けてしまいます...。ゼミ旅行での緊急事態にも(起こって欲しくはないですが)活躍してくれそうですね☆

 美川先生>すごくサイバーな感じですね。お役所風に言うと「e-研究者」でしょうか。
 ノートパソコンを持ち歩くよりも、キーボード付のPDAを持ち歩くのが一番便利だと思います。この場合、キーボード付で携帯と電子辞書内蔵のPDAが出れば一番ですね。
 アメリカやヨーロッパでは、Windows搭載の携帯が普通に発売されていますが、日本では市場が寡占状態なので実現されるのはだいぶ先になりそうです。

PDAって何!?という方へ>
PDAは個人用携帯情報端末(Personal Digital Assistance)の略で、昔で言う電子手帳が高機能になりパソコンとの連係機能がついたというものです。

P.S.卒論頑張ります!

ケータイをもって、本を書くべし!

No.2879

 近藤先生・美川先生、御返信ありがとうございます。
 核兵器を保有した三等国みたいな心境です。
 近藤先生は歴史文化ライブラリーを2冊目ですし、美川先生も昨年『白河法皇』をNHKブックスから出されたばかりですし、小生身の置き所がありません。
 注の方が長い論文というのが昔はありましたね。しかし、注があれば研究で、無ければそうではないというわけでもございますまい。むしろ、一般向け書物を執筆するときの方が、大きなエネルギーを要する場合がままあるような気がいたします。
 ケータイは、基本的にこちらから連絡するための道具として手に入れました。最近、公衆電話が少なくなり、駅で先方に到着時間を知らせようと探している間に電車が出てしまうなどと言うこともありそうでしたから。また、緊急時にこれがないと、大いに不利益をこうむりそうな時代ですから。そして、学生さん達に、不便だと叱られるというのも理由の一つであります。しかし、今もそうなのですが、電源は切りっぱなしですから、そうおいそれとはこれで小生に連絡は取れませんからね。
 そもそも電話は嫌いですし、メールでもパソコンのアドレスの方にお願いします。でないと、ケータイによる文字の入力作業は耐え難いので、返信は出来ません。
 本当に何のために買ったのかわかりませんね。
 パソコンとかケータイの類は自己制御の範疇を逸脱していますから、小生、相変わらず『歴史手帳』愛用です。
 なにしろ、小生の世代は、故・網野善彦氏のいうところの日本歴史上における二番目の分水嶺の前後を生き抜いております。ラジオ・紙芝居から白黒テレビ→カラーテレビ・・・といった順序だった過程を踏まえた生活体験を大切にしたいと存じておる次第です。
 要すれば「居直り」でありますね。
 それでも、電子機器については、鈴木君がいてくれるから、すこしは安心して使っていられるのです。

( ^_^)ロ---------ロ(^_^ ) モシモシ

No.2881

昨日先生が「じゃじゃ~ん」と携帯を出したときはすごくびっくりしました!!(笑)
さっそく夜に携帯へメールしてみたんですが、見ていただけましたでしょうか???
「基本的に先生からの連絡手段用」だそうですが、緊急時など、こちらからもメールさせていただきたいと思います♪

はやく「合格しました」とメールが打てる日が来ればよいのですが。。。☆☆☆

曾祖母は慶応年間の生まれでした。

No.2882

 >永富さん
 上の書き込みを拝読したことにより、記念すべき初着信、ただ今確認いたしました。いろいろボタンを押しまくった末にですが。ありがとうございました。
 明治時代に電信がはじまったころ、電信柱によじ登り、電線に荷物を結わえ付けて届けようとした人がいたそうですが、小生もその類ですね。
 蒸気機関車が重い客車を引き、汗をかいて可愛そうだというので、桶で水をかけてやったお婆さんもいたそうです。
 小生が、中学生時代には、トランシーバーという無線機が憧れの的でしたが、こんな宇宙防衛隊員の道具みたいなものが出来るとは・・・1951年生まれの少年にとって、今やSFの時代ですね。
 ちなみに、関西には1951年生まれで歴史学を生業にしている人が意外と多いのです。さあ、誰でしょう?

初着信

No.2883

野口先生
初着信おめでとうございます。

ちなみに小生の持ち歩いている電子機器もう一つありました。
アップル社製のiPod という小型ハードデイスクの入った音楽プレーヤーです。これに、数百曲のクラシックを入れて持ち歩いています。知る人ぞ知る優れものです。アップル社はコンピュータは不振ですが、この機種でさいきん復活です。
まあ、要は子供がおもちゃを沢山持ち歩いているのと、いっしょなのです。
前に京都府立総合資料館の出口で、ぴーぴーセンサーが鳴りました。どうも、電子機器の持ちすぎが原因だとのこと。
来月ドイツに行くので、海外でも使えるボーダホンの携帯に食指が動いているところです。どうせたいして使うわけではないのですが。

卒論について

No.2870

京女の後輩の皆様!!
朗報です☆☆☆

なんと「手書き提出」で有名な我が史学科の卒論・・・
来年度から「ワープロ打ちOK」になるそうですっ!!!!!
(昨日稲本先生から情報をゲットしました)
ただし、今年はまだ手書きでないとだめだそうです。。。(・・,)グスン 
ちなみに史学科の学生研究室(事務員さんの机のあたりにあります)に現在卒論の提出見本がありますので、もしどんな感じで製本されるのか見てみたい人は見に行ってみてくださいね。
ちなみに私が見た感想を述べると・・・
まず形式。和綴じできれいなんですが、「あれに2000円はぼったくりでは???」と思ってしまいました☆(製本代2000円もとられるのよ)
しかも日本史と東洋史に比べ西洋史の完成版のかっこいいこと!ちゃんとした「本」なんです。うらやましい~('-')キャーキャー
中身について。例で展示されてるのは昭和57年度の卒業生の物なんですが、とにかくすごい!!
図とかのコピーとかにもきれいに色えんぴつで塗ってあったり、グラフなんかもすごく凝っててキレイ!!字もきれい!!
内容もなかなかハイレベルでした。

ぜひご覧あれ。。。☆

おお~☆

No.2871

 かねがね「手書きって!!」と思っていたのですが、ようやくワープロ原稿がOKになるのですね。友達から「面倒くさい」「時間がかかる」と聞いていたので、今後卒論を提出する皆さんにとっては本当に朗報ですね♪それにしても、卒業論文から製本してもらえるとはなかなかいい制度ではないですか。私の卒論は学校指定のコクヨの青いファイル綴じのままで師匠の研究室に置かれています。修士論文はきちんと製本されて(しかも写真まで入って)図書館に入りますが、せっかく大変な思いをして完成させる卒論ですから、しっかり製本してもらってちゃんと手元に置いておくのもいいかもしれません。
 余談ですが、製本され同志社図書館に配架された修論(写真入り)は院生になると閲覧できたので、M1になるとすぐ高橋昌明先生と山田邦和先生の修士論文を探しに行きました。(と、先日高橋先生に言ったら笑われてしまいました)自分とほぼ同い年の先生方の論文を読んでは「頑張ろう~」と思っていましたが、学生時代の先生方の写真を見る為に書庫に行っていたという側面も否定は出来ません(笑)

Re: 卒論について

No.2872

 ワープロOKとなるとは、おめでとうございます。

 私は、逆にゼミ生には、手書きでもいいけれど、できればワープロで出してね。提出間近に清書はたいへんだから。と言っています。そのため、最近はほぼ100%ワープロ原稿です。

 よく、手書きの教育効果、をおっしゃる先生がおられるのですが、聞いてもその理由があまりよく私には理解できません。手で書くと頭によく入るというのは、記憶のメカニズムからすると納得できる説明ですが、でも自分の卒論、暗記するのかな。けっきょく、一生に一度ぐらい、手書きで書け、といった話になるのですけれど、やはりよく理由がわからない。昔は卒論、修論を何人もが協力して清書したため、いろんな字が混じっている場合が多かった。それに較べるとワープロの方がましかと思います。
 けっきょくは、俺は昔手書きで書いたから、おまえらも書け、といった「感情」をただ、理屈っぽく説明しているだけなんでしょうか。そうだとすると、「論理」を重んじる研究者としては問題があるのではないでしょうか。一度、手書き派の方のしっかりした反論を聞きたいです。

 私の「感情」は、とにかく汚い手書き文字を読みたくない、ということなんですが・・・。

『史窓』を見よ!先輩達の偉業あり。

No.2873

 卒論は、やはり中身です。
 小生が青山学院大学・大学院に在学していた頃、他大学の紀要類など読むにつけ、「この大学の史学科・史学専攻はスゴイ」と思っていたところがいくつかあります。もちろん、東大や京大はスゴクて当たり前なのですが、私学の女子大で第一位にランクしていたのが、ほかならぬ京都女子大学でした。
 その理由は、なにしろ、卒論段階でとてもハイレベルな論文を書く学生さんがたくさんおられたことです。それは、史学研究室から発行されている『史窓』のバックナンバーを見れば一目瞭然でしょう。
 小生が主に研究対象としている時代の院政~鎌倉初期あたりをテーマにしていて、ほかの論文の注などにとりあげられているものを、今即座に思いつくだけあげてみても、

 ① 尾羽澤淑子「武士団成立の一考察-千葉氏の場合-」『史窓』13号、1958年
 
 ② 小林淑子「昌寛法橋-鎌倉幕府成立史の一齣-」『史窓』26号、1968年
 
 ③ 増井尚子「大江公朝論-平安末期から鎌倉幕府草創期に於ける朝幕関係-」『史窓』28号、1970年

などがあります。
 ①は、小生の『坂東武士団の成立と発展』でも使わせていただきました。尾羽澤さんは、1957年度卒ですから、この論文は卒論でしょう。③には、末尾に卒業論文の一部を改稿したものと明記されています。
 どうです。ぜひ、読んでご覧なさい。今、流行の女院や国母の問題についても、必ず先行研究としてあげられている、劉和子「女院制の本質」『史窓』40号、1983年があり、これも卒論の一部に加筆したものであるとのことです。
 京都女子大学史学科の学生さん達は、かかる先輩たちのうち立てた輝かしい学統を受け継ぐべき立場にあることを、しっかり自覚し、且つ励みとして、学業にいそしんでいただきたいと念じる次第です。

Re: 卒論について

No.2880

☆レスが遅くなりすみません☆

田中さん>製本の制度のある大学はひょっとして珍しいのでしょうか?しかも提出したら返ってこないんですね~それはそれで寂しいかもしれないですね☆
学生時代の先生方の写真・・・みてみたいですo(^^o) ♪

美川先生>お久しぶりです。
美川先生のようにおっしゃってくれる先生が早くからうちの大学にたくさんいたら、よかったのに・・・という感じです。
文句を言っても今年が「手書き提出」なのには変わりはないので、せっせと「きちゃない字」で頑張ります☆←もちろんできるだけきれいに書くつもりではいますよ(!)

野口先生>実は野口先生と出逢った頃、そのお話をきいて↑にあげられている卒論を雑誌室へ見に行ったことがあります。
当時二回生だったので、中身を読んでもあまり理解できず、「よくわからないけど、卒論ってすごいんだなあ」(←こんな感想ですみません)と思った記憶がございます。
四回になり卒論を書く身になったものの、「すごい」とは絶対言えないどうしようもない論文を執筆中な自分が情けないです☆輝かしい伝統に傷をつけてしまうことを今のうちからこの場を借りて謝っておかねばなりません。
「先輩方、すみません」m(._.)m

小野随心院にて梵字の作品展開催。

No.2853

 小野小町の文塚で知られる小野の随心院で、梵字の作品展が18~24日に開催されるそうです。興味のある方はぜひ行ってみてください。紅葉もいよいよかと思われます。
 この作品展についての情報は、先日拝観させていただいた大通寺の御住職様から頂きました。

日本評伝選通信と人権教育センター報

No.2867

 ☆ さきにお知らせした元木先生の「殺生放逸 朝家の守護 元木泰雄氏『源満仲・頼光』を語る」掲載の『ミネルヴァ日本評伝選通信』8を山岡さんと山田さんがたくさん入手してくださいました。欲しい方は山岡さんにお申し出下さい。

 ☆ 花園大学の山田邦和先生から、同大学の『人権教育センター報』第6号をいただきました。これには、本年6月5日、同センターと当ゼミとのジョイント企画として実施されたミニ・フィールドワーク「清水・鳥辺野を歩く」の報告が掲載されています(花園大学史学科学生・鎌田久美子さんによる)。このコピーが必要な方は野口研究室までお出で下さい。

歴史手帳2005年版が届きました。

No.2868

 月曜の史料講読会、水曜の例会の際に配布いたします。注文した人(山田さん・山岡さん・立花さん・大川さん)は代金を御用意ください。史料講読会・例会に参加できない場合は、適宜研究室においでください。
 
 ※ 観光シーズンの京都。好天に恵まれた本日、五条東大路のあたりは、流石に大渋滞です。

ふぃ~るどわ~く

No.2869

野口先生>花大とのF.W.の際の報告のコピー、ぜひ頂戴したいです。よろしくお願いいたします。
それにしてもジョイント企画なのであれば京女側としても報告を出さなければならないかもしれませんね。

卒論さえなければぜひぜひ私が書きたいところですが・・・☆
誰か書きませんか????♪

嵐山史蹟見学会活動報告

No.2848

皆様こんにちわ。黒い足跡野口です。
遅くなりましたが昨日の活動報告を簡単にさせていただきます

十時半に嵐電嵐山駅集合(自転車で今出川から嵐山は遠かったです)→天龍寺…勅使門、霊比廟、曹源池(長々とつまらない話をしてしまい時間をロス)→天龍寺塔頭宝厳院(紅葉も素晴らしかったが庭全体の意匠も独特なものがあり勉強になりました)→大堰川(現在とは違った趣をみせていた中世の河の姿を詩などから想像復元。角倉了以が開発する以前はもっと荒々しい河だったようです)→亀山公園で昼食(山田喜代子さんのどんぐりご飯がとても美味しかったです。ごちそうさまでしたm(__)m)

ここからは山田ちさこさんによるご案内。
大井神社(中世では物資集積の中心地であったはずなのに、タレントショプに埋もれた姿がなんとも憐れ)→日本最古の晴明塚→天下龍門(中世都市嵯峨のシンボルゲート。今は橋が残るのみ)
→清涼寺(特別展で三国伝来釈迦如来像内部の五臓六腑が見れると勇んで行くが、実物は体内に戻されておりレプリカしかみれませんでした…残念!しかし本堂で釈迦如来像、霊宝館で源融卿に似せた似せ阿弥陀がみれたの満足。また本堂奥の伝小堀遠州作の庭も紅葉がきれいでよかったです。)→解散(お疲れさまでした)

今回は天竜寺十境を中心に嵐山を散策しましたが、孝子先生や人生の先輩方とご一緒できたことで大変充実した活動になりました。準備不足などからなかなか上手く説明できない部分もありましたが、皆さんにいろいろフォローしていただけたおかげで非常にいい活動ができたと思います。
特に午後からは山田ちさこさんに邦和先生が復元された中世の地図をもとに案内していただきましたが、学術研究に基づいた的確な説明にはいろいろ勉強させていただくことができました。僕も今後は山田さんのような案内ができるよう精進したいと思います。
参加していただきました皆様どうもありがとうございました。また次の機会がありましたら、更に皆様に満足していただけるような案内ができるよう努力いたしますのでよろしくお願いします。

どうでもいいことですが昨日の靴は白でした。

嵐山史蹟見学会

No.2852

 野口くん、ちさこさん史蹟見学会お疲れさまでした。
 急遽参加をさせて頂くことになったのですが、今まで「観光地で人も多いし・・・」と足が遠のいていたのが勿体ないくらい、面白く実りある見学会でした。
 天竜寺の十境の説明から始まった見学会でしたが、禅寺の建築様式や庭園のお話から、平安京と嵐山を結ぶ交通路、サテライト都市としての嵯峨野の機能、安倍晴明を先祖とする下級陰陽師集団の存在まで、そして清涼寺ではヨーロッパの宮廷や日本の後宮における出産儀式の話などなど、話はどんどんと広がっていきました。
 個人的には、大堰川畔の津とその横に立つ大橋大明神(大堰神社)、葛野の大堰といった「流通の場」としての桂川のお話が特に興味深かったです。
 そして何よりも楽しかったのは、一緒に見学をさせて頂いた「お姉さま方」が本当に博識だった事にもありました。『御堂関白記』を読んでいらっしゃるので、『御堂・・・』の事は勿論ですが、寺院・庭園・文学・・・とその幅の広さに、「あんな風になりたい!」と思いました。ぜひまたご一緒させていただきたいと思います。