【急告】 これからの研究所ゼミナールについて

No.21031

 御承知のように研究所ゼミを主宰してきた私(野口)は本年3月をもって定年退職致しました。これによって、研究所ゼミも解散することになっていました。しかし、私が研究所の客員研究員にとどまることを得たために、大学の御好意によって、共同研究室の使用が可能となり、ゼミの存続を図ることが出来ました。それによって、本年度前期は暫定的に、昨年度同様、史料講読会を継続してまいりました。
 しかし、私は専任の職を離れており、共同研究室はあくまでもお借りする立場にあります。また、私自身、新しい生活環境の中で、客員研究員としての仕事をすすめるための時間の確保は難しく、どうしても京都女子大学の出講日に振り向けざるを得ません。また、昨年来、現代社会学部で日本史や地域文化に関係する研究テーマに取り組んでいる学生諸君とは、卒業論文作成に向けて研究指導を行う約束もあり、そのための時間も必要です。さらに、私自身の体力の低下も否めないものがあります。
 以上のような事情から、これまでの研究所ゼミの活動はいったん休止し、現状に即した新しい形で再出発をはかりたいと考えるに至りました。要約すると以下のとおりです。

 ① 従来のような形ではなく、基本的に学部生の研究指導の場とする(その一環として希望に応じて史料読解のための指導を行うこともある)。
 ② 私の専門領域に関する研究に取り組もうとしている在来メンバーは、本年度後期、私の担当する大学院の授業にオブザーバーとして参加して頂けるようにする。(なお、『吾妻鏡』講読をさらに進めたいというメンバーには、これまで実質的な御負担をお掛けしていた岩田慎平氏が講師をつとめておられる古代学協会の講座への参加を勧めます。)
  ③ 科研費を申請し、私を代表者として研究に取り組みたいという提案もあるが、これは現状では不可能なので、希望される向きには、それなりの態勢を作った上で再提案を願いたい。

以上です。御不満や御異論もあろうかと思いますが、『紫苑』の刊行同様に、本来このゼミナール活動は私の定年退職の時点で終了するはずであったということを念頭に御理解頂きたいと思います。
 ゼミ古参メンバーの中から大学に専任教員として採用される方が現れれば、従来のようなゼミ活動は、そこに引き継いでもらいたいと念じている次第です。

 なお、本年度前期末までは、共同研究室の使用など、これまで通りの活動を続けられるように対応致します。また、後期以降の活動については、必要に応じて個別に連絡させて頂きたいと思います。

今週(6月27日~7月1日)の講義とゼミの予定&京女現社ゼミ配属希望調査開始のお知らせ

No.21026

 今週の授業とゼミの予定。

  27日(月)Ⅱ講時、同志社女子大学の「京都文化概論」:「「女の都市」と遍昭心院の成立」
  28日(火)Ⅲ講時、京都女子大学「基礎演習Ⅰ」発表:吉井さん「コンビニスイーツについて」・ 若林さん「ビジュアル系の歴史と特徴」
       Ⅳ講時「演習Ⅰ」発表:出口さん「岸和田城について」・辻本さん「回転寿司の歴史」
  29日(水)Ⅱ講時、立命館大学「日本史特殊講義」:「武家の棟梁の成立」
  30日(木)Ⅱ講時、京都女子大学「日本史特殊講義」:「鎌倉時代の京・鎌倉」
       15:00~研究所ゼミ 史料講読会
 7月1日(金)Ⅱ講時、京都橘大学「日本史特殊講義」:「鎌倉時代の京・鎌倉」

 京都女子大学現代社会学部の後期演習の配属希望調査は7月1日(金)19時から始まります。
 現在、「基礎演習Ⅰ」・「演習Ⅰ」に所属している方たちはお忘れなきように!!

2016年度京都女子大学宗教・文化研究所公開講座のご案内

No.21025

 明日(6/25)は京都女子大学宗教・文化研究所公開講座です。
 たくさんの方のご来聴をお待ちしております。

 ―京都女子大学宗教・文化研究所公開講座
 シリーズ・東山から発信する京都の歴史と文化⑱―

 『京都と鎌倉、そして平泉』

第一部「京都と平泉」
 講師 前川 佳代 先生〔奈良女子大学古代学学術研究センター協力研究員 日本考古学〕

第二部「京都と鎌倉」
 講師 野口 実 先生〔京都女子大学名誉教授 日本中世史〕

日時 6月25(土) 
 第一部 13:00~14:30 /第二部 15:00~16:30
場所 B校舎501教室
 (※昨年度と同じ会場です。お足元の悪いことが予想されますので、お気をつけてご来場下さい)

紫苑 第14号 アップロードしました。

No.21022

最新号をページにアップしましたので、ご確認&ご覧ください。
http://rokuhara.sakura.ne.jp/organ/

共同研究室のPC・プリンターは使えません。

No.21023

 鈴木君、ありがとうございました。ただ、開いてみたら文字化けしておりますので、対応して頂ければ幸いです。ただし、PDFファイルは正常です。

 共同研究室に置いてある私のデスクトップパソコンですが、意に反して(私のミスと云う事になるのかも知れませんが)、ウインドウズ10にアップグレードしてしまい、そのためプリンターが作動しなくなりました。そこで、岩田君の手をお借りするなどして対応を試みたのですが、結局不可。下記のサイト
 https://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=017757
の指定方法に従って元のグレード(7)への復元作業を試みたのですが、うまくいかず、それどころかパソコン自体の起動すら出来なくなってしまいました。
 そのため、共同研究室でPCを使った作業やUSBメモリ持参によるプリントアウトが出来なくなっておりますので、現代社会学部の演習でゼミ発表をする予定の学生や研究所ゼミメンバーは御注意ください。
 25日の公開講座の日に、鈴木君がみてくれるとのことですので、それに期待しています。

今週(6月20日~25日)の講義とゼミの予定

No.21020

 今週の授業とゼミの予定。

  20日(月)Ⅱ講時、同志社女子大学の「京都文化概論」:「鎌倉時代の京都」
  21日(火)Ⅲ講時、京都女子大学「基礎演習Ⅰ」発表:吉田さん「手相占いについて」・ 渡辺さん「リカちゃん人形について 」
       Ⅳ講時「演習Ⅰ」発表:高橋さん「旧金毘羅大芝居について」・茶本さん「温泉について」・水之江さん「漫画の歴史」
  22日(水)Ⅱ講時、立命館大学「日本史特殊講義」:「武家の棟梁の成立」
  23日(木)Ⅱ講時、京都女子大学「日本史特殊講義」:「武士とはどんな存在だったのか」
       15:00~研究所ゼミ 史料講読会
  24日(金)Ⅱ講時、京都橘大学「日本史特殊講義」:「武士とはどんな存在だったのか」
    25日(土))13:00~京都女子大学宗教・文化研究所公開講座
編集:2016/06/20(Mon) 16:19

中二週明けた『吾妻鏡』

No.21021

● 次回の木曜日の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2016年6月23日(木)15:00すぎ頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:配付済みの史料(建暦三年)読んでいこうと思います

 ※木曜日の『吾妻鏡』ですが、いまのところ6/23・30の午後に開催の予定です。

● 木曜日の『吾妻鏡』にご都合がつかない…という方を主な対象に、土曜日にも『吾妻鏡』などいろいろな史料を読む会を企画致します。

 日時:2016年7月16日(土)14:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室(予定)
 内容:とりあえず以前にお配りした治承・寿永内乱期の史料を引き続き読んでいきたいと思います 

 木曜日の『吾妻鏡』講読会は、基礎的な史料読解のニーズにも対応致しますので、初心者の方の参加も歓迎しておりましたが、なにぶん予定は未定の部分も多いです。
 土曜日のほうはもうちょっと踏み込んだ内容を扱っておりまして、必ずしも初心者の方には対応しておりませんのでお気を付けください。

今週(6月13日~18日)の講義とゼミの予定

No.21019

 今週の授業とゼミの予定。

  13日(月)Ⅱ講時、同志社女子大学の「京都文化概論」:「平家政権~鎌倉幕府成立期の京都」
  14日(火)Ⅲ講時、京都女子大学「基礎演習Ⅰ」発表:脇元さん「鉄道会社での女性の活躍」・ 王さん「日中韓テレビドラマの差違 」
       Ⅳ講時「演習Ⅰ」発表:坂上さん「携帯電話の歴史」・玉田さん「ゴルフの歴史」
  15日(水)Ⅱ講時、立命館大学「日本史特殊講義」:「源為義の闘い」
  16日(木)Ⅱ講時、京都女子大学「日本史特殊講義」:「日本中世の老人」
       ★ 研究所ゼミはありません
  17日(金)Ⅱ講時、京都橘大学「日本史特殊講義」:「日本中世の子ども」
    18日(土))Ⅱ講時、立命館大学「日本史特殊講義」:補講

今週(6月6日~11日)の講義とゼミの予定

No.21014

 今週の授業とゼミの予定。

  6日(月)Ⅱ講時、同志社女子大学の「京都文化概論」:「院政・平家政権期の京都」
  7日(火)Ⅲ講時、京都女子大学「基礎演習Ⅰ」発表:吉野さん「」・横内さん「USJについて」。
       Ⅳ講時「演習Ⅰ」発表:宮川さん「ハワイの文化」・安本さん「化粧品の歴史」
  1日(水)Ⅱ講時、立命館大学「日本史特殊講義」:「源氏庶流の北関東進出」
  2日(木)Ⅱ講時、京都女子大学「日本史特殊講義」:「日本中世のこども」。
       15時~研究所ゼミ:『吾妻鏡』講読会
  3日(金)Ⅱ講時、京都橘大学「日本史特殊講義」:「中世社会の可視的身分標識」
編集:2016/06/05(Sun) 23:46

梅雨入り後の『吾妻鏡』

No.21015

● 次回の木曜日の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2016年6月9日(木)15:00すぎ頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:配付済みの史料(建暦三年)読んでいこうと思います

 ※木曜日の『吾妻鏡』ですが、いまのところ6/9・23・30の午後に開催の予定です。

● 木曜日の『吾妻鏡』にご都合がつかない…という方を主な対象に、土曜日にも『吾妻鏡』などいろいろな史料を読む会を企画致します。

 日時:2016年7月16日(土)14:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室(予定)
 内容:とりあえず以前にお配りした治承・寿永内乱期の史料を引き続き読んでいきたいと思います 

 木曜日の『吾妻鏡』講読会は、基礎的な史料読解のニーズにも対応致しますので、初心者の方の参加も歓迎しておりましたが、なにぶん予定は未定の部分も多いです。
 土曜日のほうはもうちょっと踏み込んだ内容を扱っておりまして、必ずしも初心者の方には対応しておりませんのでお気を付けください。

『紫苑』最終号に御高論をお寄せくださった先生方へ

No.21011

 私の専任退職に際して、すばらしい御論攷を御寄稿下さりありがとうございました。
 本誌完成後、さっそく抜刷をお送りしなければならなかったのですが、様々な事情によりその完成が遅くなり、また、作成部数が少なくなってしまいましたことをお詫び申し上げます。
 発送につきましては、私個人からの御礼と退職の御挨拶を添える形で進めたいと考えておりました。ところが、新年度になってから新しい仕事の準備や所用が重なり、延び延びになってしまっておりました。この間、編集を担当してくれた岩田君のもとに、抜刷送付の督促が複数あったことを昨日のゼミで知りました。大変御迷惑をおかけして恐縮に存じております。
 上述のように、抜刷に関しましては、予算措置の見通しを誤った私にすべての責任がございます。督促を頂いた先生方には、急ぎ岩田君から発送して頂けるとのことですが、それ以外の先生方については、早々に直接お渡しできる方は持参し、それ以外の方にも、早くお届けすることを優先して、簡便ながらレターパックなどを利用して発送させていただきたいと存じております。
 ただし、目下、月~金が出講日の上、土日も予定で埋め尽くされている状況で、日々充実しているのですが、郵送作業などに時間と気力を振り向ける余裕が少ないため、暫時御猶予うをいただくことになるかと思います。その点、御寛恕のほどお願い申し上げる次第です。
 定年退職と、その後の状況に関する御挨拶は追って様々な媒体を通して行わせていただきたいと存じております。この間の非礼をお詫び申し上げると共に、今後とも宜しくお願い申し上げる次第です。

 ☆ 鹿児島大学の金井静香先生より、御高論「北政所考」(『史林』99-1)・「浄心院所蔵の鐵樹庵関係史料」(『鹿児島大学法文学部紀要 人文学科論集』81)を御恵送頂きました。
 前者は日本中世の政治史研究に大きなインパクトをもたらす御研究だと思いました。
 金井先生に、あつく御礼を申し上げます。

☆ 今年度、梅花女子大学の専任講師に就任された前田英之先生より、御高論「平重盛と朝廷儀礼」(『梅花女子大学文化表現学部紀要』12)を御恵送頂きました。
 前田先生に、あつく御礼を申し上げます。

6月2日(木)史料講読会の終了時刻について

No.21008

 6月2日(木)は15時から『吾妻鏡』の講読会が予定されていますが、18時30分より共同研究室において、シンポジウム「平和を目指して生きる」の反省会が行われることになったため、18時頃までに終了せざるを得なくなりますので、その旨お含みおき下さい。

今週(5月30日~6月4日)の講義とゼミの予定

No.21005

 今週の授業とゼミの予定。

 30日(月)Ⅱ講時、同志社女子大学の「京都文化概論」:「院政・平家政権期の京都」
 31日(火)Ⅲ講時、京都女子大学「基礎演習Ⅰ」発表:湯葉さん「どうして多くの人がコスプレに偏見を持つのか」・吉岡さん「自撮りの文化」。
       Ⅳ講時「演習Ⅰ」発表:玉田さん「ゴルフの歴史」・山嵜さん「歌舞伎の歴史」
  1日(水)Ⅱ講時、立命館大学「日本史特殊講義」:「前九年合戦・後三年合戦~」
  2日(木)Ⅱ講時、京都女子大学「日本史特殊講義」:「中世における可視的身分標識」。
       15時~研究所ゼミ:『吾妻鏡』講読会
  3日(金)Ⅱ講時、京都橘大学「日本史特殊講義」:「中世人にとっての髪」
  4日(土)14時~研究所ゼミ:『吾妻鏡』講読会

 ☆ 龍谷大学の吉田賢司先生より、御高論「室町幕府による闕所処分手続きの変化」(『龍谷史壇』142)を御恵送頂きました。
 吉田先生に、あつく御礼を申し上げます。