俎板の上のメダカorナマズ・・・?。

No.2197

 8月1日に法政大学で開催される軍記と語り物研究会の例会は「『源平闘諍録』論の可能性」というテーマの小特集が組まれ、文学研究の立場から拙論「千葉氏の嫡宗権と妙見信仰-『源平闘諍録』成立の前提-」(『千葉県史研究』6,1998、のち野口編『千葉氏の研究』名著出版,2000に収録)が俎上にあげられるのだそうです(小生としては「坂東平氏と『平家物語』-上総広常・『源平闘諍録』・畠山重忠のことなど-」『軍記と語り物』38,2002、をご参照いただきたいのですが)。
 まさしく首を洗って出頭ということになりそうで、東に下って晒し首になった近藤勇になにやらシンパシーを感じております。ゼミの名称を「新・新撰組」とでも致しましょうか?田中さん、首実検の証人を宜しく。
 
 田中さんには、もう一件のお願いがあります。公開講座のテープ起こしです。兵藤先生の分をお願いいたしたく、門屋君と共同でも構いませんので。高橋先生の方は、山本君と山内さんのペアにお願いいたしました。こちらも、どうぞ宜しく。

公開講座のテープおこし

No.2200

兵藤先生分のテープですが、質問時間の最後の方で切れてしまっています。
MD録音分は150分まで録音されているので、最後の数十分はMDの方をご利用ください。

それは

No.2196

>ちょうど50000の数字が目に入りました。
 野口先生だったのですね! でしたら申告していただければお祝いの一つでも。

 公開講座は大盛況のうちに幕を下ろされたようで、お話伺えなかったことが返す返すも残念です。次回は是非!

7月3日開催「とりあえずお疲れ!会」について

No.2193

 皆様、昨日はお疲れさまでした。会場が狭く、なかなか先生方とは間近でお話しするというわけにはいかなかったと思います。もう少し会場を広くすればよかったと、少し後悔していますが、何はともあれ、無事に終わってホッとしています。
 さて、では予告通りに7月3日開催の「国方さん・鈴木くん就職祝い&プリンセス実習お疲れさん会」改め「とりあえずお疲れ!会」のお知らせを致します。
 日時:18時半開始
 場所:どんぐり 三条木屋町店(三条木屋町東入ル)
 待ち合わせ日時:18時15分 三条京阪高山彦九郎像前(時間厳守!)
 予算:先日告知した通り、¥3000という事で(少々変更するかもしれませんが)
 先日、なめかわ@エムニ嬢から参加のお返事をいただきましたので、みなさま荒木さんに引き続き、ナメカワ姐さんの登場もお楽しみに!

Re: 7月3日開催「とりあえずお疲れ!会」...

No.2194

昨日はお疲れ様でした!!
携帯の件、大変だったようですね。ちょうどメールをもらった時、お風呂にはいっており、酔ったいきおいでそのまま寝てしまったため返信できずすみませんでした。(×_×;)
七月三日、楽しみにしています♪

石橋山の合戦。

No.2191

 昨日の公開講座は、講師の高橋先生・兵藤先生はもちろんのこと、大学宗教教育センター職員のみなさま、ゼミメンバー諸姉兄の御協力のおかげをもちまして、充実したものにすることが叶いました(司会の不手際は除く)。あつく御礼申しあげます。
 講座終了後、ゼミ主催の懇談会も共同研究室に入りきれないほどの出席者があり、七条川端の「万蔵」で開かれた懇親会も楽しいものとなりました。講師の両先生のほか、早川厚一先生(上洛の新幹線で偶然兵藤先生と席が隣り合わせになったというのは、確率論的に実に興味深いお話でした。鈴木君、ぜひ計算してみてください)・山田邦和先生・源健一郎先生・樋口大祐先生、それにNHK出版の石浜哲士さんも御出席下さり、ゼミメンバーも直接、先生方とお話をする機会を得て、おおいに得るものがあったのではないでしょうか。
 なお、懇親会幹事の田中さんには、とくに勲功を賞するとともに、次回(7月3日)の祝宴について、また宜しくお願い申しあげる次第です。「新恩給与」も「本領安堵」も出来ず申し訳ありません。
 また、昨日は3週間ぶりにプリンセスが教育実習から戻ってこられました。お疲れさまでした。

 ところで、懇親会の席で兵藤先生から、今夏のゼミ旅行で、箱根を回る兵藤ゼミと伊豆を回る当ゼミの旅行の日程が重複した場合、石橋山で参会したいというお申し出がありました。幹事としては難題かも知れませんが、これが上手く実現すれば、それこそ「幕府開設」につながる事態に発展するかも知れません。はたまた、頼朝方・大庭景親方に分かれての合戦の再現が見られるのか?楽しみになって参りました。
 
 さて、小生は本日、耄碌による疲労の回復と明日ⅠⅡ講時の演習準備を期して在宅しておりますが、ゼミ諸姉兄は例によってほとんど睡眠をとる暇もなく、阪大で開かれている大阪歴史学会大会に駆けつけて、今頃は栗山圭子さんの御報告を拝聴の最中だと思います。明日、『吾妻鏡』講読会のあと、時間のある方は、栗山さんの御報告について、ぜひともレクチャーをお願いしたいと思います。

 ☆ 公開講座会場で、摂津源氏出身の歌人に関して多くの論文を発表されている高重久美先生から多くの御著作を頂戴いたしました。あつく御礼申しあげます。
 >元木先生  高重先生は『源満仲・頼光』(ミネルヴァ日本評伝選)の参考文献欄に、御自身の論文が引いてあることについて、「元木先生はどこでこれをお知りになられたのでしょう?」と仰っておられましたので、お取り次ぎいたします。
 >ゼミメンバー諸姉兄へ  ミネルヴァ日本評伝選の読書感想文コンクール、積極的に応募してゼミ旅行の資金を獲得してください。

Re: 石橋山の合戦。

No.2198

 公開講座、ご盛況のご様子、大慶に存じます。何やかやで今年も欠席いたし申し訳ありません。高重先生もお越しとのことで、ご挨拶の機会を逸したことが残念です。
 高重先生の御論文を発見いたした経緯は、たまたま坂本賞三先生の御論文をweb検索した際に『狭衣物語の新研究』に行き着いた次第です。まったくの偶然でした。お蔭で頼国以下の摂津源氏について多くの知見を得ることが出来ました。
 高重先生の御学恩に改めて感謝する次第です。

公開講座

山口博史
No.2188

本日の公開講座は高橋先生のご講演なので、是非行かなければと思い参加いたしました。先生の著書は「湖の国の中世史」「清盛以前」「酒呑童子の誕生」と拝読してファンです。今日のお話も、有意義な内容で得るところが多くありました。今回の内容が早く著書になることを切望します。兵藤先生のご講演も本当に私にとっては有意義なものでした。
あらためて、本日の講演会に参加できたことを嬉しく思います。企画されました野口先生有難うございます。
今日は講演会のあと、歴史グループの例会でした。他のメンバーも3名講演会に参加していました。

Re: 公開講座

No.2190

 山口さん、昨日はご来場ありがとうございました。両先生の御講演は実に重みのある内容で、司会のことなどすっかり忘れて考え込んでしまったため、我にかえって強引かつ放言に満ちた進行をおこなってしまい、一晩明けた今も冷や汗をうかべている次第です。
 10月には叡山電鉄主催の源義経をテーマにした講演会でお話をさせていただきますが、今回の御講演のインパクトにすこしでも近づけるように努力したいと存じております。

ごぶさたしております

No.2187

 みなさまがこれをご覧になるのはひょっとしたら明日のことになるかもしれませんね。

 本日の公開講座、昨日の夜までなんとかならないかと足掻いておりましたがどうしても行けそうにありません。大変残念です。次の機会がありましたらぜひお話伺いたく存じます。

 相模国の空の下からご盛況をお祈り申し上げます。

Re: ごぶさたしております

No.2189

 おかげさまで、昨日は悪天候にもかかわらず大変な盛会でした。学外から200人以上の来聴者があったようです。先日、「大通寺報」のコピーをお送りしましたが、そこに本覚尼についてお書きになられた作家の大垣さなゑさんもお見えになっておられました。
 来年も6月の第4土曜日に実施を計画しておりますので、どうぞ御上洛下さい。
 それから、たしか16日だったと思いますが遠藤さんのHPを開いたところ、ちょうど50000の数字が目に入りました。「キリ番ゲット」というのを楽しみにされている方には申し訳ないことを致しました。
 ちなみに、こちらのHPはアクセスのカウントのされ方がそちらとは異なるようですが、BBSは知らぬ間に50000を越えていました。昨日も、HPを見ているという方から声をかけられたり、書き込み常連のゼミメンバーの比定にエネルギーを費やしている来聴者がおられました。迂闊な書き込みは出来ません。 

『戦場の精神史』の書評

No.2185

すでにご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、佐伯先生のNHKブックス『戦場の精神史』の書評が今週の週刊文春の文春図書館で取り上げられています。また、今度の日曜日の毎日新聞、脱ヌード宣言した週刊ポストにも書評が出るそうですので、乞うご期待あれ。売れ行きもかなり好調です。これもすべて、皆様の応援のお陰です。ありがとうございます。今後もNHKブックスを買ってください。お願いします。
 というわけで、増刷も見えてまいりました。奥付の著者略歴に現職を入れ忘れたり、カバーそでの文章で勘違いをしたりといったミスを訂正できるので、嬉しい限りです。
 こうしたミスがなぜ起きたのか? 著者のあずかり知らぬところでのこうしたミスは、どういった経緯で発生するのか。それを防ぐ手立てはあるのか。そうした知識を知るのも、研究者にとっても無駄とは限りませんので、この場を借りて、恥ずかしながら、お話してみたいと思います。……つづく

Re: 『戦場の精神史』の書評

佐伯真一
No.2186

 週刊誌に自分の本の書評が載るなど、慣れないことでいささかとまどっていますが、「文春図書館」の張競氏の評は過分なもので、特に「価値中立的」な方向に意を尽くしていると言ってもらえたのは、私の思いをきちんと汲んで頂けたものと、嬉しく拝読しました。「兵の道」の理解など、細かい違いはありますが、この速さで、さまざまな分野の本をここまで正確に紹介する書評者の方々というのは大したものだと思いました。
 「ミス」は著者自身がずいぶんやって、石浜さんにカバーしてもらいましたが、それでも少し残っています。増刷で直せるのはうれしいことです。
 明日は超豪華な取り合わせの講演会。この本の誕生のきっかけとなった場でもあり、是非参加したいのですが、残念ながら行けません。ご盛会を祈ります。

Re: 『戦場の精神史』の書評

No.2192

 >佐伯真一先生  重版の由、おめでとうございます。書評の掲載された週刊誌など、集めて読んでみたいと思います。ちなみに、京大の元木先生の研究会において、当ゼミメンバーにして京大院・元木研究室所属の長村祥知君を評者として書評会が企画されております。
 次回の軍記と語り物研究会例会にも出席する予定でおります。また、お目にかかれれば幸いと存じております。

 >山田邦和先生  昨日、『史学雑誌』(回顧と展望)が届きましたが、京都女子大学宗教・文化研究所『研究紀要』16に先生と共著で執筆した「法住寺殿の城郭機能と域内の陵墓について」は、記載がまったくありませんでした。同号掲載の拙稿「院政期における伊勢平氏庶流」は取り上げられていたのですが。野口執筆分はシカトされるに相応しいかも知れませんが、山田先生の建春門院陵の位置比定は極めて重要だと思うのですが。そもそも、「法住寺殿」そのものが、京都以外では、まだ研究者一般に認知されていないようですね。

 >石浜哲士様  昨日は例年のようにおいで下さってありがとうございました。「つづき」楽しみにしていますので、断絶なきように、よろしくお願いいたします。小生も今夏は心して執筆に取り組みたいと思っております。

祝・NHKブックス1000号。

No.2183

 昨日の事前学習会は盛況で何よりでした。仕事や授業のあと大阪・神戸から駆けつけてくれた門屋君・平田さんを講師に充実した「予習」が出来ました。また、公開講座レジュメのホチキスとじ作業に従事してくれた京女の諸姉にも感謝します。(でも、ちゃんと指示の反対側をとめてくれた人がいらっしゃいますね。)
 公開講座当日の役割分担もおおよそ決まりましたし、あとは当日を待つのみ。来場者が多すぎて会場に入りきれなかったり、レジュメが足らなくなる事態の発生をおそれるばかりです。
 昨年・一昨年に講師をしていただいた源先生・山田先生や石浜さんもお出でいただけるとのことで、懇親会が楽しみです。 ところで、その石浜さんから、またしてもNHKブックスの新刊をお送りいただきました。斎藤孝著『生き方のスタイルを磨く』。ついに1000冊目だそうです。元木先生の『保元・平治の乱再考』は何冊目になるのでしょうか。それにしても、石浜さんのご活躍には頭が下がります。お祝いを申し上げますとともに、世が世であるだけに、ますます良い本を世に送り出してくださるようにお願い申し上げます。
 
 昨日は偶然にも『歴史学研究』『日本史研究』『日本歴史』の新刊が同時に届いたのですが、このうち『日本歴史』の巻頭に中世京都都市論・王権論にかんする興味深い新知見の盛り込まれた論文が掲載されておりますので、ゼミメンバーは必読(読んでおけばきっと御利益があるでしょう-なぜかは、見れば一目で分かる)。武士論研究者もこれを読まずして大番役を論ずることは不可となると思います。東国における東国武士のことしか知らない小生、すっかりまいっております。
 しかしながら、昨年の日本史研究会中世史部会報告のコメントで川合康先生(こちらの公開講座でも源先生とともに講師をしていただきました)が指摘されたように(平家物語研究会において川合先生が伊勢・伊賀平氏について発表されたさいに、小生が発言させていただいたことが、すこしはお役に立てたところがあったかも知れず、うれしく存じております)、東国武士の人脈は在京中に構築されるケースが多く(ほかにも千葉胤頼と渡辺党遠藤氏の例など)、もはや、当たり前のことですが、中世成立期の東国を自己完結的に『吾妻鏡』の世界だけで考えるような研究方法は成り立ちがたいと思います。
 
 ちなみに、川合先生からは上記コメントに基づく御高論「内乱期の軍制と都の武士社会」(『日本史研究』501抜刷)、「武士と戦」(葛飾区郷土と天文の博物館編『鎌倉幕府と葛西氏』名著出版、抜刷)および「都立新大学問題-何が起こっているのか 開かれた大学改革を求めて」掲載の『世界』728号を御恵送いただきました。あつくお礼申し上げますとともに、大学問題へのお取りくみに対して、あらためて深く敬意を表させていただきたいと思います。

月曜日の総合教育科目履修生へ

No.2182

 台風による休講などの事情でこれまで発表の機会の得られなかった人は、次回(28日)または次々回(7月5日)に回ってもらいます。当初より28日と7月5日に発表日程が決まっていた人を除いて、28日に指名されてもすぐに発表できるように用意をしておいて下さい。なお、Ⅰ講時の演習については、一回に4人以上の報告ということも想定されますので、報告時間について配慮してください。

参考文献追加

No.2179

事前学習会および講演会の参考文献の追加です。
『物語・オーラリティ・共同体』(ひつじ書房)
これの 第Ⅰ部 物語テクストの政治学が参考になります。
先日挙げました、『平家物語の歴史と芸能』よりわかりやすいのではないかと思います。
当日の報告もこの本が中心になります。
ギリギリになってしまい申し訳ありません。