「患者の大学教授」からのお知らせ。

No.19632

 金曜日Ⅱ講時にキャンパスプラザで開講している授業は12月5日は学内行事のために休講させて頂きます。その補講として翌週12日に、講義終了後、京都文化博物館で歴史展示の見学を行います。その際、かつて平安博物館で展示されていた清涼殿の一部を復元したものを見学させていただけるようにお願い致しました。
 キャンパスプラザ科目の受講生以外で、この見学会に参加したい方は野口まで御連絡下さい。

  ところで、本日の朝日新聞朝刊(関西版か京都版か)に「頼政道」の記事が載っていますが、そこに「患者の大学教授」と見えますのは、ほかならぬ私のことです。

☆ 創価大学の坂井孝一先生より、新刊の御高著『曽我物語の史的研究』(吉川弘文館)を御恵送頂きました。
 坂井先生にあつく御礼を申し上げます。
 いよいよ『北条時政』執筆の条件が整ってきたようです。
 ところで、ゼミの関係者で、この坂井先生の御著書の書評を書こうという方はおられませんか?お申し出があれば、本の入手も含めて対応させて頂きます。
編集:2014/11/23(Sun) 10:29

川の流れのような講読会-次回の『吾妻鏡』-

No.19636

 鴨長明は建暦二年(1212)に『方丈記』を執筆したそうですが、そんな長明が『吾妻鏡』にも登場する場面などを読みました。当ゼミも、川の流れのようにいくつも時代は過ぎて開催中です。
 次回のご案内です。

◆次回の木曜日のご案内◆

 日時:2014年11月27日(木)15:00~(予定)…14:00すぎからぼちぼち集まっております。
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:承元五年(建暦元年、1211)十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条
    建暦二年(1212)正月十一日・十九日、二月一日・十四日・十九日・二十八日、三月一日・六日・九日・十六日・二十日、四月六日・八日・十八日、五月七日、六月七日・八日・十五日・二十日・二十二日・二十四日、七月二日・七日・八日・九日、八月十八日・十九日・二十七日、九月二日・十五日・十七日・二十一日、十月十一日・十九日・二十二日、十一月八日・十一日・十三日・二十一日、十二月十一日・二十一日・二十四日・二十九日の各条

 ※11月の木曜日の『吾妻鏡』は27日に、12月は4日・11日・18日に開催予定です。

◆次回の土曜日のご案内◆

 不定期にて土曜日にも『吾妻鏡』の講読会を開催しております。
 国文学を専攻される方が主なメンバーとなりますが、そのほか従来の木曜日開催分にはご都合が合わなかった方もぜひ積極的にご参加いただけましたら幸いです。
 なお、こちらのほうも所属大学や国籍等に関係なく、お気軽にご参加ください(※新たにご参加を希望される方は、野口先生か岩田まで、事前にご連絡をいただけると幸いです)。

 次回は12/13(土)です。今後も、参加者の都合を勘案しながら、月に一回か二回程度のペースで開催していきたいと思います。

 日時:2014年12月13日(土) 13:00~
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:配付済みの史料を随次読んでいきます

 『吾妻鏡』講読会は、基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 観光シーズン真っ盛りの季節に何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

忘れ物の連絡

No.19604

 昨日、18日の基礎演習Ⅱの時間、共同研究室にマフラーの忘れものがありました。私の研究室で預かっていますので、明日(20日)にでも取りに来て下さい。取りに来られない場合は、来週の授業の時間まで保管しておきます。

明日の「基礎演習Ⅱ」と「演習Ⅱ」

No.19584

 昨夜、鳥取の調査旅行から戻って参りました。久しぶりのフィールドワークでしたが、現地に行くことの重要性をあらためて実感して参りました。

 明日(18日)Ⅲ講時「基礎演習Ⅱ」の発表者は小川さんと仲瀬さんです。
小川さんの発表テーマは「「八つ橋」に関すること」。

 同じくⅣ講時「演習Ⅱ」の発表者は辻本さんと中西(由)さんです。
 辻本さんの発表テーマは「《空の上のおもてなし》」(航空業界のおもてなしについて)。
 中西さんの発表テーマは「旅行業界について」。

 ☆ 栃木県立博物館の江田郁夫先生より、御高論「戦国大名那須氏の成立」掲載の図録『近世大名那須氏の成立 資胤・資晴・資景・資重・資弥の軌跡』(大田原氏那須与一伝承館)を御恵送頂きました。
 江田先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 当ゼミ師範代の岩田慎平氏より、『重大事件でたどる歴代天皇125代』(洋泉社MOOK歴史REAL)を御恵送頂きました。岩田君は中世~近世を担当されています。
 岩田君にあつく御礼を申し上げます。
 タイトルにこだわらずに、本文の内容をじっくりお読みになると、中世国家論の中で武士がどのように位置づけられるべきか、あらたな理解が得られることと思います。 

天衣無縫な『吾妻鏡』

No.19543

 じつは11月も半分が過ぎてしまったわけですね。来週は木曜日と土曜日にそれぞれ『吾妻鏡』を読みます。

◆次回の木曜日のご案内◆

 日時:2014年11月20日(木)15:00~(予定)…14:00すぎからぼちぼち集まっております。
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:承元五年(建暦元年、1211)六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条
    建暦二年(1212)正月十一日・十九日、二月一日・十四日・十九日・二十八日、三月一日・六日・九日・十六日・二十日、四月六日・八日・十八日、五月七日、六月七日・八日・十五日・二十日・二十二日・二十四日、七月二日・七日・八日・九日、八月十八日・十九日・二十七日、九月二日・十五日・十七日・二十一日、十月十一日・十九日・二十二日、十一月八日・十一日・十三日・二十一日、十二月十一日・二十一日・二十四日・二十九日の各条

 ※11月の木曜日の『吾妻鏡』は20日・27日に、12月は4日・11日・18日に開催予定です。

◆次回の土曜日のご案内◆

 先月から不定期にて土曜日にも『吾妻鏡』の講読会を開催しております。
 国文学を専攻される方が主なメンバーとなりますが、そのほか従来の木曜日開催分にはご都合が合わなかった方もぜひ積極的にご参加いただけましたら幸いです。
 なお、こちらのほうも所属大学や国籍等に関係なく、お気軽にご参加ください(※新たにご参加を希望される方は、野口先生か岩田まで、事前にご連絡をいただけると幸いです)。

 次回は11/22(土)ですが、開始時間が異なりますのでご注意ください(13:00~です)。
 今後も、参加者の都合を勘案しながら、月に一回か二回程度のペースで開催していきたいと思います。

 日時:2014年11月22日(土) 13:00~
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:配付済みの史料を随次読んでいきます

 『吾妻鏡』講読会は、基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 紅葉も色づきつつある季節に何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

  割り切れて、切り替えの出来る心がほしい

No.19518

 今週は会議続きの上、週末は畿外に出かけますので連投です。そんなときなのに寒気がして頭が痛い。どうやら風邪の徴候のようです。寒くなったのとストレスが原因だと思います。まったくの虚弱体質。外見は肥え太ったオヤジだというのに・・・。
 みなさんも、どうぞお気をつけ下さい。
 
 このところ、懸念することもあり、また、まとまった時間がとれないので原稿の執筆が停滞してしまっています。こんな時でも、しっかりとした論をなしたものが書けるような精神力と才能をもつ人間こそがほんものの研究者なのだろうと思います。

☆ 来月、小山市のシンポジウムで御一緒させて頂ける荒川善夫先生より、御高論「戦国・豊臣期の宇都宮国綱と合戦」(市村高男編著『中世宇都宮氏の世界』彩流社)・「元号「建武」の呼称-「けんむ」と「けんふ」-」(『栃木県立文書館研究紀要』18)を御恵送頂きました。
 荒川先生に、あつく御礼を申し上げます。
 たしかに、年号の訓みは迷うことが多くあります。

 明日の基礎演習Ⅱと演習Ⅱ

No.19491

 明日(11日)Ⅲ講時「基礎演習Ⅱ」の発表は、片桐さんの「京都の町家開発」と植田さんの「鳥獣戯画~日本最古の漫画~」。

 Ⅳ講時「演習Ⅱ」の発表は、丹野さんの「ファストファッションとハイブランドについて」

 2回生の個人面接(全員ではありません)も予定どおり行います。連続して設定してありますので、時間厳守で!

何処に行ってもマイノリティ。

No.19460

 朝日新聞7日付朝刊教育欄の「高校日本史必修7割が否定的」という見出しに驚愕。

 大学は「娑婆」の常識・価値観・規範・習慣をそのまま通用させるべきところではないと考えるのですが、近年は、そうではない方向にドンドン進んでいて、それをいぶかしく思う人も極めて少数になってきている。
 そのうえ、こんな報道がなされると、本当に私は居場所を失ってしまいます。

 「高校教員や大学研究者にアンケートした結果」とありますが、私のところはもとより、私の周囲でそんなアンケートをうけとったという話は聞いたことがありません。「本当かよ?」というのが偽らざるところ。
 なにはともあれ、寂しいばかりです。

 ☆ 菱沼一憲先生より、御高論「生業と合戦-大和国平野殿荘の松茸山をめぐって-」(高橋典幸編『生活文化の歴史学5 戦争と平和』竹林舎)を御恵送頂きました。
 菱沼先生に、あつくお礼を申し上げます。
編集:2014/11/08(Sat) 00:07

向冬の候の『吾妻鏡』

No.19478

 体調を崩しておられる方も多いようですが、皆さま方におかれましてはご自愛いただきますようお祈り申し上げます。
 次回の『吾妻鏡』のご案内です。

◆次回の木曜日のご案内◆

 日時:2014年11月13日(木)15:00~(予定)…14:00すぎからぼちぼち集まっております。
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:承元四年(1210)十二月五日・二十一日の各条
    承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条
    建暦二年(1212)正月十一日・十九日、二月一日・十四日・十九日・二十八日、三月一日・六日・九日・十六日・二十日、四月六日・八日・十八日、五月七日、六月七日・八日・十五日・二十日・二十二日・二十四日、七月二日・七日・八日・九日、八月十八日・十九日・二十七日、九月二日・十五日・十七日・二十一日、十月十一日・十九日・二十二日、十一月八日・十一日・十三日・二十一日、十二月十一日・二十一日・二十四日・二十九日の各条

 ※11月の木曜日の『吾妻鏡』は13日・20日・27日に、12月は4日・11日・18日に開催予定です。

◆次回の土曜日のご案内◆

 先月から不定期にて土曜日にも『吾妻鏡』の講読会を開催しております。
 国文学を専攻される方が主なメンバーとなりますが、そのほか従来の木曜日開催分にはご都合が合わなかった方もぜひ積極的にご参加いただけましたら幸いです。
 なお、こちらのほうも所属大学や国籍等に関係なく、お気軽にご参加ください(※新たにご参加を希望される方は、野口先生か岩田まで、事前にご連絡をいただけると幸いです)。

 次回は11/22(土)ですが、開始時間が異なりますのでご注意ください(13:00~です)。
 今後も、参加者の都合を勘案しながら、月に一回か二回程度のペースで開催していきたいと思います。

 日時:2014年11月22日(土) 13:00~
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:配付済みの史料を随次読んでいきます

 『吾妻鏡』講読会は、基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 紅葉も色づきつつある季節に何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

「四国の治承・寿永内乱」

No.19445

 本日(6日)は下石君の修論準備報告。
 例によって、始まる前に雑談の時間がありました。精神が解放された気分で調子に乗り、おそらく、また学生諸姉に不快な発言をしてしまったであろうことに後で気がついて反省しております。
 私の人生は、反省と懺悔、そして悔恨の日々が続きます。

 ところで、下石君の研究発表のテーマは「四国の治承・寿永内乱」。
 質疑応答の時間を加えて3時間半の発表会。
 素晴らしい内容でした。
 画期的な研究です。
 論文として公表されるのが楽しみです。
 きちんと中央権力との関係を見据えながら、四国の武士たちの動向を丹念に跡づけた研究。
 一ノ谷合戦から屋島の合戦に至る経過をクリヤーに説明して頂きました。

 帰宅したら、5月に結婚式を挙げた古参メンバーの御夫君から、結婚式と披露宴の写真が届いていました。
 幸せそうなお二人の写真に、こちらまで楽しい気分にさせられます。

「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」というのはウソです。

No.19437

 とてもよい季節なのですが、次から次へと「御用」がもたらされます。
 そんなわけで、今日は大事な研究会にも出席を辞退することに。
 かくなる上は、山中鹿之助になるしかありません。

 さて、明日は下石君による修論の中間報告。私は院生の頃、「坂東」武士団をテーマに掲げておりましたが、下石君は「四国」武士団。武士成立史の研究では、地域的にあまり注目されていなかったところなので、どんな成果が現れるか、実に楽しみです。

 今日は、美川先生にお願いしておいた『冷泉家時雨亭叢書別巻三 翻刻明月記二』が届きました。『明月記』はまだまだ掘り起こしの余地のある史料ですから、ちょっと高いけど購入しました(まだ払っていませんが)。

 ☆ 国立歴史民俗博物館の田中大喜先生より、御高論「家督と惣領」(高橋秀樹編『生活と文化の歴史学4 婚姻と教育』竹林舎)を御恵送頂きました。
 田中先生に、あつく御礼を申し上げます。

 そういえば、私が武士団研究を志した当時は「惣領制」研究の華やかなりし時代でした。

 シンポジウム「中世小山氏の成立と発展」

No.19391

 シンポジウム「中世小山氏の成立と発展」の参加申し込み受付が11月4日から始まります。

【開催日】
 平成26年12月23日(火曜・天皇誕生日)
 午前10時開場、午前10時30分開会、午後4時30分終了予定
【開催場所】
 小山市立文化センター 小ホール(栃木県小山市中央町1-1-1、地下2階)
 ※定員300名(事前申込制)
【プログラム】
10:30 開会
10:40-12:00 基調講演「藤原秀郷から小山氏へ」
  講師:野口実氏(京都女子大学教授)
12:45-13:25 報告1「朝政と小山氏」
  講師:松本一夫氏(栃木県芳賀青年の家所長)
13:25-14:05 報告2「宗政と長沼氏」
  講師:江田郁夫氏(栃木県立博物館学芸部長)
14:15-14:55 報告3「朝光と結城氏」
  講師:荒川善夫氏(栃木県立文書館古文書専門員)
14:55-15:35 報告4「紀伊半島の小山氏」
  講師:高橋修氏(茨城大学教授)
15:50-16:30 討論「中世小山氏の成立と発展」
  パネリスト:野口実氏、松本一夫氏、江田郁夫氏、荒川善夫氏、高橋修氏
  コーディネーター:鍛代敏雄氏(國學院大學栃木短期大学教授)
16:30 閉会
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申し込みなど詳細は↓をごらん下さい。
     https://www.city.oyama.tochigi.jp/kanko/event/sympo_chuseioyama1.html