Re: 『戦場の精神史』の書評
佐伯真一
No.2186
週刊誌に自分の本の書評が載るなど、慣れないことでいささかとまどっていますが、「文春図書館」の張競氏の評は過分なもので、特に「価値中立的」な方向に意を尽くしていると言ってもらえたのは、私の思いをきちんと汲んで頂けたものと、嬉しく拝読しました。「兵の道」の理解など、細かい違いはありますが、この速さで、さまざまな分野の本をここまで正確に紹介する書評者の方々というのは大したものだと思いました。
「ミス」は著者自身がずいぶんやって、石浜さんにカバーしてもらいましたが、それでも少し残っています。増刷で直せるのはうれしいことです。
明日は超豪華な取り合わせの講演会。この本の誕生のきっかけとなった場でもあり、是非参加したいのですが、残念ながら行けません。ご盛会を祈ります。
Re: 『戦場の精神史』の書評
No.2192
>佐伯真一先生 重版の由、おめでとうございます。書評の掲載された週刊誌など、集めて読んでみたいと思います。ちなみに、京大の元木先生の研究会において、当ゼミメンバーにして京大院・元木研究室所属の長村祥知君を評者として書評会が企画されております。
次回の軍記と語り物研究会例会にも出席する予定でおります。また、お目にかかれれば幸いと存じております。
>山田邦和先生 昨日、『史学雑誌』(回顧と展望)が届きましたが、京都女子大学宗教・文化研究所『研究紀要』16に先生と共著で執筆した「法住寺殿の城郭機能と域内の陵墓について」は、記載がまったくありませんでした。同号掲載の拙稿「院政期における伊勢平氏庶流」は取り上げられていたのですが。野口執筆分はシカトされるに相応しいかも知れませんが、山田先生の建春門院陵の位置比定は極めて重要だと思うのですが。そもそも、「法住寺殿」そのものが、京都以外では、まだ研究者一般に認知されていないようですね。
>石浜哲士様 昨日は例年のようにおいで下さってありがとうございました。「つづき」楽しみにしていますので、断絶なきように、よろしくお願いいたします。小生も今夏は心して執筆に取り組みたいと思っております。